JP3140039U - 足湯ができ、高齢者にとっても安全な浴室用椅子装置 - Google Patents

足湯ができ、高齢者にとっても安全な浴室用椅子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】保温性能が高く、また身体の芯まで温まると考えられている水深が深く湯面積の狭い浴槽の長所を再認識すべきである。しかし高齢者などにとって、高い浴槽の縁を跨ぐことは、危険をはらむものとなっている。
洗い場と浴槽との移動を安全なものとする簡便な装置であり、それに加え足湯など多用途に利用できる装置を提供すること。
【解決手段】本件考案は、いわゆる座椅子のごとくに折り畳んだ状態では、洗い場の椅子および踏み台として利用ができ、背もたれと肘掛を起こすことにより、座面が浴槽の縁にまで上昇し、これに腰掛けることにより足先より、ゆっくりと入浴できるものとした装置であり、足湯としての利用も可能とした浴室用の椅子装置である。
【選択図】図2

Description

本考案は、一般家庭においても簡便に足湯を提供するための浴室用椅子装置であるとともに、高齢者が安全に入浴するための椅子装置に関する。
浴槽を跨ぐための補助具として浴室用の踏み台が様々に製品化されている。
移乗ボードあるいはトランスファーボードと称する高齢者・身体障害者への介護用具、あるいは入浴リフトなどが製品化されている。
日本の一般的な家庭用の浴槽は、深く湯面積の狭いものとなっており、これに対し洋式の浴槽は浅く湯面積の広いものとなっている。これを比較すると日本の一般的な浴槽の方が、保温性能が高く、また身体の芯まで温まると考えられている。燃料消費量の節減ひいては地球温暖化対策としても従来我が国において一般的である深く湯面積の狭い浴槽の長所を再認識すべきである。
しかしながら、短所としては浴槽の水深が深いため入浴中の事故の危険が高いものとなっている。特に高齢者にとって、高い浴槽の縁を跨ぐことは、頭から浴槽に突っ込み溺れる危険、あるいは浴槽から出る際にも、頭から洗い場の床に倒れ落ちる危険をはらむものとなっている。
従来技術あるいは製品として浴室用の踏み台などがあるが、浴槽の縁あるいは手すりにつかまり、浴槽を乗り越える際における事故の危険を無くすものとはなっていない。また、移乗ボード、トランスファーボードと称される技術・製品あるいはリフト装置などで移乗させる技術・製品が提供されているが、これらは介護者の作業において効果があるものの高齢者などが日々入浴に利用するには簡便なものではない。
従い、高齢者などが入浴する際に利用できる安全かつ簡便な装置を提供することが、高齢化社会の重要課題であり、これが本件考案の解決しようとする課題である。
また、血行を良くするなどの効果がある足湯を、一般家庭の浴室においても手軽に行える装置を提供することが本件考案の解決しようとする課題である。
本件考案による浴室用椅子装置は、座面の高さを上下動させることのできる脚部と回転あるいはスライドする着座部とにより構成され、洗い場での椅子として利用できるとともに、浴槽への移動および浴槽から洗い場への移動を容易にした機構を有することを特徴とする。
スライド・レールなどを、浴槽の外側の壁面に取り付けることにより、座面の高さを上下動させる機能および安全性を向上させ強度を高めることに機能を有するものとしたことを特徴とする。このスライド・レールにより座面の上下動は、高齢者などにとっても容易に動かせるものとなり、また本件考案の椅子装置の転倒などの事故を防止するなど安全性を高めるものとなる。
本件考案による浴室用椅子装置は、着座部には背もたれを有し、背もたれを座面に倒した状態においては脚部内部の空気あるいはゴムあるいはスポンジなどが圧縮され床よりの座面の高さが低くなり、洗い場での椅子あるいは踏み台の形状となり、背もたれを立てた状態においては脚部内部の空気あるいはゴムあるいはスポンジなどの体積が拡張し座面の高さを押し上げ、浴槽の縁の位置あるいは浴槽の縁を越える位置とする機構を有することを特徴とする。あるいは脚部内部に圧縮材などを利用せず、手動にて上下動させるものとしてもよい。
着座部が回転あるいはスライドすることにより着座したままで浴槽の縁と座面が連続あるいは浴槽内へ突き出る機構を有し、着座者が片足を浴槽に入れ、次に、もう片方の足を浴槽に入れるという行為により着座者が段階的に浴槽に正対することを可能にしたことを特徴とするとともに、浴槽から出る際には、着座者が片足を浴槽から出し、次に、もう片方の足を浴槽から出すという行為により着座者が段階的に浴槽に側位となることを可能にしたことを特徴とする。
つまり、本考案の浴室用椅子装置の使用者が浴槽に入ろうとする際には、浴槽に対して横向きの姿勢で着座した後、両足が浴槽に入った段階で浴槽に正対する姿勢となり、足湯をした状態となる。これにより、利用者は椅子に腰掛けた状態で、足先より、ゆっくりと入浴できるものとした。そして、使用者が浴槽から出る際には、浴槽に正対した姿勢にて着座し、両足を浴槽から出すことにより座面が回転あるいはスライドし、浴槽に対して横向きの姿勢となる機構を有する装置である。
着座部の背もたれは、座面に倒した状態においては、背もたれの背面が洗い場での椅子の座面となり、また浴槽への踏み台ともなり多用途に利用できることを特徴とする。背もたれには、中溝あるいは中央に円形のホールを設け、座面に倒して洗い場での椅子としての使用の際には、臀部の中央が接触しないものとすることにより衛生面に配慮したものとする。
