JP3136798U - アンカー埋設用弾性部材取り外し用具。 - Google Patents

アンカー埋設用弾性部材取り外し用具。 Download PDF

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康治 斉藤
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Abstract

【課題】 本考案はアンカー埋設用弾性部材(フォーマー)の取り外し作業において特段の腕力、熟練を必要とせず縦・横のいずれの取り外し姿勢においても短時間・安全に取り外し作業ができるアンカー埋設用弾性部材取り外し用具を提供する。
【解決手段】 屈折自在に接続された2つの基体それぞれの片面に挿入棒が垂設され、該基体のそれぞれの他面に該挿入棒より長尺の把手が立設され、該2つの把手間の開閉角度に対応して該2つの挿入棒間の挟角度が変化する構成としたことを特徴とするアンカー埋設用弾性部材取り外し用具。
【選択図】図1

Description

本考案は、型枠に混練コンクリートを打設してコンクリート成形品を製造する際に、アンカーの埋設に使用するアンカー埋設用弾性部材(以下、フォーマーとも表記する)の取り外し用具に関する。より詳しくは、打設コンクリートが凝固した後に型枠を外した後に、コンクリート表層にアンカーと共に埋まったままとなっているアンカー埋設用弾性部材を取り外す為に使用されるアンカー埋設用弾性部材取り外し用具である。
重量物であるコンクリート成形品の表層には、吊り上げ具に係合するためのアンカー頭部を部分露出させて埋設することが行われている。図9(a)に示すように、方形のコンクリート成形品40の上部表層に設けた椀型(半円球)の窪みの中にアンカー30が埋設されている。図9(b)は、図9(a)A−Aにおける断面図であるが、椀型の窪み内のアンカー下部は、コンクリート成形品の内部に埋設されている。この露出した上部のアンカー頭部30aネックに吊り上げ具を挟着して係合しコンクリート成形品を吊り上げることが行われる。
コンクリート成形品を製造時にアンカーを埋設する作業時では、特開2001−269916号公報(特許文献1)に従来例として記載する(同公報の第4頁〜第5頁に記載の図4、5)椀型のフォーマーと呼ばれるアンカー埋設用弾性部材を使用することが知られている。すなわち図10に示すように、フォーマー20はゴムなどの弾力材からなる椀型であり、椀型の内部中央部はアンカー頭部を咥え込む空間が設けられている。このフォーマー20の下部には、割れ目21が設けられており、この割れ目21を開口してアンカー頭部30aを咥えこむようにセットする。
フォーマー20の円形面20bには、下部の割れ目21線の位置を跨ぐように取り外し用孔20aが一対(2ケ)設けられている。さらに、フォーマー円形面20bの中心位置には、フォーマー20を型枠内面に取り付けるための蝶ナット10が螺着された固定ボルト11が固設されている。
図11に示すように、前記フォーマー20をコンクリート成形品の型枠50内面に、固定ボルト11および蝶ナット10により固定する。型枠50内に混練したコンクリートを打設することにより、コンクリート成形品の表層にフォーマー20とアンカー30が埋設される。図12は、型枠50を外した後のコンクリート成形品40の表層に露出しているフォーマー20の斜視図である。フォーマー20の円形面20bの中心位置に固定ボルト11があり、その位置の両側に一対の取り外し用孔20aが設けられている
図13は、型枠を外した後のコンクリート成形品の表層に露出しているフォーマー20を2本の鋼棒51を使用して取り外している説明図である。作業者は、取り外し用孔20aに挿入された鋼棒51を交叉して先端を開き、下部のフォーマー20の割れ目を開口する。図14に示すように2本の鋼棒51によりフォーマー20の下部が開口し、アンカー頭部30aから取り外すことができる。
従来は、上記に説明したようにコンクリート成形品におけるフォーマー20の取り外しは、2本の鋼棒51を使用して両手で交叉させてその状態を維持したまま、フォーマー20を上部に引き上げて取り外している。
特開2001−269916号公報
