JP3139176B2 - 船外機の吸気冷却装置 - Google Patents

船外機の吸気冷却装置

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JP3139176B2
JP3139176B2 JP04297866A JP29786692A JP3139176B2 JP 3139176 B2 JP3139176 B2 JP 3139176B2 JP 04297866 A JP04297866 A JP 04297866A JP 29786692 A JP29786692 A JP 29786692A JP 3139176 B2 JP3139176 B2 JP 3139176B2
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伸行 庄村
英彦 義岡
治郎 雑賀
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    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/20Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine
    • F01P3/202Cooling circuits not specific to a single part of engine or machine for outboard marine engines

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は船外機の吸気冷却装置
に係り、特にロアケースとアッパケースとからなるエン
ジンケース内にクランク軸を上下方向に指向させてエン
ジンを配設した船外機の吸気冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】船の推進装置は、配置により船内機関
(インボードエンジン)、船内外機(インボード・アウ
トドライブエンジン)、船外機(アウトボードエンジ
ン)の3種に大別される。
【0003】前記船外機は、小型の船に多用され、船体
の船尾外側に取り付けられている。この船外機は、上部
にエンジンが搭載され、このエンジンの下部にドライブ
機構が装着されており、船外機全体を左右方向に回転さ
せることにより船体を旋回させている。
【0004】また、船外機は、2サイクルエンジンを搭
載したものが多く見受けられるが、最近では、4サイク
ルエンジンを搭載したものもある。
【0005】このような船外機用内燃機関としては、実
開平3−68521号公報に開示される如く、過給機を
備えた船外機用内燃機関において、過給機とシリンダヘ
ッドの各ポートとの間の吸気管の外周を覆う給気冷却水
通路とこの給気冷却水通路に船外の水を循環させるウォ
ータポンプを設けたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記4サイ
クルエンジンを搭載した船外機においては、従来に比し
てシリンダブロックが高温となるため、このシリンダブ
ロック近傍に配設された吸気マニホルドの分岐管が前記
シリンダブロックから熱を受け、吸気温度の上昇を招い
てしまう。
【0007】これによって、吸気の充填効率を低下させ
てしまい、エンジンの出力を低下させ、実用上不利であ
るという不都合があった。
【0008】このため、従来の船外機、例えば実開平3
−68521号公報に開示されるものでは、吸気マニホ
ルドの分岐管を2重管構造としている。つまり、分岐管
の内側管部内を吸気通路とするとともに、この内側管部
と外側管部間に環状のウォータジャケットを形成し、こ
のウォータジャケットに冷却水を流入させることによ
り、前記吸気マニホルドの分岐管を冷却し、吸気の充填
効率の悪化によるエンジンの出力低下を防止している。
【0009】しかし、上述した方策においては、吸気マ
ニホルドの分岐管を2重管構造に形成していたため、前
記吸気マニホルドの構造が複雑化し、この吸気マニホル
ドの製造コストを増加させてしまい、経済的に不利であ
るという不都合があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、ロアケースとアッパケース
とからなるエンジンケース内に進行方向前方から後方に
向かい順次にクランクケースとシリンダブロックとシリ
ンダヘッドとを配置するとともに前記シリンダブロック
にクランク軸を上下方向に指向させて前記クランクケー
スにより軸支した4サイクルエンジンを配設し、前記シ
リンダブロックの進行方向と交差する方向の一側に前記
