JP3139866B2 - スカートサイロにおける粉粒体フイーダ - Google Patents

スカートサイロにおける粉粒体フイーダ

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JP3139866B2
JP3139866B2 JP05041650A JP4165093A JP3139866B2 JP 3139866 B2 JP3139866 B2 JP 3139866B2 JP 05041650 A JP05041650 A JP 05041650A JP 4165093 A JP4165093 A JP 4165093A JP 3139866 B2 JP3139866 B2 JP 3139866B2
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修 吉川
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修 吉川
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直立円筒の内部にホッパ
を接続し、接続部の下方に上記直立円筒の下部によって
円筒形スカートを形成したスカートサイロにおける粉粒
体フイーダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来粉粒体フイーダをスカートサイロに
設置する場合フイーダを複数個に分割しないとサイロ内
へ搬入することができなかった。又、該サイロのスカー
ト部とコニカルホッパ部との間隔からフイーダの外周部
(輪状移送空間)を狭くするか又はコニカルホッパ部の
口径を小さくする必要がありブリッジが発生し易いとい
う問題があった。
【0003】例えば、口径がφ3000mmのサイロの
場合コニカルホッパ部の口径は従来のフィーダでは、据
え付け・メンテスペースを500mm、輸送幅(輪状移
送空間)を275mmとすれば 3000−(500×2)−(275×2)=1450 ※口径はφ1400mmとなる 即ち1400÷3000×100≒47%であり、スカ
ート直径に対しコニカルホッパ下端開口部の直径は47
%であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はスカートサイ
ロのスカート部とコニカルホッパ部を粉粒体フイーダの
ケースとして利用することにより構造が簡素で据え付け
やメンテナンスが容易でありかつ、ブリッジの発生しに
くい粉粒体フイーダを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は 床面に直立円筒を支持し、該円筒の内周面に逆截頭円錐
形ホッパの上端縁を接続し、該接続部の下方に上記直立
円筒の下部による円筒形スカートを形成してなるスカー
トサイロにおいて、上記ホッパの下端開口部の直下に底
板を配置し、該底板の外周縁を上記スカートの内周面に
接続し、該底板の中心部に設けた直立回転軸に底板上面
に沿う中央回転羽根を設け、該羽根の外端に円筒形スカ
ートの内周面に沿う回転リングを設け、該リングに底板
の中央部に向う外周回転羽根を設けて上記ホッパと円筒
形スカートとの間に粉粒体輪状移送通路を形成し、該通
路に排出口を設けてなるスカートサイロにおける粉粒体
フイーダ 上記ホッパの下端に短円筒を接続して下端開口部を形成
した上記発明記載のスカートサイロにおける粉粒体フイ
ーダ 円筒形スカートに支持枠を架設し、支持枠上に底板を支
持し、底板が複数個の分割底板よりなる上記第1又は第
2発明記載のスカートサイロにおける粉粒体フイーダ によって構成される。
【0006】
【作用】本発明では従来形のスカートサイロにおいて、
直立円筒13内に粉粒体を収容すると逆截頭円錐形ホッ
パ1の下端開口部1’から底板2上に粉粒体14が貯留
され、下端開口部1’と底板2との間から輪状移送通路
9上に安息角αを形成して払い出される。
【0007】その状態で直立回転軸4を回転させると中
央回転羽根5、回転リング7および外周回転羽根8が円
筒形スカート6の内周に沿って一方に回転し、上記通路
9上の払い出し粉粒体14を円筒形スカート6の内周面
に沿って移送し、これを排出口10から連続的に定量排
出させることができる。
【0008】粉粒体輪状移送通路9の外周は円筒形スカ
ート6の内周に一致し、上記輪状移送通路9の内周に逆
