JP3142200U - 買物用バッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】レジカウンターにおいて商品を移し換える先のレジカゴに設置する買物用バッグにおいて、レジカゴへの設置を容易に行なうことができ、かつ、バッグの開口部を閉じた際に紐部材等の部材が邪魔となることがない買物用バッグを提供する。
【解決手段】買物用バッグAは、バッグ本体10と、把手部22、24を有し、バッグ本体10は、袋状部11と、剛性付与部30、40と、着脱部50とを有し、剛性付与部30、40には、プレート部が設けられ、右側面部16と左側面部20の上端には、スリーブ状部16a、20aが形成され、内部にゴム等の弾性部材が設けられている。また、剛性付与部30の内側にはループテープ52が設けられ、剛性付与部40の内側にはフックテープ54が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】買物用バッグAは、バッグ本体10と、把手部22、24を有し、バッグ本体10は、袋状部11と、剛性付与部30、40と、着脱部50とを有し、剛性付与部30、40には、プレート部が設けられ、右側面部16と左側面部20の上端には、スリーブ状部16a、20aが形成され、内部にゴム等の弾性部材が設けられている。また、剛性付与部30の内側にはループテープ52が設けられ、剛性付与部40の内側にはフックテープ54が設けられている。
【選択図】図1
Description
本考案は、買物用バッグに関するものであり、特に、レジカウンターにおいて商品を移し換える先のレジカゴに設置する買物用バッグに関するものである。
従来より、レジカウンターにおいて商品を移し換える先のレジカゴに設置する買物用バッグが存在する。つまり、スーパーマーケット等の店舗において、購入者は店舗に設置してあるレジカゴを持って店舗内を移動し、購入する商品をレジカゴに入れてレジカウンターに向かう。レジカウンターにおいては、店員が他のレジカゴに商品を移し換えながらレジカウンターにおける精算作業を行うが、その際、商品を移し換える先のレジカゴに該買物用バッグを設置しておき、レジカゴ内に設置された買物用バッグに商品を移し換えることにより、別途レジカゴから袋へのさらなる商品の移し換えを必要としないものとすることができる。
このような買物用バッグとして、バッグの上端に巾着状の被覆部材を有するものとして特許文献1に記載の買い物用バッグや、そのような巾着状の被覆部材を有さないものとして特許文献2や特許文献3に記載の手提袋が存在する。
また、特許文献1の構成において、商品を収納した状態でバッグの開口部を閉じるために被覆部材20の先端に紐部材24が設けられており、特許文献2、3の構成においても、袋の上端を紐により袋の開口部を閉じることができるようになっている。
登録実用新案第3065848号公報
意匠登録第1080069号公報
意匠登録第1098675号公報
しかし、特許文献1のように巾着状の被覆部材が設けられている場合には、該被覆部材はバッグ本体の上端から比較的長く形成されていることから、被覆部材をレジカゴの外側に全て広げるのは容易ではない。
また、特許文献2や特許文献3の手提袋のように巾着状の被覆部材を有さない場合においても、袋の上端部分をレジカゴの外側に折り返す作業が面倒であるという問題があった。
特に、上記のようにレジカウンターにおいて使用する買物用バッグは、特に、レジカウンターに購入者が多数並んでいる場合には、商品を移し換える先のレジカゴに素早く設置しなければならず、容易にレジカゴに設置できるものである必要がある。
また、特許文献1〜3の構成においては、商品を収納した状態でバッグの開口部を閉じる紐部材が設けられているが、商品を収納して紐を引っ張って開口部を閉じた際に、紐部材が邪魔になるという問題があった。
そこで、本考案が解決しようとする問題点は、レジカウンターにおいて商品を移し換える先のレジカゴに設置する買物用バッグにおいて、レジカゴへの設置を容易に行なうことができ、かつ、バッグの開口部を閉じた際に紐部材等の部材が邪魔となることがない買物用バッグを提供することである。
