JP3137872U - アキレス腱装具 - Google Patents
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Abstract
【課題】アキレス腱断裂回復手術後、その機能の健常回復リハビリの初期段階で、そのプログラムを早期に安全且つ機能的に進めることを支援するアキレス腱装具の提供。
【解決手段】規制部材位置決部は、上方側支柱板7において下端回転板部6の底屈側に噛み合わせクラッチギャ14を設け、噛み合わせクラッチギャ14の延長端縁部の一方の規制部材固定止部16と他方に回転面接触部18と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部17を形成する。下方側支柱板4において上端回転板部3の底屈側にかみ合わせクラッチギャ14’を設け、かみ合わせクラッチギャ14’の延長端縁部15’の一方の規制部材固定止部16’と他方に回転面接触部18’と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部17’を形成する。
【選択図】図4
【解決手段】規制部材位置決部は、上方側支柱板7において下端回転板部6の底屈側に噛み合わせクラッチギャ14を設け、噛み合わせクラッチギャ14の延長端縁部の一方の規制部材固定止部16と他方に回転面接触部18と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部17を形成する。下方側支柱板4において上端回転板部3の底屈側にかみ合わせクラッチギャ14’を設け、かみ合わせクラッチギャ14’の延長端縁部15’の一方の規制部材固定止部16’と他方に回転面接触部18’と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部17’を形成する。
【選択図】図4
Description
本考案は、アキレス腱断裂による回復手術後のアキレス腱の機能を健常に回復するリハビリプログラムにおいて使用して、リハビルの初期段階のギブス固定時を経過した後、早期リハビリプログラムを安全且つ機能的に進めることを支援するアキレス腱装具に関するものである。
アキレス腱断裂はスポーツ外傷としてよく知られている。この外傷の治療としては手術療法と保存療法があり、いずれも治癒することが知られている。しかし、保存療法は手術療法よりも回復時間がかかり、早期に復帰しなければならないプロスポーツ選手やハイレベルのアマチュア選手などにとっては手術療法を選択する傾向が高い。
従来の手術療法はある種普遍化した方法が採用されていたが、内山英司医師は、腱の断絶をつなぐ際に、断裂した線維が本来の方向に整えられるようにし、角度を測って腱の長さを調節した上で縫い合わせる方法を考案した。
この方法は、固定力が増し、断端が結節状にならないため癒着が起こりにくいという特徴を有している。そのため、従来の手術方法より治療期間の短縮が可能となっている。
その治療効果を高めるため、本件考案の考案者は同医師の協力を得て、治療期間中に足関節装具を装着することにより、患部の保護時期のばらつきを少なくし、外部圧力による刺激を和らげ、保護期間を短縮することができる本件考案のアキレス腱装具を創作した。
従来の手術療法はある種普遍化した方法が採用されていたが、内山英司医師は、腱の断絶をつなぐ際に、断裂した線維が本来の方向に整えられるようにし、角度を測って腱の長さを調節した上で縫い合わせる方法を考案した。
この方法は、固定力が増し、断端が結節状にならないため癒着が起こりにくいという特徴を有している。そのため、従来の手術方法より治療期間の短縮が可能となっている。
その治療効果を高めるため、本件考案の考案者は同医師の協力を得て、治療期間中に足関節装具を装着することにより、患部の保護時期のばらつきを少なくし、外部圧力による刺激を和らげ、保護期間を短縮することができる本件考案のアキレス腱装具を創作した。
内山式治療法は、腱の断絶をつなぐ際に、断裂した線維が本来の方向に整えられるようにし、角度を測って長さを調整したうえで縫い合わせるため、固定力が増し、断端が結節状にならないように治療するため癒着も少なくて済み治癒期間も短縮できる治療法であり、本考案はこの治療法の効果をさらに支援するものである。
手術後は、足関節底屈位でのギブス固定を12日間行い、その期間中に軽度底屈位で、ヒール付きギブス固定に変更し全負荷歩行のリハビリを開始する。全荷重歩行が可能となったことを確認できた後、手術後12日間で本件考案のアキレス腱装具を装着する。
通常、垂直方向と並行な姿勢の脚に対して直交する水平方向と並行に足が位置する状態を通常状態とし、この状態から踝を中心として足を上方に持ち上げる場合を背屈といい、前記通常状態から下方に足を下げる場合を底屈という。
本件考案は、リハビリの回復状態が進行するにつれて底屈角度を固定とし、背屈側の角度を制限するため角度設定を回転角度規制部材を用いて行なうものである。
本件考案のアキレス腱装具に変更した後、足関節可動域訓練を開始する。足関節可動域訓練は、足関節が硬くならないための訓練として、足先を背屈側や底屈側に少しづつ動かす訓練から始まり、脚を揃えた裸足歩行、階段歩行訓練、ふくらはぎ筋肉の鍛錬の初期段階訓練で行なわれ、固定自転車回転訓練、積極的な裸足歩行訓練、背伸び訓練、階段交互歩行訓練、片足背伸び訓練などの段階に進むとほとんど本装具を利用する必要が少なくなる。
手術後は、足関節底屈位でのギブス固定を12日間行い、その期間中に軽度底屈位で、ヒール付きギブス固定に変更し全負荷歩行のリハビリを開始する。全荷重歩行が可能となったことを確認できた後、手術後12日間で本件考案のアキレス腱装具を装着する。
通常、垂直方向と並行な姿勢の脚に対して直交する水平方向と並行に足が位置する状態を通常状態とし、この状態から踝を中心として足を上方に持ち上げる場合を背屈といい、前記通常状態から下方に足を下げる場合を底屈という。
本件考案は、リハビリの回復状態が進行するにつれて底屈角度を固定とし、背屈側の角度を制限するため角度設定を回転角度規制部材を用いて行なうものである。
本件考案のアキレス腱装具に変更した後、足関節可動域訓練を開始する。足関節可動域訓練は、足関節が硬くならないための訓練として、足先を背屈側や底屈側に少しづつ動かす訓練から始まり、脚を揃えた裸足歩行、階段歩行訓練、ふくらはぎ筋肉の鍛錬の初期段階訓練で行なわれ、固定自転車回転訓練、積極的な裸足歩行訓練、背伸び訓練、階段交互歩行訓練、片足背伸び訓練などの段階に進むとほとんど本装具を利用する必要が少なくなる。
従来、足装具としては、図1(a)(b)(c)に図示した足の回転負荷設定手段を有する関節補装具や、ダイヤル足継手を用いたアルミ合金支柱、短下肢装具が提案されている。
しかしながら、これらの継手はすべて一軸を中心とした回転式継手として構成されている。アキレス腱断裂の回復治療に用いられる足装具において、従来の足回転負荷設定手段を継手に採用するものは一軸の回転式継手のために、歩行時に地面に足先を引っ掛けて躓いたとき、強い衝撃が発生しこれをスムーズに吸収できないため非常に強い不快感を与えていた。これらの技術は底屈側に回転する運動を規制するものである。
しかしながら、これらの継手はすべて一軸を中心とした回転式継手として構成されている。アキレス腱断裂の回復治療に用いられる足装具において、従来の足回転負荷設定手段を継手に採用するものは一軸の回転式継手のために、歩行時に地面に足先を引っ掛けて躓いたとき、強い衝撃が発生しこれをスムーズに吸収できないため非常に強い不快感を与えていた。これらの技術は底屈側に回転する運動を規制するものである。
本考案の考案者は本考案を試作中に、試作品を利用したアキレス腱断裂治療
の治療法について、雑誌MEDICAL VIEW2004年2月1日「スポーツ整形外科
の手術」、株式会社メジカルビュー社発行、「内山英司著「アキレス腱断裂の手
術療法」225頁」と題する記事で外観を紹介したが、本考案の内部構造につい
ては開示しなかった。
図2は記事で開示された外観を示した。図2(a)は、本装具の全体外観
の斜視図である。図2(b)は、本装具を装着した状態を示す図である。
の治療法について、雑誌MEDICAL VIEW2004年2月1日「スポーツ整形外科
の手術」、株式会社メジカルビュー社発行、「内山英司著「アキレス腱断裂の手
術療法」225頁」と題する記事で外観を紹介したが、本考案の内部構造につい
ては開示しなかった。
図2は記事で開示された外観を示した。図2(a)は、本装具の全体外観
の斜視図である。図2(b)は、本装具を装着した状態を示す図である。
初期段階の足関節可動域訓練を行なった後において、可動域を確保しつつ、更なる回復を目指すために、足背屈側と足底屈側の可動域範囲が各段階ごとに確実に確保できるように支援する必要がある。
本考案は、このような、足関節可動域訓練の回復の各段階ごとに、背屈制限部材と底屈制限部材を所定の回転角度を設定し、可動域範囲を固定することができるアキレス腱足装具である。
本考案は、歩行時に地面等に足先を引っ掛けて躓いたり、踵に強い衝撃を受けた場合等に、治療部位に強い衝撃が伝わったとしても、これをスムーズに吸収して非常に強い不快感が与えられないように衝撃を吸収して快適なリハビリ訓練を支援することを目的とする。
本考案は、このような、足関節可動域訓練の回復の各段階ごとに、背屈制限部材と底屈制限部材を所定の回転角度を設定し、可動域範囲を固定することができるアキレス腱足装具である。
本考案は、歩行時に地面等に足先を引っ掛けて躓いたり、踵に強い衝撃を受けた場合等に、治療部位に強い衝撃が伝わったとしても、これをスムーズに吸収して非常に強い不快感が与えられないように衝撃を吸収して快適なリハビリ訓練を支援することを目的とする。
本考案の更なる目的は、アキレス腱断裂による回復手術後のアキレス腱の機能を健常に回復するリハビリプログラムにおいて、使用するもので、リハビルの初期段階のギブス固定時を経過した後、手術後12日目に装着し、早期リハビリプログラムを安全且つ機能的に進めることを支援するアキレス腱装具を提供することである。
本考案の更なる目的は、固定ギブス治療から足装具装着治療に移行する際に、
アキレス腱患部が縫合されたばかりの間際であるために足装具における足底板型部の踵収納部に踵を収納する際に、アキレス腱患部にきわめて強い激痛が走るときに、この痛みを緩和することである。
アキレス腱患部が縫合されたばかりの間際であるために足装具における足底板型部の踵収納部に踵を収納する際に、アキレス腱患部にきわめて強い激痛が走るときに、この痛みを緩和することである。
解決しようとする問題点は、アキレス腱断裂事故による回復手術後のアキレス腱の機能を健常に回復するリハビリプログラムにおいて、前記した点問題を解消する治療部位に悪影響をもたらさず、最小限にその維持ができる状態を確保してアキレス腱の回復を支援するアキレス腱装具を提供することを目的とする点である。
足底部と前記足底部に固定した一対の支柱板であって、各支柱板は前記支柱板の回転軸位置に軸孔を成形した上端回転板部を有する下方側支柱板と、前記支柱板の回転軸位置に軸孔を成形した下端回転板部を有する上方側支柱板を前記各回転板部を上下位置で組合接続する位置に穿設した二つの軸孔を有する内回転板固定部材と外回転板固定部材で前記の二軸孔を介して結合部材で挟持した接続部を構成し、前記接続部の背屈側と底屈側に回転角度を規制する位置決部材を装着自在に位置決めする規制部材位置決部を形成したことを特徴とするアキレス腱装具である。
前記規制部材位置決部は、前記上方側支柱板において前記下端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記下方側支柱板において前記上端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材で前記二軸孔に結合部材を結合し挟持した接続部で両ギャが前記噛み合わせクラッチギャの歯合部で歯車が歯合し組込まれる構造とし、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの側面に規制部材の少なくとも2つの固着用挿通孔をそれぞれ設け、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの内側面に前記挿通孔に対応する通孔を有する背屈側制限規制部材と底屈側制限規制部材に形成した凸部が嵌挿する凹部をそれぞれ形成したことを特徴とするアキレス腱装具である。
前記内回転板固定部材の内側面に形成した凹部は背屈側で少なくともと2つを形成し、底屈側で少なくとも1つを形成し、外回転板固定部材の内側面に前記内回転板固定部材の内側面に形成した凹部と対応して一致する位置に同数の凹部を形成した規制部材固定溝とする構造とし、前記規制部材固定溝の構造に対応した前記背屈側制限規制部材には少なくとも2つの凸部を設け、前記底屈側制限規制部材には少なくとも1つの凸部を設け、前記制限規制部材の凸部を前記規制部材固定溝の凹部に組み込むと共に前記各制限規制部材の挿通孔に挿通した結合部材で結合し、規制角度に応じた一定比率の大きさと形態に形成した数種類のセットの規制部材を交換可能としたことを特徴とするアキレス腱装具である。
前記足底部は足底基板面と、表面に滑り止め突起を複数有する板状の滑止部材と、前記足底基板面から立ち上がり一体成形された囲繞壁面の左右両側に設けた踵収納位置で左右外方に突出した外方突出部を形成した足底基板型部材と、前記囲繞壁面の左右両側に設けた外方突出部に収納される左右収納壁から立ち上がる左右の翼部と足底基板部とを一体成形した空隙形成用部材と、前記空隙形成用部材の上に重ね置きする弾力性がある部材からなる踵収納型部材と、前記足底基板型部材と前記空隙形成用部材と、踵収納型部材を外壁として被覆する外壁被覆部材と、中敷とが下から順次重ね合わせて締結部材と接着部材で接合した構成とし、前記空隙形成用部材の設置位置は後部踵部立上壁よりも稍や前方にづらした位置として踵収納位置の真下に前記空隙形成用部材の厚み分の空室を形成したことを特徴とするアキレス腱装具である。
前記足底部の底面の後方に接着部材を用いて接着部を形成すると共に、適度の弾力性ある芯材を内包する踵載置部材を形成し、前記踵載置部材の平面に接着部面として接着部材を設け、前記踵載置部材が前記足底部底面の接着部と着脱自在に接着して取り付けたことを特徴とするアキレス腱装具である。
