JP3138621B2 - Tv電話端末装置 - Google Patents

Tv電話端末装置

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JP3138621B2
JP3138621B2 JP07229110A JP22911095A JP3138621B2 JP 3138621 B2 JP3138621 B2 JP 3138621B2 JP 07229110 A JP07229110 A JP 07229110A JP 22911095 A JP22911095 A JP 22911095A JP 3138621 B2 JP3138621 B2 JP 3138621B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はTV電話端末装置に
関し、特にISDN回線を用いたTV電話端末装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ISDN回線及びアナログ回線を
用いたTV電話システムが知られている。
【0003】図6は、従来のTV電話を事務所等に導入
する際のシステムの例を示す図である。事務所には、外
線としてアナログ回線209、ISDN回線200が導
入されている。事務所内には、事務所内の内線とアナロ
グ回線209の交換動作をおこなう構内交換機203が
設置されており、構内交換機203にはアナログの内線
として内線206、内線207、別内線208が接続さ
れている。内線206は、事務机210上の電話機20
4に接続されており、内線207には、事務机211上
の電話機205が接続されている。個々の事務机210
及び211には、構内交換機から内線206及び207
以外にISDN回線200が敷設されており、ISDN
回線200に事務机210上のTV電話機201及び事
務机211上のTV電話機202が接続されている。従
って、事務机210には電話機204とTV電話201
が設置され、事務机211には電話機205とTV電話
202が設置される。
【0004】以上のように、事務所の個々の事務机に卓
上型TV電話を導入する際には、個々の事務机には通信
機器が2台ずつ設置されることになる。また、個々の事
務机にTV電話端末を導入することが経済上困難である
場合は、事務所の一角やTV電話専用会議室等に事務所
として1台導入するような形態がとられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】卓上型TV電話を事務
所の机それぞれに導入した場合、デジタル回線を個々の
机に敷設したり、デジタル型のPBXを用意する必要が
ある。さらに、今までのアナログの内線電話機が導入さ
れている場合、TV電話機とアナログ電話機の両方を事
務机に設置する事となり、事務机の卓上を通信機が占有
してしまい、煩雑となる。
【0006】また、事務所としてTV電話機を1台程度
しか導入しない場合、操作者は特別な場所でしか使うこ
とができず、既存のアナログ電話機のように手軽に個々
の事務机でTV電話機を使用することができず不便であ
る。
【0007】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、アナログ回線とデジタル回線
の混在する事務所等にTV電話を導入する際に発生する
煩雑さを解消することが可能なTV電話端末装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
課題は、ISDN回線を介して映像信号と音声信号とを
通信するTV電話端末装置であって、少なくとも2つの
アナログ内線及び少なくとも2つのアナログ内線電話機
に接続されており、アナログ外線と接続されたアナログ
内線を前記アナログ内線電話機の1つに接続する加入者
回路手段と、前記ISDN回線の音声信号と画像信号と
を分離・多重する手段と、TV電話通信の際に映像信号
を映像コーデック、モニタ及びカメラを介して通信し、
音声信号を前記アナログ内線と接続されていないアナロ
グ電話機の1つを介して通信するよう制御する手段とを
備えることを特徴とする請求項1に記載のTV電話端末
装置によって達成される。
【0009】本発明によれば、上述の課題は、前記モニ
タ及びカメラを置載する方向可変な雲台手段と、該雲台