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、販売店舗で使用されるレジカゴに収納して使用する買物用バッグであって、バッグ本体と、把手部とを有し、バッグ本体は、折畳み可能な柔軟性を有するシート状部材により形成され、方形状の底面部と、底面部の正面側の辺部から立設した四角形状の正面部と、底面部の右側面側の辺部から立設した四角形状の右側面部と、底面部の背面側の辺部から立設した四角形状の背面部と、底面部の左側面側の辺部から立設した四角形状の左側面部とを有し、右側面部の上端と左側面部の上端に弾性部材が設けられ、該弾性部材が右側面部と左側面部とを横方向に縮める方向の付勢している袋状部と、正面部の上端領域に設けられた第1剛性付与部で、正面部の外側の面の上端領域に接して設けられた第1プレート部と、第1プレート部を被覆して袋状部に固着し、柔軟性を有するシート状部材により形成された第1被覆部材と、を有する第1剛性付与部と、背面部の上端領域に設けられた第2剛性付与部で、背面部の外側の面の上端領域に接して設けられた第2プレート部と、第2プレート部を被覆して袋状部に固着し、柔軟性を有するシート状部材により形成された第2被覆部材と、を有する第2剛性付与部と、正面部の上端領域の内側に設けられたループテープとフックテープの一方と、背面部の上端領域の内側に設けられたループテープとフックテープの他方とからなる着脱部と、を有し、把手部は、正面部の上端に設けられ、帯状を呈し、両側の端部が正面部の上端に所定の間隔を介して設けられた第1把手部と、背面部の上端に設けられ、帯状を呈し、両側の端部が背面部の上端に所定の間隔を介して設けられた第2把手部と、を有することを特徴とする。
上記第1の構成の買物用バッグにおいては、ユーザは、販売店舗に設置したレジカゴをもって店舗内を移動し、該レジカゴに購入する商品を入れていく。購入すべき商品をレジカゴに入れたら、レジカウンターにおいて、レジカゴに入っている商品を他のレジカゴに移し換えながらレジにおける精算作業を行なうが、ユーザは、本発明の買物用バッグを商品を移し換える先のレジカゴに設置する。
レジカゴへの設置に際しては、買物用バッグの袋状部をレジカゴに入れ、正面部の上端部分を一方の手で持つとともに、背面部の上端部分を他方の手で持って、正面部の上端部分と背面部の上端部分とを、右側面部と左側面部の弾性部材の付勢力に抗して離間するように引っ張り、その後、正面部の上端部分(つまり、第1剛性付与部が設けられている部分)の内側が外側になるように正面部のレジカゴ内の部分に対して外側に折り返して、正面部の上端部分をレジカゴの外側の面に位置させ、さらに、背面部の上端部分の内側が外側になるように背面部のレジカゴ内の部分に対して外側に折り返し、背面部の上端部分(つまり、第2剛性付与部が設けられている部分)をレジカゴの外側の面に位置させることにより、正面部の上端部分と背面部の上端部分を持つ手を放すことにより、弾性部材の付勢力により正面部の上端部分と背面部の上端部分とがレジカゴの外側の面に固定されて、買物用バッグAがレジカゴ内に設置される。よって、極めて簡単な操作で買物用バッグをレジカゴに設置することができ、特に、買物用バッグには、第1剛性付与部と第2剛性付与部が設けられているので、正面部の上端と背面部の上端をレジカゴの外側に位置させるのが非常に容易となり、また、弾性部材が設けられているので、買物用バッグをレジカゴに容易に固定することができる。
また、第2には、上記第1の構成において、上記プレート部は、木材又は硬化プラスチックにより形成されていることを特徴とする。よって、プレート部は十分な剛性を有しているので、レジカゴへの設置操作を極めて容易とすることができる。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記右側面部と左側面部の上端は、スリーブ状に折り返して形成してなるスリーブ状部が設けられ、弾性部材は、該スリーブ状部の内部に設けられていることを特徴とする。
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、第1把手部と第2把手部のいずれかには、方形状のシート状の巻き付け片部が設けられ、巻き付け片部の一方の面の把手部に近い側である一方の端部には、ループテープとフックテープの一方により構成された第1着脱部材が設けられているとともに、巻き付け片部における他方の面の他方の端部には、ループテープとフックテープの他方により構成された第2着脱部材が設けられ、第1剛性付与部の第1被覆部材又は第2剛性付与部の第2被覆部材には、ループテープとフックテープの上記一方により構成された第3着脱部材が設けられ、第2着脱部材を第1着脱部材に接着することにより2つの把手部を束ねることができ、袋状部を巻回した状態で、第2着脱部材を第3着脱部材に接着することにより買物用バッグを巻回した状態とすることができることを特徴とする。
