JP3141957B2 - 最適個別画像再現方法 - Google Patents

最適個別画像再現方法

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JP3141957B2 JP03333539A JP33353991A JP3141957B2 JP 3141957 B2 JP3141957 B2 JP 3141957B2 JP 03333539 A JP03333539 A JP 03333539A JP 33353991 A JP33353991 A JP 33353991A JP 3141957 B2 JP3141957 B2 JP 3141957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二次元の連続階調画像
を2レベル(bi-level) のディジタル出力装置に再現す
る方法である。
【0002】
【従来の技術】一段と精巧かつ強力になっているコンピ
ュータ資源は、種々の一般的なデータ形成を処理するこ
とができる。文書データおよび組織化されたデータベー
スは、最も初期のデータ形式であった。現在では、図形
や画像のデータが汎用コンピュータ・システムで作ら
れ、転送され、処理されている。これらの新しいデータ
形式は、コンピュータ・システムの設計者に対して新し
い問題を提起している。ユーザにとっては、広範囲の種
々の装置のいずれで画像を表示しようと、この画像は、
情報交換用米国標準コード(ASCII)の文書資料の
表示と同じように鮮明でなければならない。異なったグ
レー・レベルの能力を有する業務用ビデオ表示装置、レ
ーザ・プリンタおよび家庭用ドットマトリックス・プリ
ンタでの種々の解像度と縦横比の全てが、同じように所
定の画像を再現しなければならない。この表示の鮮明度
を達成するために、各出力装置は、一般的なデジタル画
像データをその装置に特有の特性にマッチした形式に変
換する専用前処理装置を持たなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所定の出力装置、例え
ばレーザ・プリンタまたはビデオ表示装置の2進性は、
連続階調画像の再現に特定の問題を提起する。写真フィ
ルムと幾つかの感熱材料以外に、真の連続階調のハード
・コピーを作る実際的方法はない。コンピュータのハー
ド・コピー装置は、本質的に殆ど例外なしに2進性であ
る。もし(しばしば画素またはビットと呼ぶ)解像の可
能性が最も低い画像の部分が、オンまたはオフのいずれ
かであり、その間の何らかの中間値がなければ、出力装
置は2進性である。ワークステーションや端子と結び付
いたビデオ表示装置は、確かに真の連続階調表示をする
能力があるが、これらは、しばしばフル・グレースケー
ル能力よりもむしろ、高い空間的解像度を生ずるフレー
ム・バッファ(frame buffers)によって実行される。
【0004】出力前処理装置システムで実行されるディ
ジタル・ハーフトーン技術は、2進性画素の入念な構成
から連続階調画像の幻像(illusion)を作るいずれかの
アルゴリズムの工程によって構成される。大抵の出力装
置は、2進性のドットマトリックス文書または図形の表
示用に設計されているので、ディジタル・ハーフトーン
技術も、それらの装置に同じように画像を表示するメカ
ニズムを提供する。
【0005】適切なディジタル・ハーフトーン技術は、
2つの特定の問題と取り組まなければならない。2つの
問題は、いずれも再現画像の最終的認識に於ける表示画
素の局部的集団での相互作用から生ずる問題である。第
1に、出力装置の特性によって、隣り合う画素の強度が
他の画素に影響を及ぼす可能性がある。例えば、プリン
タで、染料またはトナーが一局部の画素から他の画素へ
滲み出して、印刷画像を変える可能性がある。第2に、
人間の目それ自体は、画素の集団を纏めて読み取る傾向
がある。この影響は、しばしばビデオ表示装置の連続階
調色の幻像を作り出すことに利用される。しかし、人間
の目と脳によるレベルの低い処理の影響によって、理論
的には正確な画像表示認識が変化して、さらに好ましく
ない結果につながる可能性がある。
【0006】いずれかの使用可能な2進性の表示装置に
連続階調画像を再現する申し分のない方法は、画像処理
の際の表示上の相互作用と認識上の相互作用の両方を考
慮に入れなければならない。所定の表示装置用に画像を
処理するため、このような方法によって、種々の異なっ
た表示システムの特性を、大きな困難なく互換可能に使
用することが可能でなければならない。さらに、この方
法は表示装置の物理的な出力は、人間の目と脳による認
識の両方の面での画素の相互作用を明確に考慮に入れな
ければならない。この方法によって、また最小の時間で
過度の計算力量を必要としないで、所定の表示システム
用に画像を処理することが可能でなければならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、二次元の連続
階調画像を2レベルのディジタル出力装置から印刷また
は表示するのに適したビットマップに変換する新しい効
率的なアルゴリブムを提供する。本発明は、局部的な画
素の隣接部分に対する出力装置の影響と目と脳の受け取
り方の両方の特性を明らかにし、原画像に極めて近い出
