JP3179704U - 額縁用裏蓋 - Google Patents

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Abstract


【課題】額縁を壁面に対して平行且つ安定的に取り付けて飾ることを可能とし、さらに立体物を収納することができるとともに、収納された立体物を外部から鑑賞可能とするなど、多様な利用形態に資する額縁用裏蓋を提供する。
【解決手段】枠状部(フレーム)12と、枠状部12の内側に設けられた入れ子(ライナー)と、入れ子によって枠状部12に嵌め込まれた透明体16と、枠状部12とを備えた額縁の背面側に取り付けられる裏板とを具備する額縁50に使用される額縁用裏蓋であって、裏板には、内部に空間を有する箱体が取り付けられ、箱体は立体物を収納可能な奥行寸法を有するとともに裏板には窓部52が穿設され、箱体内部に収納された立体物を、窓部52及び透明体16を通して外部から視認可能であることを特徴とする。
【選択図】図12

Description

本考案は、額縁用裏蓋に係り、写真や絵画等を飾る際に使用される額縁に利用され、特に壁面に対して額縁を平行且つ安定的に取り付けて飾ることを可能とし、さらに立体物を収納可能な額縁用裏蓋に関するものである。
従来、写真や絵画、印刷物などを展示する場合に使用される額縁は、外側の枠状部(フレーム)と、枠状部の内側に嵌め込まれている入れ子(ライナー)と、ガラスやアクリル製の透明体と、裏板等とを有して構成されている。
これらの枠状部並びに入れ子に対し、裏板と透明体との間に挟みこむようにして写真等を配置し、これによって写真等を外部から視認・鑑賞することができるようになっている。また、写真等と裏板との間には、マットなどの台紙が介在することも多い。
これらの額縁を飾る際は、額縁背面の枠状部の左右に取り付けられている金具に吊紐を通し、予め壁面にネジ等で取り付けたフックに、その吊紐を引っ掛けて、ぶら下げる形で行われることが多い。そして、鴨居付近など壁面に段差(凸部)があるときは、額縁の枠状部の下端を、その凸部によって支えて、安定化を図る飾り方も珍しくはない。
一方で、吊紐を使用して飾る場合は、写真や肖像画を正面から眺める際に、額縁の上方に見える吊紐が見苦しく、又、紐という素材の性質上、飾られた額縁の安定性に難があるため、壁面に接着剤等で完全に固定せずとも、飾り・取外しが容易なまま安定性を高めたいという要請もある。かような事情に鑑み、米国意匠登録USD506,125号公報記載の「PICTURE FRAME HANGER」が存在するが、当該意匠は、吊紐を一切使わず、額縁等の背面と壁面それぞれに、横長で鉤状部を備えた金具を取り付け、互いの金具の鉤状部同士を噛ませることにより、額縁を壁面に取り付けるようになっている。
さらに一方で、写真等の他、その写真等に関連する品物を同時に収納しておきたいという要請がある。かような事情に鑑み、特開2011−172605号公報記載の「平箱形額墓」が提案されている。同公報記載の発明は、額縁部、並びに背面側に平箱を備え、この平箱内部に収納部を設け、各種の品物を収納可能に構成するとともに、額縁部の表面に文字・模様等が描かれている。
また、特開平8−10117号公報には、額縁の縁材の一部をくり抜いて空間部分を形成し、当該空間部分を収納用として使用可能とする発明が開示されている。
さらに、意匠登録第1354430号公報には、「収納部付き額縁」が記載されており、同物品は額縁の裏板に書類の収納部(引き出し式)を設けたことを特徴としている。
US D506,125号公報 特開2011−172605号公報 特開平8−10117号公報 意匠登録第1354430号公報
しかしながら、前述した特許文献1記載の「PICTURE FRAME HANGER」における壁面側の取付金具は、水平を採るために水準器を設置可能となっているが、その分、壁面から突出する厚みが必要なため、額縁等を壁面に取り付けた場合に、額縁等が前後方向に傾く虞があった。このため、壁面を真っ直ぐに見たときに写真や肖像画を最適に眺められるよう額縁を壁面に対して平行に取り付けたいという要請には応えられない虞がある。
また、その他の文献記載の額縁等では、書類などの物品を収納するに留まり、外部から鑑賞することはできなかった。一般に写真等に関連する品物を、日常的に目にすることは、日常の生活に潤いと喜びをもたらすと考えられる。