クランクケースの前方位置に設けたサージタンクと該サ
ージタンクに上流側を連絡し下流側を前記シリンダヘッ
ドの進行方向一側に設けた吸気ポートに連絡した複数の
上下方向に並列した吸気分岐管とからなる吸気マニホル
ドを配設し、前記シリンダブロックの進行方向と交差す
る方向の他側に前記シリンダヘッドの進行方向他側に設
けた排気ポートに連通した排気通路を設けた4サイクル
エンジンを搭載した船外機において、前記吸気マニホル
ドの略前後方向に延びて略垂直面に並列した複数の吸気
分岐管と、これら複数の吸気分岐管の間にあって吸気分
岐管中心部位を結び前後に延びる板状の連絡部と、前記
吸気分岐管に沿ってエンジン側部位方向に配置したウォ
ータジャケットカバーと、前記吸気分岐管及び連絡部の
前後端及び上下端とウォータジャケットカバーとを連結
する突出部によりウォータジャケットを形成したことを
特徴とする。
【0011】
【作用】上述の如く、エンジンケース内に配置したシリ
ンダブロックの進行方向一側にサージタンクと複数の上
下方向に並列した吸気分岐管とからなる吸気マニホルド
を配設した4サイクルエンジンを搭載した船外機におい
て、吸気マニホルドの略前後方向に延びて略垂直面に並
列した複数の吸気分岐管と、これら複数の吸気分岐管の
間にあって吸気分岐管中心部位を結び前後に延びる連絡
部と、吸気分岐管に沿ってエンジン側部位方向に配置し
たウォータジャケットと、吸気分岐管及び連絡部の前後
端及び上下端とウォータジャケットカバーとを連結する
突出部によりウォータジャケットを形成したので、船外
機を駆動した際には、吸気マニホルドの吸気分岐管のエ
ンジン側部位に設けられたウォータジャケットによって
エンジン側の熱による吸気マニホルドの温度上昇を防止
し、吸気の充填効率の低下を防止させることができ、ま
た、吸気分岐管のエンジンから離間する側にウォータジ
ャケットを設けていないので、エンジンケースと吸気マ
ニホルドとの間の隙間を小さくすることができる。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】図1〜図8は、この発明の実施例を示すも
のである。図3〜図7において、2は船外機、4はミド
ルユニットである。前記船外機2のミドルユニット4の
進行方向前方(図7において右側)には、船外機2を船
体(図示せず)に取り付ける船外機保持部6が設けられ
ている。この船外機保持部6には、船外機2の傾斜用の
チルト軸8が取り付けられている。
【0014】また、前記ミドルユニット4内には、図7
に示す如く、ドライブシャフト10が上下方向に軸支さ
れている。このドライブシャフト10近傍の上側にオイ
ルパン12が配設されているとともに、下側に排気チュ
ーブ14が配設されている。
【0015】前記ドライブシャフト10は、後述するエ
ンジン36のクランク軸34の駆動力をギヤケース16
内のギヤ(図示せず)を介して進行方向後方(図4にお
いて左側)に指向するプロペラ18に伝達するものであ
る。
【0016】前記ミドルユニット4の下部には、ギヤケ
ース16が取り付けられている。このギヤケース16内
には、前記ドライブシャフト10の下端に連絡されたギ
ヤ(図示せず)が収容されている。また、このギヤケー
ス16には、前記ギヤ(図示せず)に連結するプロペラ
18が回動可能に取り付けられている。
【0017】更に、前記ミドルユニット4の上部には、
エンジンケース20が取り付けられている。このエンジ
ンケース20は、ロアケース22とアッパケース24と
により構成されている。前記アッパケース24は、上部
側の後部が凹設されており、この凹設部位には、上方
(図7において上側)に開口する空気取入口26が形成
されている。
【0018】更にまた、凹設部位には、断面が略L字形
状のカバー部28が取り付けられている。このカバー部
28には、凹設部位への取付時に後部(図7において左
側)に開口する開口部30が形成されている。
【0019】また、前記エンジンケース20内に形成さ
れる空間部32には、進行方向前方から後方に向かい順
次にクランクケースたるクランク軸用保持部44とシリ
ンダブロック38とシリンダヘッド40とを配置すると
ともに前記シリンダブロックにクランク軸34を上下方
向に指向させてクランク軸用保持部44により軸支した
4サイクルエンジン36が配設されている。
【0020】前記エンジン36のシリンダブロック38
は、前記空間部32の略中央部位に配設されている。こ
のシリンダブロック38の後部(図7において左側)に
は、シリンダヘッド40とシリンダヘッドカバー42と
が順次取り付けられている。
【0021】前記シリンダブロック38の前部(図7に
おいて右側)には、クランク軸用保持部44によって前