力画像を合理的な時間内に提供する。
【0008】本発明の手順は、二次元の連続階調モノク
ロ原画像で始まる。原画像の上に座標格子を置き、通常
のサンプリング技術を使用し、グレースケールの強度値
を格子の各画素に割当てることによって、原画像を先ず
解像度がより低い画像ビットマップに分解する。本方法
では、そうでない事例に敷衍することも可能であるが、
便宜上、原画像用の画素の格子は、出力装置の画像に対
応する格子と同じ間隔および寸法を有するものとする。
本発明は複数の強度値のアレイであるこのサンプルした
原画像を、オンとオフの値だけのアレイである印刷可能
なビットマップに変換する。本説明を通じて、印刷には
ドットマトリックス、レーザまたは他のプリンタからの
実際の印刷と、また全てのビデオ表示装置および全ての
他の表示技術による画像表示をも含むことが前提となっ
ている。
【0009】第1に、特定の出力装置に適用可能なプリ
ンタ・モデルを指定する。たのプリンタ・モデルは、プ
リンタがどのようにして特定の印刷可能なビットマップ
を使用して、所定の出力を作り出すかを説明するアリゴ
リズムである。しばしば、画像形成媒体の非直線的また
は非ディジタル的応答、ドットの拡散または歪み、ドッ
トの重なり等のような種々のインクと用紙間の相互作用
は、2進性のビットマップの入力と印刷ビットマップの
出力間の厳密な1対1の対応、即ち再現を妨げる。プリ
ンタ・モデルは、装置の出力の特性の基本的特徴を捉
え、種々の2進性のテスト・パターンを印刷し、テスト
することによって指定されることができる。ある所定点
に於けるプリンタ・モデルの値がビットマップの少数の
近くにある画素によってのみ決まるという意味で、プリ
ンタ・モデルは局部的なモデルである。本説明で使用す
る単純なプリンタ・モデルは、中央の画素の出力強度を
計算する場合に、所定の画素に隣接する直近の8個の画
素の強度を考慮に入れる。
【0010】第2に、どのようにして目と脳が、2レベ
ルの出力画像を認識するかを説明する認識モデルを提供
する。目と脳は、印刷されたビットマップを受け入れる
場合に、各画素を近くの画素との何らかの結合体のよう
に読み取る傾向がある。認識モデルは、目と脳によるこ
のレベルの低い処理が作り出した効果をきわめて近似し
て捉える。本説明で使用する単純なモデルでは、プリン
タ・モデルの動作と同じように、印刷画素を中心に集ま
った9×9の隣接部分の印刷画素の強度の加重平均とし
て、各出力画素の認識強度を計算する。プリンタ・モデ
ルの再現出力に認識モデルを適用することによって、認
識されたビットマップ画像、即ち認識が得られる。
【0011】第3に、比較モデルは、原画像の認識と印
刷画像の認識とを比較する方法を提供する。比較はプリ
ンタ・モデルと認識モデルが局部的であるのと同様に局
部的であり、これは、1画素当り1つの数量として、こ
れらの数量の合計として表現可能でなければならず、各
数量はある特定の画素のある小さな隣接部分にある2つ
の画像の値によってのみ決まる。本説明用に、比較的単
純な比較モデルでは、認識された印刷画像の画素の強度
値を認識された原画像の対応する画素の強度値か減算
し、各画素の絶対差異値を加算し、2つの画像の差異値
の合計に到達する。
【0012】プリンタ・モデルは、どのようにして所定
のビットマップ画像が、所定の出力装置から生ずるかを
説明する。隣接する画素はある所定の画素の物理的強度
に影響を与える可能性があり、その結果、全体の印刷ビ
ットマップは、変化した隣接部分の連続したものになっ
てしまう。認識モデルは、各画素の直近の隣接部分を与
えられた場合に、目と脳が印刷ビットマップの各画素を
どのように見るかを特徴づける。さらに、比較モデル
は、ある個人が印刷画像の認識と原画像の認識とをどの
ように比較することができるかを説明する。これらの3
つのモデル、即ちプリンタ・モデル、認識モデルおよび
比較モデルは、いずれもビットマップ画像がどのように
して印刷され、認識され、原画像と比較されるかを説明
し、印刷する前に原画像により近似するようにビットマ
ップを変更する手順の手段を提供する。
【0013】実際のプリンタまたは他の出力装置にいず
れかのビットマップが送り込まれてしまう前に、本発明
は原画像をより忠実に複製するため、これらのモデルを
使用して原画像の他のビットマップを分析する。印刷可
能なビットマップの全ての順列をサンプリングした原画
像と単純に比較することは、不必要に複雑な仕事であ
る。その代りに、本発明はこの仕事を簡素化し、受入れ
可能な時間で原画像に極めて近いビットマップの再現を
可能にするダイナミックなプログラムのアルゴリズムを
提供する。
【0014】サンプル画像を並べ換え、受入れ可能な印
刷可能ビットマップを形成する問題を単純化するため、
画像を介する一連の平行な帯状部分を使用し、一時に一
帯状部分の割合で、ほんの局部的な並べ換えを実行す
る。帯状部分は、ここではn個のビットの一定の幅を有
するビットマップの中の隣り合うビット即ち画素の線状
経路を示す。帯状部分にあるn個のビットの各列に、1
で始まり画素の帯状部分の長さによって終わる番号を付
す。選択した特定のプリンタ・モデルおよび認識モデル
如何で、帯状部分の始めと終りに境界として、ある数の
非画像ビットの列を追加し、一般的には1つの値に予め
