JP3138177U - ピッチングとフィールディング練習用ネット - Google Patents

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Abstract

【課題】野球・ソフトボール用のピッチング・フィールディング練習用ネット装置において、反射神経や動体視力などを養う真の意味でのピッチング・フィールディング練習を可能にする。
【解決手段】ボールがネットを突き抜けない程度に升目サイズを拡大したネットを2枚、上下の間隔を確保し、2枚の升目が重ならないように斜めにずらして、適度なテンションで方形フレームに巻き付け固定されたネット装置を作成する。
【選択図】図8

Description

本考案は、野球・ソフトボールにおいて、ピッチングとフィールディングの練習を行うためのネット装置の構造に関するものである。
昔の日本では、少年たちが一人で野球の練習をする場合、その相手は壁や塀であった。ボールを壁や塀に投げつけてピッチング練習、その跳ね返ったボールをキャッチしてフィールディングの練習、といった具合である。ところが、近年の日本の生活環境は大きく変化し、近所の壁や塀にボールをぶつけるようなことが、なかなかできなくなってしまった。また、フィールディング練習をする場合は、ノックを打つ人、野手から返されたボールをキャッチしノッカーに渡す人、などが必要であるという人数的な課題もあった。そこで、壁や塀が無くても、一人でも、ピッチングとフィールディングの練習ができるような自立式のネット装置が考案され使用されてきた。
公知技術としては、下記のようなものが上げられる。
特開平11−28264 このネット装置は、フレームと、上方および下方のほぼ長方形の弾性的に展張されたネットとを備えるものであり、ネットの下方部は、垂直面に対して固定された角度で設けられており、ネットの上方部は、その面が、野球、ソフトボール、テニス等のスポーツの練習に便利なように、ボールが選択された角度で戻って来るように、選択された角度設定が可能なように容易に調節することができるというものである。しかしこの装置では、練習する者自身が、設定されたネットの角度によって、どのような軌道でボールが戻ってくるかをある程度予測できるため、反射神経や動体視力などを養う真の守備練習にはならないという致命的欠点があった。
特開平6−79025 このネット装置は、上記の欠点を考慮し、ボールが装置に当たる瞬間までどのような軌道で戻ってくるか分からない構造の装置を考案しているが、受球部の材質を主に木製や金属製としており、全力で投球された野球ボールを木製や金属製のボードで受け止めた場合、その装置にかかる負担は計り知れないものがあり、装置自体をかなり堅牢強固なものに作らねばならないという生産面での大きな課題を抱えている。この考案の解説図からもわかるとおり、受球面はかなり小さなものとせねばならず、実用性から見ても大きな問題である。 また、単なる平面に凹凸をつけるという発想のため、ボールの跳ね戻りがあまりにも無制限で不規則なため、効率的な守備練習という観点からは問題の多いものであった。
考案が解決しようとする課題
上記のような問題点の解決を図るために,下記のような野球・ソフトボール用のピッチング・フィールディング練習用ネット装置が考案された。
このピッチング・フィールディング練習ネット装置は、当たる部分の形状により、前もってボールの跳ね戻る軌道が練習者に分からないようにすることで、ボールがネットから跳ね戻った瞬間に練習者が、ボールの軌道や勢いを察知し反射的に対応することを訓練するものである。ただし、その跳ね返り方というものは、効率的な守備練習という観点から逸脱してはならなく、不規則な跳ね返りにも、ある一定の範囲制限が必要である。
また、ピッチングに集中するため、ボールの跳ね戻りは安定させたいという状況に対応するため、容易に需給ネット面を変更する機能も必要とされる。
課題を解決するための手段
本考案による課題の解決手段を以下に要約する。
課題を解決するために考案されたピッチング・フィールディング練習用ネット装置は、フレーム部とネット部から成り、フレーム部は方形フレーム(図1−A)、サイドフレーム(図1−B)、ベースフレーム(図1−C)及び角度調整フレーム(図1−D)から構成されている。このフレーム部の詳細は(図1)に記されているようなものである。
ネット部は(図1、2、4)に記されたような形状をしており、ボールを不規則に跳ね返りさせることを目的としたフィールディング面(図1−E、図2−E−1、E−2)とボールを規則的に跳ね返りさせることを目的としたピッチング面(図4−F)とから成っている。フィールディング面は2枚のネットから成っており、上面と下面の間隔を確保し、2枚の升目が重ならないように斜めにずらして(図2)、方形フレームにボールを跳ね返すのに十分な張り強度を保って巻き付け固定され、ピッチング面はフィールディング面の反対側にフィールディング面下面と触れ合わないような一定の間隔を置き、同様にボールを跳ね返すのに十分な張り強度を保って巻き付け固定されている。
フィールディング面のネットの升目サイズは、その使用するボールのサイズによっても変わってくるが、その使用するボールがネットを貫通しない程度に最大限に大きく設定されるのが適当である。使用するボールがネットを貫通しない程度に最大限のサイズの升目によって作成された2枚のネットを、上下の間隔を確保し、2枚の升目が重ならないように斜めにずらして、ボールを跳ね返すのに適度なテンションで方形フレームに巻き付け固定されたネットの、上下の升目のどの部分にどのような角度・勢いでボールが当たるかによって、そのボールの跳ね返り方が様々に変わって来ることになる。これがフィールディングネット面が不規則な跳ね返りを作り出すことのできる基本原理である。また、ネット自体が弾性体であるため、かなりの勢いで投げられたボールであっても、その勢いをネット体で十分吸収することができ、広い面積でボールを受け止めて跳ね返すことが可能である。
このネットの弾性は、不規則な跳ね返りをある一定の範囲内に収めるということに大きな力を発揮している。
