JP3140220U - 歯科印象材注入用シリンジ及び印象採得キット - Google Patents

歯科印象材注入用シリンジ及び印象採得キット Download PDF

Info

Publication number
JP3140220U
JP3140220U JP2007010045U JP2007010045U JP3140220U JP 3140220 U JP3140220 U JP 3140220U JP 2007010045 U JP2007010045 U JP 2007010045U JP 2007010045 U JP2007010045 U JP 2007010045U JP 3140220 U JP3140220 U JP 3140220U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impression
impression material
dental impression
nozzle
cylinder body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007010045U
Other languages
English (en)
Inventor
康弘 福原
Original Assignee
康弘 福原
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 康弘 福原 filed Critical 康弘 福原
Priority to JP2007010045U priority Critical patent/JP3140220U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3140220U publication Critical patent/JP3140220U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】歯科印象材の種類又は用途に応じてノズルを簡単に取替えることができ且つ歯科印象材の無駄をなくして効率の良い印象採得するのに便利な歯科印象材注入用シリンジを提供する。
【解決手段】ノズル20の後端部21に形成された嵌合部21aをシリンダー本体11の先端部12に形成された注出口12aに着脱自在に取り付け、ノズル20の後端部21の外径をシリンダー本体11の先端部12の外径より大きく形成し、ノズル20の形状・太さ・内径については歯科印象材の種類又は用途に応じて取り替え可能とした。ピストン13に合成樹脂製カバー30を装着してシリンダー本体11に挿入して仕上がり寸法の誤差を吸収する。
【選択図】図1

