JP3141396U - ハンガー掛け - Google Patents

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Abstract

【課題】カバンなどの携帯可能な収納用具に固定できるハンガー掛けを提供する。
【解決手段】ハンガー掛け1は、ハンガー掛け用アーム10(ハンガー掛け部分)、このハンガー掛け用アーム10を支持する支柱12(支柱部分)、および、この支柱12を支持する支柱固定部14(支持部分)から構成される。支柱固定部14は、この支柱固定部14全体を支持する支持脚140,142、下板144(第1の固定部材)、上板146(第2の固定部材)、および接合部148(支持部材)から構成される。接合部148は、下板144と上板146とをボルト締めするようになっており、これら下板144と上板146との間に棒状部材30−1,30−2を挟み込むことによって、支柱固定部14は、取手22に固定される。
【選択図】図1

Description

本考案は、スーツケース・カバンなどの収納用具に固定されて利用されるハンガー掛けに関する。
たとえば、特許文献1は、回動自在にかつ所定の角度で係止されるように設けられたアームを有するハンガー掛けを開示する。
また、たとえば、特許文献2は、バッグの取手に引っ掛けるフックを有する携帯用ハンガーを開示する。
特開平7−116051号公報 実用新案登録第3100148号公報
本考案は、上述した背景からなされたものであって、スーツケース・カバンなどの携帯可能な収納用具に固定して利用できるように改良されたハンガー掛けを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願考案にかかるハンガー掛けは、垂直方向に立てられる支柱部分と、前記支柱部分に水平方向に取り付けられて支持され、ハンガーが掛けられるハンガー掛け部分と、運搬可能な収納用具に取り付けられて、前記支柱部分を垂直方向に支持する支持部分とを有する。
好適には、前記ハンガー掛け部分と、前記支柱部分と、前記支持部分とは、相互に分離可能であって、前記支柱部分は、伸縮可能に構成され、前記支持部分は、複数の部材に分解可能に構成され、前記ハンガー掛け部分と、前記縮められた状態の支柱部分と、前記分解された支持部分の複数の部材とは、分離された状態で前記収納用具に収納可能である。
好適には、前記収納用具は、棒状部材から構成される運搬用ハンドルを用いて運搬され、前記収納用具の運搬用ハンドルは、少なくとも2本の前記棒状部材を有し、前記支持部分は、前記2本の棒状部材の下側に、これら2本の棒状部材と交差する方向に配設される第1の固定部材と、前記2本の棒状部材の上側の前記第1の固定部材に対向する位置に、これら2本の棒状部材と交差する方向に配設される第2の固定部材と、前記2本の棒状部材に対して配設された第1の固定部材と第2の固定部材とを、前記2本の棒状部材の間の位置で貫通し、これらの固定部材で、前記2本の棒状部材を挟み込ませることにより、前記2本の棒状部材に、これらの固定部材を固定させ、前記支柱部分を垂直方向に支持する支持部材とを有する。
なお、本願考案の構成部分の定義には、垂直、水平、平行および直交などの用語が用いられているが、これらは、実質的な垂直、水平、平行および直交を意味し、厳密な垂直、水平、平行および直交に対して、実用的な所定の範囲を含む。
従って、本願考案と同じ構成を有し、これらの構成が、垂直、水平、平行および直交から多少の範囲ずれて組み合わされている製品は、本願考案の技術的範囲に含まれる。
本考案にかかるハンガー掛けは、スーツケース・カバンなどの携帯可能な収納用具に固定して利用できる。
図1は、本願考案の実施形態にかかるハンガー掛け1がスーツケース2に固定されている状態を示す図である。
図1に示すように、ハンガー掛け1は、ハンガー掛け用アーム10(ハンガー掛け部分)、このハンガー掛け用アーム10を支持する支柱12(支柱部分)、および、この支柱12を支持する支柱固定部14(支持部分)から構成される。
また、スーツケース2は、衣服などが収納されるスーツケース本体20(収納用具)、伸縮可能な2本の平行な棒状部材30−1,30−2を介してスーツケース本体20に取り付けられ、スーツケース2を持ち運ぶときに使用される取手22(運搬用ハンドル)、蓋28、および、この蓋28の開放時に蓋28を所定の位置に支持するチェーン24を有する。
ハンガー掛け1は、支柱固定部14によってスーツケース2の取手20の棒状部材30−1,30−2に固定されるようになっている。
また、蓋28の内側には鏡26が設けられており、チェーン24の長さを調整することによって、使用者は自分の姿をその鏡26に映し出すことができる。
ハンガー掛け用アーム10は、衣服を掛けるハンガー(図7を参照)を引っ掛けるための溝102a,102b,102c,102d(以下、いずれかを特定せずに示すときには「溝102」とも記す)を有する。
なお、図1においては、溝102が、ハンガー掛けアーム10に4つ形成される場合が具体例とされているが、溝102は、ハンガー掛けアーム104にいくつ形成されてもよい。
また、ハンガー掛け用アーム10は、回動部104a,104bを有しており、この回動部104a,104bを中心に矢印A,B方向(図1)に回動するようになっている。
また、回動部104a,104bは、ハンガー掛け用アーム10を所定の角度で係止できるようになっており、ハンガーを掛けない場合には、ハンガー掛け用アーム10を折り畳むことが可能である。
支柱固定部14は、この支柱固定部14全体を支持する支持脚140,142、下板144(第1の固定部材)、上板146(第2の固定部材)、および接合部148(支持部材)から構成される。
接合部148は、図3を用いて後述するように、下板144と上板146とをボルト締めするようになっており、これら下板144と上板146との間に棒状部材30−1,30−2を挟み込むことによって、支柱固定部14は、取手22に固定される。
なお、接合部148および上板146は、一体として形成されてもよい。
以下、ハンガー掛け1をスーツケース2の取手22に固定する方法を説明する。
