JP3140712U - 傾斜接合面を有するエンドレスベルト - Google Patents

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博美 藤原
雄一 青山
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Abstract

【課題】 接合強度の高いエンドレスベルトを提供する。
【解決手段】 ストレートのウレタン等からなる棒材の両端に傾斜接合面2,3を形成し、これを加熱溶着してエンドレスベルト1が形成される。
【選択図】 図1

Description

本考案は、エンドレスベルトに係り、特にその接合面が傾斜面からなり、加熱により接合面の溶着が可能な傾斜接合面を有するエンドレスベルトに関する。
エンドレスベルトとしては極めて多種類のものが従来よりある。その横断面形状としても多様のものがあり、横断面形状としても均一のものや不均一のものがある。その公知技術として例えば、「特許文献1」や「特許文献2」があるが、これ等は接合部をフック等によって連結するものである。
特開平11−230271号(図1) 特開平11−210838号(図1)
一方、後に説明する本考案と比較的似ている公知技術として「特許文献3」が挙げられる。
特開平8−39674号(図1)
「特許文献3」の「特開平8−39674号」の「エンドレスベルトの製造方法及びその製造装置」には均一断面のエンドレスベルトの接合方法が開示されている。このエンドレスベルトの接合方法としてはエンドレスベルトの軸線方向に対して直角に切断された両端面を互いに対抗せしめて高周波誘導加熱によって前記両端を溶着接合する技術が開示されている。
前記の「特許文献3」のエンドレスベルトは溶着接合が確実に行われエンドレスベルト自体としては強度も高いものではあるが、前記のように接合面が軸線方向に直角のものからなり接合面積が限定されて接合強度をそれ以上高めることができない問題点がある。
また、溶着接合手段として高周波誘導加熱を使用するものであり、装置コストや加工コストが高価となる問題点がある。また、エンドレスベルトの横断面形状の変化に対して溶着手段を大きく変更する必要があり作業性が悪く、作業コストも大となる問題点がある。
本考案は、以上の問題点を解決すべく考案されたものであり、接合部の接合面積が大きく、また、面積を変化させることも可能であり、屈曲疲労向上の向上が図れると共に傾斜面の形成の手段やその溶着手段が比較的簡便で安価のものからなり、接合面の形成もその溶着作業も容易にできて作業性の向上や作業コストの低減が可能な傾斜接合面を有するエンドレスベルトを提供することを目的とする。
本考案は、以上の目的を達成するために、請求項1の考案は、エンドレスベルトであって、該ベルトは、その接合面が傾斜面から形成されることを特徴とする。
また、請求項2の考案は、前記エンドレスベルトが、加熱によって前記接合面が溶着する材質が形成されることを特徴とする。
また、請求項3の考案は、前記エンドレスベルトが、均一又は非均一の横断面形状を有するものからなることを特徴とする。
また、請求項4の考案は、前記エンドレスベルトが、均一横断面の丸ベルトからなることを特徴とする。
本考案の請求項1の傾斜接合面を有するエンドレスベルトによれば、接合面が傾斜面からなるため、接合面積が広く、接合強度の向上や屈曲疲労度の向上が図れ、耐久性の向上ができる効果が上げられる。
また、請求項2の傾斜接合面を有するエンドレスベルトによれば、このエンドレスベルトは加熱によって溶着可能のものからなり、加熱方法を特に限定する必要がなく、溶着接合を容易に、かつ低コストで実施することができる。
また、請求項3の傾斜接合面を有するエンドレスベルトによれば、このエンドレスベルトは横断面が均一のものでも不均一のものでも可能であり、その横断面形状も任意のものでよく、広範囲の利用が可能である。
また、請求項4の傾斜接合面を有するエンドレスベルトによれば、使用用途の広い丸ベルトに適用可能であり、高強度の丸ベルトが安価に製造される。
以下、本考案の傾斜接合面を有するエンドレスベルトの実施の形態を図面を参照して詳述する。なお、以下の説明は、横断面が均一の丸ベルトについて1つの実施例として説明するものであり、勿論これ以外の種々の形状のものや横断面が不均一のものに対しても当然適用されることは勿論である。
図1は本考案の丸型のエンドレスベルト1を示すものである。このエンドレスベルト1は、例えば、軟質のウレタン材を用いたものであり図示のように円形に曲げ形成することが容易にできるものである。このエンドレスベルト1はストレートの丸材の両端部に接合面を形成し、この両接合面を溶着して形成される。
なお、本考案におけるこのエンドレスベルト1は前記の接合面に特徴を有するものである。
図2は接合面の形状を説明するものであり、ストレートの丸材の両端には傾斜接合面2,3が形成され、この傾斜接合面2,3は同一の傾斜角度θを有するものからなる。図2(b)は図2(a)の傾斜接合面2,3をA矢視から見た拡大図であり、この傾斜接合面は略楕円形のものからなり、縦寸法dで横寸法aの形状からなる。この縦寸法dはストレートの丸材の直径に相当するものである。
一方、横寸法aはd/sinθからなり、d/sinθ>dからなる。
一般に、楕円の総面積はπ・a/2・d/2=πd/4sinθからなり、ストレートの丸材の直角横断面の面積はπd/4からなる。よって、両者を比較すると1/sinθだけ傾斜接合面2,3の面積が大きいことになります。従って、傾斜接合面2,3を溶着した場合は、その溶着部の強度は1/sinθだけ大きくなり接合強度がその分だけ高くなります。
図3は傾斜接合面2,3の溶着方法を模式的に示したものである。図示のように傾斜接合面2,3を互いに接触させた後、押圧手段4により傾斜接合面2,3の接触離れがないようにし、この状態で加熱手段例えば加熱コテ5により押圧手段4を介して傾斜接合面2,3の部分を加熱することにより行われる。ウレタン材の場合は約150℃で溶着ができるため、一般的な加熱コテ5により、この適度の加熱は容易である。
以上の方法で作成されたエンドレスベルト1は前記のように接合部の面積が広いため、接合強度が高く屈曲疲労に対しても傾斜面でないものに較べて疲労度が小さいものとなる。
以上の実施例は丸ベルトについて説明したが、前記のようにベルトの形状は任意のものでなく、これ等に対しても前記の丸状のエンドレスベルト1とほぼ同一の効果を上げることができる。
本考案の傾斜接合面を有するエンドレスベルトはエンドレスベルトのすべてに適用可能であり、簡便で安価のものからなり、その利用範囲は極めて広い。
本考案のエンドレスベルトの平面図(a)及び図1(a)のA−A線拡大断面図(b)。 本考案のエンドレスベルトの両端の傾斜接合面の溶着前の形状を示す平面図(a)及び図2(a)のA矢視の拡大図(b)。 本考案のエンドレスベルトの傾斜接合面の溶着方法を示す模式的断面図。
符号の説明
1 エンドレスベルト
2 傾斜接合面
3 傾斜接合面
4 押圧手段
5 加熱コテ

Claims (4)

  1. エンドレスベルトであって、該ベルトは、その接合面が傾斜面から形成されることを特徴とする傾斜接合面を有するエンドレスベルト。
  2. 前記エンドレスベルトが、加熱によって前記接合面が溶着する材質が形成されることを特徴とする請求項1に記載の傾斜接合面を有するエンドレスベルト。
  3. 前記エンドレスベルトが、均一又は非均一の横断面形状を有するものからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の傾斜接合面を有するエンドレスベルト。
  4. 前記エンドレスベルトが、均一横断面の丸ベルトからなることを特徴とする請求項3に記載の傾斜接合面を有するエンドレスベルト。
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