JP3139084U - 多用途型の簡易携帯トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】人間用としてもペット用としても兼用でき、しかも糞尿両方の処理に適し、取り扱いも簡単な多用途型携帯トイレを実現する。
【解決手段】仕切り壁を介して糞溜め部の背部に尿溜め部を有する構造において、尿溜め部の下部が静置用の底部となり、上部に設けた取っ手管の一端はフィルター手段を介して糞溜め部と連通し、他端は前記尿溜め部の背部側と連通しているため、取っ手管を手に取って持ち運んだり取り扱い操作できる。そのまま下に置くだけで、尿溜め部の底を下にして、安定よく静置できる。上向きに傾斜した糞溜め部の傾斜上端が糞尿の入口になっているので、人間やペットの排泄時の糞や尿を容易に受け入れできる。また、入口側を上にして立てると、尿だけを取っ手管から尿溜め部に移動させて溜め置くことができ、糞溜め部中の固形の糞が取っ手管側に混入することをフィルター手段で阻止できる。
【選択図】図1

Description

本考案は、人間にもペットにも兼用できる多用途型の簡易型携帯トイレに関する。
病人や高齢者など、介護を要する場合、下の世話も負担の大きい作業である。したがって、介助者の都合がつかない場合や夜間などだけでも、被介護者自身で用を足すことができると大助かりである。また、室内外でペットを飼育したり散歩する場合にも兼用できると、より便利である。
このような多用途型の携帯トイレが望ましいが、関連する先行技術は存在しない。最も近似する技術として、特許文献1のように樹脂や紙からなる糞回収容器の耐久性や耐水性を高め、また複数回繰り返し使用可能な機能を有し、且つ片手で糞の掬い上げや収納が容易にできるペット用糞取り具が提案されている。
その構造は、上面部と底面部との接着面を折り目線を介して連接し、側面部は、上部に穴を形成し、糞の廃棄をするための左右に開閉できる排出扉とするため錨又は鳩目により上面部に取り付け、開口部よりも後方部を狭めた半円錘状の糞回収容器の本体を形成する。糞逆戻り防止ストッパーは、本体の補強も兼ね底面部に取り付け1度収納した糞の逆戻りを防止し、また、複数回繰り返し使用ができる。更に、底面部の先端の両側を突出させるようU字型にカットを施し、糞を片手でも容易に掬い上げでき、取っ手は、掬い上げる時の安定性を確保し、本体の補強も兼ねて上面部の表面中央部に取り付けてある構造である。
特開2006-42761号
このような構造は、樹脂又はラミネート加工した紙を使用することによって降雨や降雪の際の使用でも耐久性を備え、従来の糞取り具には無かった半円錐状の形状にすることによって紙製でも樹脂同様の強度を保つことができ、しかも底面部となる部分にU字型カットを施したことによってできた両側の突出部分が、掬い上げようとする糞を中央に集合させるガイドの役割を果たし糞の掬い上げが容易にできる。
このように、樹脂又はラミネート加工した紙を使用できるので、ペット用としては有効であるが、人間の介護用や高齢者用としては、粗末過ぎる上に、尿を溜めることができない。近年は、ペットブームで、ペットを人間と同様に扱う家庭も増えているので、排泄物の処理に際しても、人間と同様な扱いを望むペット愛好家も多い。
したがって、介護用や高齢者用の携帯トイレをペット用としても兼用可能な多用途型の携帯トイレを実現することが望まれる。本考案の技術的課題は、このような問題に着目し、簡易型の携帯トイレにおいて、人間用としてもペット用としても兼用でき、しかも糞尿両方の処理に適し、取り扱いも簡単な多用途型携帯トイレを実現することにある。
本考案の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、仕切り壁を介して糞溜め部の背部に尿溜め部を有する、携帯可能な簡易トイレであって、
尿溜め部の下部が静置用の底部となり、上部に設けた取っ手段の一端はフィルター手段を介して糞溜め部と連通し、他端は前記尿溜め部の背部側と連通していること、
前記尿溜め部の上部背面寄りに、尿排出口を設けてあること、
上向きに傾斜した糞溜め部の傾斜上端が糞尿の入口になっていること、
を特徴とする多用途型携帯トイレである。
