JP3138497B2 - 微粒子の計測及び操作方法 - Google Patents

微粒子の計測及び操作方法

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JP3138497B2 JP03168244A JP16824491A JP3138497B2 JP 3138497 B2 JP3138497 B2 JP 3138497B2 JP 03168244 A JP03168244 A JP 03168244A JP 16824491 A JP16824491 A JP 16824491A JP 3138497 B2 JP3138497 B2 JP 3138497B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細胞や生体高分子等の
微粒子を捕捉すると共に配向し、これを計測したり輸送
したりする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バイオテクノロジーの分野において、細
胞や生体高分子などの微粒子の選別や計測等の操作は極
めて重要な支援技術である。静電力を用いた技術として
は、電気泳動或いは誘電泳動による細胞・タンパク等の
分離・計測操作が広く行われており、また細胞を含む液
滴を形成して静電力により選別するセルソータ,パルス
電圧を用いた細胞融合や遺伝子導入の技術が近年確立さ
れてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一個の
細胞や生体高分子等の微粒子に着目し、これを捕捉した
り任意の位置に移動したり或いは回転させるなどの操作
技術は確立されていない。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、一個の細胞や生体高分子等の微粒子を捕捉すると共
にこれを配向させかつ任意の位置に移動できる微粒子の
計測・選別方法提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、細胞や生体高分子などの微粒子の入った懸
濁液を収容するチャンバの底面に、尖端が所定間隔を置
いて互いに向き合うように電極を貼り付け、レーザビー
ムをビームスプリッタで反射させ、対物レンズを通して
チャンバ内の底面に焦点を結ばせると共にレーザビーム
の反射ビームを、対物レンズ、ビームスプリッタを通し
てモニタで観測し、上記チャンバ又はレーザビームを移
動して懸濁液中の細胞や生体高分子などサンプリングす
べき微粒子にレーザビームを集束させて捕捉し、その捕
捉した微粒子を両電極の尖端間に移動させた後、両電極
間に高周波の交流電源を印加して捕捉した微粒子を静電
力により電界方向に配向させ、これを上記モニタで観測
して微粒子の計測を行う方法であり、また細胞や生体高
分子などの微粒子の懸濁液中に、レーザビームを照射し
てサンプリングすべき微粒子を捕捉し、その捕捉した微
粒子を静電力により電界方向に配向させると共に電界方
向を変えて微粒子を回転させる方法にある。
【0006】
【作用】上記構成によれば、懸濁液を収容するチャンバ
の底面に、尖端が所定間隔を置いて互いに向き合うよう
に電極を貼り付け、レーザビームを対物レンズを通して
チャンバ内の底面に焦点を結ばせ、その状態で、チャン
バ又はレーザビームを移動してサンプリングすべき微粒
子にレーザビームを集束させることで、微粒子は、レー
ザビームの光軸に閉じ込められてトラップされ、その状
態で、電極間に微粒子を移動し、次に静電力で、電界方
向に配向させ、その状態で微粒子を計測したり、電界方
向を変えて回転させるなどすることで、種々の操作が行
える。この際、電界方向はレーザビームと直交する方向
であり、またレーザビームは、ビームスプリッタを用
い、対物レンズを通して微粒子に集束させ、その反射ビ
ームを対物レンズ、ビームスプリッタを通してモニタで
観測するため、微粒子の捕捉と観測が容易に確実に行え
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0008】先ず本発明における方法を実施する装置を
図1,2により説明する。
【0009】図1において、1は顕微鏡の概略を示し、
その下方に前後左右及び上下方向に移動自在なXYZス
テージ2を有する。このステージ2上には、スライドガ
ラス等のチャンバ3が設けられる。このチャンバ3に
は、細胞,大腸菌,DNA,原生動物等の微粒子の懸濁
液をサンプルとして収容してある。
【0010】このサンプルへのレーザビームの照射は、
レーザ光源4から水平なレーザビームLI がビームスプ
リッタ5に入射して90度下向きにされ、対物レンズ6
を通して、サンプル内の微粒子に集束され、その反射ビ
