JP3138924U - 歯裏から挿通容易な歯間ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】口腔内のどの場所の歯間にも使用容易であり、特に前歯周辺で歯の裏側からブラシを歯間に挿入・挿通容易に使用できる歯間ブラシとする。
【解決手段】歯間ブラシ把持部のブラシ側部分(3)をコの字形状ないしアーチ形状等の屈曲形状に形成し、把持部分軸線(A)とブラシ装着・連結端軸線(D)、ブラシ装着・連結端軸線(D)とブラシ軸線(C)とがそれぞれ略垂直になるようにする。ブラシ先端(2)が把持部側に向くように形成するか、又は、ブラシ部をブラシ装着・連結端軸線(D)回りの所定の又は任意の角度(φ)に装着又は回転調節可能にすることによりブラシ先端(2)を把持部側に向けることができるようにする。
【選択図】図6

Description

本考案は、歯裏から挿通使用容易な歯間ブラシに関するものである。
口腔内清掃用具のうち、歯間清掃に一般的に用いられるものの一つに歯間ブラシがある。
この歯間ブラシは、撚り合わされた金属ワイヤの間に合成樹脂製の毛先を挟み込む等し、適当な形状に形成してブラシとしたブラシ部と、このブラシ部を先端に固定した合成樹脂製の把持部とからなる。使用時においては、把持部を指先で挟み持ち、ブラシを歯と歯の隙間に挿通して、歯間を清掃するものである。
従来の歯間ブラシの形状としては、図12の121に示すようにブラシ部と把持部とを直線状に形成したもののほか、122に示すようにブラシ軸線Cと把持部分4の軸線Bとが略90度の角度で交わるようにブラシ部を形成し、あるいは把持部のブラシ側先端部分を屈曲形状に形成したものがある。
また、図12の122において、ブラシ軸線Cと把持部分4の軸線Bとの角度θを0度〜90度の中間値の角度としたものや、角度θを段階的に又は連続して変えられるようにしものもある。
これらの形状の歯間ブラシは、ブラシ部と把持部とを一体又は分離しないように形成したもののほか、ブラシ部と把持部とを別体として着脱自在として、ブラシが磨耗・折損等により使用に耐えなくなった場合等にブラシ部を交換できるようにしたものがある。
しかし、歯の裏側からブラシを歯間に挿入することは総じて困難であり、図12の121のように直線状に形成された歯間ブラシにあっては、歯間ブラシ全体を小さく短いものとして、把持部を挟み持った指先ごと口の中に入れる必要がある。
図12の122のように、ブラシ軸線Cと把持部分4の軸線Bとに角度を持たせたものは、これら軸線が交わる角度θは一般に0度〜90度程度であり、奥歯周辺の歯の裏側からブラシを歯間に挿入する分には比較的容易である。しかし、前歯周辺の歯の裏側からブラシを歯間に挿入しようとすると、把持部を縦にして使用する場合には口を大きく開ける必要があり、また、把持部を横にして使用する場合には口角の外側で把持部を頬に押し付けるようにして使用する必要があり、いずれにせよ挿入しづらく、使いづらい。
ブラシを収納するためにブラシ部分を折りたためるようにしたものではブラシ角度θを180度まで調節可能であるが、折りたたんだ状態では使用できない(例えば、特許文献2参照。)。
実登3136636号公報 特開2004−216014号公報
解決しようとする問題点は、歯間ブラシを使用した歯間清掃において、特に前歯周辺で歯の裏側からブラシを歯間に挿入しようとすると、一般的に知られている歯間ブラシは挿入しづらく、使いづらい点である。
請求項1記載の歯間ブラシは、把持部を、唇及び歯列を超えるべく屈曲形状に形成した屈曲部分3と、指で挟み持つ把持部分4とから構成し、ブラシ部のブラシ先端2を把持部側に向けて形成した。
請求項2記載の歯間ブラシは、ブラシ部を着脱自在に把持部に装着可能な歯間ブラシにおいて、把持部を、唇及び歯列を超えるべく屈曲形状に形成した屈曲部分3と、指で挟み持つ把持部分4とから構成し、ブラシ部のブラシ先端2を把持部側に向けて装着可能とした。
請求項3記載の歯間ブラシは、請求項1又は請求項2記載の歯間ブラシにおいて、ブラシ部のブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとを略同一線とした。