手段の方向を検出する手段と、TV電話通信の際に分離
した音声信号を通信するアナログ内線電話機の方向に応
じて前記雲台手段の方向を制御する手段とを更に備える
ことを特徴とする請求項2に記載のTV電話端末装置に
よって達成される。
【0010】アナログ回線から電話機へダイヤルインに
よる呼の接続要求があると、構内交換機は内線に呼出信
号を送出する。内線上の呼出信号はトランスペアレント
に多人数共用型TV電話を通過してローカル線上の電話
機に送出される。電話機は、呼出信号を受信すると呼出
音が励鳴し呼の接続要求があったことを操作者に知らせ
る。電話機がオフフックするとアナログ回線と電話機は
接続される。
【0011】アナログ回線と1つの内線電話機とが接続
されているとき、ISDN回線からTV電話通信による
接続要求があると、多人数共用型TV電話端末装置は、
別のローカル線に対して呼出信号を送出し、接続されて
いる内線電話機を励鳴させるとともに、映像入出力線に
対してTV電話呼があったことを示す映像信号を送出
し、外部カメラ・モニタ部に表示させる。ここで、呼び
出された内線電話機がオフフックされると、該電話機に
よりTV電話音声の通信を行うとともに、TV電話の映
像が外部カメラ・モニタ部に表示される。
【0012】さらに雲台制御線に接続されている雲台を
制御して所定の回転方向に回転させ、外部カメラ・モニ
タ部の画面を対応する事務机の方向へ向ける。
【0013】このようにTV電話で呼び出された操作者
は、映像については共通の外部カメラ・モニタ部によっ
て相手先TV電話機と通信可能となるともに、音声につ
いては自分の机上にある内線電話機によって相手先TV
電話機と通信可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のTV電話端末装
置の第1の実施の形態を示す構成図である。
【0015】多人数共用型TV電話機1は、ISDN回
線12及び内線9、内線10に接続されている。内線
9、内線10は、事務所内にある構内交換機45に接続
された既存のアナログ音声の内線通話回線であり、構内
交換機45は既に事務所内で使われている交換機であ
り、事務所内部の内線の通話路やアナログ回線46から
の外線と内線9、10または多人数共用型TV電話機1
と接続されていない別内線11との通話路の交換動作を
おこなう。多人数共用型TV電話機1は、電話機6及び
7との間に配置された外部カメラ・モニタ部3に映像入
出力線42で接続されている。
【0016】事務机51の上には電話機6及びTV電話
機1用の操作リモコン16があり、事務机52の上には
電話機7及びTV電話機1用の操作リモコン17が設置
されている。電話機6及び電話機7はそれぞれローカル
線13及びローカル線14で多人数共用型TV電話機1
に接続されている。ローカル線13及びローカル線14
は通常のアナログ方式の通話路である。
【0017】電話機6及び電話機7の操作者は、それぞ
れ操作リモコン16、17で、リモコン信号43、44
を発して多人数共用型TV電話機1を制御することがで
きる。リモコン信号43、44は主に赤外線信号が使用
される。
【0018】以下、実際の操作について例を示して説明
する。アナログ回線46から電話機6へダイヤルインに
よる呼の接続要求があると、構内交換機45は内線9に
呼出信号を送出する。内線9上の呼出信号はトランスペ
アレントに多人数共用型TV電話機1を通過してローカ
ル線13上の電話機6に送出される。電話機6は、呼出
信号を受信すると呼出音が励鳴し呼の接続要求があった
ことを操作者に知らせる。電話機6がオフフックすると
アナログ回線46と電話機6は接続される。
【0019】アナログ回線46と電話機6が接続されて
いるとき、ISDN回線12からTV電話通信による接
続要求があると、多人数共用型TV電話機1は、ローカ
ル線14に対して呼出信号を送出し、電話機7を励鳴さ
せるとともに、映像入出力線42に対してTV電話呼が
あったことを示す映像信号を送出し、外部カメラ・モニ
タ部3に表示させる。ここで、電話機7がオフフックす
ると、電話機7でTV電話音声の通信をするとともに、
TV電話映像が外部カメラ・モニタ部3に表示される。
【0020】また、電話機7の操作者はTV電話操作リ
モコン17でリモコン信号44を送出することによって
多人数共用型TV電話機1を操作し、各種モード設定や