図2および図3は、支柱固定部14を組み立てる方法を示す第1および第2の図である。
図2は支持脚140,142と下板144とを組み立てる方法を示す。
支持脚140には、下板144を挿入するための挿入穴140aが設けられている。
同様に、支持脚142には、下板144を挿入するための挿入穴142aが設けられている。
下板144は、支持脚140,142を、それぞれ、矢印C,D(図2)のように移動させることによって、挿入穴140a,140bに嵌合される。
なお、下板144は、棒状部材30−1,30−2の間隔よりも充分長く形成されており、したがって、支持脚140,142は、下板144が挿入された状態であっても、取手22と干渉しない。
また、支持脚140には、たとえばゴム等で形成された2個の足部140bが設けられている。
同様に、支持脚142にも、2個の足部142bが設けられている。
この足部140b,142bが、スーツケース2が置かれる床面あるいは地面に接するようになっている。
なお、この足部140b,142bの数は、支柱固定部14が床面あるいは地面に対して不安定でなければ、いくつでもよい。
図3は、支柱固定部14を組み立てることによって支柱固定部14を取手22に固定する方法を示す図であり、(A)は下板144と上板146とが接合部148によってボルト締めされる前の状態を示し、(B)は下板144と上板146とがボルト締めされた状態を示す。
下板144および上板146の中央付近には、それぞれ、穴144aおよび穴146aが設けられている。
図3(A)に示すように、上から上板146、取手22、下板144の順に配置し、上から接合部148のおねじ部148aを、棒状部材30−1,30−2の間で、穴144aおよび穴146aに貫通させる。
さらに、下からナット150によって締め付けることによって、図3(B)に示すように、下板144と上板146との間に棒状部材30−1,30−2が挟み込まれ、支柱固定部14と取手22とが固定される。
図4は、支柱12を支柱固定部14に固定する方法を示す図である。
接合部148の上端には、めねじ部148bが設けられている。
また、支柱12の下端には、このめねじ部148bのねじと対応するおねじ部120aが設けられており、このおねじ部120aがめねじ部148bに螺合することによって、支柱12が支柱固定部14に固定される。
また、図4に示すように、支柱12は、筒122a,122bおよび棒122cが入れ子状になっており、これら筒122a,122bおよび棒122cを適当な位置で固定することによって、支柱12の長さを調整することが可能である。
また、支柱12の筒122bおよび棒122cは、支柱12の中心軸を中心に回転自在に形成されている。
図5は、ハンガー掛け用アーム10を支柱12に固定する方法を示す図である。
図5に示すように、支柱12の上端にはめねじ部120bが設けられている。
また、ハンガー掛け用アーム10の下側には、このめねじ部120bのねじと対応するおねじ部100aが設けられており、このおねじ部100aがめねじ部120bに螺合することによって、ハンガー掛け用アーム10が支柱12に固定される。
さらに、上述したように支柱12を回転させて、ハンガー掛け用アーム10の長手方向が取手22の長手方向と平行になるようにすることによって、ハンガー掛け用アーム10に衣服を掛けた場合に、ハンガー掛け1が転倒することをさらに防止できる。
なお、ハンガー掛け1は、図2〜図5に示した手順を逆に行うことによって、分解することが可能である。
図6は、ハンガー掛け1を構成する部材一式を収納する収納袋3を示す図である。
分解されたハンガー掛け1の部材一式は、1つの収納袋3に収納され、この収納袋3はスーツケース本体20に収納することが可能である。
したがって、衣服をスーツケース2に収納して移動する際に、この収納袋3もスーツケース2に収納することによって、任意の場所にハンガー掛け1を携帯することができ、さらに、任意の場所でハンガー掛け1をスーツケース2に固定することができる。
図7は、支柱固定部16をスーツケース本体20に備え付けた例を示す図である。
図7に示すように、支柱固定部16がスーツケース本体20の内側の隅に設けられている。
支柱固定部16の上部にはめねじ部160aが設けられており、上述した接合部148のおねじ部148aがこのめねじ部160aに螺合するようになっている。
また、支柱固定部16は、衣服が掛けられたハンガー掛け1を支持するために必要な剛性を有している。
なお、図7において、支柱固定部16は、スーツケース本体20の内側に設けられたとしたが、外側に設けられるようにしてもよい。
本考案は、カバンなどの携帯可能な収納用具に固定できるハンガー掛けなどに利用可能である。
本願考案の実施形態にかかるハンガー掛けがスーツケースに固定されている状態を示す図である。 支持脚と下板とを組み立てる方法を示す第1の図である。 支持脚と下板とを組み立てる方法を示す第2の図である。 支柱を支柱固定部に固定する方法を示す図である。 ハンガー掛け用アームを支柱に固定する方法を示す図である。 ハンガー掛けを構成する部材一式を収納する収納袋を示す図である。 支柱固定部をスーツケース本体に備え付けた例を示す図である。
符号の説明
1・・・ハンガー掛け,
10・・・ハンガー掛け用アーム,
100a・・・おねじ部,
102a,102b,102c,102d・・・溝,
104a,104b・・・回動部,
12・・・支柱,
120a・・・おねじ部,
120b・・・めねじ部,
122a,122b・・・筒,
122c・・・棒,
14・・・支柱固定部,
140,142・・・支持脚,
140a,140b・・・挿入穴,
140b,142b・・・足部,
144・・・下板,
144a・・・穴,
146・・・上板,
146a・・・穴,
148・・・接合部,
148a・・・おねじ部,
148b・・・めねじ部,
150・・・ナット,
16・・・支柱固定部,
160a・・・めねじ部,
2・・・スーツケース,
20・・・スーツケース本体,
22・・・取手,
24・・・チェーン,
26・・・鏡,
28・・・蓋,
30・・・棒状部材,
3・・・収納袋,