請求項4記載の歯間ブラシは、ブラシ部を着脱自在に把持部に装着可能な歯間ブラシにおいて、把持部を、唇及び歯列を超えるべく屈曲形状に形成した屈曲部分3と、指で挟み持つ把持部分4とから構成し、把持部分軸線Aとブラシ装着端軸線Dとを略垂直に形成した。また、装着時にブラシ装着端軸線Dとブラシ部のブラシ軸線Cとが略垂直になるようにして、ブラシ部をブラシ装着端軸線回りの所定の又は任意の角度φに装着可能とした。
ここで、ブラシ角度φについて、図6を参照しつつ説明する。
ブラシ部の角度は、ブラシ軸線Cと、ブラシ部を装着・回転等する把持部先端の軸線Dとの交点を通り、把持部分4の軸線Aに平行な直線(以下、「ブラシ角度基準線」という。)を基準としたブラシ軸Cの角度(以下、「ブラシ角度」という。)である。図6等においては、ブラシ角度基準線をBで示している。ブラシ先端2が把持部とは反対方向に向く場合を0度として、ブラシ軸の方向を表している。図6に示す角度φは、ブラシ角度基準線Bを含む平面で、かつ、屈曲部分3及び把持部分4からなる把持部の軸心を結ぶ曲線を含む平面に垂直な平面における、ブラシ角度基準線Bとブラシ軸Cの投影線との角度である(以下、同様に角度「φ」で表す。)。
これに対し、既出の角度θは図1に示すように、ブラシ角度基準線Bを含む平面で、かつ、把持部の軸心を結ぶ曲線を含む平面における、ブラシ角度基準線Bとブラシ軸Cの投影線との角度である(以下も同様に、角度「θ」で表す。)。図12の122に示す従来品のように、ブラシ軸線と把持部分軸線とが同一線上にあるために図1や図6等における軸線Dに相当する軸線を想定できないものについては、把持部分軸線をブラシ角度基準線とした。
なお、本願においては屈曲部分3及び把持部分4は略同一平面内にあるとしているが、仮に屈曲部分3が三次元的に捩れているような場合には「把持部の軸心を結ぶ曲線を含む平面」を「把持部分軸線Aとブラシ角度基準線Bとを含む平面」とすればよい。また、従来品では把持部分4に相当する部分を緩く湾曲させたものもあるが、そうした場合は、設計上の基準線や、把持部分の軸心曲線の接線、代表点を結ぶ直線等を考慮することで、図6等に示す軸線A相当の直線を想定することができる。
請求項5記載の歯間ブラシは、請求項4記載の歯間ブラシの把持部とブラシ部とを分離不能又は分離困難に連結したものとし、ブラシ部をブラシ装着端軸線回りの任意の角度φに調節可能とした。
請求項6記載の歯間ブラシは、請求項4及び請求項5記載の歯間ブラシにおいて、ブラシ部のブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとが略同一線又は略交差線となるようにした。
ブラシ部のブラシ先端2を把持部側に向けるようにしたことにより、又はそのように調節することにより、把持部を口蓋前面から口内に差し込んで使用した場合であっても、特に前歯周辺で容易に歯の裏側からブラシを歯間に挿入できる。
また、把持部を口角付近から口内に差し込んで奥歯の歯間を清掃する場合も、歯列及び口角近辺の唇は屈曲部分の内側に入り込み、把持部を口角やその周辺の頬に押し付ける必要がないため、快適に歯間清掃を行える。
ブラシ部を着脱自在に把持部に装着可能としたもので、装着ブラシ角度φを変えることができるものでは、ブラシ角度φを選択・調節することにより、前歯周辺に限らず奥歯周辺でも、容易に歯の裏側からブラシを歯間に挿入できる。
ブラシ部を着脱自在に把持部に装着可能としたものでは、ブラシが磨耗、折損又は汚損等により使用に耐えなくなった場合等には、ブラシ部のみを交換可能である。
ブラシ部を分離不能又は分離困難に把持部に連結したもので、連結ブラシ角度φを変えることができるものでは、ブラシ角度φを調節することにより、前歯周辺に限らず奥歯周辺でも、容易に歯の裏側からブラシを歯間に挿入できる。また、使用中に把持部からブラシ部が脱落することがない。
ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとを略同一線としたものでは、ブラシ先端2も略同一線上にあるため、指先の動きとブラシの動きが一致し、扱い易い。ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとが略同一線となるよう調節したものも同様である。
ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとを略同一線としたものでは、使用中に把持部に加わる力は概ね軸方向の力となるため、把持部の撓みや捩れが少なくて扱い易く、強度的にも有利である。ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとが略同一線となるよう、回転等により調節したものも同様である。
以下、本考案の実施の形態を、請求項ごとに図を参照しつつ説明する。
[請求項1記載の歯間ブラシ]
図1は、本考案請求項1記載の歯間ブラシの実施形態を示す正面図である。把持部は、指先で挟み持つ把持部分4と、把持部のブラシ側部分をコの字形状ないしアーチ形状等の屈曲形状に形成した屈曲部分3とからなる。把持部とブラシ基部5とは一体に形成されており、把持部屈曲部分3の先端にブラシ基部5を介してブラシ1が固着されている。把持部とブラシ部の位置関係は、ブラシ先端2を把持部側に向けて、ブラシ1のブラシ軸線Cが把持部分4の把持部分軸線Aと略平行になるようにする。
また、図11は、本考案歯間ブラシ111を口蓋前面から口内に差し込んで使用する場合の使用態様を示したものであり、下顎前歯αの歯間清掃を行っている様子を図示したものである。
図11では、ブラシ部より屈曲部分が上になるよう歯間ブラシ111を縦にして使用しているが、奥歯の歯間清掃を行う際には歯間ブラシを多少横に寝かせるように持てばよい。そうすれば、歯列及び口角近辺の唇は屈曲部分の内側に入り込み、把持部を口角やその周辺の頬に押し付ける必要もなくなる。
把持部3、4を図1に示すような形状に形成することにより、把持部を口蓋前面から口内に差し込んで使用する場合も、ブラシ1を歯茎と同程度の高さに位置させることができる。そして、ブラシ部のブラシ先端2を把持部側に向けて形成したことにより、ブラシ1は歯列と同程度の高さで、歯列に対して略垂直に位置することになる。口内に差し込んだ本考案歯間ブラシ111を口蓋から外側に引き出すように動かすことにより、ブラシ先端2を歯の裏側から歯間に挿入することができ、把持部を前後に動かせば、挿通したブラシ1により歯間を清掃することができる。
なお、本考案の把持部屈曲部分3は、唇及び歯列を超えて、ブラシ先端2を歯の裏側から歯間に挿入することができるような屈曲形状に形成するが、実施例1にも示すように、この屈曲形状は図1に示す寸法比や角度、曲率に限定されるものではない。
また、請求項1においては「ブラシ先端を把持部分側に向ける」旨記載しているが、これは従来技術や市販品では図12の122に示す角度θがたかだか90度程度であることとの対比からこのように記載したものである。上記説明中では「ブラシ軸線Cが把持部分軸線Aと略平行になる」ものと記載しているが、「略平行」であることが最良であると考えたものである。歯間ブラシの全体形状において、ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとのなす角度が数度〜数十度程度、具体的には最大30度〜45度(図1の角度θで150度〜135度に相当する角度)程度であっても、本考案の課題の解決に資するものであると考える。この点は請求項2記載の歯間ブラシに関しても同様である。
[請求項2記載の歯間ブラシ]
請求項2記載の歯間ブラシでは、把持部の屈曲部分3の先端にブラシ部を着脱自在に装着可能とする。
図2は、本考案請求項2記載の歯間ブラシの実施形態を示す正面図である。把持部の把持部分4及び屈曲部分3、また、ブラシ1及びブラシ先端2は、図1と同様である。ブラシ1はブラシ基部5に固着されている。ブラシ基部5の一部の断面を、平行斜線で表している。
図2では、把持部の屈曲部分3の先端に装着凸部3aを設け、ブラシ部のブラシ基部5には装着凹部5aを設けたものを示している。装着凸部3aと装着凹部5aとを嵌め合わせることによって把持部にブラシ部を装着するようにしたものである。ブラシ先端2を把持部側に向けてある点と、ブラシ1のブラシ軸線Cが把持部分4の把持部分軸線Aと略平行になる点は、図1と同様である。
ブラシ部を着脱自在に把持部に装着可能としたため、ブラシが磨耗・折損等により使用に耐えなくなった場合には、ブラシ部のみを交換可能である。
図2では、把持部側を凸、ブラシ部側を凹としているが、凹部・凸部を逆に構成してもよく、凹部を設ける代わりに、貫通孔としてもよい。また、装着方法も凹部・凸部の嵌合に限られるものではなく、ネジによる締結や、係止部の係合、その他の装着方法であってもよく、また、それらの装着方法を組み合わせたものであってもよい。把持部やブラシ部とは別体のネジ・ピン等を用いて固定するような手段も考えられる。
[請求項3記載の歯間ブラシ]
請求項3記載の歯間ブラシは、請求項1又は請求項2記載の歯間ブラシにおいて、ブラシ部のブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとを略同一線としたものである。
図3は、請求項1記載の歯間ブラシに対応する請求項3記載の歯間ブラシの実施形態を示す正面図である。把持部の把持部分4及び屈曲部分3、また、ブラシ1及びブラシ先端2は、図1と同様である。図3においては正面図のみ示してあるが、ブラシ部のブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとは空間的に略同一の直線であり、省略されている他の方向からの投影図においても略同一直線となる。
ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとを略同一線としたことにより、ブラシ先端2も略同一の直線上に位置することになる。このため指先の動きとブラシ先端2の動きが一致し、扱い易い。
[請求項4記載の歯間ブラシ]
請求項4記載の歯間ブラシは、装着時にブラシ部のブラシ軸線Cとブラシ装着端軸線Dとが略垂直になるようにして、ブラシ部をブラシ装着端軸線回りの所定の又は任意の角度φに装着可能としたものである。
図4は、本考案請求項4記載の歯間ブラシの実施形態を示す斜視図である。
把持部の把持部分4及び屈曲部分3、また、ブラシ1及びブラシ先端2は、図1と同様である。把持部の屈曲部分3の先端に装着凸部3bを設け、ブラシ部のブラシ基部5には装着凹部5bを設けたものを示している。装着凸部3bと装着凹部5bとを嵌め合わせることによって把持部にブラシ部を装着するようにした点は図2と同様である。
図4においては、装着凸部3bは断面形状が正四角形となる角柱形状として示してある。この装着凸部3bの断面形状の輪郭は、ブラシ基部5の装着端面に形成した装着凹部5bの形状に表れている。
装着時にブラシ部のブラシ軸線Cとブラシ装着端軸線Dとが略垂直になるようにした点は図2と同様であるが、図4にあっては装着凸部3bを正四角柱形状としたため、ブラシ基部5をブラシ装着端軸線回りの90度ごとの異なる角度φに装着可能となる。
なお、装着凸部を正N角柱形状とした場合は、ブラシ基部5をブラシ装着端軸線回りに、一定角度ごとのN通りの所定の角度で装着可能となる。もっとも、装着凸部の形状は正N角柱形状に限られるものではない。その断面形状がN回回転対称図形となる柱形状の装着凸部を形成すれば、同様にN通りの装着角度を実現できる。
図5は、図4に示した歯間ブラシにおいて、ブラシ基部5をブラシ装着端軸線回り90度ごとに装着した場合の異なる態様を示す斜視図である。
図5の501はブラシ角度基準線Bからのブラシ軸線Cの角度φを180度としたものであって、ブラシ角度に関しては図1〜図3と同様である。ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとは、略同一線となるか又は略平行線となる。
図5の502はブラシ角度φを0度としたものであって、図12の121に示す従来品と同様に扱える。また、特許文献1に記載された歯間ブラシと類似した形状となり、同様な特徴を有する。ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとは、略同一線となるか、又は略平行線となる。
図5の503はブラシ角度φを90度としたものであり、下顎右側奥歯又は上顎左側奥歯の歯間清掃に適した形状となる。ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとは、略交差線となるか又は捩れの位置関係になる。
図5の504はブラシ角度φを270度としたものであり、下顎左側奥歯又は上顎右側奥歯の歯間清掃に適した形状となる。ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとは、略交差線となるか又は捩れの位置関係になる。
図6は、本考案請求項4記載の歯間ブラシの別の実施形態を示す斜視図である。
図6に示した歯間ブラシは、デザイン的には図4の歯間ブラシと若干異なってはいるが、装着凸部3c及び装着凹部5cの形状を除けば、図4と同様である。
図6においては、装着凸部3cは断面形状が円形となる円柱形状として示してある。この装着凸部3cの断面形状の輪郭は、ブラシ基部5の装着端面に形成した装着凹部5cの形状に表れている。装着凸部3cを円柱形状としたため、ブラシ基部5をブラシ装着端軸線回りの任意の角度φに装着可能となる。
また、装着凸部3cと装着凹部5cとを嵌め合わせたままブラシ部を回転させてブラシ軸Cをブラシ装着端軸線回りの任意の角度φに調節することも可能である。
なお、請求項4においては、把持部分軸線Aとブラシ装着・連結端軸線D、ブラシ装着・連結端軸線Dとブラシ軸線Cとがそれぞれ略垂直となる旨記載しているが、「略垂直」であることが最良であると考えたものであり、軸線同士のなす角度が90度を基準として製造等による誤差程度しか許されない等とする趣旨ではない。
既述した請求項2及び請求項3記載の歯間ブラシに関する説明と同様に、ブラシ先端2が把持部分側を向くように装着・回転したときに、歯間ブラシの全体形状において、ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとの角度が数度〜数十度程度、具体的には最大30度〜45度(図1の角度θで150度〜135度に相当する角度)程度であっても、本考案の課題の解決に資するものであると考える。そこで、ブラシ軸線Cが上記所定の角度となるような範囲内で、把持部分軸線Aとブラシ装着・連結端軸線D、ブラシ装着・連結端軸線Dとブラシ軸線Cとのなす角度も、90度を中心値として数度〜数十度程度増減した角度を採択しうるものである。この点は請求項5記載の歯間ブラシに関しても同様である。
[請求項5記載の歯間ブラシ]
請求項5記載の歯間ブラシは、上述した請求項4記載の歯間ブラシのうち、図6に示した歯間ブラシのブラシ部をブラシ装着端軸線回りの任意の角度φに調節可能としたものについて、把持部とブラシ部とを分離不能又は分離困難に連結したものである。
例えば、図6記載の歯間ブラシでは把持部の屈曲部分3の先端に設けた装着凸部3cは円柱形状となるが、嵌め合わせを確実にするとともにブラシ部の脱落を防止するため、図8に示すように装着凸部円柱31aの端部周囲に凸状部31bを設けるようなことが考えられる。この凸状部分を大きくすれば把持部とブラシ部とは分離困難になる。さらに、このような凸状部を図10の33bに示すような形状とすれば、把持部とブラシ部とは組立後に分離できなくなる。
なお、ブラシ部をブラシ装着端軸線回りの任意の角度φに調節可能としつつ、把持部とブラシ部とを分離不能又は分離困難に連結するには様々な手段が考えられるため、上述例に限定されるものではない。
[請求項6記載の歯間ブラシ]
請求項6記載の歯間ブラシは、請求項4又は請求項5記載の歯間ブラシにおいて、ブラシ部のブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとが略同一線又は略交差線となるようにしたものである。ブラシ部のブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとが略同一線又は略交差線になるとは、ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aが略同一平面内にあり、ブラシ角度φに関わらず、両軸線が平行又は捩れの関係にならないということである。
この条件の下でブラシ角度φを180度に調節したときのブラシ部の向きは図5の501に示す方向と同様になり、また、ブラシ角度φを0度に調節したときのブラシ部の向きは図5の502に示す方向と同様になる。いずれの場合も、ブラシ軸線Cと把持部分軸線Aとは略同一直線となる。
ブラシ角度φをこのような値に調節した場合には、ブラシ先端2も把持部分軸線Aと略同一の直線上に位置することになるため、指先の動きとブラシ先端2の動きが一致し、扱い易い。また、ブラシ角度φを0度に調節したときは、ブラシ先端2は把持部とは逆の方向、すなわち図12の121に示す従来品と同じ方向を向くため、歯間ブラシ全体を略直線状に形成した従来品と同様に扱える。
図7は、本考案歯間ブラシの1実施例であって、1〜5は、図1と同様である。図1と異なるのは把持部の屈曲部分3の形状のみである。図1に示した歯間ブラシより屈曲部分を減らしたものである。
図7では、ブラシ部と把持部とを一体に形成した歯間ブラシの形状を例示してあるが、請求項1記載の歯間ブラシの実施例に限られるものではない。ブラシ部を着脱・回転等可能に構成することにより、図7に示す把持部形状は、請求項2、請求項4又は請求項5の歯間ブラシの把持部形状にも適用可能である。
図8〜図9は、本考案歯間ブラシのうち、ブラシ部を着脱・回転等可能に構成した場合の、装着・連結部分の実施例である。各図においては、断面を平行斜線で表している。
各図中、1〜3及び5は、図2、図4及び図6と同様である。
図8は、把持部の屈曲部分3の先端に設けた装着凸部31aの端部周囲に凸状部31bを設けたものである。ブラシ基部5の装着凹部も、凸状部31bに対応する形状に構成する。このような凸状部31bは断面円形の円柱形状のほか、断面が正多角形の角柱等や断面を非正多角形とした装着凸部にも設けることができる。ブラシ基部5を弾性変形容易な材質で形成すれば、把持部へのブラシ部の着脱を容易にすることができる。
図9は、装着凸部32a及び凸状部32bに、スリット32cを設けたものである。図8に示す装着部分よりも着脱を容易にしたものである。図9では装着凸部の直径方向にスリットを設けたものを示しているが、この外、ブラシ装着端軸線Dを中心としてY字状に三方向にスリットを設けたり、又は十字状に四方向に(直径方向に二本の)スリットを設けたりする方法等が考えられる。
図10は、図9と同様に、装着凸部33a及び凸状部33bにスリット33cを設けたものである。既述したように、凸状部33bを掛止形状に形成し、組立後に把持部とブラシ部とを分離困難又は分離不能にしたものである。
なお、図10では凸状部33bを掛止形状に形成したことにより、対応するブラシ基部5の凹状部分は開口部が狭く、内部が広くなるので、成形方法が多少問題となる。しかし、例えば、ブラシ基部5を必ず一体成形しなければならないわけではなく、二つ以上の部品に分けて成形し、それらを組立・固着してブラシ基部5を形成してもよい。あるいは、既述のように、凹状部分の代わりに貫通孔として、孔内部に凸状部33bの掛止用段差を設けてもよい。または、把持部に装着凸部33aを設ける代わりに、ブラシ基部の貫通孔に抜け止め用ピン等を差込み、ピン先端を把持部先端に埋め込む等して固着してもよい。いずれも設計・製造上の選択肢の一つであり、また、他にも様々な成形方法が考えられる。
請求項1記載の歯間ブラシの実施形態を示した説明図である。 請求項2記載の歯間ブラシの実施形態を示した説明図である。 請求項3記載の歯間ブラシの実施形態を示した説明図である。 請求項4記載の歯間ブラシにおいて、装着凸部を正四角柱形状に形成した場合の実施形態を示した説明図である。 請求項4記載の歯間ブラシにおいて、ブラシ部を異なるブラシ角度で装着した場合の実施形態を示した説明図である。 請求項4記載の歯間ブラシにおいて、装着凸部を円柱形状に形成した場合の実施形態を示した説明図である。 本考案歯間ブラシの把持部形状のバリエーションの一つを示した説明図である。(実施例1) 装着凸部に端部周囲凸状部を設けた場合の実施例を示した説明図である。(実施例2) 装着凸部にスリット及び端部周囲凸状部を設けた場合の実施例を示した説明図である。(実施例2) 装着凸部の形状を、把持部とブラシ部とを分離困難又は分離不能とするような形状とした場合の実施例を示した説明図である。(実施例2) 本考案の使用態様を示した説明図である。 従来品の基本態様を示した説明図である。
符号の説明
1 ブラシ
2 ブラシ先端
3 把持部屈曲部分
3a、3b、3c 装着凸部
4 把持部把持部分
5 ブラシ基部
5a、5b、5c 装着凹部
111 本考案歯間ブラシ
A 把持部分軸線
B ブラシ角度基準線
C ブラシ軸線
D ブラシ装着端軸線又はブラシ連結端軸線
θ ブラシ角度θ
φ ブラシ角度φ
α 歯
β 上唇
Γ 下唇

Claims (6)

  1. ブラシ部と把持部とからなる歯間ブラシにおいて、前記把持部は、唇及び歯列を超えるべく屈曲形状に形成した屈曲部分(3)と、指で挟み持つ把持部分(4)とからなり、前記屈曲部分先端に固着した前記ブラシ部のブラシ先端(2)を前記把持部側に向けて形成したことを特徴とする、歯間ブラシ。
  2. 把持部と、前記把持部に着脱自在に装着可能なブラシ部とからなる歯間ブラシにおいて、前記把持部は、唇及び歯列を超えるべく屈曲形状に形成した屈曲部分(3)と、指で挟み持つ把持部分(4)とからなり、前記屈曲部分先端に装着する前記ブラシ部のブラシ先端(2)を前記把持部側に向けて装着可能であることを特徴とする、歯間ブラシ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の歯間ブラシにおいて、ブラシ部のブラシ軸線(C)と把持部分軸線(A)とが略同一線となることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の歯間ブラシ。
  4. 把持部と、前記把持部先端に着脱自在に装着可能なブラシ部とからなる歯間ブラシにおいて、前記把持部は、唇及び歯列を超えるべく屈曲形状に形成した屈曲部分(3)と、指で挟み持つ把持部分(4)とからなり、把持部の把持部分軸線(A)とブラシ装着端軸線(D)とを略垂直に形成したものであって、ブラシ部装着時に前記ブラシ装着端軸線(D)と前記ブラシ部のブラシ軸線(C)とが略垂直となり、前記屈曲部分(3)の先端に装着する前記ブラシ部は、前記ブラシ装着端軸線(D)回りの所定の又は任意のブラシ角度(φ)に装着可能であることを特徴とする、歯間ブラシ。
  5. 把持部と、前記把持部と連結されたブラシ部とからなる歯間ブラシにおいて、前記把持部は、唇及び歯列を超えるべく屈曲形状に形成した屈曲部分(3)と、指で挟み持つ把持部分(4)とからなり、把持部の把持部分軸線(A)とブラシ連結端軸線(D)とを略垂直に形成したものであって、前記ブラシ連結端軸線(D)と前記ブラシ部のブラシ軸線(C)とが略垂直となり、前記屈曲部分(3)の先端に連結する前記ブラシ部は、前記ブラシ連結端軸線回りの任意のブラシ角度(φ)に調節可能であることを特徴とする、歯間ブラシ。
  6. 請求項4又は請求項5記載の歯間ブラシにおいて、ブラシ軸線(C)と把持部分軸線(A)とが略同一線又は略交差線となることを特徴とする、請求項4又は請求項5記載の歯間ブラシ。
JP2007008617U 2007-11-07 2007-11-07 歯裏から挿通容易な歯間ブラシ Expired - Lifetime JP3138924U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240485A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 歯間清掃具
JP2015073884A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 善治 横溝 U形つつき磨き歯ブラシ
JP2017006396A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 文治 松本 歯ブラシ

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JP2015073884A (ja) * 2013-10-10 2015-04-20 善治 横溝 U形つつき磨き歯ブラシ
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