JP2017521145A - 動きおよび快適性が改善された機能性アンクルサポート - Google Patents

動きおよび快適性が改善された機能性アンクルサポート Download PDF

Info

Publication number
JP2017521145A
JP2017521145A JP2016572820A JP2016572820A JP2017521145A JP 2017521145 A JP2017521145 A JP 2017521145A JP 2016572820 A JP2016572820 A JP 2016572820A JP 2016572820 A JP2016572820 A JP 2016572820A JP 2017521145 A JP2017521145 A JP 2017521145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ankle
ankle support
support according
foot
midfoot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016572820A
Other languages
English (en)
Inventor
ポール マロニー,ジェフリー
ポール マロニー,ジェフリー
Original Assignee
ピーオーディー グローバル アイピー ピーティーワイ リミテッド
ピーオーディー グローバル アイピー ピーティーワイ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピーオーディー グローバル アイピー ピーティーワイ リミテッド, ピーオーディー グローバル アイピー ピーティーワイ リミテッド filed Critical ピーオーディー グローバル アイピー ピーティーワイ リミテッド
Publication of JP2017521145A publication Critical patent/JP2017521145A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/0102Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations
    • A61F5/0104Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations without articulation
    • A61F5/0111Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations without articulation for the feet or ankles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/04Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints
    • A61F5/05Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints for immobilising
    • A61F5/058Splints
    • A61F5/05841Splints for the limbs
    • A61F5/0585Splints for the limbs for the legs

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Socks And Pantyhose (AREA)

Abstract

足首の外果および内果の上で隣接して着用されるように構成された後部導入式アンクルカフと、アンクルカフから前方および下方に延びる、踵開放型、踝開放型およびつま先開放型の中足部材とを含むアンクルサポート。

