JP3136587B2 - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents
対物レンズ駆動装置Info
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- JP3136587B2 JP3136587B2 JP08219528A JP21952896A JP3136587B2 JP 3136587 B2 JP3136587 B2 JP 3136587B2 JP 08219528 A JP08219528 A JP 08219528A JP 21952896 A JP21952896 A JP 21952896A JP 3136587 B2 JP3136587 B2 JP 3136587B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、MDなどと
略称する光ディスクや光磁気ディスク(以下、ディスク
と称する)に記録されている情報を検出する可動体を駆
動するための対物レンズ駆動装置に関する。
略称する光ディスクや光磁気ディスク(以下、ディスク
と称する)に記録されている情報を検出する可動体を駆
動するための対物レンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の対物レンズ駆動装置とし
て図6に示すものがある。これは、ディスクDの径方向
に沿って配設したガイドレール1に移動体2が矢印a,
b方向に往復移動可能に架設され、該移動体2上に固定
した基台3に可動体4がリンク機構5を介して揺動可能
に支持され、該リンク機構5は、図7に示すように、両
端が前記基台3と可動体4とに一体連結された互いに所
定間隔をおいて平行する4本の弾性ワイヤー5aからな
り、前記可動体4に取り付けたフォーカスコイル6及び
トラッキングコイル7を間に挟んで移動体2にマグネッ
ト8と鉄心などからなる磁性体9とが所定間隔をおいて
配設されている。なお、10は可動体4に設けた対物レ
ンズ、11はフィードモータ(図示せず)と移動体2と
を連動連結するフィード機構であって、移動体2に連設
したラック11a、該ラック11aに噛合するピニオン
11b及び該ピニオン11bに一体連結された歯車11
cとを有している。
て図6に示すものがある。これは、ディスクDの径方向
に沿って配設したガイドレール1に移動体2が矢印a,
b方向に往復移動可能に架設され、該移動体2上に固定
した基台3に可動体4がリンク機構5を介して揺動可能
に支持され、該リンク機構5は、図7に示すように、両
端が前記基台3と可動体4とに一体連結された互いに所
定間隔をおいて平行する4本の弾性ワイヤー5aからな
り、前記可動体4に取り付けたフォーカスコイル6及び
トラッキングコイル7を間に挟んで移動体2にマグネッ
ト8と鉄心などからなる磁性体9とが所定間隔をおいて
配設されている。なお、10は可動体4に設けた対物レ
ンズ、11はフィードモータ(図示せず)と移動体2と
を連動連結するフィード機構であって、移動体2に連設
したラック11a、該ラック11aに噛合するピニオン
11b及び該ピニオン11bに一体連結された歯車11
cとを有している。
【0003】上記構成において、シーク動作時には、フ
ィード機構11を介して移動体2を矢印aまたはb方向
に高速移動させることにより、可動体4をディスクD上
の所望位置まで移動させ、また、トラッキングコイル7
に通電することにより、可動体4をトラッキング方向
c,dに揺動させて、ディスクD上の所定のトラックを
追従し、更に、フォーカスコイル6に通電することによ
り、可動体4をフォーカス方向e,fに揺動させて、デ
ィスクDに焦点を合わせるようになっている。なお、各
コイル7,9へ電流を供給する配線は図示せず。
ィード機構11を介して移動体2を矢印aまたはb方向
に高速移動させることにより、可動体4をディスクD上
の所望位置まで移動させ、また、トラッキングコイル7
に通電することにより、可動体4をトラッキング方向
c,dに揺動させて、ディスクD上の所定のトラックを
追従し、更に、フォーカスコイル6に通電することによ
り、可動体4をフォーカス方向e,fに揺動させて、デ
ィスクDに焦点を合わせるようになっている。なお、各
コイル7,9へ電流を供給する配線は図示せず。
