JP3136869U - モータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ回転子磁石とけい素鋼板の固定構造の提供。
【解決手段】射出成型の方式で磁石30及びけい素鋼板20を被覆結合させるプラスチックケーシング50を形成し、及び、各けい素鋼板の各磁石の間に対応する位置に磁石位置決め用の凸点を設け、プラスチックケーシングを利用して磁石とけい素鋼板を確実に固定結合し、磁石の放出を防止する。そのうち、各けい素鋼板の凸点により磁石とけい素鋼板の間の位置決め作用を強化し、磁石とけい素鋼板がモータ回転子の起動回転或いは制動の慣性作用により相対移動を発生するのを防止する。
【選択図】図4

Description

本考案はモータ回転子磁石の構造に係り、特に、モータ回転子磁石とけい素鋼板の固定構造であって、周知のモータ回転子のけい素鋼板と磁石が脱落して放り出され易い問題を解決するモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造に関する。
図1は一般に周知のモータ回転子の断面図である。この周知のモータ回転子は、モータ回転軸10に複数のけい素鋼板20が組み合わされ、別にけい素鋼板20の外周に複数の半月形の磁石30が固定されてなる。周知のモータ回転子は接着の方式ですべての磁石30をけい素鋼板20に接合し、すなわち接着剤40の接着効果を利用して、各磁石30をけい素鋼板20の周囲に接合している。
使用時には、モータ回転子が起動されるか或いは制動され停止する状態変換の瞬間に、磁石とけい素鋼板の間に、極めて容易に慣性作用による相対移動のエネルギーが発生し
、且つモータが高速或いは長時間運転する状況下で、モータ回転軸は高速摩擦のために発熱し、ある時間運転した後で、磁石を固定している接着剤が反復して熱を受ける状態で変質し、期待される接合能力を維持不能となる。
これにより、モータ回転子が磁石を固定する接着剤が変質した状況で運転を続けると、磁石とけい素鋼板が分離する恐れがあり、特にモータ回転子が高速回転し遠心力を発生する状況では、磁石とけい素鋼板の分離が加速され、且つ磁石が高速で放り出され、モータ構造が損壊することがある。
本考案は確実に磁石とけい素鋼板を結合固定させられ、磁石の脱落、放出を防止し、磁石とけい素鋼板のモータ回転子が起動回転或いは制動停止の慣性作用により発生する相対移動を防止できる固定構造を提供することを課題としている。
請求項1の考案は、重畳する複数のけい素鋼板がモータ回転軸に組み合わされ、けい素鋼板の外周に複数の磁石が配置されてなるモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造において、各けい素鋼板の各磁石の間に対応する位置に、磁石位置決め用の凸点が設けられ、該磁石と該けい素鋼板を被覆し結合させるプラスチックケーシングが設けられたことを特徴とする、モータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造としている。
請求項2の考案は、前記プラスチックケーシングが熱可塑性プラスチックを射出成型して形成されたものであることを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造としている。
請求項3の考案は、前記各磁石の間に間隙があることを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造としている。
請求項4の考案は、各該凸点の両側に斜角が形成され、各該磁石の両側に該斜角と組み合わされる斜切口が形成されたことを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造としている。
請求項5の考案は、各該磁石の底部に該けい素鋼板の外周表面と接合される円弧接合面があることを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造としている。
請求項6の考案は、各該磁石の上部に両側に向けて低く傾斜するアーチ形被覆面があることを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造としている。
本考案の固定構造は以下のような長所を有している。
1.プラスチックケーシングがすべての磁石をけい素鋼板の外周において被覆し固定し、確実に磁石の放出を防止する。
2.磁石の間の凸点が磁石に対して安定した位置決め作用を形成し、磁石とけい素鋼板の間の相対移動の発生を防止し、固定構造を破壊する因子を減少し、大幅にモータ回転子の信頼度と使用寿命を増す。
本考案のモータ回転子は複数の重畳されたけい素鋼板の外周に複数の磁石が配設されるほか、射出成型の方式で、熱可塑性プラスチックで磁石とけい素鋼板を被覆して結合させるプラスチックケーシングが形成され、該プラスチックケーシングにより確実に磁石とけい素鋼板を結合固定させる。
さらに、各けい素鋼板の磁石の間に対応する位置に磁石位置決め用の凸点が形成され、該凸点を利用して磁石とけい素鋼板の間の位置決め作用を強化する。
本考案のモータ回転子の基本構造は図2から図4に示されるようであり、モータ回転軸10に重畳された複数のけい素鋼板20が組み合わされ、またけい素鋼板20の外周に複数の磁石30が固定されて構成される。そのうち、磁性吸着作用を利用して磁石30をけい素鋼板20の外周表面に吸着させる(図3のとおり)ほか、射出成型の方式で、熱可塑性プラスチックで磁石30とけい素鋼板20を被覆し結合させるプラスチックケーシング50が設けられ、全体の固定構造は基本的に、プラスチックケーシング50を利用して確実に磁石30とけい素鋼板20を結合固定し、これにより確実に磁石の放出を防止する。
図5及び図6に示されるように、各けい素鋼板20の磁石30の間に対応する位置に、磁石30を位置決めするための凸点21が設けられる。実施時には、けい素鋼板20の凸点21はその両側に斜角211が設けられ(図7を参照されたい)、その磁石30の両側に斜角211と組み合わされる斜切口31が形成され、凸点21により磁石30とけい素鋼板20の間の位置決め作用を強化し、モータ回転子が起動回転或いは制動停止により慣性作用を発生する時、該凸点21が慣性作用力を受け止めることにより、磁石30とけい素鋼板20の間に相対移動が発生するのを防止し、固定構造破壊の因子を減らし、モータ回転子の信頼度と使用寿命を増す。
さらに、本考案中の各磁石30の底部にはけい素鋼板20の外周表面と接合される円弧接合面32があるほか、各磁石30の上部には両側に向けて低くなるよう傾斜するアーチ形被覆面33があり、プラスチックケーシング50の各磁石30の間に位置する構造材料が増加され、これにより全体のけい素鋼板20に対する被覆効果が強化されている。
図6と図7に示されるように、各磁石30はけい素鋼板20の外周表面の凸点21によりけい素鋼板20との間の位置決め作用が形成され、これによりすべての磁石30は緊密接合の方式で配置される必要がなく、各磁石30の間に適合な間隙を維持でき、プラスチックケーシング50の構造材料が磁石30の間の間隙に進入して磁石30とけい素鋼板20の間の固定結合効果を強化するほか、プラスチックケーシング50の材料特性により各磁石30の間に緩衝作用を具備させる。
周知のモータ回転子の断面構造図である。 本考案のモータ回転子の外観図である。 本考案中の磁石がけい素鋼板外周に吸着した状態表示図である。 本考案中のプラスチックケーシング、けい素鋼板及び磁石の間の構造断面図である。 本考案中の磁石とけい素鋼板の構造分解図である。 本考案中のプラスチックケーシング、けい素鋼板及び磁石の間の構造断面図である。 本考案中の磁石とけい素鋼板の間の局部拡大図である。
符号の説明
10 モータ回転軸
20 けい素鋼板
21 凸点
211 斜角
30 磁石
31 斜切口
32 円弧接合面
33 アーチ形被覆面
40 接着剤
50 プラスチックケーシング

