JP3142439B2 - チェーンソー - Google Patents
チェーンソーInfo
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- JP3142439B2 JP3142439B2 JP06117029A JP11702994A JP3142439B2 JP 3142439 B2 JP3142439 B2 JP 3142439B2 JP 06117029 A JP06117029 A JP 06117029A JP 11702994 A JP11702994 A JP 11702994A JP 3142439 B2 JP3142439 B2 JP 3142439B2
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- Japan
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- chain
- guide bar
- saw
- movable member
- chain tensioner
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27B—SAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
- B27B17/00—Chain saws; Equipment therefor
- B27B17/14—Arrangements for stretching the chain saw
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Sawing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、木材の伐採や切断等に
使用されるチェーンソーに関し、特に、ソーチェーンの
テンションを自動的に調整可能なチェーンテンショナー
を備えたチェーンソーに関する。
使用されるチェーンソーに関し、特に、ソーチェーンの
テンションを自動的に調整可能なチェーンテンショナー
を備えたチェーンソーに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、チェーンソーを長期間使用する
と、ソーチェーンの連結部が摩耗する等して伸び、ソー
チェーンに緩みが生じてスプロッケットから外れる場合
があり、ソーチェーンを時々張り直すことが必要であ
る。また、ソーチェーンの交換時に、ガイドバーにソー
チェーンを装着した後、ソーチェーンの張りを調節する
ことが必要である。
と、ソーチェーンの連結部が摩耗する等して伸び、ソー
チェーンに緩みが生じてスプロッケットから外れる場合
があり、ソーチェーンを時々張り直すことが必要であ
る。また、ソーチェーンの交換時に、ガイドバーにソー
チェーンを装着した後、ソーチェーンの張りを調節する
ことが必要である。
【０００３】例えば、実開昭６１−９３２０１号公報等
により、チェーンソーにチェーンテンショナーを設ける
ことが知られている。図４〜６はそのような従来のチェ
ーンテンショナーを備えたチェーンソーを模式的に示す
ものである。図４は従来のチェーンソーの左側面図、図
５は図４のV-V 矢視断面図、図６は図４のVI-VI 矢視断
面図である。
により、チェーンソーにチェーンテンショナーを設ける
ことが知られている。図４〜６はそのような従来のチェ
ーンテンショナーを備えたチェーンソーを模式的に示す
ものである。図４は従来のチェーンソーの左側面図、図
５は図４のV-V 矢視断面図、図６は図４のVI-VI 矢視断
面図である。
【０００４】従来例のチェーンソー１は、図４に示すよ
うに、ガイドバー２及びスプロッケット３の周囲に無端
状のソーチェーン４が巻回され、前記スプロケット３が
図示しないモータ等の原動機によって駆動せしめられる
と、前記ソーチェーン４が前記ガイドバー２に沿って摺
走行するように構成されている。図６に示すように、該
ガイドバー２はチェーンソー本体側の取付座５とスプロ
ケットガード６間に挟持されるとともに、スタッドボル
ト７及びナット７ａによって緊締固着されている。ま
た、前記ガイドバー２には、前記スタッドボルト７が挿
通せしめられる前記ガイドバー２の長手方向に沿った長
孔８が形成されている（図４参照）。
うに、ガイドバー２及びスプロッケット３の周囲に無端
状のソーチェーン４が巻回され、前記スプロケット３が
図示しないモータ等の原動機によって駆動せしめられる
と、前記ソーチェーン４が前記ガイドバー２に沿って摺
走行するように構成されている。図６に示すように、該