Description

分野
[0001]本発明は、動きおよび快適性が改善された機能性アンクルサポートに関する。
背景
[0002]足の内方(内反)または外方(外反)回転による足首の捻挫は、最もよくあるタイプの筋骨格外傷である。足首を捻挫した多くの人は、続いて、足首が慢性的に不安定になる。
[0003]従来の機能性アンクルサポートには様々な欠点がある。怪我後に付けるスターラップ(stirrup)および編み上げアンクルブレースは、足関節および足の自然な動きを制限し、したがって、スポーツにおける運動能力を低下させる。さらに、怪我後に付けるスターラップおよび編み上げアンクルブレースは使い心地が悪く、そのため、足首の怪我を治療するために、通常、短期間の間のみ着用される。したがって、従来のアンクルブレースは、足首を機能的に支持するが、自然な動きおよび快適性を犠牲にする。その結果、従来のアンクルブレースは、スポーツおよび他の活動での足首の怪我を防止するために、日常の保護具として着用するのに通常適さない。
[0004]これに関連して、自然な動きおよび快適性を犠牲にすることなく、足首を機能的に支持するアンクルブレースが必要である。
概要
[0004]本発明によれば、
足首の外果および内果の上で隣接して着用されるように構成された後部導入式アンクルカフと、
アンクルカフから前方および下方に延びる、踵開放型、踝開放型およびつま先開放型の中足部材と
を含むアンクルサポートが提供される。
[0005]中足部材は、それぞれ外果および内果の前で、アンクルカフから前方および下方に延びる外側および内側部材を含むことができる。
[0007]外側および内側部材は、外果および内果の下で後方に、足首の足の踵に向かってさらに延びることができる。外側および内側部材の後方部分は、踵のまわりに延びるヒールストラップによって、互いに解放可能、調整可能に連結され得る。
[0008]外側および内側部材の一方または両方の下部中足部分は、足の踵と第5中足骨との間の足の土踏まずを囲んでかつ土踏まずの下に延びて、互いに調整可能、解放可能に連結できるように構成され得る。外側および内側部材の下部中足部分は、足の下または足の内側のいずれかで、かつ靴の中または外のいずれかにおいて、互いに調整可能、解放可能に連結することができ得る。外側および内側部材の下部中足部分が靴の外で互いに調整可能、解放可能に連結できる場合に、アンクルサポートは靴用のスパッツであり得る。
[0009]外側および内側部材は、下部中足部分のそれぞれの重なり端に型成形された面ファスナストリップによって、互いに調整可能、解放可能に連結することができる。
[0010]外側および内側部材の一方の下部中足部分を貫通するスロットが設けられ得、かつ外側および内側部材の他方の下部中足部分にプルタブが設けられ得、スロットを通してプルタブを引っ張ることで、互いに押し当て合った内側および外側部材に調整可能な張力がかかる。
[0011]アンクルカフおよび中足部材は、一体の一部品構成を有し得る。アンクルカフおよび中足部材は、弾性変形可能なポリマー材料で一緒に一体成形され得る。弾性変形可能なポリマー材料は、熱可塑性ウレタン(TPU)であり得る。
[0012]アンクルサポートは、アンクルカフの内面と、外側および内側部材の上部内面とに接着されたパッドをさらに含むことができる。パッドは、EVA(エチレンビニルアセテートコポリマー)発泡体を含むことができる。
[0013]アンクルサポートは、外側および内側部材の下部内面に重なるように、パッドから下方に延びる自由浮動ライナをさらに含むことができる。ライナは、ネオプレンを含むことができる。
図面の簡単な説明
[0014]本発明の実施形態が、添付図面を参照して単なる一例として以下に説明される。
本発明の実施形態によるアンクルサポートの正面斜視図である。 本発明の実施形態によるアンクルサポートの分解斜視図である。 アンクルサポートの端面図である。 アンクルサポートの側面図である。 アンクルサポートの端面図である。 アンクルサポートの側面図である。 アンクルサポートの平面図である。 アンクルサポートの底面図である。 平らに広げた状態のアンクルサポートの内部の平面図である。 靴用のスパッツとして構築されたアンクルサポートの正面斜視図である。 靴用のスパッツとして構築されたアンクルサポートの分解斜視図である。 使用時の第1の位置におけるアンクルサポートの端面図である。 使用時の第1の位置におけるアンクルサポートの側面図である。 使用時の第2の位置におけるアンクルサポートの端面図である。 使用時の第2の位置におけるアンクルサポートの側面図である。 使用時の第3の位置におけるアンクルサポートの端面図である。 使用時の第3の位置におけるアンクルサポートの側面図である。 使用時の第4の位置におけるアンクルサポートの端面図である。 使用時の第4の位置におけるアンクルサポートの正面図である。 着用者の足首および足へのアンクルサポートの取付けを示す背面斜視図である。 着用者の足首および足へのアンクルサポートの取付けを示す平断面図である。 着用者の足首および足へのアンクルサポートの取付けを示す底面図である。 着用者の足首および足へのアンクルサポートの取付けを示す側面図である。 アンクルサポートのスパッツの実施形態の底面図である。 アンクルサポートのスパッツの実施形態の側面図である。 アンクルサポートの面ファスナを覆い、貫通したモールドの詳細平面図である。 アンクルサポートの面ファスナを覆い、貫通したモールドの詳細平面図である。 アンクルサポートの面ファスナを覆い、貫通したモールドの詳細平面図である。 アンクルサポートの代替のスパッツの実施形態の分解斜視図である。 履き物の一部として構築されたアンクルサポートの実施形態の斜視図である。 履き物の一部として構築されたアンクルサポートの実施形態の斜視図である。 履き物の一部として構築されたアンクルサポートの実施形態の斜視図である。 履き物の一部として構築されたアンクルサポートの実施形態の斜視図である。 フットベース(foot base)およびC字形ばねを用いて構築されたアンクルサポートの実施形態の側面図である。
実施形態の説明
[0015]図を参照すると、本発明の実施形態によるアンクルサポート10は、通常、足首の外果および内果の上で隣接して、または外果および内果の上で部分的に重なって着用されるように構成された後部導入式アンクルカフ12と、アンクルカフ12から前方および下方に延びる、踵開放型、踝開放型およびつま先開放型の中足部材14とを含む。中足部材14は、それぞれ外果および内果の前で、アンクルカフ12から前方および下方に延びる外側部材16および内側部材18を含むことができる。中足部材14の少なくとも一部分は、着用者の足の、または着用者の足のまわりの上部中足部分に隣接して着用されるように構成され得る。隆起部19は、靴のタンの裏面を把持するために、中足部分14の前方上部部分21に設けられ得る。
[0016]外側部材16および内側部材18は、外果および内果の下で後方に、足首の足の踵に向かってさらに延びることができる。穴17は、通気のために、または踵キャップもしくはC字形ばね(図示せず)などの任意選択的なモジュール部品をポスト−穴式に連結するための取付穴として使用するために、外側部材16および内側部材18の後方部分を貫通して設けられ得る。外側部材16および内側部材18の一方または両方の下部中足部分20、22は、足の踵と第5中足骨との間の足の土踏まずを囲んでかつ土踏まずの下に延びて、互いに調整可能、解放可能に連結できるように構成され得る。内側部材18の下部中足部分20の下部前端部分23は、第5中足骨に当接し、および/または第5中足骨に隣接して固定されるように構成され得る。外側部材16および内側部材18の下部中足部分20、22は、靴の中の足の下において、ソックスを覆って、調整可能、解放可能に連結することができ得る。
[0017]図9を参照すると、外側および内側部材は、外側部材16および内側部材18の下部中足部分20、22のそれぞれの重なり端に型成形された相補的な扁平型面ファスナストリップ24、26によって、互いに調整可能、解放可能に連結することができ得る。外側部材16および内側部材18の下部中足部分20、22は、足の下において、様々な足のサイズ、形状、幅、および土踏まずの高さに柔軟に対処する種々の重なった関係で、互いに調整可能、解放可能に連結することができる。図4および図8に最もよく示すように、外側部材16の下部中足部分20を貫通するスロット28を設けることができ、内側部材18の下部中足部分にプルタブ30を設けることができ、使用時、スロット28を通してプルタブ30を引っ張ることで、外側部材16に押し当てた内側部材18に調整可能な張力がかかる。当然のことながら、外側部材16および内側部材18でのスロットおよびプルタブの配置は、逆にすることができる。スロット28およびプルタブ30によって形成された張力機構は、中足部材14が、着用者の中足の土踏まずに確実に固定され、土踏まずの下で心地よくなじむのを可能にする。プルタブ30は、恒久的なものとすることができ、または任意選択的に最初に張力をかけた後、犠牲的に内側部材18から切り取るか、または折り取ることもできる。
[0018]アンクルカフ12および中足部材14は、一体の一部品構成を有し得る。例えば、アンクルカフ12および中足部材14は、弾性変形可能なポリマー材料で一緒に一体成形され得る。弾性変形可能なポリマー材料は、例えば、Skythane(商標)またはEstane(商標)などの熱可塑性ウレタン(TPU)とすることができる。大きい弾性係数を有する、他の均等なまたは代替の弾性変形可能なポリマー材料を使用することもできる。
[0019]図26〜28を参照すると、扁平型面ファスナストリップ24、26は、面ファスナストリップ24、26のそれぞれの縁部に隣接する、離間した貫通穴28を型抜きすることで、下部中足部分20、22のそれぞれの端部に型成形され得る。下部中足部分20、22を形成するように型成形される弾性変形可能なポリマー材料は、相互連結されるスルーおよびオーバモールドの格子(または交絡構造もしくはパターン)を形成するための離間した貫通穴28を通じて、同時に射出成形され得、このスルーおよびオーバモールドは、面ファスナストリップ24、26を下部中足部分20、22のそれぞれの端部に確実に固定する。面ファスナストリップ24、26を下部中足部分20、22のそれぞれの端部に型成形するために、面ファスナストリップ24、26をスルーおよびオーバモールドする他の均等なまたは代替の方法を使用することもできる。
