JP3137315B2 - コンプライアンステスター - Google Patents

コンプライアンステスター

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JP3137315B2
JP3137315B2 JP07352665A JP35266595A JP3137315B2 JP 3137315 B2 JP3137315 B2 JP 3137315B2 JP 07352665 A JP07352665 A JP 07352665A JP 35266595 A JP35266595 A JP 35266595A JP 3137315 B2 JP3137315 B2 JP 3137315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブッシュを含めた
サスペンション系のたわみ特性を調べるコンプライアン
ステスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブッシュを含めたサスペンション
系のたわみ特性を調べる装置としては、例えばシャシ静
特性試験機が知られている。このシャシ静特性試験機
は、車両全体を試験機に搭載し、バウンド、リバウン
ド、ロール状態等を試験機上で実現しながら、ホイール
アライメントを測定するもので、この試験機を用いてブ
ッシュを含めたサスペンション系のたわみ特性が調べら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシャシ静特性試験機にあっては、下記に列挙する問
題がある。 (1)測定できるのが特定の状態での静的なホイールア
ライメントに限られるため、例えばサスペンション系の
ブッシュが劣化しても静的なホイールアライメント測定
結果に現れないような場合には、ブッシュ劣化を判定す
ることができない、という問題がある。 (2)大型装置であり、しかも、特別のパワーユニット
(油圧ユニット等)を必要とするものであるため、コス
ト的にもスペース的にも非常に不利である、という問題
がある。
【0004】そこで、本発明者は、このような従来の問
題点を解決するものとして、被試験体の車両を搭載させ
たことによる荷重の負荷によって、油圧を発生させるよ
うにしたコンプライアンステスターを既に提案してある
(特願平06−175559号、特願平06−3267
43号)。
【0005】本発明は、この既提案のコンプライアンス
テスターをさらに改良したもので、その改良点の第1
は、パワーユニットとして、自動車整備工場などの既設
のエアー供給源(コンプレッサーなど)を利用すると共
に、コントロールの精度を上げるため、空圧−油圧(液
圧)の変換を行う、エアーハイドロコンバータを組み込
んだ点にある。改良点の第2は、測定に際して、被試験
体の車両に変位測定手段を簡単かつ迅速に取り付けるこ
とができるようにした点にある。改良点の第3は、測定
データを記録、保存するため、変位測定手段にプリンタ
ーなどのデータ記録手段を設けた点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、本発明の各請求項
に対応したコンプライアンステスターについて、図1に
示したクレーム対応図に従って明らかにする。なお、同
図で、TAは横方向の力が作用されるモードの接地状態
を示したタイヤ、TBは前後方向の力が作用されるモー
ドの接地状態を示したタイヤである。
【0007】本発明の請求項1記載のコンプライアンス
テスターは、被試験体kの車両に装着された状態のブッ
シュを含めたサスペンション系のたわみ特性を調べるコ
ンプライアンステスターにおいて、テスター支持ベース
aの上面に沿って移動可能に設けらると共に、前記被試
験体kの車両に装着されたまゝのタイヤが搬入載置され
る高さのタイヤ載置テーブルdと、前記タイヤ載置テー
ブルdに一端が連結され、当該タイヤ載置テーブルdを
移動させるパワーシリンダeと、圧縮空気を供給するエ
アー供給源nと、前記エアー供給源lからの圧縮空気が
供給される圧縮空気室pと作動流体が充填された流体圧
室qとが隔壁フロートrを介して区画されて、圧力変換
を行うエアーハイドロコンバーターoと、前記エアーハ
イドロコンバーターoの流体圧室qと前記パワーシリン
ダeのシリンダ流体室fとを連通する連通路gと、前記
パワーシリンダeのシリンダ流体室fの流体圧を測定す