ガイドバー２はチェーンソー本体側の取付座５とスプロ
ケットガード６間に挟持されるとともに、スタッドボル
ト７及びナット７ａによって緊締固着されている。ま
た、前記ガイドバー２には、前記スタッドボルト７が挿
通せしめられる前記ガイドバー２の長手方向に沿った長
孔８が形成されている（図４参照）。
【０００５】そして、チェーンテンショナーは、図６に
示すように、ロッド部材１２とスプリング１３とから構
成されている。前記ロッド部材１２は、円柱状または角
柱状の部材の一端を直角に折曲げ、さらに、その先端に
突起１２ａを形成してなるロッド１２ｂと、該ロッド１
２ｂの他端に形成された鍔部１２ｃとから構成されてい
る。そして、前記ロッド１２ｂが、前記スプロケットガ
ード６に形成された孔内に摺動自在に嵌入され、かつ矢
印Ｙで示したチェーン張り方向に沿って配置されるとと
もに、前記突起１２ａが前記ガイドバー２に形成された
孔２ａ内に挿入されている。また、前記スプロケットガ
ード６の前端面６ａと前記ロッド部材１２の鍔部１２ｃ
との間にコイルスプリング１３が介挿されている。
示すように、ロッド部材１２とスプリング１３とから構
成されている。前記ロッド部材１２は、円柱状または角
柱状の部材の一端を直角に折曲げ、さらに、その先端に
突起１２ａを形成してなるロッド１２ｂと、該ロッド１
２ｂの他端に形成された鍔部１２ｃとから構成されてい
る。そして、前記ロッド１２ｂが、前記スプロケットガ
ード６に形成された孔内に摺動自在に嵌入され、かつ矢
印Ｙで示したチェーン張り方向に沿って配置されるとと
もに、前記突起１２ａが前記ガイドバー２に形成された
孔２ａ内に挿入されている。また、前記スプロケットガ
ード６の前端面６ａと前記ロッド部材１２の鍔部１２ｃ
との間にコイルスプリング１３が介挿されている。
【０００６】このような構成により、前記ロッド部材１
２は、前記コイルスプリング１３の付勢力によって常時
チェーン張り方向（矢印Ｙ方向）へ付勢されており、し
たがって、前記ガイドバー２もチェーン張り方向へ付勢
されている。しかし、前記スタッドボルト７がナット７
ａで締付けられている時は、該ナット７ａの締付力によ
って前記ガイドバー２は適正チェーン張り位置に固定さ
れており、移動することはない。次に、前記ソーチェー
ン４を張り直す場合は、前記ナット７ａを一旦緩め、次
いで再び締付ける。前記ナット７ａを緩めると、前記ス
プリング１３の付勢力により前記ガイドバー２が張り方
向Ｙへ移動し、前記ソーチェーン４が張り直される。こ
の場合、前記ソーチェーン４の張り具合は前記コイルス
プリング１３の付勢力によって決定され、したがって、
該コイルスプリング１３のバネ定数を適切に定めておけ
ば、前記ソーチェーン４を常に適切な張り具合で張るこ
とができる。そして、再び前記ナット７ａを締付けれ
ば、前記ガイドバー２が再び適正チェーン張り位置で固
定される。
２は、前記コイルスプリング１３の付勢力によって常時
チェーン張り方向（矢印Ｙ方向）へ付勢されており、し
たがって、前記ガイドバー２もチェーン張り方向へ付勢
されている。しかし、前記スタッドボルト７がナット７
ａで締付けられている時は、該ナット７ａの締付力によ
って前記ガイドバー２は適正チェーン張り位置に固定さ
れており、移動することはない。次に、前記ソーチェー
ン４を張り直す場合は、前記ナット７ａを一旦緩め、次
いで再び締付ける。前記ナット７ａを緩めると、前記ス
プリング１３の付勢力により前記ガイドバー２が張り方
向Ｙへ移動し、前記ソーチェーン４が張り直される。こ
の場合、前記ソーチェーン４の張り具合は前記コイルス
プリング１３の付勢力によって決定され、したがって、
該コイルスプリング１３のバネ定数を適切に定めておけ
ば、前記ソーチェーン４を常に適切な張り具合で張るこ
とができる。そして、再び前記ナット７ａを締付けれ
ば、前記ガイドバー２が再び適正チェーン張り位置で固
定される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前記の如き従来のチェ
ーンソーにおいては、チェーンテンショナーをチェーン
ソーに組込む場合に、ロッド部材を支持する部材もない
ことから安定した固定が得られないという問題点があっ
た。さらに、コイルスプリングが外部に露出しているた
めに損傷しやすく、鋸断屑等がこびり付いて動きが悪く
なる等の問題点があった。
ーンソーにおいては、チェーンテンショナーをチェーン
ソーに組込む場合に、ロッド部材を支持する部材もない
ことから安定した固定が得られないという問題点があっ
た。さらに、コイルスプリングが外部に露出しているた
めに損傷しやすく、鋸断屑等がこびり付いて動きが悪く