[0020]アンクルサポート10は、アンクルカフ12の内面と、外側部材16および内側部材18の上部内面とに接着されたパッド30をさらに含むことができる。パッド30は、例えば、EVA(エチレンビニルアセテートコポリマー)発泡体を含むことができる。他の均等なまたは代替のパッド材料を使用することもできる。アンクルサポート10は、外側部材16および内側部材18の下部内面に重なるように、パッド30から下方に延びる自由浮動足元ライナ32をさらに含むことができる。ライナ32は、パッド30に接着され得、および/または縫い付けられ得る。ライナ32は、例えば、ネオプレンを含むことができる。他の均等なまたは代替のライナ材料を使用することもできる。
[0021]アンクルサポート10は、外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38によって、アンクルカフ12に取り外し可能、通し可能に連結される調整ストラップ34をさらに含むことができる。外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38は、圧入によって、それぞれアンクルカフ12の外側部分および内側部分に取り付けられ得る。例えば、外側アンカーポスト36は、アンクルカフ12の外側部分に設けられた貫通穴42に圧入するヘッド付きポスト40を含むことができる。内側アンカーポスト38は、アンクルカフ12の内側部分に設けられた内部凹部44に嵌め込み、切り抜き部46に通して圧入され得る。外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38は、アンクルカフ12のTPUよりも相対的に剛性が高いポリマー材料で型成形され得る。例えば、外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38は、ナイロンまたはポリプロピレンで型成形され得る。
[0022]図20および図21は、アンクルカフ12の調整ストラップ34の調整を示している。調整ストラップ34を外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38に通し、外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38に当てて張力をかけることができ、次いで、アンクルカフ12の内側部分の外面に重なるように折り返すことができる。調整ストラップ34の一端は、離間した相補的な扁平型面ファスナストリップを有することができ、これらの面ファスナストリップは係合して、内側アンカーポスト36を囲んで固定される。相補的な扁平型面ファスナストリップは、それぞれカフ調整ストラップ34の他方の自由端と、アンクルカフ12の内側部分の外面とに設けられ得る。
[0023]図12〜19は、使用時に、足首の怪我を防止および/または治療するために、アンクルサポート10が足首を機能的に支持することができ、その一方で、さらに底屈および背屈ならびに内反および外反における足首の自然な動き度を大幅に高めることを示している。任意の特定の理論に束縛されることを意図するものではないが、アンクルカフ12と、中足部材14の内側部材および外側部材16、18とは、足関節の主要靱帯を支持および保護するために、受動的な反対/抵抗トルクを発生させると考えられる。例えば、前距腓靱帯(ATFL)は、腓骨の外果から出て距骨の外側面に入る。さらに、踵腓靱帯(CFL)は、腓骨の外果から出て踵骨の外側面に入る。純粋な内反の場合、アンクルサポート10には、CFLに負荷がかかった結果として作用するものと同様である、回転軸のまわりに作用する反トルクを発生させる張力がかかり得る。底屈および内反が組み合わさった場合、アンクルサポート10には、ATFLに負荷がかかった結果として作用するものと同様である、回転軸のまわりに作用する反トルクを発生させる張力がかかり得る。
[0024]さらに、アンクルサポート10は、ATFLと、程度は低いがCFLとの動きを間接的に再現するための別の負荷経路をもたらすことができると考えられる。アンクルサポート10は、足全体が下脚に対して回転できる範囲を制限することにより、これを実現することができる。足首が内反状態になると、アンクルサポート10の外側前部領域にわたるウレタンシェルには、引張り応力がかかる。この引張り応力により、アンクルカフ12は下方に引っ張られ、踝の上で静止することができる。その間に、アンクルサポート10の靴内部分は、足の第5中足骨領域を捕捉して、傷害性の足首内反を引き起こす外力とは反対に作用する抵抗トルクを発生させる。この反トルクは、全体として、足関節の内反レート(inversion rate)を低くするように作用することができ、それにより、内反角が小さくなる。内反レートおよび内反角を小さくすることで、足関節の骨、特に、距骨および踵骨の回転量が減る。これは、これらの骨を下脚の腓骨および脛骨に連結する靱帯が受ける歪みの大きさを小さくすることができる。これは、結果として、これらの靱帯が損傷する可能性を低くすることができる。内反時に(つま先を下に向ける)底屈の程度が高くなるほど、アンクルサポート10が受ける引張り応力は高くなり、反トルクも高くなる。
[0025]さらに、上記のアンクルサポート10による第5中足骨の捕捉に関して、足の前部および外側面にわたるパッドおよびライナは、2つの目的を果たすために、負荷がかかった皮膚を圧迫することができる。第1に、この圧迫は、アンクルサポート10と着用者の皮膚との間の剪断力を伝達する能力を高めることにより、アンクルサポート10と足との間のスリップを防止することができる。これはまた、外部内反力とは反対方向のトルクを増大させる正味の効果を及ぼすことができる。第2に、圧迫は、アンクルサポート10が内反に抗していると着用者が感じることができるように、足関節の広い面にわたって小さい圧力を発生させることができる。内反角が大きいほど、圧力は高い。これは、結果として、着用者が足首の向きを知るためのフィードバックを強化することで、着用者の固有受容能力に寄与することができる。これは、結果として、着用者が、より強力な足関節筋の連係を通じて、足首の動きをより良好に調整することを可能にし、それにより、足首の怪我の可能性を低くすることができる。足首の怪我を減らす、かつ/または治療するための、他の均等なまたは代替の生体力学的作用機構をアンクルサポート10によって実現することもできる。
[0026]図10、図11、図24、および図25は、滑り止め付き運動靴用のスパッツとして実施できるアンクルサポート10の別の実施形態を示している。アンクルサポート10のこの靴覆いスパッツの実施形態は、上記に説明した前の靴内実施形態と同じ一般構成要素および構成を有することができる。例外として、外側部材16および内側部材18の下部中足部分は、いずれも足の内側で靴48の外に、互いに調整可能、解放可能に連結することができ得る。さらに、外側および内側部材の後方部分は、踵のまわりに延びるヒールストラップ50によって、互いに解放可能、調整可能に連結され得る。さらに、自由浮動足元ライナ32が省略されている。図25に最もよく示すように、外側部材16の下部中足部分は、内側部材18の下部中足部分に重なるように、後部クリートの前で下方に靴48の足元部分の下およびまわりに延びることができる。外側部材16および内側部材18の重なり端は、相補的な扁平型面ファスナストリップによって、靴の内側で互いに解放可能、調整可能に連結され得る。さらに、ヒールストラップ50も、相補的な扁平型面ファスナストリップによって、靴の内側で外側部材16および内側部材18に解放可能、調整可能に連結され得る。この実施形態では、スロットおよびプルタブによる張力機構28、30は、アンクルサポート10の内側に設けられ得る。靴を覆う外側および内側部材の一方または両方の下部部分は、靴50上の商標または表示物が、外から下部部分を介して見えるのを可能にするように、全体的にまたは部分的に透明とすることができる。
[0027]図29は、アンクルサポート10の代替スパッツの実施形態を示しており、この実施形態では、中足部材14の内側部材および外側部材16、18は、靴の外側および内側の相補的な扁平型面ファスナによって、分離した足元部52に解放可能、調整可能に連結することができ得る。足元部52は、ヒールストラップ50によって相互連結された内側部分および外側部分を含むことができる。切抜き部は、靴48の後部クリートを囲むように、足元部52に設けられ得る。アンクルサポート10の他の均等なまたは代替のスパッツの実施形態を使用することもできる。
[0028]図30〜34は、アンクルサポート10の他の実施形態が、靴およびブーツなどのスポーツ用、仕事用、および普段用の履き物と一体化することができるか、または直接的もしくは間接的に連結され得ることを示している。例えば、図30は、中足部材14が、矯正用靴の中敷き、中底、もしくはフットベッド(footbed)54に連結されるか、またはこれを組み込まれたアンクルサポート10の実施形態を示している。他の履き物の実施形態では、アンクルサポート10の中足部材14は、図31に示すように、靴48の上部の外側および内側に直接的または間接的に連結され得る。靴の上部が、編み布または織布構成を有する場合、アンクルサポート10も、靴の上部に一体に編み込まれるか、または織り込まれる編み布または織布構成を有し得る。さらに加えて、またはこれに代えて、アンクルサポート10は、仕上がった靴の上部の一体要素になるように、縫合、膠付け、融着、または接着によって、靴の上部に取り付けられ得る。
[0029]図32は、アンクルサポート10の中足部材14が、靴48のタンを一体で形成できるか、またはタンに直接的もしくは間接的に連結され得ることを示している。例えば、図33は、アンクルサポート10が、靴タンと靴紐28との間または靴タンの下に挿入できる独立型の靴タン挿入物として具現化できることを示している。この実施形態では、アンクルカフ12および中足部分14は、弾性外骨格56によって補強され得る。弾性外骨格56は、ポスト−穴式連結58によって、アンクルカフ12および中足部分14に取り外し可能に連結され得る。例えば、アンクルカフ12を貫通して設けられた穴に圧入するポストを弾性外骨格56に設けることができる。弾性外骨格は、アンクルカフ12および中足部材14のTPUよりも相対的に剛性が高い、例えば、ナイロンまたはポリプロピレンなどのポリマー材料で型成形され得る。
