JP3251987B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3251987B2
JP3251987B2 JP29486292A JP29486292A JP3251987B2 JP 3251987 B2 JP3251987 B2 JP 3251987B2 JP 29486292 A JP29486292 A JP 29486292A JP 29486292 A JP29486292 A JP 29486292A JP 3251987 B2 JP3251987 B2 JP 3251987B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやファックス
等のデジタル画像処理を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿画像を画像読取部により読取って信
号処理を行うことによりデジタル信号に変換した後、そ
のデジタル信号を画像処理部に送り画像処理を行うこと
により原稿画像の複写を行う画像形成装置の一例につい
て説明する。画像形成装置は、図10にブロック化して
示すように、画像読取部1と、画像処理部としてのIP
U2(画像処理装置)と、図示しない書込処理部とに大
別される。この場合、画像読取部1は、CCD3と、ク
ランプ回路4と、S/H(サンプルホールド)回路5
と、AGC(Auto Gain Control)回路6と、A/D
変換回路7と、対数変換を行うLUT(Look Up Tab
le)8とに分類できる。
【0003】このような構成において、画像読取部1で
のデジタル画像処理は以下のような手順で行われる。ま
ず、CCD3から読み出される主走査方向に連続するア
ナログデータは、クランプ4により波形の基底レベルの
調整を行い、画素クロックに同期してS/H回路5によ
りデータのサンプルホールドを行う。次に、読取り露光
量やデータレベルに合わせてデータの増幅率を可変する
AGC処理を行う。そして、A/D変換回路7によりア
ナログデータを6bitのデジタルデータに変換する。
CCD3で読み取られる原稿反射濃度に対してリニアな
読取データは、視感度に合わせて効率良く階調を取り扱
うように、入出力6bit/dotのLUT8で対数変
換を行う。この場合、CCD3のアナログデータ出力
は、高速転送のためEVEN、ODDの2系統に分かれ
て出力し、アナログスイッチで構成されるスイッチング
ICでシリアルのアナログ信号に合成している。合成後
の一画素の画像転送速度は約10MHzで、これに同期
してA/D変換回路7で6ビット64階調又はそれ以上
のデジタル信号に変換する。
【0004】次に、上述した画像濃度を示す1画素毎の
デジタル信号は、IPU2に入力され画像処理加工され
る。このIPU2は複数のLSIで構成され、画像処理
加工の他に、以下に述べるようなシェーディング補正、
MTF補正、主走査方向変倍、纒竦ウ、書込処理等を行
っている。まず、シェーディング補正について述べる。
蛍光灯の直線光源を用い、レンズによる集光のため、C
CD3の中央部で光量が最大となり、端部では低下して
しまい、また、CCD3には素子個々の感度バラツキが
ある。そこで、その両方を画素毎の基準白板読取データ
により、原稿読取データを補正するようにしたものであ
る。次に、MTF補正について述べる。レンズなどを用
いた光学系では、CCD3による読取出力は、レンズな
どの性能により周辺画素情報が影響してなまったように
して読み取られる。そこで、1つの画素データを求める
際に、その周辺画素レベルにより補正することにより、
再現性の高い画像を得ることができるようにしたもので
ある。次に、主走査方向変倍について述べる。画像読取
りと書込みの解像度は、同一の400DPIであるが、
読取画素周波数は約10MHz、書込画素周波数は約1
2MHzで異なるため、周波数変換を行い、また、25
%から400%の範囲で主走査方向の変倍を行うように
したものである。この場合、前者はラインメモリのリー
ド/ライトで実現し、後者は主走査方向の周辺画素デー
タによる演算で算出する。次に、纒竦ウについて述べ
る。電子写真方式を用いたレーザプリンタの濃度再現性
(プリンタのγ特性)はリニアではなく、そのままのデ
ータでは原稿濃度が忠実に再現されない。そこで、変換
