JP3137383B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3137383B2
JP3137383B2 JP03252466A JP25246691A JP3137383B2 JP 3137383 B2 JP3137383 B2 JP 3137383B2 JP 03252466 A JP03252466 A JP 03252466A JP 25246691 A JP25246691 A JP 25246691A JP 3137383 B2 JP3137383 B2 JP 3137383B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル複写機やファ
クシミリ装置等の機器に利用される画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機やファクシミリ装置等に
は各種の画像読取装置が利用されているが、一般的には
蛍光灯等の光源と受光素子が主走査方向に連設された読
取センサ(ラインセンサ)とが並設された光走査装置
が、原稿支持板であるガラス板下を副走査移動する構造
となっている。ここで、上述のような画像読取装置で
は、蛍光灯等の光走査装置の光源は使用期間や周囲温度
により照度が変動するので、これを逐次測定して光走査
装置の読取センサの読取閾値で補正することが必要であ
る。そこで、光走査装置上と対向して読取走査領域外と
なる位置に基準白板を配置し、これを光走査装置の光源
で照明して明度を読取センサで測定し、この測定値に従
って原稿の読取閾値を補正するものが開発されている。
上述のような画像読取装置は、光走査装置の光源の変動
を基準白板の明度に従って補正するので、原稿の画像情
報を随時良好なホワイトバランスで読取走査することが
できる。
【0003】ここで、基準白板はフレームの読取開口上
面とガラス板の下面との間に配置したり、ガラス板の上
に取付けるなどしているが、これでは基準白板と原稿の
被走査面とは光走査装置に対する距離が異なるので、こ
のことによる照度差を電気的に補正するなどしている。
だが、実際には上述の補正を行なっても、主走査方向の
端部でホワイトバランスの不良が発生しがちである。つ
まり、基準白板と原稿の被走査面とは光走査装置の光源
にフレームの読取開口を介して対向しているが、この読
取開口に対する間隔差によって原稿の被走査面と基準白
板の下面とではフレームに遮光される割合が異なる。こ
のため、主走査方向の端部では基準白板の明度が相対的
に高く測定されたり低く測定されることになり、原稿か
ら読取った画像情報を再現すると主走査方向の端部が黒
くつぶれたり白く飛んだものとなる。
【0004】そこでこの問題を解決するため、本発明者
は、受光素子が主走査方向に連設された読取センサと主
走査方向に長い光源とを有し副走査移動自在に支持され
た光走査装置と、この副走査移動する光走査装置と対向
する位置に読取開口が形成されたフレームを設け、この
フレームの読取開口上に透光性を有する原稿支持板と基
準白板とを配置し、光走査装置の光源に照明された基準
白板の明度に従って読取センサのホワイトバランスを補
正する画像読取装置において、少なくとも一方の主走査
方向端部の表面明度が中央部とは異なる基準白板を形成
することを提案した。これにより、基準白板の主走査方
向端部の表面明度が中央部とは異なるので、フレームの
読取開口に対する間隔差に起因する原稿と基準白板との
読取明度の差が補正されるので、基準白板に比して受光
量が小さい原稿の主走査方向の端部の画像情報も良好な
ホワイトバランスで読取走査されることになり、画像情
報が主走査方向の端部で黒くつぶれたり白く飛ぶことが
防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、読取
センサと原稿までの距離と、読取センサと基準白板まで
の距離とが異なる場合には、基準白板に濃度変化を付け
る必要があるが、この濃度変化を付ける手段としては、
塗装や各種表面加工等がある。しかし、実際になめらか
な濃度変化を塗装やシルク印刷等で実現することは困難
であり、また、濃度変化部が正しい濃度カーブになって
いるかを検出することも非常に困難である。そこで、本
発明は、読取センサの出力部において滑らかな濃度変化
を実現し、簡単な方法で濃度カーブを管理できる手段を
備えた画像読取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、受光素子が主走査方向に
連設された読取センサと主走査方向に照明可能な光源と
を有し副走査移動自在に支持された光走査装置と、この
副走査移動する光走査装置と対向する位置に読取開口が
形成されたフレームを設け、このフレームの読取開口上
に透過性を有する原稿支持板と基準白板とを配置し、前
記光走査装置の光源に照明された前記基準白板の明度に
従って、前記読取センサのホワイトバランスを補正する
画像読取装置であって、少なくとも一方の主走査方向端
部の表面明度が中央部とは異なる基準白板を有する画像
読取装置において、前記基準白板内の明度差を網点パタ
ーンで形成すると共に、その網点部に使用した塗料と同
じもので基準白板の有効読取範囲外に塗料の濃度をチェ
ックする部分を設けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明では、受光素子
が主走査方向に連設された読取センサと主走査方向に照
明可能な光源とを有し副走査移動自在に支持された光走
査装置と、この副走査移動する光走査装置と対向する位
置に読取開口が形成されたフレームを設け、このフレー
ムの読取開口上に透過性を有する原稿支持板と基準白板
とを配置し、前記光走査装置の光源に照明された前記基
準白板の明度に従って、前記読取センサのホワイトバラ
ンスを補正する画像読取装置であって、少なくとも一方
の主走査方向端部の表面明度が中央部とは異なる基準白
板を有する画像読取装置において、前記基準白板内の明
度差を、読取センサ出力でMTFが小さく、且つモアレ
の周波数が高い空間周波数を持つ網点で形成したことを
特徴とする。
【0008】また、請求項3記載の発明では、受光素子
が主走査方向に連設された読取センサと主走査方向に照
明可能な光源とを有し副走査移動自在に支持された光走
査装置と、この副走査移動する光走査装置と対向する位
置に読取開口が形成されたフレームを設け、このフレー
ムの読取開口上に透過性を有する原稿支持板と基準白板
とを配置し、前記光走査装置の光源に照明された前記基
準白板の明度に従って、前記読取センサのホワイトバラ
ンスを補正する画像読取装置であって、少なくとも一方
の主走査方向端部の表面明度が中央部とは異なる基準白
板を有する画像読取装置において、前記基準白板内の明
度差を、読取センサの持つ空間周波数の偶数倍の空間周
波数を持つ網点で形成することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、基準白板の主走査方向端部の
表面明度が中央部とは異なるので、フレームの読取開口
に対する間隔差に起因する原稿と基準白板との読取明度
の差が補正されるので、基準白板に比して受光量が小さ
い原稿の主走査方向の端部の画像情報も良好なホワイト
バランスで読取走査されることになり、さらに、基準白
板内の明度差を網点パターンで形成すると共に、その網
点部に使用した塗料と同じもので基準白板の有効読取範
囲外に塗料の濃度をチェックする部分を設けたことによ
り、読取センサの出力部において滑らかな濃度変化を実
現することができ、且つ、上記濃度チェック部により容
易に品質(濃度カーブ等)を管理することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して説明する。先
ず、本発明が適用される画像読取装置について、図1
(a)を参照して説明する。この画像読取装置1では、受
光素子が連設されたラインセンサ(読取センサ)2と光
源である直管型の蛍光灯3とが並設された光走査装置4
がレール(図示せず)に支持されるなどして副走査移動
自在となっており、この副走査移動する光走査装置4と
対向する位置に読取開口5が形成されたフレーム6の上
に原稿支持板であるガラス板7がスペーサ8を介して取
付けられている。そして、この画像読取装置1では、前
記部材6,7間で前記読取開口5の副走査方向端部に相
当する位置にブラケット9で固定された基準白板10
は、図1(a)に例示するように前記読取開口5の縁部と
隣接する主走査方向端部の表面が中央部より暗色に塗装
されている。尚、基準白板の具体的な実施例については
後述する。
【0011】このような構成において、この画像読取装
置1も、光走査装置4の蛍光灯3の照度を基準白板10
の明度で測定し、この測定値に従ってラインセンサ2の
読取閾値を補正して原稿11の画像情報を良好なホワイ
トバランスで読取走査するようになっている。つまり、
図2(a)及び図3(a)に例示するように、ガラス板7上
に原稿11が載置されて用紙サイズや変倍率などが機器
に設定されると、これらの設定値に従って光走査装置4
は原稿11を読取走査する前に基準白板10を読取走査
する。この時、図1(a)に例示したように、基準白板1
0はフレーム6の読取開口5の縁部と隣接する位置が暗
色なので、その読取明度は端部で低く中央部で高い値と
なる。そこで、このような補正が行なわれた後、図2
(b)及び図3(b)に例示するように、ガラス板7下を副
走査移動する光走査装置4により原稿11の画像情報が
読取走査される。この時、この画像読取装置1では、基
準白板10の読取明度に従って光走査装置4のラインセ
ンサ2のホワイトバランスが補正されているので、原稿
11の画像情報は主走査方向の端部では実際より明るく
読み取られる。これは図2に例示したように、基準白板
10の下面と原稿11の被走査面との高さが異なるため
にフレーム6の読取開口5付近では原稿11の被走査面
は基準白板10よりもフレーム6に遮光される割合が大
きいことに対する対策であり、このように相対的に受光
量が大きい基準白板10の主走査方向端部を暗色にした
ことで、原稿11の画像情報は受光量に適したホワイト
バランスで読取走査されることになる。
【0012】ここで、本出願人が実際に上述のような構
造の装置を製作して基準白板10と白色の原稿11との
照度分布を測定したところ、図5に例示するように、基
準白板10と原稿11とから読取った明度の差が、主走
査方向の中央部では小さく端部に接近するほど大きくな
ることが判明した。尚、図中に例示した曲線は、上述の
ような明度の各値から、 {1−(白色原稿の明度/基準白板の明度)}×100 として算出したエラー率(%)を示しており、やはり主
走査方向の端部ではホワイトバランスのエラーが大きい
ことが判る。そこで、この画像読取装置1を実施する場
合は、上述のようなホワイトバランスの誤差に基づき、
図4に例示するように、基準白板10の表面に形成する
暗色の塗装の濃度を、主走査方向の端部では高く中央部
では低くすることになる。
【0013】ところで、画像読取装置1の基準白板10
は、通常は空間周波数が零であるような、例えば、ベタ
印刷、ベタ塗装や、紙またはフィルム等の地色を使って
作っている。これは、均一な濃度の基準白板を容易に作
ることができる事と、網点ではラインセンサ(例えばC
CD)等の読取センサ3の量子化により、モアレが発生
してしまうためである。すると、前述したように、基準
白板内に濃度変化を故意につけようとする場合も、ベタ
印刷のような方法がモアレ発生の心配が無く良い方法だ
と考えられる。しかしながら、実際には、なめらかな濃
度変化を持つものを、ある決められた濃度カーブで量産
することを1回のベタ印刷等で実現することは不可能で
ある。また、ある幅を持つベタ印刷を数回濃度を変えて
行なうことによって濃度変化をつける場合は、図6に示
すように、印刷の重なった部分の濃度がその2色の中間
色にならないことや、重ね合わせがうまく行なえないと
隙間が生じ、地肌の色が出てしまうため、この方法でも
なめらかな濃度変化を実現することは難しい。また、仮
に上記方法で濃度カーブを実現できたとしても、マクベ
ス濃度計のようにある面積(例えば、直径5mm)を必
要とする濃度計が一般的であるため、これらの濃度計で
濃度が変化している部分の濃度を測定すると、測定位置
により測定濃度が大きくばらついてしまうため、正確な
濃度カーブが実現できているかの検査も不可能である。
【0014】そこで本発明では、上記問題点を解決し得
る基準白板を作製することを目的とし、図1(b),(c)
に示すように、基準白板10のブラケットに白色ベタ印
刷を施した後、基準白板10の有効読取範囲内の少なく
とも一方の主走査方向端部に網点印刷を施し、基準白板
10になめらかな濃度変化を付ける。一般に、任意の濃
度カーブを容易に実現するのは、網点印刷による面積階
調が知られている。しかし、ただ網点印刷を施すだけで
は、前述したように読取センサの量子化により、モアレ
が発生する恐れがある。したがって、本発明の技術的な
課題は、どのような条件の網点であれば、モアレの影響
がなく正しい濃度カーブのシェーディングデータを作る
ことができるかという所にある。以下、その解決方法に
ついて説明する。
【0015】さて、網点で発生するモアレは、周波数と
振幅を持っている。モアレの周波数fM[本/inch]は、
nを1または偶数であるとすると、原稿の空間周波数f
W[本/inch]に最も近い読取空間周波数fR[本/inch]
のfR/nまたはn×fRで、fW を除算した時の余りの
絶対値である。また、振幅は読取系のMTF(Modulati
on Transfer Function)で決まり、図7に示すような
読取系では、主にレンズ14と読取センサ3のMTFに
大きく影響を受ける。先ず、読取センサのMTFは図8
に示すようになる。図8より、fR の偶数倍の所でMT
Fが0となることが判る。MTFが0であるということ
は、読取センサ3側の出力では、網点画像を読込んでい
るにもかかわらず、ベタ画像を読込んだ時と同じ出力を
出すことになる。したがって、網点のドット間隔を、例
えば図9に示すように1/2fR[inch]に固定して、ド
ットサイズを変更して階調表現すれば、ベタで階調表現
をした場合と同じ出力を得ることができる。すなわち、
請求項3記載のように、基準白板内の明度差を、読取セ
ンサの持つ空間周波数の偶数倍の空間周波数を持つ網点
で形成すれば、滑らかな濃度変化を実現できる。
【0016】次に、別の方法を説明する。図7に示した
読取系全体のMTFは、レンズ14のMTF(図10参
照)と読取センサ3のMTFを乗じたものとなるため図
11のようになる。但し、図10に示したMTFは、レ
ンズによってMTFの波形が異なる(零となる周波数も
異なる)ため、参考図である。従って、図11も読取系
全体のMTFの一例ということになる。図11に示すよ
うに、読取系全体のMTFは周波数が高くなるにしたが
って急にMTFが低下していることが判る。そこでここ
では、このようにMTFが小さい周波数域において、尚
且つモアレの周波数が高いような空間周波数(例えば、
2.6fR)を考える(モアレの周波数は0.6fR)。また、
簡単に考えるために、例えば、周期が1/2.6fRで副走
査側への白、グレーのデューティーを徐々に変更するよ
うな印刷を行なうと、デューティーにより読取波形は図
12のようになる。したがって、モアレの一周期分の長
さ1/0.6fRより長い期間のデータを取り込んで、平均
値処理、MAX検知、MIN検知等の何らかの処理を行
なうことによって、デューティーに応じた値を検出でき
る。尚、モアレの周波数が小さいと一周期が長くなって
しまうため、基準白板の副走査方向の幅を長くしなけれ
ばならないため、モアレの周波数は高い方が良い。
【0017】このように、基準白板内の明度差を、読取
センサの持つ空間周波数の偶数倍の空間周波数を持つ網
点で形成するか、あるいは、基準白板内の明度差を、読
取センサ出力でMTFが小さく、且つモアレの周波数が
高い空間周波数を持つ網点で形成するかの上記2つの方
法の何れかを使用することによって、網点印刷によって
なだらかな濃度変化のシェーディング補正データを作る
ことが可能となる。また、このように網点で濃度変化を
作った場合には、その濃度カーブは網点印刷のパターン
と、網点部のインク濃度によって決まる。ここで、網点
印刷のパターンには変動要因はないため、網点のインク
濃度を管理することによって濃度カーブが管理できる。
そこで、本発明では、図1(b),(c)に示すように、基
準白板10上の有効読取幅外に、網点インク濃度をチェ
ックするための印刷エリアを作り、その部分の濃度チェ
ックで品質(濃度カーブ)をチェックすることが可能と
なる。
【0018】尚、デジタルスキャナー方式の画像読取装
置の場合、読取センサの画素毎の感度のバラツキを補正
するために基準白板を用い、その基準白板の読取データ
THと、原稿読取データD’との相対的な明るさを検出
する方法を取っている。これをシェーディング補正とい
い、一般的には、図13で示されるようなシェーディン
グ補正回路17で実現されている。すなわち、シェーデ
ィング補正回路17内の演算回路20を介してRAM2
1内に記憶した基準白板の読取データDTHと、A/Dコ
ンバータ16から読取込んだ原稿読取データD’とを、
CPU22で処理し、 D=(D’/DTH)×(2のn乗) ;(n=ビット数) の計算を行ない、シェーディング補正を行なっている。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基準白板の主走査方向端部の表面明度が中央部とは異な
るので、フレームの読取開口に対する間隔差に起因する
原稿と基準白板との読取明度の差が補正されるので、基
準白板に比して受光量が小さい原稿の主走査方向の端部
の画像情報も良好なホワイトバランスで読取走査される
ことになり、さらに、基準白板内の明度差を網点パター
ンで形成すると共に、その網点部に使用した塗料と同じ
もので基準白板の有効読取範囲外に塗料の濃度をチェッ
クする部分を設けたことにより、読取センサの出力部に
おいて滑らかな濃度変化を実現することができ、且つ、
上記濃度チェック部により容易に品質(濃度カーブ等)
を管理することができる。さらに、基準白板内の明度差
を、読取センサの持つ空間周波数の偶数倍の空間周波数
を持つ網点で形成するか、あるいは、基準白板内の明度
差を、読取センサ出力でMTFが小さく且つモアレの周
波数が高い空間周波数を持つ網点で形成するかの何れか
を採用することによって、網点印刷によるなだらかな濃
度変化のシェーディング補正データを容易に作ることが
可能となる。したがって、本発明によれば、原稿全面の
画像情報を常に良好なホワイトバランスで読取走査する
ことができる画像読取装置を提供することができる。、
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明が適用される画像読取装置の要部
の底面図、(b)は本発明による基準白板の一例を示す平
面図、(c)は基準白板の要部断面図である。
【図2】本発明が適用される画像読取装置の要部縦断正
面図である。
【図3】本発明が適用される画像読取装置の要部縦断側
面図である。
【図4】基準白板の濃度分布の一例を示す特性図であ
る。
【図5】基準白板と白色原稿の照度分布とエラー率とを
示す特性図である。
【図6】基準白板に濃度を変えて数回のベタ印刷を施し
た場合の濃度分布の説明図である。
【図7】画像読取装置の画像読取系の一例を示す説明図
である。
【図8】空間周波数と読取センサのMTFの関係の一例
を示す参考図である。
【図9】請求項3記載の発明の説明図である。
【図10】空間周波数とレンズのMTFの関係の一例を
示す参考図である。
【図11】空間周波数と読取系全体のMTFの関係の一
例を示す参考図である。
【図12】請求項2記載の発明の説明図である。
【図13】図7に示すシェーディング補正回路の一例を
示す図である。
【符号の説明】
1・・・画像読取装置 2・・・読取センサ 3・・・光源 4・・・光走査装置 5・・・読取開口 6・・・フレーム 7・・・原稿支持板 9・・・ブラケット 10・・・基準白板 11・・・原稿 16A/Dコンバータ 17シェーディング補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/401 H04N 1/19 H04N 1/405 G06T 1/00 460

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受光素子が主走査方向に連設された読取セ
    ンサと主走査方向に照明可能な光源とを有し副走査移動
    自在に支持された光走査装置と、この副走査移動する光
    走査装置と対向する位置に読取開口が形成されたフレー
    ムを設け、このフレームの読取開口上に透過性を有する
    原稿支持板と基準白板とを配置し、前記光走査装置の光
    源に照明された前記基準白板の明度に従って、前記読取
    センサのホワイトバランスを補正する画像読取装置であ
    って、少なくとも一方の主走査方向端部の表面明度が中
    央部とは異なる基準白板を有する画像読取装置におい
    て、 前記基準白板内の明度差を網点パターンで形成すると共
    に、その網点部に使用した塗料と同じもので基準白板の
    有効読取範囲外に塗料の濃度をチェックする部分を設け
    たことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】受光素子が主走査方向に連設された読取セ
    ンサと主走査方向に照明可能な光源とを有し副走査移動
    自在に支持された光走査装置と、この副走査移動する光
    走査装置と対向する位置に読取開口が形成されたフレー
    ムを設け、このフレームの読取開口上に透過性を有する
    原稿支持板と基準白板とを配置し、前記光走査装置の光
    源に照明された前記基準白板の明度に従って、前記読取
    センサのホワイトバランスを補正する画像読取装置であ
    って、少なくとも一方の主走査方向端部の表面明度が中
    央部とは異なる基準白板を有する画像読取装置におい
    て、 前記基準白板内の明度差を、読取センサ出力でMTFが
    小さく、且つモアレの周波数が高い空間周波数を持つ網
    点で形成したことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】受光素子が主走査方向に連設された読取セ
    ンサと主走査方向に照明可能な光源とを有し副走査移動
    自在に支持された光走査装置と、この副走査移動する光
    走査装置と対向する位置に読取開口が形成されたフレー
    ムを設け、このフレームの読取開口上に透過性を有する
    原稿支持板と基準白板とを配置し、前記光走査装置の光
    源に照明された前記基準白板の明度に従って、前記読取
    センサのホワイトバランスを補正する画像読取装置であ
    って、少なくとも一方の主走査方向端部の表面明度が中
    央部とは異なる基準白板を有する画像読取装置におい
    て、 前記基準白板内の明度差を、読取センサの持つ空間周波
    数の偶数倍の空間周波数を持つ網点で形成することを特
    徴とする画像読取装置。
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JP5419299B2 (ja) 2011-06-21 2014-02-19 株式会社スプリング 観賞魚を上面から鮮明に見ることを目的とした水槽

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