[0030]図34は、前方に湾曲した弾性C字形ばね62の対によって、アンクルカフ12から弾性的に懸架された剛性または半剛性のフットベース60を組み込んだアンクルサポート10のさらなる実施形態を示している。C字形ばね62は、ポスト−穴式連結58によって、アンクルカフ12に取り外し可能に連結され得る。例えば、アンクルカフ12を貫通して設けられた穴に圧入するポストをC字形ばね62に設けることができる。C字形ばね62の使用については、その全体を本明細書に援用される、本出願人による国際公開第2013/188915号でさらに詳細に説明されている。
[0031]本発明の実施形態は、足首の怪我を防止および/または治療するために、日常の使用に有用である、改善された自然の動きおよび快適性を機能性アンクルサポートに付与する。
[0032]本明細書において、「含んでいる」という文言は、「含んでいるがそれに限定されない」ことを意味し、「含む」という文言は、相当する意味を有する。
[0033]実施形態が単なる例として説明されたが、以下の特許請求の範囲内において修正形態が可能である。
分野
[0001]本発明は、動きおよび快適性が改善された機能性アンクルサポートに関する。
背景
[0002]足の内方(内反)または外方(外反)回転による足首の捻挫は、最もよくあるタイプの筋骨格外傷である。足首を捻挫した多くの人は、続いて、足首が慢性的に不安定になる。
[0003]従来の機能性アンクルサポートには様々な欠点がある。怪我後に付けるスターラップ(stirrup)および編み上げアンクルブレースは、足関節および足の自然な動きを制限し、したがって、スポーツにおける運動能力を低下させる。さらに、怪我後に付けるスターラップおよび編み上げアンクルブレースは使い心地が悪く、そのため、足首の怪我を治療するために、通常、短期間の間のみ着用される。したがって、従来のアンクルブレースは、足首を機能的に支持するが、自然な動きおよび快適性を犠牲にする。その結果、従来のアンクルブレースは、スポーツおよび他の活動での足首の怪我を防止するために、日常の保護具として着用するのに通常適さない。
[0004]これに関連して、自然な動きおよび快適性を犠牲にすることなく、足首を機能的に支持するアンクルブレースが必要である。
概要
[0005]本発明によれば、
足首の外果および内果の上で隣接して着用されるように構成された後部導入式アンクルカフと、
前記アンクルカフから前方および下方に延びる、踵開放型、踝開放型およびつま先開放型の中足部材と
を含むアンクルブレースであって、
前記アンクルカフおよび前記中足部材は、一体の一部品構成を有し、
前記アンクルカフは、前記外果および前記内果の上で後方に延び、
前記中足部材は、前記外果および前記内果の下で後方に延び、
前記アンクルカフおよび前記中足部材は、前記外果および前記内果の全周にわたって、または前記外果および前記内果を完全に覆って延びず、そのため、使用時に、前記外果および前記内果は、完全に囲まれないか、または覆われない、アンクルブレースが提供される。
図面の簡単な説明
[0014]本発明の実施形態が、添付図面を参照して単なる一例として以下に説明される。
本発明の実施形態によるアンクルサポートの正面斜視図である。 本発明の実施形態によるアンクルサポートの分解斜視図である。 アンクルサポートの端面図である。 アンクルサポートの側面図である。 アンクルサポートの端面図である。 アンクルサポートの側面図である。 アンクルサポートの平面図である。 アンクルサポートの底面図である。 平らに広げた状態のアンクルサポートの内部の平面図である。 靴用のスパッツとして構築されたアンクルサポートの正面斜視図である。 靴用のスパッツとして構築されたアンクルサポートの分解斜視図である。 使用時の第1の位置におけるアンクルサポートの端面図である。 使用時の第1の位置におけるアンクルサポートの側面図である。 使用時の第2の位置におけるアンクルサポートの端面図である。 使用時の第2の位置におけるアンクルサポートの側面図である。 使用時の第3の位置におけるアンクルサポートの端面図である。 使用時の第3の位置におけるアンクルサポートの側面図である。 使用時の第4の位置におけるアンクルサポートの端面図である。 使用時の第4の位置におけるアンクルサポートの正面図である。 着用者の足首および足へのアンクルサポートの取付けを示す背面斜視図である。 着用者の足首および足へのアンクルサポートの取付けを示す平断面図である。 着用者の足首および足へのアンクルサポートの取付けを示す底面図である。 着用者の足首および足へのアンクルサポートの取付けを示す側面図である。 アンクルサポートのスパッツの実施形態の底面図である。 アンクルサポートのスパッツの実施形態の側面図である。 アンクルサポートの面ファスナを覆い、貫通したモールドの詳細平面図である。 アンクルサポートの面ファスナを覆い、貫通したモールドの詳細平面図である。 アンクルサポートの面ファスナを覆い、貫通したモールドの詳細平面図である。 アンクルサポートの代替のスパッツの実施形態の分解斜視図である。 履き物の一部として構築されたアンクルサポートの実施形態の斜視図である。 履き物の一部として構築されたアンクルサポートの実施形態の斜視図である。 履き物の一部として構築されたアンクルサポートの実施形態の斜視図である。 履き物の一部として構築されたアンクルサポートの実施形態の斜視図である。 フットベース(foot base)およびC字形ばねを用いて構築されたアンクルサポートの実施形態の側面図である。
実施形態の説明
[0015]図を参照すると、本発明の実施形態によるアンクルサポート10は、通常、足首の外果および内果の上で隣接して、または外果および内果の上で部分的に重なって着用されるように構成された後部導入式アンクルカフ12と、アンクルカフ12から前方および下方に延びる、踵開放型、踝開放型およびつま先開放型の中足部材14とを含む。中足部材14は、それぞれ外果および内果の前で、アンクルカフ12から前方および下方に延びる外側部材16および内側部材18を含むことができる。中足部材14の少なくとも一部分は、着用者の足の、または着用者の足のまわりの上部中足部分に隣接して着用されるように構成され得る。隆起部19は、靴のタンの裏面を把持するために、中足部分14の前方上部部分21に設けられ得る。
[0016]外側部材16および内側部材18は、外果および内果の下で後方に、足首の足の踵に向かってさらに延びることができる。穴17は、通気のために、または踵キャップもしくはC字形ばね(図示せず)などの任意選択的なモジュール部品をポスト−穴式に連結するための取付穴として使用するために、外側部材16および内側部材18の後方部分を貫通して設けられ得る。外側部材16および内側部材18の一方または両方の下部中足部分20、22は、足の踵と第5中足骨との間の足の土踏まずを囲んでかつ土踏まずの下に延びて、互いに調整可能、解放可能に連結できるように構成され得る。内側部材18の下部中足部分20の下部前端部分23は、第5中足骨に当接し、および/または第5中足骨に隣接して固定されるように構成され得る。外側部材16および内側部材18の下部中足部分20、22は、靴の中の足の下において、ソックスを覆って、調整可能、解放可能に連結することができ得る。
[0017]図9を参照すると、外側および内側部材は、外側部材16および内側部材18の下部中足部分20、22のそれぞれの重なり端に型成形された相補的な扁平型面ファスナストリップ24、26によって、互いに調整可能、解放可能に連結することができ得る。外側部材16および内側部材18の下部中足部分20、22は、足の下において、様々な足のサイズ、形状、幅、および土踏まずの高さに柔軟に対処する種々の重なった関係で、互いに調整可能、解放可能に連結することができる。図4および図8に最もよく示すように、外側部材16の下部中足部分20を貫通するスロット28を設けることができ、内側部材18の下部中足部分にプルタブ130を設けることができ、使用時、スロット28を通してプルタブ130を引っ張ることで、外側部材16に押し当てた内側部材18に調整可能な張力がかかる。当然のことながら、外側部材16および内側部材18でのスロットおよびプルタブの配置は、逆にすることができる。スロット28およびプルタブ130によって形成された張力機構は、中足部材14が、着用者の中足の土踏まずに確実に固定され、土踏まずの下で心地よくなじむのを可能にする。プルタブ130は、恒久的なものとすることができ、または任意選択的に最初に張力をかけた後、犠牲的に内側部材18から切り取るか、または折り取ることもできる。
[0018]アンクルカフ12および中足部材14は、一体の一部品構成を有し得る。例えば、アンクルカフ12および中足部材14は、弾性変形可能なポリマー材料で一緒に一体成形され得る。弾性変形可能なポリマー材料は、例えば、Skythane(商標)またはEstane(商標)などの熱可塑性ウレタン(TPU)とすることができる。大きい弾性係数を有する、他の均等なまたは代替の弾性変形可能なポリマー材料を使用することもできる。
[0019]図26〜28を参照すると、扁平型面ファスナストリップ24、26は、面ファスナストリップ24、26のそれぞれの縁部に隣接する、離間した貫通穴28を型抜きすることで、下部中足部分20、22のそれぞれの端部に型成形され得る。下部中足部分20、22を形成するように型成形される弾性変形可能なポリマー材料は、相互連結されるスルーおよびオーバモールドの格子(または交絡構造もしくはパターン)を形成するための離間した貫通穴28を通じて、同時に射出成形され得、このスルーおよびオーバモールドは、面ファスナストリップ24、26を下部中足部分20、22のそれぞれの端部に確実に固定する。面ファスナストリップ24、26を下部中足部分20、22のそれぞれの端部に型成形するために、面ファスナストリップ24、26をスルーおよびオーバモールドする他の均等なまたは代替の方法を使用することもできる。
[0020]アンクルサポート10は、アンクルカフ12の内面と、外側部材16および内側部材18の上部内面とに接着されたパッド30をさらに含むことができる。パッド30は、例えば、EVA(エチレンビニルアセテートコポリマー)発泡体を含むことができる。他の均等なまたは代替のパッド材料を使用することもできる。アンクルサポート10は、外側部材16および内側部材18の下部内面に重なるように、パッド30から下方に延びる自由浮動足元ライナ32をさらに含むことができる。ライナ32は、パッド30に接着され得、および/または縫い付けられ得る。ライナ32は、例えば、ネオプレンを含むことができる。他の均等なまたは代替のライナ材料を使用することもできる。