なる等の問題点があった。
【０００８】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、特に、チェーンテンショ
ナーを容易に機体に組込むことができるとともに、チェ
ーンテンショナーの支持安定性及び耐久性を向上させる
ことができる、チェーンソーを提供することである。
たものであって、その目的は、特に、チェーンテンショ
ナーを容易に機体に組込むことができるとともに、チェ
ーンテンショナーの支持安定性及び耐久性を向上させる
ことができる、チェーンソーを提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係わるチェーンソーは、チェンソー本体
と、該チェンソー本体の動力部を施蓋するスプロケット
ガードと、該スプロケットガードと前記チェンソー本体
の間に挟持せしめられ、無端状のソーチェーンが外周部
に巻回せしめられたガイドバーと、該ガイドバーをその
長手方向に沿って移動可能に係止し、前記ソーチェーン
を張り方向に緊張せしめるチェーンテンショナーを備え
たチェーンソーにおいて、前記チェーンテンショナー
は、前記ガイドバーを挟持する取付座部に長手方向位置
不変に配設された案内部材と、該案内部材に相対移動可
能に取付られるとともに、前記ガイドバーをその長手方
向に移動可能にせしめる前記スプロケットガードから前
方に突出した操作部を備えた可動部材と、該可動部材を
前記ガイドバーの先端方向に付勢するコイルばねと、を
前記取付座部内に備えたことを特徴としている。
く、本発明に係わるチェーンソーは、チェンソー本体
と、該チェンソー本体の動力部を施蓋するスプロケット
ガードと、該スプロケットガードと前記チェンソー本体
の間に挟持せしめられ、無端状のソーチェーンが外周部
に巻回せしめられたガイドバーと、該ガイドバーをその
長手方向に沿って移動可能に係止し、前記ソーチェーン
を張り方向に緊張せしめるチェーンテンショナーを備え
たチェーンソーにおいて、前記チェーンテンショナー
は、前記ガイドバーを挟持する取付座部に長手方向位置
不変に配設された案内部材と、該案内部材に相対移動可
能に取付られるとともに、前記ガイドバーをその長手方
向に移動可能にせしめる前記スプロケットガードから前
方に突出した操作部を備えた可動部材と、該可動部材を
前記ガイドバーの先端方向に付勢するコイルばねと、を
前記取付座部内に備えたことを特徴としている。
【００１０】そして、本発明の好適な具体例としては、
前記案内部材は軸部を設けるとともに、前記可動部材は
前記軸部が挿入されて摺動可能な筒状部を設けてなり、
さらに、前記可動部材は、前記取付座部に形成されたチ
ェーンテンショナー取付溝部に嵌合せしめられ、該チェ
ーンテンショナー取付溝部に対して前記筒状部の軸芯回
りの回動を不能ならしめる側面形状を有する鍔部を備え
たことを特徴とするものが挙げられ、さらに、前記鍔部
は、前記ガイドバーの孔に係合せしめられる突起部を備
えたことを特徴とするものが好ましい。
前記案内部材は軸部を設けるとともに、前記可動部材は
前記軸部が挿入されて摺動可能な筒状部を設けてなり、
さらに、前記可動部材は、前記取付座部に形成されたチ
ェーンテンショナー取付溝部に嵌合せしめられ、該チェ
ーンテンショナー取付溝部に対して前記筒状部の軸芯回
りの回動を不能ならしめる側面形状を有する鍔部を備え
たことを特徴とするものが挙げられ、さらに、前記鍔部
は、前記ガイドバーの孔に係合せしめられる突起部を備
えたことを特徴とするものが好ましい。
【００１１】
【作 用】前述の如く構成された本発明に係わるチェー
ンソーにおいては、手動等によりチェーンテンショナー
の可動部材を操作すると、該可動部材の筒状部は案内部
材の軸部に外嵌し、かつ、可動部材がチェーンテンショ
ナー取付溝部内をガイドされて、コイルばねの付勢力に
抗してソーチェーンの張りを弛緩させる方向にガイドバ
ーが移動する。この状態で、ソーチェーンをガイドバー
に装着し、可動部材の押圧力を解除すると、ガイドバー
はコイルばねの付勢力によりソーチェーンの張りを緊張
させる方向に移動し、自動的にソーチェーンの張りを適
正値に調整することができる。このようにして、ソーチ
ェーンをガイドバーに容易に取付けたり、張りを調整す
ることができる。
ンソーにおいては、手動等によりチェーンテンショナー
の可動部材を操作すると、該可動部材の筒状部は案内部
材の軸部に外嵌し、かつ、可動部材がチェーンテンショ
ナー取付溝部内をガイドされて、コイルばねの付勢力に
抗してソーチェーンの張りを弛緩させる方向にガイドバ
ーが移動する。この状態で、ソーチェーンをガイドバー