このように、尿溜め部の下部が静置用の底部となり、上部に取っ手管を有し、該取っ手管の一端はフィルター手段を介して糞溜め部と連通し、他端は前記尿溜め部の背部側と連通しているため、取っ手管を手に取って持ち運んだり取り扱い操作できる。しかも、そのまま下に置くだけで、尿溜め部の底を下にして、安定よく静置できる。
また、上向きに傾斜した糞溜め部の傾斜上端が糞尿の入口になっているので、人間やペットの排泄時の糞や尿を容易に受け入れできる。
そして、入口側を上にして立てる操作をすると、導入された尿だけを、取っ手管から尿溜め部に移動させて溜め置くことができる。しかもフィルター手段が介在しているので、糞溜め部中の固形の糞が取っ手管側に混入することもない。
糞溜め部と尿溜め部とは仕切られているので、受け入れた糞は入口寄りの糞溜め空間に溜まり、受け入れた尿と混ざることはない。しかも、糞だけを入口から排出して、捨てることができる。
前記尿溜め部の上部背面寄りに、尿排出口を設けてあるため、キャップを外して、尿排出口を下向きにすることで、尿だけを排出し捨てることができる。
以上のように、取っ手管を持って携帯し移動したり操作も可能で、しかもペットの糞尿を採取して溜めることもでき、人間の簡易トイレとしても兼用できる。なお、尿排出口に可撓管を介して尿受け皿を接続すれば、排尿は直接尿溜め部に回収することで、糞溜め部は糞溜め専用にもできる。
請求項2は、前記の糞溜め部を上向きにして立てることができるように、尿溜め部の背面すなわち糞溜め部とは反対側の部位を平坦形状にするか、立設時の安定化手段を設けると共に、
前記糞溜め部と尿溜め部との間の仕切り壁は、立設時に取っ手管側が最低部となるように傾斜している構造である。
したがって、安定化手段や平坦面を下にし、糞溜め部を上向きにして立てた状態にすると、前記糞溜め部と尿溜め部との間の仕切り壁は、取っ手管側が最低部となるように傾斜しているため、糞溜め部中の尿だけが、全部確実に取っ手管側に導かれる。その結果、次いで取っ手管を持って尿溜め部を通常状態に静置すると、尿は全部尿溜め部に導かれて溜まる。
請求項3は、前記の糞尿の入口に着脱する蓋手段および/又は女性用若しくはペット用の受け皿を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の簡易型携帯トイレである。このように、前記の糞尿の入口に着脱する蓋手段および/又は女性用若しくはペット用の受け皿を有しているため、糞尿の回収に使用しない場合は、糞尿入口に蓋手段を装着して閉じておく。女性が排尿する場合は、女性用の受け皿を糞尿入口に装着すれば、効果的に糞尿入口から糞溜め部に回収できる。また、ペットが糞や尿をする場合は、糞尿入口にペット用の受け皿を装着してペットの尻や排尿部にセットすれば、確実に回収して糞尿入口から糞溜め部に導入できる。女性用やペット用の受け皿は、単一の受け皿を兼用もできるが、不衛生に思う場合は、2個用意して別々に使い分けてもよい。当初から女性用の受け皿とペット用の受け皿を専用に製造しておいてもよい。
請求項4は、仕切り壁を介して糞溜め部の背部に尿溜め部を有する、携帯可能な簡易トイレであって、
尿溜め部の下部が静置用の底部となり、上部に設けた取っ手段の一端は前記糞溜め部と連結し、他端は前記尿溜め部の背部側と連結していること、
糞溜め部は、上向き又は斜め上向きの糞入り口を有していること、
前記尿溜め部の上部背面寄りに、尿出入り口を設けてあること、
前記の尿出入り口に可撓管を介して接続される、排尿受け皿を有していることを特徴とする簡易型携帯トイレである。
このように、尿出入り口に可撓管を介して接続される、排尿受け皿を有しているため、尿溜め部に直接に、排尿を導入して溜めることができるので、糞溜め部中の糞が濡れることはなく、後始末が簡便である。可撓管を長くすれば、簡易型携帯トイレから離れた位置でも排尿できる。また、糞溜め部の糞入り口が上向き又は斜め上向きのため、排便を受けやすく、排尿受け皿の同時使用も可能で、便利である。
請求項1のように、尿溜め部の下部が静置用の底部となり、上部に設けた取っ手管の一端はフィルター手段を介して糞溜め部と連通し、他端は前記尿溜め部の背部側と連通しているため、取っ手管を手に取って持ち運んだり取り扱い操作できる。