本考案は、足底部と前記足底部に固定した一対の支柱板であって、各支柱板は前記支柱板の回転軸位置に軸孔を成形した上端回転板部を有する下方側支柱板と、前記支柱板の回転軸位置に軸孔を成形した下端回転板部を有する上方側支柱板とを前記各回転板部を上下位置で組合接続する位置に穿設した二つの軸孔を有する内回転板固定部材と外回転板固定部材で前記の二軸孔を介して結合部材で挟持した接続部を構成し、前記接続部の背屈側と底屈側に回転角度を規制する位置決部材を装着自在に位置決めする規制部材位置決部を形成し、前記規制部材位置決部は、前記上方側支柱板において前記下端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記下方側支柱板において前記上端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材で前記二軸孔に結合部材を結合し挟持した接続部で両ギャが前記噛み合わせクラッチギャの歯合部で歯車が歯合し組込まれる構造とし、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの側面に規制部材の少なくとも2つの固着用挿通孔をそれぞれ設け、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの内側面に前記挿通孔に対応する通孔を有する背屈側制限規制部材と底屈側制限規制部材に形成した凸部が嵌挿する凹部をそれぞれ形成したから、接続部の二軸孔と締結部材で固定した部分において遊びができ、歩行時に地面等に足先を引っ掛けて躓いたり、踵に強い衝撃を受けた場合等に、治療部位に強い衝撃が伝わったとしても治療部位に衝撃の力が強く伝わらず二軸の接続部の領域で吸収され分散されるから悪影響をもたらさず、最小限に治療部位の維持ができる状態を確保してアキレス腱の回復を支援するアキレス腱装具を提供するという利点がある。
本考案は、前記背屈側制限規制部材と、前記底屈側制限規制部材とは規制角度に応じた一定比率の大きさと形態に形成した数種類のセットからなるから、
治療の進行段階に応じて背屈側の開放角度を調節でき、且つ、前記背屈側制限規制部材と、前記底屈側制限規制部材を何通りでも組合せして使用できるからアキレスか断裂治療の回復段階毎に適切な規制を実施することができる。
治療の進行段階に応じて背屈側の開放角度を調節でき、且つ、前記背屈側制限規制部材と、前記底屈側制限規制部材を何通りでも組合せして使用できるからアキレスか断裂治療の回復段階毎に適切な規制を実施することができる。
固定ギブス治療から足装具装着治療に移行する際に、アキレス腱患部が縫合されたばかりのために、足装具における足底板型部の踵収納部に踵を収納する際に、足骨が直接足底基板部に当たることで生ずる強い衝撃と痛みが発生する。
本考案は、前記足底部は足底基板面と、表面に滑り止め突起を複数有する板状の滑止部材と、前記足底基板面から立ち上がり一体成形された囲繞壁面の左右両側に設けた踵収納位置で左右外方に突出した外方突出部を形成した足底基板型部材と、前記囲繞壁面の左右両側に設けた外方突出部に収納される左右収納壁から立ち上がる左右の翼部と足底基板部とを一体成形した空隙形成用部材と、前記空隙形成用部材の上に重ね置きする弾力性がある部材からなる踵収納型部材と、前記足底基板型部材と前記空隙形成用部材と、踵収納型部材を外壁として被覆する外壁被覆部材と、中敷とが下から順次重ね合わせて締結部材と接着部材で接合した構成とし、前記空隙形成用部材の設置位置は後部踵部立上壁よりも稍や前方にづらした位置として踵収納位置の真下に前記空隙形成用部材の厚み分の空室を形成したから、前記空隙形成用部材の上に重ね置きした弾力性がある部材からなる踵収納型部材が踵で下に押されて踵の収納位置の下に設けられた空室内を上下するクッションの効果が生じ、きわめて強い激痛が走るときに、この痛みを緩和することができる。
本考案は、前記足底部は足底基板面と、表面に滑り止め突起を複数有する板状の滑止部材と、前記足底基板面から立ち上がり一体成形された囲繞壁面の左右両側に設けた踵収納位置で左右外方に突出した外方突出部を形成した足底基板型部材と、前記囲繞壁面の左右両側に設けた外方突出部に収納される左右収納壁から立ち上がる左右の翼部と足底基板部とを一体成形した空隙形成用部材と、前記空隙形成用部材の上に重ね置きする弾力性がある部材からなる踵収納型部材と、前記足底基板型部材と前記空隙形成用部材と、踵収納型部材を外壁として被覆する外壁被覆部材と、中敷とが下から順次重ね合わせて締結部材と接着部材で接合した構成とし、前記空隙形成用部材の設置位置は後部踵部立上壁よりも稍や前方にづらした位置として踵収納位置の真下に前記空隙形成用部材の厚み分の空室を形成したから、前記空隙形成用部材の上に重ね置きした弾力性がある部材からなる踵収納型部材が踵で下に押されて踵の収納位置の下に設けられた空室内を上下するクッションの効果が生じ、きわめて強い激痛が走るときに、この痛みを緩和することができる。
リハビリの初期段階で本装置を装着したとき、低屈側が自然状態で固定されているため、足の背屈側は、背屈角度が−20°前後となっており踵が接地できない。したがって、爪先立ちで歩行することを余儀なくさせられる。この際に、本考案は、前記足底部と、その足底部の底面の後方に接着部を形成し、前記接着部に着脱自在で且つ適度の弾力性ある芯からなる踵載置部材を取り付けたことから、つま先と踵載置部材とで水平がとれ歩行障害を緩和しスムーズに歩行ができる利点がある。
考案を実施するための最良の形態は、足底部と前記足底部に固定した一対の支柱板であって、各支柱板は前記支柱板の回転軸位置に軸孔を成形した上端回転板部を有する下方側支柱板と、前記支柱板の回転軸位置に軸孔を成形した下端回転板部を有する上方側支柱板を前記各回転板部を上下位置で組合接続する位置に穿設した二つの軸孔を有する内回転板固定部材と外回転板固定部材で前記の二軸孔を介して結合部材で挟持した接続部を構成し、前記接続部の背屈側と底屈側に回転角度を規制する位置決部材を装着自在に位置決めする規制部材位置決部を形成し、前記一対の支柱板部材の下方端を足底部の左右端に固着した足装具として製作する。
そして、前記規制部材位置決部は、前記上方側支柱板において前記下端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記下方側支柱板において前記上端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材で前記二軸孔に結合部材を結合し挟持した接続部で両ギャが前記噛み合わせクラッチギャの歯合部で歯車が歯合し組込まれる構造とし、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの側面に規制部材の少なくとも2つの固着用挿通孔をそれぞれ設け、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの内側面に前記挿通孔に対応する通孔を有する背屈側制限規制部材と底屈側制限規制部材に形成した凸部が嵌挿する凹部をそれぞれ形成したことを特徴とするアキレス腱装具とする。