設定しておく。便宜上、これらの非画像ビットを予め設
定し、それを0に保持する。現在の帯状部分内のビット
に対して適切な組み合わせを分析、選択するため、その
帯状部分の画像のビットを全て一定に保持する。次に、
順にその次の帯状部分を分析、変更し、全画像を処理し
終わるまでこれを繰り返す。
【0015】ある1つの帯状部分の処理の第1ステップ
として、n個のビットの第1列をこれから分析する現在
の列として選択する。また第1列に続くk個の連続する
「先読み」(“llok - ahead”)ビット列も選択する。
現在のビット列用に、先読みビットの全ての可能な構成
のアレイをコンピュータのメモリのインデックスに加え
る。さらに、現在のビット列の周囲に画素の第1および
第2隣接部分を形成する。これらの隣接部分の規模は、
プリンタ・モデルおよび認識モデルによって与えられ
る。認識モデルは、第2隣接部分の境界を形成し、ここ
では現在の列にある各ビットの周囲の3×3ビットます
である。第1隣接部分はより大きく、第2のより小さい
隣接部分の各画素のプリンタ効果の原因となる。例え
ば、この場合第2隣接部分の各画素は、それを中心にし
た3×3の隣接部分の画素によって影響される。したが
って、プリンタ・モデルの第1隣接部分は、認識モデル
の第2隣接部分の領域プラス第2隣接部分の周囲の1画
素の境界によって構成される。これら2つの隣接部分の
ビットの一部は先読みビットによって構成され、大多数
のビットは現在の帯状部分外で一定に保持された画像の
それらのビットを含み、また特に最初の数列および最後
の整列の場合、一定数のビットは実際のサンプルされた
画像外の非画像ビットであってもよく、これらの非画像
ビットに強度値ゼロを割当ててもよい。
【0016】先読みビットの可能な各構成に対して、印
刷画像と原画像の間の局部的差異を最小にする現在のビ
ット列の値を選択する。幾つかのサブステップによっ
て、この選択を実行する。先読みビットの特定の構成を
一定に保持しつつ、一時に1つの構成の割合で現在のビ
ット列を並べ換える。現在の列の各構成に対して、第1
列の周囲の第1隣接部分にプリンタ・モデルを適用し、
第2隣接部分内のそれらの画素に対する現在のビットマ
ップ構成の、プリンタ装置によるきわめて近似した再現
を得る。(プリンタ・モデルによって再現された)第2
隣接部分の画素に認識モデルを適用することによって、
その列自体の印刷画素の目と脳による認識にきわめて近
い再現を得る。最後に、比較モデルは現在の列の認識値
と、原画像の認識値との間の全体的差異を計算し、現在
の列の特定の構成との連結差異値を記録する。この列ビ
ットの全ての構成を処理してから、印刷画像と原画像間
の差異が一番小さい構成と、それが所属する先読みビッ
トの特定の構成を記憶する。ビットマップのその他の部
分を一定に保持しながら同じ工程を繰り返し、その先読
みビットのセットの可能な各組合わせに対する最適の現
在のビット列を見出す。
【0017】本工程の次のステップでは、帯状部分の次
のビット列を現在の列に指定し、それに従って先読みビ
ット列を調整する。この場合もまた、先読みビットの全
ての構成に対して、新たな現在の列のビット値を並べ換
え、印刷画像と原画像間の連結差異値を最小にする最適
のビットのセットを見出す。しかし、それ以前のビット
列に対して決定した差異値を計算に入れて、各列で計算
した連結差異値を累計する点が1つ異なっている。現在
の各列に対して次に続く分析ステップがつながっている
ので、この差異値の合算を行なってもよい。現在の列の
並べ換えた値と、その並べ換えた先読みビットのセット
との特定の組合わせによって、検討を行なったばかりの
それ以前の「現在の」列に対する先読みビットのただ1
つの構成が得られる。この先読みビットの構成がえられ
れば、連結差異値累計を最小にするには、それ以前の列
のビットのどの組合わせを選択すべきかを既に計算した
ことになる。遡って作業を進めて、現在の列の構成を選
択すれば、それ以前の列の全ての最適選択を見出すこと
ができる。帯状部分外のビットと同様に、これらの値が
設定されるので、その列の先読みビットのセットの各構
成を与えられれば、現在の列の値の各構成に対して、現
在の列を含み現在の列までの全ての列の連結差異値をこ
こでも計算することができる。
【0018】現在の列の、その先読み列の各構成に対す
る最適値を選択する工程は、連結差異値累計を最小にす
るため、画像ビットの最終列に到達するまで、順に各ビ
ット列に対して繰り返される。最終列の先読みビット
は、1つの値に設定される(換言すれば、それらはただ
1つの構成を有する非画像ビットである)ので、その先
読みビットを与えられれば、最終列の最適値を計算する
ことによって、ただ1組の最適ビット値が得られる。こ
れらの値は、プリンタの作用および目と脳の認識を与え
られれば、この最終列のために選択すべき「最善の」値
である。次に手順は漸次遡り、その理由は、次のk−1
の先読み値(全てゼロ)と連結した値の最終列が、最終
直前列の先読み値を決定するからである。決定された先
読み値のセットを与えられれば、最終直前列のどのセッ
ト値が連結差異値を最小にするかを見出すだけでよく、
このようにして他の列の値が決定される。以上のとおり
遡りながら、最終直前列と最終列および次のk−2の先
