JP3138065B2 - 輸液装置における気泡検知器のサンプリング方法 - Google Patents

輸液装置における気泡検知器のサンプリング方法

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JP3138065B2
JP3138065B2 JP04185033A JP18503392A JP3138065B2 JP 3138065 B2 JP3138065 B2 JP 3138065B2 JP 04185033 A JP04185033 A JP 04185033A JP 18503392 A JP18503392 A JP 18503392A JP 3138065 B2 JP3138065 B2 JP 3138065B2
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/36Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests with means for eliminating or preventing injection or infusion of air into body
    • A61M5/365Air detectors

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、輸液装置における気
泡検知器のサンプリング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】輸液装置は通常、輸液チューブ内を流れ
る薬液中に含まれる気泡を検知する気泡検知器を備え、
この気泡検知器の出力信号をサンプリングすることによ
り気泡の大きさ等を検知するようになっている。一方、
上記薬液は一般に図6に示すような輸液機構60により
輸液チューブ61内を輸送される。すなわち、この輸液
機構60は、図示しないステッピングモータによって回
転駆動されるシャフト62に順次位相をずらして嵌合さ
れたn枚のカム63(1),63(2),…,63(n)の各に
対して、先端64aがカム63の回転によって輸液チュ
ーブ61と直角な方向に移動するフィンガ64を設け
て、上記フィンガ64(1),64(2),…,64(n)によ
って輸液チューブ61を上から下へ順次押圧することに
よって輸液チューブ61内の薬液を輸送するようになっ
ている。この場合、最上段のフィンガ64(1)で輸液チ
ューブ61を押圧してから最下段のフィンガ64(n)で
輸液チューブ61を押圧するまでの期間は薬液が流れる
が、最下段のフィンガ64(n)が輸液チューブ61を押
圧してから最上段のフィンガ64(1)で輸液チューブ6
1を押圧するまでの間は、フィンガ64(n)が押圧して
いる箇所の上下の圧力差により、輸液チューブ61内の
薬液の流れが停止する。従来のサンプリング方法では、
薬液が流れている期間(以下、ライブバンド期間という)
と、薬液の流れが停止している期間(以下、デッドバン
ド期間という)を考慮せずに、タイマー等によりサンプ
リング期間の全期間を等間隔で気泡検知器の出力信号の
サンプリングを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、デッドバン
ド期間に気泡検知器の出力信号のサンプリングを行って
も、薬液は流れていないので出力信号の変化はなく、サ
ンプリングが無駄になるという問題がある。また、デッ
ドバンド期間での気泡検知器のサンプリングは気泡検知
アルゴリズムに悪影響を及ぼし、検知する気泡の大きさ
にバラツキを生じるといった問題がある。例えば、気泡
が気泡検知器を遮る時間によってある一定の大きさの気
泡を検知するアルゴリズムの場合、図4(b)に示すよう
に、気泡が気泡検知器を遮ったときにデッドバンド期間
に入れば、このデッドバンド期間中、気泡が気泡検知器
を遮ったままとなり、この期間に気泡検知器の出力信号
のサンプリングを続けると、気泡の存在を示す出力信号
の持続時間が薬液が流れている場合に比べて長くなり、
検知すべき大きさ以下の気泡も検知してしまうことにな
る。そこで、この発明の目的は、気泡検知器の出力信号
のサンプリングをライブバンド期間のみ行い、デッドバ
ンド期間には行わないようにすることにより、サンプリ
ングの無駄を防止すると共に、検知する気泡の大きさに
バラツキを生じることのない輸液装置における気泡検知
器のサンプリング方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の輸液装置における気泡検知器のサンプリ
ング方法は、輸液チューブの一部を輸液機構により輸液
方向に順次押圧することを繰り返して上記輸液チューブ
内の薬液を輸送するようにした輸液装置における上記薬