フレーム部は上記方形フレームの他に、ネットの張られた方形フレームを両サイドから支えて固定するサイドフレーム(図1−B)、その両下端に固定接続され、コの字型に地面に接するように設置されているベースフレーム(図1−C)とサイドフレーム上端とベースフレーム両コーナーとでそれぞれ固定され、長さ調整器具(図1−G)で接続されている角度調整フレーム(図1−D)とから成っている。
方形フレームのサイド部の中心点にネジ固定穴を作成し、サイドフレームの相応する箇所にネジ通し穴を作成して、ネジ1(図1−H)で固定する。また、方形フレームのサイド部の中心点よりも上部の1箇所にネジ固定穴を作成し、サイド部の中心点よりも下部の1箇所に、中心点と上部1箇所のネジ固定穴と等距離の間隔のネジ固定穴を作成する。サイドフレームに方形フレーム上部1箇所のネジ固定穴と相応する箇所にネジ通し穴を作成して、ネジ2(図1−I)で固定する。
ネット装置をフィールディング面からピッチング面に変更したい場合は、ネジ2を外し、ネジ1を若干緩めて、ネジ1を支点として方形フレームを180度回転させ(図−3)、方形フレームの下部ネジ固定穴にサイドフレームの上部ネジ通し穴を合わせ、ネジ2で固定する(図4)。
ピッチング面のネット(図4−F)は1枚のネットからできており、一つ一つの升目サイズは、フィールディング面のネットの升目サイズより小さくできている。
これは、一つ一つの升目のサイズを小さくすることにより、ボールがネットに当たった時、ボールにネットの力が均等に伝わるようになるため、一定の安定した軌道のボールが跳ね返ってくるという原理である。升目サイズは小さければ小さいほど安定した軌道でボールが返ってくるが、小さくし過ぎるとネットの弾力性が失われることやコスト的な問題が出るため、考慮が必要である。こちらの面は、跳ね返るボールの軌道に気を使うことなく投球に集中できることから、ピッチング練習に重点を置いたものである。
角度調整フレーム(図1−D)は、2本のパイプをGの長さ調整器具で繋いだ構造になっている。この部分の長さを変えることにより、ゴロが多くなる跳ね返り(図5)、ライナーが多くなる跳ね返り(図6)、フライが多くなる跳ね返り(図7)などを設定することができる。このことにより、全くどこに跳ね返ってくるか分からないボールに対して漠然とフィールディング練習をするのではなく、ピッチャーのバント処理練習、内野ゴロのフィールディング練習、ポップフライのフィールディング練習といった具合に、練習項目を絞り込んだ、より効率的な練習をすることが可能である。
ボールの跳ね返りのばらつく範囲は左は1塁線上付近から右は3塁線上付近が望ましい。
考案の効果
本考案によって作成されたピッチング・フィールディング練習用ネット装置を使用して投手がピッチング・フィールディング練習を行うという、この装置の最も有効な使用形態の様子を例として下記に述べ、その効果を描写する。
まず、ピッチング・フィールディング練習用ネット装置をホームベースと想定される位置に設置する。そして、ゴロ、ライナー、フライと、どのような球種の跳ね返りの多い守備練習がしたいかを決めて、角度調整フレームの長さを設定する。フレームの長さは無段階調整式なので、ちょっとバウンド間隔の長いゴロが多くなるとか、ちょうど目の前でショートバウンドするようなライナーが多くなる、などの調整も可能である。球種を設定した後、投手はマウンドと想定される場所に立ち、ゲームの状況設定を行う。ボールカウント、出塁状況などを決めた後、ネット装置に向かって投球を行う。ネット装置のサイズは、ちょうどバッティングエリア(ストライクゾーンよりも広い、ピッチャーがボールを散らす範囲も含めたエリア)を想定して作られている。
たとえば状況設定は、8回表ノーアウトランナー1塁、得点1対0、ボールカウント1−2、セットポジションから振りかぶって投げたボールは、右バッターの外角高め一杯に入り、ゴロ用に設定されたネット装置に当たって角度が大きく変わり、3塁線上内側を転々と転がる。それを確認した投手は反射的にボールの方向へ走る。素手でボールをつかみ振り向いて矢のような送球を2塁へ! または、9回裏2アウトランナー満塁、得点1対1、ボールカウント2−3、セットポジションから振りかぶって投げたボールは、左バッターのど真ん中、フライ用に設定されたネット装置に当たり角度が大きく変わって、投手前へのポップフライ。それを確認した投手は反射的に前方へダッシュ。ワンバウンドでグラブで捕球し、そのままグラブを振ってバックホーム! という感じである。できれば、実際に送球できる方が望ましいので、その場合は、ベースの裏側にボールを集球できる、バッティング用の集球ネットなどがあると良いと思う。
従来の守備練習というのは、ノックをする人、野手からの返球をキャッチしノッカーにボールを渡す人、と最低3人いなければできないものであったが、このピッチング・フィールディング練習用ネット装置の考案によって、一人で限られた省スペースでも、バラエティーに富んだ跳ね返りのボールを捌く練習ができるようになったわけである。
図1はフレームの全体構成とフィールディング用ネット面を正面に向けた場合を示す全体図。
図2はフィールディング用ネットの2重構造を説明する拡大図。
図3は方形フレームを回転させることによりフィールディング面とピッチング面を変更する様子を描いた説明図。
図4はピッチング面を正面に向けた場合を示す全体図。
図5はゴロを中心としたボールの跳ね返りを想定したネット角度設定を説明する斜視図。
図6はライナーを中心としたボールの跳ね返りを想定したネット角度設定を説明する斜視図。
図7はフライを中心としたボールの跳ね返りを想定したネット角度設定を説明する斜視図。
図8は本考案のピッチング・フィールディング練習用ネット装置を使用してフィールディング練習をしているイメージ図。
符号の説明
A 方形フレーム
B サイドフレーム
C ベースフレーム
D 角度調整フレーム
E フィールディング用ネット
F ピッチング用ネット
G 長さ調整器具
H ネジ1
I ネジ2