テーブルを用いてプリント特性に合わせた書込露光光量
に変換を行うようにしたものである。また、マニュアル
の濃度調整時もその値を変更することで実現できる。そ
して、IPU2は、マスキング、トリミング、ミラーリ
ング、白黒反転等の画像変換、原稿サイズ及び濃度検
出、マーカー検出等も行っている。
【0005】次に、上述したようなIPU2からの画像
データは書込処理部に送られる。この書込処理部では、
画像データは、LD(レーザダイオード)によって光エ
ネルギーに変換される。そして、プリンタ部での光書込
みは、そのLDからのレーザビームをポリゴンミラーで
偏向走査し、感光体上に露光して静電潜像を形成するこ
とにより行われる。この場合、LDの変調方式には、そ
の発光強度をオン、オフ2段階で制御する2値書込方式
と、発光強度を1ドット毎に変調するパワー変調方式
(多値書込み方式)とがある。パワー変調方式では、書
込のデータ量が多く必要で、例えば、電子写真方式のレ
ーザビーム書込みにおいては、書込1ドット毎に濃度が
表わされる。また、主に露光強度を変調するパワー変調
方式の他に、1ドット内の露光時間を変調するパルス幅
変調方式がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、画像
読取部1で読み取られた原稿画像は、IPU2で画像処
理され、書込処理部にて光書込みが行われるわけである
が、以下に述べるような各種の問題が発生する。複写機
における高画質化には、原稿の忠実な再現が重要な要素
となり、複写物を原稿として再度複写することも多い。
繰返し複写では、ジェネレーション画像に劣化が起こ
る。特に、文字画像においては、文字の太り、細りが発
生し、画像が劣化する。これは、複写プロセス上の特性
や限界、或いは機械精度等により起こり、主に解像性、
階調性を劣化変動させる。
【0007】特に、電子写真方式の作像システムにおい
ては、解像性、階調性に物理的な限界があり、さらに、
作像プロセス条件の変化等でその濃度再現性はバラツ
キ、経時変化が多く不安定である。このため、解像性、
階調性共に忠実に再現することは難しく、文字の階調性
を忠実に再現すると、文字やライン画像がかすれぎみに
なり、途切れ易くなる。
【0008】さらに、電子写真方式のデジタル複写機に
おいては、原稿の繰返し再現が難しく、一般に回数のジ
ェネレーションコピーによって許容範囲よりも画像劣化
する。基本的には、1回毎の複写で忠実に再現すればジ
ェネレーション画像は向上するが、画像複写においては
原稿情報を完全に保存することはできない。特に、文字
画像において、ジェネレーションは加濃度による文字の
太り、丸み、空間の埋まりとなって現れる。また、不足
濃度による文字の細りはかすれ、切れによって現れる。
文字の太りはその形状によって人為的な推測で判別され
易い。また、文字の細りは欠落となり、情報伝達に致命
的である。
【0009】そこで、このような問題点を解決するため
に、文字の細り、かすれ、切れは、その複写濃度を増や
したり、読取画像に図11に示すような係数マトリクス
によるフィルタ処理9を施して文字のエッジを強調する
ことにより低減することができる。しかし、この場合、
複写濃度を増やすことは、加濃度による文字の太り、丸
み、空間の埋まりとなってジェネレーション画像を劣化
させ、一方の、文字のエッジを強調することは、網点原
稿のモアレを強調し、写真画像を劣化させる。また、こ
れら両者とも濃度が増加し、原稿の階調性が失われるこ
とになる。さらに、原稿の文字部と写真部を分離して、
文字部は加濃度或いはMTF補正を行い、写真部は原稿
濃度に忠実な階調再現を行う方法があるが、完全な文字
写真分離を行うことは難しい。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項記載の発明で
は、原稿画像を画像読取部により読取って信号処理を行
うことによりデジタル信号に変換した後、そのデジタル
信号を画像処理部に送り画像処理を行うことにより前記
原稿画像の複写を行う画像形成装置において、読取った
前記原稿画像主走査方向及び副走査方向への画像膨張
に関して、主走査方向を横方向、副走査方向を縦方向と
し、横、縦、縦横方向又は解除のいずれかの選択を行う
画像膨張選択手段を設けた。
【0011】
【作用】請求項記載の発明においては、明朝体のよう