Claims (3)

  1. 垂直方向に立てられる支柱部分と、
    前記支柱部分に水平方向に取り付けられて支持され、ハンガーが掛けられるハンガー掛け部分と、
    運搬可能な収納用具に取り付けられて、前記支柱部分を垂直方向に支持する支持部分と
    を有する
    ハンガー掛け。
  2. 前記ハンガー掛け部分と、前記支柱部分と、前記支持部分とは、相互に分離可能であって、
    前記支柱部分は、伸縮可能に構成され、
    前記支持部分は、複数の部材に分解可能に構成され、
    前記ハンガー掛け部分と、前記縮められた状態の支柱部分と、前記分解された支持部分の複数の部材とは、分離された状態で前記収納用具に収納可能である
    請求項1に記載のハンガー掛け。
  3. 前記収納用具は、棒状部材から構成される運搬用ハンドルを用いて運搬され、
    前記収納用具の運搬用ハンドルは、
    少なくとも2本の前記棒状部材
    を有し、
    前記支持部分は、
    前記2本の棒状部材の下側に、これら2本の棒状部材と交差する方向に配設される第1の固定部材と、
    前記2本の棒状部材の上側の前記第1の固定部材に対向する位置に、これら2本の棒状部材と交差する方向に配設される第2の固定部材と、
    前記2本の棒状部材に対して配設された第1の固定部材と第2の固定部材とを、前記2本の棒状部材の間の位置で貫通し、これらの固定部材で、前記2本の棒状部材を挟み込ませることにより、前記2本の棒状部材に、これらの固定部材を固定させ、前記支柱部分を垂直方向に支持する支持部材と
    を有する
    請求項1または2に記載のハンガー掛け。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106175013A (zh) * 2016-09-04 2016-12-07 华北理工大学 行李箱衣架杆

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