に装着し、可動部材の押圧力を解除すると、ガイドバー
はコイルばねの付勢力によりソーチェーンの張りを緊張
させる方向に移動し、自動的にソーチェーンの張りを適
正値に調整することができる。このようにして、ソーチ
ェーンをガイドバーに容易に取付けたり、張りを調整す
ることができる。
【００１２】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例を説明す
る。図１は本発明に係わる一実施例チェーンソーの要部
分解斜視図、図２は要部拡大正面図、図３は図２のIII-
III 矢視断面図である。図示例のチェーンソー１０は、
チェーンソー本体２０と、その周囲に無端状のソーチェ
ーン４２が走行可能に巻回せしめられるガイドバー４４
と、該ガイドバー４４の基端部及び前記チェーンソー本
体２０のスプロケット（図示略）等の動力部を覆うよう
に前記チェーンソー本体２０に取付けられるスプロケッ
トガード３０と、該スプロケットガード３０の前端部に
形成されたチェーンテンショナー取付座部３１に設けら
れ、前記ソーチェーン４２のテンションを自動的に調整
できるチェーンテンショナー１００と、前記取付座部３
１にビス５１により固定せしめられるカバープレート５
０とからなる。
る。図１は本発明に係わる一実施例チェーンソーの要部
分解斜視図、図２は要部拡大正面図、図３は図２のIII-
III 矢視断面図である。図示例のチェーンソー１０は、
チェーンソー本体２０と、その周囲に無端状のソーチェ
ーン４２が走行可能に巻回せしめられるガイドバー４４
と、該ガイドバー４４の基端部及び前記チェーンソー本
体２０のスプロケット（図示略）等の動力部を覆うよう
に前記チェーンソー本体２０に取付けられるスプロケッ
トガード３０と、該スプロケットガード３０の前端部に
形成されたチェーンテンショナー取付座部３１に設けら
れ、前記ソーチェーン４２のテンションを自動的に調整
できるチェーンテンショナー１００と、前記取付座部３
１にビス５１により固定せしめられるカバープレート５
０とからなる。
【００１３】前記チェーンテンショナー１００は、前記
スプロケットガード３０の前記取付座部３１にその長手
方向位置不変に配設された案内部材１１０と、該案内部
材１１０に対して摺動自在に設けられるとともに前記ガ
イドバー４４を前後方向に移動可能にせしめる可動部材
１２０と、該可動部材１２０を前方（図２では左方向）
に付勢するコイルばね４０とを備えている。また、前記
スプロケットガード３０の前記取付座部３１の下端部に
は、その前後端縁部に略半円状の切り欠きを有する前部
及び後部壁３１ａ、３１ｂが形成され、それらの間に前
後水平方向に延びた例えば矩形状のチェーンテンショナ
ー取付溝部３２が形成されている。
スプロケットガード３０の前記取付座部３１にその長手
方向位置不変に配設された案内部材１１０と、該案内部
材１１０に対して摺動自在に設けられるとともに前記ガ
イドバー４４を前後方向に移動可能にせしめる可動部材
１２０と、該可動部材１２０を前方（図２では左方向）
に付勢するコイルばね４０とを備えている。また、前記
スプロケットガード３０の前記取付座部３１の下端部に
は、その前後端縁部に略半円状の切り欠きを有する前部
及び後部壁３１ａ、３１ｂが形成され、それらの間に前
後水平方向に延びた例えば矩形状のチェーンテンショナ
ー取付溝部３２が形成されている。
【００１４】そして、前記案内部材１１０は、軸部１１
１と、該軸部１１１の一端部に前記後部壁３１ｂの板厚
分だけ離間して一体形成された鍔部１１２、１１３とか
らなり、該鍔部１１２、１１３が前記後部壁３１ｂを両
側から挟持するようにして前記取付座部３１にその長手
方向位置不変に固定、すなわち、軸線方向に移動しない
ように係合されている。
１と、該軸部１１１の一端部に前記後部壁３１ｂの板厚
分だけ離間して一体形成された鍔部１１２、１１３とか
らなり、該鍔部１１２、１１３が前記後部壁３１ｂを両
側から挟持するようにして前記取付座部３１にその長手
方向位置不変に固定、すなわち、軸線方向に移動しない
ように係合されている。
【００１５】一方、前記可動部材１２０は、前記案内部
材１１０の前記軸部１１１の円柱状の他端部が挿脱自在
な中空部１２１ａが形成された円筒状の筒状部１２１
と、前記チェーンテンショナー取付溝部３２の断面形状
と同一の側面形状を有し、前記筒状部１２１の一端部に
一体形成された鍔部１２３と、前記筒状部１２１の前記
スプロケットガード３０から前方へ突出した他端部に一
体形成された鍔状の操作部１２２とからなり、前記鍔部
１２３には前記チェーンソー本体２０側に突出する一体
形成された突起部１２３ａが設けられている。