る流体圧測定手段hと、タイヤのロードホイールjと被
試験体kとの相対変位を測定する第2変位測定手段m
と、を備えていることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項2記載のコンプライアンス
テスターは、前記請求項1記載のコンプライアンステス
ターにおいて、前記第2変位測定手段mを、被試験体の
車両の外装部分に装着される変位計マウント用ステー
と、当該変位計マウント用ステーを前記外装部分に着脱
自在に装着させるマグネットと、前記変位計マウント用
ステーの測定部に装着された変位計と、ロードホイール
のハブボルト部のアダプターを介して取り付けられ、ホ
イールセンタ付近にて変位計に接触させる基準面を出す
測定基準プレートとを有する手段としたことを特徴とす
る。
【0009】本発明の請求項3記載のコンプライアンス
テスターは、前記請求項1記載のコンプライアンステス
ターにおいて、前記第2変位測定手段mにプリンターな
どのデータ記録手段sを設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図2〜図3は、本発明に係る請求
項1記載のコンプライアンステスターのベースとなる技
術を説明した平面図及び側面図である。この図2〜図3
において、1はテスター支持ベース(テスター支持ベー
スaに相当)、4はターンテーブル(タイヤ載置テーブ
ルdに相当)、5はパワーシリンダ(パワーシリンダe
に相当)、100はコンプレッサー(エアー供給源nに
相当)、110はエアーハイドロコンバーター(エアー
ハイドロコンバーターoに相当)、111は圧縮空気室
(圧縮空気室pに相当)、112は油圧室(流体圧室q
に相当)、113は隔壁フロート(隔壁フロートrに相
当)、6はシリンダ油室(シリンダ流体室fに相当)、
7は連通パイプ(連通路gに相当)、8は液圧インジケ
ータ付減圧弁(流体圧測定手段hに相当)、9はストロ
ークゲージ(第1変位測定手段iに相当)、10は回転
角検出用指針(第1変位測定手段iに相当)である。
【0011】前記テスター支持ベース1は、自動車整備
工場などの床面に設けられる。前記ターンテーブル4
は、テスター支持ベース1との間に、環状のボールリテ
ナー15に複数納められた鋼球16が設けられ、テスタ
ー支持ベース1の上面に沿ってスライド移動と回転移動
可能に設けられている。前記パワーシリンダ5は、例え
ば1シリンダ1ロッド構造とし、ターンテーブル4に形
成された複数のオフセット穴17とロックピン18によ
りターンテーブル4に対する連結位置を変更可能とさ
れ、シリンダ本体に固定されたブラケット19とテスタ
ー支持ベース1に形成された複数の取付穴20と図外の
ボルト・ナットによりテスター支持ベース1に対する連
結位置を変更可能とされている。前記連通パイプ7は、
パワーシリンダ5のシリンダ油室6と前記エアーハイド
ロコンバーター110の油圧室112とを連通する連通
路で、その途中には、レギレーターとしての液圧インジ
ケータ付減圧弁8と、該減圧弁8より油圧室112側に
ニードルバルブや電磁バルブなどのバルブ21が設けら
れている。前記ストロークゲージ9は、テスター支持ベ
ース1とターンテーブル4との相対ストローク変位を測
定する。前記回転角検出用指針10は、例えばテスター
支持ベース1に対してマグネント22により固定され、
ターンテーブル4に付された目盛りによりテスター支持
ベース1に対するターンテーブル4の相対角度変位を測
定する。前記コンプレッサー100は、自動車整備工場
などの既設のものが使用でき、また、このコンプレッサ
ー100からエアーハイドロコンバーター110の圧縮
空気室111間のエアー通路120には、電磁バルブ1
30を組み込み、エアーの送り込み、エアーの排気が自
在にできる。前記エアーハイドロコンバーター110
は、コンプレッサー100からの圧縮空気が圧縮空気室
111に供給されると、隔壁フロート113が押圧され
て、油圧室112に充填されている油がパワーシリンダ
5のシリンダ油室6側に流入して、空圧−油圧の変換が
行われる。
【0012】このような構成からなるコンプライアンス
テスターでは、次のようにして、コンプライアンスの測
定が行われる。 [たわみ特性試験時の力の発生と釣り合い] ブッシュを含めたサスペンション系のたわみ特性を調べ
るに際し、ターンテーブル4にタイヤを載せ、コンプレ
ッサー100側から圧縮空気をエアーハイドロコンバー
ター110に送ると、この油圧室112内の油がパワー
シリンダ5のシリンダ油室6側に流入し、シリンダ油室
6の内圧を高め、シリンダ油室圧と受圧面積と掛け合わ
せた力によりターンテーブル4を押し、タイヤの接地点
に接線方向の力やモーメントを加えることになる。すな
わち、自動車整備工場などで手軽に得られるコンプレッ
サー100からの圧縮空気を利用することで、ターンテ
ーブル4上のタイヤの接地点に接線方向の力やモーメン
トを加えることになる。しかも、この際、圧縮空気によ
る空圧を、エアーハイドロコンバーター110によっ
て、油圧に変換しているため、高精度での制御が可能と
なる。
【0013】この力の釣り合い関係について、図4に基
づき説明すると、Wを輪荷重、FZを接地点反力、FY
を流体による横方向作用力、KY をブッシュ剛性、δY
をブッシュたわみとした場合、 上下方向の釣り合い式は、 W=FZ 横方向の釣り合い式は、 FY =KY ・δY となる。
【0014】そして、流体による横方向作用力FY は、
油圧室112の受圧面積をSA とし、シリンダ油室6の
SB とした場合、下記の関係になる。 FY =FZ ・(SB /SA ) ただし、横方向作用力FY は、液圧インジケータ付減圧
弁8により可変にコントロールできる。
【0015】[横方向力作用モード] タイヤの接地点に横方向の力を作用させるモードでは、
図5に示すように、パワーシリンダ5のターンテーブル
4とテスター支持ベース1に対する連結を、作用力が接
地点を通る位置(図5のA位置)との連結とし、パワー
シリンダ5からの作用力の方向がタイヤ方向に対し直交
するようにタイヤを配置する。これによって、タイヤの
接地点に横方向の力が作用することになり、この横向き
力FYLは、液圧インジケータ付減圧弁8からのシリンダ
油室圧の測定結果と受圧面積により求められ、また、タ
イヤの接地点の横方向変位xYLは、ストロークゲージ9
からの測定結果により得られる。したがって、横方向剛
性KYLは、 KYL=FYL/xYL の式により求められる。また、横方向コンプライアンス
δYLは、 δYL=xYL/FYL の式により求められる。
【0016】[前後方向力作用モード] タイヤの接地点に前後方向の力を作用させるモードで
は、図6に示すように、パワーシリンダ5のターンテー
ブル4とテスター支持ベース1に対する連結を、作用力
が接地点を通る位置(図5のA位置)との連結とし、パ
ワーシリンダ5からの作用力の方向がタイヤ方向に一致
するようにタイヤを配置する。これによって、タイヤの
接地点に前後方向の力が作用することになり、この前後
力FXLは、液圧インジケータ付減圧弁8からのシリンダ
油室圧の測定結果と受圧面積により求められ、また、タ
イヤの接地点の前後方向変位xXLは、ストロークゲージ
9からの測定結果により得られる。したがって、前後方
向剛性KXLは、 KXL=FXL/xXL の式により求められる。また、前後方向コンプライアン
スδXLは、 δXL=xXL/FXL の式により求められる。
【0017】[トー角方向力作用モード] タイヤの接地点にトー角方向の回転モーメントを作用さ
せるモードでは、図7に示すように、パワーシリンダ5
のターンテーブル4とテスター支持ベース1に対する連
結を、作用力が接地点からオフセットした位置(図5の
B位置あるいはC位置)との連結とし、パワーシリンダ
5からの作用力の方向がタイヤ方向に対し直交するよう
にタイヤを配置する。これによって、タイヤの接地点に
トー角方向の回転モーメントが作用することになり、こ
の回転モーメントMA は、液圧インジケータ付減圧弁8
からのシリンダ油室圧の測定結果と受圧面積により算出
されるFA とモーメントスパンLにより求められ(MA
=FA ・L)また、タイヤの接地点の回転角θは、回転
角検出用指針10による測定結果により得られる。した
がって、トー角方向剛性Kθは、 Kθ=MA /θ の式により求められる。また、トー角方向コンプライア
ンスδθは、 δθ=θ/MA の式により求められる。
【0018】[タイヤ切れ角測定モード] ターンテーブル4は、スライド移動と回転移動が可能な
ターンテーブルとしているため、図8に示すように、タ
ーンテーブル4とパワーシリンダ5との連結を解除した
場合、タイヤをターンテーブル4に載せ、ハンドルを切
り、ターンテーブル4の回転変位を回転角検出用指針1
0による測定することで、タイヤの切れ角を測定するこ
と、つまり、ターニングラジアス機能をも併せて持たせ
ることがきる。
【0019】図9は、上述した本発明に係る請求項1及
び請求項2〜3記載のコンプライアンステスターに対応
した実施の形態を示した側面図で、基本的には、前記図
2〜図3に示したコンプライアンステスター技術をベー
スとしたものであり、変位測定手段として、第1変位測
定手段iに代えて、第2変位測定手段mとし、また、当
該第2変位測定手段mによる測定データを記録するプリ
ンターなど(データ記録手段sに相当)を設けたもので
ある。この第2変位測定手段mは、被試験体kの車両の
外装部分(車体側部)140に装着される、T字型の変
位計マウント用ステー70と、当該変位計マウント用ス
テー70を前記外装部分140に着脱自在に装着させる
マグネット71と、前記変位計マウント用ステー70の
測定部に装着された変位計64と、ロードホイール60
のハブボルト部のアダプター66を介して取り付けら
れ、ホイールセンタ付近にて変位計に接触させる基準面
を出す、ハブボルトクランプ型プレート(測定基準プレ
ート)65とを有する手段からなる。
【0021】前記マグネット71は、車体側部の車種な
どによる多少の凹凸の相違に対応できるように、変位計
マウント用ステー70との取付け部には自在継手機構7
2などを介在させるとよい。前記変位計マウント用ステ
ー70への変位計64の装着にあたっては、く字型など
の変位計取付け部材67を用いて行う。前記プリンター
150は、ドッドプリンター、レーザリンターなどの使
用が可能で、また、データ記録手段sとしては、このプ
リンター150の他に、またはこれと併用して、プロッ
ピーデスクやハードデスクなどの記録媒体が使用できる
装置であってもよい。
【0022】このような構成からなる請求項1記載のコ
ンプライアンステスターでは、次のようにして、コンプ
ライアンスの測定が行われる。車体の外装部分(車体側
部)140に変位計マウント用ステー70をマグネット
71を介して装着する。これは、単にマグネット71を
当接されるのみでよく、極めて簡単かつ迅速に行える。
一方、ロードホイール60のハブボルトにはアダプター
66を介してハブボルトクランプ型プレート65を取り
付ける。そして、測定モードに応じてホイールセンタ付
近に変位計64とこのハブボルトクランプ型プレート
(測定基準プレート)65とを接触させて基準面を出
し、上述した図2〜図3に示したコンプライアンステス
ターと同様にして、横方向あるいは前後方向、トー角方
向の相対変位を検出すればよい。また、必要なときに
は、その検出データを、プリンター150などで出力す
ればよい。
【0023】
【発明の効果】(1)先ず、本発明に係る請求項1記
のコンプライアンステスターによると、パワーユニット
として、自動車整備工場などの既設のエアー供給源(コ
ンプレッサーなど)を利用すると共に、空圧−油圧(液
圧)の変換を行う、エアーハイドロコンバータを組み込
んてあるため、次のような効果が得られる。エアー供
給源としてのコンプレッサーなどは、自動車整備工場な
どの場合、大半の工場に既存設備として存在するため、
特別な新規投資などを必要とせず、低コストでの搬入が
可能となる。エアーハイドロコンバータの組み込によ
り、空圧−油圧(液圧)の変換を行うため、空圧の制御
のみでは、困難な高精度での位置制御が可能となる。
タイヤ載置テーブルのパワーシリンダを、エアー供給源
を介して、直接駆動させることにより、本発明者の既提
案のコンプライアンステスター(特願平06−1755
59号、特願平06−326743号)のような荷重負
荷方式による上下動部(上下動ベース)が不要となるた
め、振動の発生原因などが根本的に解消される。したが
ってまた、上記既提案のものでは、2輪分をワンセット
として使用し、相互の打ち消し作用によって、振動防止
する必要があったが、本発明では、その懸念が全くな
く、1輪分での使用も可能となる。上記のように上下
動部(上下動ベース)が不要となるため、装置全体の高
さが低く押さえることが可能となる。したがって、測定
時、前後輪の高さ合わせなどが不要となり、優れた操作
性が得られる。また、上記既提案のコンプライアンス
テスターの場合、タイヤ載置テーブルとパワーシリンダ
との間にクリアランスアダプターを設ける必要がある
が、本発明のようにエアー供給方式によると、上記クリ
アランスをエアー供給によって自在にカバーできるた
め、クリアランスアダプターのような部材や部品の使用
は、不要となる。
【0024】(2)次に、本発明に係る請求項2記載の
コンプライアンステスターによると、測定に際して、被
試験体の車両に変位測定手段を簡単かつ迅速に取り付け
ることができ、極めて良好な作業性が得られる。
【0025】(3)さらに、本発明に係る請求項3記
のコンプライアンステスターによると、変位測定手段に
プリンターなどのデータ記録手段を設けてあるため、測
定データを自在に記録、保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンプライアンステスターを示したク
レーム対応図である。
【図2】本発明に係るコンプライアンステスターのベー
スとなる技術を示した平面図である。
【図3】本発明に係るコンプライアンステスターのベー
スなる技術を示した側面図である。
【図4】上記本発明のコンプライアンステスターのベー
スなる技術の力の関係を説明した概略図である。
【図5】上記本発明のコンプライアンステスターのベー
スなる技術における、横方向力作用モードでのたわみ特
性試験状態を示した概略図である。
【図6】上記本発明のコンプライアンステスターのベー
スなる技術における、前後方向力作用モードでのたわみ
特性試験状態を示した概略図である。
【図7】上記本発明のコンプライアンステスターのベー
スなる技術における、トー角方向力作用モードでのたわ
み特性試験状態を示した概略図である。
【図8】上記本発明のコンプライアンステスターのベー
スなる技術における、タイヤ切れ角測定状態を示した概
略図である。
【図9】本発明に係るコンプライアンステスターの実
の形態を示した概略側面図である。
【符号の説明】
a テスター支持ベース d タイヤ載置テーブル e パワーシリンダ f シリンダ流体室 g 連通路 h 流体圧測定手段 i 第1変位測定手段 k 被試験体 m 第1変位測定手段 n エアー供給源 o エアーハイドロコンバーター p 圧縮空気室 q 流体圧室 r 隔壁フロート s データ記録手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験体の車両に装着された状態のブッ
    シュを含めたサスペンション系のたわみ特性を調べるコ
    ンプライアンステスターにおいて、 テスター支持ベースの上面に沿って移動可能に設けられ
    ると共に、前記被試験体の車両に装着されたまゝのタイ
    ヤが搬入載置される高さのタイヤ載置テーブルと、 前記タイヤ載置テーブルに一端が連結され、当該タイヤ
    載置テーブルを移動させるパワーシリンダと、 圧縮空気を供給するエアー供給源と、 前記エアー供給源からの圧縮空気が供給される圧縮空気
    室と作動流体が充填された流体圧室とが隔壁フロートを
    介して区画されて、圧力変換を行うエアーハイドロコン
    バーターと、 前記エアーハイドロコンバーターの流体圧室と前記パワ
    ーシリンダのシリンダ流体室とを連通する連通路と、 前記パワーシリンダのシリンダ流体室の流体圧を測定す
    る流体圧測定手段と、 タイヤのロードホイールと前記被試験体との相対変位を
    測定する第2変位測定手段と、 を備えていることを特徴とするコンプライアンステスタ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のコンプライアンステ
    スターにおいて、 前記第2変位測定手段を、被試験体の車両の外装部分に
    装着される変位計マウント用ステーと、当該変位計マウ
    ント用ステーを前記外装部分に着脱自在に装着させるマ
    グネットと、前記変位計マウント用ステーの測定部に装
    着された変位計と、ロードホイールのハブボルト部のア
    ダプターを介して取り付けられ、ホイールセンタ付近に
    て変位計に接触させる基準面を出す測定基準プレートと
    を有する手段としたことを特徴とするコンプライアンス
    テスター。
  3. 【請求項3】 前記請求項1〜2記載のコンプライアン
    ステスターにおいて、前記第2変位測定手段にデータ記
    録手段を設けたことを特徴とするコンプライアンステス
    ター。
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