ームLR が対物レンズ6を通り、ビームスプリッタ5を
通り、散乱光をカットするブロッキングフィルタ7を通
してビデオカメラ8に撮影される。このビデオカメラ8
にはビデオカセットレコーダ(VCR)9が接続され、
かつ撮影された画像がモニターTV10でモニタできる
ようになっている。
【0011】また、チャンバ3の底面には、図2に示す
ように五角形状のアルミ電極(例えば厚さ20μm)1
1,11が設けられると共にその尖端11a,11a
が、所定間隔t(例えばt=50μm)置いて互いに向
き合うように貼り付けられる。この電極11,11に
は、周波数1MHzの0〜80Vの交流電圧を印加する
電源装置12が接続される。
【0012】以上において、レーザ光源4からのレーザ
ビームLI が対物レンズ6を通して絞り、チャンバ3の
底面に焦点を結び、かつその反射ビームLR をモニター
TV10でモニタしながらサンプル中の捕捉すべき微粒
子にレーザビームLI を照射する。
【0013】微粒子に、レーザビームLI を照射する
と、光の屈折が生じ、光子の運動量が変化し、これによ
り微粒子に力が働く。この力は、光圧力又は輻射圧力と
いい、光軸方向に沿って、かつレーザ出射方向に働く駆
動力と、光軸と垂直方向に働く閉じ込め力とに分解でき
る。この光軸方向の光圧力の大きさは、微粒子の屈折率
とレーザの光強度によって決まる。閉じ込め圧力は、レ
ーザ光強度がビーム中心部で大きく、周辺部で小さいこ
とに起因し、その大きさはレーザ光強度の光軸に垂直な
面でのグレディエントに依存し、微粒子の屈折率が周囲
媒質の屈折率より大きい場合、そのグレディエント光強
度に応じてビーム中心に向かう力が生じる。従ってレー
ザビームLI を照射された微粒子は光軸方向に移動する
と共に光軸上に閉じ込められ、チャンバ3の底面でトラ
ップされる。或いはレーザビームを急激に絞ると、出射
方向への駆動力と焦点直後のビーム拡がりによる焦点方
向へ引き戻すグレデエント力とのつり合った点で微粒子
がトラップされる。
【0014】この微粒子をトラップした位置が電極1
1,11間に位置しているとき、電極11,11に交流
電話を印加し、その間に電界を形成すると、微粒子は、
静電力により電界方向に配向される。これにより染色体
など軟らかい微粒子も配向するので形状の画像認識など
による高精度計測を容易に行うことが可能となる。この
後、レーザビームLI を、実施例ではXYZステージ2
を移動することで、配向した微粒子をトラップした状態
で輸送できる。これにより個々の微粒子を所定の場所に
輸送し各種の操作が行える。この際、微粒子をトラップ
するレーザビームL I の反射ビームL R をモニタT
V10でモニタするため、捕捉位置と観測位置が同じで
あるため、微粒子の捕捉と観測が容易に確実に行える。
【0015】また図3は本発明の他の実施例を示すもの
である。図3(a)に示すように、チャンバ底面に微粒
子のトラップ位置を中心に180度対向し、かつ放射状
に配列された複数対の電極15a,15b,15cが設
けられ、これら対向した電極15a,15b,15c間
にそれぞれ電源装置12A,12B,12Cが接続され
る。この電源装置12A,12B,12Cは、各電極1
5a,15b,15cに回転電界がかかるよう図3
(b)に示すよう各高周波電圧A〜Cの電圧波形が順次
位相がずれた高周波電圧を各電極15a,15b,15
cに印加できるようになっている。
【0016】この図3の実施例においては、レーザビー
ムでトラップされた微粒子pが各電極15a,15b,
15c間に形成される電界方向に配向されるが、各電極
15a,15b,15c間の電界を順次切り替えること
で図示の矢印に示したように回転できる。このように微
粒子を回転させることで、微粒子は確実に電界方向に配
向できると共に微粒子を種々の角度から観察できる。
【0017】次に実験例を説明する。
【0018】レーザ光源4としてYAGレーザ(連続発
振、波長1.06μm、TEM00モード、最大出力約5
00mW)とアルゴンイオンレーザ(連続発振、波長4
88nm,514nm、TEM00モード、最大出力約2
W)を用いた。直径5mmに拡げられたレーザビームLI
は顕微鏡1(オリンパスBH−2)に導入され、対物レ
ンズ6(オリンパスA40PL,開口数0.5)により
チャンバ3であるスライドガラス上に焦点を結びサンプ
ルをトラップする。集光されたレーザのスポットの直径
は約10μmである。レーザ出力は、ビームスプリッタ
5で約50%減衰され、対物レンズ6で約20%減衰さ
れる。従って以下レーザ出力の表示は、対物レンズ6を
出射したレーザを測定した値を示す。またサンプルの動
作はモニターTV10で観察すると共にVCR9に記録
