JP3140645B2 - アナログ・ディジタル変換器 - Google Patents

アナログ・ディジタル変換器

Info

Publication number
JP3140645B2
JP3140645B2 JP06290087A JP29008794A JP3140645B2 JP 3140645 B2 JP3140645 B2 JP 3140645B2 JP 06290087 A JP06290087 A JP 06290087A JP 29008794 A JP29008794 A JP 29008794A JP 3140645 B2 JP3140645 B2 JP 3140645B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
output
analog
digital converter
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06290087A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08149010A (ja
Inventor
寛 酒寄
Original Assignee
株式会社テラテック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社テラテック filed Critical 株式会社テラテック
Priority to JP06290087A priority Critical patent/JP3140645B2/ja
Priority to PCT/JP1995/000133 priority patent/WO1995022856A1/ja
Priority to EP95907824A priority patent/EP0696106A4/en
Priority to US08/535,320 priority patent/US5754130A/en
Publication of JPH08149010A publication Critical patent/JPH08149010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3140645B2 publication Critical patent/JP3140645B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速のアナログ・ディジ
タル変換に利用する。本発明はサンプリングオシロスコ
ープに利用するに適する。本発明はLSIテスタに利用
するに適する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図12を参照して説明する。図
12は従来例装置のブロック構成図である。以下、説明
をわかりやすくするために、分解能(ビット数n)は
「4」として説明する。搬送波発生回路1の出力を分配
器21、23、26により分解能(4ビット)と同数で
位相の等しい信号に分割する。このようにして分割され
た各分岐が、それぞれデータビットに対応する。
【0003】各分岐に分かれた信号をさらに二つの等し
い位相の信号に分割する(22、24、25、27)。
このうちの一つは位相変調器P1〜P4を経由して位相
比較器61〜64に入力される。分割されたもう一方の
信号は、基準信号として同じ位相比較器61〜64に入
力される。位相比較器61〜64の出力はフィルタ15
1〜154を経由して振幅比較器161〜164に入力
される。この出力がディジタル信号出力である。
【0004】位相変調器P1〜Pnの変調深さ制御端子
は、バッファアンプ11を経由してアナログ信号入力端
子10に接続される。各分岐で分配器21〜27と位相
比較器61〜64の間に接続される位相変調器P1〜P
nの変調深さは、MSBに対応する分岐では0〜πラジ
アンで、以下桁が下がる毎に2倍になる。この従来例で
は、変調深さ0〜πラジアンの位相変調器3を複数直列
接続することでこれを実現している。つまり、MSBの
分岐では1個、その次のビットでは2個と桁が下がるに
したがって2倍ずつ増え、LSB(最下位ビット:Least
Significant Bit) では2n-1 個となる。すなわち、n
=4なので8個となる。
【0005】次に、従来例の動作を説明する。搬送波発
生回路1から出力される正弦波を等しい位相の二つの信
号に分ける。この正弦波信号は、アナログ信号入力の帯
域よりも充分高い周波数で、純度は高いほどよい。その
一方の位相をアナログ信号入力の振幅に比例して変化さ
せる。これを分割したもう一方の信号の位相と位相比較
器61〜64で比較する。この従来例では、位相比較器
61〜64に乗算器を用いる。位相の異なる二つのサイ
ン関数の積は、 sin(ωt+θ)×sinωt=1/2〔cosθ−
cos(2ωt+θ)〕 となる。ここに、ωは角周波数、tは時間、θは位相差