液中に含まれる気泡を検知する気泡検知器の出力信号を
サンプリングする方法であって、上記気泡検知器の出力
信号のサンプリングを、上記輸液機構が上記輸液チュー
ブの一部の最上位箇所を押圧してからその最下位箇所を
押圧するまでの期間のみ行い、その最下位箇所を押圧し
てから次にその最上位箇所を押圧するまでの期間は行わ
ないようにしたことを特徴としている。また、上記輸液
機構は、ステップモータの回転をカムを通して複数のフ
ィンガ部材の直線運動に変換し、このフィンガ部材によ
って順次上記輸液チューブを押圧し、上記気泡検知器が
出力信号をサンプリングする期間とサンプリングしない
期間とを、上記ステップモータを回転させるモータパル
スの数に基づいて設定するのが望ましい。また、上記輸
液機構は、ステップモータの回転をカムを通して複数の
フィンガ部材の直線運動に変換し、このフィンガ部材に
よって順次上記輸液チューブを押圧し、上記ステップモ
ータのシャフトに、周縁部に複数のスリットを有する円
板を同軸に取り付け、この円板の回転角を所定のセンサ
によって上記スリットの通過回数によって検出し、上記
気泡検知器が出力信号をサンプリングする期間とサンプ
リングしない期間とを、上記センサが検出した上記スリ
ットの通過回数に基づいて設定するのが望ましい。
【0005】
【作用】気泡検知器の出力信号のサンプリングを、輸液
機構が輸液チューブの一部の最上位箇所を押圧してから
その最下位箇所を押圧するまでの期間のみ行い、その最
下位箇所を押圧してから次にその最上位箇所を押圧する
までの期間は行わないようにする。従って、実際に薬液
が輸液チューブ内を流れている間だけ気泡検知器の出力
信号をサンプリングすることになり、サンプリングに無
駄がなく、検知する気泡の大きさにバラツキを生じるこ
とがない。また、上記輸液機構は、ステップモータの回
転をカムを通して複数のフィンガ部材の直線運動に変換
し、このフィンガ部材によって順次上記輸液チューブを
押圧し、上記気泡検知器が出力信号をサンプリングする
期間とサンプリングしない期間とを、上記ステップモー
タを回転させるモータパルスの数に基づいて設定する場
合、上記サンプリングする期間とサンプリングしない期
間とが簡単に設定される。また、上記輸液機構は、ステ
ップモータの回転をカムを通して複数のフィンガ部材の
直線運動に変換し、このフィンガ部材によって順次上記
輸液チューブを押圧し、上記ステップモータのシャフト
に、周縁部に複数のスリットを有する円板を同軸に取り
付け、この円板の回転角を所定のセンサによって上記ス
リットの通過回数によって検出し、上記気泡検知器が出
力信号をサンプリングする期間とサンプリングしない期
間とを、上記センサが検出した上記スリットの通過回数
に基づいて設定する場合、上記サンプリングする期間と
サンプリングしない期間とが簡単に設定される。
【0006】
【実施例】以下、この発明の輸液装置を実施例により詳
細に説明する。図1はこの発明の一実施例の輸液注入ポ
ンプ装置の概略ブロック構成を示している。この輸液注
入ポンプ装置は、CPU(中央演算処理部)1と、ROM
(リード・オンリ・メモリ)3と、RAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)2を備えている。上記CPU1は装置
の動作制御全般を司り、RAM2はCPU1の演算処理
に使用される各種データを一時的に記憶する。ROM3
はCPU1を動作させるプログラムを記憶している。ま
た、同図中に示す警報/警告表示器4は、後述する各検
出器が検出した信号をCPU1を介して受けて、これに
よりすべての警報および警告メッセージを表示する。電
源回路5は、装置のすべての回路部に電圧,電流を供給
する。動作ランプ6は、輸液動作中に装置が警報/警告
の各状態にあることを示す。プログラミング表示器7
は、装置に入力された輸液量,輸液予定量,輸液累積値な
どの輸液に関するプログラム情報を表示する。警報/警
告音用ブザー駆動回路8は、装置が警報/警告状態に入
ったとき所定のブザーにブザー音を発生させて、医師,
看護婦などに知らせる。また、ポンプ駆動部10は、ス
テッピングモータを含み、このモータの回転によって図
2に示す輸液機構60を駆動する。モータ駆動回路9
は、CPU1が出力するモータパルス信号に応じて上記
ステッピングモータを駆動する。モータ回転検出回路1
1は、上記ステッピングモータの回転量(送液量に対応
する)を検出してCPU1へ知らせる。気泡検知器13
は、輸液チューブ61内の気泡の有無を検出する。A/
D変換器12は、気泡検出レベル,電池電圧レベルなど
のアナログ信号をデジタル信号に変換してCPU1に出
力する。ドア開放検出回路15は、装置のドアが開放状
態になったかどうかを検出する。上流閉塞検出回路16