に横線の細い文字や縦横のライン太さが片寄って複写さ
れている原稿に対して、原稿のセット方向によらず補正
することができ画像情報を保持することが可能となり、
また、転写紙の縦横送り方向の制限による原稿方向に対
しても対応させることが可能となる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図9に基づいて説
明する。本実施例は、原稿画像を画像読取部により読取
って信号処理を行うことによりデジタル信号に変換した
後、そのデジタル信号を画像処理部に送り画像処理を行
うことにより前記原稿画像の複写を行う画像形成装置に
関するものである。なお、画像読取部、画像処理部、書
込処理部については、前述した従来例(図10参照)の
中で説明したので、ここでの説明は省略する。
【0013】ここでは、以下のような各種手段を設けた
ものである。すなわち、まず、読取った原稿画像を主走
査方向及び副走査方向の一方向若しくは両方向に画像を
膨張させる画像膨張手段を設けた。また、読取った原稿
画像を主走査方向及び副走査方向への画像膨張に関し
て、主走査方向を横方向、副走査方向を縦方向とし、
横、縦、縦横方向又は解除のいずれかの選択を行う画像
膨張選択手段を設けた。さらに、読取った原稿画像の主
走査方向及び副走査方向への画像膨張量の指定を行う画
像膨張量指定手段を設けた。
【0014】そこで、まず、画像膨張選択手段と画像膨
張量指定手段の構成について説明する。図1は、操作表
示部の構成を示すものである。画像膨張選択手段10
は、画像膨張加工を指示する画像太りキー11と、横,
縦,縦横を表示するLEDからなる表示器12,13,
14とよりなっている。また、画像膨張量指定手段15
は、画像の膨張幅(太り幅)を指示する横幅設定キー1
6及び縦幅設定キー17と、7セグメントLEDからな
る幅表示器18,19と、テンキー20とからなってい
る。
【0015】今、画像膨張加工を指示する画像太りキー
11の押下により、画像太り方向が横、縦、縦横両方、
解除と遷移し、表示器12,13,14がその入力モー
ドに応じて順次点灯する。この画像膨張加工モードが入
力されると、その膨張幅が幅表示器18,19にそれぞ
れドット単位で表示され、膨張指示されない方向の表示
は0又は無表示となる。膨張モード初期時にその膨張幅
は縦横共に1ドット分に設定されており、それを縦横独
立の横幅設定キー16、縦幅設定キー17で、太り幅の
入力方向を選択する。
【0016】膨張幅の設定手順は、例えば、横方向を設
定する場合は、横幅設定キー16を押下する。これによ
り横方向の膨張幅設定モードとなり、幅表示器18の数
値が点滅する。そこで、テンキー20の押下により横方
向の膨張幅を設定し、エンターキー21を押下すること
により、幅表示器18の数値が点滅から点灯に変わり、
設定値が確定する。
【0017】縦方向を設定する場合は、縦幅設定キー1
7を押下することにより、縦方向の膨張幅設定モードと
なり、幅表示器19の数値が点滅する。そこで、テンキ
ー20の押下により横方向の膨張幅を設定し、エンター
キー21を押下することにより、幅表示器19の数値が
点滅から点灯に変わり、設定値が確定する。
【0018】縦横膨張モードの場合、横幅設定キー1
6、又は、縦幅設定キー17を押下する。これにより、
膨張幅設定モードとなり、幅表示器18,19の双方の
数値が点滅する。そこで、テンキー20の押下により横
方向の膨張幅を設定し、エンターキー21を押下するこ
とにより、幅表示器18,19共に同一の数値が点灯
し、縦横同一の設定値が確定する。これら縦横方向の膨
張幅の設定値をIPU制御板に送信し、これによりIP
Uではそのデータに基づき画像データの膨張処理を行
う。
【0019】次に、原稿画像を主走査方向及び副走査方
向の一方向若しくは両方向に画像を膨張させる画像膨張
手段としての画像データ膨張処理回路の構成について説
明する。ここでは、その画像データ膨張処理回路を、2
値書込みの場合と、多値書込みの場合とに分けて述べ
る。そこで、まず、第1の具体例として、2値化処理後
の1bitデータより膨張処理した各ドット1bitの
書込みデータを作成する2値書込みの例を図2〜図4に
基づいて説明する。
【0020】図2は、2値データの画像データ膨張処理
回路の構成を示すものである。まず、主走査方向の画像
膨張は、画像膨張量に応じた複数のラッチ(D−F/
F)22を用いて、主走査方向の複数ドット分の読取デ
ータを遅延しサンプリングする。ここでは、主走査方向
の最大画像膨張量を16分の1mmステップで約1mm
まで可能としており、15個の遅延素子をもっている。
また、この図2では、黒画素をHIGHレベルとしてし
おり、画像データの膨張にはOR回路23を用いる。す
なわち、主走査方向の隣接或いは前画素との論理和より
注目画素データを決定し、黒画素が存在する場合は注目
画素データを黒画素とする。その膨張量は、前述した図
1の操作入力値に基づき、4bitの0(未処理)から
15まで設定された値を図示しないデコーダで変換して
T1からT15に入力し、AND回路24で各遅延デー
タをマスクする。この結果、画像膨張量の遅延画素の論
理和が注目画素のデータとなり、その間に黒画素がある
場合は黒画素に変換され、遅延データに黒画素がなくな
るまで画像が主走査方向に延長される。
【0021】また、副走査方向の画像膨張は、画像膨張
量に応じた複数のラインメモリ(FIFO)25を用い
て、副走査方向の複数ライン分の読取データを遅延しサ
ンプリングする。この場合も、副走査方向の最大画素膨
張量を16分の1mmステップで約1mmまで可能とし
ており、15の遅延素子をもっている。その膨張幅は前
述した図1の操作入力値に基づき、4bitの0(未処
理)から15まで設定された値を図示しないデコーダで
変換して、Y1からY15に入力し、AND回路24で
各遅延データをマスクする。これにより、画像が副走査
方向に延長される。
【0022】主走査方向或いは副走査方向のデータを遅
延し、所定範囲内のサンプリング画素と注目画素との論
理和をとることにより、主走査方向或いは副走査方向に
画像を独立に膨張させられるが、その結果をさらに論理
和するか、同一の論理和回路を用いることにより、双方
向共に膨張される。また、独立の設定幅に応じて縦横方
向に2値画像が膨張された1bitデータとして得られ
る。
【0023】次に、図3は、黒画素をLOWレベルとし
た場合の2値データの画像データ膨張処理回路の構成例
を示すものである。ここでは、画像データの膨張には、
AND回路(論理積)26を用いる。これにより、主走
査方向、副走査方向の隣接或いは前画素により注目画素
データを決定し、サンプリング領域内に黒画素が存在す
る場合は、注目画素データを黒画素とする。その膨張量
は前述した図1の操作入力値に基づき、4bitの0
(未処理)から15まで設定された値を図示しないデコ
ーダで変換して、T1からT15、Y1からY15に反
転入力し、OR回路27で各遅延データをマスクする。
この結果、画像膨張量の遅延画素の論理和が注目画素の
データとなり、その間に黒画素がある場合は黒画素に変
換され、遅延データに黒画素がなくなるまで画像が指定
方向に延長される。
【0024】次に、図4は、主走査方向及び副走査方向
のみならず、斜め方向に画像を膨張させることが可能な
2値データの画像データ膨張処理回路の構成を示すもの
である。前述した図2、図3の画像データ膨張処理回路
では、主走査方向、副走査方向の一方向への膨張は、T
1からT15、Y1からY15の設定を片方0又はFH
にマスクすることにより可能である。しかし、双方向へ
膨張した場合は、孤立ドットはその点から主走査方向、
副走査方向のみへ設定量だけ延びるため、「L」字型の
画像になる。このような場合の膨張は主走査方向、副走
査方向のみならず、斜め方向、すなわち、主走査方向と
副走査方向の膨張点を矩形上に結ぶ点まで塗りつぶすこ
とが望ましい。そこで、このような理由から図4のよう
な画像データ膨張処理回路を設けたものである。本回路
は、論理和回路であり、主走査方向の膨張処理を行った
結果を、副走査方向に遅延してOR回路28により論理
和をとる。これにより、主走査方向の膨張データは副走
査方向にさらに膨張して矩形状になる。なお、このよう
な処理順序を逆に行っても同様の結果が得られる。ま
た、本回路では、より適した膨張処理が可能であり、前
述した片方向への膨張も可能である。
【0025】次に、第2の具体例として、各ドット6b
itの多値読取データより同じく各ドット6bitの書
込みデータを作成する多値書込みの例を図5〜図9に基
づいて説明する。図6に示すようなドット位置関係よ
り、注目画素Dm,n、 主走査方向の膨張幅X、副走査方
向の膨張幅Yとした時、Dm-x,n-y と注目画素Dm,n
囲まれる矩形領域内のデータの最大濃度値を、注目画素
m,n の出力濃度データとする。図5は、多値データの
場合における画像データ膨張処理回路の構成を示すもの
である。まず、主走査方向の画像膨張は、画像膨張量に
応じた数ビット構成の複数のラッチ(D−F/F)22
を用いて、主走査方向の複数ドット分の読取データを画
像データクロックに同期させて遅延させる。ここでは、
主走査方向の最大画像膨張量を16分の1mmステップ
で約1mmまで可能としており、15個の遅延素子をも
っている。この図5では、データの大きい方を黒画素と
しており、画像データの膨張には最大検知回路(MAX
−SEL)29a〜29cを用い、主走査方向の隣接或
いは前画素により注目画素データを決定し、指定された
画素の最大濃度画素データを注目画素データとする。
【0026】また、副走査方向の画像膨張は、画像膨張
量に応じた数ビット構成の複数のラインメモリ(FIF
O)25を用いて、副走査方向の複数ライン分の読取デ
ータをデータライン周期に同期させて遅延させる。この
場合も副走査方向の最大画像膨張量を16分の1mmス
テップで約1mmまで可能としており、15個の遅延素
子をもっている。その膨張幅は前述した図1の操作入力
値に基づき、4bitの0(未処理)から15まで設定
された値を最大検知回路29a〜29cに入力し、各遅
延データをマスクする。なお、この図5の回路では、デ
ータの大きい方を黒画素としており、画像データの膨張
には最大検知回路29a〜29cを用いたが、濃度の高
い方のデータが小さいシステムにおける適応例では、図
示しない最小検知回路を用いて注目画素をその最小値か
ら決定するようにしてもよい。
【0027】図7、図8は、図5の最大検知回路29a
〜29cにおける多値データの比較回路の例を示すもの
である。この場合、図7の破線枠内の回路30を最大検
知回路29a,29bでは15個の回路、最大検知回路
29cでは1個の回路で構成している。また、画像デー
タの比較には、6bitのD−COMP(デジタルコン
パレータ)31を用い、その比較結果によりSELEC
TOR(選択回路)32を用い、濃度データの高いデー
タを選ぶ。さらに、入力データは、図7に示す遅延デー
タA〜Pを用い、画像膨張量信号によりSW1からSW
16を制御して、入力データをマスクする。
【0028】図7の回路においては、複数個のD−CO
MP31を直列に接続し、比較結果データと次のデータ
を比較し、順次それを繰り返すようにしている。これ
を、AとB、CとDを比較し、その結果同志を比較する
構成にして並列処理すれば、その処理時間は遅延サンプ
リングデータ数をNとして、Nの2乗分の1に短縮され
る。また、図8の回路においては、D−COMP31の
片方の入力Aに遅延データ、もう片方の入力Bに比較結
果から得られた濃度の高い方のデータをフィードバック
して再入力し、膨張量により指定する回数だけ繰り返す
ことにより、一組の最大検知回路29a〜29cを構成
することができる。
【0029】次に、図9は、主走査方向及び副走査方向
のみならず、斜め方向に画像を膨張させることが可能な
多値データの画像データ膨張処理回路の構成を示すもの
である。図5の画像データ膨張処理回路では、主走査方
向と副走査方向へ画像膨張させた場合、図4で述べた場
合と同様に斜め方向の膨張が行われない。そこで、この
ような問題を解決するために図9のような画像データ膨
張処理回路を設けたものである。本回路では、主走査方
向の膨張処理を行った結果を、副走査方向に膨張処理す
る。従って、主走査方向と副走査方向の膨張点を矩形上
に結ぶ点まで、指定領域画素の最大濃度データで塗りつ
ぶす。なお、処理順序を逆にして、副走査方向の膨張処
理を先に行った後のデータに対して主走査方向に膨張処
理した場合も同様にして行うことができる。
【0030】上述したように、画像膨張手段として画像
データ膨張処理回路を設けたことにより、主走査方向、
副走査方向の一方向に画像を膨張させ、明朝体のように
横線の細い文字に対して文字や画像エッジ部の濃度を増
やすことなく、複写における細りやかすれ、さらには切
れを低減させることができる。また、主走査、副走査の
両方向に画像を膨張させることにより、複写における細
りやかすれ、さらには切れを低減させ、セットした原稿
の方向性によらず、情報欠落を防ぎ、判読可能な複写を
行うことができる。さらに、一般に電子写真装置では、
回転するドラム上に帯電、露光、現像、転写を行うた
め、主走査方向のライン(横線)再現性が副走査方向の
ライン再現性に比べて悪くかすれがちになるのを補正す
ることができる。
【0031】また、主走査方向、副走査方向への画像膨
張の選択を行う画像膨張選択手段を設けたことにより、
明朝体のように横線の細い文字や縦横のライン太さが片
寄って複写されている原稿に対して、原稿のセット方向
によらず補正し画像情報を保持することができるように
なり、また、転写紙の縦横送り方向の制限に対しても対
応させることができる。
【0032】さらに、画像膨張量の指定を行う画像膨張
量指定手段を設けたことにより、複写原稿の文字の細り
度合いに応じて膨張量を指定して補正することができ、
しかも、画像情報も判別可能なように保持でき、複写の
ジェネレーションを向上させることができる。
【0033】なお、これまで述べてきた具体例において
は、主走査方向或いは副走査方向のデータを遅延させて
サンプリングし、その最大濃度データを注目画素データ
とすることによって、主走査或いは副走査方向の画像膨
張量の指定を独立して行うことができ、また、双方向共
の膨張も可能となる。さらに、これにより何れの膨張加
工も階調ムラが少なく、自然で適した多値データを得る
ことができる。
【0034】
【発明の効果】請求項記載の発明は、原稿画像を画像
読取部により読取って信号処理を行うことによりデジタ
ル信号に変換した後、そのデジタル信号を画像処理部に
送り画像処理を行うことにより前記原稿画像の複写を行
う画像形成装置において、読取った前記原稿画像主走
査方向及び副走査方向への画像膨張に関して、主走査方
向を横方向、副走査方向を縦方向とし、横、縦、縦横方
向又は解除のいずれかの選択を行う画像膨張選択手段を
設けたので、明朝体のように横線の細い文字や縦横のラ
イン太さが片寄って複写されている原稿に対して、原稿
のセット方向によらず片寄りを補正して画像情報を保持
することができ、また、転写紙の縦横送り方向の制限に
よる原稿方向に対しても対応させることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である操作表示部の様子を示
す模式図である。
【図2】第1の具体例である2値データの画像データ膨
張処理回路の構成を示すブロック図である。
【図3】2値データの画像データ膨張処理回路の他の構
成例を示すブロック図である。
【図4】2値データの画像データ膨張処理回路の他の構
成例を示すブロック図である。
【図5】第2の具体例である多値データの画像データ膨
張処理回路の構成を示すブロック図である。
【図6】ドット位置関係を示す模式図である。
【図7】多値データの比較回路の構成例を示すブロック
図である。
【図8】多値データの比較回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図9】多値データの画像データ膨張処理回路の他の構
成例を示すブロック図である。
【図10】デジタルPPCにおける読取スキャナのデー
タ処理の様子を示すブロック図である。
【図11】2次微分フィルタの構成を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 画像読取部 2 画像処理部 10 画像膨張選択手段 15 画像膨張量指定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を画像読取部により読取って信
    号処理を行うことによりデジタル信号に変換した後、そ
    のデジタル信号を画像処理部に送り画像処理を行うこと
    により前記原稿画像の複写を行う画像形成装置におい
    て、読取った前記原稿画像主走査方向及び副走査方向
    への画像膨張に関して、主走査方向を横方向、副走査方
    向を縦方向とし、横、縦、縦横方向又は解除のいずれか
    の選択を行う画像膨張選択手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置。
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