JP3142142U - 蒸散装置 - Google Patents

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長康 片岡
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Abstract

【課題】対象とする有効成分のみを含有する蒸散剤を用い、この蒸散剤を常温環境下において、簡素な構成により、所望速度で所望期間蒸散させることができる、新規な薬液等の蒸散装置を提供する。
【解決手段】ガス透過性ポリマのフィルムからなる袋体1内に、常温で有効成分が揮発する蒸散剤2を封入した。ガス透過性ポリマの種別、ガス透過性ポリマフィルムの厚み、面積、形状、蒸散剤2との接触領域5の面積、袋体1に対する蒸散剤2の収容量、などのうちの少なくとも一つの条件を任意に選択、設定して、蒸散剤2中の有効成分の蒸散速度を任意に設定した。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えば加熱などの温度調整手段を不要とした簡単な構造であって、常温環境下において、有効成分を所定の速度で蒸散させることができる蒸散装置に関する。
今日、芳香剤や殺虫剤などの液剤を揮発させることにより蒸散させる装置として、例えば、特許文献1(特開平11-47253号公報)に開示された加熱蒸散装置が知られている。
この装置は、頂部に吸液芯材を備えた容器体内に液剤を収容した構成であり、容器体は、ガラスやPET等のガス不透過性のものである。また、液剤は、水、アルコール類、エーテル類、灯油系などの溶剤:10〜50wt%と、3-t-ブチル-4-ヒドロキシアニソールなどの調整剤:0.1〜1.0wt%と、天然香料や人造香料と、から成る。
そして、液剤の蒸散速度(揮発速度)を調整するための加熱装置(加熱ヒータ)を備え、吸液芯材の上端付近の温度を上昇させるなどして、液剤(蒸散剤)の蒸散速度を調整し得るようになっている。
また、特許文献2(特開2004-83528号公報)、特許文献3(特開2001-348304号公報)などには、液剤の蒸散を持続的に行わせるための技術が開示されている。
特開2004-83528号公報には、揮発性液剤である精油を、ゼオライトやおがくずなどの固体担体に吸着させ、これをパラフィンやワックスで固化して所定形状に成型して、徐放性を持たせた防虫装置が記載されている。
特開2001-348304号公報には、松、桧、樟脳などの精油をワックスに添加したり、カリオフィレンをエチレンアルコールで希釈し保留剤(ジプロピレングリコール)と混合した液剤を粒状担体(アタパルジャイト)に含浸させたり、精油をゲル化剤(カラギーナン)でゲル化したり、コパイバオイルと保留剤(ジプロピレングリコール)とを混合したりするなどした忌避剤が記載されている。
これらの例のように、揮発性成分を所望速度で揮発、蒸散させ、且つその揮発を所望期間持続させるために、揮発性の有効成分以外に、溶剤、保留剤、調整剤、界面活性剤等を混和した混和液剤を用いるといった手段が提案されている。
特開平11−47253号公報 特開2004−83528号公報 特開2001−348304号公報
前記したように調整した混和液剤は、固形担体(クレータルク、珪藻土、シリカ、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、ゼオライト、おがくず等)に含浸させたり、または、ゲル化剤(アルギン酸ソーダ、イソパラフィン重合体、カラギーナン、キサンタンガム等)でゲル化して用いられている。
しかし、このような手段を採用した場合、常温下において混和液剤を、所望速度で所望期間揮発させて、芳香、防虫などの機能を持続させることは容易ではない。
このため、結局は、特開平11-47253号公報に開示されるような、加熱手段を兼ね備えた大掛かりな構成の装置が必要とされている。すなわち、液剤中に、対象とする有効成分以外にも、溶剤や各種添加剤などが相当量含まれているため、液剤容器体が必要容積の2倍以上の大きさになり、さらに加熱手段(ヒータなど)も必要となる。
このように、従来の技術では、対象とする揮発性成分(有効成分)以外の余分な成分も相当量必要になり、これを、所望速度で所望期間揮発させるための手段、例えば加熱手段などが別途必要になる。