は、薬液バッグと輸液ポンプとの間の異常(例えば、フ
ィルタの目詰まりなど)による圧力低下を検出する。下
流閉塞検出回路17は、輸液ポンプと患者との間の異常
(例えば、輸液チューブ閉塞など)による圧力上昇を検出
する。キーパネル18は、輸液量と輸液予定量を入力す
る数値キーと、入力を補助する制御キーと、輸液を開始
させるスタートキーと、輸液を停止させるストップキー
と、輸液累積値などを表示させる呼び出しキーとを有し
おり、操作者はこれらのキーを操作することによってこ
の装置を動作させることができる。パネルロックスイッ
チ19は、パネルキーと電源キーを入力禁止状態にする
スイッチであり、医師または看護婦以外のものによって
みだりにこの装置が操作されないように設定することが
できる。時計20は、ポンプ駆動時間の累積やアラーム
の発生時刻等の時計として使用される。電源スイッチ2
4は、上記電源回路5のオン,オフを行うスイッチであ
る。
【0007】この例では、上記RAM2には、CPU1
がモータ駆動回路9に出力したモータパルス数をカウン
トするモータステップ数mが設定されている。ROM3
には、デッドバンド期間が始まるしきい値モータステッ
プ数(デッドバンド期間始まり)M0と、デッドバンド期
間が終わるしきい値モータステップ数(デッドバンド期
間終わり)M1とが格納されている。
【0008】図2に示すように、この装置の輸液機構6
0は、ポンプ駆動部(ステッピングモータ)10によって
回転駆動されるシャフト62と、このシャフト62に順
次位相をずらして嵌合されたn枚のカム63(1),63
(2),…,63(n)と、これらのカムの回転によってシャ
フト62と直角な方向に移動するフィンガ64(1),6
4(2),…,64(n)を有している(なお、簡単のため、図
6に示したものと同一の構成部品は同一符号で表してい
る。)。そして、上記フィンガ64(1),64(2),…,6
4(n)の各先端64a(1),64a(2),…,64a(n)によ
って輸液チューブ61を上から下へ順次押圧することに
よって、輸液チューブ61内の薬液を輸送するようにな
っている。同図に示すように、シャフト62にはスリッ
ト円板65が取り付けられている。このスリット円板6
5の周縁部は、発光素子67と受光素子68とを断面コ
の字状のケースに対向させてなるセンサ66(図1に示
したモータ回転検出回路11に含まれる)に嵌合してい
る。図3に示すように、スリット円板65の周縁部に
は、24個のスリット75,75,…が等間隔に配列され
ている。ただし、1つのスリット76は他のスリット7
5,75,…よりも幅広く設定されている。また、スリッ
ト円板65の基準点を定めるために、スリット76に隣
接するスリット75の根元に基準スリット77が設けら
れている。したがって、上記センサ66は、スリット円
板65のスリット75,76および基準スリット77を
通過した光を検出して、光検出信号をCPU1へ出力す
る。なお、この例では、デッドバンド期間は、図中に
「デッドバンド期間」として矢印で範囲を示した領域(ス
リット8個分)に対応している。
【0009】上記CPU1はパルス信号により、モータ
駆動回路9を介して、ポンプ駆動部10のステッピング
モータを駆動する。このステッピングモータの回転によ
り、図2に示すシャフト62が回転し、従来例のところ
で述べたようにフィンガ64(1),64(2),…,64
(n)が順に輸液チューブ61を押圧して輸液チューブ6
1内の薬液を輸送する。そして、ライブバンド期間とデ
ッドバンド期間が交互に繰り返される。モータ回転検出
回路11は、ステッピングモータが所定の回転位置にき
たとき、つまり、上記センサ66がスリット円板65の
基準スリット77を通る光を検出したときに、CPU1
に割り込み信号を出力する。CPU1は、ポンプ駆動部
10に出力したパルスの数よりライブバンド期間かデッ
ドバンド期間かを判断し、ライブバンド期間であれば等
時間間隔で気泡検知器13の出力信号のサンプリングを
行い、そのサンプリングによりある一定の大きさ以上の
気泡を検知する。
【0010】図4(b)は気泡81が気泡検知器13を遮
ったときにデッドバンド期間に入った状態を示し、デッ
ドバンド期間内のt時間後においても気泡81が気泡検
知器13を遮ったままである。従って、このデッドバン
ド期間に気泡検知器13の出力信号のサンプリングを続
けると、検知すべき大きさ以下の気泡も検知することに
なる。図4(a)はライブバンド期間において、気泡81
が気泡検知器13を遮ってからt時間後に気泡検知器1
3をパスする状態を示す。このライブバンド期間に気泡
検知器の出力信号のサンプリングを行うことにより検知
すべき大きさの気泡を正確に検知できる。
【0011】図5は上記CPU1のサンプリング動作を
示すフローチャートである。CPU1は、モータ回転検