さらに、平面的な写真等以外の立体的な品物を同時に収納し、且つ外部から鑑賞したいという希望も多く、かような要請に十分に応え得る製品は存在しないというのが実情である。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであって、壁面に対して額縁を平行且つ安定的に取り付けて飾ることを可能とし、さらに額縁に立体物を収納することができるとともに、収納された立体物を外部から鑑賞可能とするなど、多様な利用形態に資する額縁用裏蓋を提供することを目的とする。
また、既存の額縁に対しても利用することが可能な額縁用裏蓋を提供することを目的とする。
請求項1記載の考案は枠状部(フレーム)と、該枠状部に入れ子(ライナー)を介して、若しくは該枠状部に直接嵌め込まれた透光性材料からなる透明体とを具備する額縁のうち、前記枠状部の背面に脱着自在に設けられた裏板を含む額縁用裏蓋であって、前記裏板には、壁面設置用の取付片が、長手方向及び短手方向のうち、少なくとも一方向側に設けられていることを特徴としている。
請求項2記載の考案は、上記1項において、前記裏板には、壁面設置時に壁面に対して当接する突片が少なくとも一つ設けられていることを特徴としている。
請求項3記載の考案は、上記1項又は2項において、前記裏板には、内部空間を有する収容部が設けられ、該収容部は立体物を収納可能な奥行寸法を有するとともに前記裏板には窓部が穿設され、前記収容部に収納された立体物を、該窓部及び前記透明体を通して外部から視認可能であることを特徴としている。
請求項4記載の考案は、上記1〜3項のうち、何れか1項において、前記裏板は、内部に空間を有する箱体を備えて構成され、該箱体は立体物を収納可能な奥行寸法を有するとともに前記裏板には窓部が穿設され、前記箱体内部に収納された立体物を、該窓部及び前記透明体を通して外部から視認可能であることを特徴としている。
請求項5記載の考案は、上記1〜3項のうち、何れか1項において、前記裏板は、内部に空間を有する箱体を備えて構成され、該箱体は立体物を収納可能な奥行寸法を有するとともに前記裏板には窓部が穿設され、該箱体の内部には、該箱体内部を仕切る収納空間部が設置されているとともに、該収納空間部は前記窓部と連通し、前記収納空間部に収納された立体物を、該窓部及び前記透明体を通して外部から視認可能であることを特徴としている。
請求項6記載の考案は、上記3〜5項のうち、何れか1項において、前記枠状部と裏板との間には、台紙が介在され、該台紙には前記窓部と対応する位置に連通孔が形成され、前記収容部又は前記収納空間部に収納された立体物を、該窓部、連通孔及び前記透明体を通して外部から視認可能であることを特徴としている。
本考案によれば、額縁を壁面に取り付けて飾る場合に、壁面に対して平行な状態で取り付けることが可能となり、吊紐などによることなく安定的に設置することができる。
また、額縁に対し、写真等の平面的なもの他、立体的な小物などを収納することができるとともに、且つ、収納されている小物類を外部から視認することが可能である。これによって、額縁の機能性を向上させることができ、多様な使用方法に対応することができる。
本考案に係る額縁用裏蓋の第1の実施形態を示し、当該額縁用裏蓋が使用されている額縁の背面側を示した概略斜視図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第1の実施形態を示し、図1に示される額縁を壁面に取り付けた状態を示す側断面図である。 本考案に係る額縁用裏蓋の第2の実施形態を示し、当該額縁用裏蓋における額縁に対する利用状態を示す概略斜視図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第2の実施形態を示し、図3における額縁用裏蓋を背面側から視た概略斜視図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第2の実施形態の背面図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第2の実施形態を示し、図5のVI−VI線に沿った矢視断面図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第2の実施形態を示し、図6における要部拡大断面図である。 