本考案はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、実質的に、対象とする有効成分のみを含有する液剤(蒸散剤)を用い、この揮発性液剤を常温環境下において、ヒータのような加熱手段を不要とした簡素な構成により、所望速度で、所望期間蒸散させることができる、新規な薬液等の蒸散技術を提供することである。
本考案者等は鋭意検討を重ねた結果、ガス透過性のあるポリマの材質や、当該ガス透過性ポリマからなる容器体における、液剤(蒸散剤)と接するまたは接しない領域の厚さ、面積、形状、さらには、前記容器体に対する液剤の収容量、などの各種条件のうち、少なくともいずれか一つを所定条件に設定することで、液剤の蒸散速度を所望に調整可能であることに着目した。そして、ガス透過性ポリマからなる容器体と、これに収容した液剤との相関関係、すなわち、前記した各種条件のうちの、少なくとも一つの条件を任意に設定することで、蒸散速度、蒸散期間などを所望に調整し得ることを発見した。さらに、液剤(蒸散剤)を、所定の厚み、大きさ、形状のガス透過性ポリマ製の袋体に封入するだけで、本考案の目的が達成できることを見出し、本考案を完成した。
すなわち、本考案は、常温で有効成分が揮発する蒸散剤(液剤)と、ガス透過性ポリマからなるガス透過面を少なくとも一部に有し前記蒸散剤を収容する容器体と、を備え、
前記ガス透過性ポリマの種別、または、前記ガス透過面の厚みもしくは面積もしくは形状もしくは前記蒸散剤との接触領域の面積、または、前記容器体に対する前記蒸散剤の収容量、などのうちの少なくとも一つの条件を任意に選択、設定することで、前記蒸散剤中の有効成分の蒸散速度が任意に設定されることを特徴とする蒸散装置である。
このような構成によれば、例えば、前記ガス透過面を一部に有し、または、実質的に全面が透過面である袋体などを容器体とし、この容器体内に前記蒸散剤を収容した、極めて簡単な態様で実施することが可能である。そして、ガス透過面の厚みや面積、または、蒸散剤の収容量などを変えることにより、蒸散剤中の有効成分の蒸散速度(揮発速度または透過速度)が変わるので、袋体を形成するガス透過性ポリマフィルムの厚み、袋体の大きさや形状、蒸散剤の収容量などを任意に設定することで、蒸散速度を調整することができる。よって、有効成分を所望速度で、所望期間蒸散させることが可能となる。
ここで、「常温で有効成分が揮発する蒸散剤」とは、例えば、沸点が40〜250℃、有効成分の分子量が500以下の液剤をあげることができる。
より具体的には、天然精油や人造香料のような疎水性の液剤をあげることができる。また、揮発性成分を含む水溶液、例えば、木酢液、竹酢液、月桃蒸留水などをあげることもできる。
前記ガス透過面の厚みもしくは面積もしくは形状もしくは前記蒸散剤との接触領域の面積、または、前記蒸散剤の収容量、のうちの少なくとも一つの条件が可変であり、前記各条件のうちの少なくとも一つの変更により、前記蒸散剤の蒸散速度が調整可能に形成されていることが好ましい。
前記ガス透過面の厚みもしくは面積もしくは形状もしくは前記蒸散剤との接触領域の面積、または、前記蒸散剤の収容量、のうちの少なくとも一つの条件を可変とする手段を、さらに備えると良い。
前記容器体として、前記ガス透過性ポリマからなるフィルムで構成された袋体をあげることができる。この場合、実質的に、該袋体の全面が前記ガス透過面であることが好ましい。
また、前記蒸散剤が、前記袋体内に封入されていることが好ましい。
さらに、前記容器体内に、前記蒸散剤を含浸可能な含浸体が収容されていることが好ましい。また、前記含浸体がシート状であり、該シート状含浸体に前記蒸散剤が含浸されていると共に、該シート状含浸体が前記袋体内に封入されていると、より好ましい。
前記蒸散剤が有効成分を含有した液剤であって、当該有効成分が、前記ガス透過面を透過可能であると良い。
前記有効成分として、例えば、消臭機能、脱臭機能、芳香機能、防虫機能、殺虫機能、忌避機能、抗ウイルス機能、抗アレルギー機能、のうちの少なくとも一つの機能を有する成分をあげることができる。