[0021]アンクルサポート10は、外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38によって、アンクルカフ12に取り外し可能、通し可能に連結される調整ストラップ34をさらに含むことができる。外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38は、圧入によって、それぞれアンクルカフ12の外側部分および内側部分に取り付けられ得る。例えば、外側アンカーポスト36は、アンクルカフ12の外側部分に設けられた貫通穴42に圧入するヘッド付きポスト40を含むことができる。内側アンカーポスト38は、アンクルカフ12の内側部分に設けられた内部凹部44に嵌め込み、切り抜き部46に通して圧入され得る。外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38は、アンクルカフ12のTPUよりも相対的に剛性が高いポリマー材料で型成形され得る。例えば、外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38は、ナイロンまたはポリプロピレンで型成形され得る。
[0022]図20および図21は、アンクルカフ12の調整ストラップ34の調整を示している。調整ストラップ34を外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38に通し、外側アンカーポスト36および内側アンカーポスト38に当てて張力をかけることができ、次いで、アンクルカフ12の内側部分の外面に重なるように折り返すことができる。調整ストラップ34の一端は、離間した相補的な扁平型面ファスナストリップを有することができ、これらの面ファスナストリップは係合して、内側アンカーポスト36を囲んで固定される。相補的な扁平型面ファスナストリップは、それぞれカフ調整ストラップ34の他方の自由端と、アンクルカフ12の内側部分の外面とに設けられ得る。
[0023]図12〜19は、使用時に、足首の怪我を防止および/または治療するために、アンクルサポート10が足首を機能的に支持することができ、その一方で、さらに底屈および背屈ならびに内反および外反における足首の自然な動き度を大幅に高めることを示している。任意の特定の理論に束縛されることを意図するものではないが、アンクルカフ12と、中足部材14の内側部材および外側部材16、18とは、足関節の主要靱帯を支持および保護するために、受動的な反対/抵抗トルクを発生させると考えられる。例えば、前距腓靱帯(ATFL)は、腓骨の外果から出て距骨の外側面に入る。さらに、踵腓靱帯(CFL)は、腓骨の外果から出て踵骨の外側面に入る。純粋な内反の場合、アンクルサポート10には、CFLに負荷がかかった結果として作用するものと同様である、回転軸のまわりに作用する反トルクを発生させる張力がかかり得る。底屈および内反が組み合わさった場合、アンクルサポート10には、ATFLに負荷がかかった結果として作用するものと同様である、回転軸のまわりに作用する反トルクを発生させる張力がかかり得る。
[0024]さらに、アンクルサポート10は、ATFLと、程度は低いがCFLとの動きを間接的に再現するための別の負荷経路をもたらすことができると考えられる。アンクルサポート10は、足全体が下脚に対して回転できる範囲を制限することにより、これを実現することができる。足首が内反状態になると、アンクルサポート10の外側前部領域にわたるウレタンシェルには、引張り応力がかかる。この引張り応力により、アンクルカフ12は下方に引っ張られ、踝の上で静止することができる。その間に、アンクルサポート10の靴内部分は、足の第5中足骨領域を捕捉して、傷害性の足首内反を引き起こす外力とは反対に作用する抵抗トルクを発生させる。この反トルクは、全体として、足関節の内反レート(inversion rate)を低くするように作用することができ、それにより、内反角が小さくなる。内反レートおよび内反角を小さくすることで、足関節の骨、特に、距骨および踵骨の回転量が減る。これは、これらの骨を下脚の腓骨および脛骨に連結する靱帯が受ける歪みの大きさを小さくすることができる。これは、結果として、これらの靱帯が損傷する可能性を低くすることができる。内反時に(つま先を下に向ける)底屈の程度が高くなるほど、アンクルサポート10が受ける引張り応力は高くなり、反トルクも高くなる。
[0025]さらに、上記のアンクルサポート10による第5中足骨の捕捉に関して、足の前部および外側面にわたるパッドおよびライナは、2つの目的を果たすために、負荷がかかった皮膚を圧迫することができる。第1に、この圧迫は、アンクルサポート10と着用者の皮膚との間の剪断力を伝達する能力を高めることにより、アンクルサポート10と足との間のスリップを防止することができる。これはまた、外部内反力とは反対方向のトルクを増大させる正味の効果を及ぼすことができる。第2に、圧迫は、アンクルサポート10が内反に抗していると着用者が感じることができるように、足関節の広い面にわたって小さい圧力を発生させることができる。内反角が大きいほど、圧力は高い。これは、結果として、着用者が足首の向きを知るためのフィードバックを強化することで、着用者の固有受容能力に寄与することができる。これは、結果として、着用者が、より強力な足関節筋の連係を通じて、足首の動きをより良好に調整することを可能にし、それにより、足首の怪我の可能性を低くすることができる。足首の怪我を減らす、かつ/または治療するための、他の均等なまたは代替の生体力学的作用機構をアンクルサポート10によって実現することもできる。
[0026]図10、図11、図24、および図25は、滑り止め付き運動靴用のスパッツとして実施できるアンクルサポート10の別の実施形態を示している。アンクルサポート10のこの靴覆いスパッツの実施形態は、上記に説明した前の靴内実施形態と同じ一般構成要素および構成を有することができる。例外として、外側部材16および内側部材18の下部中足部分は、いずれも足の内側で靴48の外に、互いに調整可能、解放可能に連結することができ得る。さらに、外側および内側部材の後方部分は、踵のまわりに延びるヒールストラップ50によって、互いに解放可能、調整可能に連結され得る。さらに、自由浮動足元ライナ32が省略されている。図25に最もよく示すように、外側部材16の下部中足部分は、内側部材18の下部中足部分に重なるように、後部クリートの前で下方に靴48の足元部分の下およびまわりに延びることができる。外側部材16および内側部材18の重なり端は、相補的な扁平型面ファスナストリップによって、靴の内側で互いに解放可能、調整可能に連結され得る。さらに、ヒールストラップ50も、相補的な扁平型面ファスナストリップによって、靴の内側で外側部材16および内側部材18に解放可能、調整可能に連結され得る。この実施形態では、スロットおよびプルタブによる張力機構28、130は、アンクルサポート10の内側に設けられ得る。靴を覆う外側および内側部材の一方または両方の下部部分は、靴50上の商標または表示物が、外から下部部分を介して見えるのを可能にするように、全体的にまたは部分的に透明とすることができる。
[0027]図29は、アンクルサポート10の代替スパッツの実施形態を示しており、この実施形態では、中足部材14の内側部材および外側部材16、18は、靴の外側および内側の相補的な扁平型面ファスナによって、分離した足元部52に解放可能、調整可能に連結することができ得る。足元部52は、ヒールストラップ50によって相互連結された内側部分および外側部分を含むことができる。切抜き部は、靴48の後部クリートを囲むように、足元部52に設けられ得る。アンクルサポート10の他の均等なまたは代替のスパッツの実施形態を使用することもできる。
[0028]図30〜34は、アンクルサポート10の他の実施形態が、靴およびブーツなどのスポーツ用、仕事用、および普段用の履き物と一体化することができるか、または直接的もしくは間接的に連結され得ることを示している。例えば、図30は、中足部材14が、矯正用靴の中敷き、中底、もしくはフットベッド(footbed)54に連結されるか、またはこれを組み込まれたアンクルサポート10の実施形態を示している。他の履き物の実施形態では、アンクルサポート10の中足部材14は、図31に示すように、靴48の上部の外側および内側に直接的または間接的に連結され得る。靴の上部が、編み布または織布構成を有する場合、アンクルサポート10も、靴の上部に一体に編み込まれるか、または織り込まれる編み布または織布構成を有し得る。さらに加えて、またはこれに代えて、アンクルサポート10は、仕上がった靴の上部の一体要素になるように、縫合、膠付け、融着、または接着によって、靴の上部に取り付けられ得る。
[0029]図32は、アンクルサポート10の中足部材14が、靴48のタンを一体で形成できるか、またはタンに直接的もしくは間接的に連結され得ることを示している。例えば、図33は、アンクルサポート10が、靴タンと靴紐28との間または靴タンの下に挿入できる独立型の靴タン挿入物として具現化できることを示している。この実施形態では、アンクルカフ12および中足部分14は、弾性外骨格56によって補強され得る。弾性外骨格56は、ポスト−穴式連結58によって、アンクルカフ12および中足部分14に取り外し可能に連結され得る。例えば、アンクルカフ12を貫通して設けられた穴に圧入するポストを弾性外骨格56に設けることができる。弾性外骨格は、アンクルカフ12および中足部材14のTPUよりも相対的に剛性が高い、例えば、ナイロンまたはポリプロピレンなどのポリマー材料で型成形され得る。
[0030]図34は、前方に湾曲した弾性C字形ばね62の対によって、アンクルカフ12から弾性的に懸架された剛性または半剛性のフットベース60を組み込んだアンクルサポート10のさらなる実施形態を示している。C字形ばね62は、ポスト−穴式連結58によって、アンクルカフ12に取り外し可能に連結され得る。例えば、アンクルカフ12を貫通して設けられた穴に圧入するポストをC字形ばね62に設けることができる。C字形ばね62の使用については、その全体を本明細書に援用される、本出願人による国際公開第2013/188915号でさらに詳細に説明されている。
[0031]本発明の実施形態は、足首の怪我を防止および/または治療するために、日常の使用に有用である、改善された自然の動きおよび快適性を機能性アンクルサポートに付与する。
[0032]本明細書において、「含んでいる」という文言は、「含んでいるがそれに限定されない」ことを意味し、「含む」という文言は、相当する意味を有する。
[0033]実施形態が単なる例として説明されたが、以下の特許請求の範囲内において修正形態が可能である。