である。これより、乗算器の出力にフィルタ151〜1
54をかけて元の正弦波の二倍の周波数成分を取り除く
ことにより、位相差の余弦に比例した出力が得られるこ
とがわかる。
【0006】アナログ信号入力が零からフルスケールま
で変化すると、MSBに対応する位相変調器P1の位相
が0からπラジアンまで変化するので、位相比較器61
の出力はコサイン関数の半周期に比例したものになる。
これを零を基準レベルとする振幅比較器161〜164
を通すことにより、入力がフルスケールの2分の1まで
はハイレベル、それ以上はローレベルのディジタルデー
タが得られる。以下、同じ要領で先の動作原理と同様の
ディジタルデータが得られる。図13はアナログ信号強
度およびフィルタ151〜154の出力およびディジタ
ル信号出力の関係を示す図である。横軸にアナログ信号
強度をとり、縦軸にフィルタ出力およびディジタル信号
出力をとる。フィルタ151〜154の出力の位相はア
ナログ信号入力端子10から入力されるアナログ信号に
比例し、その変調深さは入力のフルスケールに対して図
13(a)から図13(d)に示すように、順次2倍ず
つ増えて行く。このフィルタ151〜154の出力が振
幅比較器161〜164に入力されてディジタル信号と
して出力される(特願平6−022632号参照、本願
出願時に未公開)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例で示したアナロ
グ・ディジタル変換器では、アナログ入力の最高周波数
はfC /2n-1 (fC はキャリア周波数、nは分解能
(ビット))に制限される。何故なら、位相変化の速度
はMSBで入力と等しく、以下桁が下がるごとに2倍づ
つ増加し、LSBで2n-1 倍になるため、LSBの位相
変化がキャリア周波数と一致するところが上限周波数と
なる。
【0008】したがって、キャリア周波数を固定して分
解能を上げようとすると、変換できる上限周波数が低下
し、一方上限周波数を引き上げようとすると高いキャリ
ア周波数が必要になる。例えば、8ビットで1Gs/s
の速度を実現しようとすると、128GHzのキャリア
信号が必要になる。
【0009】また、従来例では高分解能を実現しようと
すると多数の可変移相器が必要になる。方式によって異
なるが、おおむね分解能(単位ビット)の2の巾乗に等
しい個数が必要になる。これら移相器の遅延時間によっ
て変換速度が制限される。また、これら多数の移相器を
駆動する必要があるため、アナログ入力には大きな駆動
能力が必要となる。
【0010】本発明は、このような背景に行われたもの
であり、簡単な回路構成により高い分解能のアナログ・
ディジタル変換を実現することができるアナログ・ディ
ジタル変換器を提供することを目的とする。本発明は、
高速なアナログ・ディジタル変換を行うことができるア
ナログ・ディジタル変換器を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の観点はア
ナログ・ディジタル変換器であり、その特徴とするとこ
ろは、アナログ信号入力端子(10)と、搬送波発生回
路(1)と、この搬送波をアナログ信号により位相変調
する第一の位相変調器(3)とを備え、前記搬送波と前
記第一の位相変調器の出力信号との間に相対的に(2n
−1)段階(nは分解能)の異なる遅延を与える(2n
−1)個の遅延回路(5)を前記搬送波出力通路または
前記第一の位相変調器出力通路に備え、この(2n
1)個の遅延回路(5)はそのi番目(i≦n)の遅延
回路についてその相対遅延時間が (i−1)・T/(2n+1 ) (ただし、Tは搬送波周
期) に設定され、この遅延回路を経由した信号の位相をこの
遅延回路を経由していない前記搬送波出力または前記第
一位相変調器出力の位相と比較する(2n −1)個の第
一の位相比較器(6)と、この第一の位相比較器(6)
の出力をそれぞれ入力としnビットのディジタル信号を
出力する論理ゲート(7)とを備えるところにある。
【0012】前記遅延回路(5)は全て前記搬送波出力
通路側に設けられ、前記第一の位相変調器出力通路には T・〔(1/4)−2-(n+1)〕 の固定的な遅延回路(50)が挿入される構成とするこ
とが望ましい。
【0013】あるいは、前記遅延回路(5)は前記搬送
波出力通路側および前記第一の位相変調器出力通路側に
ほぼ等分に挿入される構成とすることもできる。
【0014】本発明で用いる搬送波は正弦波であること
が望ましい。
【0015】前記遅延回路は単位遅延時間T/2n+1
遅延素子が複数段縦続接続される構成とすることもでき
る。
【0016】本発明の第二の観点はアナログ・ディジタ
ル変換装置であり、その特徴とするところは、搬送波を
アナログ信号によりそれぞれ位相変調する複数m個の第
二の位相変調器を備え、このm個の第二の位相変調器は
そのj番目(j≦m)の変調器についてその変調深さが θ×2j-1 ただしθは定数 であり、このm個の第二の位相変調器の出力位相をそれ
ぞれ前記搬送波の位相と比較するm個の第二の位相比較