映像のビットレートの変更等が可能となる。
【0021】このように電話機7の操作者は、TV電話
時の映像は、電話機6及び7との間に配置された外部カ
メラ・モニタ部3にて相手先TV電話機と通信可能とな
るとともに、音声は、電話機7で相手先TV電話機と通
信可能となる。
【0022】また反対に、アナログ回線46から電話機
7へダイヤルインによる呼の接続要求があると、構内交
換機45は内線10に呼出信号を送出する。内線10上
の呼出信号はトランスペアレントに多人数共用型TV電
話機1を通過してローカル線14上の電話機7に送出さ
れる。電話機7は、呼出信号を受信すると呼出音が励鳴
し呼の接続要求があったことを操作者に知らせる。電話
機7がオフフックするとアナログ回線46と電話機7が
接続される。
【0023】アナログ回線46と電話機7が接続されて
いるとき、ISDN回線12からTV電話通信による接
続要求があると、多人数共用型TV電話機1は、ローカ
ル線13に対して呼出信号を送出し、電話機6を励鳴さ
せるとともに、映像入出力線42に対してTV電話の呼
があったことを示す映像信号を送出し、外部カメラ・モ
ニタ部3に表示させる。
【0024】ここで、電話機6がオフフックされると、
電話機6でTV電話音声の通信をするとともに、TV電
話映像が外部カメラ・モニタ部3に表示される。
【0025】また、電話機6の操作者はTV電話操作リ
モコン16でリモコン信号43を送出することによって
多人数共用型TV電話機1を操作し、各種モード設定や
映像のビットレートの変更等が可能となる。
【0026】このように電話機7の操作者は、TV電話
時の映像は、電話機6及び7との間に配置された外部カ
メラ・モニタ部3にて相手先TV電話機と通信可能にな
るとともに、音声は、電話機7で相手先TV電話機と通
信可能となる。
【0027】図2は、多人数共用型TV電話機1の詳細
な構成を示すブロック図である。
【0028】交換機45が内線9に呼出信号を送出し、
電話機6へ呼の接続要求をすると、制御部29はスイッ
チ34をa側に接続し、通話路を内線9−スイッチ34
−ローカル線13−電話機6に設定し、内線9上の呼出
信号をトランスペアレントにローカル線13上の電話機
6に送出する。電話機6は、呼出信号を受信すると呼出
音が励鳴し、呼の接続要求があったことを操作者に知ら
せる。電話機6がオフフックするとループ検出回路37
にてオフフック電流を検出し、制御部29は電話機6が
通話状態であることを確認する。内線9と電話機6が接
続されているとき、ISDN回線12から制御部29の
制御により回線インターフェース21がTV電話通信呼
による接続要求を受け取ると、通話路を次のように設定
する。電話機6は通信中であるから、スイッチ34の設
定はa側のままにして、電話機7が通信できるようにス
イッチ35をb側に接続し、加入者回路30−スイッチ
35−ローカル線14−電話機7の通話路を設定する。
【0029】加入者回路30は、電話機7に対して直流
給電をするとともに、呼出信号を送出し、励鳴させる。
加入者回路30が電話機7を励鳴させているとき、TV
電話通信と音声通信とを区別するために、TV電話通信
時は映像入出力線42に対して特別な識別映像信号を映
像出力部28から送出し、外部カメラ・モニタ部3のモ
ニタ5に表示させる。ここで、電話機7がオフフックす
ると、ループ検出部38がオフフック電流を検出し、制
御部29は加入者回路30から呼出信号を止めるととも
に、通話路を加入者回路部30−音声符号化部25/音
声復号部26−多重・分離部22−回線インターフェー
ス21に設定し、ISDN回線12と接続する。多重・
分離部22では映像データと多重・分離され、TV電話
通信が可能になる。
【0030】また、電話機7の操作者はTV電話リモコ
ン17でリモコン信号を送出することによって多人数共
用型TV電話機1を操作し、各種モード設定や映像のビ
ットレートの変更等が可能となる。
【0031】また反対に、交換機45が内線10に呼出
信号を送出し、電話機7へ呼の接続要求をすると、制御
部29はスイッチ35をa側に接続し、通話路を内線1
0−スイッチ35−ローカル線14−電話機7に設定
し、内線10上の呼出信号をトランスペアレントにロー
カル線14上の電話機7に送出する。電話機7は、呼出
信号を受信すると呼出音が励鳴し、呼の接続要求があっ