そして、前記規制部材位置決部は、前記上方側支柱板において前記下端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記下方側支柱板において前記上端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材で前記二軸孔に結合部材を結合し挟持した接続部で両ギャが前記噛み合わせクラッチギャの歯合部で歯車が歯合し組込まれる構造とし、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの側面に規制部材の少なくとも2つの固着用挿通孔をそれぞれ設け、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの内側面に前記挿通孔に対応する通孔を有する背屈側制限規制部材と底屈側制限規制部材に形成した凸部が嵌挿する凹部をそれぞれ形成したことを特徴とするアキレス腱装具とする。
考案を実施するためのさらなる最良の形態は、前記足底部は滑止部材と、足底基板型部材と、空隙形成用部材と、踵収納型部材と、外壁被覆部材と、中敷とが下から順次重ねて締結部材と接着部材で結合して構成され、前記空隙形成用部材の設置位置を後部踵部立上壁よりも稍や前方にづらした位置として踵収納位置の真下に前記空隙形成用部材の厚み分の空室を形成し衝撃吸収部位を有するアキレス腱装具である。
考案を実施するためのさらなる最良の形態は、前記足底部の底面の後方に接着部材を用いて接着部を形成すると共に、適度の弾力性ある芯材を内包する踵載置部材を形成し、前記踵載置部材の平面に接着部面として接着部材を設け、前記踵載置部材が前記足底部底面の接着部と着脱自在に接着して取り付けたアキレス腱装具である。
図3は本考案の一実施例のうちで内山式アキレス腱装具を示した図である。これを内山式アキレス腱装具と呼ぶこととする。
図3(a)は、本考案の内山式アキレス腱装具を装着した状態を左足の正面から見た図である。図3(b)は、本考案の内山式アキレス腱装具を装着した状態の左足を側面から見た図である。
図3(a)は、本考案の内山式アキレス腱装具を装着した状態を左足の正面から見た図である。図3(b)は、本考案の内山式アキレス腱装具を装着した状態の左足を側面から見た図である。
本考案を装着する場合には、カフ52を開放しておいた一対の支柱板2を足の両側面に位置するように足の踵部位を本考案アキレス腱装具の足底部の構成部材の一つである踵収納型部材43の踵収納位置に合わせて戴置した後、足の踝の位置に本考案足装具の接続部を合わせて、バンドで足の甲を固定すると共に、カフで足のふくらはぎ上位置を締結する。
本考案の接続部はアキレス腱断裂後の手術治療した後に、本件装具を装着したリハビリにおいて、足の踝を中心とした上下の背屈運動を規制する機構となっている。
図4と図5にしたがって、この機構を説明する。しかして、本考案のアキレス腱装具は、足が収納される足底部の構成部材の一つである足底基板型部材29に固定した一対の支柱板が足を挟んで足の両側がわに垂直に直立する構成となっている。この機構を説明するためには、左右対称であるため、片方のみを取上げて説明する。
図4に図示するように支柱板2の接続部11は、回転軸位置に軸孔5を成形した上端回転板部3を有する下方側支柱板4と、前記支柱板2の回転軸位置に軸孔5’を成形した下端回転板部6を有する上方側支柱板7で構成されている。
前記回転位置は上下の回転板部に形成されたクラッチギャの歯車が歯合する組合せが可能となる位置とする。本件考案の支柱板の素材は、ステンレス、アルミ合金その他の金属の軽量合金や硬質合成樹脂、その他の軽量で堅牢な素材を採用できる。
前記回転位置は上下の回転板部に形成されたクラッチギャの歯車が歯合する組合せが可能となる位置とする。本件考案の支柱板の素材は、ステンレス、アルミ合金その他の金属の軽量合金や硬質合成樹脂、その他の軽量で堅牢な素材を採用できる。
図4に示したように、前記規制部材位置決部13は、前記上方側支柱板7において前記下端回転板部6の底屈側に噛み合わせクラッチギャを14設け、前記噛み合わせクラッチギャ14の延長端縁部の一方の規制部材固定止部16と他方に回転面接触部18と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部17を形成する。
そして、前記下方側支柱板4において前記上端回転板部3の底屈側にかみ合わせクラッチギャ14’を設け、前記かみ合わせクラッチギャ14’の延長端縁部15’の一方の規制部材固定止部16’と他方に回転面接触部18’と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部17’を形成する。
そして、前記下方側支柱板4において前記上端回転板部3の底屈側にかみ合わせクラッチギャ14’を設け、前記かみ合わせクラッチギャ14’の延長端縁部15’の一方の規制部材固定止部16’と他方に回転面接触部18’と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部17’を形成する。
図5は本考案の接続部の分解図である。接続部は、前記内回転板固定部材8の上に、前記前記上方側支柱板7の下端回転板部3の底屈側に形成した噛み合わせクラッチギャ14と前記下方側支柱板4の上端回転板部3の底屈側に形成した噛み合せクラッチギャ14’の歯車の中央端で歯車の山と谷で歯合するように組合せて重ね合わせ、さらに、その上に外回転板固定部材9を重ね合わせる。
次に、図5で図示するように前記各回転板部3、6を上下位置で接続する位置に穿設した二つの軸孔5、5’を有する内回転板固定部材8と外回転板固定部材9で前記の二軸孔5、5′を介してボルトとナット等の結合部材10で挟持して構成する。この構成の結果、前記内回転板固定部材と、背屈側と底屈側に前記接続部11の背屈側で回転角度を規制する位置決部材12と底屈側で回転角度を規制する位置決部材12′を外回転板固定部材9で狭持する構造となり、前記規制部材を装着自在に装着して位置決めする規制部材位置決部13、13’が形成される。
図5に図示したように、少なくとも1つの挿通孔25、25′をそれぞれ設け少なくとも1つの凸部をそれぞれ有する背屈側制限規制部材23と底屈側制限規制部材24を製作する。図5に図示したように、前記内回転板固定部材8の内側面と、外回転板固定部材9の内側面に前記規制部材の凸部20が嵌挿する凹部21をそれぞれ形成し、前記内回転板固定部材8の内側面に形成した凹部21は背屈側で少なくともと2つを形成し、底屈側で少なくとも1つを形成する。さらに、外回転板固定部材9の内側面に前記内回転板固定部材8の内側面に形成した凹部21と対応して一致する位置に同数の凹部21’を形成した規制部材固定溝22の構造を設ける。
図5に図示したように上方側支柱板の下端回転板部の軸孔に袋ナットまたは、スリーブナットなどの結合部材を挿通し、そのナット内に成形された軸孔にボルトを挿入して軸着した結合部材は前記の回転軸となる。この軸を中心として、低屈側は開放されているため、背屈側で下方側支柱板が遥動する。
図6に示したように、前記規制部材固定溝22の構造に対応した前記底屈側制限規制部材24には少なくとも2つの凸部20を設け、前記背屈側制限規制部材23には少なくとも1つの凸部20を設け、前記制限規制部材24、24’の凸部20を前記規制部材固定溝22の凹部21に、前記内回転板固定部材8と、外回転板固定部材9とがボルトとスレーブナットで締結される前に、組み込み前記各制限規制部材24、24’の挿通孔25に挿通したねじで螺合する。
実際の治療において、その回復段階に応じて、背屈側への背屈角度を緩めてゆくために、規制レベルの調整が必要となる。このため、規制部材は、規制角度に応じた一定比率の大きさと形態に形成した数種類のセットの規制部材を提案する。