よって、商品を入れた買物用バッグを把手部を持って運ぶ場合に、2つの把手部を束ねることができるので便利であり、また、買物用バッグを巻回した状態で固定しておけるので、販売店舗に買物用バッグを持っていく場合や買物用バッグを保管する場合等にコンパクトにしておくことができる。
本考案に基づく買物用バッグによれば、極めて簡単な操作で買物用バッグをレジカゴに設置することができ、特に、買物用バッグには、第1剛性付与部と第2剛性付与部が設けられているので、正面部の上端と背面部の上端をレジカゴの外側に位置させるのが非常に容易となり、また、弾性部材が設けられているので、買物用バッグをレジカゴに容易に固定することができる。
本考案においては、レジカウンターにおいて商品を移し換える先のレジカゴに設置する買物用バッグにおいて、レジカゴへの設置を容易に行なうことができ、かつ、バッグの開口部を閉じた際に紐部材等の部材が邪魔となることがない買物用バッグを提供するという目的を以下のようにして実現した。
本考案に基づく買物用バッグAは、図1〜図3に示すように構成され、バッグ本体10と、把手部22、24を有している。
ここで、バッグ本体10は、袋状部11と、剛性付与部30、40と、着脱部50とを有している。
袋状部11は、袋状を呈し、折畳み可能な柔軟性を有するシート状部材(例えば、布)により形成されていて、方形状でシート状の底面部12(図6参照)と、底面部12の正面側の辺部から立設し、台形形状でシート状の正面部14と、底面部12の右側面側の辺部から立設し、台形形状でシート状の右側面部16と、底面部12の背面側の辺部から立設し、台形形状でシート状の背面部18と、底面部12の左側面側の辺部から立設し、台形形状でシート状の左側面部20と、を有し、正面部14と右側面部16と背面部18と左側面部20が袋状部11の側面を構成し、袋状部11の側面を形成する各部における隣接する部材は互いに接続している。正面部14と右側面部16と背面部18と左側面部20の形状である台形形状は、上辺の方が下辺よりも長い台形形状となっている。また、袋状部11を構成する部材において隣接する部材は、互いの境界となる辺部を介して折り畳み可能となっている。正面部14と背面部18とは同大同形状に形成され、互いに略平行となっている。また、右側面部16と左側面部20とは同大同形状に形成され、互いに略平行となっている。
また、正面部14の上端領域の背面側には、横方向に補強布14aが縫製により固着されている。この補強布14aは、長方形状のシート状を呈し、左右方向の幅は、正面部14の上端領域の左右方向の長さと略同一の長さを有している。補強布14aの左右の辺部の左右方向の位置は、正面部14の左右の辺部と略一致しており、上辺の高さ方向の位置は、正面部14の上辺と略一致している。
また、背面部18の上端領域の正面側には、横方向に補強布18aが縫製により固着されている。この補強布18aは、長方形状のシート状を呈し、左右方向の幅は、背面部18の上端領域の左右方向の長さと略同一の長さを有している。補強布18aの左右の辺部の左右方向の位置は、背面部18の左右の辺部と略一致しており、上辺の高さ方向の位置は、背面部18の上辺と略一致している。補強布14aと補強布18aとは、同大同形状に形成されている。
また、右側面部16と左側面部20の高さ方向の長さは、正面部14や背面部18の高さ方向の長さよりも短く形成され、右側面部16の上端位置と左側面部20の上端位置は、剛性付与部30、40の高さ分だけ正面部14や背面部18の上端位置よりも低く形成されている。
また、右側面部16の上端は、右側面部16を構成するシート状部材をスリーブ状に折り返して縫製することによりスリーブ状部16aが形成され、スリーブ状部16aの内部にゴム等の弾性部材(図示せず)が収納されていて、該弾性部材の両端は、右側面部16と正面部14の境界位置及び右側面部16と背面部18の境界位置で固着されている。この弾性部材の長さは、右側面部16の上端領域が横方向に縮めた長さとなるように設定され、右側面部16を横方向に広げた状態とするには、弾性部材の付勢力に抗して右側面部16を横方向に伸ばす必要がある。つまり、弾性部材は、右側面部16を横方向に縮める方向に付勢している。弾性部材がスリーブ状部16a内に設けられているので、見栄えをよくすることができる。