たことを操作者に知らせる。
【0032】電話機7がオフフックすると、ループ検出
回路37にてオフフック電流を検出し、制御部29は電
話機7が通話状態であることを確認する。
【0033】内線10と電話機7が接続されていると
き、ISDN回線12から制御部29の制御により回線
インターフェース21がTV電話通信呼による接続要求
を受け取ると、音声の通話路を次のように設定する。電
話機7は通信中であるから、スイッチ35の設定はa側
のままにして、電話機7が通信できるようにスイッチ3
4をb側に接続し、加入者回路30−スイッチ34−ロ
ーカル線13−電話機6の通話路を設定する。加入者回
路30は、電話機6に対して直流給電するとともに、呼
出信号を送出し、励鳴させる。
【0034】加入者回路30が電話機6を励鳴させてい
るとき、TV電話通信と音声通信とを区別するために、
TV電話時は映像入出力線42に対して特別な識別映像
信号を映像出力部28から送出し、外部カメラ・モニタ
部3のモニタ5に表示させる。 ここで、電話機6がオ
フフックすると、ループ検出部37がオフフック電流を
検出し、制御部29は加入者回路30からの呼出信号を
止めるとともに、通話路を加入者回路部30−音声符号
化部25/音声復号部26−多重・分離部22−回線イ
ンターフェース21に設定し、ISDN回線12と接続
する。多重・分離部22では映像データと多重・分離さ
れ、TV電話通信が可能になる。
【0035】また、電話機6の操作者はTV電話操作リ
モコン16でリモコン信号を送出することによって多人
数共用型TV電話機1を操作し、各種モード設定や映像
のビットレートの変更等が可能となる。TV電話通信時
に電話機6又は7のマイクから入力された送信音声信号
は、加入者回路部30でA/D変換された後に音声符号
化部25にて適切なビットレートに情報圧縮される。情
報圧縮された送信音声データは多重・分離部22で送信
映像データと多重化され、回線インターフェース21に
よってISDN回線12に送出され、相手側のTV電話
端末に送信される。
【0036】相手側のTV電話端末からの受信音声デー
タは回線インターフェース21にて受信された後に、多
重・分離部22で受信映像データと分離される。分離さ
れた受信音声データは、音声復号部26で情報伸長さ
れ、加入者回路部30にてD/A変換される。加入者回
路部30からの受信音声信号は電話機7のスピーカから
出力される。外部カメラ・モニタ部3のカメラ4より入
力された送信映像信号は映像入力部27でA/D変換さ
れた後に映像符号化部23で適切なビットレートに情報
圧縮される。情報圧縮された送信映像データは多重・分
離部22で送信音声データと多重化され、回線インター
フェース21によってISDN回線12に送出され、相
手側のTV電話端末に送信される。相手側のTV電話端
末からの受信映像データは回線インターフェース21に
て受信された後に、多重・分離部22で受信音声データ
と分離される。分離された受信音声データは、映像復号
部24で情報伸長され、映像出力部28にてD/A変換
される。映像出力部28からの受信映像信号は外部カメ
ラ・モニタ部3のモニタ5に表示される。
【0037】このように電話機6または7の操作者は、
TV電話機通信の映像通信においては、電話機6及び7
との間に配置された外部カメラ・モニタ部3を共用する
ことができるとともに、音声通信においては、操作者は
卓上の既存のアナログ電話機1台で構内交換機からのア
ナログ内線通信とISDN回線からのTV電話通信を共
用する事が可能となる。
【0038】図3は、本発明のTV電話端末装置の第2
の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【0039】多人数共用型TV電話機1は、ISDN回
線12及び内線9、内線10に接続されている。内線9
及び内線10は、事務所内にある構内交換機45に接続
された既存のアナログ音声の内線通話回線であり、構内
交換機45は現在事務所内で使われている交換機であ
り、事務所内内線の通話路やアナログ回線46からの外
線と内線9、10または多人数共用型TV電話機1と接
続されていない別内線11との通話の交換動作をおこな
う。
【0040】多人数共用型TV電話機1は、電話機6及
び7との間に配置された外部カメラ・モニタ部3に映像