前述したフォーマー20をコンクリート成形品からの取り外す作業は、作業者が2本の鋼棒51を使用して両手で交叉させてその状態を維持したまま、フォーマー20を上部に引き上げて取り外しているから腕力および熟練を要していた。コンクリート成形品におけるアンカーは、上面ばかりでなく側面にも取り付けられるから迅速な取り外し作業には相当な熟練を要し、また不安全でもあった。そこで、本考案はフォーマー20の取り外し作業において特段の腕力、熟練を必要とせず水平、垂直のいずれの取り外し姿勢においても短時間で安全に取り外し作業ができるフォーマーの取り外し用具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本考案の構成は次の通りとする。すなわち、第1構成のアンカー埋設用弾性部材取り外し用具は、コンクリート成形品の表層にアンカー頭部を露出させた状態で埋設するために用いるアンカー埋設用弾性部材を該コンクリート成形品が硬化後に取り外すために使用されるものであって、屈折自在に接続された2つの基体それぞれの片面に挿入棒が垂設され、該基体のそれぞれの他面に該挿入棒より長尺の把手が立設され、該2つの把手間の開閉角度に対応して該2つの挿入棒間の挟角度が変化する構成としたことを特徴とする。
第2構成のアンカー埋設用弾性部材取り外し用具は、第1構成において前記屈折自在に接続された2つの基体それぞれに立設された把手が環状構造を具備することを特徴とする。
第3構成のアンカー埋設用弾性部材取り外し用具は、第1〜2構成のいずれかにおいて、前記屈折自在に接続された2つの基体それぞれに立設された把手の長手方向の中間部位に、開閉角度を閉側で制限するためのストッパー部材を突設したことを特徴とする。
第4構成のアンカー埋設用弾性部材取り外し用具は、第1〜3構成のいずれかにおいて、前記屈折自在に接続された2つの基体の少なくとも一部が、前記アンカー埋設用弾性部材の外縁を越える大きさであることを特徴とする。
本考案によれば、挿入棒が屈折自在の基体の片面に垂設されているので、基体の他面立設された長尺の把手を開閉することにより僅かな力で挿入棒の挟角度を変化できる。従って、作業者は、2つの把手を内側に寄せる力(閉める)を保持するのみで2本の挿入棒の挟角度を容易に保持でき、そのまま引き出すことによりフォーマー20を容易に取り外すことができる。
屈折自在に接続された2つの基体それぞれに立設された把手が環状構造を具備しているから、作業姿勢が変化しても確実に把手を掴むことができる。また、2つの把手の対抗する内側に、それぞれストッパーを設けたことにより把手を寄せる力が勢い余っても両手指が衝撃的に接触することがない。
屈折自在に接続された2つの基体の少なくとも一部が、作業対象とするフォーマーの外縁を越える大きさとしているから、フォーマー20下部を開口した状態で、基体の外縁からはみ出した一部とコンクリート成形品の表面との接触位置を支点として、フォーマー20を起こしながら容易に取り外すことができる。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
(実施例1)図1において、本考案のアンカー埋設用弾性部材取り外し用具は、2つの基体2が軸棒保持部2aと軸棒2bにより屈折自在に接続され、それぞれの基体の片面(下面)には挿入棒4が垂設され、他面(上面)には把手3が立設されている。基体2が屈折自在となっているから、2つの把手3を閉じると(把手同士が近づく方向)、基体2下部の挿入棒はその先端が離れる方向に開く。すなわち挟角度が大きくなる。2つの基体を接続してあわせた中央部には、フォーマーに設けてある固定ボルト11(図示せず)と干渉しないように開口部2cが設けてある。
把手3は、環状構造となっているから作業者が両手で確実に掴むことができる。把手は基体2面に対して垂直でなく外方に開いた角度で立設している。そして、把手は挿入棒4の長さに対して十分に長尺としているから、梃子の作用により小さい力で挿入棒4の挟角度を変化することができる。
図2は、前記図1のアンカー埋設用弾性部材取り外し用具の断面図である。同図では取り外し用具をコンクリート成形品にセットした状態で示している。挿入棒4はフォーマー20の取り外し用孔20aに挿入されている。
