JP3138222U - 写真立て付き遺品メモリアルボックス

Info

【課題】遺品を収納し、裏蓋に写真挿入部を設け、写真立てとしての使用及び、持ち運びを可能とする。
【解決手段】遺品収納部５を設け、蓋板を箱と一体化することにより、差込み口３より、挿入した写真を立てての使用が可能となり、また持ち運びも簡便に行える。
【選択図】図２

本考案は、写真立て及び、遺品・記念品を収納できるボックスに関するものである。

死産・流産した場合、子どもの写真、遺髪、つめ、ネームバンド、母子手帳などの遺品・記念品を保管する適当なボックスはなく、また写真は別々に保管していたため、携帯するのには容易ではなかった。

携帯時の簡便性や、外出先での写真立てとしての使用に手間がかかる為、写真立てと収納・保管を一体化することにより、前述の欠点を解決しようとするものである。また、保管には収納物の性質上、それにふさわしい質感や形状が要求される。

本考案は、ボックスに厚みをもたせ、その中に遺品を収納し、また箱を立てる事により、写真立てとしての利用を容易にすることが可能になり、問題点を解決している。

上述の様に、本考案の写真立て付き収納ボックスは、遺品や記念品を収納するだけでなく、写真を入れて、写真立てとして使用できるばかりか、祭壇のように飾る事も可能である。また、収納したい時には、容易にでき、その為携帯にも便利である。

ボックスの蓋は本体に固定し、開閉は上蓋の中央から両側に観音開きに、裏蓋には２ヶ所の写真挿入部を設けた。表蓋はやわらかな質感を出すようふくらみを持たせる縫製とした。また、箱の深さに厚みを持たせることにより、遺品等の収納ができ、且つ箱を開いた状態で立てる事が可能となる。

以下、添付図面に従って実施例と説明する。１はサテンリボン素材にて、リボンを結んだり、ほどいたりして開閉する。２は箱に一体化された上蓋である。

３は前期上蓋部分の裏側に設けた写真挿入口で、４はその写真用の六角形のやさしい形状の窓である。５は遺品等を入れておくことが出きる。収納窓である。

６は箱を立てて、写真立てのようにしたり、箱の前に遺品やお花を飾ることにより、亡くした子どもの為のメモリアルコーナーとしての使用も可能である。

本考案の写真立て付き遺品メモリアルボックスの実施例を示す全体図である。本ボックスの収納部を示す開放時の全体図である。写真立てとしての機能を示す本ボックスを立てた状態の図である。

符号の説明

１リボン
２蓋板
３写真挿入口
４写真窓
５遺品収納部

箱の開閉扉裏に、写真を挿入できる窓を設けたことで、箱を立てて写真立てとして使用できるとともに、亡くした子どもの遺品・記念品を一緒に収納することが可能な写真立て付き遺品収納メモリアルボックス。