着座部が回転あるいはスライドすることにより着座したままで浴槽に正対することを可能にしたことにより、いわゆる足湯としての利用ができる機構を有することを特徴とする。つまり、あたかも温泉地の足湯のごとく本件考案の浴室用椅子装置に腰掛けることにより脚のふくらはぎから下を温めるという利用を可能ならしめた装置である。このため肘掛については書見台としての用途に利用できるものを備え浴室での読書ができるものとしても良い。
本件考案による浴室用椅子装置は、浴槽とのユニット化をすることにより、より簡便かつ経済的に製造できるものであり、浴槽に付属して筒状のスペースを設け、内部を上下動する椅子装置とすることにより、使用上の安全性も高まるものとなることを特徴とする。
保温効果に優れ、身体の芯まで温まると考えられている深い浴槽の利用において、高齢者あるいは身体障害者あるいは妊婦などにとっても安全に安心して入浴することができる効果を有する装置である。椅子に腰掛けた状態から、足先より、ゆっくりと浴槽に入ることを可能にしたものである。
これだけでなく洗い場での椅子あるいは踏み台としても利用できる多用途の機能を有する装置である。しかも場所を取らず、比較的安価に製造することができ、高齢者にとっても容易に操作ができる装置である。
本件考案の浴室用椅子装置に着座し両足を浴槽に入れた状態は、まさに足湯であり、心臓・脳などに負担をかけずに血行を良くする効果があるとされる足湯が、一般家庭においても簡便にできる機能を有する装置である。これにより、一般家庭においても全身浴と足湯を繰り返すなど、長時間入浴しても、のぼせることがなく、心身ともにリラックスさせる効果があると考えられる。
つまり、本件考案の浴室用椅子装置により、例えば、熱めの湯に全身浴し、次に椅子装置に腰掛け足湯をしながら読書をするなどといったリラックスした長時間の入浴が可能となるものである。
本件考案の浴室用椅子装置は、浴室の洗い場での椅子としての用途、洗い場と浴槽との移動の際の踏み台としての用途、高齢者や身体障害者や妊婦などが洗い場と浴槽との移動を安全に行うための椅子装置としての用途、浴槽に足だけをつける足湯としての用途など多用途に利用できる装置である。
浴室の洗い場での椅子として利用する際には、着座部の背もたれと肘掛とが座面に倒された状態にあり、背もたれの背面と肘掛とで、洗い場での椅子としての座面となるものである。従来技術である折り畳みの座椅子のごとく、折り畳んだ状態においても座面として利用できる平面を構成するものとする。尚、着座した際の衛生面に配慮し、座面の中央部分に溝や円形ホールとなるものとしてもよい。そして、洗い場と浴槽との移動の際の踏み台としての用途のため、溝や円形ホールは、滑り止めともなるものとする。
高齢者や身体障害者や妊婦などが洗い場と浴槽との移動を安全に行うための椅子装置としての用途として利用するため、従来技術の座椅子のごとく、着座部の背もたれを起こすと肘掛が上がり、肘掛の付いた椅子の形状となる。また椅子と浴槽との位置であるが、椅子は浴槽に平行となるものをする。つまり着座者は浴槽に対して横向きの状態となる。
洗い場と浴槽との移動を安全に行うための椅子装置としての用途として利用する場合、座面の高さは浴槽の縁の高さとなるのであるが、この位置の座面への着座を容易にするため、本件考案の椅子装置の土台部分は、踏み台として利用できるものとする。
つまり椅子装置を折り畳んだ状態においてみれば、土台部分と上下動する着座部分と背もたれと肘掛部分という三層の構造となるものであり、背もたれと肘掛部分を起こした状態においてみれば、浴室の床から土台部分に上がり、着座するものとなる。
具体的な例としての寸法について、洋式バスタブではない一般的な深い浴槽の洗い場の床から浴槽の縁までの高さは約55cmであり、本件考案の椅子装置の土台部分の高さを25cmとすると、土台部分から約30cmの高さの椅子に着座するものとなり、高齢者などは浴槽の縁につかまり土台部分に上がり、次に椅子の肘掛部分につかまり着座するもので、安全に安心して利用できるものである。
この例において、椅子装置を折り畳んだ状態においては、土台部分の高さ25cm、上下動する着座部分の高さ約7cm、背もたれ部分の高さ約5cmとすれば、合計約37cmの高さとなり、洗い場での椅子としても、あるいは踏み台としても利用できるものである。
浴槽への移動を容易にするため、着座部が回転あるいはスライドすることにより着座したままで浴槽の縁と座面が連続あるいは浴槽内へ突き出る機構を有し、着座者が片足を浴槽に入れ、次にもう片方の足を浴槽に入れるという行為により着座者が段階的に浴槽に正対するものとし、浴槽から出る際には、着座者が片足を浴槽から出し、次に、もう片方の足を浴槽から出すという行為により着座者が段階的に浴槽に側位となるものとする。
利用者の誤使用による事故を防止するため、座面が浴槽に正対する位置においては、背もたれ部および肘掛は折り畳むことが出来ない機構とする。また、着座部の回転角度あるいはスライドであるが、例えば回転角度としては着座者が横向きの姿勢から正対する姿勢への幅を最大限とする。つまり90度プラス・マイナス5度程度のアロウアンスとする。
本考案による浴室用椅子装置の折り畳んだ状態であり、洗い場での椅子および踏み台として利用する際の概略図である。 本考案による浴室用椅子装置の展開した状態であり、着座者は浴槽に正対した姿勢となり足湯としても利用する際の概略図である。 本考案による浴室用椅子装置の展開した状態であり、着座者は浴槽に対して横向きに座った際の概略図である。
符号の説明
1.浴槽
2.座面
3.肘掛
4.脚部
5.背もたれ
6.スライド・レール
7.土台
8.洗い場床
9.風呂の湯