器を含むB型アナログ・ディジタル変換器と、前記アナ
ログ・ディジタル変換器(これをA形アナログ・ディジ
タル変換器とする)とを備え、共通のアナログ信号入力
について、このB型アナログ・ディジタル変換器出力が
上位ビット出力となり、前記A型アナログ・ディジタル
変換器出力が下位ビット出力となるところにある。
【0017】
【作用】搬送波信号とアナログ信号により位相変調され
た信号との間に相対的に(2n−1)段階(nは分解
能)の異なる遅延を段階的に与える。この(2n −1)
段階の遅延はそのi番目(i≦n)の遅延についてその
相対遅延時間が (i−1)・T/(2n+1 ) (ただし、Tは搬送波周
波数) である。この遅延を有する信号の位相とこの遅延を有し
ていない信号の位相とをそれぞれ(2n −1)段階で比
較する。この比較結果に基づいてnビットのディジタル
信号を生成し出力する。
【0018】また、搬送波をアナログ信号により複数n
段階でそれぞれ移相し、このn段階の位相変調はそのi
番目(i≦n)の変調深さが θ×2i-1 ただしθは定数 であり、このn段階の位相変調の出力位相をそれぞれ搬
送波の位相と比較する。この比較結果に基づいてnビッ
トのディジタル信号を生成し出力することもできる。こ
の方法と、前述した方法とを併せて用いて、例えば、上
位ビットをこの方法でディジタル出力し、下位ビットを
前述の方法でディジタル出力させることもできる。この
ようにすると、少ないハードウェアによりアナログ・デ
ィジタル変換器が実現できる。
【0019】
【実施例】
(第一実施例)本発明第一実施例の構成を図1を参照し
て説明する。図1は本発明第一実施例装置のブロック構
成図である。
【0020】本発明はアナログ・ディジタル変換器であ
り、その特徴とするところは、アナログ信号入力端子1
0と、正弦波を発生する搬送波発生回路1と、この搬送
波をアナログ信号により位相変調する位相変調器3とを
備え、前記搬送波と位相変調器3の出力信号との間に相
対的に(2n −1)段階(nは分解能)の異なる遅延を
与える(2n −1)個の遅延回路52〜5(2n −1)
を前記搬送波出力通路としての分配器41または位相変
調器3の出力通路としての分配器42に備え、この(2
n −1)個の遅延回路52〜5(2n −1)はそのi番
目(i≦n)の遅延回路5iについてその相対遅延時間
が (i−1)・T/(2n+1 ) (ただし、Tは搬送波周
期) に設定され、この遅延回路52〜5(2n −1)を経由
した信号の位相をこの遅延回路52〜5(2n −1)を
経由していない前記搬送波出力または位相変調器3の出
力の位相と比較する(2n −1)個の位相比較器61〜
6(2n −1)と、この位相比較器61〜6(2n
1)の出力をそれぞれ入力としnビットのディジタル信
号を出力する論理ゲート7とを備えるところにある。
【0021】本発明第一実施例では、遅延回路52〜5
(2n −1)は全て分配器41側に設けられ、前記第一
の位相変調器出力通路には T・〔(1/4)−2-(n+1)〕 の固定的な遅延回路50が挿入されている。
【0022】搬送波発生回路1の出力は、分配器2で二
分岐される。分配器2の出力の一方は分配器41で2
n-1 (nは分解能(ビット))に分岐され、1つは位相
比較器61に、残りは遅延回路52〜5(2n −1)を
経由して位相比較器62〜6(2n −1)に接続され
る。遅延回路52〜5(2n −1)の遅延時間は、遅延
回路52がT/2n+1 (Tは搬送波の周期)、以下順に
T/2n+1 づつ増え、i番目の遅延は(i−1)・T/
n+1 となる。分配器2のもう一方の出力は、位相変調
器3と遅延回路50を経由して分配器42で(2n
1)に分岐され、位相比較器61〜6(2n −1)のも
う一方の端子に入力される。遅延回路50の遅延時間は
T・(1/4−2-(n+1))で、前記(2n −1)個の遅
延回路の中央のものと等しい。位相変調器3の位相制御
端子10にはアナログ信号入力が印加される。各位相比
較器61〜6(2n −1)の出力は論理ゲート7を経由
して出力される。
【0023】次に、本発明第一実施例の動作を図2およ
び図3を参照して説明する。図2は位相比較器61〜6
(2n −1)が検出する位相差と出力との関係を示す図
である。横軸に位相差をとり、縦軸に出力の状態をと
る。図3は論理ゲート7の入出力波形を示す図である。
横軸にアナログ入力レベルをとり、縦軸に入出力波形の
状態をとる。まず、搬送波発生回路1の出力の正弦波を
分配器2で位相の等しい二つの信号に分ける。その一方
の位相を位相変調器3で、アナログ信号入力の振幅に比
例して変化させる。これを分割したもう一方の信号の位
相と位相比較器61〜6(2n −1)により比較する。
【0024】いま、アナログ信号入力の0からフルスケ
ール迄の変化に対して、位相変調器3の位相が0からπ
ラジアンまで変化するとする。また、位相比較器61〜
6(2n −1)の特性が、図2に示すように入力の位相