入出力線42で接続されている。事務机51の卓上には
電話機6及びTV電話操作リモコン16があり、事務机
52の卓上には電話機7及びTV電話操作リモコン17
が配置されている。
【0041】電話機6及び電話機7はそれぞれローカル
線13及びローカル線14で多人数共用型TV電話機1
に接続されている。ローカル線13及びローカル線14
は通常のアナログ方式の通話路である。電話機6及び電
話機7の操作者は、それぞれTV操作リモコン16、1
7で、リモコン信号43、44を発して多人数共用型T
V電話機1を制御することができる。リモコン信号4
3、44は主に赤外線信号が使用される。外部カメラ・
モニタ3は、雲台2に接続されており、雲台2は多人数
共用型TV電話機1と雲台制御線41により接続されて
いる。雲台2は、多人数共用型TV電話機1の制御によ
り回転方向71及び回転方向72の方向に回転すること
ができ、画面方向を60、61、62に向けることが可
能となる。
【0042】例えば、アナログ回線46から電話機6へ
ダイヤルインによる呼の接続要求があると、構内交換機
45は内線9に呼出信号を送出する。内線9上の呼出信
号はトランスペアレントに多人数共用型TV電話機1を
通過してローカル線13上の電話機6に送出される。電
話機6は、呼出信号を受信すると呼出音が励鳴し呼の接
続要求があったことを操作者に知らせる。電話機6がオ
フフックするとアナログ回線46と電話機6は接続され
る。
【0043】アナログ回線46と電話機6が接続されて
いるとき、ISDN回線12からTV電話通信による接
続要求があると、多人数共用型TV電話機1は、ローカ
ル線14に対して呼出信号を送出し、電話機7を励鳴さ
せるとともに、映像入出力線42に対してTV電話呼が
あったことを示す映像信号を送出し、外部カメラ・モニ
タ部3に表示させる。さらに雲台制御線41に接続され
ている雲台2を制御して回転方向72の方向に回転さ
せ、外部カメラ・モニタ部3の画面方向を画面方向62
の方向つまり事務机52の方向へ向ける。このときの画
面方向62と電話機7の位置が一致するように、多人数
共用型TV電話機1の設置時に初期設定しておく。
【0044】ここで、電話機7がオフフックすると、電
話機7でTV電話音声の通信をするとともに、TV電話
映像が外部カメラ・モニタ部3に表示される。
【0045】また、電話機7の操作者はTV電話操作リ
モコン17でリモコン信号44を送出することによって
多人数共用型TV電話機1を操作し、各種モード設定や
映像のビットレートの変更等が可能となる。
【0046】このように電話機7の操作者は、TV電話
時の映像は、電話機6及び7との間に配置された外部カ
メラ・モニタ部3にて相手先TV電話機と通信可能にな
るとともに、外部カメラ・モニタ部3の画面方向が電話
機7の操作者の方向へ向くため、外部カメラ・モニタ部
3が電話機6及び7との間に配置されていても個別にT
V電話端末を使っているように操作できる。音声は、電
話機7で相手先TV電話機と通信可能となる。
【0047】また反対に、アナログ回線46から電話機
7へダイヤルインによる呼の接続要求があると、構内交
換機45は内線10に呼出信号を送出する。内線10上
の呼出信号はトランスペアレントに多人数共用型TV電
話機1を通過してローカル線14上の電話機7に送出さ
れる。電話機7は、呼出信号を受信すると呼出音が励鳴
し呼の接続要求があったことを操作者に知らせる。電話
機7がオフフックするとアナログ回線46と電話機7は
接続される。
【0048】アナログ回線46と電話機7が接続されて
いるとき、ISDN回線12からTV電話通信による接
続要求があると、多人数共用型TV電話機1は、ローカ
ル線13に対して呼出信号を送出し、電話機6を励鳴さ
せるとともに、映像入出力線42に対してTV電話呼が
あったことを示す映像信号を送出し、外部カメラ・モニ
タ部3に表示させる。さらに雲台制御線41に接続され
ている雲台2を制御して回転方向71の方向に回転し、
外部カメラ・モニタ部3の画面方向は画面方向60の方
向を向く。このときの画面方向60と電話機6の位置が
一致するように、多人数共用型TV電話機1の設置時に
初期設定しておく。
【0049】ここで、電話機6がオフフックすると、電
話機6でTV電話音声の通信をするとともに、TV電話
映像が外部カメラ・モニタ部3に表示される。
【0050】また、電話機6の操作者はTV電話操作リ
モコン16でリモコン信号43を送出することによって
多人数共用型TV電話機1を操作し、各種モード設定や
映像のビットレートの変更等が可能となる。
【0051】このように電話機6の操作者は、TV電話
通信時の映像は、電話機6及び7との間に配置された外
部カメラ・モニタ部3によって相手先TV電話機と通信
可能になるとともに、外部カメラ・モニタ部3の画面方
向が電話機6の操作者の方向へ向くため、外部カメラ・
モニタ部3が電話機6及び7との間に配置されていても
個別にTV電話端末を使っている場合と同様にに操作で
きる。音声は、電話機6で相手先のTV電話機と通信可
能である。
【0052】図4は、本発明のTV電話端末装置の第2
の実施の形態に基づく多人数共用型TV電話機1の詳細
な構成を示す図である。上述の動作を図4を参照して詳
細に説明する。
【0053】まず初期状態では、制御部29はスイッチ
34をa側に接続し、通話路を内線9−スイッチ34−
ローカル線13−電話機6に設定する。また、スイッチ
35をc側に接続し、通話路を内線10−スイッチ35
−ローカル線14−電話機7に設定しておく。
【0054】この初期状態で、内線9に呼出信号が印加
され、電話機6へ呼の接続要求があると、内線9上の呼
出信号はトランスペアレントにローカル線13上の電話
機6に印加される。電話機6は、呼出信号を受信すると
呼出音が励鳴し、呼の接続要求があったことを操作者に
知らせる。
【0055】電話機6がオフフックするとループ検出回
路37にてオフフック電流を検出し、制御部29は電話
機6が通話状態であることを記憶する。
【0056】内線9と電話機6が接続されているとき、
ISDN回線12から制御部29の制御により回線イン
ターフェース21がTV電話通信呼による接続要求を受
け取ると、通話路を次のように設定する。電話機6は通
信中であるから、スイッチ34の設定はa側のままにし
て、電話機7が通信できるようにスイッチ35をb側に
接続し、加入者回路30−スイッチ35−ローカル線1
4−電話機7の通話路を設定する。加入者回路30は、
電話機7に対して直流給電をするとともに、呼出信号を
送出し、電話機7を励鳴させる。
【0057】加入者回路30が電話機7を励鳴させるて
いるとき、TV電話通信と音声通信とを区別するため
に、TV電話時は映像入出力線42に対して特別な識別
映像信号を映像出力部28から送出し、外部カメラ・モ
ニタ部3のモニタ5に表示させる。
【0058】また、さらに制御部29は、雲台制御線4
1に接続されている雲台2を制御して図3の回転方向7
2の方向に回転させ、外部カメラ・モニタ部3の画面方
向を図3の画面方向62の方向を向かせるため、次のよ
うな制御をする。
【0059】雲台2は、雲台を回転させるモータ46
と、外部モニタ・カメラ分の画面方向を検出する位置抵
抗47とを備えている。位置抵抗47のH点は画面方向
62に対応する位置を示し、L点は画面方向60に対応
する位置を示し、M点は現在の外部モニタ・カメラ歩の
画面方向に対応する位置を示す。位置抵抗47のH点に
は、電圧Vaが印加されている。現在の画面方向を示す
M点が移動するとM点の抵抗値が変化し、M点から出力
される電圧値も0[V]〜Va[V]まで変化する。
【0060】モータ46はDCモータであり正電圧が印
加されると図3に示した回転方向72の方向に回転し、
負電圧が印加されると図3の回転方向71の方向に回転
する。
【0061】現在の画面の方向を示すM点からの出力電
圧は、雲台制御線41を通り方向検出部40に印加され
る。M点の電圧は方向検出部40のA/D変換器でディ
ジタル値に変換された後に制御部29に入力され、制御
部29は現在の画面方向の情報を知ることができる。
【0062】例えば、雲台2を回転方向72の方向に回
転させ、外部カメラ・モニタ部3の画面方向を画面方向
62にする場合、制御部29はモータ駆動部45を制御
してモータ46に正電圧を印加し、回転方向72の方向
に回転させ、M点電圧がH点の電圧値Vaに一致するま
で回転させ、一致したらモータ46への正電圧の印加を
停止する。この時、外部カメラ・モニタ部3の画面方向
は画面方向62を向いている。
【0063】ここで、電話機7がオフフックすると、ル
ープ検出部38がオフフック電流を検出し、制御部29
は加入者回路30からの呼出信号を止めるとともに、通