Description

本考案は、歯科印象材を歯の周りに注入する際に用いる歯科印象材注入用シリンジ及び印象採得キットに関する。
従来から、歯冠修復物を作製する場合、弾性印象材による印象採得する方法が一般的に行われている。通常の印象材料としては、アルギン酸塩の可溶性塩を主成分とする印象材(アルジネート印象材)、シリコーンゴムを主成分とする精密印象材(シリコーン印象材)などが知られている。
これらの印象材の主な特徴を比較すると、シリコーン印象材を用いた場合は、アルジネート印象材を用いた場合よりも精密な印象採得が可能であるといえるが、シリコーン印象材はアルジネート印象材よりも価格が数倍以上するため、経済性の面を考慮するとシリコーン印象材を多量に使用することは難しい。したがって、シリコーン印象材の使用量をできる限り少なくすればコストダウンを図ることができる。
一方、2種の歯科用印象材料を重ね合わせる連合印象としては、例えば、寒天・アルジネート連合印象が一般的に知れている。その特徴としては、両者とも多量の水分を含んでいることである。このため、印象撤去後歯型材の注入が遅れると、水分の蒸発に伴う収縮により印象が変形してしまうという問題がある。また、寒天とアルジネートの両者間の良好な接着が重要なポイントとなるが、未硬化の2種の材料を重ね合わせる方法であるため、両者が十分な流動性を有する時期に圧接することが必要となる。しかし、印象採得する領域が広範囲になる場合には、各印象材の硬化タイミングを合わせることは非常に困難であるといえる。
そこで、本願出願人は、従来の連合印象では考えられなかった材質の異なる2種の歯科用印象材料を組合せることに着目し、両者の接合を可能にする歯科印象用フィルムを提供すること、また歯科印象用フィルムを介在させることにより各印象材の硬化タイミングを合わせる必要性がなく且つ精密な印象を安価に採得する印象採得方法を提供することを目的とし、「歯科印象用フィルム及びそれを使用した印象採得方法」の発明について特許出願を行っている(特願2007−284405号)。また、前記歯科印象用フィルムについては、従来に存在しない新規の商品であるため、量産時における商品の製造方法を確立すると共に、品質が安定した商品を安価に供給できるようにするため、本願出願人は、「歯科印象用フィルムの製造方法」の発明についても特許出願を行っている(特願2007−311652号)。
ところで、従来のシリンジの例としては、図4に示すものが存在する。シリンジ50は、ノズル52を有するシリンダー本体51と、シリンダー本体51の中に挿入されるピストン53とから構成されており、印象採得する際に歯科印象材の種類又は用途に応じてシリンジ自体を取り替える必要があった。また、シリンダー本体51とピストン53の寸法精度が良くないと、ピストン53の先端部54に間隙ができてしまい、使用した際に歯科印象材がピストン側へ漏れ出してしまうという問題があった。
以上の問題があったため、本願出願人が発明した歯科印象用フィルムを使用した印象採得のトータルシステムを考えた場合、歯科印象材注入用シリンジについて専用品の開発が必要とされる。
そこで、本考案は、歯科印象材の種類又は用途に応じてノズルを簡単に取替えることができ且つ歯科印象材の無駄をなくして効率の良い印象採得するのに便利な歯科印象材注入用シリンジを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の考案は、先端に歯科印象材を注出するノズルを有するシリンダー本体と、前記シリンダー本体に挿入するピストンとを備えた歯科印象材注入用シリンジにおいて、前記ノズルの後端部形成された嵌合部を前記シリンダー本体の先端部に形成された注出口に着脱自在に取り付け、前記ノズルの後端部の外径を前記シリンダー本体の先端部の外径より大きく形成し、前記ノズルの形状・太さ・内径については歯科印象材の種類又は用途に応じて取り替え可能としたことを特徴とした構成を採用したのである。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の前記ピストンに合成樹脂製カバーを装着して前記シリンダー本体に挿入し、前記ピストンの先端部と前記シリンダー本体の内壁面について仕上がり寸法の誤差を吸収することを特徴とする。
また、請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載の歯科印象材注入用シリンジと、材質の異なる2種の歯科用印象材料を重ね合わせる連合印象に用いる歯科印象用フィルムとを備えた印象採得キットを構成したものである。
以上のように、本考案によれば、歯科印象材の種類又は用途に応じて最適なノズルを選択し簡単に取替えて使用することが可能になる。
また、ピストンに合成樹脂製カバーを装着してシリンダー本体に挿入したので、ピストンの先端部とシリンダー内壁面について仕上がり寸法の誤差を吸収し密着性も高まることから、従来のようにピストン先端部に間隙ができて歯科印象材がピストン側へ漏れ出してしまうという問題を解消でき、歯科印象材の無駄をなくすことが可能になる。
さらに、本考案に係るシリンジと、材質の異なる2種の歯科用印象材料を重ね合わせる連合印象に用いる歯科印象用フィルムとを備えた印象採得キットを構成することにより、従来になかった歯科用印象採得に関するトータルシステムを提案することができ、精密な印象を安価に採得することが可能になる。
以下、本考案の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。
図1は、本考案に係るシリンジの一例を示す斜視図である。図2は、図1に示すシリンジの分解図である。図3は、図1に示すシリンジのピストンの説明図である。本考案に係るシリンジは、本願出願人が発明して既に特許出願している材質の異なる2種の歯科用印象材料を重ね合わせる連合印象に用いる歯科印象用フィルムを使用した印象採得に用いられるものである。
ここで、材質の異なる2種の歯科用印象材料を重ね合わせる連合印象に用いる歯科印象用フィルムを使用した印象採得とは、シリコーン印象材及びアルジネート印象材の各歯科用印象材料との間で接着能を有する歯科印象用フィルムを介在させることにより、シリコーン印象材とアルジネート印象材とを接合可能とし、各印象材の硬化タイミングを合わせる必要性がなく且つ精密な印象を安価に採得することを特徴とするものである。なお、材質の異なる2種の歯科用印象材料については、上述したシリコーン印象材とアルジネート印象材の組み合わせに限定されるものではなく、例えば、ラバー印象材、寒天印象材等を採用してもよい。
図1及び図2に示すように、歯科印象材注入用のシリンジ10は、先端に歯科印象材を注出するノズル20を有するシリンダー本体11と、シリンダー本体11に挿入するピストン13とから構成されている。
ノズル20の後端部21に形成された嵌合部21aは、シリンダー本体11の先端部12に形成された注出口12aに着脱自在に取り付けられる(図1の部分拡大図参照)。ここで、ノズル20の後端部21の外径をシリンダー本体11の先端部12の外径より大きく形成することにより、ノズル20を取り外す際に引っ張り易くなる。また、ノズル20の形状・太さ・内径については歯科印象材の種類又は用途に応じて取り替え可能とするために、異なるタイプのノズルを用意しておくことが必要になる。
例えば、歯科印象材の種類について、(1)流れが非常に良い、(2)流れが少し良い、(3)流れが普通、(4)流れが悪い、の4つにタイプに分類した場合、ノズル20の注出口の内径をそれぞれに対応させて形成し、(1)細い、(2)少し細い、(3)普通、(3)太い、の4種類のノズルを用意する。また、ノズル20の後端部21及び嵌合部21aは全て同じ形状にしておきシリンダー本体11を共用できるようにする。なお、精密な印象を少量のシリコーンで採得する連合印象に使用するノズル20については、その注出口の内径を(1)細い、(2)少し細い、の少なくとも2種類を用意しておけば十分である。
図2及び図3に示すように、ピストン13には合成樹脂製カバー30が装着され、その状態でシリンダー本体11に挿入される。なお、合成樹脂製カバー30については、本実施例に限定されるものではないが、薄手で袋状に形成したものが適している。
このように合成樹脂製カバー30を介在させることにより、ピストン13の先端部14とシリンダー本体11の内壁面について仕上がり寸法の誤差を吸収することができ、ピストン13の先端部14にOリングやパッキンを組み込まなくてもよくなり、シリンダー本体11の内壁面との密着性も高まるようになる。このため、従来のシリンジ50のように、仕上がった製品の寸法誤差のためピストン53の先端部54に間隙ができて歯科印象材がピストン53側へ漏れ出してしまうという問題を解消することができる。
本考案に係るシリンジの一例を示す斜視図である。 図1に示すシリンジの分解図である。 図1に示すシリンジのピストンの説明図である。 従来のシリンジの一例を示す説明図である。
符号の説明
10 シリンジ
11 シリンダー本体
12 先端部
12a 注出口
13 ピストン
14 先端部
20 ノズル
21 後端部
21a 嵌合部
30 合成樹脂製カバー
50 シリンジ
51 シリンダー本体
52 ノズル
53 ピストン
54 先端部