また、左側面部20の上端も、右側面部16の上端と同様に形成されており、左側面部20を構成するシート状部材をスリーブ状に折り返して縫製することによりスリーブ状部20aが形成され、スリーブ状部20aの内部にゴム等の弾性部材(図示せず)が収納されていて、該弾性部材の両端は、左側面部20と正面部14の境界位置及び左側面部20と背面部18の境界位置で固着されている。この弾性部材の長さは、左側面部20の上端領域が横方向に縮めた長さとなるように設定され、左側面部20を横方向に広げた状態とするには、弾性部材の付勢力に抗して左側面部20を横方向に伸ばす必要がある。つまり、弾性部材は、左側面部20を横方向に縮める方向に付勢している。弾性部材がスリーブ状部20a内に設けられているので、見栄えをよくすることができる。
なお、正面部14と右側面部16と背面部18と左側面部20とは台形形状であるとしたが、方形状その他の四角形であればよい。
また、剛性付与部(剛性部としてもよい)30(第1剛性付与部)は、正面部14の上端領域に剛性を与える部材であり、正面部14の上端領域の正面側に設けられ、プレート部32と、プレート部32を被覆する被覆部材34とを有している。
このプレート部32は、正面部14の上端領域の左右方向の長さと略同一(又は若干短い)の長さを有する帯板状(略長方形状の板状としてもよい)を呈し、可撓性がない又は小さい部材(例えば、硬化プラスチック又は木材)により形成されている。このプレート部32は、正面部14の上端領域の正面側(つまり、正面部14の外側)に接して設けられている。
また、被覆部材34は、略長方形状を呈し、布等の柔軟性を有するシート状部材により形成され、プレート部32を被覆している。被覆部材34の左右の辺部の左右方向の位置は、正面部14の左右の辺部と略一致しており、上辺の高さ方向の位置は、正面部14の上辺と略一致しており、下辺の高さ方向の位置は、補強布14aの下辺と略一致している。つまり、被覆部材34の辺部に沿って正面部14に縫製して固着され、プレート部32は、正面部14と被覆部材34の間に収納されている。
また、剛性付与部(剛性部としてもよい)40(第2剛性付与部)は、背面部18の上端領域に剛性を与える部材であり、上記剛性付与部30と同様の構成である。すなわち、剛性付与部40は、背面部18の上端領域の背面側に設けられ、プレート部42と、プレート部42を被覆する被覆部材44とを有している。
このプレート部42は、背面部18の上端領域の左右方向の長さと略同一(又は若干短い)の長さを有する帯板状(略長方形状の板状としてもよい)を呈し、可撓性がない又は小さい部材(例えば、硬化プラスチック又は木材)により形成されている。このプレート部42は、背面部18の上端領域の背面側(つまり、背面部18の外側)に接して設けられている。
また、被覆部材44は、略長方形状を呈し、布等の柔軟性を有するシート状部材により形成され、プレート部42を被覆している。被覆部材44の左右の辺部の左右方向の位置は、背面部18の左右の辺部と略一致しており、上辺の高さ方向の位置は、背面部18の上辺と略一致しており、下辺の高さ方向の位置は、補強布18aの下辺と略一致している。つまり、被覆部材44の辺部に沿って背面部18に縫製して固着され、プレート部42は、背面部18と被覆部材44の間に収納されている。
なお、プレート部32、42の可撓性については、可撓性がなくてもよいが、買物用バッグAをレジカゴに設置する際に支障とならない程度の可撓性を有していてもよく、正面部14の上端部分を一方の手で持つとともに、背面部18の上端部分を他方の手で持って、正面部14の上端部分と背面部18の上端部分とを離間するように引っ張り、正面部14の上端部分をレジカゴの外側の面に位置させるように、正面部14の上端部分の内側が外側になるように正面部14のレジカゴ内の部分に対して外側に折り返すことができる可撓性をプレート部32が有していてもよく、さらに、背面部18の上端部分をレジカゴの外側の面に位置させるように、背面部18の上端部分の内側が外側になるように背面部18のレジカゴ内の部分に対して外側に折り返すことができる可撓性をプレート部42が有していてもよい。
なお、被覆部材44の背面側の略中央付近には、略長方形状のループテープ66(第3着脱部材)が縫製により固着されている。このループテープ66は、把手部24に取り付けられた巻き付け布60に設けられたフックテープ62と着脱自在となるものであり、その横方向の長さは、フックテープ62の横方向の長さ(長辺側の長さ)と略同一となっている。なお、ループテープ66は、正面側、すなわち、被覆部材34の正面側に設けてもよい。