本考案に係る額縁用裏蓋の第3の実施形態を示し、当該額縁用裏蓋の背面図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第3の実施形態を示し、図8のIX−IX線に沿った矢視断面図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第3の実施形態を示し、図9における要部拡大断面図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第3の実施形態の額縁用裏蓋における変形例を示した背面図である。 本考案に係る額縁用裏蓋の第4の実施形態を示した概略斜視図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第4の実施形態を示し、図12における額縁用裏蓋を背面側から視た概略斜視図である。 同じく、本考案に係る額縁用裏蓋の第4の実施形態を示し、額縁用裏蓋の箱体を閉塞する蓋部を開放した状態を示す概略斜視図である。 本考案に係る額縁用裏蓋の第5の実施形態を示した概略斜視図である。
以下、本考案に係る額縁用裏蓋の好適な実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は本考案に係る額縁用裏蓋の第1の実施形態が使用されている額縁の背面側を示した概略斜視図、図2は図1に示される額縁を壁面に取り付けた状態を示す側断面図である。これらの図に示されるように、第1の実施形態に係る額縁用裏蓋1は、裏板2と、取付片3と、突片4とを備えて構成されている。
裏板2は、既存の額縁の裏蓋と交換して使用することが可能な形状に形成され、その短手方向に取付片3が設けられている。本実施形態の額縁用裏蓋1が取り付けられる額縁6は、枠状部(フレーム)12と、入れ子(ライナー)14と、透明体16と、いわゆるトンボ24等と具備している。
取付片3は鉤状の係止部3Aを備え、この係止部3Aにネジ5又はフックなどの壁面に固定された取付部材によって、額縁6を壁面に取り付けて飾ることができるようになっている。裏板2の中央下部付近には、突片4が設けられており、図2に示されるように、額縁6の壁面への取付の際、突片4を壁面に接触させて壁面と一定の間隔を保持するようにする。これによって、額縁6は壁面に対し、ほぼ平行な状態を保持して飾られることになる。
取付片3に係合するネジ5は、水平な状態で壁面に固定された2本のネジ(図2では1つのみ図示)を用いることにより、額縁6全体を水平に保持することができる。
また、2本のネジを用いることは、取付片3の係止部3Aが、2本のネジ5と係合可能な範囲内で、横方向にスライドさせることにより、額縁6の取付位置を微調整して飾ることができる。
以上説明した第1の実施形態の額縁用裏蓋によれば、額縁6を壁面に飾る場合に、壁面に対して平行な状態で取り付けることが可能となる。これにより、耐震性が向上するとともに、地震発生時における額縁6の揺れ、落下事故等を未然に防止することが可能となる。また、吊紐が不要となるので、装飾性の向上に寄与する。
なお、第1の実施形態における額縁用裏蓋1では、壁面取付用の取付片3は、短手方向にのみ設けているが、これに限らず、長手方向のみに設ける、或いは短手方向に加え、長手方向にも予め設けておくことも可能である。これによれば、額縁6を縦位置の他、横位置として壁面に取り付けて飾ることができる。また、額縁用裏蓋1では、壁面取付用の取付片3について、裏板2に設置しているが、これに限らず、枠状部12に設置することも可能である。
図3は本考案に係る額縁用裏蓋の第2の実施形態を示し、額縁に対する利用状態を示す概略斜視図、図4は図3における額縁用裏蓋を背面側から視た概略斜視図、図5は背面図、図6は図5のVI−VI線に沿った矢視断面図、図7は図6における要部拡大断面図である。図3及び図4に示される額縁10は、枠状部(フレーム)12と、入れ子(ライナー)14と、透明体16と、額縁用裏蓋18等とを具備して構成されている。
枠状部12は額縁10の本体をなし、平面視矩形に形成されている。枠状部12の内側には入れ子(ライナー)14が取り付けられており、枠状部12には入れ子14を介し、ガラスやアクリルなどの透光性を有する透明体16が嵌め込まれている。透明体16は、内部に収納された写真等を保護するとともに、外部から鑑賞することができるようにしている。なお、入れ子14は、額縁の種類によっては省略されていることもあり、その場合は枠状部12の内側に直接透明体16が嵌め込まれている。