出回路11から割り込み信号を受けたとき、同図(b)に
示す割り込み1を実行する。すなわち、RAM2内のモ
ータステップ数mを初期化(クリア)して0にする(ステッ
プS101)。また、CPU1は、モータ駆動回路9に
パルスを出力するタイミングがきたとき、同図(c)に示
す割り込み2を実行する。すなわち、モータステップ数
mを+1して(ステップS201)、モータ駆動回路9に
パルスを出力する(ステップS202)。上記割り込み処
理以外では、CPU1は、まず、モータが回転している
かどうかを判定する(ステップS1)。モータが回転して
いれば、ステップS2へ進んで、RAM2内のモータス
テップ数mとROM3内のデッドバンド期間始まりM0
の大きさを比較する。このとき、モータステップ数mが
デッドバンド期間始まりM0よりも小さい(モータがライ
ブバンド期間にある)ときは、ステップS4へ進む。モ
ータステップ数mがデッドバンド期間始まりM0以上の値
であるときは、さらに、上記モータステップ数mとRO
M3内のデッドバンド期間終わりM1とを比較する(ステ
ップS3)。ここで、モータステップ数mがデッドバンド
期間終わりM1以下の値である(モータがデッドバンド期
間にある)ときは、気泡検知器13のサンプリングを行
わず、この一連の気泡検知処理を一旦終了する。モータ
ステップ数mがデッドバンド期間終わりM1を超える値で
ある(モータがライブバンド期間にある)ときは、ステッ
プS4へ進む。ステップS4では、時刻がサンプリング
・タイミングであるか否かを判断する。サンプリング・
タイミングでないときは、気泡検知処理を一旦終了す
る。一方、サンプリング・タイミングであるときは、C
PU1により気泡検知器13の出力信号のサンプリング
を行って(ステップS5)、輸液チューブ61内に気泡が
存在するかどうかを判定する。ここで、輸液チューブ6
1内に気泡が存在すると判定したときは、モータを停止
し、警報/警告表示器4,動作ランプ6および警報/警
告ブザー8によって、使用者に対して輸液チューブ61
内に気泡が存在することを知らせる(ステップS7)。輸
液チューブ61内に気泡が存在しないと判定したとき
は、気泡検知処理を一旦終了する。このように、ライブ
バンド期間かデッドバンド期間かを判断してライブバン
ド期間のみ気泡検知器13の出力信号のサンプリングを
行って一定の大きさの気泡を検知するようにしているの
で、無駄なサンプリングを行うことがなく、また、検知
する気泡の大きさにバラツキを生じることもない。
【0012】なお、この実施例では、CPU1から出力
されるモータパルス数mとROM3内の基準値M0,M1
を比較することによって、ライブバンド期間とデッドバ
ンド期間とを判定するようにしたが、これに限られるも
のではない。例えば、図3に示したスリット円板65の
スリット75,75,…がセンサ66を通過する回数と上
記基準値M0,M1とに基づいて判定するようにしても良
い。
【0013】また、上記実施例では、上記CPU1は気
泡検知器13の出力信号のサンプリングにより一定の大
きさ以上の気泡を検知するようにしたが、一定の大きさ
以上の気泡の単位時間当たりの数をカウントすることも
できる。
【0014】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の輸
液装置における気泡検知器のサンプリング方法は、気泡
検知器の出力信号のサンプリングを、輸液機構が輸液チ
ューブの一部の最上位箇所を押圧してからその最下位箇
所を押圧するまでの期間のみ行い、その最下位箇所を押
圧してから次にその最上位箇所を押圧するまでの期間は
行わないようにしているので、実際に薬液が輸液チュー
ブ内を流れている間だけ気泡検知器の出力信号をサンプ
リングすることができる。したがって、サンプリングの
無駄をなくすことができ、検知する気泡の大きさにバラ
ツキを生じるのを防止することができる。また、上記輸
液機構は、ステップモータの回転をカムを通して複数の
フィンガ部材の直線運動に変換し、このフィンガ部材に
よって順次上記輸液チューブを押圧し、上記気泡検知器
が出力信号をサンプリングする期間とサンプリングしな
い期間とを、上記ステップモータを回転させるモータパ
ルスの数に基づいて設定する場合、上記サンプリングす
る期間とサンプリングしない期間とを簡単に設定するこ
とができる。また、上記輸液機構は、ステップモータの
回転をカムを通して複数のフィンガ部材の直線運動に変
換し、このフィンガ部材によって順次上記輸液チューブ
を押圧し、上記ステップモータのシャフトに、周縁部に
複数のスリットを有する円板を同軸に取り付け、この円
板の回転角を所定のセンサによって上記スリットの通過
回数によって検出し、上記気泡検知器が出力信号をサン
プリングする期間とサンプリングしない期間とを、上記