話路を加入者回路部30−音声符号化部25/音声復号
部26−多重・分離部22−回線インターフェース21
に設定し、ISDN回線12と接続する。多重・分離部
22では映像データと多重・分離され、TV電話通信が
可能になる。
【0064】また、電話機7の操作者はTV電話操作リ
モコン17でリモコン信号を送出することによって多人
数共用型TV電話機1を操作し、各種モード設定や映像
のビットレートの変更等が可能となる。
【0065】また反対に、初期状態で、内線10に呼出
信号が印加され、電話機7へ呼の接続要求があると、内
線10上の呼出信号はトランスペアレントにローカル線
14上の電話機6に印加される。電話機7は、呼出信号
を受信すると呼出音が励鳴し、呼の接続要求があったこ
とを操作者に知らせる。
【0066】電話機7がオフフックすると、ループ検出
回路37にてオフフック電流を検出し、制御部29は電
話機7が通話状態であることを記憶する。
【0067】内線10と電話機7が接続されていると
き、ISDN回線12から制御部29の制御により回線
インターフェース21がTV電話通信呼による接続要求
を受け取ると、音声の通話路を次のように設定する。電
話機7は通信中であるから、スイッチ35の設定はa側
のままにして、電話機7が通信できるようにスイッチ3
4をb側に接続し、加入者回路30−スイッチ34−ロ
ーカル線13−電話機6の通話路を設定する。加入者回
路30は、電話機6に対して直流給電をするとともに、
呼出信号を送出し、電話機6を励鳴させる。
【0068】加入者回路30が電話機6を励鳴させるて
いるとき、TV電話通信と音声通信とを区別するため
に、TV電話時は映像入出力線42に対して特別な識別
映像信号を映像出力部28から送出し、外部カメラ・モ
ニタ部3のモニタ5に表示させる。
【0069】また、さらに制御部29は、雲台制御線4
1に接続されている雲台2を制御して図3の回転方向7
1の方向に回転させ、外部カメラ・モニタ部3の画面方
向を図3の画面方向60の方向を向かせるため、次のよ
うな制御をする。
【0070】例えば、雲台2を回転方向71の方向に回
転させ、外部カメラ・モニタ部3の画面方向を画面方向
62にする場合、制御部29はモータ駆動部45を制御
してモータ46に負電圧を印加し、回転方向71の方向
に回転させ、M点電圧がL点の電圧値0[V]に一致す
るまで回転させ、一致したらモータ46への負電圧の印
加を停止する。この時、外部カメラ・モニタ部3の画面
方向は画面方向60を向いている。
【0071】ここで、電話機6がオフフックすると、ル
ープ検出部37がオフフック電流を検出し、制御部29
は加入者回路30からの呼出信号を止めるとともに、通
話路を加入者回路部30−音声符号化部25/音声復号
部26−多重・分離部22−回線インターフェース21
に設定し、ISDN回線12と接続する。多重・分離部
22では映像データと多重・分離され、TV電話通信が
可能になる。
【0072】また、電話機6の操作者はTV電話操作リ
モコン16でリモコン信号を送出することによって多人
数共用型TV電話機1を操作し、各種モード設定や映像
のビットレートの変更等が可能となる。
【0073】TV電話通信時に電話機6又は7のマイク
から入力された送信音声信号は、加入者回路部30でA
/D変換された後に音声符号化部25にて適切なビット
レートに情報圧縮される。情報圧縮された送信音声デー
タは多重・分離部22で送信映像データと多重化され、
回線インターフェース21によってISDN回線12に
送出され、相手側のTV電話端末に送信される。
【0074】相手側のTV電話端末からの受信音声デー
タは回線インターフェース21にて受信された後に、多
重・分離部22で受信映像データと分離される。分離さ
れた受信音声データは、音声復号部26で情報伸長さ
れ、加入者回路部30にてD/A変換される。加入者回
路部30からの受信音声信号は電話機7のスピーカから
出力される。
【0075】外部カメラ・モニタ部3のカメラ4より入
力された送信映像信号は映像入力部27でA/D変換さ
れた後に映像符号化部23で適切なビットレートに情報
圧縮される。情報圧縮された送信映像データは多重・分
離部22で送信音声データと多重化され、回線インター
フェース21によってISDN回線12に送出され、相
手側のTV電話端末に送信される。