写真等は、額縁用裏蓋18との間に台紙19を挟み込むようにして内部に額装され、この台紙19には中央に窓を備えたマット紙などの中性紙が使用され、このマット紙は、ある程度の厚みを有し、透明体16と写真等とが直接触れないようにする他、内側の窓の角部には、斜め方向のVカットなどが施され、装飾的な意味合いも兼ね備えている。一方で、この台紙19は、額縁の用途や種類によっては省略されている場合がある。
本実施形態における額縁用裏蓋18は、裏板20と、箱体22等とからなり、裏板20は、いわゆるトンボ24,24・・と呼ばれる部品によって、枠状部12の背面側に固定されている。裏板20は、内部に空間を有する箱体22を備えて構成され、この箱体22は立体物を収納可能な所定の奥行寸法を有しているとともに、背面側の開口部には開き戸25が図示しないヒンジによって取り付けられ、箱体22に対し開閉自在になっている。
図4に示されるように、箱体22の内部には、その内部を裏板20に対して垂直方向に仕切るパイプ状の収納空間部26A,26Bが設置されている。また、図3及び図4に示されるように、裏板20には窓部20A,20Bが穿設され、これらの窓部20A,20Bには収納空間部26A,26Bが面している。
さらに、台紙19には、裏板20における窓部20A,20B、並びに、箱体22内の収納空間部26A,26Bと対応する位置に、連通孔19A,19Bが形成されている。箱体22の収納空間部26A,26Bに収納された小物類は、透明体16、台紙19の連通孔19A,19B、並びに裏板20の窓部20A,20Bを通して外部から視認することが可能となる。
収納空間部26A,26Bには、例えば、額縁の場合、写真や絵画と関連のある品物などを収納しておくことができ、且つ外部から常に収納物を鑑賞することができることから、日常生活の上で、大きな楽しみや励みを付与することとなる。また、収納空間部26A,26Bは、その大きさを自由に設定することができ、例えば装飾品の大きさに応じ、最適な容量とすることによって多様なニーズに対応することができる。
また、図4及び図5に示されるように、箱体22の上部並びに側部には、取付片28A,28Bが、長手方向並びに短手方向に沿って設けられており、これらの各取付片28A,28Bには長孔30A,30Bが穿設されている。額縁10を壁面に取り付ける場合には、図7に示されるように、壁面に取り付けた2本のネジ32(図中では1本のみ図示)を利用して、ネジ32を長孔30A,30Bのうち所望の長孔に係止させることによって、額縁10を縦位置若しくは横位置となるように取り付け固定することができる。
以上の第2の実施形態によれば、吊紐によることなく額縁の箱体22の背面部を壁面に密着させて、壁面に対して額縁を平行な状態で安定的に取り付けることが可能である。さらに、各取付片28A,28Bにおける長孔30A,30Bの範囲内にて横方向にスライドさせて、任意の位置で額縁を壁面に取り付けて飾ることができる。
また、ネジ32を2本使用して取り付けているが、それらの2本のネジ32について、その両者が水平となるように壁面に取り付けることにより、額縁10を壁面に対し水平を保持した状態で安定的に設置することができる。
さらに、額縁には立体物を収納することができ、且つ収納された立体物を外部から鑑賞することが可能となる。
なお、以上の第2の実施形態では、収納空間部26A,26Bのみを左右に設けているが、これに限らず、箱体22の内部を数か所の空間に仕切ることによって、多種多様な物品を収納することが可能となる。これによれば、額縁10に写真等の他、記念となる立体的な小物類など、多様な物品を収納しておくことができる。
また、長孔30A,30B内側に、波状の凹凸部を連続的に設けておけば、壁面へ固定する際に当該凹凸部にネジを係止して取り付けることが可能となり、額縁全体のずれを防止しつつ、安定した状態で額縁10を壁面に固定することができる。
図8は本考案に係る額縁用裏蓋の第3の実施形態を示し、当該額縁用裏蓋を背面側から視た背面図、図9は図8のIX−IX線に沿った矢視断面図、図10は図9における要部拡大断面図である。ここで、前述した第2の実施形態と同様な部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