記クランク軸34が軸支されている。このシリンダブロ
ック38には、エンジン36を冷却するエンジン用ウォ
ータジャケット46が設けられている。
【0022】前記シリンダブロック38内には、図7に
示す如く、軸心が進行方向に指向した略水平に形成され
るとともに上下方向に重ねた第1〜第4シリンダ48−
1〜48−4が夫々形成されている。この第1〜第4シ
リンダ48−1〜48−4には、第1〜第4ピストン5
0−1〜50−4が往復動可能に夫々配設されている。
【0023】前記第1〜第4ピストン50−1〜50−
4は、第1〜第4コンロッド52−1〜52−4を介し
て前記クランク軸34に夫々連結されている。
【0024】ここで、第1〜第4シリンダ48−1〜4
8−4は、同一形状のものであるので第2シリンダ48
−2のみを説明し、第1、第3、第4シリンダ48−
1、48−3、48−4の説明を省略する。
【0025】前記エンジン36には、シリンダヘッド4
0と第2ピストン50−2と第2シリンダ48−2とに
よって燃焼室54が形成されている。
【0026】前記シリンダヘッド40の進行方向と交差
する方向の一側(図1において下側)には、前記燃焼室
54に連通する吸気ポート56が形成されている。この
吸気ポート56には、後述する吸気マニホルド64の第
2吸気分岐管66−2で形成された吸気分岐通路68が
連通されている。この吸気ポート56の途中には、イン
ジェクタ58が配設されている。前記吸気ポート56の
吸気口60は、吸気弁62によって開閉されている。
【0027】前記吸気マニホルド64は、前記第1〜第
4吸気分岐管66−1〜66−4とこの第1〜第4吸気
分岐管66−1〜66−4の上流側に配設されるサージ
タンク70とにより構成されている。詳述すると、吸気
マニホルド64は、図8に示す如く、シリンダブロック
38の進行方向一側に配設され、クランク軸用保持部4
4の前方位置(図1において右側)に設けたサージタン
ク36と、該サージタンク36に上流側を連絡し下流側
をシリンダヘッド40の進行方向一側に設けた吸気ポー
ト56に連絡した複数の上下方向に並列した第1〜第4
吸気分岐管66−1〜66−4とからなる。このサージ
タンク70の上流側には、スロットルボディ72が配設
されている。
【0028】また、前記シリンダヘッド40の進行方向
と交差する方向の他側(図1において上側)には、前記
燃焼室54に連通する排気ポート74が形成されてい
る。前記排気ポート74には、排気通路を構成する排気
分岐部76と排気集合部78とが連通されている。前記
排気ポート74の排気口80は、排気弁82によって開
閉される。前記シリンダヘッド40には、前記燃焼室5
4の略中央部位に少許傾斜させて点火栓84が取り付け
られている。
【0029】前記シリンダヘッド40の後部(図7にお
いて左側)には、このシリンダヘッド40とシリンダヘ
ッドカバー42とによって動弁室86が形成されてい
る。そして、この動弁室86内には、前記吸、排気弁6
2、82を動作させるカム軸88が配設されている。こ
のカム軸88には、吸・排気カム90A、90Bが固設
されている。
【0030】前記シリンダヘッド40内の後部(図7に
おいて左側)には、ブリーザプレート92が取り付けら
れ、ブリーザ室94を区画形成している。
【0031】このエンジン36を搭載した船外機2は、
シリンダブロック38の進行方向一側に設けられた吸気
マニホルド64を構成する吸気分岐管66のエンジン3
6側部位にのみ吸気冷却用のウォータジャケット96を
設けている。
【0032】詳述すれば、図1、図2、図8に示す如
く、第1、第2吸気分岐管66−1、66−2間を連絡
する板状の第1連絡部98−1と、第2、第3吸気分岐
管66−2、66−3間を連絡する板状の第2連絡部9
8−2と、第3、第4吸気分岐管66−3、66−4間
を連絡する板状の第3連絡部98−3とを設け、前記第
1〜第4吸気分岐管66−1〜66−4を第1〜第3連
絡部98−1〜98−3により一定幅で一体的に連絡す
る。
【0033】また、第1〜第4吸気分岐管66−1〜6
6−4と第1〜第3連絡部98−1〜98−3との前後
端には、図1に示す如く、平面視において所定間隔離間
して上下方向において略平行に延設され、且つ前記エン
ジン36側に向かって突出する第1、第2突出部100
−1、100−2を形成し、この第1、第2突出部10
0−1、100−2を前記第1〜第4吸気分岐管66−
1〜66−4と第1〜第3連絡部98−1〜98−3に
一体的に形成する。第1〜第4吸気分岐管66−1〜6
6−4の上下端に位置する第1、第4吸気分岐管66−
1、66−4には、図8に示す如く、立面視において所
定間隔離間して水平方向において略平行に延設され、且