材１１０の前記軸部１１１の円柱状の他端部が挿脱自在
な中空部１２１ａが形成された円筒状の筒状部１２１
と、前記チェーンテンショナー取付溝部３２の断面形状
と同一の側面形状を有し、前記筒状部１２１の一端部に
一体形成された鍔部１２３と、前記筒状部１２１の前記
スプロケットガード３０から前方へ突出した他端部に一
体形成された鍔状の操作部１２２とからなり、前記鍔部
１２３には前記チェーンソー本体２０側に突出する一体
形成された突起部１２３ａが設けられている。
【００１６】このように構成されたチェーンテンショナ
ー１００は、図２及び３に示すように、前記案内部材１
１０の鍔部１１２と前記可動部材１２０の鍔部１２３と
の間に前記コイルばね４０が挟装せしめられるととも
に、前記案内部材１１０の前記軸部１１１が前記可動部
材１２０の前記筒状部１２１に形成された前記中空部１
２１ａに入れ子式に挿入された状態で、前記取付座部３
１のチェーンテンショナー取付溝部３２内に格納されて
いる。このように、前記案内部材１１０が前記取付座部
３１内に保持されているので、前記可動部材１２０は、
前記操作部１２２を前方（図２の左側方）から押圧した
場合、前記案内部材１１０側の前記軸部１１１に案内さ
れながら後方（右側）へ移動することになる。また、前
記可動部材１２０の鍔部１２３の側面形状が前記チェー
ンテンショナー取付溝部３２の矩形状の断面形状と同一
形状に形成されているので、前記チェーンテンショナー
１００は位置決めが容易で、かつ、ぐらつかず確実に前
記取付座部３１内に取付けることができ、したがって、
前記可動部材１２０の鍔部１２３に一体形成された前記
突起部１２３ａの突出方向を容易に定めることができ
る。
ー１００は、図２及び３に示すように、前記案内部材１
１０の鍔部１１２と前記可動部材１２０の鍔部１２３と
の間に前記コイルばね４０が挟装せしめられるととも
に、前記案内部材１１０の前記軸部１１１が前記可動部
材１２０の前記筒状部１２１に形成された前記中空部１
２１ａに入れ子式に挿入された状態で、前記取付座部３
１のチェーンテンショナー取付溝部３２内に格納されて
いる。このように、前記案内部材１１０が前記取付座部
３１内に保持されているので、前記可動部材１２０は、
前記操作部１２２を前方（図２の左側方）から押圧した
場合、前記案内部材１１０側の前記軸部１１１に案内さ
れながら後方（右側）へ移動することになる。また、前
記可動部材１２０の鍔部１２３の側面形状が前記チェー
ンテンショナー取付溝部３２の矩形状の断面形状と同一
形状に形成されているので、前記チェーンテンショナー
１００は位置決めが容易で、かつ、ぐらつかず確実に前
記取付座部３１内に取付けることができ、したがって、
前記可動部材１２０の鍔部１２３に一体形成された前記
突起部１２３ａの突出方向を容易に定めることができ
る。
【００１７】前記チェーンテンショナー取付溝部３２に
取付けられた前記チェーンテンショナー１００を覆うよ
うに、前記カバープレート５０が前記ビス５１により前
記取付座部３１に固定され、前記チェーンテンショナー
１００の構成部材のすべてが、前記チェーンテンショナ
ー取付溝部３２内に密封状に収容される。その際、前記
可動部１２０の前記鍔部１２３に形成された突起部１２
３ａは、前記カバープレート５０の下端部に形成された
長孔５２に挿通せしめられ、前記ガイドバー４４の基端
部に形成された孔４５に係止される。
取付けられた前記チェーンテンショナー１００を覆うよ
うに、前記カバープレート５０が前記ビス５１により前
記取付座部３１に固定され、前記チェーンテンショナー
１００の構成部材のすべてが、前記チェーンテンショナ
ー取付溝部３２内に密封状に収容される。その際、前記
可動部１２０の前記鍔部１２３に形成された突起部１２
３ａは、前記カバープレート５０の下端部に形成された
長孔５２に挿通せしめられ、前記ガイドバー４４の基端
部に形成された孔４５に係止される。
【００１８】前記ガイドバー４４には前記チェーンソー
本体２０に前後水平方向に離間して設けられた二本のス
タッドボルト２２、２２が挿通する長孔４７が形成され
るとともに、前記カバープレート５０にも前記スタッド
ボルト２２、２２が挿通する孔５４、５４が設けられて
いる。また、前記取付座部３１には、前記ガイドバー４
４の前記長孔４７、及び前記カバープレート５０の前記
孔５４、５４を挿通した前記スタッドボルト２２、２２
を挿通する孔３３、３３が設けられている。このように
して、前記ガイドバー４４は、図示しない締付ナットを
用いて前記チェーンソー本体２０と前記スプロケットガ
ード３０との間に挟持固定されている。
本体２０に前後水平方向に離間して設けられた二本のス
