JP2016037494A - 忌避剤及び忌避製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的安価に大量生産が可能であり、鳥獣に対して長期間忌避効果を発揮できる忌避剤及び忌避製品を提供する。【解決手段】忌避剤は、肉食獣の排泄物に含まれる酢酸、酪酸及びイソ吉草酸を必須の有効成分として含んでおり、当該忌避剤は、鳥獣に対して優れた忌避効果を発揮し、且つ長期間に亘ってその効力が持続する。また、第1忌避製品は、忌避剤が含浸された保液材又はゲル状の保液剤が包装材内に気密状に封入されたものであり、包装材を開封等することによって、忌避剤を徐々に揮発、発散させることができ、忌避効果を長期間持続させることができ、第2忌避製品は、保液材又はゲル状の保液剤が容器に収納され、蓋に形成された通気孔を介して忌避剤を容器外へと徐々に揮発、発散させることができるものであり、同様に、忌避効果を長時間に亘り持続させることができる。【選択図】図1
Description
鳥獣に対して用いられる忌避剤及び忌避製品に関し、特に、動物の排泄物に由来する物質を有効成分とする忌避剤及び忌避製品に関する。
近年、人と鳥獣の居住領域が重なることによって種々の問題が生じており、身近な例としては、飼い主のいない猫が田畑に侵入して農作物を荒らすといった問題や、家屋や庭に残される排泄物によって悪臭が発生するといった問題が生じている。
このような問題を解決する方法の一つとしては、鳥獣が嫌う臭いを発する有効成分を含み、鳥獣に対して忌避効果を発揮する薬剤(忌避剤)を使用することによって、鳥獣が一定の領域に接近するのを防止する方法があり、このような忌避剤としては、例えば、特開2009−27953号公報に開示された鳥獣忌避剤が提案されている。
この鳥獣忌避剤は、捕食者の立場にいる肉食獣の排泄物を原料としており、肉食獣の排泄物の臭いに対して警戒心を抱き、その臭いのする場所を避けるという鳥獣の本能的な行動を利用することよって、鳥獣に忌避行動をとらせることができるものである。
ところが、上記特開2009−27953号公報に開示された鳥獣忌避剤は、肉食獣の排泄物を原料としているため、原料を大量に確保することが容易ではなく、大量生産が困難であり、価格が高いという問題がある。
そこで、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、ライオン、狼及び羆の排泄物に含まれる成分のうち、特定の成分が鳥獣に対して有効な忌避効果を発揮することを見出した。
本発明は以上の実情に鑑みなされたものであり、比較的安価に大量生産が可能であり、鳥獣に対して長期間忌避効果を発揮できる忌避剤及び忌避製品の提供を、その目的とする。
上記解題を解決するための本発明は、
鳥獣に対して用いる忌避剤であって、
有効成分として、酢酸、酪酸及びイソ吉草酸を含む忌避剤に係る。
鳥獣に対して用いる忌避剤であって、
有効成分として、酢酸、酪酸及びイソ吉草酸を含む忌避剤に係る。
本発明の忌避剤に含まれる酢酸、酪酸及びイソ吉草酸は、ライオン、狼及び羆の排泄物に共通して含まれる成分であり、鳥獣に対して忌避効果を発揮する有効な成分である。したがって、本発明に係る忌避剤は、鳥獣に対して高い忌避効果を発揮し、且つその忌避効果を長期間に亘り持続させることができる。また、排泄物そのものを原料とするものではないため、大量生産が可能であり、コストも安価に抑えることができる。
尚、上記忌避剤は、有効成分として酪酸エチルを更に含むことが好ましい。
上記酪酸エチルは、羆の排泄物に含まれる成分である。そして、本発明者らの実験の結果によれば、酪酸エチルを含むことによって、鳥獣に対する忌避効果を高めることができる。
更に、上記忌避剤は、有効成分として、プロピオン酸、2−メチルプロピオン酸、2−メチル酪酸及び4−メチル吉草酸を更に含んでも良い。
プロピオン酸、2−メチルプロピオン酸、2−メチル酪酸及び4−メチル吉草酸は、ライオンの排泄物に含まれる成分であり、本発明者らの実験結果から、上記忌避剤の忌避効果は、これら4つの有効成分を含めることにより更に高めることができる。