本考案の蒸散装置は、抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用、末梢血管拡張作用、皮膚の再生促進作用、抗アレルギー作用、抗ウイルス作用、発汗作用、解熱作用、去痰作用、咳止め作用、鎮痛作用、昆虫の忌避または誘引作用、免疫活性作用、水虫菌抑制作用、防腐作用、空気浄化作用、ヒーリング作用、のうちの少なくとも一つの作用を発揮する装置である。
本考案は以上説明したように、ガス透過性ポリマの種別、または、ガス透過面の厚みもしくは面積もしくは形状もしくは前記蒸散剤との接触領域の面積、または、蒸散剤の収容量、のうちの少なくとも一つの条件を設定することで、蒸散剤の蒸散速度が任意に設定される。
よって、実質的に、対象とする有効成分のみを含有する蒸散剤を用い、この蒸散剤を、ヒータのような加熱手段を不要とした簡素な構成により、常温環境下において、所望速度で、所望期間蒸散させることができる。
本考案に係る蒸散装置の好ましい態様の一つとして、ガス透過性ポリマフィルムからなる袋体を容器体とし、この袋体に、蒸散剤をそのまま封入するか、または、不織布などのシート状の含浸体に蒸散剤を含浸させて封入する態様をあげることができる。
この場合、袋体に蒸散剤を封入しただけの極めて簡素な構造により、抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用、末梢血管拡張作用、皮膚の再生促進作用、抗アレルギー作用、抗ウイルス作用、発汗作用、解熱作用、去痰作用、咳止め作用、鎮痛作用、昆虫の忌避または誘引作用、免疫活性作用、水虫菌抑制作用、防腐作用、空気浄化作用、ヒーリング作用、などを発揮することができるなど、多くの効果を奏する。
以下、実施形態例について、図1〜図13を参照しながら説明する。
本例では、ガス透過性ポリマフィルムからなる袋体1を容器体としている。
ガス透過性ポリマの代表例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどがあげられる。
近年汎用されているポリエチレンには、硬質のHDPE(高密度ポリエチレン)と軟質のLDPE(低密度ポリエチレン)とがあるが、所望する蒸散速度(蒸散速度または透過速度)のレベルに応じて使い分ければよい。
なお、ポリスチレンは耐油性に劣り、長期間の使用に耐えられない虞れがあるなどの理由から、実用的にはポリエチレン製の袋を用いることが、より好ましい。
ちなみに、不織布製の袋は充填時に液漏れする上、揮発速度が速すぎるなどの理由から、本考案の目的達成には不適である。
蒸散速度の設定、調整方法について以下に説明する。
図1(A)、(B)に示すように、容器体が密閉状の袋体であって、この袋体1内に蒸散剤(液剤または薬液)2が封入されると共に、空隙3がある場合、蒸散剤2中の有効成分は概ね、空隙3中に揮発した後、ガス透過面4を透過して袋体1の外へ蒸散される。
ここで、蒸散速度の設定要因として、下記条件をあげることができる。
1:ポリマ製袋体を構成するフィルムの材質、大きさ、形状などを任意に選択する。
2:ポリマ製袋体を構成するフィルムの厚さを任意に選択する。
3:蒸散剤と前記フィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)5の面積を任意に選択する。
このようにして、各種条件を任意に選択することで、蒸散剤2中の有効成分が袋体1の外へ蒸散される速度を、任意に設定することができる。
図2(A)、(B)には、容器体が密閉状の袋体であって、この袋体1内に蒸散剤2が封入されると共に、前記した空隙3がない例を示す。
この場合、蒸散剤2中の有効成分は、ガス透過面4としての、蒸散剤とフィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)5を透過して、袋体1の外へ蒸散される。
この例でも、蒸散速度の設定要因として、前記した1〜3の条件をあげることができる。このように各種条件を任意に選択することで、蒸散剤2中の有効成分が袋体1の外へ蒸散される速度を、任意に設定することができる。
図3(A)のように、図1の例において空隙3がないようにしても良い。
図3(B)のように、図2の例において、袋体1を折り曲げるようにしても良い。
図3(C)のように、図2の例において、クリップ部材6などの別部材で挟むなどして、袋体1の形状を任意に変えても良い。