つ前記エンジン36側に向かって突出するとともに、前
記第1、第2突出部100−1、100−2の上下端を
連絡する第3、第4突出部100−3、100−4を一
体的に形成する。第1〜第4吸気分岐管66−1〜66
−4と第1〜第3連絡部98−1〜98−3と第1〜第
4突出部100−1〜100−4とによって、エンジン
36側に向かって開放する凹状空間を形成する。前記第
3、第4突出部100−3、100−4には、冷却水パ
イプ取付部104、104が夫々設けられている。
【0034】更に、前記凹状空間の開放側である第1〜
第4突出部100−1〜100−4の先端部位に夫々係
合する板状のウォータジャケットカバー102を設け、
前記第1〜第4吸気分岐管66−1〜66−4のエンジ
ン36側部位と、第1〜第3連絡部98−1〜98−3
のエンジン36側部位と、第1〜第4突出部100−1
〜100−4と、ウォータジャケットカバー102とに
よって、大なる容量の吸気冷却用のウォータジャケット
96を形成する。このように、吸気マニホルド64の略
前後方向に延びて略垂直面に並列した複数の第1〜第4
吸気分岐管66−1〜66−4と、これら複数の第1〜
第4吸気分岐管66−1〜66−4の間にあって吸気分
岐管中心部位を結び前後に延びる板状の第1〜第3連絡
部98−1〜98−3と、第1〜第4吸気分岐管66−
1〜66−4に沿ってエンジン36側部位方向に配置し
たウォータジャケットジャケットカバー102と、第1
〜第4吸気分岐管66−1〜66−4及び第1〜第3連
絡部98−1〜98−3の前後端及び上下端とウォータ
ジャケットジャケットカバー102とを連結する第1〜
第4突出部100−1〜100−4によりウォータジャ
ケット96を形成している。
【0035】この吸気冷却用のウォータジャケット96
内の冷却水は、通常のエンジン冷却用の冷却水循環経路
とは別の冷却水循環経路によって供給されている。
【0036】次に作用について説明する。
【0037】この船外機2は、吸気マニホルド64を構
成する第1〜第4吸気分岐管66−1〜66−4と第1
〜第3連絡部98−1〜98−3と第1〜第4突出部1
00−1〜100−4とウォータジャケットカバー10
2とによって、第1〜第4吸気分岐管66−1〜66−
4のエンジン36側部位にウォータジャケット96を設
けている。この船外機2を駆動した際には、第1〜第4
吸気分岐管66−1〜66−4のエンジン36側部位に
設けられた前記ウォータジャケット96に吸気冷却用の
冷却水が供給され、エンジン36側の熱による吸気マニ
ホルド64の温度上昇を防止し、吸気の充填効率の低下
を防止することができる。
【0038】これにより、前記吸気マニホルド64の構
造を複雑化することなく、簡略な型構造となるととも
に、吸気マニホルド64の第1〜第4吸気分岐管66−
1〜66−4にウォータジャケット96を容易に形成で
き、前記吸気マニホルド64の製造コストを低廉に維持
し得て、経済的に有利である。
【0039】また、前記ウォータジャケット96を第1
〜第4吸気分岐管66−1〜66−4のエンジン36側
部位と、第1〜第3連絡部98−1〜98−3のエンジ
ン36側部位と、第1〜第4突出部100−1〜100
−4とウォータジャケットカバー102とによって形成
することによって、エンジン36側の熱による吸気マニ
ホルド64の温度上昇を防止でき、吸気の充填効率を向
上し得て、実用上有利であるとともに、第1〜第4吸気
分岐管66−1〜66−4のエンジン36から離間する
側のエンジンケース20と吸気マニホルド64間にウォ
ータジャケットを設けていないことにより、前記エンジ
ンケース20と吸気マニホルド64との隙間を小さくで
き、前記エンジンケース20のコンパクト化に寄与し得
る。
【0040】更に、第1〜第4吸気分岐管66−1〜6
6−4のエンジン36側部位と、第1〜第3連絡部98
−1〜98−3のエンジン36側部位と、第1〜第4突
出部100−1〜100−4とウォータジャケットカバ
ー102とによって、大なる容量の吸気冷却用のウォー
タジャケット96を形成したことにより、前記第1〜第
4吸気分岐管66−1〜66−4とウォータジャケット
96との接触面積を大にでき、吸気を確実に冷却するこ
とができる。
【0041】更にまた、吸気冷却用のウォータジャケッ
ト96内の冷却水を通常のエンジン冷却用の冷却水循環
経路とは別の冷却水循環経路によって供給することによ
り、エンジン36の温度コントロールから独立して吸気
温度をコントロールでき、実用上有利である。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、エンジンケース内に配置したシリンダブロックの進