図3は、2つの把手3をほぼ平行になるように閉じた(把手同士が近づく方向)状態を示している。この動きに連動して、基体2の下面に垂設された挿入棒4の挟角は開き、フォーマー20の割れ目21が開口する。図4は、挿入棒4の挟角度を開いた状態で把手3を上方に持ち上げ、フォーマー20をコンクリート成形品の外層から取り外した状態を示している。
(実施例2)図5は、把手3の中間部にストッパー3aを突設した斜視図である。把手3を閉じたとき、向かい合うストッパー3aが先に接触し開閉角度を閉側で制限することができる。2つの把手3の内側にストッパーを設けたことにより把手3を閉じる(寄せる)力が勢い余って衝撃的に接触し指を痛めることがない。さらに、本実施例2では基体2の軸棒2b方向の長さが、適用するフォーマー20の外縁よりも大きくしている。
図6は、本実施例2の用具の平面図である。同図は用具をフォーマーにセットした状態を示しているが、基体2の一部を、フォーマー20の外縁よりはみ出す長さとしている。図7は、はみ出した基体2とコンクリート成形品の平面との接触点を梃子の支点(X位置)として、フォーマー20起こして取り出している状態の説明図である。本実施例では、梃子の原理によりフォーマーを起こしながら上方に持ち上げるからより小さい力で取り外すことができる。このため、色々な作業姿勢、大型のフォーマーにおいても、迅速・確実、安全にフォーマーの取り外し作業が可能となる。
(実施例3)把手の構造は、先に説明した環状構造に限らず種々の形を取ることができる。図8は、把手3の構造を棒状とし、さらにグリップ3bを取り付けたものである。比較的小さいフォーマーの場合は、大きな力が不要なため用具自体の重量を軽くした方が作業性の点で好ましい。
本考案の実施例1を示す斜視図である。 本考案の実施例1及びフォーマーの縦断面図である。 本考案の実施例1による作業説明図である。 本考案の実施例1による作業説明図である。 本考案の実施例2を示す斜視図である。 本考案の実施例2の平面図である。 本考案の実施例2による作業説明図である。 本考案の実施例3を示す斜視図である。 コンクリート成形品に埋設したアンカーの斜視図と断面図である。 フォーマーとアンカーの斜視図である。 フォーマーとアンカーを型枠にセットした断面図である。 取り外し前のフォーマーの斜視図である。 従来における鋼棒によるフォーマー取り外し作業説明図である。 従来における鋼棒によるフォーマー取り外し作業説明図である。
符号の説明
1 ・・フォーマー(アンカー埋設用弾性部材)取り外し用具
2 ・・基体
2a・・軸棒保持部
2b・・軸棒
2c・・開口部
3 ・・把手
3a・・ストッパー
3b・・グリップ
4 ・・挿入棒
10・・蝶ナット
11・・固定ボルト
20・・フォーマー
20a・取り外し用孔
20b・フォーマー円形面
21・・割れ目
30・・アンカー
30a・アンカー頭部
40・・コンクリート成形品
50・・型枠
51・・鋼棒

Claims (4)

  1. コンクリート成形品の表層にアンカー頭部を露出させた状態で埋設するために用いるアンカー埋設用弾性部材を該コンクリート成形品が硬化後に取り外すために使用されるものであって、屈折自在に接続された2つの基体それぞれの片面に挿入棒が垂設され、該基体のそれぞれの他面に該挿入棒より長尺の把手が立設され、該2つの把手間の開閉角度に対応して該2つの挿入棒間の挟角度が変化する構成としたことを特徴とするアンカー埋設用弾性部材取り外し用具。
  2. 前記屈折自在に接続された2つの基体それぞれに立設された把手が環状構造を具備することを特徴とする請求項1に記載のアンカー埋設用弾性部材取り外し用具。
  3. 前記屈折自在に接続された2つの基体それぞれに立設された把手の長手方向の中間部位に、開閉角度を閉側で制限するためのストッパー部材を突設したことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のアンカー埋設用弾性部材取り外し用具。
  4. 前記屈折自在に接続された2つの基体の少なくとも一部が、前記アンカー埋設用弾性部材の外縁を越える大きさであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアンカー埋設用弾性部材取り外し用具。
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