JP3137439U - 迅速冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却効果を高め、大量生産に適した冷却を可能とする迅速冷却装置を提供する。
【解決手段】押出用具3から押し出される線状の合成樹脂をペレット状33に切断するカッター7と、前記ペレット状合成樹脂を冷却する冷却筒1と、を備える合成樹脂ペレットの迅速冷却装置とすること。
【選択図】図1
【解決手段】押出用具3から押し出される線状の合成樹脂をペレット状33に切断するカッター7と、前記ペレット状合成樹脂を冷却する冷却筒1と、を備える合成樹脂ペレットの迅速冷却装置とすること。
【選択図】図1
Description
本考案は、合成樹脂ペレットを製造する冷却過程において使用する迅速冷却装置に関する。
従来、合成樹脂ペレットの冷却は、空気中で行われる自然冷却により行われていた。しかし、合成樹脂ペレットが製造される時の温度は樹脂溶融のために高温であり、自然冷却では、優れた冷却効果が得られず、ペレット製造後の合成樹脂がお互いに粘着するという問題が発生しやすかった。特に、切断後充分な冷却状態でない場合、粘性が高い状態であるため、互いに粘着してペレット状になりにくかった。したがって、自然冷却では、高速生産時には特に品質管理が難しかった。
かかる問題を解決すべく改良された冷却法として、比較的優れた冷却効果を有する水冷法が知られている。図5は、従来の水冷法を利用した冷却機器を示す図である。この冷却機器は、押出機5で押し出して細長くした線状合成樹脂50を、ローラー51で冷却水槽52へ送って冷却し、その後、もう一組のローラー53で切断セットメカニズム54へ送って切断を行う。
しかし、この水冷法には、次のような問題がある。すなわち、細長い線状の状態で冷却するため、表面しか冷却されず、かつ冷却速度も遅い。線状合成樹脂50の移動する速度が速い場合には、その冷却度合いは均等にならず、大量生産が難しい。特に、切断セットメカニズム54により線状合成樹脂50を切断してペレット状にするため、比較的遅い速度で送るペレット製造法にしか応用することができない。
そこで、本考案は、冷却効果を高め、大量生産に適した冷却を可能とする迅速冷却装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の迅速冷却装置は、押出機から押し出される線状の合成樹脂をペレット状に切断するカッターと、前記ペレット状合成樹脂を冷却する冷却筒とを備える。したがって、合成樹脂ペレットという表面積の大きな状態で冷却されるため、線状の合成樹脂の状態で冷却するよりも、冷却効果が高くなる。
また、請求項2記載の迅速冷却装置は、冷却水を内壁に沿って流す冷却筒と、冷却筒の上方にあって、押出口から押し出される線状合成樹脂をペレット状に切断し、ペレット状合成樹脂に推進力を与えて冷却筒の内壁方向へ送出する回転カッターと、冷却筒の内壁に沿って、ペレットと冷却水を渦巻き状に搬送する通路と、搬送されるペレットを送出する出口と、を備える。このため、渦巻き状態で回転しながら冷却されるので、さらに、冷却効果が高まる。
また、請求項3記載の迅速冷却装置は、冷却筒の上部内側空間に周壁面と底壁面とを有する隔体を形成し、周壁面の中央部に外周方向に延設された環状壁を冷却筒の内壁に接合して、上部空間と環状槽と冷却空間を設け、冷却水を導入するための、環状槽から外部に連通するノズルと、環状槽から冷却空間に通ずる複数の貫通孔と、冷却水が冷却筒の内壁に沿って渦巻き状に流下するように形成された、前記貫通孔から傾斜させて接続される導水管と、上部空間を貫通して、冷却空間に通ずる円筒状の貫通孔に合成樹脂を導入するための押出口を有する押出用具と、押出用具と同芯軸上に回転体を設け、前記回転体が、冷却空間を貫通する原動軸で冷却筒の底端のモーター上に接続し、回転体の周縁に均一に傾斜したカッターを複数有し、合成樹脂を押出用具の原料入口から投入して、押出口から押し出される線状合成樹脂を、回転体の回転によりペレット状に切断して、同時にカッターの回転力によりペレットを冷却筒の内壁方向へ誘導し、冷却水と混合して、冷却筒の底端に設けた出口から流出させることを特徴とする。このため、切断効率を高め、冷却装置をコンパクトにできる。また、冷却水とペレット状合成樹脂がミックスして回転移動するので、冷却効果が高い。
本考案によれば、カッターで合成樹脂をペレット状に切断してから冷却するので、ペレット状合成樹脂と冷却水とが接する冷却面積が増え、冷却速度と冷却効果を高めることができる。また、複数のカッターを回転体の周縁に設けて、複数の合成樹脂原料押出口から押し出される線状合成樹脂を、回転体の回転により素早くペレット状の合成樹脂にすることにより、高品質で経済的、かつ大量生産の目的を達成する。そして、ペレット状の合成樹脂と冷却水をミックスして完全に冷却してから排出するので、粘性が比較的大きい合成樹脂でも一緒に粘着して固まることがない。