タッドボルト２２、２２が挿通する長孔４７が形成され
るとともに、前記カバープレート５０にも前記スタッド
ボルト２２、２２が挿通する孔５４、５４が設けられて
いる。また、前記取付座部３１には、前記ガイドバー４
４の前記長孔４７、及び前記カバープレート５０の前記
孔５４、５４を挿通した前記スタッドボルト２２、２２
を挿通する孔３３、３３が設けられている。このように
して、前記ガイドバー４４は、図示しない締付ナットを
用いて前記チェーンソー本体２０と前記スプロケットガ
ード３０との間に挟持固定されている。
【００１９】次に、このように構成された本発明の一実
施例のチェーンソーの作用について説明する。先ず、作
業者が手の指で図２の矢印方向（後方）に前記操作部１
２２を押圧すると、前記可動部材１２０の前記筒状部１
２１の前記中空部１２１ａは、前記案内部材１１０の前
記軸部１１１を外嵌し、かつ、前記可動部材１２０の鍔
部１２３が前記チェーンテンショナー取付溝部３２内を
ガイドされて、前記コイルばね４０の付勢力に抗して図
の右方向へ移動する（図２仮想線で示す）。このとき、
前記可動部１２０の後端部に形成された前記鍔部１２３
の前記突起部１２３ａが前記カバープレート５０の前記
長孔５２内を後方に摺動し、前記ガイドバー４４を後方
（図示しないスプロケット側）に押すことができる。そ
して、前記操作部１２２を押圧したままの状態で、もう
一方の手でソーチェーン４２を前記ガイドバー４４の周
囲に巻回せしめた後、前記操作部１２２から指を離す
と、該操作部１２２は前記コイルばね４０の付勢力によ
り前方に戻る。このとき、前記可動部材１２０の鍔部１
２３の前記突起部１２３ａが前記カバープレート５０の
前記長孔５２内を前方に摺動し、前記ガイドバー４４を
前方（図示しないスプロケットの反対側）に押すので、
前記ソーチェーン４２は自動的に緊張する。このように
して、前記ソーチェーン４２を前記ガイドバー４４に容
易に取付けることができる。一方、前記ソーチェーン４
２を取り外す場合には、前記スタッドボルト２２、２２
の締付ナットを緩め、前記操作部１２２を押圧して前記
ソーチェーン４２を弛緩させればよい。なお、前記コイ
ルばね４０のばね定数を適当に設定しておけば、前記ソ
ーチェーン４２には所定の緊張力が与えられることは言
うまでもない。
施例のチェーンソーの作用について説明する。先ず、作
業者が手の指で図２の矢印方向（後方）に前記操作部１
２２を押圧すると、前記可動部材１２０の前記筒状部１
２１の前記中空部１２１ａは、前記案内部材１１０の前
記軸部１１１を外嵌し、かつ、前記可動部材１２０の鍔
部１２３が前記チェーンテンショナー取付溝部３２内を
ガイドされて、前記コイルばね４０の付勢力に抗して図
の右方向へ移動する（図２仮想線で示す）。このとき、
前記可動部１２０の後端部に形成された前記鍔部１２３
の前記突起部１２３ａが前記カバープレート５０の前記
長孔５２内を後方に摺動し、前記ガイドバー４４を後方
（図示しないスプロケット側）に押すことができる。そ
して、前記操作部１２２を押圧したままの状態で、もう
一方の手でソーチェーン４２を前記ガイドバー４４の周
囲に巻回せしめた後、前記操作部１２２から指を離す
と、該操作部１２２は前記コイルばね４０の付勢力によ
り前方に戻る。このとき、前記可動部材１２０の鍔部１
２３の前記突起部１２３ａが前記カバープレート５０の
前記長孔５２内を前方に摺動し、前記ガイドバー４４を
前方（図示しないスプロケットの反対側）に押すので、
前記ソーチェーン４２は自動的に緊張する。このように
して、前記ソーチェーン４２を前記ガイドバー４４に容
易に取付けることができる。一方、前記ソーチェーン４
２を取り外す場合には、前記スタッドボルト２２、２２
の締付ナットを緩め、前記操作部１２２を押圧して前記
ソーチェーン４２を弛緩させればよい。なお、前記コイ
ルばね４０のばね定数を適当に設定しておけば、前記ソ
ーチェーン４２には所定の緊張力が与えられることは言
うまでもない。
【００２０】このように、前記チェーンテンショナー１
００を、前記スプロケットガード３０の前記取付座部３
１に固定される前記案内部材１１０と、前記ガイドバー
４４を前後方向に移動可能にせしめる可動部材１２０と
に分割して構成し、かつ、前記可動部材１２０を前記ガ
イドバー４４の先端方向に付勢するように前記コイルば
ね４０を介装するとともに、前記可動部１２０に前記取
付座部３１に形成された矩形状のチェーンテンショナー
取付溝部３２の横断面形状に沿った形状を備えた前記鍔
部１２３を一体的に形成したことにより、簡単な操作で
前記ソーチェーン４２の着脱を行うことができるととも
に、前記ソーチェーン４２のテンション調整を自動的に