Claims (6)

  1. 座面の高さを上下動させることのできる脚部と回転あるいはスライドする着座部とにより構成され、洗い場での椅子として利用できるとともに、浴槽への移動および浴槽から洗い場への移動を容易にした機構を有することを特徴とする浴室用の椅子装置
  2. 着座部には背もたれを有し、背もたれを座面に倒した状態においては脚部内部の空気あるいはゴムあるいはスポンジなどが圧縮され床よりの座面の高さが低くなり、背もたれを立てた状態においては脚部内部の空気あるいはゴムあるいはスポンジなどの容積が拡張することにより座面の高さを押し上げ、浴槽の縁の位置あるいは浴槽の縁を越える位置とする機構を有することを特徴とする請求項1に記載の浴室用の椅子装置
  3. スライド・レールなどを浴槽の外側の壁面に取り付けることにより、座面の高さを上下動させる機能および安全性を向上させ強度を高めることに機能を有するものとしたことを特徴とする請求項1に記載の浴室用の椅子装置
  4. 着座部が回転あるいはスライドすることにより着座したままで浴槽の縁と座面が連続あるいは浴槽内へ突き出る機構を有し、着座者が片足を浴槽に入れ、次に、もう片方の足を浴槽に入れるという行為により着座者が段階的に浴槽に正対することを可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の浴室用の椅子装置であって、浴槽から出る際には、着座者が片足を浴槽から出し、次に、もう片方の足を浴槽から出すという行為により着座者が段階的に浴槽に側位となることを可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の浴室用の椅子装置
  5. 請求項2に記載の着座部の背もたれは、座面に倒した状態においては、背もたれの背面が洗い場での椅子の座面となり、また浴槽への踏み台ともなり多用途に利用できることを特徴とする浴室用の椅子装置
  6. 着座部が回転あるいはスライドすることにより着座したままで浴槽に正対することを可能にしたことにより、いわゆる足湯としての利用ができる機構を有することを特徴とする請求項1に記載の浴室用の椅子装置利用
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