差がπ±π/2ラジアンのときに出力がH、0±π/2
でLとする。すると、各位相比較器からの出力は図3
(a)に示すようになる。なお、この図3では分解能3
ビットの例を示す。これを論理ゲート7により論理演算
を施すと、その出力は図3(b)のようになり、アナロ
グ入力がグレイコードのディジタル信号に変換されてい
る。
【0025】位相比較器61〜6(2n −1)の具体的
構成を図4を参照して説明する。図4は位相比較器61
〜6(2n −1)の具体的構成を示す図である。まず、
乗算器81により位相を比較すべき2つの信号をかけ合
わせる。位相の異なる2つのサイン関数の積は、次式で
表される。 sin(ωt+θ)×sinωt=1/2〔cosθ−cos(2ωt+θ)〕 …(5−1) ここに、ωは角周波数、tは時間、θは位相差である。
これより、乗算器81の出力をフィルタ82に通して元
の正弦波の2倍の周波数成分を取り除くことにより、位
相差の余弦に比例した出力が得られることがわかる。続
いて、この結果の符号を反転し(図4では反転出力を取
り出している)、振幅比較器83でゼロレベルで振幅弁
別してディジタル信号に直すと、図2に示す位相比較特
性が得られる。
【0026】論理ゲート7の具体的構成を図5に示す。
図5は論理ゲート7の具体的構成を示す図である。本発
明実施例では、排他的論理和ゲートを複数組合わせるこ
とにより構成される。
【0027】(第二実施例)本発明第二実施例を図6を
参照して説明する。図6は本発明第二実施例装置のブロ
ック構成図である。図6に示すように、位相比較器61
〜6(2n-1 −1)の一方の入力は分配器41に接続
し、同じ位相比較器61〜6(2n-1 −1)のもう一方
の入力は遅延回路51〜5(2n-1 −1)を経由して分
配器42に接続する。位相比較器6(2n-1 )は分配器
41、42に直接接続する。位相比較器6(2n+1
1)〜6(2n −1)の入力の一方は遅延回路5(2
n-1 +1)〜5(2n −1)を経由して分配器41に接
続し、同じ位相比較器6(2n+1 +1)〜6(2n
1)のもう一方の入力は分配器42に直接接続する。
【0028】図6に示す構成により、本発明第一実施例
と同様のアナログ・ディジタル変換器を実現することが
できる。
【0029】(第三実施例)本発明第三実施例を図7を
参照して説明する。図7は本発明第三実施例装置のブロ
ック構成図である。図7に示すように、遅延時間がT/
n+1 の遅延素子91〜9(2n −2)を(2n −2)
個直列に接続し、その前後および各接続点と、位相変調
器3の出力の間の位相差を検出する。
【0030】図7に示す構成により、本発明第一実施例
または本発明第二実施例と同様のアナログ・ディジタル
変換器を実現することができる。
【0031】(第四実施例)本発明第四実施例を図8を
参照して説明する。図8は本発明第四実施例装置のブロ
ック構成図である。図8に示すように、本発明第四実施
例では、従来例の方式を上位ビットに適用し、下位ビッ
トに本発明実施例の方式を適用することによりアナログ
・ディジタル変換器を実現している。ここでは、出力4
ビットの内で、上位2ビットを従来例により、下位2ビ
ットを本方式により生成する方法を示す。
【0032】位相変調器31〜34と位相比較器61〜
65の数のバランスをとることで、少ないハードウェア
によりアナログ・ディジタル変換器が実現できる。例え
ば、本発明第一実施例において、6ビットのアナログ・
ディジタル変換器を作ろうとすると、1個の位相変調器
3と63個の位相比較器6が必要になる。一方、上位3
ビットを従来例により、下位3ビットを本方式により実
現すると、位相変調器3は8個に増えるが、位相比較器
6は10個で済む。
【0033】分配器2の具体的構成を図9に示す。図9
は分配器2の具体的構成を示す図である。図9に示すよ
うな抵抗分配器やウィルキンソンディバイダ、各種方向
性結合器その他により実現することができる。
【0034】位相変調器3の具体的構成を図10に示
す。図10は位相変調器3の具体的構成を示す図であ
る。図10に示すように、90°ハイブリッドとバラク
タダイオードを組み合わせることにより実現することが
できる。バラクタダイオードの逆バイアス電圧をアナロ
グ入力にしたがって変化させることによって反射波の位
相を変え、結果としてハイブリッドの出力の位相を変化
させることができる。90°ハイブリッドとしては、所
謂ブランチラインカプラやラットレース回路、方向性結
合器その他を用いることができる。
【0035】位相比較器6の具体的構成を図11に示
す。図11は位相比較器6の具体的構成を示す図であ
る。図11に示すように、位相比較器6内の乗算器とし
ては、ギルバートセルまたはダイオードによるダブルバ
ランス型ミクサにより実現することができる。その他に
は、トランジスタを用いたミクサその他により実現する
ことができる。
【0036】その他には、遅延回路5または遅延素子9
としては、希望の遅延時間となるように長さを調整した
伝送線路(同軸ケーブル、マイクロストリップライン、
共平面線路)その他により実現することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な回路構成により高い分解能のアナログ・ディジタ
ル変換を実現することができる。高速なアナログ・ディ
ジタル変換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例装置のブロック構成図。
【図2】位相比較器が検出する位相差と出力との関係を
示す図。
【図3】論理ゲートの入出力波形を示す図。
【図4】位相比較器の具体的構成を示す図。
【図5】論理ゲートの具体的構成を示す図。
【図6】本発明第二実施例装置のブロック構成図。
【図7】本発明第三実施例装置のブロック構成図。
【図8】本発明第四実施例装置のブロック構成図。
【図9】分配器の具体的構成を示す図。
【図10】位相器の具体的構成を示す図。
【図11】位相比較器の具体的構成を示す図。
【図12】従来例装置のブロック構成図。
【図13】アナログ信号強度およびフィルタの出力およ
びディジタル信号出力の関係を示す図。
【符号の説明】
1 搬送波発生回路 2、21〜27、41、42 分配器 3、31〜34 位相変調器 7 論理ゲート 10 アナログ信号入力端子 5、50、52〜5(2n −1) 遅延回路 6、61〜6(2n −1) 位相比較器 71〜73 ディジタル信号出力端子 81 乗算器 82、151〜154 フィルタ 83 振幅比較器 9、91〜9(2n −2) 遅延素子 161〜164 振幅比較器

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号入力端子(10)と、搬送
    波発生回路(1)と、この搬送波をアナログ信号により
    位相変調する第一の位相変調器(3)とを備え、前記搬
    送波と前記第一の位相変調器の出力信号との間に相対的
    に(2n −1)段階(nは分解能)の異なる遅延を与え
    る(2n −1)個の遅延回路(5)を前記搬送波出力通
    路または前記第一の位相変調器出力通路に備え、この
    (2n −1)個の遅延回路(5)はそのi番目(i≦
    n)の遅延回路についてその相対遅延時間が (i−1)・T/(2n+1 ) (ただし、Tは搬送波周
    波数) に設定され、この遅延回路を経由した信号の位相をこの
    遅延回路を経由していない前記搬送波出力または前記第
    一位相変調器出力の位相と比較する(2n −1)個の第
    一の位相比較器(6)と、この第一の位相比較器(6)
    の出力をそれぞれ入力としnビットのディジタル信号を
    出力する論理ゲート(7)とを備えたことを特徴とする
    A型アナログ・ディジタル変換器。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路(5)は全て前記搬送波出
    力通路側に設けられ、前記第一の位相変調器出力通路に
    は T・〔(1/4)−2-(n+1)〕 の固定的な遅延回路(50)が挿入された請求項1記載
    のA型アナログ・ディジタル変換器。
  3. 【請求項3】 前記遅延回路(5)は前記搬送波出力通
    路側および前記第一の位相変調器出力通路側にほぼ等分
    に挿入された請求項1記載のA型アナログ・ディジタル
    変換器。
  4. 【請求項4】 搬送波は正弦波である請求項1記載のA
    型アナログ・ディジタル変換器。
  5. 【請求項5】 前記遅延回路は単位遅延時間T/2n+1
    の遅延素子が複数段縦続接続された請求項4記載のA型
    アナログ・ディジタル変換器。
  6. 【請求項6】 搬送波をアナログ信号によりそれぞれ位
    相変調する複数m個の第二の位相変調器を備え、このm
    個の第二の位相変調器はそのj番目(j≦m)の変調器
    についてその変調深さが θ×2j-1 ただしθは定数 であり、このm個の第二の位相変調器の出力位相をそれ
    ぞれ前記搬送波の位相と比較するm個の第二の位相比較
    器を含むB型アナログ・ディジタル変換器と、請求項1
    記載のA型アナログ・ディジタル変換器とを備え、 共通のアナログ信号入力について、このB型アナログ・
    ディジタル変換器出力が上位ビット出力となり、前記A
    型アナログ・ディジタル変換器出力が下位ビット出力と
    なることを特徴とするアナログ・ディジタル変換装置。
JP06290087A 1994-02-21 1994-11-24 アナログ・ディジタル変換器 Expired - Fee Related JP3140645B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06290087A JP3140645B2 (ja) 1994-11-24 1994-11-24 アナログ・ディジタル変換器