行うことができる。また、前記チェーンテンショナー１
００の位置決めが容易で、かつ、確実に前記取付座部３
１内に取付けることができ、しかも、支持安定性及び耐
久性をも向上させることができる。
００を、前記スプロケットガード３０の前記取付座部３
１に固定される前記案内部材１１０と、前記ガイドバー
４４を前後方向に移動可能にせしめる可動部材１２０と
に分割して構成し、かつ、前記可動部材１２０を前記ガ
イドバー４４の先端方向に付勢するように前記コイルば
ね４０を介装するとともに、前記可動部１２０に前記取
付座部３１に形成された矩形状のチェーンテンショナー
取付溝部３２の横断面形状に沿った形状を備えた前記鍔
部１２３を一体的に形成したことにより、簡単な操作で
前記ソーチェーン４２の着脱を行うことができるととも
に、前記ソーチェーン４２のテンション調整を自動的に
行うことができる。また、前記チェーンテンショナー１
００の位置決めが容易で、かつ、確実に前記取付座部３
１内に取付けることができ、しかも、支持安定性及び耐
久性をも向上させることができる。
【００２１】以上、本発明の一実施例を詳述したが、本
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の
設計変更を行うことができる。たとえば、前記チェーン
テンショナー取付溝部３２の横断面形状、及び前記可動
部材１２０の鍔部１２３の側面形状は矩形状に限らず、
該鍔部１２３がその軸線回りに回動しない形状であれば
どのような形状であってもよい。
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の
設計変更を行うことができる。たとえば、前記チェーン
テンショナー取付溝部３２の横断面形状、及び前記可動
部材１２０の鍔部１２３の側面形状は矩形状に限らず、
該鍔部１２３がその軸線回りに回動しない形状であれば
どのような形状であってもよい。
【００２２】また、前記チェーンテンショナー１００
は、前記チェーンソー本体２０側に取付けてもよく、前
記可動部材１２０の操作部１２２を前記ガイドバー４４
の側面から離間する方向へ向けて斜に配設せしめて、操
作性を一層向上せしめることもできる。
は、前記チェーンソー本体２０側に取付けてもよく、前
記可動部材１２０の操作部１２２を前記ガイドバー４４
の側面から離間する方向へ向けて斜に配設せしめて、操
作性を一層向上せしめることもできる。
【００２３】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、チェーンテンショナーを容易に機体に組込
むことができるとともに、チェーンテンショナーの支持
安定性及び耐久性を向上させることができる。
明によれば、チェーンテンショナーを容易に機体に組込
むことができるとともに、チェーンテンショナーの支持
安定性及び耐久性を向上させることができる。
【図１】本発明の一実施例に係わるチェーンソーの要部
分解斜視図。
分解斜視図。
【図２】図１で示したチェーンソーの要部拡大正面図。
【図３】図２のIII-III 矢視断面図。
【図４】従来のチェーンソーの左側面図。
【図５】図４のV-V 矢視断面図。
【図６】図４のVI-VI 矢視断面図。
２０…チェーンソー本体 ３０…スプロケットガード ３１…取付座部 ３２…チェーンテンショナー取付溝部 ４０…コイルばね ４２…ソーチェーン ４４…ガイドバー ４５…孔 １００…チェーンテンショナー １１０…案内部材 １１１…軸部 １２０…可動部材 １２１…筒状部 １２３…鍔部 １２３ａ…突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 良樹 東京都青梅市末広町１丁目７番地２ 株 式会社 共立内 (56)参考文献 実開 平１−106201（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B27B 17/14
Claims (3)
- 【請求項１】 チェンソー本体（２０）と、該チェンソ
ー本体（２０）の動力部を施蓋するスプロケットガード
（３０）と、該スプロケットガード（３０）と前記チェ
ンソー本体（２０）の間に挟持せしめられ、無端状のソ
ーチェーン（４２）が外周部に巻回せしめられたガイド
バー（４４）と、該ガイドバー（４４）をその長手方向
に沿って移動可能に係止し、前記ソーチェーン（４２）
を張り方向に緊張せしめるチェーンテンショナー（１０
０）を備えたチェーンソーにおいて、 前記チェーンテンショナー（１００）は、前記ガイドバ
ー（４４）を挟持する取付座部（３１）に長手方向位置
不変に配設された案内部材（１１０）と、該案内部材