図6は上方側支柱板と下方側支柱板の背屈側面から見た規制部材が、上方側支柱板と下方側支柱板の底屈側面から見た規制部材が、回転板固定部材の規制部材固定溝に組み込まれた実施例を示した説明図である。
図6a と図6b は垂直な支柱板が前記接続部により前記足底部を背屈側に動いた最大値の位置に移動したとき、その際の上方側支柱板と下方側支柱板に挟まれた規制部材の位置関係を示している。低屈側に大きな遊びがあるために、図6a は低屈側において、規制部材は上方側支柱板と下方側支柱板との間で密着し、図6bは背屈側で開放されているたるため離れていることを示している。
図6a と図6b は垂直な支柱板が前記接続部により前記足底部を背屈側に動いた最大値の位置に移動したとき、その際の上方側支柱板と下方側支柱板に挟まれた規制部材の位置関係を示している。低屈側に大きな遊びがあるために、図6a は低屈側において、規制部材は上方側支柱板と下方側支柱板との間で密着し、図6bは背屈側で開放されているたるため離れていることを示している。
逆に、図6cと図6d は、垂直な支柱板が前記接続部により前記足底部を底屈側に動いた最大値の位置に振れたとき、その際の上方側支柱板と下方側支柱板に挟まれた規制部材の規制最大位置となるときの関係を示している。
低屈側に大きな遊びがあるために、図6c は低屈側において、規制部材は上方側支柱板と下方側支柱板との間で開放され、図6d は規制部材が背屈側で上方側支柱板と下方側支柱板との間で規制されているたるため密着していることを示している。
低屈側に大きな遊びがあるために、図6c は低屈側において、規制部材は上方側支柱板と下方側支柱板との間で開放され、図6d は規制部材が背屈側で上方側支柱板と下方側支柱板との間で規制されているたるため密着していることを示している。
図7に規制部材の一つの代表的な実施例として制限チップを示した。図7(a)は底屈側制限規制部材の一実施例として底屈側チップを図示したものである。2つの凸部と一つの挿通孔が設けられており、2つの凸部の位置と一つの挿通孔に結合部材、たとえば裸子材などで螺着された位置の3地点でしっかりと固定され、且つ、前記規制部材固定溝22に2つの凸部が組み込まれることでさらに移動・変化しない状態を確保する。
図7(b)は背屈制限部材の一実施例として背屈側チップを図示したものである。1つの凸部と一つの挿通孔が設けられており、1つの凸部の位置と一つの挿通孔に結合部材、たとえば裸子材などで螺着された位置の2地点でしっかりと固定され、且つ、前記規制部材固定溝22に1つの凸部が組み込まれることで移動・変化しない状態を確保する。
図7(c)は、背屈制限規制部材の一セットの一実施例として背屈側チップの実施例を図示したものである。規制角度毎に背屈規制が+10、0°−10°、−20°の順に下から上に規制部材の形と大きさが背屈角度の固定に応じて変化する形状とする。通常は、低屈側規制部材を−30°のチップで固定し、背屈側で−20°チップ、−10チップ°、0°チップ、+10チップの順に使用する。
図8は本考案の接続部の制限規制のメカニズムを示す図である。通常、垂直
方向と並行な姿勢の脚に対して直交する水平方向と並行に足が位置する通常状
態から踝を中心として足を上方に持ち上げる場合を背屈といい、図8(a)、
(b)、(c)、(d)は、本考案の足装具の通常状態から踝を中心として足を上
方に持ち上げる開放範囲を制限する角度が−20°、−10°、0°、+10
の順に制限される様子を外回転板固定部材9を取り外した状態で、内回転板固
定部材8の上に下方側支柱板の下端回転板部と上方側支柱板部の上端回転板を
乗せて二軸を介して組み込んだ状態を図示したものである。
方向と並行な姿勢の脚に対して直交する水平方向と並行に足が位置する通常状
態から踝を中心として足を上方に持ち上げる場合を背屈といい、図8(a)、
(b)、(c)、(d)は、本考案の足装具の通常状態から踝を中心として足を上
方に持ち上げる開放範囲を制限する角度が−20°、−10°、0°、+10
の順に制限される様子を外回転板固定部材9を取り外した状態で、内回転板固
定部材8の上に下方側支柱板の下端回転板部と上方側支柱板部の上端回転板を
乗せて二軸を介して組み込んだ状態を図示したものである。
図8は、本考案の接続部の制限規制のメカニズムを示すための外側回転板固定
部材を取り外した図である。
図8aは、背屈側規制が−20°の規制部材を使用された場合の規制領域の動きを示した図である。図8bは、背屈側規制が−10°の規制部材を使用された場合の規制領域の動きを示した図である。図8cは、背屈側規制が0°の規制部材を使用された場合の規制領域の動きを示した図である。 図8dは、背屈側規制が+10°の規制部材を使用された場合の規制領域の動きを示した図である。
部材を取り外した図である。
図8aは、背屈側規制が−20°の規制部材を使用された場合の規制領域の動きを示した図である。図8bは、背屈側規制が−10°の規制部材を使用された場合の規制領域の動きを示した図である。図8cは、背屈側規制が0°の規制部材を使用された場合の規制領域の動きを示した図である。 図8dは、背屈側規制が+10°の規制部材を使用された場合の規制領域の動きを示した図である。
低屈側の規制部材は通常−30°の部材を採択して固定するため、それを底屈側の前記規制部材位置決部13に組み込む。背屈側の規制部材は−20°−10°0°+10°の各規制部材を採用し、それを背屈側の前記規制部材位置決部13′に組み込む。各規制部材のメカニズムは基本的に同じであるから、図aにのみしたがってメカニズムを説明する。
前記上方側支柱板の下端回転板部の底屈側に設けた噛み合わせクラッチギャと、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成した背屈側の前記規制部材位置決部13を構成している。
前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成した底屈側の前記規制部材位置決部13′を構成している。
前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成した底屈側の前記規制部材位置決部13′を構成している。
前記各噛み合わせクラッチギャ14の歯車58はその第一山と谷で歯合し、前記上方側支柱板7の下端回転板部6の軸孔5に挿通した結合部材10で軸支する。この軸を中心として下方側支柱板は運動する。
この運動の自由は、前記内回転板固定部材8と外回転板固定部材9の内側面に形成した2つの背屈側凹部21aと1つの底屈側凹部21bでそれぞれ規制部材固定溝22を有し、これに2つの凸部20を設けた底屈側制限規制部材24と1つの凸部20を設け背屈側規制部材23が前記規制部材固定溝22の凹部21に組み込まれ且つ、前記各制限規制部材の挿通孔25に挿通した結合部材10で結合するから、背屈側への運動が制限される。
さらに、規制部材の左右端部のストップ係止片63が、規制部材固定止部16、17を形成した底屈側と背屈側の前記規制部材位置決部13、13′で確保されるため背屈側への運動がさらに強力に制限される。これによって、設定した背屈運動を制限することができる。
