JP3142215U - 携帯電話機の着信バイブレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話機の小型・軽量化に有利な着信バイブレータを提案する。
【解決手段】携帯電話機の着信バイブレータ6において、一対の平板状電極31、32の間にパルス状に電圧が印加されると、これらの間の平板状弾性体33が静電吸引力によって弾性変位して押し潰され、電圧が解除されると元の厚さに弾性復帰する。このような平板状弾性体33の弾性変位が短い周期で繰り返されて板状振動体22が全体として振動する。板状振動体22は静電駆動式であり、軽量かつ極薄に製造できる。取り付け場所の設置スペースなどに応じて、曲げる、巻く、折り曲げるなどの加工も簡単である。携帯電話機の小型・軽量化に極めて有効な着信バイブレータが得られる。
【選択図】図3
【解決手段】携帯電話機の着信バイブレータ6において、一対の平板状電極31、32の間にパルス状に電圧が印加されると、これらの間の平板状弾性体33が静電吸引力によって弾性変位して押し潰され、電圧が解除されると元の厚さに弾性復帰する。このような平板状弾性体33の弾性変位が短い周期で繰り返されて板状振動体22が全体として振動する。板状振動体22は静電駆動式であり、軽量かつ極薄に製造できる。取り付け場所の設置スペースなどに応じて、曲げる、巻く、折り曲げるなどの加工も簡単である。携帯電話機の小型・軽量化に極めて有効な着信バイブレータが得られる。
【選択図】図3
Description
本考案は携帯電話機に関し、振動を発生させて着信を使用者に報知するための携帯電話機の着信バイブレータに関する。
携帯電話機には着信報知音の代わりに振動によって着信を知らせるマナーモードなどと呼ばれる機能が備わっている。振動発生手段としては一般に携帯電話機に内蔵された小型の振動モータが用いられている。振動モータは偏心錘を備えたモータ軸を回転させることにより振動を発生するように構成されている。振動モータ内蔵の携帯電話機は、例えば、特許文献1、2に開示されている。
特開2006−224068号公報
特開2006−212608号公報
近年においては、携帯電話機の多機能化、表示画面の大型化などに起因して、携帯電話機の内蔵部品の数が増加する傾向にある。しかしながら、携帯電話機のサイズ、重量を増加させることができないので、各部品の小型化、軽量化が必要である。振動モータについても、その小型化、軽量化が要求されているが、更なる小型・軽量化が困難な状況にある。
本考案の課題は、この点に鑑みて、携帯電話機の小型・軽量化に有効な着信バイブレータを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本考案の携帯電話機の着信バイブレータは、
第1平板状電極および第2平板状電極が絶縁性の平板状弾性体を挟んだ状態で交互に積層された構成の板状振動体と、
直流電源と、
前記直流電源から供給される電圧を前記第1および第2平板状電極の間に所定の形態で印加することにより、前記第1および第2平板状電極の間に断続的に静電吸引力を発生させ、あるいは、前記第1および第2平板状電極の間に静電吸引力および静電反発力を交互に発生させる通電制御回路とを有していることを特徴としている。
第1平板状電極および第2平板状電極が絶縁性の平板状弾性体を挟んだ状態で交互に積層された構成の板状振動体と、
直流電源と、
前記直流電源から供給される電圧を前記第1および第2平板状電極の間に所定の形態で印加することにより、前記第1および第2平板状電極の間に断続的に静電吸引力を発生させ、あるいは、前記第1および第2平板状電極の間に静電吸引力および静電反発力を交互に発生させる通電制御回路とを有していることを特徴としている。
例えば、直流電源から供給される電圧を第1および第2平板状電極の間に所定の周期でパルス状に印加することにより、電極間に静電吸引力を断続的に発生させることができる。また、電圧を第1および第2平板状電極の間に印加し、一方の平板状電極の極性を所定の周期で交互に切り替えることにより、電極間に静電吸引力および静電反発力を交互に発生させることができる。
ここで、板状振動体をコイル状に巻くことによりコイル状振動体を形成することができる。
本考案の携帯電話機の着信バイブレータにおいて、一対の平板状電極の間に、例えばパルス状に電圧が印加される場合には、平板状弾性体は、電圧印加によって電極間に生ずる静電吸引力によって弾性変位して押し潰され、電圧が解除されると元の厚さに弾性復帰する。一方の平板状電極に印加される電圧の極性が交互に正負に切り替わる場合には、双方の平板状電極に異なる極性の電圧が印加されると、これらの間には静電吸引力が発生して平板状弾性体が押し潰され、同一極性の電圧が印加されると、これらの間には静電吸引力が発生して、平板状弾性体が元の厚さに弾性復帰する。このような平板状弾性体の弾性変位が短い周期で繰り返されて、板状振動体、コイル状振動体が全体として振動する。
本考案による着信バイブレータは、静電駆動式の板状振動体から構成されており、軽量かつ極薄に製造することができる。また、必要な振動が得られるように積層することができ、取り付け場所の設置スペースなどに応じて、曲げる、巻く、折り曲げるなどの加工も簡単である。したがって、本考案によれば、携帯電話機の小型・軽量化に極めて有効な着信バイブレータを提供することができる。
以下に、図面を参照して、本考案を適用した携帯電話機の着信バイブレータの一例を説明する。
図1は本考案の実施の形態に係る携帯電話機の構造を模式的に示す説明図である。携帯電話機1は折り畳み式のものであり、操作側ケース2と表示側ケース3が折り畳み可能な状態で連結されている。操作側ケース2には操作部4、マイク5、着信バイブレータ6、直流電源としてバッテリ電源7などが配置されており、表示側ケース3には表示部7a、レシーバ8、リンガ9などが配置されている。
図2は携帯電話機1の制御系を示す機能ブロック図である。携帯電話機1の制御系は、CPU、ROM、RAMを備えた制御部10を中心に構成されており、制御部10には操作部4および表示部7aが接続されている。制御部10は、変復調部11、送受信部12およびアンテナ13を介して外部との間で通信を行う。また、変復調部11および音声処理部14を介してマイク5およびレシーバ8が接続されている。さらに、制御部10には、リンガ9および着信バイブレータ6が接続されている。