Claims (3)

  1. ネットの一つ一つの升目サイズを、その使用するボールがネット体を貫通しない程度に最大限に大きく設定されたネット体で、その升目サイズが同等のもの2枚を使用し、上下2枚の間隔をあけ、2枚の升目同士が重ならないように斜めにずらした状態で、方形のフレームにそれぞれのネットの対応する4辺を巻きつけ固定した方形フレーム部と、その方形フレームを両サイドから支える役割のサイドフレーム、地面に設置させる役割のベースフレーム、地面に対して設置角度を変えたりする役割の角度調整フレームとを備えたことを特徴とする、野球・ソフトボール用ピッチング・フィールディング練習用ネット装置。
  2. 方形フレームのサイド部の中心点にネジ固定穴を作成し、サイドフレームの相応する箇所にネジ通し穴を作成して、ネジ1で固定し、また方形フレームのサイド部の中心点よりも上部の1箇所にネジ固定穴を作成し、サイド部の中心点よりも下部の1箇所に、中心点と上部1箇所のネジ固定穴と等距離の間隔のネジ固定穴を作成し、サイドフレームの方形フレーム上部1箇所のネジ固定穴と相応する箇所にネジ通し穴を作成して、ネジ2で固定することを特徴とする、請求項1記載の野球・ソフトボール用ピッチング・フィールディング練習用ネット装置。
  3. サイドフレーム上端とベースフレーム両コーナー部とでそれぞれ固定された2本のパイプを長さ調整器具で接続させた角度調整フレームによってなされる、方形フレームの地面に対する角度調整機能を特徴とする、請求項1又は請求項2記載の野球・ソフトボール用ピッチング・フィールディング練習用ネット装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6402293B1 (ja) * 2017-08-23 2018-10-10 良三郎 南川 打撃練習用具

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