この運動の自由は、前記内回転板固定部材8と外回転板固定部材9の内側面に形成した2つの背屈側凹部21aと1つの底屈側凹部21bでそれぞれ規制部材固定溝22を有し、これに2つの凸部20を設けた底屈側制限規制部材24と1つの凸部20を設け背屈側規制部材23が前記規制部材固定溝22の凹部21に組み込まれ且つ、前記各制限規制部材の挿通孔25に挿通した結合部材10で結合するから、背屈側への運動が制限される。
さらに、規制部材の左右端部のストップ係止片63が、規制部材固定止部16、17を形成した底屈側と背屈側の前記規制部材位置決部13、13′で確保されるため背屈側への運動がさらに強力に制限される。これによって、設定した背屈運動を制限することができる。
図9はこのメカニズムを模式化した図である。底屈側の制限部材が一定の部材を使用した場合でも、背屈側の制限部材の使用により、わずかな変化が生じ、背屈側への運動に制限が加えられることを示している。
低屈側の制限部材は図4や図8で図示されていることから明らかなように、規制部材位置決部13の領域でやや緩やかな範囲を占めているから、上方側支柱板7の移動を容易にするゆとりある遊びが与えられている。
これに対して、背屈側の制限部材は、図4や図8で図示されていることから明らかなように、きわめて狭い領域が与えられている規制部材位置決部13’の領域内で、隙間の少ない範囲を占め、遊びが生じにくい構造に作られている。この構造は背屈側において皆同じ傾向を示している。したがって、この変化は、基本的なメカニズムが皆同じである。
低屈側の制限部材は図4や図8で図示されていることから明らかなように、規制部材位置決部13の領域でやや緩やかな範囲を占めているから、上方側支柱板7の移動を容易にするゆとりある遊びが与えられている。
これに対して、背屈側の制限部材は、図4や図8で図示されていることから明らかなように、きわめて狭い領域が与えられている規制部材位置決部13’の領域内で、隙間の少ない範囲を占め、遊びが生じにくい構造に作られている。この構造は背屈側において皆同じ傾向を示している。したがって、この変化は、基本的なメカニズムが皆同じである。
図10は本考案の足装具を着用した場合の様子を示した図である。アキレス腱断裂後の治療において、初期段階では、背屈側の自由度は手術直後にはアキレス腱は縮み、硬直しているため足の背屈側は−20度に固定されている。これを次第に背屈側に足首が上がるように背屈運動を改善してゆくのである。
図10(a)は、背屈角度が−20°で本考案の足装具を着用した場合の様子を示した図である。背屈角度が−20°以上の場合、アキレス腱は縮み傾向にあり、充分に延ばすことはできない。むやみに延ばすと患部の再発を招きかねない。
したがって、背屈運動を規制するために背屈角度が−20°の規制部材を用いる。
これにより、つま先立ちに近い状態となるため、踵部位に大きな負担がかかる。この問題を解消するために、この段階では、本考案の足底部に踵戴置台を使
用して水平歩行に近い状態を確保することができる。
したがって、背屈運動を規制するために背屈角度が−20°の規制部材を用いる。
これにより、つま先立ちに近い状態となるため、踵部位に大きな負担がかかる。この問題を解消するために、この段階では、本考案の足底部に踵戴置台を使
用して水平歩行に近い状態を確保することができる。
図10(b)は、背屈角度が−10°で本考案の足装具を着用した場合の様子を示した図である。垂直に伸びる支柱板の上方側支柱板に対して、足底部に固定されている下方側支柱板は接続部を介して低屈側に傾いている。
図10(c)は、背屈角度が+0°で本考案の足装具を着用した場合の様子を示した図である。垂直に伸びる支柱板の上方側支柱板に対して、足底部に固定されている下方側支柱板は接続部を介して垂直となっている。
図10(d)は、背屈角度が+10°で本考案の足装具を着用した場合の様子を示した図である。垂直に伸びる支柱板の上方側支柱板に対して、足底部に固定されている下方側支柱板は接続部を介して背屈側に傾いている。
図11は本考案のアキレス腱装具を装着したときの背屈運動を示した図である。アキレス腱断裂部位の回復は、手術直後が最も縮み、硬直しているので、この縮み状態を次第に延ばしてゆくために、本考案のアキレス腱装具を装着していれば、背屈運動を規制されているため、不用意な運動で患部に刺激を与えることがあっても、本考案のアキレス腱装具が二軸構造としたから、軸と軸との間の遊び領域でその運動エネルギーを吸収することができる。したがって、患部を悪化させることもなく短時間でリハビリ治療を行なうことができる。
図12にしたがって、本考案の足底部について説明する。
本考案の足底部30は、その足底基板面と、その表面に滑り止め突起を複数有する板状の滑止部材26と、前記足底基板面から立ち上がり一体成形された囲繞壁面27の左右両側に設けた踵収納位置28で左右外方に突出した外方突出部30を形成した足底基板型部材29と、前記囲繞壁面27の左右両側に設けた外方突出部30に収納される左右収納壁40が立ち上がる左右の翼部41と足底基板部31とを一体成形した空隙形成用部材42からなるあぶみ部材と、前記あぶみ部材42の上に重ね置きする弾力性がある部材からなる踵収納型部材43と、前記足底基板型部材29と前記あぶみ部材42と、踵収納型部材43を外壁として被覆する外壁被覆部材44と、中敷45とが下から順次重ね合わせて締結部材10と接着部材46で接合した構成である。
本考案の足底部30は、その足底基板面と、その表面に滑り止め突起を複数有する板状の滑止部材26と、前記足底基板面から立ち上がり一体成形された囲繞壁面27の左右両側に設けた踵収納位置28で左右外方に突出した外方突出部30を形成した足底基板型部材29と、前記囲繞壁面27の左右両側に設けた外方突出部30に収納される左右収納壁40が立ち上がる左右の翼部41と足底基板部31とを一体成形した空隙形成用部材42からなるあぶみ部材と、前記あぶみ部材42の上に重ね置きする弾力性がある部材からなる踵収納型部材43と、前記足底基板型部材29と前記あぶみ部材42と、踵収納型部材43を外壁として被覆する外壁被覆部材44と、中敷45とが下から順次重ね合わせて締結部材10と接着部材46で接合した構成である。
前記空隙形成用部材42のあぶみ部材の後部縁は左翼部41aの端から足底基板部31の端縁を経て右翼部41bの端まで一直線であり、足底基板部31の端縁の長さは約7センチメートルの水平線とすることが最適である。利用者の足のサイズなどにより前後長の調整が可能であり、必ずしもこの長さに限定されるものではない。
前記空隙形成用部材42の設置位置は後部踵部立上壁よりも稍や前方にづらした位置であり、それは、前記後部踵部立上壁の頂点より垂直に中心線を延ばしたときの長さが約2センチメートルとする長さであり、足底基板部31の端縁の水平線と直行する位置に設定することが望ましい。
踵収納位置28の真下に、前記足底基板型部材と前記踵収納型部材との間で挟まれ、前記空隙形成用部材の厚み分の空室を形成する。
前記踵収納型部材は弾力性がある部材、たとえば、合成樹脂材やプラスチック材などを用いることができる。前記足底基板型部材は前記踵収納型部材よりも硬度の高い素材を採用する。たとえば、鉄、アルミ合金、チタン合金、硬度を有する樹脂などである。滑止部材26はゴム、合成ゴムなどの素材を選択する。前記空隙形成用部材42は、鉄や鋼などの金属の素材を採用する。
