JP3139976U

JP3139976U - 起伏対応型チリトリ

Info

Publication number: JP3139976U
Application number: JP2007007421U
Authority: JP
Inventors: 慶太堀江
Original assignee: 慶太堀江
Priority date: 2007-08-28
Filing date: 2007-08-28
Publication date: 2008-03-13
Anticipated expiration: 2017-08-28

Abstract

【課題】起伏のある接地面や床面にチリトリを置くとき、掃き残しが発生しないよう着地部分を密着させ、いかに隙間を無くし効率良く塵やごみを回収できるかを課題とした起伏対応型チリトリの提供。
【解決手段】着地面の凸凹に応じて掃き入れ口先が上下可動できるように、複数の分割切り口の入った掃き入れ口４をチリトリ底面１に取り付け、固定爪と爪溝により固定している。また、傾斜を設けた掃き入れ口先の素材弾力を利用した現状回復機能により、接地面に強度な密着度を応用することで掃き残しを防止するよう形成した。
【選択図】図１

Description

本考案は、塵やごみを掃き取るときに、掃き入れ口と地表面や床面との隙間から塵やごみが潜り抜けたり、掃き残しが発生しないように相互間を密着させ、且つ起伏のある部分であっても、掃き入れ口を個々切り分けてることで上下動作を可能にし、起伏部分にも対応できるチリトリに関するものである。

従来のチリトリは室内外を問わず塵やごみを掃き取るときに、その塵やごみの前に置いて掃き入れることになり、掃き入れ口接点に起伏や隙間があるとその隙間を潜って塵やごみを取り損ねてしまい、掃き入れ口を移動させて再び履き入れる行為を行っている。また襖や障子など溝のあるところではどうしても掃き残しが生じる状況にある。

上述したように、チリトリの掃き入れ口、着地部分は掃き取る場所の状態により各々異なるため、従来の固定した直線面では起伏の凸凹の隙間に塵やごみが入り込み、掃き取り位置を移動しながら何度も繰り返すことになる。従って、起伏のある場所では着地部分を密着させ、いかに隙間を無くすことができるかが塵やごみを取り損ねないための要因であり、掃き入れ口の隙間をいかに無くすことができるかが課題となる。

本考案は、起伏のある地表面や床面にチリトリを置くとき、設置面の水平な場所を探すのではなく、起伏のある場所に置いても掃き入れ口側が起伏に合わせて密着できるような構造にする必要がある。従って、チリトリの掃き入れ部分が可動して表面に密着させれば隙間を潜り抜ける塵やごみが無くなり、取り残しを防ぐことが可能となり問題点を解決する手段となる。

前述のように、本考案のチリトリは単に平面にある塵やごみを取るチリトリではなく起伏のある場所でも敷居のように溝があるところでも容易に取り込むチリトリでなければ利便性のあるチリトリとは言い難たい。また、掃き入れ口が老朽化すると廃棄せざるを得ないが、本考案のチリトリは掃き入れ口を取り替えるだけで継続使用することが可能となり環境にも配慮した利点がある。

考案実施のするための最良の形態

掃き入れ口部分は材質をゴムや板バネ、合成樹脂を用いて素材が反発する特質を応用して形状回復機能とし、常に着地面に密着するように傾斜をつけた。また、掃き入れ部分を複数の個体に切り分けたことにより、着地面に凸凹が生じていても起伏に応じて各々自在に上下動作が可能となる。

以下、添付図面により本考案を説明する。
図１は起伏対応型チリトリの本体部全体斜視図で、従来のチリトリと同様にチリトリ底面１とチリトリ側面３及び掛け孔７の付いた取っ手２から構成されており、チリトリ底面１の一部に掃き入れ口４が取り付けられるところに特徴がある。

図２は起伏対応型チリトリの掃き入れ口４を外した状態の本体斜視図で、チリトリ底面１の先端に掃き入れ口爪溝５を設け、この爪溝に掃き入れ口爪６が装着し固定され、また取り外すことが可能となるように特徴をつけた。

図３は起伏対応型チリトリの本体全体平面図で、掃き入れ口４をチリトリ底面１に設けた爪溝５に、掃き入れ口４の固定爪６を収め固定化しており、固定爪６を外すことで掃き入れ口の取り替えが容易となり、老朽化にも対応させた。

図４は掃き入れ口の斜視図で、着地面に起伏が生じていてもその凸凹に応じて掃き入れの口先が各々自在に上下可動できるように、複数の分割切り口Ａを入れたところを考案の特徴とした。また、掃き入れ口４に固定爪６を設け、これを爪溝５に固定させることで容易に取り替えられる利点がある。

図５は掃き入れ口の側面図で、チリトリ底面１に掃き入れ口４を装着させ、掃き入れ口の固定爪６を爪溝５に固定することで取り替えも自在となる。また掃き入れ口の口先Ｂに傾斜を設けて、前述したように素材の反発力を利用した形状回復機能により常に接地面との密着を保つようにしたところは最大の特徴としている。

図６は起伏対応型チリトリの掃き入れ部分側面図で、掃き入れ口４の口先Ｂがチリトリ側面３より底面側に深く反らせてある。即ち、底面１が接地するときに現状回復機能による弾力で接地面に密着度が増し、塵やごみの取り込みが容易となる。

起伏対応型チリトリの本体部全体斜視図である。掃き入れ口を外した状態の本体部斜視図である。起伏対応型チリトリの本体部全体平面図である。掃き入れ口の斜視図である。掃き入れ口の側面図である。起伏対応型チリトリの掃き入れ部分側面図である。

符号の説明

１．チリトリ底面２．チリトリ取っ手３．チリトリ側面４．掃き入れ口
５．爪溝６．固定爪７．掛け孔Ａ．分割切り口Ｂ．掃き入れ口先

Claims

チリトリの掃き入れ部分を上下に可動させることにより、掃き入れ部と地表面や床面との接点を密着させ、塵やごみの掃き残しが出ないようにしたところに特徴があるチリトリである。
前記のチリトリは、掃き入れようとする面に起伏がある場合、その起伏部に合わせて掃き入れ部分が各々に上下可動できるよう複数に切り分け、その切り分けた部分が常に掃き入れ部と地表面や床面との接点を密着できるようにしたところを特徴にしたチリトリである。