【0076】相手側のTV電話端末からの受信映像デー
タは回線インターフェース21にて受信された後に、多
重・分離部22で受信音声データと分離される。分離さ
れた受信音声データは、映像復号部24で情報伸長さ
れ、映像出力部28にてD/A変換される。映像出力部
28からの受信映像信号は外部カメラ・モニタ部3のモ
ニタ5に表示される。
【0077】このように電話機6または7の操作者は、
TV電話機通信の映像通信においては、電話機6及び7
との間に配置された外部カメラ・モニタ部3を共用する
ことができるとともに、音声通信においては、操作者は
卓上の既存のアナログ電話機1台で構内交換機からのア
ナログ内線通信とISDN回線からのTV電話通信を共
用する事が可能となる。
【0078】本実施の形態においては、TV電話通信時
のモニタ画面の方向を操作者方向に向かせることにより
操作性が向上する。
【0079】
【発明の効果】請求項1に記載のTV電話端末装置によ
れば、個々の事務机それぞれに卓上型TV電話機を設置
せずに、グループで1台共用のTV電話機設置するだけ
で、個々の机上でTV電話通信が可能な環境を整えら
れ、機器の投資を抑えることが可能となる。
【0080】TV電話の音声通話では、ハンドセットな
どの電話機の基本機能は、個々の事務机上のアナログ電
話機で代用でき、机上の通信機器は従来のアナログ電話
1台だけ設置すればよく、机上に設置する機器の増加に
よるの煩雑さを抑えることができる。
【0081】また、ISDN回線を個々の事務机に配線
する必要がなく、配線工事を軽減する事が可能である。
【0082】請求項2に記載のTV電話端末装置によれ
ば、雲台の動作の制御を卓上のアナログ電話機の発着呼
と連動させることにより、雲台の動作を操作者が指示す
ることなく、個々の机上でTV電話通信をする際の操作
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTV電話端末装置の第1の実施の形態
の構成を示す図である。
【図2】図1のTV電話機1の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明のTV電話端末装置の第2の実施の形態
の構成を示す図である。
【図4】図3のTV電話機1の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】従来のTV電話端末装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 多人数共用型TV電話 2 雲台 3 外部カメラ・モニタ 6 電話機 7 電話機 29 制御部 34 スイッチ 35 スイッチ 37 ループ検出部 38 ループ検出部 40 方向検出部 45 モータ駆動部 46 モータ 47 位置抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04M 3/56 H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN回線を介して映像信号と音声信
    号とを通信するTV電話端末装置であって、少なくとも
    2つのアナログ内線及び少なくとも2つのアナログ内線
    電話機に接続されており、アナログ外線と接続されたア
    ナログ内線を前記アナログ内線電話機の1つに接続する
    加入者回路手段と、前記ISDN回線の音声信号と画像
    信号とを分離・多重する手段と、TV電話通信の際に映
    像信号を映像コーデック、モニタ及びカメラを介して通
    信し、音声信号を前記アナログ内線と接続されていない
    アナログ電話機の1つを介して通信するよう制御する手
    段とを備えることを特徴とするTV電話端末装置。
  2. 【請求項2】 前記モニタ及びカメラを置載する方向可
    変な雲台手段と、該雲台手段の方向を検出する手段と、
    TV電話通信の際に分離した音声信号を通信するアナロ
    グ内線電話機の方向に応じて前記雲台手段の方向を制御
    する手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記
    載のTV電話端末装置。
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