図4のように、袋体1の外側に、ポリマ製袋7を被せて、蒸散剤とフィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)5を多重にして厚みや面積などを調整し、蒸散速度を任意に調整することもできる。
図5のように、図1の例において、蒸散剤2が含浸し揮発が可能である不織布、フェルト、紙布などの含浸体8を袋体1内に封入しても良い。含浸体は、球状、角柱状、方形状など、各種形状のものが使用可能である。面積を任意に選択できる、嵩張らないなどの理由から、図示例のように、シート状(板状)のものが好ましい。
図6のように、袋体1の中に、蒸散剤2が含浸されたシート状の含浸体8のみを、密閉状態で封入しても良い。この場合、空隙3がある場合と、ない場合を任意に選択することができる。空隙が実質的にないような扁平状とすると、薄型、携帯型などとしての利便性が備わるため、より好ましい。
図7に示すように、図1の例において、袋体1を傾斜状に支持する支持板9を備え、この支持板9の傾斜角度θを任意に調整可能とすれば、ガス透過面4の面積、及び、蒸散剤2とフィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)5の面積を、任意に調整することができる。
次に、蒸散剤の具体例を説明する。
天然香料の蒸散剤として、ベルガモット油、ラベンダー油、シナモン油、パイン油、シトロネラ油、レモングラス油、樟脳油、カラシ油、ハッカ油、ユーカリ油、テレピン油、グレープフルーツ油、ヒバ油、ローズマリー油、ニーム油、ティーツリー油、タイム油、などをあげることができる。
人工香料の蒸散剤として、炭化水素類(ピネン、リモネンなど)、アルコール類(メントール、ベンジルアルコール、エチルアルコールなど)、フェノール類(オイゲノールなど)、ケトン類(メントン、樟脳など)、エステル類(サルチル酸メチルなど)、アルデヒド(桂皮アルデヒドなど)、などをあげることができる。
機能性水溶液の蒸散剤として、シークァーサー蒸留水、竹酢液、木酢液、月桃蒸留水、醤油、酒類、などをあげることができる。
その他、ジエチルトリアミド、酢酸エチル、各種クレーバー(バニラ、ニンニク、タマネギ)のエキスを溶かした水溶液、なども、蒸散剤としてあげることができる。
以下、より具体的な実施例について説明する。
(実施例1)
厚み0.1mmのLDPE(低密度ポリエチレン)製の袋体に、蒸散剤としての精油50gを充填しヒートシールしたもの(図1参照)を環境試験室に吊り下げ、常温(20℃及び30℃)における蒸散速度を20日間測定したところ、ほぼ均等に蒸散することが確認できた。一日あたりの蒸散量の測定結果を表1に示す。
Figure 0003142142
実施例1の蒸散剤を含む袋体の断面は図1(B)のようになる。この実施例において、ヒートシール部分を除く袋体の実質的寸法は概ね、横90mm、縦100mmであり、また、蒸散剤2が収容された部分は、幅20mm、高さ30mmとした。よって、蒸散剤2とフィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)5の面積は約100cmであった。
(実施例2)
実施例1において、図4のように二重の袋体として前記面積が約2倍になるようにした場合、及び、図2のように袋を横に寝かせて前記面積が約2倍になるようにした場合について、前記同様の測定を行った。その蒸散速度は、各々の精油において、表1の数値の約2倍になった。
(実施例3)
図3(A)のように、ヒートシール部分を大きくして空隙3をなくしたり、図3(B)のように図1の袋体を折り曲げたり、図3(C)のようにクリップ部材6を用いることで、蒸散剤2とフィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)5の面積を約2倍とし、前記同様の測定を行った。その蒸散速度は、各々の精油において、表1の数値の約2倍になることが確認された。
(実施例4)
図5のように、ポリエステル製不織布からなる縦80mm×横60mm×厚さ5mmのシート状の含浸体8を袋体1内に入れて、蒸散剤2とフィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)5の面積を約2倍とし、前記同様の測定を行った。この場合も、表1の数値は約2倍になることが確認された。
(実施例5)
前記した各実施例において、厚さ0.1mmの袋体を2重構造にした場合、蒸散速度は約半分に抑えられることが確認された。