前述した第2の実施形態における裏板20に取り付けられている箱体22が比較的大きめであるのに対し、第3の実施形態における額縁40の額縁用裏蓋41では小型の箱体42が額縁用裏蓋41を構成する裏板43に取り付けられている点で相違している。
図8〜10に示されるように、箱体42の上部には、長孔44が穿設されており、この長孔44を利用して、額縁40を壁面に取り付けた2本のネジ32(図中では1本のみ図示)に係止させるようになっている。また、裏板43の下部に突片46A,46Bが取り付けられ、壁面に取り付けたときに、これらの突片46A,46Bが、箱体42とともに、壁面に当接して密着し、額縁40全体をガタツキなく、壁面に固定することができるようになっている。
以上説明したように、第3の実施形態の額縁用裏蓋41によれば、既存の額縁についても、裏蓋のみを本実施形態の額縁用裏蓋41へ交換することにより、立体物を収納することが可能となる。
なお、第3の実施形態では、裏板43の下部に突片46A,46Bは、左右に一対設置しているが、これに限らず、図11に示されるように、裏板43の下部中央付近に一つの突片48を取り付けておいてもよい。これによれば、箱体42の背面部分を壁面に接触させつつ、一つの突片48を壁面と接触させて、額縁40を壁面に対し平行に保持した状態で取り付けることが可能となる。
次いで、本考案に係る額縁用裏蓋の第4の実施形態について説明する。
図12は本考案に係る額縁用裏蓋の第4の実施形態を示した概略斜視図、図13は図12における額縁用裏蓋を背面側から視た概略斜視図である。これらの図に示されるように、前述した第2の実施形態における額縁10では、左右一対の窓部20A,20Bを設置したが、第4の実施形態における額縁50では、一つの窓部52が設けられていること、背面側に設置されている箱体54に、鉤状の係止部を備えた取付片56A,56Bが設けられている点などが相違している。
額縁用裏蓋53の裏板51に設けられた箱体54には、鉤状の取付片56A,56Bが長手方向及び短手方向に沿って取り付けられている。そして、額縁50全体を壁面へ固定する場合には、これらの取付片56A,56Bに対し、壁面に取り付けた2本のネジを係止させる、若しくは当該取付片56A,56Bの形状に適した係合部を有する金物類などを利用することにより、額縁50を壁面に固定することが可能となる。この際、箱体54の背面部の周囲が、壁面に対して密着する状態となる。
図14に示されるように、箱体54には、上方向にスライドさせて開放可能な蓋部58が配設されており、箱体54の内部に物品を収納することができるようになっている。また、箱体54の隅部には収納空間部60が設置され、この収納空間部60は、額縁用裏蓋53の窓部52に面して連通している。
さらに、台紙62には、連通孔62Aが形成され、この連通孔62Aは、台紙62上にて、窓部52並びに収納空間部60と対応する位置に形成されている。これによって、収納空間部60に収納された小物類は、透明体16、台紙62の連通孔62A、並びに額縁用裏蓋53の窓部52を通して、外部から視認することが可能になっている。
前述のように構成した第4の実施形態によれば、取付片56A,56Bとして、横方向又は縦方向に長さのある取付片56A,56Bを使用しているので、壁面に固定する際の自由度が向上しているとともに、額縁50本体を壁面に対して平行となるように取り付けて飾ることが可能である。
図15は本考案に係る額縁用裏蓋の第5の実施形態を示した概略斜視図である。
同図に示される額縁用裏蓋70は、前述した第4の実施形態では比較的大きめな箱体54を備えているのに対し、裏板71は小形の箱体72を具備している点、並びに、箱体72とは独立して形成された収容部74が、裏板71の下部側に設けられている点で相違している。
図15に示されるように、箱体72には、横方向にスライド可能な蓋部75が配設されており、同図の一点鎖線に示すように、横開き式に開放することができるようになっている。また、箱体72の上部には、短手方向に取付片56Aが設置されている。
図15中、箱体72の左下隅部には収容部74が設置され、この収容部74は、上部が開放されており、この開放部分から小箱76を挿入しておくことができるようになっている。小箱76としては透明なケースなどが利用可能である。