Claims (6)

  1. 重畳する複数のけい素鋼板がモータ回転軸に組み合わされ、けい素鋼板の外周に複数の磁石が配置されてなるモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造において、各けい素鋼板の各磁石の間に対応する位置に、磁石位置決め用の凸点が設けられ、該磁石と該けい素鋼板を被覆し結合させるプラスチックケーシングが設けられたことを特徴とする、モータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造。
  2. 前記プラスチックケーシングが熱可塑性プラスチックを射出成型して形成されたものであることを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造。
  3. 前記各磁石の間に間隙があることを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造。
  4. 各該凸点の両側に斜角が形成され、各該磁石の両側に該斜角と組み合わされる斜切口が形成されたことを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造。
  5. 各該磁石の底部に該けい素鋼板の外周表面と接合される円弧接合面があることを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造。
  6. 各該磁石の上部に両側に向けて低く傾斜するアーチ形被覆面があることを特徴とする、請求項1記載のモータ回転子の磁石とけい素鋼板の固定構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058638A1 (ja) * 2008-11-21 2010-05-27 三洋電機株式会社 レンズ駆動装置及びこのレンズ駆動装置を搭載したカメラモジュール
JP2013198233A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Hitachi Automotive Systems Ltd 回転電機
US20220412349A1 (en) * 2019-11-21 2022-12-29 Lg Innotek Co., Ltd. Pump

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