(実施例6)
前記した各実施例において、袋体を構成するガス透過性ポリマ製のフィルムの厚みを、前記した0.1mmから、0.05mm、0.03mmに変更した場合、蒸散速度は、各々、約2倍、約3倍と、速くなることが確認された。
(実施例7)
前述した各手段を選択的に採用することで、常温範囲内における比較的高温の環境下(例えば30℃)においても、比較的低温の環境下(例えば20℃)においても、蒸散速度がほぼ同じになるよう調整可能であることが確認された。
(実施例8)
蒸散剤としてユーカリ油を用いた例を説明する。
厚み0.1mmのLDPE(低密度ポリエチレン)製の袋体(横90mm、ヒートシール部分までの縦の長さ100mm)に、蒸散剤としてユーカリ油を50g入れ、これを芳香剤として用いた。これを、室温30℃の常温環境下にて吊り下げると、24時間で約1gのユーカリ油が蒸散することが確認された。
また、この例の袋体において、前述した各手段のいずれかを選択し、蒸散剤とフィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)5の面積、またはその厚みなどを増減することで、室温20℃の常温環境下においても、24時間で約1gのユーカリ油が蒸散することが確認された。
この例のように、常温環境下における蒸散速度は、約10℃上下することで、約2倍に変化する。つまり、比較的高温(例えば30℃)の常温環境下では、実施例1の形態(図1参照)を採用し、比較的低温(例えば20℃)の常温環境下では、前述した各手段(図2〜図7など参照)のいずれかを選択して、蒸散剤とフィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)5の面積またはその厚みなどを調整するなどすれば、高温環境、低温環境のいずれにおいても、同様の蒸散速度を得ることができる。
本例においては、30℃と20℃のどちらの環境下においても、ユーカリ油50gは、約45〜55日で全て蒸散された。
(実施例9)
蒸散剤として、木酢液、竹酢液、月桃蒸留水、シークァーサー蒸留水などの水溶液の芳香剤を用いた場合を説明する。
木酢液や竹酢液には、フェノール類、カルボニル化合物、アルコール類の揮発性芳香成分(有効成分)が含まれている。月桃蒸留水には、炭化水素系のピネンやケトン類、カンファン、アルコール類のシネオール系の揮発性芳香成分(有効成分)が含まれている。
これらの水溶液では、ポリエチレンフィルムを透過する揮発性芳香成分のみが蒸散するだけで、全体の重量減少は小さいが芳香性を発揮することが確認された。
(実施例10)
精油は主に、植物の実、茎、葉、根を水蒸気蒸留したり、アルコール系の溶媒抽出植物エキス類、水抽出、溶媒抽出で製造されるものが多いが、本考案は簡易な抽出装置とも言えるものである。
例えば、精油の代わりに、抽出溶媒としてのエタノールや酢酸エチルに、唐辛子、コショウ、ニンニク、タマネギの粉末を入れ、前記した袋体に封入することにより、抽出されたカプサイシンやカリオフィレン(コショウ)、ジアリルジスルフィド(ニンニク)、ジ-n-プロピルジスルフィド(タマネギ)の有効成分が、袋体のガス透過面を通して蒸散し、特有のにおいを放散しつづける。
抽出溶媒としてのエタノールまたは酢酸エチルを50g、厚さ0.1mmのLDPE製袋体に入れ、比較的高温(30℃)の常温環境下で室内に吊るした場合、蒸散速度は、エタノールで0.06g/24時間、酢酸エチルで1.71g/24時間であった。
この袋体1内に、市販の唐辛子粉末10を50g入れておくと、抽出された唐辛子特有のにおいが蒸散され、忌避剤として用いることができる(図8参照)。
(実施例11)
図6のように、精油を予め含浸させたフェルト製のシート状の含浸体8を、ポリエチレン製の袋体1内に封入した。含浸体8がシート状であると、その大きさにより面積を任意に設定できる、携帯が便利になるなどの利点がある。シート状の含浸体8は、縦40mm、横30mm、厚さ0.8mmのサイズで、これに、蒸散剤としてワサビ油を2g含浸させた。これを、厚さ0.1mmのポリエチレンフィルムからなる、高さ50mm、幅40mmのサイズの袋体1に封入し、芳香剤とした。この芳香剤は、常温環境下において、0.9g/24時間の揮発速度(蒸散速度)で、48時間芳香し続けた。