センサが検出した上記スリットの通過回数に基づいて設
定する場合、上記サンプリングする期間とサンプリング
しない期間とを簡単に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例のサンプリング方法を用
いた輸液注入ポンプ装置の概略ブロック構成を示す図で
ある。
【図2】 上記輸液注入ポンプ装置の輸液機構を示す図
である。
【図3】 上記輸液注入ポンプ装置のスリット円板を示
す図である。
【図4】 デッドバンド期間とライブバンド期間におけ
る気泡の検知を説明する図である。
【図5】 上記輸液注入ポンプ装置のCPUのサンプリ
ング動作を示すフローチャートである。
【図6】 一般的な輸液機構を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 警報/警
告表示器 5 電源回路 6 動作ラン
プ 7 プログラミング表示器 8 警報/警告音用ブザー駆動回路 9 モータ駆動回路 10 ポンプ
駆動部 11 モータ回転検出回路 12 A/D
変換器 13 気泡検知器 14 電池電
圧検出回路 15 ドア開放検出回路 16 上流閉
塞検出器 17 下流閉塞検出器 18 キーパ
ネル 19 パネルロックスイッチ 20 時計 24 電源スイッチ 60 輸液機
構 61 輸液チューブ 62 シャフ
ト 63(1),63(2),…,63(n) カム 64(1),64(2),…,64(n) フィンガ 65 スリット円板 66 センサ 67 発光素子 68 受光素
子 81 気泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 暁宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 トーマス・カラグァン アメリカ合衆国60102イリノイ州アルゴ ンキン、グレーシャー・パークウェイ 1381番 (56)参考文献 特開 平2−168962(JP,A) 特開 昭63−252163(JP,A) 特開 昭63−230174(JP,A) 特開 平3−4873(JP,A) 特開 平4−235342(JP,A) 特表 平4−505412(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 5/00 333 A61M 1/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸液チューブの一部を輸液機構により輸
    液方向に順次押圧することを繰り返して上記輸液チュー
    ブ内の薬液を輸送するようにした輸液装置における上記
    薬液中に含まれる気泡を検知する気泡検知器の出力信号
    をサンプリングする方法であって、 上記気泡検知器の出力信号のサンプリングを、上記輸液
    機構が上記輸液チューブの一部の最上位箇所を押圧して
    からその最下位箇所を押圧するまでの期間のみ行い、そ
    の最下位箇所を押圧してから次にその最上位箇所を押圧
    するまでの期間は行わないようにしたことを特徴とする
    輸液装置における気泡検知器のサンプリング方法。
  2. 【請求項2】 上記輸液機構は、ステップモータの回転
    をカムを通して複数のフィンガ部材の直線運動に変換
    し、このフィンガ部材によって順次上記輸液チューブを
    押圧し、 上記気泡検知器が出力信号をサンプリングする期間とサ
    ンプリングしない期間とを、上記ステップモータを回転
    させるモータパルスの数に基づいて設定することを特徴
    とする請求項1に記載の輸液装置における気泡検知器の
    サンプリング方法。
  3. 【請求項3】 上記輸液機構は、ステップモータの回転
    をカムを通して複数のフィンガ部材の直線運動に変換
    し、このフィンガ部材によって順次上記輸液チューブを
    押圧し、 上記ステップモータのシャフトに、周縁部に複数のスリ
    ットを有する円板を同軸に取り付け、この円板の回転角
    を所定のセンサによって上記スリットの通過回数によっ
    て検出し、 上記気泡検知器が出力信号をサンプリングする期間とサ
    ンプリングしない期間とを、上記センサが検出した上記
    スリットの通過回数に基づいて設定することを特徴とす
    る請求項1に記載の輸液装置における気泡検知器のサン
    プリング方法。
JP04185033A 1991-09-04 1992-07-13 輸液装置における気泡検知器のサンプリング方法 Expired - Fee Related JP3138065B2 (ja)

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