截頭円錐形ホッパ1の下端開口部1’を臨ませ、かつ底
板2の直径を円筒形スカート6の内径に一致させる。
【0009】
【実施例】コンクリート床面12上に直立円筒13の下
端をアンカーで固定してスカートサイロを設立する。直
立円筒13の下部には内周面に逆截頭円錐形ホッパ1
(コニカルホッパ)の上端縁を溶接によって接続3し、
接続部3の下方に直立円筒13の下部を円筒形スカート
6として形成する。
【0010】上記ホッパ1の下端開口部1’は図1に示
すように傾斜下端であり、又は図2に示すように短円筒
1”を接続してなる。この下端開口部1’の直下には円
筒形スカート6に図4に示すように支持枠11を直接架
設し、分割底板2’、2’を該支持枠11上に載置し、
組立てて底板2となし、底板2の外周縁を円筒形スカー
ト6の内周面に溶接によって一体に接続3する。この底
板2の中心部には直立回転軸4を突設し、支持枠11に
設けた駆動装置15によってこれを回転させることがで
きる。
【0011】上記回転軸4には底板2の上面に沿って伸
びる4個の中央回転羽根5が設けられ、その外端には円
筒形スカート6の内周面に沿う回転リング7を設けるも
のであって、回転リング7には底板2の中央部に向う短
い外周回転羽根8を等間隔に設け、上記ホッパ1と円筒
形スカート6との間に形成された粉粒体輪状移送通路9
に払い出された粉粒体14を通路9に沿って外周回転羽
根8によって移送し排出口10から連続的に定量排出を
行うことができ、粉粒体定量フイーダを形成するもので
ある。
【0012】円筒形スカート6の内径3000、輪状移
送通路幅275とすれば、 3000−(275×2)=2450………下端開口部
の径 2450÷3000×100=81% 尚図中16で示すものは減速機、17は電動機、18は
安全カバー、19は支持枠取付用ブラケット、図2中2
0は流量調節リングである。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので上記
スカートサイロにおいて構造が簡素で据え付けやメンテ
ナンスが容易な粉粒体フイーダが得られるばかりでな
く、粉粒体輪状移送通路9の幅を狭めることなくコニカ
ルホッパ部1の下端開口部1’を大きくできるのでブリ
ッジによる詰り現象が起り難いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスカートサイロにおける粉粒体フイー
ダを示す縦断面図である。
【図2】下端開口部の縦断面図である。
【図3】図1A−A線による平面図である。
【図4】図1B−B線による平面図である。
【図5】従来のフイーダの縦断面図である。
【図6】図5C−C線による平面図である。
【符号の説明】
1 逆截頭円錐形ホッパ 1’ 下端開口部 1” 短円筒 2 底板 2’ 分割底板 3 接続部 4 直立回転軸 5 中央回転羽根 6 円筒形スカート 7 回転リング 8 外周回転羽根 9 粉粒体輪状移送通路 10 排出口 11 支持枠

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に直立円筒を支持し、該円筒の内周
    面に逆截頭円錐形ホッパの上端縁を接続し、該接続部の
    下方に上記直立円筒の下部による円筒形スカートを形成
    してなるスカートサイロにおいて、上記ホッパの下端開
    口部の直下に底板を配置し、該底板の外周縁を上記スカ
    ートの内周面に接続し、該底板の中心部に設けた直立回
    転軸に底板上面に沿う中央回転羽根を設け、該羽根の外
    端に円筒形スカートの内周面に沿う回転リングを設け、
    該リングに底板の中央部に向う外周回転羽根を設けて上
    記ホッパと円筒形スカートとの間に粉粒体輪状移送通路
    を形成し、該通路に排出口を設けてなるスカートサイロ
    における粉粒体フイーダ。
  2. 【請求項2】 上記ホッパの下端に短円筒を接続して下
    端開口部を形成した請求項(1) 記載のスカートサイロに
    おける粉粒体フイーダ。
  3. 【請求項3】 円筒形スカートに支持枠を架設し、支持
    枠上に底板を支持し、底板が複数個の分割底板よりなる
    請求項(1) 又は(2) 記載のスカートサイロにおける粉粒
    体フイーダ。
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