また、厚さ0.05mmのポリエチレンフィルムからなる袋体を用いた場合は、1.7g/24時間の揮発速度であった。
精油の芳香には通常、抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用、末梢血管拡張作用、皮膚の再生促進作用、抗アレルギー作用、発汗・解熱・去痰作用、咳止め作用、鎮痛作用、昆虫の忌避・誘引作用、免疫活性作用、水虫抑制作用、防腐作用、空気浄化作用、ヒーリング作用、などの効果があることが知られており、一般に活用されている。
また、精油は極微小濃度(ppb〜ppmレベル)で前記した作用を発揮し、しかも、気相処理においてもこれらの作用を発現することが、他の蒸散剤には見られない特徴である。本例は、精油におけるこの気相処理を、簡便な構成で可能とするものである。
また、精油の気相処理は、他の薬剤処理とは異なり、残留物がほとんどなく、無添加に近い状態で、有効成分による前記効果が得られることが特徴である。
(実施例12;水の腐敗抑制の例)
厚さ1mmのポリエチレン製の袋体1内に、蒸散剤2としてのアリルイソチオシアネート:50gを封入した。この袋体1を、図9に示すように、60リットルの水を入れたポリバケツ11中に入れ、周囲の温度を30℃とした環境下で放置した。同様の条件で、本例の袋体1を投入しない比較例を用意し、水中の一般細菌数やにおい等を観察した。袋体1からは、1日約1gの有効成分が放出された。24時間後、本実施例のポリバケツの水中の一般細菌は、10個以下になった。
50日後、比較例(本例の袋体1を投入していない)における水中の一般細菌数は10個程度であるのに対し、本実施例(本例の袋体1を投入した)における水中の一般細菌数は10個程度であった。また、袋体1の表面(ポリエチレン製袋の表面)にも、ポリバケツの内面にも、水垢などのヌルヌルした生物膜は発生しなかった。
また、本実施例の袋体を水中に沈めるために、袋体にステンレスボールを装填したが、水中には、アリルイソチオシアネートのにおいなどは全く残っていないことが確認された。
このように、水中においても気相処理(有効成分の透過、蒸散)が行われることが確認できた。
一般に、精油で水を抗菌しようとする場合、精油を水中に分散させるため、界面活性剤等と混用する。このため、精油の活性成分が界面活性剤によりミセル化し、細菌表面に吸着しなくなり抗菌力が低下する上、界面活性剤も精油も水中に残留することになる。
これに対し、本例の手段によれば、精油の活性成分が気体のまま細菌表面に吸着して、精油本来の抗菌作用を示し、最終的には大気中に蒸散する。
また、通常、水の殺菌には塩素やジ亜塩素酸ナトリウムなどの処理剤が使用されるが、これらの成分は水中に残留する。また、水中に有機物が多く含まれている場合、トリハロメタン系の発ガン性物質が発生する。
本例の手段によれば、前記したような気相処理であり、従来の処理剤のような問題は生じない。
(実施例13:魚のにおいの吸収)
釣った鮒4匹を入れたアイスボックス(内寸法300mm×400mm×300mm)に本例の袋体を入れた場合、魚特有のにおいが吸収されると共に、腐敗も抑制できることが確認された。
袋体1中には、図6に示すように、蒸散剤として、シソの芳香成分であるペリラアルデヒド液3gを、シート状の含浸体8に含浸させたものを封入した。この袋体を4個用意し、ドライアイスと共に、前記アイスボックス中に入れた。
袋体1は、厚さ0.03mmのポリエチレンフィルム製で、40℃以下の環境で、1日約0.1gの有効成分を蒸散する。これを、前記アイスボックス中に入れ、ドライアイスのみを入れた比較例と共に、室温30℃の環境下で5日間放置した。
本実施例品を入れた方のアイスボックスでは、魚特有の異臭は抑えられていたが、ドライアイスのみを入れた比較例では、魚特有の異臭が確認された。
ペリラアルデヒドの代わりにワサビ油(イソチオンアネート)を含浸させた場合でも、本例と同様な効果が得られた。
(実施例14;ハエの忌避と誘引)
蒸散剤として、竹酢液または木酢液またはラベンダー油または唐辛子粉末入りエタノールを用意し、これをポリエチレンフィルム製の袋体に封入して、忌避用の実施例品とした。また、酒、ビール、鶏糞などをポリエチレンフィルム製の袋体に封入して、誘引用の実施例品とした。これらを、鶏舎内の上部に吊り下げ、鶏舎内のハエの行動を観察した。
酒、ビール、鶏糞が入った誘引用の実施例品の近辺にはハエが集まり(誘引作用)、竹酢液、木酢液、ラベンダー油、唐辛子粉末入りエタノールが入った忌避用の実施例品には、ハエが寄ってこなかった(忌避作用)。
(実施例15;農業害虫の忌避と誘引)
精油には、昆虫に対し忌避作用または誘引作用があることが知られている。
この特性を利用して、例えば、特開2007-127号公報には、害虫忌避機能を備えた農業用ハウスが提案されている。また、農家において、各種精油を入れたペットボトルをハウス内に置いたり、ニーム等の忌避資材を不織布に充填したパケットをハウス内に吊り下げたりしている。
また、特開平10-152403号公報には、乳剤の水溶液を温風ボイラー内部の送風口付近(温度40〜43℃の環境)に設置してその水溶液を揮発させ、ハウス内に有効成分を充満させて、害虫の忌避、除菌を行うことが提案されている。
しかし、これら公報に開示された従来技術では、有効成分の揮発速度(蒸散速度)を一定に調整することができず、揮発期間は実際には数日となり、有効成分(薬剤など)を常に追加、補充することになる。
本例では、前記したように、蒸散速度を任意に調整できるので、温度が比較的安定している(概ね、10℃〜30℃の範囲内)農業用ハウス内では、0.05mm厚、0.1mm厚のポリエチレンフィルム製の袋体内に、有効成分を含有した精油を、例えば60g程度封入すれば、2ヶ月程度は安定して蒸散させることができる。
もちろん、袋体内への精油封入量を増やせば、これに比例して、持続期間を長期化することができる。
農業用ハウス内に設置する場合、例えば、厚さ0.1mmのポリエチレンフィルム製の袋体1内に目的の機能を発揮する精油(蒸散剤)2を封入し、図10に示すように、ダンボール等からなる箱12で覆っておけば、耐久性が維持でき、丈夫になる。
また、本実施品は、水などの液体は透過しないポリエチレンフィルムからなる袋体1で構成しているため、図11中に示すように、土の上に直接置くことや、土の中に埋めることもできる。この場合、蒸散剤2として、有効成分の特性が低いものや高いものを任意に選択できる。
例えば、芳香性が低い精油を選択した場合、土の上に袋体1を直接置いて蒸散させることが有効である。また、作物の根の廻りに、袋体1を埋めておけば、昆虫の忌避や病原菌発生を抑えることにもなる。芳香性が高い精油を選択した場合、図10で示すような箱12で覆って設置することが有効である。
なお、図11は、路地栽培に対する適用例である。土の上、土の中に設置することにより、飛翔昆虫ばかりでなく、走行昆虫、例えばヨトウムシなどにも忌避効果がある。
図12に、イチゴなどの栽培をしているビニルハウス内で実施した例を示す。
ハエに対しては、前述の鶏舎と同様な結果を得ることができた。
また、図13に示すように、厚さ0.1mmのポリエチレンフィルム製の袋体1中に、蒸散剤としての酒2と、青色もしくは黄色の紙からなる誘引片13、またはアルミフォイルからなる比較片を入れた。
この実施品と比較品を、図12中に示すように、ビニルハウス内に吊り下げ、アザミウマ、コナジラミの飛翔を観察した。
アザミウマは青色に、コナジラミは黄色に集まる習性が知られているが、誘引片13をいれた本実施片でも同様の誘引作用が確認できた。アルミフォイルを入れた比較品には虫が集まらなかった。
誘引片13を入れず、蒸散剤2として酒だけを入れた本実施品にも、アザミウマ、コナジラミが、誘引片13を入れたものと同程度に集まっており、誘引効果が確認された。
以上説明したように、本考案の実施品によれば、蒸散速度および蒸散期間を、簡単に設定または調整することができる。また、袋体1が小型であっても大型であってもよく、形状の限定も無いので、携帯タイプとすることもできるし、水中に入れたり、土中に埋めることもできる。
すなわち、使用目的、用途、要望などに応じて、所望の機能を有する蒸散装置として、自由に設計、製造することができるなど、多くの効果を有する。