読み列のビットによって、次の列の先読みビットの構成
が得られる。ここでもまた、この先読みビットの選択が
得られれば、それ以前の計算からこの列の最適値を見出
だすことができる。この工程は、第1列に到達し、帯状
部分の全ての列の全てのビットを選択し終える迄遡りつ
つ続けられる。この時点で、現在の帯状部分に対して、
認識された印刷画像と認識された原画像の間の連結差異
値は最小となった。
【0019】第1帯状部分に対して説明した手順を、画
像の全ての帯状部分に対して繰り返す。計算時間対画質
の二律背反にはなるが、印刷可能なビットマップが原画
像に極めて近似した再現を与えるビットマップに落着く
まで、サンプル画像を横切って何度も全工程を行なって
もよい。例えば、第1の帯状部分をタテの経路に割り付
け、左から右へ分析した後、横に割り付け、上から下へ
と分析する別の帯状部分のセットを処理することができ
る等である。処理のアルゴリズムの各パスから得られる
限界利益は、パスの数が増加するにつれて一般的に減少
する。本発明の結果得られた印刷可能なビットマップ
は、出力装置による処理の後、原画像の忠実な複製を提
供するはずである。明らかなプリンタ効果と認識効果を
有することによって、また将来の先読みビットの選択を
得られれば、局部的ビット構成を使用して局部的最適選
択を見出すことによって、本発明はサンプリングした原
ビットマップを、特定の出力装置に適したビットマップ
に効果的かつ巧妙に変換する技術を提供する。
【0020】好適な実施例の以下の説明を検討し、添付
図を参照することによって、本発明のその他の目標と目
的の評価と、本発明のより完全で包括的な理解を達成す
ることができる。
【0021】
【実施例】本発明を説明するために、まず関連する一次
元の問題を検討することが有益である。この関連する問
題では、仮設上の一次元連続階調画像を2進法による一
次元ビットマップに変換する。この変換工程を実行する
ため、ブリンタ・モデル、認識モデル、および比較モデ
ルを指定しなければならない。
【0022】理解し易いように、単純なプリンタ・モデ
ルを使用してもよい。下記の表1にこのモデルを示す。
このモデルは、画像形成媒体による実際の出力装置の、
組み合わさった、非直線、非ディジタル効果、即ち点の
拡散または歪み、点の重なり等を示す。プリンタ・モデ
ルを使用するために、演算手段は3つの隣接しているビ
ットマップのビット(例えば「1−1−0」)をサンプ
リングし、表1のプリンタのルック・アップ・テーブル
を使用し、表示された中央ビットの実際の強度を計算す
る。表1によれば、隣接している3つのビットマップ1
−1−0の結果、(理論上は強度「1」でなければなら
なかった)中央ビットの出力は0.8である。表1で使用
したプリンタ・モデルは比較的単純で、連続する3つの
各ビットマップに(0.2、0.6、0.2)の巻き込み核
(convolution kernel)を適用する。ビットマップの各
ビットにプリンタ・モデルを適用すること、即ち各ビッ
トをその隣接するビットで巻き込むことにより、その結
果として印刷ビットマップ(再現)を計算することがで
きる。非直線のプリンタ効果を複製する際のプリンタ・
モデルが正確であればある程、この計算もより正確にな
る。
【0023】
【表1】
【0024】初めのビットマップにプリンタ・モデルを
適用して、ビットマップの再現を行なった後、認識モデ
ルを適用することができる。上記で議論したように、認
識モデルは、人間の目と脳のレベルの低い処理に近いパ
ージョンを作り出す。本例では、単純な認識モデルは次
の演算を使用する。再現された画素の各位置に対して、
その画素の値に2を乗じ、隣りの2つの画素の値と合算
する。基本的には、この計算は(1、2、1)の巻き込
み核を有する低域フィルタを構成する。認識モデルを再
現ビットマップに適用した後、比較モデルを使用して、
このビットマップの新しい認識画像を当初の模様画像と
比較し、認識画像がどの程度理想から離れているかを判
定する。本発明で使用する比較モデルでは、2つの画像
の強度の画素×画素の絶対差異値を単純に合算する。
【0025】次の表2は、テスト用ビットマップ上の3
つのモデルの動作を示す。テスト用ビットマップを、第
2列に示した望ましい模範画像と比較する。(本例のよ
うに一次元画像であれ、またはもっと一般的な二次元画
像であれ)画像の端部を明らかにするため、ビットマッ
プの境界を含む計算では、ビットマップの境界外の非実
在、非画像の全ての画素に単純に0の値を与えてもよ
い。表2の第1行を参照して、テスト用ビットマップの
第1ビット(値=0)の隣接ビットは、0と1である。
このビットマップはビット番号1で終るので、隣接ビッ
トの0は任意に与えられた。第1ビットとその隣りのビ
ットにプリンタ・モデルを適用すると、0.2の値を有す
る再現ビットが得られる。次に、再現されたビット番号
1の周囲の隣接番号〔値は0.0(非画像ビットは、ビッ
トマップの境界外なので0.0を与える)、0.2および0.
6である〕に認識モデルを適用する。認識モデルによっ
て、ビット番号1に1.0の認識値が得られる。最後に、
比較モデルによって、テスト用ビットマップのビットの
認識値(1.0)と原画像の認識値(0.9)の間の絶対差
異値から、そのビットの「不良」(" badness " ) 値0.
