JP3136602U - シート状物の熱特性測定装置 - Google Patents

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和淑 西尾
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Abstract

【課題】
衣類を着用し太陽光によって人体が暖かさを感ずる作用は、太陽光が発した熱線のうち、真空の宇宙空間を通過するため対流熱と伝導熱を除いた放射熱(赤外線)のみによって暖まる。しかし実験室でこの作用を再現すると、空気対流熱と空気伝導熱も加えた熱で対象物の熱特性を測定することになる。そこで対流熱と伝導熱を除いた放射熱特性を試験できる装置を提供する。
【解決手段】
2つの穴をあけた測定試料台2の上に測定試料1を乗せ、その上から2個の穴ぐりして、それぞれの穴に温度センサー7を設けた測定試料押え3をセットし温度測定手段6で測定するようにし、上記測定試料台2は透明板5の上に貼り付けてあり、透明板4は透明板5と隙間をあけて冷却ダクトとして構成し、その一方に設けた冷却ファン10で透明板4と透明板5の間に冷却風9が流れ、また透明板4側から赤外光を発する熱線光源8で照射する構成とする。

【選択図】 図1

Description

この考案は、シート状物の熱特性を測定する装置に関する。
従来、シート状物の熱特性を測定するには、例えば布地の保温性を規定したJIS L 1018,L 1096がある。これらに規定された試験方法では、シート状物を発熱体に密着させて、一定時間後のシート状物を透過して放散される熱の損失を求めて保温性を求めていた。
このような測定方法では、太陽光線を受けることによるシート状物の熱特性、たとえば赤外線の放射によってシート状物が発熱する場合における温度変化を測定するには、熱源との接触による熱伝導があり、放射による熱特性だけを測定するには不向きであった。
JIS L 1018 8.34 保温性 JIS L 1096 8.28 保温性
本考案はシート状物の様々な熱特性を測定する場合において、特に放射による熱特性を、対流と伝導による熱に影響されずに測定できる装置を提供することを課題とする。
請求項1の考案は、測定ユニットに対する光源からの熱伝導と熱対流を冷却ダクトによって遮断することを特徴とするシート状物の熱特性測定装置である。
請求項2の考案は、請求項1記載のシート状物の熱特性測定装置であって、測定ユニットが2個以上備わっていることを特徴とするシート状物の熱特性測定装置である。

本考案の装置を使用すると、空気の熱の対流、空気の熱伝導の影響を受けずに、放射によるシート状物の熱特性、例えば保温性、遮光性、断熱性などを測定できる。
また、測定試料台2と測定試料押さえ3および温度測定センサー7からなる測定ユニットを複数配置することにより、放射によるシート状物の熱特性を複数同時に比較測定できる。