また、上記忌避剤は、有効成分として、ライオンの排泄物に含まれる酪酸プロピルを更に含んでも良く、この場合も忌避剤の忌避効果を高めることができる。
また、本発明は、
上記忌避剤を含浸させた保液材又はゲル状の保液剤と、
前記保液材又はゲル状の保液剤が気密状に封入される包装材とからなる忌避製品に係る。
上記忌避剤を含浸させた保液材又はゲル状の保液剤と、
前記保液材又はゲル状の保液剤が気密状に封入される包装材とからなる忌避製品に係る。
この忌避製品によれば、包装材の一部を開封することによって、保液材又はゲル状の保液剤に含浸させた忌避剤に含まれる有効成分を、前記開封した部分を介して発散させることができる。したがって、開封する部分の大きさ等を変えて、有効成分の発散量をコントロールすることによって、有効成分の過剰な発散を抑え、忌避効果を長期間に亘って持続させることができる。
尚、前記保液材としては、含浸させた忌避剤を保持可能な材料であれば、特に限定されるものではなく、スポンジなどの多孔質材料、不織布や織物などの繊維材料を用いることができる。
また、前記ゲル状の保液剤は、所謂ネットワーク構造が構築された高分子材料であって、ネットワーク構造内に有効成分である忌避物質を取り込むことが可能な材料を用いることができるが、前記忌避剤は、有効成分として含まれる物質の性質から酸性溶液になる傾向が極めて強いため、酸性溶液が含浸された状態でゲル状態が維持される材料であることが好ましく、このような材料としては、例えば、ポリアクリル酸系ポリマーを主成分とするものを例示することができる。
そして、このゲル状の保液剤によれば、ネットワーク構造内に取り込まれた忌避物質の放散速度を抑えられ、当該忌避物質の徐放性を確保することができる。したがって、忌避効果をより長時間に亘って持続させるという観点からすれば、ゲル状の保液剤を用いることがより好ましい。また、ゲル状の保液剤を用いた場合には、含浸させた忌避剤が放散するにつれて、徐々に保液剤自体の体積が小さくなるため、含浸させた忌避剤のおおよその残量を目視によって確認することが可能となる。
また、上記忌避製品において、前記包装材は、内部と外部とを連通する孔が形成されるとともに、該孔を気密状に封止するシール部材が該孔を覆うように着脱自在に貼付されていても良い。
この場合、前記シール部材を包装材から剥がし取ることによって、忌避剤に含まれる有効成分を前記孔を介して外部へと発散させることができる。即ち、前記孔の直径や数、シール部材を剥がす面積等を変えることで、有効成分の発散量をコントロールすることができる。したがって、有効成分の発散量を必要十分な量にコントロールすることで、上記と同様、忌避効果を長期間に亘り持続させることができる。
尚、忌避剤の有効成分は、包装材の気密性の程度によっては未使用時であっても意図せず揮発して発散してしまう可能性がある。そこで、前記包装材は、少なくとも一方の面に無機物が蒸着された無機蒸着フィルムからなり、前記無機物が蒸着された面が内面となるように構成されていることが好ましい。このようにすれば、包装材の気密性が向上するため、有効成分の発散を効果的に防止することができる。
また、本発明は、
上記忌避剤を含浸させた保液材又はゲル状の保液剤と、
前記保液材又はゲル状の保液剤が内部に収納される容器とからなり、
前記容器は、開口部を有する本体と、
少なくとも1つの通気孔が表裏に貫通して形成され、前記開口部を閉塞するように前記本体に取り付けられた蓋体とからなる忌避製品に係る。
上記忌避剤を含浸させた保液材又はゲル状の保液剤と、
前記保液材又はゲル状の保液剤が内部に収納される容器とからなり、
前記容器は、開口部を有する本体と、
少なくとも1つの通気孔が表裏に貫通して形成され、前記開口部を閉塞するように前記本体に取り付けられた蓋体とからなる忌避製品に係る。
この忌避製品によれば、蓋体に形成された通気孔を介して、忌避剤に含まれる有効成分を外部に発散させることができ、また、通気孔の直径や数を調整することで有効成分の発散量を調整することができるため、有効成分の過剰な発散を抑えるようにこれらを調整し、忌避効果を長時間に亘り持続させることが可能となる。尚、上記と同様に、忌避効果をより長時間に亘って持続させたい場合には、ゲル状の保液剤を使用することが好ましい。
また、前記容器の蓋体は、前記通気孔を気密状に封止する保護シールが着脱自在に貼付されていても良い。このようにすれば、蓋体から保護シールを剥がし取ることで、前記通気孔を介して有効成分を外部へ発散させることができ、忌避製品を使用する際の状況に応じて、保護シールを剥がす面積を変え、有効成分の発散量を必要十分な量に調整することができ、上記と同様、忌避効果を長時間に亘って持続させることができる。
また、上記忌避製品において、前記容器は、前記開口部を覆うようにガス透過性フィルムが貼付されていることが好ましい。このガス透過性フィルムとは、気体状態の物質は透過する一方、固体状態及び液体状態の物質は透過しない多孔性のフィルムである。したがって、忌避製品を屋外で使用した場合に、容器内への雨水の侵入を防止しつつ、揮発した忌避物質を外部へ発散させることが可能となる。また、保液材又はゲル状の保液剤から揮発した有効成分たる忌避物質がガス透過性フィルムを通して外部に発散されることになるため、当該ガス透過性フィルムを用いていないと場合と比較して、忌避物質の放散速度を抑えることもできる。
以上のように、本発明に係る忌避剤によれば、鳥獣に対して長期間に亘り忌避効果を発揮することができ、且つコストの削減を図ることができる。また、本発明に係る忌避製品によれば、忌避剤に含まれる有効成分が過剰に発散するのを抑え、忌避効果を長期間持続させることができる。
[忌避剤]
本発明の忌避剤において、有効成分は酢酸、酪酸及びイソ吉草酸という3つのカルボン酸である。これら3つの物質は、ライオン、狼及び羆の排泄物に共通して含まれる成分であり、本発明者らが研究を重ねた結果、ライオン、狼及び羆の排泄物が忌避効果を発揮する際の有効成分であることが特定されたものである。
本発明の忌避剤において、有効成分は酢酸、酪酸及びイソ吉草酸という3つのカルボン酸である。これら3つの物質は、ライオン、狼及び羆の排泄物に共通して含まれる成分であり、本発明者らが研究を重ねた結果、ライオン、狼及び羆の排泄物が忌避効果を発揮する際の有効成分であることが特定されたものである。
また、上記忌避剤は、他の有効成分として、羆の排泄物に含まれるエステルである酪酸エチルを更に含んでいても良い。この酪酸エチルについても同様に、本発明者らが研究を重ねた結果、羆の排泄物が忌避効果を発揮する際の有効成分の1つであることが特定されたものである。
更に、上記忌避剤は、ライオンの排泄物に含まれるプロピオン酸、2−メチルプロピオン酸、2−メチル酪酸及び4−メチル吉草酸という4つのカルボン酸を更に含んでいても良い。また、同様にライオンの排泄物に含まれる酪酸プロピルというエステルを含んでいても良い。尚、上記プロピオン酸、2−メチルプロピオン酸、2−メチル酪酸、4−メチル吉草酸及び酪酸プロピルについても、上記と同様に、本研究者らが研究を重ねて、ライオンの排泄物が忌避効果を発する際の有効成分であることが特定されたものである。
そして、本発明の忌避剤は、忌避効果の面においては上述した全ての有効成分を含むように調製したものであることが好ましいが、費用対効果の観点からすれば、必ずしも上記全ての有効成分を含むように調製したものに限られるものではなく、酢酸、酪酸及びイソ吉草酸を必須の有効成分として含むようにした上で、プロピオン酸、2−メチルプロピオン酸、2−メチル酪酸及び4−メチル吉草酸、酪酸エチル並びに酪酸プロピルの中から選択した一種以上を含むように調製したものであっても良い。
尚、上記忌避剤の使用方法としては、鳥獣を寄せ付けたくない領域(以下、「対象領域」という)の周囲に忌避剤に含まれる有効成分を発散させるような使用方法であれば、特に限定されるものではなく、具体的には、前記対象領域近くの地面に忌避剤を散布する方法や、後述するように、忌避剤を含浸させたスポンジ等の保液材や忌避剤を含浸させたゲル状の保液剤を包装材内に封入して、これを前記対象領域の近辺に設置し、包装材を開封等して徐々に有効成分を揮発させ発散させる方法や、前記保液材やゲル状の保液剤が収納された容器を対象領域の近辺に設置し、容器の蓋に形成しておいた通気孔を介して、有効成分を揮発させ発散させる方法などを例示することができる。
[第1忌避製品]
次に、第1忌避製品について説明する。
次に、第1忌避製品について説明する。
本発明に係る第1忌避製品は、前記忌避剤を保液材又はゲル状の保液剤に含浸させ、この保液材又はゲル状の保液剤を包装材の中に気密状に封入したものであり、包装材の一部を開封する、或いはシール部材を剥がすことによって、開封した部分或いは包装材に形成された孔を介して揮発した忌避剤中の有効成分が発散し、鳥獣に対して忌避効果を発揮するものである。
尚、前記保液材は、含浸させた忌避剤を保持可能な材料であれば、特に限定されるものではなく、例えば、スポンジなどの多孔質材料、不織布や織物などの繊維材料などを挙げることができ、忌避剤を含浸させた保液材を作製する方法としては、忌避剤又はその希釈液に保液材を浸す方法を例示することができる。
また、前記ゲル状の保液剤としては、ネットワーク構造が構築される材料であって、当該ネットワーク構造内に忌避剤に含まれる有効成分を取り込み可能な高分子材料を例示することができる。また、この忌避剤を含浸させたゲル状の保液剤を作製する方法としては、ゲル化剤と忌避剤又はその希釈液とを混合する方法や、所定の形状に成形した高分子吸収体を忌避剤又はその希釈液中に浸漬させ、当該高分子吸収体に忌避剤又はその希釈液を吸収させる方法を例示することができる。
前記高分子材料は、天然高分子系の材料、合成高分子系の材料のいずれであるかを問わず、天然高分子系の材料としては、ジェランガムやカラギナン、ローカストビーンガム、キサンタンガム、これらの混合物などを例示することができ、合成高分子系の材料としては、ポリアクリル酸系ポリマーを例示することができる。尚、天然高分子が原料であるゲル化剤は、一般的に中性付近の水溶液をゲル化するために用いられるものであるが、本発明に係る忌避剤は主成分が有機化合物であり、且つその性質上酸性溶液になる傾向が強いため、高分子材料として天然高分子系の材料を用いる場合には、忌避剤を水によって所定の濃度に希釈した希釈液を用いて保液剤を作製することが好ましい。
また、前記包装材の材料としては、内部に保液材又はゲル状の保液剤を封入した際に十分な気密性を確保できる材料であれば、特に限定されるものではないが、フィルムの少なくとも一方の面に無機物を蒸着させた無機蒸着フィルム(バリアフィルム)は優れた気密性を有するため、包装材の材料として特に好ましい。尚、前記フィルムとしては、ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムなどを用いることができ、また、蒸着させる無機物としては、アルミニウムや酸化アルミニウムを例示することができる。
上記第1忌避製品を使用に際しては、対象領域近辺の地面に設置するようにして良いし、通気性を有するプラスチックケース内に包装材を収納し、これを樹木や柵に吊り下げるようにしても良い。
[第2忌避製品]
また、本発明に係る忌避製品は、以下に説明するような第2忌避製品であっても良い。
また、本発明に係る忌避製品は、以下に説明するような第2忌避製品であっても良い。
前記第2忌避製品は、前記忌避剤を含浸させた保液材又はゲル状の保液剤を容器内に収納したものであり、前記容器は、開口部を有する本体と、開口部を閉塞するように取り付けられる蓋とからなり、本体の開口部にはガス透過性フィルムが貼付されており、蓋には表裏に貫通するように1以上の通気孔が形成されている。
そして、この第2忌避製品においては、保液材又はゲル状の保液剤から有効成分たる忌避物質が放散され、この放散された忌避物質がガス透過性フィルム及び通気孔を介して容器外へと発散することで、鳥獣に対する忌避効果が発揮される。
尚、容器の材料としては、プラスチックやガラスなどといった種々の材料を使用することができ、特に限定されるものではないが、忌避剤に含まれる成分によって劣化せず、耐候性等に優れた材料であることが好ましく、このような材料として、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートを例示することができる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
[サンプルの調製]
実施例1の忌避剤はライオンの排泄物、実施例2の忌避剤は狼の排泄物、実施例3の忌避剤は羆の排泄物に含まれる成分をそれぞれ分析し、その結果を基にして、実施例1は表1、実施例2は表2、実施例3は表3にそれぞれ従って各種試薬を混合し調製した。また、実施例4の忌避剤は、ライオン、狼及び羆の排泄物に含まれる前記有効成分を全て含むように、表4に従って各種試薬を混合して調製した。更に、実施例5の忌避剤は、実施例4の忌避剤よりもライオンの排泄物に含まれる前記有効成分が少なくなるように、表5に従って各種試薬を混合し調製した。
実施例1の忌避剤はライオンの排泄物、実施例2の忌避剤は狼の排泄物、実施例3の忌避剤は羆の排泄物に含まれる成分をそれぞれ分析し、その結果を基にして、実施例1は表1、実施例2は表2、実施例3は表3にそれぞれ従って各種試薬を混合し調製した。また、実施例4の忌避剤は、ライオン、狼及び羆の排泄物に含まれる前記有効成分を全て含むように、表4に従って各種試薬を混合して調製した。更に、実施例5の忌避剤は、実施例4の忌避剤よりもライオンの排泄物に含まれる前記有効成分が少なくなるように、表5に従って各種試薬を混合し調製した。
[忌避効果の評価]
まず、実施例1〜実施例4の忌避剤の、猫に対する忌避効果を評価するための実験を以下の手順で行った。尚、猫の空腹度や実験環境の影響等を排除するための陰性コントロールには蒸留水(比較例1)を用い、比較対象には市販品の狼の尿(比較例2)を用いた。また、雄3匹、雌3匹の計6匹の猫(年齢は1〜2歳)を対象とした。
まず、実施例1〜実施例4の忌避剤の、猫に対する忌避効果を評価するための実験を以下の手順で行った。尚、猫の空腹度や実験環境の影響等を排除するための陰性コントロールには蒸留水(比較例1)を用い、比較対象には市販品の狼の尿(比較例2)を用いた。また、雄3匹、雌3匹の計6匹の猫(年齢は1〜2歳)を対象とした。
実施例1〜実施例4の忌避剤、蒸留水及び狼の尿を、ペトリディッシュの蓋に載せたろ紙(ワットマン、ろ紙No.2)に吸着させ、これらをステンレスボウル内にそれぞれ収めた。尚、実施例1〜実施例4の忌避剤については、それぞれ0.01mlを異なるろ紙に吸着させ、蒸留水及び狼の尿については、それぞれ1mlを異なるろ紙に吸着させた。また、ステンレスボウル内には、ろ紙とともに、猫を誘引する目的で約15gのドライキャットフードを入れた。
そして、6つのステンレスボウルをそれぞれ1mの間隔を空けて、通常猫が餌を摂食している時間帯に、横3列縦2列で地面に設置し放置した。尚、ステンレスボウルの位置を猫が覚えることによる食べ具合の偏りをなくす目的で、ステンレスボウルの位置を入れ替えながら、1日に3回〜4回、3日間かけて延べ9回の実験を行った。忌避効果は、各実験の全てのサンプルについて、猫の餌の食べ具合を食べていない(無食)、食べてはいるが食べ残しがある(部分食)、全て食べている(完食)の3段階でそれぞれ判断し、実験全体を通しての各サンプルの無食及び部分食の割合(摂食抑制率)を算出して、蒸留水の摂食抑制率と他のサンプルの摂食抑制率とを比較し、摂食抑制率が蒸留水よりも高いものには忌避効果あり、低いものには忌避効果なしと判定した。尚、図1は、本実験の結果をまとめた棒グラフであって、同図中の網掛け部は無食の割合を示し、白抜き部は部分食の割合を示しており、前記摂食抑制率が高いほど忌避効果が高いことを意味する。
図1に示すように、実施例1〜実施例4のいずれの忌避剤についても、蒸留水よりも摂食抑制率が高く、忌避効果があることが確認された。また、実施例3及び実施例4の忌避剤は、吸着量が少ないにも関わらず、狼の尿とほぼ同等の摂食抑制率を示している、即ち、ほぼ同等の忌避効果があることが分かり、実施例4の忌避剤について言えば、無食の割合が狼の尿よりも格段に高くなっていることから、非常に優れた忌避効果を有することが認められた。
次に、実施例5の忌避剤の、猫に対する忌避効果を評価するための実験を以下の手順で行った。尚、上記と同様に、蒸留水を陰性コントロールとして用い、狼の尿を比較対象として用いた。また、雄3匹、雌3匹の計6匹の猫(年齢は1〜2歳)を対象として実験を行った。
実施例5の忌避剤、蒸留水及び狼の尿をそれぞれ異なるろ紙に1ml吸着させ、これらを上記と同様にステンレスボトル内にそれぞれ収めるとともに、各ステンレスボウル内に15gのドライキャットフードを入れた。
そして、これら3つのステンレスボウルを1mの間隔を空けて、普段猫が摂食している時間帯に、横一列に地面に設置し放置した。尚、この実験においても、ステンレスボウルの位置を入れ替えながら、延べ8回の実験を行った。図2は、その結果をまとめた棒グラフであり、図1と同様に、網掛け部は無食の割合、白抜き部は部分食の割合を示し、縦軸における摂食抑制率とは、無食及び部分食を合わせた割合である。
図2に示すように、実施例5の忌避剤は、蒸留水よりも摂食抑制率が高く、忌避効果があることが確認された。また、実施例5の忌避剤と狼の尿との摂食抑制率を比較すると、狼の尿が25%であるのに対して、実施例5の忌避剤は2.5倍の62.5%と非常に高く、優れた忌避効果があることが認められた。
[第1忌避製品の作製及び忌避効果持続期間の評価]
次に、実施例5の忌避剤を使用した第1忌避製品についての忌避効果持続期間を評価するための実験を行った。この実験においては、陰性コントロールとして蒸留水(比較例1)を用い、比較対象には忌避剤として市販されている3種類の異なる製品1〜3(比較例3〜5)を用いた。尚、製品1はワサビ(イソチアン酸アリル)、チョウジ油、シソ抽出物及びチモール(植物由来成分)を、製品2は香料(シナモン系、シトラス系、フルーツ系等)、ペッパーオイル、サリチル酸メチル及び消臭剤(ミカン科植物油等)を、製品3はシトラール系精油をそれぞれ有効成分とするものであり、これら3種類の製品はいずれも粒状物である。また、雄3匹、雌3匹の計6匹の猫(年齢は1〜2歳)を対象に実験を行った。
次に、実施例5の忌避剤を使用した第1忌避製品についての忌避効果持続期間を評価するための実験を行った。この実験においては、陰性コントロールとして蒸留水(比較例1)を用い、比較対象には忌避剤として市販されている3種類の異なる製品1〜3(比較例3〜5)を用いた。尚、製品1はワサビ(イソチアン酸アリル)、チョウジ油、シソ抽出物及びチモール(植物由来成分)を、製品2は香料(シナモン系、シトラス系、フルーツ系等)、ペッパーオイル、サリチル酸メチル及び消臭剤(ミカン科植物油等)を、製品3はシトラール系精油をそれぞれ有効成分とするものであり、これら3種類の製品はいずれも粒状物である。また、雄3匹、雌3匹の計6匹の猫(年齢は1〜2歳)を対象に実験を行った。
気密状の包装材内に実施例5の忌避剤15mlを吸収させた樹脂が収納された第1忌避製品、蒸留水15mlを吸収させた樹脂、ペトリディッシュに入れた製品1〜3各15gを収めた各ステンレスボウルを、地面に設置し、第1忌避製品を開封して所定時間放置した後に各ステンレスボウルを倉庫に回収し、その後1週間毎に各ステンレスボウルの設置、回収を繰り返し、4週間後まで計5日間実験を行った。尚、ステンレスボウルの位置を入れ替えながら、初日、1週間後、2週間後、4週間後はそれぞれ4回の実験を行い、3週間後は3回の実験を行った。そして、各サンプルについて、上記と同様に各実験毎に無食、部分食、完食の3段階でそれぞれ判断した。図3は、初日の結果をまとめた棒グラフであり、同図中の網掛け部は無食の割合、白抜き部は部分食の割合を示している。また、図4は全5回の実験結果をまとめた折れ線グラフであり、縦軸は摂食抑制率、横軸は日数を表している。
図3に示すように、実施例5の忌避剤を使用した第1忌避製品は、実験開始初日から蒸留水よりも摂食抑制率が高く、忌避効果を発揮していることが分かる。更に、第1忌避製品の摂食抑制率を比較例3〜5における摂食抑制率と比較すると、実施例3とは同等であり、実施例5にはやや劣るものの、実施例4よりも優れていることが分かり、十分な忌避効果を発揮していることがわかる。また、図4から分かるように、実験開始初日において最も高い摂食抑制率を示していた実施例5は、日数の経過とともに、摂食抑制率が低下しているのに対し、上記第1忌避製品は、摂食抑制率の大幅な低下を示しておらず、高い忌避効果が持続していることが認められた。
[ゲル状保液剤の作製]
4種類の天然高分子系ゲル化剤及び1種類のポリアクリル酸系ポリマーからなる高分子吸収体をそれぞれ用いて、5種類のゲル状保液剤を作製した。
4種類の天然高分子系ゲル化剤及び1種類のポリアクリル酸系ポリマーからなる高分子吸収体をそれぞれ用いて、5種類のゲル状保液剤を作製した。
第1保液剤は、全体に対する濃度が0.01%となるように塩化カルシウムを添加した冷水に、濃度が0.5%となるようにジェランガム(商品名:KELCOGEL AFT、三晶株式会社製)を分散させ、これを90℃で5分間加熱し、ゲル化剤を溶解させた後、約80℃まで自然放冷させてから実施例5の忌避剤を希釈したサンプル溶液を添加し撹拌した後、冷蔵庫内で冷却して作製した。
第2保液剤は、全体に対する濃度が0.2%となるように塩化カリウムを添加した冷水に、濃度が1.5%となるようにカラギナンとローカストビーンガムとの混合物(商品名:GENUGEL WR−78−J、三晶株式会社製)を分散させ、これを85℃で5分間加熱し、ゲル化剤を溶解させた後、約60℃まで自然放冷させてから上記サンプル溶液を添加し撹拌した後、冷蔵庫内で冷却して作製した。
第3保液剤は、全体に対する濃度が0.2%となるように塩化カリウムを添加した冷水に、濃度が0.5%となるようにκ−カラギナン(品番:BK−20P、株式会社タカラゲン製)を分散させ、これを85℃で5分間加熱し、ゲル化剤を溶解させた後、約60℃まで自然放冷させてから上記と同様のサンプル溶液を添加し撹拌した後、冷蔵庫内で冷却して作製した。
第4保液剤は、全体に対する濃度が0.2%となるように塩化カルシウムを添加した冷水に、濃度が2%となるようにキサンタンガムとローカストビーンガムとの混合物(品番:TLX−25R、株式会社タカラゲン製)を分散させ、これを90℃で5分間加熱し、ゲル化剤を溶解させた後、約60℃まで自然放冷させてから上記と同様のサンプル溶液を添加し撹拌した後、冷蔵庫内で冷却して作製した。
尚、第1〜第4保液剤の作製に用いた前記サンプル溶液は、実施例5の忌避剤を5,10,20%に希釈したものであり、いずれの濃度であっても、乳白色の不透明なゲル状の保液剤が得られた。
第5保液剤は、実施例5の忌避剤とプロピレングリコール溶液とを3:1の割合で混合し、忌避剤の濃度が75%であるサンプル溶液を調製し、ついで、予め2cm×2cm×0.5cmのタイル状に成形しておいたポリアクリル酸を主成分とする高分子吸収体(品番:FDO−1S、有限会社富士ファイン研究所製)を、調製したサンプル溶液に浸して、室温にて2週間以上放置し、当該高分子吸収体に忌避剤中の有効成分を取り込ませて、忌避剤を含浸させたゲル状の保液剤を作製した。尚、高分子吸収体に吸収されたサンプル溶液の重さは、9gであった。
このようにして得られた5種類の保液剤を比較すると、高分子吸収体を用いて作製した第5保液剤は、ゲル化剤を用いて作製した第1〜第4保液剤よりも形態安定性に優れ、また、忌避剤の濃度が高いサンプル溶液を用いることが可能であった。そこで、この第5保液剤を用いて、第2忌避製品を作製した。
[第2忌避製品の作製]
第2忌避製品は、前記高分子吸収体に忌避剤を含浸させた第5保液剤を2cm×1cm×0.5cmのタイル状に成形し、蓋付きの透明なプラスチック容器(直径4.3cm×高さ2.6cm、馬野化学容器株式会社製)内に収納した後、容器の開口部にガス透過性フィルム(ブレスロン、日東ライフテック株式会社製)を貼付してからプラスチック容器に蓋をして、第2忌避製品を作製した。尚、プラスチック容器の蓋には、直径2mm程度の5つの通気孔が形成されるとともに、これらの通気孔を閉塞するように保護シールが貼付されている。
第2忌避製品は、前記高分子吸収体に忌避剤を含浸させた第5保液剤を2cm×1cm×0.5cmのタイル状に成形し、蓋付きの透明なプラスチック容器(直径4.3cm×高さ2.6cm、馬野化学容器株式会社製)内に収納した後、容器の開口部にガス透過性フィルム(ブレスロン、日東ライフテック株式会社製)を貼付してからプラスチック容器に蓋をして、第2忌避製品を作製した。尚、プラスチック容器の蓋には、直径2mm程度の5つの通気孔が形成されるとともに、これらの通気孔を閉塞するように保護シールが貼付されている。