また、着脱部50は、いわゆる面ファスナーにより形成され、ループテープ52とフックテープ54とを有している。ループテープ52は、補強布14aの背面側に縫製により固着され、略長方形状を呈し、左右方向には、正面部14の左右方向の長さと略同一の長さを有していて、高さ方向には、補強布14aの高さ方向の長さよりも若干短く形成されている。フックテープ54は、補強布18aの正面側に縫製により固着され、略長方形状を呈し、左右方向には、背面部18の左右方向の長さと略同一の長さを有していて、高さ方向には、補強布18aの高さ方向の長さよりも若干短く形成されている。
ループテープ52とフックテープ54とは互いに着脱自在となっていて、両者を接着することにより、バッグ本体11の開口部が閉状態となる。
なお、ループテープ52が正面部14側に設けられ、フックテープ54が背面部18側に設けられているとしたが、逆でもよく、ループテープ52が背面部18側に設けられ、フックテープ54が正面部14側に設けられていてもよい。
また、把手部22(第1把手部)は、帯状の布部材であり、正面部14の上端に設けられている。すなわち、把手部22の両側の端部が正面部14の上端に固着されている。正面部14の上端への固着に際しては、図3に示すように、正面部14と補強布14a間に挟まれた状態で縫製により固着されている。
また、把手部24(第2把手部)は、帯状の布部材であり、背面部18の上端に設けられている。すなわち、把手部24の両側の端部が背面部18の上端に固着されている。背面部18の上端への固着に際しては、図3に示すように、背面部18と補強布18a間に挟まれた状態で縫製により固着されている。
なお、図3に示すように、被覆部材34と、正面部14と、ループテープ52が予め設けられた補強布14aとが縫製糸Gにより一体に固着されている。また、同様に、被覆部材44と、背面部18と、フックテープ54が予め設けられた補強布18aとが縫製糸Gにより一体に固着されている。
また、把手部24の略中間位置には、方形状で布等のシート状部材により形成された巻き付け片部60が取り付けられている。すなわち、巻き付け片部60の端部が把手部24に縫製により固着され、該巻き付け片部60における把手部24に固着されている側の端部には、帯状にループテープ62(第1着脱部材)が設けられている。つまり、ループテープ62は、巻き付け片部60の幅と略同一の幅を有し、巻き付け片部60における把手部24の取付け領域と反対側の面に取り付けられている。
また、巻き付け片部60におけるループテープ62が設けられている面とは反対側で、ループテープ62が設けられている側とは反対側の端部に、フックテープ64(第2着脱部材)が設けられている。つまり、フックテープ64は、巻き付け片部60の幅と略同一の幅を有している。
また、巻き付け片部60の長さは、バッグ本体10を巻回した状態で、巻き付け片部60を巻回状態のバッグ本体10に巻き付けた場合に、フックテープ64がループテープ66に接着できるだけの長さとなっている。
上記構成の買物用バッグAの使用状態について説明する。ユーザは、スーパーマーケット等の店舗に行く際に、買物用バッグAを持っていき、店舗(販売店舗)に設置したレジカゴをもって店舗内を移動し、該レジカゴに購入する商品を入れていく。購入すべき商品をレジカゴに入れたら、レジカウンターに移動する。レジカウンターでは、レジカゴに入っている商品を他のレジカゴに移し換えながらレジにおける精算作業を行なうが、ユーザは、買物用バッグAを商品を移し換える先のレジカゴに設置する。
レジカゴへの設置に際しては、買物用バッグAの袋状部11をレジカゴに入れ、正面部14の上端部分(つまり、剛性付与部30の箇所)を一方の手で持つとともに、背面部18の上端部分(つまり、剛性付与部40の箇所)を他方の手で持って、正面部14の上端部分と背面部18の上端部分とを、右側面部16と左側面部20の弾性部材の付勢力に抗して離間するように引っ張る。その後、正面部14の上端部分の内側が外側になるように正面部14のレジカゴ内の部分に対して外側に折り返して、正面部14の上端部分をレジカゴの外側の面に位置させ、さらに、背面部18の上端部分の内側が外側になるように背面部18のレジカゴ内の部分に対して外側に折り返し、背面部18の上端部分をレジカゴの外側の面に位置させる。その後、正面部14の上端部分を持つ手と背面部18の上端部分を持つ手を放す。