（１１０）に相対移動可能に取付られるとともに、前記
ガイドバー（４４）をその長手方向に移動可能にせしめ
る前記スプロケットガード（３０）から前方に突出した
操作部（１２２）を備えた可動部材（１２０）と、該可
動部材（１２０）を前記ガイドバー（４４）の先端方向
に付勢するコイルばね（４０）と、を前記取付座部（３
１）内に備えたことを特徴とするチェーンソー。 - 【請求項２】 前記案内部材（１１０）は、軸部（１１
１）を設けるとともに、前記可動部材（１２０）は、前
記軸部（１１１）が挿入されて摺動可能な筒状部（１２
１）を設けてなり、さらに、前記可動部材（１２１）
は、前記取付座部（３１）に形成されたチェーンテンシ
ョナー取付溝部（３２）に嵌合せしめられ、該チェーン
テンショナー取付溝部（３２）に対して前記筒状部（１
２１）の軸芯回りの回動を不能ならしめる側面形状を有
する鍔部（１２３）を備えたことを特徴とする請求項１
に記載のチェーンソー。 - 【請求項３】 前記鍔部（１２３）は、前記ガイドバー
（４４）の孔（４５）に係合せしめられる突起部（１２
３ａ）を備えたことを特徴とする請求項２に記載のチェ
ーンソー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06117029A JP3142439B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | チェーンソー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06117029A JP3142439B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | チェーンソー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07314402A JPH07314402A (ja) | 1995-12-05 |
| JP3142439B2 true JP3142439B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=14701688
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06117029A Expired - Fee Related JP3142439B2 (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | チェーンソー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3142439B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000141306A (ja) | 1998-11-05 | 2000-05-23 | Kioritz Corp | チェーンソーのチェーン張り装置付きガイドバー |
| US7481000B2 (en) | 2005-01-10 | 2009-01-27 | Husqvarna Outdoor Products Inc. | Chainsaw bar adjustment assembly with breakaway adjustment pin |
| FR2912949B1 (fr) * | 2007-02-26 | 2009-04-24 | Pellenc Sa | Scie a chaine munie d'un dispositif de reglage de la tension de la chaine de coupe |
| JP5297290B2 (ja) * | 2009-07-23 | 2013-09-25 | 株式会社やまびこ | チェンソー |
| CN106378828B (zh) * | 2016-11-17 | 2019-06-04 | 舒华勇 | 能够自行调节链条松紧的电链锯 |
| CN106624150A (zh) * | 2017-01-20 | 2017-05-10 | 浙江博大实业有限公司 | 电链锯 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP06117029A patent/JP3142439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07314402A (ja) | 1995-12-05 |
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