以上、本考案に係る蒸散装置に実施形態の例について説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載された技術的思想の範疇において、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本考案の実施形態例を示し、(A)は正面図、(B)は縦断側面図。 寝かせて使用する実施形態例を示し、(A)は平面図、(B)は縦断正面図。 他の実施形態例の縦断側面図で、(A)は空隙をなくした場合、(B)は折曲げた場合、(C)はクリップで挟んで変形させた場合を示す。 二重袋とした実施形態例の縦断側面図。 シート状の含浸体を封入した実施形態例で(A)は正面図、(B)は縦断側面図。 シート状の含浸体を封入した扁平状の実施形態例で、(A)は正面図、(B)は縦断側面図。 設置角度を調整自在とした実施形態例の縦断側面図。 添加物を混入させた実施形態例で、(A)は正面図、(B)は縦断側面図。 水中に投入して使用する実施形態例の縦断正面図。 箱で覆って使用する実施形態例の縦断正面図。 露地栽培での実施形態例を示す縦断正面図。 ビニルハウス内での実施形態例を示す縦断正面図。 誘引片を封入した実施形態例を示す縦断正面図。
符号の説明
1:袋体(容器体)
2:蒸散剤
4:ガス透過面
5:蒸散剤とフィルムが接する部分(蒸散剤との接触領域)
8:含浸体

Claims (10)

  1. 常温で有効成分が揮発する蒸散剤と、
    ガス透過性ポリマからなるガス透過面を少なくとも一部に有し前記蒸散剤を収容する容器体と、を備え、
    前記ガス透過性ポリマの種別、または、前記ガス透過面の厚みもしくは面積もしくは形状もしくは前記蒸散剤との接触領域の面積、または、前記蒸散剤の収容量、のうちの少なくとも一つの条件設定により、前記蒸散剤中の有効成分の蒸散速度が任意に設定されることを特徴とする蒸散装置。
  2. 前記ガス透過面の厚みもしくは面積もしくは形状もしくは前記蒸散剤との接触領域の面積、または、前記蒸散剤の収容量、のうちの少なくとも一つの条件が可変であり、前記各条件のうちの少なくとも一つの変更により、前記蒸散剤中の有効成分の蒸散速度が調整可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の蒸散装置。
  3. 前記ガス透過面の厚みもしくは面積もしくは形状もしくは前記蒸散剤との接触領域の面積、または、前記蒸散剤の収容量、のうちの少なくとも一つの条件を可変とする手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項2記載の蒸散装置。
  4. 前記容器体が、前記ガス透過性ポリマからなるフィルムで構成された袋体であり、実質的に、該袋体の全面が前記ガス透過面であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の蒸散装置。
  5. 前記蒸散剤が、前記袋体内に封入されていることを特徴とする請求項4記載の蒸散装置。
  6. 前記容器体内に、前記蒸散剤を含浸可能な含浸体が収容されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の蒸散装置。
  7. 前記含浸体がシート状であり、該シート状の含浸体に前記蒸散剤が含浸されていると共に、該シート状の含浸体が前記袋体内に封入されていることを特徴とする請求項6記載の蒸散装置。
  8. 前記蒸散剤が有効成分を含有した液剤であって、当該有効成分が、前記ガス透過面を透過可能であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の蒸散装置。
  9. 前記有効成分が、消臭機能、脱臭機能、芳香機能、防虫機能、殺虫機能、忌避機能、抗ウイルス機能、抗アレルギー機能、のうちの少なくとも一つの機能を有する成分であることを特徴とする請求項8記載の蒸散装置。
  10. 抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用、末梢血管拡張作用、皮膚の再生促進作用、抗アレルギー作用、抗ウイルス作用、発汗作用、解熱作用、去痰作用、咳止め作用、鎮痛作用、昆虫の忌避または誘引作用、免疫活性作用、水虫菌抑制作用、防腐作用、空気浄化作用、ヒーリング作用、のうちの少なくとも一つの作用を発揮することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の蒸散装置。
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