すると、右側面部16と左側面部20の弾性部材の付勢力により、袋状部11が、正面部14と背面部18間の距離を縮めるように引っ張られ、正面部14の上端部分と背面部18の上端部分とがレジカゴの外側の面に固定されて、図4に示すように、買物用バッグAがレジカゴ内に設置される。
以上のように、買物用バッグAをレジカゴへ設置したら、レジカゴ内に設置された買物用バッグAに商品を移し換えて、レジカウンターでの精算作業を行う。
レジカウンターでの精算が完了したら、買物用バッグAをレジカゴから取り出せばそのまま商品が収納された買物用バッグAを持ち帰ればよい。買物用バッグAには、着脱部50が設けられているので、図5に示すように、ループテープ52とフックテープ54とを接着させることによりバッグ本体10の開口部を閉状態とすることができる。買物用バッグAの持ち運びに際しては、把手部22、24を持てばよく、把手部24に取り付けられた巻き付け片部60を把手部22に巻き付けて、巻き付け片部60のフックテープ64をループテープ62に接着させることにより把手部22、24を束ねておくことができる。商品を収納した買物用バッグAを持ち帰ったら、商品を買物用バッグAから取り出す。
買物用バッグAを保管又は運搬するために買物用バッグAをコンパクトな形状にしておくには、買物用バッグAを巻回状態にしておく。
すなわち、図6に示すように、正面部14側を上にして載置し、把手部24は外側に伸ばすとともに、把手部22を正面部14の上面側に折り返した状態とする。
その後、袋状部11の下端側を上端側に向けて巻回していく。袋状部11を巻回する際には、把手部22を巻き込んだ状態で巻回し、図7に示す状態とする。
その後、把手部24を巻回された状態の袋状部11の上方から巻き付け、巻き付け片部60に設けられたフックテープ64を背面部18の上端位置に設けられたループテープ66に接着させて、買物用バッグAを巻回状態にする(図8、図9)。
以上のように、買物用バッグAによれば、レジカゴに設置する際に、正面部14の上端部分を一方の手で持つとともに、背面部18の上端部分を他方の手で持って、正面部14の上端部分と背面部18の上端部分とを離間するように引っ張り、その後、正面部14の上端部分の内側が外側になるように正面部14のレジカゴ内の部分に対して外側に折り返して、正面部14の上端部分をレジカゴの外側の面に位置させ、さらに、背面部18の上端部分の内側が外側になるように背面部18のレジカゴ内の部分に対して外側に折り返し、背面部18の上端部分をレジカゴの外側の面に位置させることにより、レジカゴに設置できるので、極めて容易にレジカゴに設置することができる。特に、買物用バッグAには、剛性付与部30、40が設けられているので、正面部14の上端と背面部18の上端をレジカゴの外側に位置させるのが非常に容易となる。
また、着脱部50がループテープ52とフックテープ54とにより構成され、紐部材は用いられていないので、バッグの開口部を閉じた際に紐部材等の部材が邪魔となることがない。また、剛性付与部30と剛性付与部40の内側に着脱部50が設けられているので、着脱部50を構成するループテープ52とフックテープ54とを接着させる際に、剛性付与部30、40により非常に容易に接着させることができる。
また、上記の説明では、ループテープ62とフックテープ64とループテープ66が設けられているとしたが、ループテープとフックテープの関係は逆でもよく、ループテープ62の代わりにフックテープとし、フックテープ64の代わりにループテープとし、ループテープ66の代わりにフックテープとしてもよい。
また、巻き付け片部60は、把手部24に設けるものとしたが、把手部22に設けるようにしてもよい。
A 買物用バッグ
10 バッグ本体
11 袋状部
12 底面部
14 正面部
14a、16a 補強布
16 右側面部
16a、20a スリーブ状部
18 背面部
20 左側面部
22、24 把手部
30、40 剛性付与部
32、42 プレート部
34、44 被覆部材
50 着脱部
52、62、66 ループテープ
54、64 フックテープ
60 巻き付け片部
R レジカゴ
10 バッグ本体
11 袋状部
12 底面部
14 正面部
14a、16a 補強布
16 右側面部
16a、20a スリーブ状部
18 背面部
20 左側面部
22、24 把手部
30、40 剛性付与部
32、42 プレート部
34、44 被覆部材
50 着脱部
52、62、66 ループテープ
54、64 フックテープ