アンテナ13を介して受信された受信電波は送受信部12で増幅され、変復調部11で音声信号に復調される。音声信号は音声処理部14を介してレシーバ8に供給され、音声として出力される。また、ユーザの音声はマイク5を介して電気信号に変換され、音声処理部14によって処理された後に、変復調部11で変調信号に変換され、送受信部12を介してアンテナ13から送信される。
制御部10は操作部4を介してマナーモード指令が入力された場合には、着信時に、着信報知音をリンガ9から出力する代わりに、着信バイブレータ6を駆動して振動を発生させることにより、ユーザに着信を報知する。着信バイブレータ6は、制御部10に備わっている通電制御回路21と、板状振動体22と、バッテリ電源7から構成される。
図3は着信バイブレータ6を示す概略構成図である。着信バイブレータ6の板状振動体22は、第1平板状電極31と第2平板状電極32が、平板状弾性体33を挟み、交互に積層された構造をしている。また、板状振動体22の両側面は、それぞれ、平板状弾性体33によって規定されている。第1平板状電極31および第2平板状電極32は、それらの両側に配置されている平板状弾性体33の表面に積層接着されている。
各第1平板状電極31には第1リード線34が接続されており、各第2平板状電極32には第2リード線35が接続されている。これら第1、第2リード線34、35は、通電制御回路21に接続されている。通電制御回路21は、バッテリ電源7から供給される直流電圧を昇圧して、第1、第2平板状電極31、32の間に印加する。
例えば、一定の周期で第1平板状電極31にパルス状電圧Vを印加する。電圧が印加されると、第1、第2平板状電極31、32の間には静電吸引力が発生し、これらの間の平板状弾性体33が押し潰される。電圧の印加が解除されると、平板状弾性体33は元の厚さに弾性復帰する。各平板状弾性体33が圧縮変形および弾性復帰を繰り返すことにより、板状振動体22は全体として一定の周期で振動する。
この代わりに、電圧を第1および第2平板状電極31、32の間に印加し、一方の平板状電極の極性を所定の周期で交互に切り替えてもよい。例えば、第1平板状電極31が正の極性、第2平板状電極32が負の極性となるように電極間に電圧を印加し、第2平板状電極32の極性を一定の周期で正負に交互に切り替える。この結果、電極間には、静電吸引力および静電反発力が交互に発生する。静電吸引力が発生すると各平板状弾性体33が圧縮され、静電反発力が発生すると各平板状弾性体33が元の厚さに弾性復帰する。これによって、板状振動体22は全体として一定の周期で振動する。
ここで、板状振動体22を携帯電話機1の操作側ケース2の内側面に貼り付けておくことができる。板状振動体22をコイル状に巻くことによりコイル状振動体を形成し、これを操作側ケース2の内側面に貼り付けておいてもよい。
1 携帯電話機
2 操作側ケース
3 表示側ケース
4 操作部
5 マイク
6 着信バイブレータ
7 バッテリ電源
7a 表示部
8 レシーバ
9 リンガ
10 制御部
11 変復調部
12 送受信部
13 アンテナ
14 音声処理部
21 通電制御回路
22 板状振動体
31 第1平板状電極
32 第2平板状電極
33 平板状弾性体
34 第1リード線
35 第2リード線
2 操作側ケース
3 表示側ケース
4 操作部
5 マイク
6 着信バイブレータ
7 バッテリ電源
7a 表示部
8 レシーバ
9 リンガ
10 制御部
11 変復調部
12 送受信部
13 アンテナ
14 音声処理部
21 通電制御回路
22 板状振動体
31 第1平板状電極
32 第2平板状電極
33 平板状弾性体
34 第1リード線
35 第2リード線
Claims (3)
- 第1平板状電極および第2平板状電極が絶縁性の平板状弾性体を挟んだ状態で交互に積層された構成の板状振動体と、
直流電源と、
前記直流電源から供給される電圧を前記第1および第2平板状電極の間に所定の形態で印加することにより、前記第1および第2平板状電極の間に断続的に静電吸引力を発生させ、あるいは、前記第1および第2平板状電極の間に静電吸引力および静電反発力を交互に発生させる通電制御回路とを有していることを特徴とする携帯電話機の着信バイブレータ。 - 請求項1に記載の携帯電話機の着信バイブレータにおいて、
前記通電制御回路は、前記第1および第2平板状電極の間に一定の周期でパルス状に電圧を印加することを特徴とする携帯電話機の着信バイブレータ。 - 請求項1に記載の携帯電話機の着信バイブレータにおいて、
前記板状振動体をコイル状に巻くことによりコイル状振動体が形成されていることを特徴とする携帯電話機の着信バイブレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001799U JP3142215U (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 携帯電話機の着信バイブレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001799U JP3142215U (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 携帯電話機の着信バイブレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3142215U true JP3142215U (ja) | 2008-06-05 |
Family
ID=43292235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008001799U Expired - Fee Related JP3142215U (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 携帯電話機の着信バイブレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3142215U (ja) |
-
2008
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