外壁被覆部材44はその被覆する外壁の内側と外側で素材を使い分ける。外壁被覆部材44の内側の素材は布製又は合成繊維製のシートと、海綿状素材のシートを張り合わせたものが好ましい。必ずしもこれらに限定されるものではなく、足収納部の内部において、足の保護になる弾力性がある素材ならば良い。
外壁被覆部材44の外側の素材は布製又は、合成繊維製のシート等とレザーや人工皮、牛や羊などの本皮を選択し、その裏面側でそれらを張り合わせ、その表面側を色処理とつや処理したものを採用することが望ましい。
外壁被覆部材44の外側の素材は布製又は、合成繊維製のシート等とレザーや人工皮、牛や羊などの本皮を選択し、その裏面側でそれらを張り合わせ、その表面側を色処理とつや処理したものを採用することが望ましい。
中敷は、本考案の足装具に利用できる形態としたものを採用する。すなわち、
市販されているものを利用することもできるが、足先の部分はカットしたものを利用することができる。素材については、海綿体や布製、ゴム製などいろいろなものが利用できる。
市販されているものを利用することもできるが、足先の部分はカットしたものを利用することができる。素材については、海綿体や布製、ゴム製などいろいろなものが利用できる。
本実施例では、足底基板型部材と踵収納型部材との間に金属製のあぶみ部材を挟み踵収納位置に前記あぶみ部材で覆われないように、踵部位立上壁から約2センチメートルずらして設置したから、その部分が空室を形成しているので、前記あぶみ部材の上に敷かれた踵収納型部材の底面の弾力によりクッション効果をもたらすことができる。したがって、本考案は、固定ギブス治療から足装具装着治療に移行する際に、アキレス腱患部が縫合されたばかりの間際であるために足装具における足底板型部の踵収納部に踵を収納する際に、アキレス腱患部にきわめて強い激痛が走るときであっても、前記したクッション効果によりこの痛みを緩和することができる。
図13は、本考案の足底部の平面の実施例を示した説明図であり、図13に図示したように、あぶみ部材は、足底基板型部材29の上にあり、その全体を覆うことなく、平面視で約T字型に配置されており、T字型の頭頂部は、足底基板型部材29に設けられた囲繞壁面27の左右両側に設けた外方突出部30に、あぶみ部材の左右の翼部41が組み込まれる。これによって、前記あぶみ部材の設置位置は後部踵部立上壁よりも稍や前方にづらした位置とし、その上に踵収納型部材が敷かれるので、踵収納位置の真下に前記空隙形成用部材の厚み分の空室47が形成される。
図14は、本考案の足底部に形成されるあぶみ部材で段差を設ける空隙部分のAーA断面拡大図である。これにより前記空室47の側面から状態を知ることができる。
図15は、本考案の足底部に踵の挿入前後の様子を示す実施例の説明図で
ある。図15(a)は、踵が充分に収納されない状態を示した図であり、図15(b)は、踵が踵収納型部材と中敷の上から収納され、空室の空間が押し込められている状態を示している。この状態から、弾力性がある踵収納型部材の反発力で、踵が上に押し上げられる。
ある。図15(a)は、踵が充分に収納されない状態を示した図であり、図15(b)は、踵が踵収納型部材と中敷の上から収納され、空室の空間が押し込められている状態を示している。この状態から、弾力性がある踵収納型部材の反発力で、踵が上に押し上げられる。
図16にしたがい、前記足底部の接着部48と前記踵載置部材について説明する。
図16(a)に図示したとおり前記接着部48は前記足底部1の底面の後方に、前記踵載置部材49が接着できる領域を確保した踵位置部を設ける。接着部は、マジックテープ(登録商標)状の素材を貼り付けて形成する。
図16(a)に図示したとおり前記接着部48は前記足底部1の底面の後方に、前記踵載置部材49が接着できる領域を確保した踵位置部を設ける。接着部は、マジックテープ(登録商標)状の素材を貼り付けて形成する。
前記踵載置部材49は、図16(c−1)及び図16(c−2)に図示したとおり適度の厚みを有する外周面を有し、その内側は空洞に形成し、この空洞内に適度の弾力性ある芯材51を挿入して接着剤で固定する。心材51は、四角柱若しくは一定数の角を有する棒状体とし、素材はゴム、軟性樹脂等を採択することが望ましい。
図16(c−1)及び図16(c−2)に図示した前記踵載置部材49はこの心材51をかまぼこ状に形成した内部に収納して構成した。必ずしもこの形や形態に固定されるものではなく、いろいろなバリエイションのある形や形態を採用することができる。
前記踵載置部材49の高さは、踝が低屈側において自然の角度で固定されている状態、すなわち、底屈側の角度−20°に設定したとき、足のつま先が接地した時、ほぼ踵と水平になる高さを確保する。たとえば、かまぼこ型の場合、その底辺部から垂直に計測して約2.5センチメートルの高さとすることが望ましい。
前記踵載置部材49の高さは、踝が低屈側において自然の角度で固定されている状態、すなわち、底屈側の角度−20°に設定したとき、足のつま先が接地した時、ほぼ踵と水平になる高さを確保する。たとえば、かまぼこ型の場合、その底辺部から垂直に計測して約2.5センチメートルの高さとすることが望ましい。
図16(b)に図示したように、本考案のアキレス腱装具は、前記踵載置部材の平面部の平面にマジックテープ(登録商標)状の素材を貼り付けて形成した接着部面として設けて、そこに前記踵載置部材49の接着面を接合して接着する。接着は固定的な接着ではなく、相互の接着面において、適度の固定状態を維持できるくらいでよく、歩行に際して急激に外れない程度の結合状態とする。
接着部48と前記踵載置部材のそれぞれに貼り付けたマジックテープ(登録商標)状の面を接着することで前記踵載置部材が前記足底部底面の接着部と着脱自在に接着して取り付けることが可能である。
本考案のアキレス腱装具は、足底部の底面に設けた踵戴置部に踵戴置部材を、底屈側の角度−20°に設定したとき、足のつま先が接地した時、ほぼ踵と水平になる高さを確保して取り付けることができるから、踝の背屈運動が固定されても、歩行時に水平感を維持でき、リハビリプログラムを安全且つ機能的に進めることができる効果がある。
アキレス腱治療の補助足装具の分野で利用が可能である。
1 足底部
2 支柱板
3 上端回転板部
4 下方側支柱板
5 軸孔
6 下端回転板部
7 上方側支柱板
8 内回転板固定部材
9 外回転板固定部材
10 結合部材
11 接続部
12 位置決部材
13 規制部材位置決部
14 かみ合せクラッチギャ
15 延長端縁部
16 一方の規制部材固定止部
17 他方の規制部材固定止部
18 回転面接触部
19 歯合部
20 凸部
21 凹部
22 規制部材固定溝
23 背屈側制限規制部材
24 底屈側制限規制部材
25 挿通孔
26 滑止部材
27 囲撓壁面
28 踵収納位置
29 足底基板型部材
30 外方突出部
40 左右収納壁
41 あぶみ部材の翼部
42 あぶみ部材からなる空隙形成用部材
43 踵収納型部材
44 外壁被服部材
45 中敷
46 接着部材
47 空室
48 接着部
49 踵戴置部材
50 接着部面
51 芯材
52 カフ
53 バンド
54 スリーブナット
55 十字ねじ
56 小ねじ
57 底面
58 上軸
59 下軸
60 クッション材
61 踵
62 ねじ穴
63 ストップ係止片
64 通孔
2 支柱板
3 上端回転板部
4 下方側支柱板
5 軸孔
6 下端回転板部
7 上方側支柱板
8 内回転板固定部材
9 外回転板固定部材