また、上向きに傾斜した糞溜め部の傾斜上端が糞尿の入口になっているので、人間やペットの排泄時の糞や尿を容易に受け入れできる。
そして、入口側を上にして立てる操作をすると、導入された尿だけを、取っ手管から尿溜め部に移動させて溜め置くことができる。しかもフィルター手段が介在しているので、糞溜め部中の固形の糞が取っ手管側に混入することもない。
糞溜め部と尿溜め部とは仕切られているので、受け入れた糞は入口寄りの糞溜め空間に溜まり、受け入れた尿と混ざることはない。しかも、糞だけを入口から排出して、捨てることができる。
前記尿溜め部の上部背面寄りに、尿排出口を設けてあるため、キャップを外して、尿排出口を下向きにすることで、尿だけを排出し捨てることができる。
以上のように、取っ手管を持って携帯し移動したり操作も可能で、しかもペットの糞尿を採取して溜めることもでき、人間の簡易トイレとしても兼用できる。なお、尿排出口に可撓管を介して尿受け皿を接続すれば、排尿は直接尿溜め部に回収することで、糞溜め部は糞溜め専用にもできる。
請求項2のように、尿溜め部背面の安定化手段や平坦面を下にし、糞溜め部を上向きにして立てた状態にすると、前記糞溜め部と尿溜め部との間の仕切り壁は、取っ手管側が最低部となるように傾斜しているため、糞溜め部中の尿だけが、全部確実に取っ手管側に導かれる。その結果、次いで取っ手管を持って尿溜め部を通常状態に静置すると、尿は全部尿溜め部に導かれて溜まる。
請求項3のように、女性が排尿する場合は、女性用の受け皿を糞尿入口に装着すれば、効果的に糞尿入口から糞溜め部に回収できる。また、ペットが糞や尿をする場合は、糞尿入口にペット用の受け皿を装着してペットの尻や排尿部にセットすれば、確実に回収して糞尿入口から糞溜め部に導入できる。
請求項4のように、尿出入り口に可撓管を介して接続される、排尿受け皿を有しているため、尿溜め部に直接に、排尿を導入して溜めることができるので、糞溜め部中の糞が濡れることはなく、後始末が簡便である。可撓管を長くすれば、簡易型携帯トイレから離れた位置でも排尿できる。また、糞溜め部の糞入り口が上向き又は斜め上向きのため、排便を受けやすく、排尿受け皿の同時使用も可能で、便利である。男女用の排尿受け皿をペットの排尿採取にも兼用でき、ペットの排便を採取して、糞溜め部に挿入するのにも兼用できる。
次に本考案による多用途型携帯トイレが実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1は、本考案による多用途型携帯トイレの右側面図で、糞溜め部2の背部に尿溜め部1を有し、上部に取っ手管3を有している。全体的には、ほぼ通常の溲瓶に多少近似した形態をしている。材質は、ガラス製や合成樹脂製が適している。
図2は、図1の多用途型携帯トイレの各部の形状を示す図で、(1)は糞溜め部2の入口4を正面から見た図で、例えば楕円状や真円状をしている。糞溜め部2は、前上がりに傾斜しているので、入口4から入って来た糞や尿は、糞溜め部2の最も低い、尿溜め部1寄りの位置に溜まる。糞溜め部2と尿溜め部1との間は、斜めの仕切り壁5で仕切られているので、糞溜め部2中の糞と尿溜め部1中の液体の尿とが混ざることはない。
図2(2)は、図1の尿溜め部1のA−A断面図で、多用途型携帯トイレの胴部1bをなしている。断面形状は、ほぼ楕円状や真円状ないし四角状であるが、安定よく置けるように、底面1aは平坦状になっている。(4)図は、この底面1aを下側から見た図である。この尿溜め部1と前記の糞溜め部2は、上端において、取っ手管3を介して連通している。糞溜め部2中に導入された尿を、取っ手管3から尿溜め部1側に導くためである。その際に、糞溜め部2中の固形の糞が尿溜め部1側に流れないように、糞溜め部2と取っ手管3との間に、フィルター手段fを設けてある。
尿溜め部1の上部背面寄りに、取っ手管3と連通する尿排出筒6を設けて、尿排出口61をキャップ7で密閉できる構造になっている。
糞溜め部2の入口4には、糞溜め部2を密閉する蓋(キャップを含む)8を有しており、容易に着脱できる。