Claims (16)

  1. 足首の外果および内果の上で隣接して着用されるように構成された後部導入式アンクルカフと、
    前記アンクルカフから前方および下方に延びる、踵開放型、踝開放型およびつま先開放型の中足部材と
    を含むアンクルサポート。
  2. 前記中足部材は、それぞれ前記外果および前記内果の前で、前記アンクルカフから前方および下方に延びる外側および内側部材を含む、請求項1に記載のアンクルサポート。
  3. 前記外側および内側部材は、前記外果および前記内果の下で後方に、前記足首の足の踵に向かってさらに延びる、請求項2に記載のアンクルサポート。
  4. 前記外側および内側部材の後方部分は、前記踵のまわりに延びるヒールストラップによって、互いに解放可能、調整可能に連結される、請求項3に記載のアンクルサポート。
  5. 前記外側および内側部材の一方または両方の下部中足部分は、前記足の前記踵と第5中足骨との間の前記足の土踏まずの下に延びて、互いに調整可能、解放可能に連結できるように構成される、請求項2に記載のアンクルサポート。
  6. 前記外側および内側部材の前記下部中足部分は、前記足の下または前記足の内側のいずれかで、かつ靴の中または外のいずれかにおいて、互いに調整可能、解放可能に連結することができる、請求項5に記載のアンクルサポート。
  7. 前記外側および内側部材の前記下部中足部分が前記靴の外で互いに調整可能、解放可能に連結できる場合に、前記靴用のスパッツである、請求項6に記載のアンクルサポート。
  8. 前記外側および内側部材は、前記下部中足部分のそれぞれの重なり端に型成形された面ファスナストリップによって、互いに調整可能、解放可能に連結することができる、請求項5に記載のアンクルサポート。
  9. 前記外側および内側部材の一方の前記下部中足部分を貫通するスロットが設けられ、かつ前記外側および内側部材の他方の前記下部中足部分にプルタブが設けられ、前記スロットを通して前記プルタブを引っ張ることで、互いに押し当て合った前記内側および外側部材に調整可能な張力がかかる、請求項5に記載のアンクルサポート。
  10. 前記アンクルカフおよび前記中足部材は、一体の一部品構成を有する、請求項1に記載のアンクルサポート。
  11. 前記アンクルカフおよび前記中足部材は、弾性変形可能なポリマー材料で一緒に一体成形される、請求項10に記載のアンクルサポート。
  12. 前記弾性変形可能なポリマー材料は、熱可塑性ウレタン(TPU)である、請求項11に記載のアンクルサポート。
  13. 前記アンクルカフの内面と、前記外側および内側部材の上部内面とに接着されたパッドをさらに含む、請求項1に記載のアンクルサポート。
  14. 前記パッドは、EVA(エチレンビニルアセテートコポリマー)発泡体を含む、請求項13に記載のアンクルサポート。
  15. 前記外側および内側部材の下部内面に重なるように、前記パッドから下方に延びる自由浮動ライナをさらに含む、請求項13に記載のアンクルサポート。
  16. 前記ライナは、ネオプレンを含む、請求項15に記載のアンクルサポート。
JP2016572820A 2014-07-25 2015-07-27 動きおよび快適性が改善された機能性アンクルサポート Pending JP2017521145A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462028866P 2014-07-25 2014-07-25
PCT/AU2015/000441 WO2016011493A1 (en) 2014-07-25 2015-07-27 Functional ankle supports with improved movement and comfort