また、前述した図12における額縁50と同様に、図示しない台紙並びに裏板71には、窓部及び連通孔が、収容部74と対応する位置に形成されており、収容部74に収納された小箱76を外部から視認することができるようになっている。つまり、透明なケースを小箱76として使用することによって小箱76内に収容されている小物類を外部から鑑賞することが可能となっている。
さらに、箱体72の下部中央部には、突片78が突設されている。額縁80を壁面に取り付ける際は、前述した第1の実施形態における額縁6と同様に、取付片56A及び突片78によって、壁面に対し平行に取り付けて飾ることが可能である。
以上説明したように、本考案によれば、額縁を壁面に飾る場合に、壁面に対して平行な状態で取り付けることが可能であり、壁面取付時における装飾性並びに安定性が向上する。また、額縁に平面的な写真等の他、立体的な形状を有する小物類を収納することができるとともに、収納された立体物を外部から鑑賞可能とし、多様な利用形態に資する。
1 額縁用裏蓋
2 裏板
3 取付片
3A 係止部
4 突片
5 ネジ
6 額縁
10 額縁
12 枠状部(フレーム)
14 入れ子(ライナー)
16 透明体
18 額縁用裏蓋
19 台紙
19A 19B 連通孔
20 裏板
20A 20B 窓部
22 箱体
24 トンボ
25 開き戸
26A 26B 収納空間部
28A 28B 取付片
30A 30B 長孔
32 ネジ
40 額縁
41 額縁用裏蓋
42 箱体
43 裏板
44 長孔
46A 46B 48 突片
50 額縁
51 裏板
52 窓部
53 額縁用裏蓋
54 箱体
56A 56B 取付片
58 蓋部
60 収納空間部
62 台紙
62A 連通孔
70 額縁用裏蓋
72 箱体
74 収容部
75 蓋部
76 小箱
78 突片
80 額縁

Claims (6)

  1. 枠状部(フレーム)と、該枠状部に入れ子(ライナー)を介して、若しくは該枠状部に直接嵌め込まれた透光性材料からなる透明体とを具備する額縁のうち、前記枠状部の背面に脱着自在に設けられた裏板を含む額縁用裏蓋であって、
    前記裏板には、壁面設置用の取付片が、長手方向及び短手方向のうち、少なくとも一方向側に設けられていることを特徴とする額縁用裏蓋。
  2. 前記裏板には、壁面設置時に壁面に対して当接する突片が少なくとも一つ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の額縁用裏蓋。
  3. 前記裏板には、内部空間を有する収容部が設けられ、該収容部は立体物を収納可能な奥行寸法を有するとともに前記裏板には窓部が穿設され、前記収容部に収納された立体物を、該窓部及び前記透明体を通して外部から視認可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の額縁用裏蓋。
  4. 前記裏板は、内部に空間を有する箱体を備えて構成され、該箱体は立体物を収納可能な奥行寸法を有するとともに前記裏板には窓部が穿設され、前記箱体内部に収納された立体物を、該窓部及び前記透明体を通して外部から視認可能であることを特徴とする請求項1〜3のうち、何れか1項に記載の額縁用裏蓋。
  5. 前記裏板は、内部に空間を有する箱体を備えて構成され、該箱体は立体物を収納可能な奥行寸法を有するとともに前記裏板には窓部が穿設され、
    該箱体の内部には、該箱体内部を仕切る収納空間部が設置されているとともに、該収納空間部は前記窓部と連通し、前記収納空間部に収納された立体物を、該窓部及び前記透明体を通して外部から視認可能であることを特徴とする請求項1〜3のうち、何れか1項に記載の額縁用裏蓋。
  6. 前記枠状部と裏板との間には、台紙が介在され、該台紙には前記窓部と対応する位置に連通孔が形成され、前記収容部又は前記収納空間部に収納された立体物を、該窓部、連通孔及び前記透明体を通して外部から視認可能であることを特徴とする請求項3〜5のうち、何れか1項に記載の額縁用裏蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7395205B1 (ja) 2022-10-25 2023-12-11 株式会社アルナ 姿勢維持具

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