Claims (3)

  1. 先端に歯科印象材を注出するノズルを有するシリンダー本体と、前記シリンダー本体に挿入するピストンとを備えた歯科印象材注入用シリンジにおいて、前記ノズルの後端部に形成された嵌合部を前記シリンダー本体の先端部に形成された注出口に着脱自在に取り付け、前記ノズルの後端部の外径を前記シリンダー本体の先端部の外径より大きく形成し、前記ノズルの形状・太さ・内径については歯科印象材の種類又は用途に応じて取り替え可能としたことを特徴とする歯科印象材注入用シリンジ。
  2. 前記ピストンに合成樹脂製カバーを装着して前記シリンダー本体に挿入し、前記ピストンの先端部と前記シリンダー本体の内壁面について仕上がり寸法の誤差を吸収することを特徴とする請求項1に記載の歯科印象材注入用シリンジ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の歯科印象材注入用シリンジと、材質の異なる2種の歯科用印象材料を重ね合わせる連合印象に用いる歯科印象用フィルムとを備えた印象採得キット。
JP2007010045U 2007-12-28 2007-12-28 歯科印象材注入用シリンジ及び印象採得キット Expired - Fee Related JP3140220U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007010045U JP3140220U (ja) 2007-12-28 2007-12-28 歯科印象材注入用シリンジ及び印象採得キット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007010045U JP3140220U (ja) 2007-12-28 2007-12-28 歯科印象材注入用シリンジ及び印象採得キット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3140220U true JP3140220U (ja) 2008-03-13

Family

ID=43290362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007010045U Expired - Fee Related JP3140220U (ja) 2007-12-28 2007-12-28 歯科印象材注入用シリンジ及び印象採得キット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3140220U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9060593B2 (en) Toothbrush
US10213278B2 (en) Method and tools for indirect bracket positioning
CN101297770B (zh) 由预成舌侧托槽制作个体化托槽的方法及其制品
CN106029002A (zh) 制备转移托盘的方法
CA2068750A1 (en) Method of making an impression of a dentate human jaw
CN106456296A (zh) 牙科装置的制造方法
KR101615010B1 (ko) 의치 제조 방법
CN104644276A (zh) 制造牙齿矫治器的方法以及牙齿矫治器
WO2009057371A1 (ja) 歯科印象用フィルム及び歯科印象用フィルムの製造方法
CN107822723B (zh) 一种口腔矫治器制作方法
CN107105874B (zh) 具有多部件柄部的口腔护理器具
JP3140220U (ja) 歯科印象材注入用シリンジ及び印象採得キット
CN103976800B (zh) 种植牙手术用印模辅助帽及印模方法
US6527549B1 (en) Two-part dental impression tray
US9168109B2 (en) Mold for dental copings and copings produced by using the mold
KR101784137B1 (ko) 인다이렉트 본딩을 위한 튜브 타입 교정 기구의 제공 방법
CN206443779U (zh) 支台齿组件
KR101814071B1 (ko) 마우스피스 및 그 제조방법
KR102161707B1 (ko) 디지털 방식 및 아날로그 방식 겸용 교합기 및 그 교합기를 이용한 교합 치열 모형 제작방법
JP5243649B1 (ja) 装飾歯
KR101479094B1 (ko) 치아 보철 준비용 모델 기구
CN218899729U (zh) 一种切割式陶瓷全瓷冠修复体
KR20170004410A (ko) 치열교정용 브라켓 마운트, 브라켓 모듈 및 브라켓 마운트 제조방법
CN210408632U (zh) 一种粘接式牙美学修复体
CN217040407U (zh) 牙周病治疗护套

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees