JP3141701U - 車輪付きスキー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スキー本体を軽合金材料の押出加工によって一体成形することにより、スキー本体の曲げ剛性や捻り剛性および強度を高めるために必要な部分の肉厚を厚くしつつ、それ以外の部分の肉厚を薄くする。また、スキー本体の断面形状をハニカム状とし、あるいはスキー本体の内側表面および外側表面に多数の補強用リブを突設して、スキー本体の全体剛性を高めつつ軽量化を図る。
【選択図】図2
Description
例えば、下記特許文献1の[図65]には、雪上スキーと同等の滑走性能を得るための工夫が施された前後一対の車輪を備えるローラスキーが描かれている。
また、下記特許文献2には、前後一対の無限軌道滑走輪を備えたグラススキーが記載されている。
さらに、下記特許文献3には、各種の軽量な素材及び複合材から一体成形された板体によって複数のローラを支持したローラスキーが記載されている。
また、上記特許文献3に記載されている車輪付きスキーのスキー本体は一体成形されたものであるが、その断面形状は下方に向かって開放するコ字形となっていて曲げ剛性および捻り剛性が高いとは言えない。
すなわち、これらの車輪付きスキーには、そのスキー本体の剛性を高めて滑走時の操作性および安定性をさらに高めるための改良の余地がある。
雪のない斜面上を滑走するための車輪付きスキーであって、
その上にスキーブーツを固定可能な前後方向に直線状に延びる第1の部分と、
前記第1の部分に連設されて前後方向に直線状に延びる、複数の車輪を回転自在に支持する第2の部分と、を有したスキー本体を備え、
前記スキー本体は、金属材料の押出加工によって一体に成形されていることを特徴としている。
これにより、その厚みが一定である金属板をプレス加工によって折り曲げて加工する場合とは異なり、スキー本体の曲げ剛性や捻り剛性および強度を高めるために必要な部分の肉厚を厚くしつつ、それ以外の部分の肉厚を薄くすることによって、スキー本体の軽量化を図ることができる。
なお、スキー本体の押出加工には、アルミニウム合金やマグネシウム合金等の軽合金を用いることができる。
なお、断面形状とは、前後方向に延びるスキー本体の軸線に対して垂直に延びる平面でスキー本体を切断したときに現れる断面の形状を言う。
このとき、スキー本体のうちブーツや車輪を装着する部分に存在している補強用のリブは、機械加工によって除去することができる。
これにより、例えばスキー本体の前側部分と後側部分とで補強用リブの高さを変えることによって、その曲げ剛性およびねじり剛性の大きさを変えることができるから、滑走時の操作性および安定性をスキーヤーのニーズに合わせて最適にセッティングすることが可能となる。
まず最初に図1〜図3を参照し、第1実施形態の車輪付きスキーについて説明する。
これに対し、第1の部分は幅の広い断面形状C字形に成形されてその全体的な剛性が高いため、第2の部分よりは薄肉に成形されている。
なお、スキー本体10の側面に貫設されている複数の装着孔のいずれかを選択してリンク32,34の先端を挿通することにより、異なるサイズのブーツBをスキー本体10上に固定できるようになっている。
次に、図4および図5を参照し、第2実施形態の車輪付きスキーについて説明する。
また、車軸25,ワッシャー26,ボルト27を装着する第2の部分41L,41Rは、その肉厚が最も厚くなっていて、車輪21,22,23,24から作用する外力を受けるためにその強度が高められている。
さらに、第2の部分41L,41Rのうち車輪21,22,23,24を装着する部分については、機械加工によってハニカム部分が除去されて切削面42が露出しており、車輪21,22,23,24を容易に取り付けることができるようになっている。
次に、図6〜図8を参照し、第3実施形態の車輪付きスキーについて説明する。
また、車軸25,ワッシャー26,ボルト27を装着する第2の部分52L,52Rは、その肉厚が最も厚くなっていて、車輪21,22,23,24から作用する外力を受けるためにその強度が高められている。
さらに、第2の部分52L,52Rのうち車輪21,22,23,24を装着する部分については、機械加工によって補強リブ51が除去されて切削面53が露出しており、車輪21,22,23,24を容易に取り付けることができるようになっている。
これにより、滑走時の操作性および安定性をさらに高め、雪上スキーと同等の滑走感覚を有した車輪付きスキーとすることができる。
さらに、補強用リブ51の高さは機械加工によって自在に調整することができる。
これにより、例えばスキー本体50の前側部分と後側部分とで補強用リブ51の高さを変えることによって、その曲げ剛性およびねじり剛性の大きさを変えることができるから、滑走時の操作性および安定性をスキーヤーのニーズに合わせて最適にセッティングすることが可能となる。
例えば、第2実施形態において採用したハニカム状の断面と、第3実施形態において採用した補強用リブとを組み合わせることができる。
また、上述した各実施形態においては、スキー本体の前端に1個の車輪21を設けるとともに、スキー本体の後側部分に合計3個の車輪22,23,24を設けているが、スキー本体の長さに合わせて後側に2個の車輪23,24だけを設けあるいは1個の車輪24だけを設けることもできる。
21,22,23,24 車輪
25 車軸
26 ワッシャー
27 ボルト
30 ビンディング
100 第1実施形態の車輪付きスキー
200 第2実施形態の車輪付きスキー
300 第3実施形態の車輪付きスキー
Claims (4)
- 雪のない斜面上を滑走するための車輪付きスキーであって、
その上にスキーブーツを固定可能な前後方向に直線状に延びる第1の部分と、
前記第1の部分に連設されて前後方向に直線状に延びる、複数の車輪を回転自在に支持する第2の部分と、を有したスキー本体を備え、
前記スキー本体分が金属材料の押出加工によって一体に成形されていることを特徴とする車輪付きスキー。 - 前記第2の部分に補強用の厚肉部分が押出加工によって一体に成形されていることを特徴とする請求項1に記載した車輪付きスキー。
- 前記第1の部分あるいは前記第2の部分が押出加工によってハニカム状の断面形状に成形されていることを特徴とする請求項1または2に記載した車輪付きスキー。
- 前記第1の部分あるいは前記第2の部分の内側表面若しくは外側表面に、前後方向に延びる補強用のリブが押出加工によって一体に成形されていることを特徴とする請求項1または2に記載した車輪付きスキー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001162U JP3141701U (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | 車輪付きスキー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001162U JP3141701U (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | 車輪付きスキー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3141701U true JP3141701U (ja) | 2008-05-22 |
Family
ID=43291750
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008001162U Expired - Lifetime JP3141701U (ja) | 2008-02-29 | 2008-02-29 | 車輪付きスキー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3141701U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114768237A (zh) * | 2022-04-07 | 2022-07-22 | 壮大材料科技(杭州)有限公司 | 一种轮滑轮的发光方法 |
-
2008
- 2008-02-29 JP JP2008001162U patent/JP3141701U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114768237A (zh) * | 2022-04-07 | 2022-07-22 | 壮大材料科技(杭州)有限公司 | 一种轮滑轮的发光方法 |
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