10 結合部材
11 接続部
12 位置決部材
13 規制部材位置決部
14 かみ合せクラッチギャ
15 延長端縁部
16 一方の規制部材固定止部
17 他方の規制部材固定止部
18 回転面接触部
19 歯合部
20 凸部
21 凹部
22 規制部材固定溝
23 背屈側制限規制部材
24 底屈側制限規制部材
25 挿通孔
26 滑止部材
27 囲撓壁面
28 踵収納位置
29 足底基板型部材
30 外方突出部
40 左右収納壁
41 あぶみ部材の翼部
42 あぶみ部材からなる空隙形成用部材
43 踵収納型部材
44 外壁被服部材
45 中敷
46 接着部材
47 空室
48 接着部
49 踵戴置部材
50 接着部面
51 芯材
52 カフ
53 バンド
54 スリーブナット
55 十字ねじ
56 小ねじ
57 底面
58 上軸
59 下軸
60 クッション材
61 踵
62 ねじ穴
63 ストップ係止片
64 通孔
Claims (5)
- 足底部と前記足底部に固定した一対の支柱板であって、各支柱板は前記支柱板の回転軸位置に軸孔を成形した上端回転板部を有する下方側支柱板と、前記支柱板の回転軸位置に軸孔を成形した下端回転板部を有する上方側支柱板を前記各回転板部を上下位置で組合接続する位置に穿設した二つの軸孔を有する内回転板固定部材と外回転板固定部材で前記の二軸孔を介して結合部材で挟持した接続部を構成し、前記接続部の背屈側と底屈側に回転角度を規制する位置決部材を装着自在に位置決めする規制部材位置決部を形成したことを特徴とするアキレス腱装具
- 前記規制部材位置決部は、前記上方側支柱板において前記下端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記下方側支柱板において前記上端回転板部の底屈側に噛み合わせクラッチギャを設け、前記噛み合わせクラッチギャの延長端縁部の一方の規制部材固定止部と他方に回転面接触部と、その延長端縁に形成した他方の規制部材固定止部を形成し、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材で前記二軸孔に結合部材を結合し挟持した接続部で両ギャが前記噛み合わせクラッチギャの歯合部で歯車が歯合し組込まれる構造とし、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの側面に規制部材の少なくとも2つの固着用挿通孔をそれぞれ設け、前記内回転板固定部材と外回転板固定部材のそれぞれの内側面に前記挿通孔に対応する通孔を有する背屈側制限規制部材と底屈側制限規制部材に形成した凸部が嵌挿する凹部をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1に記載のアキレス腱装具
- 前記内回転板固定部材の内側面に形成した凹部は背屈側で少なくともと2つを形成し、底屈側で少なくとも1つを形成し、外回転板固定部材の内側面に前記内回転板固定部材の内側面に形成した凹部と対応して一致する位置に同数の凹部を形成した規制部材固定溝とする構造とし、前記規制部材固定溝の構造に対応した前記背屈側制限規制部材には少なくとも2つの凸部を設け、前記底屈側制限規制部材には少なくとも1つの凸部を設け、前記制限規制部材の凸部を前記規制部材固定溝の凹部に組み込むと共に前記各制限規制部材の挿通孔に挿通した結合部材で結合し、規制角度に応じた一定比率の大きさと形態に形成した数種類のセットの規制部材を交換可能としたことを特徴とする請求項1に記載のアキレス腱装具
- 前記足底部は足底基板面と、表面に滑り止め突起を複数有する板状の滑止部材と、前記足底基板面から立ち上がり一体成形された囲繞壁面の左右両側に設けた踵収納位置で左右外方に突出した外方突出部を形成した足底基板型部材と、前記囲繞壁面の左右両側に設けた外方突出部に収納される左右収納壁から立ち上がる左右の翼部と足底基板部とを一体成形した空隙形成用部材と、前記空隙形成用部材の上に重ね置きする弾力性がある部材からなる踵収納型部材と、前記足底基板型部材と前記空隙形成用部材と、踵収納型部材を外壁として被覆する外壁被覆部材と、中敷とが下から順次重ね合わせて締結部材と接着部材で接合した構成とし、前記空隙形成用部材の設置位置は後部踵部立上壁よりも稍や前方にづらした位置として踵収納位置の真下に前記空隙形成用部材の厚み分の空室を形成したことを特徴とする請求項1に記載のアキレス腱装具
- 前記足底部の底面の後方に接着部材を用いて接着部を形成すると共に、適度の弾力性ある芯材を内包する踵載置部材を形成し、前記踵載置部材の平面に接着部面として接着部材を設け、前記踵載置部材が前記足底部底面の接着部と着脱自在に接着して取り付けたことを特徴とする請求項1に記載のアキレス腱装具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007183U JP3137872U (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | アキレス腱装具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007183U JP3137872U (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | アキレス腱装具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3137872U true JP3137872U (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=43288206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007007183U Expired - Lifetime JP3137872U (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | アキレス腱装具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137872U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015008960A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 学校法人 芝浦工業大学 | 歩行訓練支援装置、歩行訓練支援システム、歩行訓練支援方法およびプログラム |
CN111870480A (zh) * | 2020-08-03 | 2020-11-03 | 山东中科先进技术研究院有限公司 | 一种踏板式跖趾关节康复装置 |
-
2007
- 2007-09-14 JP JP2007007183U patent/JP3137872U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015008960A (ja) * | 2013-06-28 | 2015-01-19 | 学校法人 芝浦工業大学 | 歩行訓練支援装置、歩行訓練支援システム、歩行訓練支援方法およびプログラム |
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