60 巻き付け片部
R レジカゴ
Claims (4)
- 販売店舗で使用されるレジカゴに収納して使用する買物用バッグであって、
バッグ本体と、把手部とを有し、
バッグ本体は、
折畳み可能な柔軟性を有するシート状部材により形成され、方形状の底面部と、底面部の正面側の辺部から立設した四角形状の正面部と、底面部の右側面側の辺部から立設した四角形状の右側面部と、底面部の背面側の辺部から立設した四角形状の背面部と、底面部の左側面側の辺部から立設した四角形状の左側面部とを有し、右側面部の上端と左側面部の上端に弾性部材が設けられ、該弾性部材が右側面部と左側面部とを横方向に縮める方向の付勢している袋状部と、
正面部の上端領域に設けられた第1剛性付与部で、正面部の外側の面の上端領域に接して設けられた第1プレート部と、第1プレート部を被覆して袋状部に固着し、柔軟性を有するシート状部材により形成された第1被覆部材と、を有する第1剛性付与部と、
背面部の上端領域に設けられた第2剛性付与部で、背面部の外側の面の上端領域に接して設けられた第2プレート部と、第2プレート部を被覆して袋状部に固着し、柔軟性を有するシート状部材により形成された第2被覆部材と、を有する第2剛性付与部と、
正面部の上端領域の内側に設けられたループテープとフックテープの一方と、背面部の上端領域の内側に設けられたループテープとフックテープの他方とからなる着脱部と、
を有し、
把手部は、
正面部の上端に設けられ、帯状を呈し、両側の端部が正面部の上端に所定の間隔を介して設けられた第1把手部と、
背面部の上端に設けられ、帯状を呈し、両側の端部が背面部の上端に所定の間隔を介して設けられた第2把手部と、
を有することを特徴とする買物用バッグ。 - 上記プレート部は、木材又は硬化プラスチックにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の買物用バッグ。
- 上記右側面部と左側面部の上端は、スリーブ状に折り返して形成してなるスリーブ状部が設けられ、弾性部材は、該スリーブ状部の内部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の買物用バッグ。
- 第1把手部と第2把手部のいずれかには、方形状のシート状の巻き付け片部が設けられ、巻き付け片部の一方の面の把手部に近い側である一方の端部には、ループテープとフックテープの一方により構成された第1着脱部材が設けられているとともに、巻き付け片部における他方の面の他方の端部には、ループテープとフックテープの他方により構成された第2着脱部材が設けられ、第1剛性付与部の第1被覆部材又は第2剛性付与部の第2被覆部材には、ループテープとフックテープの上記一方により構成された第3着脱部材が設けられ、第2着脱部材を第1着脱部材に接着することにより2つの把手部を束ねることができ、袋状部を巻回した状態で、第2着脱部材を第3着脱部材に接着することにより買物用バッグを巻回した状態とすることができることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の買物用バッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008001779U JP3142200U (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 買物用バッグ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008001779U JP3142200U (ja) | 2008-03-25 | 2008-03-25 | 買物用バッグ |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3142200U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018068569A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社フェリシモ | 鞄 |
-
2008
- 2008-03-25 JP JP2008001779U patent/JP3142200U/ja not_active Expired - Fee Related
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