PCT/JP1995/000133 WO1995022856A1 (fr) 1994-02-21 1995-02-02 Convertisseur a/n
EP95907824A EP0696106A4 (en) 1994-02-21 1995-02-02 ANALOG / DIGITAL CONVERTER
US08/535,320 US5754130A (en) 1994-02-21 1995-09-27 Analogue-to-digital converter using phase modulation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06290087A JP3140645B2 (ja) 1994-11-24 1994-11-24 アナログ・ディジタル変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08149010A JPH08149010A (ja) 1996-06-07
JP3140645B2 true JP3140645B2 (ja) 2001-03-05

Family

ID=17751638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06290087A Expired - Fee Related JP3140645B2 (ja) 1994-02-21 1994-11-24 アナログ・ディジタル変換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3140645B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08149010A (ja) 1996-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5534827A (en) Modulator
EP0694228A1 (en) Balanced modulator-transmitter
US5381147A (en) Process for the analog-to-digital conversion of microwave signals
JPS60112344A (ja) 無線受信機及び復調方法
US3745559A (en) Analog to digital converter
JPH0823231A (ja) Fm変調回路
US6169504B1 (en) Device and method for converting analog signal to digital signal using interleaving sampling
JPH0683280B2 (ja) 改良されたスペクトル制御を有する連続位相シフト変調システム
JP3140645B2 (ja) アナログ・ディジタル変換器
US4968986A (en) Wide bandwidth analog-to-digital converter and method
US20030112894A1 (en) Modulator of phase shift keying (PSK) type
US5754130A (en) Analogue-to-digital converter using phase modulation
WO1996015585A1 (en) Rf transmitter
US5216425A (en) Method for reducing the influence of distortion products
US5629699A (en) Analogue-to-digital converter and analogue-to-digital conversion system embodying said converter
AU642373B2 (en) A digital quadrature phase detector for angle modulated signals
JP4493145B2 (ja) 任意波形発生器
Williston Digital signal processing: world class designs
JP3146103B2 (ja) アナログ・ディジタル変換器
RU2282937C1 (ru) Функциональный аналого-цифровой преобразователь
US5394122A (en) RF digital-to-analog converter
CN115616489B (zh) 一种超声波或电波实现任意移相值的移相方法及系统
CN1030272C (zh) 一种相位量化a/d变换的方法及其装置
JP2751177B2 (ja) ディジタル・アナログ変換装置
JPH0964745A (ja) 任意波形発生器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees