JP3137775U - 浮上油自動回収装置 - Google Patents

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順三 樋谷
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株式会社 丸八
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Abstract

【課題】浮上油自動回収装置において、分離筒内の混濁水を、水と廃油に分離し、この分離された廃油を自動的、かつ、省力的に回収する浮上油自動回収装置を開発・提供する。
【解決手段】浮上油自動回収装置において、分離筒1の上面を、下から上に向かって傾斜状に形成し、その傾斜上端に細くて長い濃縮筒2を連通して設け、分離筒1の上面には、廃油を含有する混濁水を入れる入水筒10を送水管6を介して連通して設け、また、分離筒1には、分離筒1で分離された水を入れるための排水受4を排水管5を介して連通して設け、排水受4は濃縮筒2と同じ高さに設置し、濃縮筒2の上方、あるいは上端部付近に、浮上堆積した廃油を取り出すための油出口7を設けたことを特徴とする浮上油自動回収装置。
【選択図】図1

Description

この考案は、調理場の流し等から流入する、廃油を含む排水から該廃油のみを自動的に回収する浮上油自動回収装置に関する。
従来、廃油のみを回収する装置は、主にグリストラップとも呼ぶ回収槽を用い、調理場の流し等から流入口を経て流入する、廃油を含む排水から、生ゴミ等の固形廃棄物を回収する回収籠を設け、該回収籠を防護網で連通仕切りし、該防護網から流出する浮上廃油を貯留し、該浮上廃油を手動で人為的に汲み出し回収し、該貯留混濁水下部近傍から上部の排水口に連通導入する配管を経て、該廃油を回収した後の下部貯留浄化水を排水していた。
そして、廃油のみを回収する装置においては、回収槽を用い浮上廃油を手動で人為的に汲み出し回収する場合は、手間がかかり、回収率もわるく、コストが高価につき、更には悪臭、配管詰まり、清掃作業が煩雑になり、また残留廃油が排水と共に環境へ流出し、河川・海等の汚濁、地球環境悪化の要因となる問題点を有していた。
そのため、廃油のみを回収する装置『ベルト式油水分離回収装置』等は存在したが、機械的に除去する手段は、装置が複雑で、保守が難しく、高い回収率が望めない問題点を有していた。(例えば、特許文献1のように。)
特開平11−114560号公報
そこで、本願出願人は、回収槽の上部に浮遊する廃油を含有する混濁水を、揚水ポンプを用いて揚水する揚水手段を用いて、該廃油を含有する混濁水を揚水管を経て、装置本体上部まで揚水し、該装置本体内部の分離塔の高さ中間近傍に該混濁水を分散流出する手段を有し、該分離塔に滞留する該混濁水含有の該廃油は浮上し、該分離塔の上部に長時間浮上堆積した廃油を形成し、該浮上堆積廃油を点検する廃油点検手段と回収する廃油回収手段を有し、該分離塔の下部には廃油含有量の少ない浄化水が滞留し、該滞留浄化水を該分離塔下部から該装置本体内部の浄化塔上部まで揚水する手段を有し、該浄化塔下部から該浄化水を排出する浄水管を経て、該回収槽へ戻し浮上廃油の連続自動循環回収手段を用いた事を特徴とする浮上油自動回収装置を開発した。(例えば、特許文献2のように。)
しかし、この装置も、分離された廃油の回収は、分離塔の底部に設けた回収バルブを、その都度開いて回収を行わなければならず、廃油が満杯となり、回収バルブを開かないとオーバーフローとなって、外部に排出又は図4に示すように、分離筒から排水管、そして排水受を経て、元に戻るという欠点があった。
特許第3368426号公報
解決しようとする問題点は、浮上油自動回収装置において、分離筒内の混濁水を、水と廃油に分離し、この分離された廃油を、自動的、かつ、省力的に回収する浮上油自動回収装置を開発・提供することにある。
この考案は、汚濁水と廃油、即ち,水と油との比重差(水=1、油≠約0.9)を利用して、分離筒の廃油の溜まる濃縮筒を細くすることにより、効率よく一点に浮上する廃油を集中させ、さらに濃縮筒を高く形成することにより、排出筒の溢出口と、濃縮筒の油出口に明確な水面と油面の差を生じさせ、何ら装置を使用することなく、濃縮された廃油を安定して排出させることができるよう構成する浮上油自動回収装置を開発・提供することにある。
この考案によると、分離筒の上部に位置し、該分離塔の傾斜する上面に沿って浮上する廃油を、細くて長い濃縮筒で受け、分離筒と連通する排水受の高さと、入水筒内の混濁水およびポンプコントロールによって水面調整することにより、該水面より濃縮筒の廃油面を高くすることにより、廃油は、濃縮筒の上端、あるいは上端付近に設けた油出口より、自動的に排出されるため、従来のように、その都度、バルブを開く必要がなく、極めて省力的である等の極めて有益なる効果を奏する。
浮上油自動回収装置において、分離筒(1)の上面を、下から上に向かって傾斜状に形成し、その傾斜上端に濃縮筒(2)を連通して設けるに際して、分離筒(1)に比べて細くて長い濃縮筒(2)に形成し、該濃縮筒(2)の上面に、浮上した廃油を取り出すための油出口(7)を設けたものであり、該油出口(7)には回収容器(図示せず)を設けておくものである。
この考案の一実施例を図面に従って詳述すると、浮上油自動回収装置において、分離筒(1)の上面を、下から上に向かって傾斜状に形成し、その傾斜上端に、分離筒(1)に比べて、細くて長い濃縮筒(2)を連通して設け、該分離筒(1)の上面には、廃油を含有する混濁水を入れる入水筒(10)を送水管(6)を介して連通して設け、また、分離筒(1)には、該分離筒(1)で分離された水を入れるための排水筒(5)を介して排水受(4)と連通して設け、該排水受(4)は前記濃縮筒(2)と同じ高さに設置し、前記濃縮筒(2)の上方、あるいは上端部付近に、浮上堆積した廃油を取り出すための油出口(7)を設けたことを特徴とする浮上油自動回収装置から構成されるものである。
尚、この浮上油自動回収装置の大きさは、その一例としては、高さ1750cm、横幅は780cm、奥行きは500cmであり、前記濃縮筒(2)には、その側面に透視窓(3)を設け、内部の廃油の溜まり具合を外部から観察できるよう構成している。さらに、分離筒(1)は、適数本の脚(9)により地面に固定されている。
また、入水筒(10)内の廃油を含む混濁水は、濃縮筒(2)の透視窓(3)より内部の廃油面を見ながら、図4に示す排水管(5)の溢出口(5a)の高さ位置の調整とポンプコントロール盤(12)を作動することにより、図4に示すように、ポンプの作動を運転調整をして、濃縮筒(2)内の油出面と、排水受(4)内の水面とを常にコントロールするものである。
さらに、混濁水のうち、分離された水の水面調整は、排水筒(5)を長く延ばして溢出口(5a)を上に位置させるか、排水筒(5)をカットして溢出口(5a)の位置を下に下げるかによって決定するものであり、から排水受(4)に溜まり、ホースステム(8b)に接続される管(図示せず)により外部に排出されるものである。
尚、(11)は、入水筒(10)への入水口であり、(13)は、分離筒(1)の排水口であり、ボールバルブ(14)を介して、ホースステム(8c)に接続されており、また、前記濃縮筒(2)の油出口(7)にもホースステム(8a)が接続されている。
この考案の浮上油自動回収装置の技術を確立し、かつ、この装置を実施・販売することにより産業上の利用可能性がある。
この考案の一実施例を示す浮上油自動回収装置の正面図である。 この考案の一実施例を示す浮上油自動回収装置の平面図である。 この考案の一実施例を示す説明図である。 この考案の使用状態を示すフローチャート図である。 この考案の従来例を示す説明図である。
符号の説明
1 分離筒
2 濃縮筒
3 透視窓
4 排水受
5 排水管
5a 溢出口
6 送水管
7 油出口
8a、8b、8c ホースステム
9 脚
10 入水筒
11 入水口
12 ポンプコントロール
13 排水口
14 ボールバルブ

Claims (1)

  1. 浮上油自動回収装置において、分離筒(1)の上面を、下から上に向かって傾斜状に形成し、その傾斜上端に細くて長い濃縮筒(2)を連通して設け、また、該分離筒(1)の上面には、廃油を含有する混濁水を送水する入水筒(10)を送水管(6)を介して連通して設け、さらに、分離筒(1)には、該分離筒(1)で分離された水を送水するため排水筒(5)を設け、該分離筒(1)は、排水筒(5)を介して排水受(4)と連通して設け、該排水受(4)は前記濃縮筒(2)とほぼ同じ高さに設置し、前記濃縮筒(2)の上方、あるいは上端部付近に、浮上堆積した廃油を取り出すための油出口(7)を設けたことを特徴とする浮上油自動回収装置。
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