本考案に係る測定装置は、測定を行う試料1を固定し測定試料台2と測定試料押さえ3、離れた位置に光源8、光源8と測定を行う試料1との間に、2枚の透明板4,5を間隔をあけて冷却ダクトをなし、冷却ダクトには冷却ファン10によって作られる冷却風9を通す構成になっており、測定試料台2には温度を測定する温度測定センサー7を配置し、温度測定センサー7は、電気信号を変換し記録する温度測定手段6と接続されている。
ここで、測定試料台2と測定試料押さえ3は、放射による熱特性のみを測定するために、外界との熱のやり取りを遮断する例えば発泡スチロールのような断熱材で構成されている。
測定試料押さえ3には、穴ぐりにより空間を設けてあり、試料と測定試料押さえ3の内壁との中間に温度測定センサー7を配置するようにセンサー用の穴を備えている。
測定試料台2には測定試料押さえ3の穴ぐりと同じ大きさの貫通穴を設け、この貫通穴の大きさが測定試料1への光線の受光面積を決める。
また、透明板4,5は冷却ダクトとして、光源8から測定を行う試料1へ向かう対流と伝導による熱を遮断するために配置され、光源8から加熱されて透明板自体からの熱放射、対流、伝導を防ぐために冷却ダクトには、冷却ファン10により冷却風9を通じ、透明板4,5を外気で冷却する構成としている。
透明板の材質は、アクリル、ポリカーボネート、塩化ビニル、ガラス等で、厚みは冷却風の圧力に耐えうる限り、薄い方がよい。薄ければ薄いほど光源からの赤外線などの減衰が少なくなるからである。
冷却ダクトの間隔は、冷却ファン10の送風能力との関係で透明板4,5が十分に冷却されるようにスペーサーを挟むことにより自由に設定され得るが、スペーサーの厚みは通常1mm〜2cm程度でよい。
また、光源8は、測定する光線により適宜選択でき、例えば赤外線による熱特性を測定する場合は、ハロゲンランプ、近赤外線ヒーター、遠赤外線ヒーターなどが選択できる。
また、測定試料台2と測定試料押さえ3および温度測定センサー7からなる測定ユニットを複数配置し、それぞれ同時に温度測定センサー7からの信号を温度測定手段6に入力することにより、試料の熱特性を同時に比較できる構成とすることも可能である。
測定試料台2と測定試料押さえ3および温度測定センサー7から構成される測定ユニットと、透明板4および5、光源8の配置は、鉛直方向でも、水平方向でもよい。
光源8を下方にし、測定ユニットを上方に鉛直配置する場合であっても、光源8からの熱対流は、透明板4,5および冷却風9の作用により、測定ユニットには全く影響しない。
測定試料であるシート状物はシート状であれば特に限定されず、例えばアルミホイルや、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデンのような高分子フィルム、織物、ニット、不織布のような布地、紙、フィルター等のほか、板ガラスなども測定に供することができる。また、シート状物は可視光、紫外線、赤外線などの光線を、透過、反射または遮蔽することは問わない。
以下、図面に基づき本考案に係る装置の具体的な実施の形態を説明する。
図1は測定試料台2と測定試料押さえ3および温度測定センサー7から構成される測定ユニットを2つ配置した本考案に係る装置の正面図で、図2はその平面図である。
光源8は250Wのレフ板付ハロゲンランプを使用し、透明板4,5は厚さ2mmのアクリル板を使用している。
厚さ10mmのスペーサーにより透明板4,5による冷却ダクトを作り、三方をスペーサーで閉じる構成とすることによって、開いている一方から冷却風9を導入するため、その反対側の透明板4を穿孔して冷却ファン10(ケーシング冷却用ファン、出力8W、風量0.55m/分)を取り付けている。また、光源8と冷却ファン10の間には隔壁を設けている。
測定試料台2と測定試料押さえ3は断熱材の発泡スチロールでできており、測定試料押さえ3には、穴ぐりにより設けられた空間は衣服内の状態を作り出し、試料と測定試料押さえ3の内壁との中間に、温度測定センサー7を配置するようにセンサー用の穴を備えている。(図3)
温度測定センサー7は、白金抵抗型PTFE被覆センサー(型番TR−1106、T&D社製)である。

温度測定手段6は、2チャンネルの信号を同時に記録・表示できるレコーダー(サーモレコーダー”おんどとり”、型番TR−71U T&D社製)である。
測定の方法としては、2つの測定ユニットの一方に何も加工していない比較の為の布地をセットし、もう一方の測定ユニットに熱特性を向上させる加工を施した布地をセットする。
熱源8、冷却ファン10の電源を入れ、温度測定手段6の記録を電源投入と同時に行うことにより、同一条件のもと同時に、布地の熱特性が比較して測定・記録ができる。
実施の形態を示す熱特性測定装置の正面図である。 実施の形態を示す熱特性測定装置の平面図である。 測定装置主要部分の拡大断面図である。
符号の説明
1 測定試料
2 測定試料台
3 測定試料押さえ
4 透明板
5 透明板
6 温度測定手段
7 温度測定センサー
8 光源
9 冷却風
10 冷却ファン

Claims (2)

  1. 測定ユニットに対する光源からの熱伝導と熱対流を冷却ダクトによって遮断することを特徴とするシート状物の熱特性測定装置。
  2. 測定ユニットが2個以上備わっていることを特徴とする請求項1記載のシート状物の熱特性測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014016101A (ja) * 2012-07-09 2014-01-30 Miura Co Ltd 乾燥器
KR102145235B1 (ko) * 2019-02-11 2020-08-18 서울과학기술대학교 산학협력단 인간의 냉온각에 상응하는 차량 내장재 냉각률 측정장치

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