1が得られる。原画像ビットの認識値0.9は、同じ認識
モデルを2行目で得られた画像値に適用することによっ
て得られる。(例えば、この計算は1* (0.0)+2*
(0.3)+1* (0.3)=0.9である)。「不良」は、
印刷されたテスト用ビットマップの画素と、サンプル画
像の画素の認識値差異を示す。全てのテスト用ビットマ
ップのビットの全ての不良値を合計すると、合計不良値
は5.2となる。
【0026】ある特定のテスト用ビットマップの合計不
良値を計算することができるので、本発明の方法によっ
て、この不良値を最小にするテスト用ビットマップを決
定することができる。この方法は、個々のモデルの局部
性に依存し、即ち所定の画素即ちビットは、画素の何ら
かの局部的な隣接部分にのみ依存する。本例で選択した
特定のモデルにとって、最初の3つのビットの位置につ
いて計算して部分的不良値は、位置6ないし9のビット
マップ値には全く依存しない。最後のビット3の認識値
は、認識モデルの動作を介してビット4の再現値によっ
て決まり、他方ビット4の再現値は、プリンタ・モデル
の動作を介してテスト用ビット5によって決まる。この
ように、ビット3の認識値は、ビット5のテスト用ビッ
トマップ値につながっているが、5から先のどのビット
にもつながっていない。各モデルの局部性は、ある点以
降、所定のビットの認識値の依存性を残りのビット値か
ら効果的に断ち切っている。
【0027】
【表2】
【0028】最適の一次元テスト用ビットマップを見出
す問題は、1組の関連した副次問題として示すことがで
きる。それらの形式はそれぞれ次のとおりである。副次
問題i:ビットi+1、i+2、i+3、i+4の全て
の可能な組合わせに対して、i+2を介してセル1の最
小の部分的不良値と、この最小値を得るビットiの組合
わせを計算する表を構成すること。この形式化に於い
て、iは現在検討中のビットを示し、i+1、i+2、
i+3、i+4は「先読みビット」である。24 =16
通りの可能な先読みビットの組合わせと、ビットi当り
2つの可能な状態があるので、表は32通りの組合せを
有する。これらの組合せのうち半分は、ある特定の先読
み構成の部分的不良値を最小にしないものとして除外す
る。
【0029】32のケースを全て検討し、より低い部分
的不良値を得られる16のケースを残すことによって、
第1の副次問題は容易に解決される。表の一部を下記の
表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】先読みビット2ないし5の各構成に対し
て、ビット1の2つの可能な値、0と1がある。特定の
先読みビット構成1−0−0−0に対して、ビット1イ
コール0とすると部分的不良値0.8が得られ、他方値1
とすると部分的不良値3.0が得られる。したがって、特
定の先読みビット構成を与えられれば、ビット1の最適
値として値0が残る。
【0032】次に続く副次問題は多少異なる。副次問題
2は、ビット番号2の最適値を得るために、ビット3、
4、5および6の各組合せに対してセル1ないし4の部
分的不良値を最小にする方法を表にする。表4は、部分
的に書き込まれたこれらの計算表を示す。
【0033】
【表4】
【0034】先読みビット3ないし6の各構成に対し
て、ビット2の列の交互の値を試してみる。ビット2に
特定の値が選択されれば、先の副次問題1で使用したよ
うに、ビット2ないし5は、ビットに先読みビットの全
組合わせを提供する。このようにして、ビット1の先読
みビットの特定値を与えられれば、ビット1の最適値を
思い出すためにそれ以前の計算の結果を参考にすること
ができる。それによってビット1ないし6の値を設定す
ることができる。これらの値およびプリンタ・モデルと
認識モデルを使って、ビット2の両方の値に対するビッ
ト1ないし4の合計不良値を計算することができ、ビッ
ト2の最適値の選択を可能にする。
【0035】残りの副次問題の解決は、先読みビットの
特定の構成に対する現在のビットの他の値を選択しなが
ら、同じように進行する。次に続く各副次問題に於い
て、現在のビットの値は、その先読みビットのサブセッ
トと連結されて、1つ前の副次問題に対する先読みビッ
トの構成を与える。したがって、先読みビット構成がイ
ンデックスとして使用され、現在マイナス1のビットの
最適値が決定しているので、1つ前の副次問題から構成
された表を参考にすることができる。次に、現在マイナ
ス1のビット、現在のビットおよび現在のビットの先読
みビットの一部の値によって、現在マイナス2の副次問
題に対する先読みビット構成が得られ、以下同様であ
る。このようにして、i番目のビットの値と、そのi番
目のビットの先読みビットの特定の構成の値とを交互に
選択することによって、ビット1ないしi+4の値を全
て決定する。これらの値およびプリンタ・モデルと認識
モデルから、ビット1ないしi+2の最小不良値を決定
することができる。最後に、最後の副次問題の最終ビッ
トの最適値を解決することによって、ビットマップ全体
の最小不良値が決定される。最後の副次問題の表は1行
だけてで構成され、その理由は、全ての先読みビットが
画像外にあり、また全て0に設定されている(換言すれ
ば、先読みビットの可能な構成は1つしかない)からで
ある。
【0036】最後の副次問題を完了すれば、副次問題の
解答を遡行することによって、ビットマップの全てのビ
ットの最適組み合わせを容易に決定することができる。
最後の表によって最後のビットの組み合わせが得られ、
最後のビットと最後の直前の表によって、最後の直前の
ビットの最適組み合わせが得られ、以下同様で、第1表