この多用途型携帯トイレの使用に際しては、取っ手管3を手に持って、糞溜め部2の入口4を人体の排便部位や排尿部位に位置決めすることで、糞溜め部2中に排便や排尿を採取し収納する。ペットの排便部位や排尿部位に位置決めすると、ペットの排便や排尿を糞溜め部2中に採取し収納できる。
糞溜め部2中に排尿を収納した場合は、できるだけ早めに、糞溜め部2側を上向きにすることによって、糞溜め部2中の尿を取っ手管3を経由して、尿溜め部1中に移してから、図示の通常姿勢に静置する。こうして、糞溜め部2中には固形の糞だけを残し、液体の尿は尿溜め部1側に移して溜めることができる。
前記のように、糞溜め部2中の尿を尿溜め部1側に移すには、取っ手管3を手に持って、糞溜め部2側を上向きにしてもよいが、上向き状態にしばらく静置すると、水分の尿のみをより確実に尿溜め部1中に移すことができる。そのためには、図3のように、尿溜め部1の背面1bすなわち尿溜め部1の、糞溜め部2とは反対側の部位1bを平坦状に形成しておき、平坦部1bを下にして置くと、糞溜め部2の入口4が上向きとなるように静置できる。こうして、例えば数分間静置してから、図1のように、尿溜め部1の底面1aを下にして置くと、液体の尿は全部尿溜め部1中に回収できる。なお、平坦部1bに代えて、図1の尿溜め部1背面の引っ込んでいる部位に1以上のパッドPや脚などの安定化手段を接着固定して、安定よく立設可能に、レベルをそろえてもよい。
また、このように、糞溜め部2側を上向きにした場合に、糞溜め部2中の尿が全部確実に取っ手管3側に流れ込むように、糞溜め部2と尿溜め部1との間の仕切り壁5は、取っ手管3側が最低部となるように傾斜させてある。
糞溜め部2中の尿を取っ手管3から尿溜め部1中に移す際に、濡れた糞でフィルターfが詰まりにくいように、フィルターfを凸球面状又は円筒状に形成して表面積を大きくしておくと、部分的に目詰まりしても、目詰まりしない領域が残るので、常に円滑に、糞溜め部2中の液体成分を取っ手管3側に排出できる。
携帯して外出するような場合は、尿溜め部1中に予め洗浄用の水を入れた状態で携帯すると、糞溜め部2の内部やフィルターfを洗浄することができる。
また、人間の介護の際又はペットの排泄物を糞溜め部2や尿溜め部1に収納してある場合、蓋8を外して内容物を廃棄し、後始末してから水洗いしておくとよい。この場合、尿溜め部1中の尿は、尿排出口61のキャップ7を外して、尿排出管6側から排出し、捨てる。その後、尿排出口61や入口4から洗浄水を入れて尿溜め部1内を洗浄し、その後、取っ手管3側を下向きにしてから、糞溜め部2側を下向きにすると、フィルターfを洗浄した後、糞溜め部2中も洗浄できる。
ペットの糞尿を採取したり、女性の排尿処理の場合は、図4(1)のような楕円状の漏斗型の受け皿9を入口4に装着すると便利である。この受け皿9は、入口4中に挿入した際に離脱しにくいように、円筒状かつテーパ状に傾斜させた着脱筒部91を有している。このテーパ状円筒部91から上側に延長した楕円状の受け皿92は、長円の一端93側を鍔状に延ばしておくと、女性の採尿やペットの糞や尿の採取が容易になる。なお、入口4の内面もテーパ状に形成しておくのがよいが、ネジ締め構造も可能である。
このように、長円状の漏斗状部92を有しているので、テーパ状円筒部91をテーパ状入口4に挿入し装着して使用すると、糞尿が外部に漏れにくく、糞溜め部2中に容易にかつ確実に導入できる。
受け皿9の内面に糞が付着して清掃が面倒になるのを防ぐには、鍔状部93などにティシュペーパを被せておくと、便利である。
以上のように、被介護者やペットの排泄物を採取して一時的に保管しておく携帯可能な形状と構造をしているので、ペット用又は人間用の簡易トイレとして最適であり、人間用とペット用に兼用できる多用途型のトイレとして重宝されよう。
サイズは特に限定されないが、子ども用や小型のペット用の場合は、全体のサイズを小型に形成するのがよい。大型のペット用の場合は、人間用と兼用もできる。もちろん、2個用意しておいて、ペット用と人間用を使い分けてもよい。
製造は、ガラス製や合成樹脂製が容易であるが、一体成型が困難な部分は、別体の部品を接合し、一体化する。なお、着脱構造にして、分解も可能である。
図1のように、糞溜め部2の仕切り壁5寄りを深くし、かつ凹球面状に形成しておくことで、収納した糞が内壁に付着し、清掃困難となるのを軽減できる。