この第2忌避製品においては、少なくとも1つの通気孔を介して容器内と容器外とが連通した状態となるように保護シールを剥がすことで、保液材又はゲル状の保液剤から揮発した忌避物質が外部へと拡散されるようになるため、忌避効果が発揮される。
そして、この第2忌避製品は、容器としてプラスチック製の透明なものが使用されているため、容器内に収納された保液剤を目視することができ、保液剤から忌避剤が揮発することによって、当該保液剤が収縮していることを確認することができた。
以上のように、本発明に係る忌避剤は、猫などの鳥獣に対して非常に優れた忌避効果を発揮するとともに、その忌避効果が長時間持続するものであり、また、肉食獣の排泄物そのものを原料として用いる必要がないため、容易に大量生産することができ、生産コストを低く抑えることができる。
Claims (11)
- 鳥獣に対して用いる忌避剤であって、
有効成分として、酢酸、酪酸及びイソ吉草酸を含むことを特徴とする忌避剤。 - 有効成分として、更に酪酸エチルを含むことを特徴とする請求項1記載の忌避剤。
- 有効成分として、更にプロピオン酸、2−メチルプロピオン酸、2−メチル酪酸及び4−メチル吉草酸を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の忌避剤。
- 有効成分として、更に酪酸プロピルを含むことを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかの忌避剤。
- 請求項1乃至4記載のいずれかの忌避剤を含浸させた保液材又はゲル状の保液剤と、
前記保液材又はゲル状の保液剤が気密状に封入される包装材とからなることを特徴とする忌避製品。 - 前記包装材は、内部と外部とを連通する孔が形成されるとともに、該孔を気密状に封止するシール部材が該孔を覆うように着脱自在に貼付されていることを特徴とする請求項5記載の忌避製品。
- 前記包装材は、少なくとも一方の面に無機物が蒸着された無機蒸着フィルムからなり、前記無機物が蒸着された面が内面となるように構成されていることを特徴とする請求項5又は6記載の忌避製品。
- 請求項1乃至4記載のいずれかの忌避剤を含浸させた保液材又はゲル状の保液剤と、
前記保液材又はゲル状の保液剤が内部に収納される容器とからなり、
前記容器は、
開口部を有する本体と、
少なくとも1つの通気孔が表裏に貫通して形成され、前記開口部を閉塞するように前記本体に取り付けられた蓋体とからなることを特徴とする忌避製品。 - 前記蓋体は、前記通気孔を気密状に封止する保護シールが着脱自在に貼付されていることを特徴とする請求項8記載の忌避製品。
- 前記容器は、前記開口部を覆うようにガス透過性フィルムが貼付されていることを特徴とする請求項8又は9記載の忌避製品。
- 前記ゲル状の保液剤は、ポリアクリル酸系ポリマーが主成分であることを特徴とする請求項5乃至10記載のいずれかの忌避製品。
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JP2018100251A (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | 猛 湯澤 | 熊の忌避方法と忌避剤 |
CZ307421B6 (cs) * | 2017-03-23 | 2018-08-08 | Ústav makromolekulární chemie AV ČR, v. v. i. | Pachové zradidlo zvěře |
EP3599848A4 (en) * | 2017-03-20 | 2020-12-02 | Kunagone Spólka Akcyjna | FRAGRANCE SET AGAINST MARDER, IN PARTICULAR A FRAGRANCE PENDANT |
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2015
- 2015-07-16 JP JP2015141860A patent/JP2016037494A/ja active Pending
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