以下、本考案に係る迅速冷却装置の好適な実施の形態について、図1から図4に基づいて説明する。
図1から図4に示すように、迅速冷却装置は、冷却筒1を主体として、その上部に周壁面11と底壁面16を組合わせた上部隔体が設けられている。また、周壁面11の中央部に外周方向に延設された環状壁12と冷却筒1の内壁14とを接合して、上部空間24と環状槽13と冷却空間15が設けられている。その上部壁面10と底壁面16の中央部分には、各々貫通孔が設けられ、底壁面16の貫通孔は、上部壁面10の貫通孔よりも比較的小さく、上部空間24には押出用具3が嵌め込まれている。押出用具3の合成樹脂原料入口31は、冷却空間15内へと連通している。
押出用具3は、合成樹脂原料入口31を有し、分岐してから合成樹脂原料押出口30が設けられている。押出用具3底端の凸体32は、回転体6の上端面に合わせられている。回転体6周縁の僅かに傾斜したカッター7は、合成樹脂原料押出口30の位置に設置されている。また、回転体6は、原動軸8で冷却筒1の外部底端に取り付けられたモーター9に接続されており、モーター9の回転により回転体6が回転する。また、冷却筒1の底端には、出口17を設け、そこから、原料と冷却水を排出するようになっている。また、環状壁12と内壁14が接続するところには、複数の孔18が設けられ、冷却空間15内の孔18下方の位置に、導水管4を設け、冷却水の流れを導くようにしている。
冷却水をノズル2の冷却水入口19から環状槽13内へ入れると、その冷却水は、直ちに孔18から冷却空間15内へ入る。図4に示すように、傾斜した導水管4により冷却水は、冷却筒1の内壁14に沿い、回転しながら下方に向かう。合成樹脂を押出用具3の合成樹脂原料入口31から入れて、各々の合成樹脂原料押出口30へ送ると、回転体6の周縁に取り付けられ、かつ均一に傾斜させた回転カッターとしてのカッター7が、線状合成樹脂を切断して、ペレット状合成樹脂33にする。そして、カッター7の回転力により、ペレット状合成樹脂33は、自然に冷却筒1の内壁14へと向かう。続いて、ペレット状合成樹脂33は、冷却水と混合されてから、出口17より流出する。このため、生産のスピード化と優れた冷却効果を達成することができる。
なお、上述の実施の形態に限定されず、各種の変更が可能である。たとえば、ペレット状合成樹脂を回転させながら下方に移動させているが、回転させずに下方に移動させても良い。また、カッターを冷却水中に設けて、線状合成樹脂を水中で切っても良く、あるいはカッターを冷却水の外に設けて空気中で切るようにしても良い。
合成樹脂ペレットの冷却効果を高めたので、大量生産に適した冷却を可能にし、品質の一定したペレットが効率よく生産することができる。
1 冷却筒
2 ノズル
3 押出用具
4 導水管
5 押出機
6 回転体
7 カッター
8 原動軸
9 モーター
10 上部壁面
11 周壁面
12 環状壁
13 環状槽
14 内壁
15 冷却空間
16 底壁面
17 出口
18 孔
19 冷却水入口
24 上部空間
30 合成樹脂原料押出口
31 合成樹脂原料入口
32 凸体
33 ペレット状合成樹脂
50 線状合成樹脂
51 ローラー
52 冷却水槽
53 ローラー
54 切断セットメカニズム
2 ノズル
3 押出用具
4 導水管
5 押出機
6 回転体
7 カッター
8 原動軸
9 モーター
10 上部壁面
11 周壁面
12 環状壁
13 環状槽
14 内壁
15 冷却空間
16 底壁面
17 出口
18 孔
19 冷却水入口
24 上部空間
30 合成樹脂原料押出口
31 合成樹脂原料入口
32 凸体
33 ペレット状合成樹脂
50 線状合成樹脂
51 ローラー
52 冷却水槽
53 ローラー
54 切断セットメカニズム
Claims (3)
- 押出機から押し出される線状の合成樹脂をペレット状に切断するカッターと、
前記ペレット状合成樹脂を冷却する冷却筒と、
を備える合成樹脂ペレットの迅速冷却装置。 - 冷却水を内壁に沿って流す冷却筒と、
冷却筒の上方にあって、押し出される線状合成樹脂をペレット状に切断し、ペレット状合成樹脂に推進力を与えて冷却筒の内壁方向へ送出する回転カッターと、
冷却筒の内壁に沿って、ペレットと冷却水を渦巻き状に搬送する通路と、
搬送されるペレットを送出する出口と、
を備える合成樹脂ペレットの迅速冷却装置。 - 冷却筒の上部内側空間に周壁面と底壁面とを有する隔体を形成し、
周壁面の中央部に外周方向に延設された環状壁を冷却筒の内壁に接合して、上部空間と環状槽と冷却空間を設け、
冷却水を導入するための、環状槽から外部に連通するノズルと、
環状槽から冷却空間に通ずる複数の貫通孔と、
冷却水が冷却筒の内壁に沿って渦巻き状に流下するように形成された、前記貫通孔から傾斜させて接続される導水管と、
上部空間を貫通して、冷却空間に通ずる円筒状の貫通孔に合成樹脂を導入するための押出口を有する押出用具と、
押出用具と同芯軸上に回転体を設け、
前記回転体が、冷却空間を貫通する原動軸で冷却筒の底端のモーター上に接続し、回転体の周縁に均一に傾斜したカッターを複数有し、
合成樹脂を押出用具の原料入口から投入して、押出口から押し出される線状合成樹脂を、回転体の回転によりペレット状に切断して、同時にカッターの回転力によりペレットを冷却筒の内壁方向へ誘導し、
冷却水と混合して、冷却筒の底端に設けた出口から流出させることを特徴とする迅速冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007111U JP3137439U (ja) | 2007-09-13 | 2007-09-13 | 迅速冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007007111U JP3137439U (ja) | 2007-09-13 | 2007-09-13 | 迅速冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3137439U true JP3137439U (ja) | 2007-11-22 |
Family
ID=43287803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007007111U Expired - Fee Related JP3137439U (ja) | 2007-09-13 | 2007-09-13 | 迅速冷却装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3137439U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016017518A1 (ja) * | 2014-07-30 | 2016-02-04 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ポリアミドペレット、ポリアミドペレットの製造方法、及びポリアミド成形体の製造方法 |
CN112705451A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-04-27 | 江苏韬略环保科技有限公司 | 一种活性炭筛选分离冷却装置 |
CN113857362A (zh) * | 2021-10-21 | 2021-12-31 | 浙江今跃机械科技开发有限公司 | 一种轮毂坯旋压前局部冷却装置 |
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2007
- 2007-09-13 JP JP2007007111U patent/JP3137439U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2016017518A1 (ja) * | 2014-07-30 | 2017-05-18 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ポリアミドペレット、ポリアミドペレットの製造方法、及びポリアミド成形体の製造方法 |
US10786928B2 (en) | 2014-07-30 | 2020-09-29 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Polyamide pellets, method for producing polyamide pellets, and method for producing polyamide molded article |
CN112705451A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-04-27 | 江苏韬略环保科技有限公司 | 一种活性炭筛选分离冷却装置 |
CN113857362A (zh) * | 2021-10-21 | 2021-12-31 | 浙江今跃机械科技开发有限公司 | 一种轮毂坯旋压前局部冷却装置 |
CN113857362B (zh) * | 2021-10-21 | 2023-08-18 | 浙江今跃机械科技开发有限公司 | 一种轮毂坯旋压前局部冷却装置 |
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