した。サンプルには、イースト菌(直径3〜5μm,長
さ4〜7μm)、大腸菌(直径1μm,長さ約2〜3μ
m)、ミドリムシ(直径約20μm,長さ50〜80μ
m)を用い、また輸送実験としてポリエチレンラテック
ス粒子(直径0.7〜3.0μm)を用いた。これらは
脱イオン水に懸濁してサンプルとした。
【0019】実験例1 一個のイースト菌と大腸菌を、それぞれ出力100mW
のYAGレーザでレーザトラップした。これら細胞はレ
ーザでトラップされると、細胞の長軸がレーザの入射方
向と一致する方向にトラップされているのが観察され
た。次に周波数1MHzの交流電圧を電極11,11に
印加すると、細胞は電界方向に配向することが観察され
た。この時の電界強度はイースト菌については105
/m、大腸菌では5×103 V/mであった。この条件
において配向に要した時間は、イースト菌については
0.4秒、大腸菌については0.6秒であった。
【0020】実験例2 光学的にトラップした微粒子は、スライドガラス表面上
でレーザースポットを移動させるか顕微鏡のステージを
移動させるかさせることにより、輸送することができ
る。この目的のため輸送実験を行い、その輸送最高速度
を測定した。
【0021】この実験においては、イースト菌と粒子径
の違うラテックス微粒子(直径3.0μm、1.0μ
m、0.7μmの三種類)を用い、レーザでトラップし
た状態からステージを移動し、その速度を上げてトラッ
プ状態から開放された時の速度を光り輸送の最高速度と
した。また適宜レーザ出力を変えてその最高速度を測定
した。尚このポリエチレンラテックス微粒子の屈折率は
イースト菌と略同じ値であり、かつ略球形であるために
採用した。
【0022】この実験結果を図4に示した。図4から判
るように、各微粒子は、レーザ出力が大きくなれば光輸
送の最大速度も上昇し略比例関係にあることが認められ
る。またイースト菌(直径3μm,長さ4μm)のレー
ザ出力に対する最高速度の関係は、直径3.0μmのラ
テックス微粒子と略同じであることが判った。またラテ
ックス微粒子の直径が小さくなれば同じレーザ出力でも
その最高速度は遅くなることが判った。この理由は、最
高速度は、レーザビームの断面強度分布や閉じ込め力の
大きさを決定するグレーディエントで変化し、粒子径が
小さければそのグレデエント強度が小さくなるからと考
えられる。
【0023】実験例3 上述した実験で微粒子は光圧力によりトラップされ、静
電力で配向され、さらに光輸送されることを説明した
が、微粒子が生物である場合、レーザ光の照射及び電界
の影響によりダメージを受け、光輸送しても生物が死ん
でいる状態では、その後の操作に支障を来すこととなり
かねない。この場合、電界による影響は少なくレーザの
照射による影響が大きい。そこで、サンプルとして自ら
常に動き回っている大腸菌とミドリムシについてレーザ
照射によるダメージを実験的に評価した。
【0024】この際、大腸菌とミドリムシの大きさを考
慮して、大腸菌に対しては、直径10μm、ミドリムシ
に対しては直径20μmのレーザスポットを照射し、大
腸菌とミドリムシの活動が止まるまでの時間を測定し
た。
【0025】このダメージ測定に用いたレーザは、波長
488nmと514nmのアルゴンイオンガスレーザと
波長1060nmのYAGレーザである。
【0026】表1は大腸菌のレーザによるダメージ結果
を示したものである。
【0027】
【表1】
【0028】この表1から大腸菌は、アルゴンイオンガ
スレーザ出力が10mWと小さければ、ダメージが比較
的少ないが、出力が大きくなると活動時間が短くなり、
50mWの出力で10秒以内で動きは止まってしまっ
た。また波長が短い方がよりダメージを受けやすい。ま
たYAGレーザに関しては、レーザ出力100mWで、
7200秒(2時間)照射した後でも細胞分裂を行って
おり、全くダメージを受けないことが判った。
【0029】表2はミドリムシのレーザによるダメージ
結果を示したものである。
【0030】
【表2】
【0031】この表2からミドリムシは大腸菌よりも、
アルゴンイオンガスレーザ照射によるダメージを受けや
すく、50mWの出力で1秒以内で動きは止まってしま
った。 このミドリムシが大腸菌よりダメージを受ける
理由は、ミドリムシは体内に葉緑素を持っており、これ
が可視光領域の波長にあるアルゴンガスレーザ光を透過
するよりも吸収するために、よりダメージを受けやすい
ものと考えられる。
【0032】YAGレーザに関しては、レーザ出力20
0mWで、300秒照射してもダメージは観察されなか
った。このYAGレーザの波長は近赤外光の領域にあ
り、葉緑素は吸収することなく透過できるため、ダメー
ジを受けないものと考えられる。また測定時間が300
秒照射のデータしか取れなかったが、これはミドリムシ