行方向一側にサージタンクと複数の上下方向に並列した
吸気分岐管とからなる吸気マニホルドを配設した4サイ
クルエンジンを搭載した船外機において、吸気マニホル
ドの略前後方向に延びて略垂直面に並列した複数の吸気
分岐管と、これら複数の吸気分岐管の間にあって吸気分
岐管中心部位を結び前後に延びる連絡部と、吸気分岐管
に沿ってエンジン側部位方向に配置したウォータジャケ
ットカバーと、吸気分岐管及び連絡部の前後端及び上下
端とウォータジャケットカバーとを連結する突出部によ
りウォータジャケットを形成したので、吸気マニホルド
の構造を複雑化することなく吸気マニホルドの吸気分岐
管にウォータジャケットを形成でき、吸気マニホルドの
製造コストを低廉に維持し得て、経済的に有利である。
また、吸気マニホルドの吸気分岐管のエンジン側部位に
ウォータジャケットを設けたことによって、エンジン側
の熱による吸気マニホルドの温度上昇を防止でき、吸気
の充填効率を向上し得て、実用上有利であるとともに、
吸気分岐管のエンジンから離間する側にウォータジャケ
ットを設けていないことにより、エンジンケースと吸気
マニホルドとの隙間を小さくでき、エンジンケースのコ
ンパクト化に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す図7のI−I線による
断面図である。
【図2】船外機の要部拡大側面図である。
【図3】船外機の正面図である。
【図4】船外機の左側面図である。
【図5】船外機の背面図である。
【図6】船外機の右側面図である。
【図7】図5のVII−VII線による断面図である。
【図8】図1のVIII−VIII線による拡大断面図
である。
【符号の説明】
2 船外機 4 ミドルユニット 16 ギヤケース 18 プロペラ 20 エンジンケース 22 ロアケース 24 アッパケース 26 空気取入口 28 カバー部 32 空間部 34 クランク軸 36 エンジン 46 エンジン用ウォータジャケット 64 吸気マニホルド 66 吸気分岐管 68 吸気分岐通路 70 サージタンク 72 スロットルボディ 98 連絡部 100 突出部 102 ウォータジャケットカバー
フロントページの続き (72)発明者 庄村 伸行 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株 式会社内 (72)発明者 義岡 英彦 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株 式会社内 (72)発明者 雑賀 治郎 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株 式会社内 (56)参考文献 実開 昭64−4851(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 3/12 F01P 3/20 F02B 29/04 B63H 21/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアケースとアッパケースとからなるエ
    ンジンケース内に進行方向前方から後方に向かい順次に
    クランクケースとシリンダブロックとシリンダヘッドと
    を配置するとともに前記シリンダブロックにクランク軸
    を上下方向に指向させて前記クランクケースにより軸支
    した4サイクルエンジンを配設し、前記シリンダブロッ
    クの進行方向と交差する方向の一側に前記クランクケー
    スの前方位置に設けたサージタンクと該サージタンクに
    上流側を連絡し下流側を前記シリンダヘッドの進行方向
    一側に設けた吸気ポートに連絡した複数の上下方向に並
    列した吸気分岐管とからなる吸気マニホルドを配設し、
    前記シリンダブロックの進行方向と交差する方向の他側
    に前記シリンダヘッドの進行方向他側に設けた排気ポー
    トに連通した排気通路を設けた4サイクルエンジンを搭
    載した船外機において、前記吸気マニホルドの略前後方
    向に延びて略垂直面に並列した複数の吸気分岐管と、こ
    れら複数の吸気分岐管の間にあって吸気分岐管中心部位
    を結び前後に延びる板状の連絡部と、前記吸気分岐管に
    沿ってエンジン側部位方向に配置したウォータジャケッ
    トカバーと、前記吸気分岐管及び連絡部の前後端及び上
    下端とウォータジャケットカバーとを連結する突出部に
    よりウォータジャケットを形成したことを特徴とする船
    外機の吸気冷却装置。
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