とそれ迄に決定した全てのビットで完了し、両者が組合
わされてビット1の最適値が得られた。
【0037】一次元画像のケースに対して示した解決法
は、二次元のケースの最適に近い解答を得るために適用
することもできる。次元が多いため、上述の作表企画
は、正確な解答を得るためにはも早使用することができ
ない。しかし、その技術は最適に近い二次元の解答の計
算に、効果的かつ実際的な方法を提供する。本発明は一
次元の方法を適用して、一時に1つの画素の狭い帯状部
分上にある所定の画像を最適化する。これによってサン
プル画像を並べ換えて、受入れ可能な印刷可能ビットマ
ップを形成する問題が単純化される。帯状部分14は、
ここでは一定のn個のビットの幅を有する、ビットマッ
プ12の隣り合うビット即ち画素の直線経路を示す。図
1に示すように、本例ではnは2に等しい。帯状部分に
あるn個のビットの各列には、1で始まり、ビットの帯
状部分の長さで終る番号を付す。上記で議論したよう
に、特定のプリンタ・モデルおよび認識モデルの選択如
何で、非画像ビットの何列かを、境界として帯状部分の
各端部に付け加え、一般的には1つの値に事前設定す
る。(各画素の周囲に3×3の隣接部分を有する)本論
で使用される特定のモデルでは、帯状部分の始まりに2
列の非画像ビット列が必要で、末尾には4列が必要であ
る。便宜上、これらの非画像ビットは0に事前設定さ
れ、保持される。現在の帯状部分内のビットの適切な設
定を分析、選定するため、帯状部分外の画像の全てのビ
ットを一定に保持する。次に、次の帯状部分を順番に分
析、変更し、画像全体を処理し終えるまで以下同様であ
る。
【0038】上記で論じたプリンタ・モデルと認識モデ
ルを二次元のケースに適用する場合、それらは簡単に特
定のビット即ち画素の周囲の二次元のますの巻き込みに
なることができる。例えば、プリンタ・モデル17a
は、上記と同じ核を使用して画素の周囲の3×3の隣接
部分を巻き込むことができる(即ち図2に示すように、
中央画素の値に0.6を乗じ、それぞれ0.2を乗じたその
直近の8つの隣接値に加える。)同様に、図3に示すよ
うに認識モデル17b(1、2、1)の核を使用して画
素の周囲の3×3の隣接部分を巻き込む。比較モデルは
同じのままでよく、ただ個々の印刷ビットの認識値と理
想的画像の認識との間の絶対差異を付け加える。
【0039】サンプル画像12の個別のi番目の帯状部
分14iを処理する場合に、第1ステップとしてn個の
ビットの第1列16aを分析すべき現在の列として選択
する。また第1列のk個の連続した先読みビット列も選
択する。本例では、kは4に等しい。コンピュータ・メ
モリの現在のビット列用のインデックスに、先読みビッ
トの全ての可能な構成のアレイを付け加える。さらに、
現在のビット列の周囲に画素の第1および第2隣接部分
を形成する。これらの隣接部分の規模は、プリンタ・モ
デル17aと認識モデル17bによって与えられる。図
4に示すように、認識モデルは、ここでは現在の列の各
ビットを囲む3×3ますのでビットと、ある数の先読み
ビット列である第2隣接部分18aの境界を形成する。
本ケースでは、現在の列の先のさらに2つの列も第2隣
接部分に含まれる。第2隣接部分内の、また帯状部分内
のこれらのビットは、印刷され、認識された画像の最小
不良値を決定するために比較ステップで使用される。
第1隣接部分20aはより大きく、より小さい第2隣接
部分の各画素でのプリンタ効果の原因となる。例えば、
この場合第2隣接部分の各画素は、それを中心にした周
囲3×3の隣接部分の画素によって影響される。したが
って、プリンタ・モデルの第1隣接部分20aは、認識
モデルの第2隣接部分18aの領域プラス第2隣接部分
の周辺を囲む1画素の境界によって構成される。これら
2つの隣接部分のビットの一部は、先読みビットによっ
て構成され(図5に示した領域22a)、多くは現在の
帯状部分外で一定に保持された画像のそれらのビットを
含み(領域24aと24b)、また特に最初の数列およ
び最後の数列では、ある数のビットが実際のサンプル画
像外の非画像ビットであってもよく、これらのビットに
強度値ゼロを割当ててもよい(領域26)。
【0040】図6は、プリンタ・モデルと認識モデルの
二次元動作を示す。ビットBの再現値を得るため、第1
隣接部分20の中にあるBを囲む3×3の隣接部分28
に、図2に示したプリンタ・モデル17aの巻き込み値
を適用する。次に、Aの認識値を得るため、画素Aを囲
む3×3の隣接部分30の再現値に、図3に示した認識
モデル17bの巻き込み値を適用する。隣接部分30に
ある全ての画素Bは、それらの周囲に、プリンタ・モデ
ルを適用すべき同じような隣接部分28を有し、また対
象の帯状部分内にある全ての画素Aは、それらの周囲に
同じような隣接部分30を有することになる。現在の帯
状部分内の列の所定のセットにある全ての画素Aに対す
る全ての隣接部分30のセットは、第2隣接部分18a
を構成し、第2隣接部分18a内の全ての値Bを囲む全
ての隣接部分28のセットは、第1隣接部分20aを構
成する。
【0041】先読みビット22aの可能な各構成に対し
て、印刷画像と原画像の間の局部的差異を最小にする現
在のビット列16aの値を選択する。幾つかのサブステ
ップによって、この選択を実行する。まず、先読みビッ
トのk個の列の特定の構成を一定に保持しつつ、一時に
1つの構成の割合で現在のビット列16aを並べ換え
る。次に、現在の列16aの各構成に対して、第1列1
6aを囲む第1隣接部分20aにプリンタ・モデル17
aを適用し、第2隣接部分18a内のそれらの画素に対
する現在のビットマップの構成の、プリンタ装置による