なお、蓋8やキャップ7はゴム製や軟質樹脂製が適しているが、金属製やガラス製、合成樹脂製の場合は、全周にゴム様の弾性材からなるパッキンを嵌めてあると、装着して閉じた際の漏れ防止や臭気防止がより確実になる。
図4(2)は人間の排尿専用の受け皿であり、可撓管10を介して前記の尿排出筒6に配管すれば、尿溜め部1に直接、男女の排尿を導入できるので、糞溜め部2側と取っ手管3で連通する必要がなく、糞溜め部2中の糞が尿で濡れることもない。
可撓管10を長くすれば、本考案の簡易型携帯トイレを床面に置いた状態で、ベッドに寝た状態の病人が受け皿11に排尿することも可能となる。
糞溜め部2の入り口4を上向きに形成して排便を受け、排尿専用の受け皿11を排尿部に位置決めすれば、排便と排尿が同時に可能となるので、排泄機能が低下した高齢者に適している。
可撓管10としてゴム様の軟質材のチューブを使用すれば、図3のように、その一端に前記の尿排出筒6を挿入接続し、他端に受け皿11の底部の漏斗状管11aを挿入接続することで、容易に配管できる。男女用の排尿受け皿11は、ペットの排尿採取にも兼用できる。また、ペットの排便を採取して、糞溜め部2に挿入するのにも兼用できる。
以上のように、本考案によると、人間用としてもペット用としても兼用可能な簡易型の携帯トイレとして最適であり、糞尿の採取や収納保管が容易で、糞溜め部と尿溜め部が仕切られているため、取り扱いや後始末も簡便である。したがって、介護が楽になり、またペットの排泄物処理が容易になる。
本考案による多用途型携帯トイレの右側面図である。 図1の多用途型携帯トイレの各部の形状を示す図で、(1)は糞溜め部の正面図(2)は尿溜め部の縦断面図、(3)は尿排出筒を示す背面図、(4)は底面図である。 尿溜め部の背部を平坦状に形成した実施形態の縦断面図である。 女性用又はペット用の受け皿(1)と、人間の排尿専用の受け皿(2)を示す斜視図である。
符号の説明
1 尿溜め部
2 糞溜め部
3 取っ手管
4 入口
5 仕切り壁
f フィルター
6 尿排出筒
7 キャップ
8 蓋
9 受け皿
10 可撓管
11 男女の排尿受け皿

Claims (4)

  1. 仕切り壁を介して糞溜め部の背部に尿溜め部を有する、携帯可能な簡易トイレであって、
    尿溜め部の下部が静置用の底部となり、上部に設けた取っ手段の一端はフィルター手段を介して糞溜め部と連通し、他端は前記尿溜め部の背部側と連通していること、
    前記尿溜め部の上部背面寄りに、尿排出口を設けてあること、
    上向きに傾斜した糞溜め部の傾斜上端が糞尿の入口になっていること、
    を特徴とする多用途型携帯トイレ。
  2. 前記の糞溜め部を上向きにして立てることができるように、尿溜め部の背面を平坦形状にするか、立設時の安定化手段を設けると共に、
    前記糞溜め部と尿溜め部との間の仕切り壁は、立設時に取っ手管側が最低部となるように傾斜していることを特徴とする請求項1記載の簡易型携帯トイレ。
  3. 前記の糞尿の入口に着脱する蓋手段および/又は女性用若しくはペット用の受け皿を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の簡易型携帯トイレ。
  4. 仕切り壁を介して糞溜め部の背部に尿溜め部を有する、携帯可能な簡易トイレであって、
    尿溜め部の下部が静置用の底部となり、上部に設けた取っ手段の一端は前記糞溜め部と連結し、他端は前記尿溜め部の背部側と連結していること、
    糞溜め部は、上向き又は斜め上向きの糞入り口を有していること、
    前記尿溜め部の上部背面寄りに、尿出入り口を設けてあること、
    前記の尿出入り口に可撓管を介して接続される、排尿受け皿を有していることを特徴とする簡易型携帯トイレ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5735700B1 (ja) * 2014-11-21 2015-06-17 新作 江口 犬の糞取具

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