がレーザビームスポットより大きく、鞭毛で動き回る力
が大きいため最大でも、300秒でビームスポットから
逃げ出してしまい、さらに長時間の観察はできなかった
からである。
【0033】上述の実施例においては、ArレーザとY
AGレーザの例を示したが、この他の気体レーザ、固体
レーザ或いは高出力の半導体レーザを使用してもよい。
また電極12はチャンバ3内に固定した例を示したが、
任意に移動できるように構成してもよい。
【0034】実験例4 図3に示した電極15a〜c(各電極15a〜cの間隔
は50μm)が設けられたチャンバ内に大腸菌,イース
ト菌の懸濁液を各々滴下し、レーザビームで、電極15
a〜cの中心にトラップさせた。この後、3対の電極1
5a〜cに、1MHz106 V/mの高周波電圧を順次
切り替えて印加することで、それぞれ大腸菌,イースト
菌を回転操作することができた。
【0035】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、懸濁液を
収容するチャンバの底面に、尖端が所定間隔を置いて互
いに向き合うように電極を貼り付け、レーザビームを対
物レンズを通してチャンバ内の底面に焦点を結ばせ、そ
の状態で、チャンバ又はレーザビームを移動してサンプ
リングすべき微粒子にレーザビームを集束させること
で、微粒子は、レーザビームの光軸に閉じ込められてト
ラップされ、その状態で、電極間に微粒子を移動し、次
に静電力で、電界方向に配向させ、その状態で微粒子を
計測したり、電界方向を変えて回転させるなどすること
で、種々の操作が行える。この際、電界方向はレーザビ
ームと直交する方向であり、またレーザビームは、ビー
ムスプリッタを用い、対物レンズを通して微粒子に集束
させ、その反射ビームを対物レンズ、ビームスプリッタ
を通してモニタで観測するため、微粒子の捕捉と観測が
容易に確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を説明するための装置の一例を示
す概略図である。
【図2】図1のチャンバの詳細を示す平面図である。
【図3】図2の他の例を示す図である。
【図4】本発明において、光トラップした微粒子のレー
ザ出力と光輸送の最高速度の関係を示す図である。
【符号の説明】
3 チャンバ 4 レーザ光源 11 電極 12 電源装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−91545(JP,A) 今村誠、外2名、”静電力および光圧 力を併用した細胞等の微粒子の操作”、 静電気学会誌、1989年、第13巻、第5 号、p.417−424 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 15/14 C12M 1/34 C12Q 1/06 G01N 33/49 JICSTファイル(JOIS)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細胞や生体高分子などの微粒子の入った
    懸濁液を収容するチャンバの底面に、尖端が所定間隔を
    置いて互いに向き合うように電極を貼り付け、レーザビ
    ームをビームスプリッタで反射させ、対物レンズを通し
    チャンバ内の底面に焦点を結ばせると共にレーザビー
    ムの反射ビームを、対物レンズ、ビームスプリッタを通
    してモニタで観測し、上記チャンバ又はレーザビームを
    移動して懸濁液中の細胞や生体高分子などサンプリング
    すべき微粒子にレーザビームを集束させて捕捉し、その
    捕捉した微粒子を両電極の尖端間に移動させた後、両電
    極間に高周波の交流電源を印加して捕捉した微粒子を静
    電力により電界方向に配向させ、これを上記モニタで観
    測して微粒子の計測を行うことを特徴とする微粒子の計
    測方法。
  2. 【請求項2】 細胞や生体高分子などの微粒子の懸濁液
    中に、レーザビームを照射してサンプリングすべき微粒
    子を捕捉し、その捕捉した微粒子を静電力により電界方
    向に配向させると共に電界方向を変えて微粒子を回転さ
    せることを特徴とする微粒子の操作方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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今村誠、外2名、"静電力および光圧力を併用した細胞等の微粒子の操作"、静電気学会誌、1989年、第13巻、第5号、p.417−424

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