きわめて近似した再現を得る。(プリンタ・モデルによ
って再現された)第2隣接部分18aの画素に認識モデ
ル17bを適用することによって、その列自体の印刷画
素の目と脳による認識にきわめて近い再現を得る。最後
に、比較モデルは現在の列の認識値(および第2隣接部
分18a内の所定数の先読み列・・・ここでは2を選ん
だ)と、原画像の認識値との間の全体的差異を計算し、
現在の列16aの特定の構成との連結差異値を記録す
る。この列ビット16aの全ての構成を処理してから、
印刷画像と原画像間の差異が一番小さい構成と、それが
所属する先読みビットの特定の構成を記憶する。ビット
マップ12のその他の部分を一定に保持しながら同じ工
程を繰り返し、その先読みビットのセット22aの可能
な各組合わせに対する最適の現在のビット列16aを見
出す。
【0042】本工程の次のステップでは、図7に示すよ
うに帯状部分14iの次のビット列16bを現在の列に
指定し、それに従って先読みビットのk個の列22bを
調整する。この場合もまた、先読みビット22bの全て
の構成に対して、新たな現在の列16bのビット値を並
べ換え、印刷画像と原画像間の連結差異値を最小にする
最適のビットのセット値を見出す。それに従ってまた第
1隣接部分20bと第2隣接部分18bも調整する。し
かし、それ以前のビット列(16a等)に対して決定し
た差異値を計算に入れて、各列16bで計算した連結差
異値を累計する点が1つ異なっている。現在の各列に対
して次に続く分析ステップがつながっているので、この
差異値の合算を行なってもよい。現在の列16bの並べ
換えた値と、その並べ換えた先読みビット22bのセッ
トとの特定の組合せによって、検討を行なったばかりの
それ以前の「現在の」列16aに対する先読みビット2
2aのただ1つの構成が得られる。この先読みビットの
構成を知ることによって、それ以前の列ビット16aの
組合せを既に計算したことになり、連結差異値の累計を
最小にするにはぞれを選択すべきかを知ることができ
る。遡って作業を進めて、現在の列の構成を選択すれ
ば、それ以前の列の全ての最適選択を見出すことができ
る。帯状部分外のビットと同様に、これらの値が設定さ
れるので、その列の先読みビットのセットの各構成を与
えられれば、現在の列の値の各構成に対して、現在の列
を含み現在の列までの全ての列の連接差異値を計算する
ことができる。
【0043】現在の列の、その先読み列の各構成に対す
る最適値を選択する工程は、連結差異値累計を最小にす
るため、画像ビットの最終列に到達するまで順に各ビッ
ト列に対して繰り返される。最終列の先読みビットは、
1つの値に設定される(換言すれば、それらは全てゼロ
に設定された非画像ビットで、ただ1つの構成を有する
のみである)ので、その先読みビットを与えられれば、
最終列の最適値を計算することによって、ただ1組の最
適ビット値が得られる。これらの値は、プリンタの作用
および目と脳の認識を与えられれば、この最終列のため
に選択すべき「最善の」値である。次に手続は漸次遡
り、その理由は、次のk−1の先読み値(全てゼロ)と
連結した値の最終列が、最終直前列の先読み値を決定す
るからである。上記で説明したように、決定された先読
み値のセットを与えられれば、すでに計算された最終直
前列の最小値のセットを参照して、他のビット列の値を
決定することができる。次に、遡って作業しながら最終
直前列と最終列およびk−2の先読み列のビットによっ
て、次の列の先読みビットの構成が得られる。ここでも
また、この先読みビットの特定の選択を与えられれば、
それ以前の計算からこの列の最適値を見出すことができ
る。この工程は、第1列に到達し、帯状部分の全ての列
の全てのビットを選択し終えるまで遡りながら続けられ
る。この時点で、現在の帯状部分に対して、認識された
印刷画像と認識された原画像の間の連結差異値は最小と
なった。
【0044】第1帯状部分に対して説明した手順を、画
像の全ての帯状部分14iに繰り返す。計算時間対画質
の二律背反にはなるが、印刷可能なビットマップが原画
像に極めて近似した再現を与えるビットマップに落ち着
くまで、サンプル画像を横切って何度も全工程を行なっ
てもよい。例えば、第1の帯状部分をタテの経路に割り
付け、左から右へ分析した後、横に割り付け、上から下
へと分析する別の帯状部分のセットを処理することがで
きる等である。処理のアルゴリズムの各バスから得られ
る限利益は、パスの数が増加するにつれて一般的に減少
する。本発明の結果得られた印刷可能なビットマップ
は、出力装置による処理の後、原画像の忠実な複製を提
供するはずである。明快なプリンタ効果と認識効果を有
することによって、また将来の先読みビットの選択を得
られれば、局部的ビット構成を使用して局部的最適選択
を見出すことによって、本発明はサンプリングした原画
像を、選定した出力装置に適したビットマップに効果的
かつ巧妙に変換する技術を提供する。
【0045】開示した画像の最適な個別の再現方法およ
び装置は、全ての画像再現用途に適用可能である。特
に、連続階調モノクロ画像に関して本実施例を説明して
きたが、本発明の手順は、カラー画像の用途にも容易に
適用することができる。特定の好適な実施例に関して本
発明を詳細に説明してきたが、上記の請求項の精神およ
び範囲から逸脱することなく、この発明に種々の変形お
よび補強を行なうことが可能であることを、本発明に関
連する当業者は理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って表示した帯状部分、現在のビッ
ト列および先読みビットを有するビットマップの概略図
である。
【図2】二次元のプリンタ・モデルの図である。