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017521145A true JP2017521145A (ja) 2017-08-03

Family

ID=55162316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016572820A Pending JP2017521145A (ja) 2014-07-25 2015-07-27 動きおよび快適性が改善された機能性アンクルサポート

Country Status (10)

Country Link
US (1) US11559419B2 (ja)
EP (1) EP3171832B1 (ja)
JP (1) JP2017521145A (ja)
KR (1) KR20170035942A (ja)
CN (1) CN106659579B (ja)
AU (1) AU2015292252B2 (ja)
BR (1) BR112017001438A2 (ja)
CA (1) CA2951286A1 (ja)
MX (1) MX2017001171A (ja)
WO (1) WO2016011493A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11617672B2 (en) 2016-06-27 2023-04-04 Rubber City Bracing Company Llc Dynamic tension brace or support
WO2018217908A1 (en) * 2017-05-24 2018-11-29 Ottinger Bradley L Distributive foot sleeve for relieving pressure in ski boots and the like
AU2018282744A1 (en) * 2017-06-12 2020-01-16 Extremity Development Company, Llc Living hinge for athletic brace or support
FR3079741B1 (fr) * 2018-04-05 2022-06-10 Espace Ortho Scoliose Sas Orthese de jambe souple
KR102364654B1 (ko) * 2019-11-20 2022-02-18 심민수 반려동물 미끄럼 방지용 슈즈
WO2022187561A1 (en) * 2021-03-03 2022-09-09 Rubber City Bracing Company Llc Universal dynamic athletic ankle brace and add-on interior stirrup support system
FR3122567B1 (fr) * 2021-05-07 2023-06-02 Roig Agnes Dispositif de protection d’un pied et procédé de fabrication de ce dispositif

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5527269A (en) * 1993-12-24 1996-06-18 Medi Bayreuth Gmbh & Co. Ankle joint orthesis
JP2001353172A (ja) * 2000-06-15 2001-12-25 Shiyomi Gishi Seisakusho:Kk 内反尖足の矯正用装具
JP2006505344A (ja) * 2002-11-07 2006-02-16 オスール・エイチエフ 短下肢装具
JP2013521904A (ja) * 2010-03-15 2013-06-13 オルフィット・インドゥストリーズ 非可動化装置
JP2013135890A (ja) * 2004-10-04 2013-07-11 Djo Llc ヒンジ式アンクルブレース

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3504668A (en) * 1967-09-13 1970-04-07 Robert E Boudon Foot support
US5219324A (en) * 1992-03-12 1993-06-15 Charles Hall Anterior dorsal ankle foot orthoses
WO1994005236A1 (en) * 1992-08-27 1994-03-17 Craig John Hubbard An ankle brace
US5452527A (en) * 1993-02-11 1995-09-26 Medical Specialties, Inc. Shoe for a foot cast
DE4318588C1 (de) * 1993-06-04 1994-08-25 Beiersdorf Ag Sprunggelenkorthese mit U-förmiger Gelenkmanschette und biegsamen Steg
US5822887A (en) * 1993-06-22 1998-10-20 Turner; Gregory D. Over-the-shoe athletic spat
CN2196470Y (zh) * 1994-06-11 1995-05-10 赵大权 踝关节稳定治疗器
US5897520A (en) * 1996-12-12 1999-04-27 Active Ankle Systems, Inc. Unitary dorsal night splint
NL1004931C2 (nl) * 1997-01-05 1998-07-08 Floor Schrijver Middelzware enkelsteun.
US6022332A (en) * 1997-06-12 2000-02-08 Private Label Creations, Inc. Ankle brace allowing flexion and extension
DE20018575U1 (de) * 2000-10-31 2002-03-21 Ferd. Hauber GmbH & Co. KG, 72622 Nürtingen Textile Orthese zur Kompensation spastischer Fußheberparesen
JP2002339123A (ja) * 2001-05-09 2002-11-27 Tomihiro Nagumo 緩衝材入りサポーター
GB2389795B (en) * 2002-06-22 2005-04-20 Atkinson Jennifer Anne Ankle braces
US7014621B2 (en) * 2002-12-06 2006-03-21 Mueller Sports Medicine, Inc. Ankle brace
GB0308607D0 (en) * 2003-04-14 2003-05-21 Watts Robert J Ankle-foot orthosis
AU2004228755A1 (en) * 2003-04-14 2004-10-21 Robert John Watts Ankle-foot orthosis
US7128725B2 (en) * 2003-10-16 2006-10-31 David Rabe Ankle brace
GB2420716B (en) * 2004-12-06 2010-01-06 Robert John Watts Ankle-foot orthosis
US20070021706A1 (en) * 2005-07-20 2007-01-25 Wellgate Products, Llc Orthopedic devices with compressive elastomer formed directly onto a base material
WO2007149489A2 (en) * 2006-06-19 2007-12-27 Winds Enterprises, Inc. Ankle brace
US20080208094A1 (en) * 2007-02-28 2008-08-28 Eric Lee Gaylord Orthotic Device Having Adjustable Stabilizing Member and Tensioning Arms
CN101711141B (zh) * 2007-05-21 2013-04-24 奥索集团公司 整形外科设备
DE102007057578A1 (de) * 2007-11-28 2009-06-10 Otto Bock Healthcare Ip Gmbh & Co. Kg Sprunggelenkorthesensystem
US9393146B2 (en) * 2008-04-04 2016-07-19 Medical Specialties, Incorporated Ankle stabilizing device comprising an above-the-foot body member and integrated flexible non-stretch ankle belt
US7918811B2 (en) * 2008-08-05 2011-04-05 Adidas International Marketing B.V. Support device for a joint
WO2010065097A1 (en) * 2008-12-02 2010-06-10 Ossur Hf Ankle brace
BRPI1008286A2 (pt) * 2009-02-24 2016-03-15 Exos Corp material compósito para produtos feitos sob medida
US8307572B2 (en) * 2009-09-21 2012-11-13 Nike, Inc. Protective boot
US8657773B2 (en) * 2011-05-27 2014-02-25 Doak Ostergard Ankle brace
US8747340B2 (en) * 2011-11-29 2014-06-10 Nike, Inc. Ankle and foot support system
DE102012011466B4 (de) * 2012-06-12 2024-06-27 Ottobock Se & Co. Kgaa Knöchel-Fuß-Orthese
US9675490B2 (en) * 2012-06-19 2017-06-13 Pod Global Ip Pty Ltd Ankle supports
FR2999417B1 (fr) * 2012-12-14 2015-02-06 Benoit Causse Dispositif orthopedique pour un membre inferieur humain et chaussure equipee d'un tel dispositif
US9408739B2 (en) * 2013-08-29 2016-08-09 Joseph C. Smith Prefabricated walking boot
CN203591362U (zh) * 2013-12-02 2014-05-14 庄汝杰 一种中后足支撑支具
WO2016160624A1 (en) * 2015-03-27 2016-10-06 Other Lab Llc Lower-leg exoskeleton system and method

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5527269A (en) * 1993-12-24 1996-06-18 Medi Bayreuth Gmbh & Co. Ankle joint orthesis
JP2001353172A (ja) * 2000-06-15 2001-12-25 Shiyomi Gishi Seisakusho:Kk 内反尖足の矯正用装具
JP2006505344A (ja) * 2002-11-07 2006-02-16 オスール・エイチエフ 短下肢装具
JP2013135890A (ja) * 2004-10-04 2013-07-11 Djo Llc ヒンジ式アンクルブレース
JP2013521904A (ja) * 2010-03-15 2013-06-13 オルフィット・インドゥストリーズ 非可動化装置

Also Published As

Publication number Publication date
US11559419B2 (en) 2023-01-24
EP3171832A4 (en) 2018-04-18
CN106659579A (zh) 2017-05-10
EP3171832A1 (en) 2017-05-31
CA2951286A1 (en) 2016-01-28
AU2015292252B2 (en) 2020-03-19
BR112017001438A2 (pt) 2017-12-05
MX2017001171A (es) 2017-08-02
WO2016011493A1 (en) 2016-01-28
AU2015292252A1 (en) 2017-01-12
CN106659579B (zh) 2019-09-27
KR20170035942A (ko) 2017-03-31
EP3171832B1 (en) 2019-08-21
US20170216073A1 (en) 2017-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017521145A (ja) 動きおよび快適性が改善された機能性アンクルサポート
US9532625B2 (en) Athletic shoe
US5317820A (en) Multi-application ankle support footwear
US9402437B2 (en) Foot support article
US7267656B2 (en) Ankle brace
US20160067075A1 (en) Foot drop device
US20090313854A1 (en) Versatile sandal having adjustable straps
US20170281391A1 (en) Foot and ankle support article
US20090076428A1 (en) Ambidextrous ankle support
US11497644B2 (en) External ankle brace
US11026473B2 (en) Foot support article
WO2011005559A2 (en) Human locomotion assisting shoe
US9877540B2 (en) Assembly comprising a shoe, a shaped piece connected with the shoe to support the ankle, and a set of a shaped piece and fixing means for attachment to the shoe
EP1575462B1 (en) Ankle brace
JP7512263B2 (ja) 足首ブレース
CN110913807B (zh) 用于鞋类的速率相关系统
JP6057189B2 (ja)
JP4047871B2 (ja) 甲留めベルトで係合する靴
JP4374424B2 (ja) 足の健康装具
CN210901627U (zh) 一种具有防扭伤结构的运动鞋
US20230414394A1 (en) Ankle brace
WO2013082385A1 (en) Improved athletic shoe
CN116785048A (zh) 一种分离式足踝部固定器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190408

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191002