【図3】二次元の認識モデルの図である。
【図4】ビットマップに重ね合せた第1および第2隣接
部分を示すビットマップの概略図である。
【図5】非帯状部分のビット領域および非画像のビット
領域を示すビットマップの概略図である。
【図6】プリンタ・モデルおよび認識モデルの動作を示
すビットマップの概略図である。
【図7】本発明による1ビット前進させた現在のビット
列を有するビットマップの概略図である。
【符号の説明】
10 概略ビットマップ図 12 サンプル画像 14i 現在のi番目のビットマップの帯状部分 16 現在の列 17a プリンタ・モデル 17b 認識モデル 18 第2隣接部分 20 第1隣接部分 22 先読みビット 24 一定に保持された非帯状部分の画像ビット 26 ゼロに保持された非画像ビット 28 プリンタ・モデルの隣接部分 30 認識モデルの隣接部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/405 B41J 2/435 - 2/52

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像を印刷可能なビットマップに変換
    する方法に於いて、 (a) プリンタ・モデル(17a)を形成するステッ
    プ; (b) 認識モデル(17b)を形成するステップ; (c) 比較モデルを形成するステップ; (d) 上記の原画像をサンプリングしてサンプル画像
    (12)を形成するステップ; (e) 上記のサンプル画像(12)を介して複数の平
    行な帯状部分(14)を構成するステップであって、上
    記の各帯状部分(14)は、隣り合ったビットの直線経
    路であり、各経路はnビットの幅を有する上記のステッ
    プ; (f) 上記の各帯状部分(14)にビット列(16
    a、16b等)の直線アレイを形成するステップであっ
    て、上記の各ビット列(16)はnビットの幅であり、
    上記の各帯状部分(14)の上記の各ビット列(10
    6)に連続番号を付ける上記のステップ; (g) i番目の帯状部分(14i)の第1ビット列
    (16a)の値の構成を選択するステップであって、上
    記のi番目の帯状部分(14i)は、p個の上記のビッ
    ト列(16)を有し、非画像ビットのq個の列は、予め
    設定されたビット(26)を有する上記のステップ; (h) 上記の第1ビット列(16a)に隣接し、上記
    のi番目の帯状部分(14i)の中にある第1セットの
    先読みビット(22a)を決定するステップであって、
    上記の第1セットの先読みビット(22a)は、上記の
    i番目の帯状部分(14i)の1組のk個の連続するビ
    ット列を有し、上記の第1セットの先読みビットは、1
    つの値の構成を有する上記のステップ; (i) 上記の第1ビット列(16a)を囲む第1隣接
    部分(20a)に上記のアリンタ・モデル(17a)を
    適用することによって、上記の第1隣接部分(20a)
    の印刷画像を得るステップ; (j) 上記の第1ビット列(16a)を囲む上記の第
    1隣接部分(20a)の上記の印刷画像内の第2隣接部
    分(18a)に上記の認識モデル(17b)を適用する
    ことによって、上記の第2隣接部分(18a)の認識画
    像を得るステップ; (k) 上記の比較モデルを適用して、上記の第2隣接
    部分(18a)の上記の認識画像と、上記の第2隣接部
    分(18a)の上記のサンプル画像(12)とを比較し、上
    記の第2隣接部分(18)内にある上記のi番目の帯状
    部分(14i)のビット列のサブセットの各ビットに対
    する差異値に到達するステップ; (i) 上記の差異値から連結差異値を計算するステッ
    プ; (m) 上記の第1ビット列(16)の値の上記構成と
    共に上記の連結差異値を記憶するステップ; (n) 上記のi番目の帯状部分(14i)の上記の第
    1ビット列(16)の値の上記の構成を変更するステッ
    プ; (o) 上記のi番目の帯状部分(14i)の上記の第
    1ビット列(16)の値の上記の構成が全て使用されて
    しまうまで、ステップ(i)ないし(n)を2n回繰り返
    すステップ; (p) 上記の記憶された連結差異値を比較することに
    よって、上記の第1ビット列(16)の値のいずれの上
    記の構成が、上記の先読みビットの第1セット(22)
    の値の上記の構成に対して最小連結差異値を与えるかを
    決定するステップ; (q) 上記のi番目の帯状部分(14i)の上記の第
    1セットの先読みビット(22)の値の上記の構成を変
    更するステップ; (r) 上記のi番目の帯状部分(14i)の上記の先
    読みビットの第1セット(22)の値の上記の構成が全
    て使用されてしまうまで、ステップ(i)ないし(q)を
    最大2n+k 回繰り返すステップ;および (s) 上記の第1セットの先読みビットの(22)の
    値の上記の各構成に対して上記の第1ビット列(16)
    の値の構成を記憶するステップであって、上記の第1ビ
    ット列(16)の値の上記の記憶された構成によって、
    上記の第1セットの先読みビット(22)の値の個々の
    構成に対する最小連結差異値を得るステップ; によって構成されることを特徴とする方法。
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