【0004】ここで、例えば移動体2をディスクDの内
周側から外周側に矢印a方向に移動させた場合のシーク
動作時の可動体4の揺れ(トラッキングエラー信号をF
→V変換)を図8に基づいて説明すると、
周側から外周側に矢印a方向に移動させた場合のシーク
動作時の可動体4の揺れ(トラッキングエラー信号をF
→V変換)を図8に基づいて説明すると、
【0005】シーク開始直後の領域Aでは、可動体4が
移動体2の移動について行くことができず、その可動体
4が矢印d方向に揺れる。
移動体2の移動について行くことができず、その可動体
4が矢印d方向に揺れる。
【0006】加速領域Bでは、可動体4が矢印c,d方
向に大きく揺れる。
向に大きく揺れる。
【0007】減速領域Cでは、可動体4が矢印c方向に
揺れる。
揺れる。
【0008】安定領域D及びトラックオン領域Eでは、
可動体4が矢印c,d方向に揺れ続ける。
可動体4が矢印c,d方向に揺れ続ける。
【0009】また、移動体2を外周側から内周側に矢印
b方向に移動させる場合にも、上記と同様に、可動体4
がトラッキング方向c,dに揺れ続ける。
b方向に移動させる場合にも、上記と同様に、可動体4
がトラッキング方向c,dに揺れ続ける。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、可動体
4の重心が基台3から離れているため、移動体2の移動
に可動体4がついて行くことができず、シーク動作の安
定領域D及びトラックオン領域Eでも可動体4が揺れ続
け、ディスクDの情報を読み取るのに時間がかかる。特
に、コンピューター関係のCD−ROMドライブでは、
移動体2をランダムに高速移動させることが要求される
ため、可動体4の揺れが大きな問題となり、高速シーク
に不適切である。
4の重心が基台3から離れているため、移動体2の移動
に可動体4がついて行くことができず、シーク動作の安
定領域D及びトラックオン領域Eでも可動体4が揺れ続
け、ディスクDの情報を読み取るのに時間がかかる。特
に、コンピューター関係のCD−ROMドライブでは、
移動体2をランダムに高速移動させることが要求される
ため、可動体4の揺れが大きな問題となり、高速シーク
に不適切である。
【0011】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、シーク
動作時に対物レンズを備えた可動体のトラッキング方向
への揺れを小さくすることができる対物レンズ駆動装置
を提供することを目的としている。
動作時に対物レンズを備えた可動体のトラッキング方向
への揺れを小さくすることができる対物レンズ駆動装置
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ディスクの径方向に沿って
往復移動する移動体上に固定した基台に対物レンズを備
えた可動体がリンク機構を介して揺動可能に支持され、
該可動体に取り付けたフォーカスコイル及びトラッキン
グコイルを間に挟んで前記移動体にマグネットと磁性体
とが所定間隔をおいて配設されており、前記フォーカス
コイル及びトラッキングコイルに通電することにより、
前記可動体を上下左右に揺動させるようにした対物レン
ズ駆動装置において、前記リンク機構が、薄肉状ヒンジ
部を介して前記基台に一体連結された互いに所定間隔を
おいて平行する一対の横リンクと、両端が薄肉状ヒンジ
部を介して前記各横リンクと可動体とに一体連結された
互いに所定間隔をおいて平行する4本の縦リンクを有
し、その各リンク及び基台が合成樹脂材により一体形成
され、前記各縦リンクにバランスウエートが取り付けら
れていることを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、ディスクの径方向に沿って
往復移動する移動体上に固定した基台に対物レンズを備
えた可動体がリンク機構を介して揺動可能に支持され、
該可動体に取り付けたフォーカスコイル及びトラッキン
グコイルを間に挟んで前記移動体にマグネットと磁性体
とが所定間隔をおいて配設されており、前記フォーカス
コイル及びトラッキングコイルに通電することにより、
前記可動体を上下左右に揺動させるようにした対物レン
ズ駆動装置において、前記リンク機構が、薄肉状ヒンジ
部を介して前記基台に一体連結された互いに所定間隔を
おいて平行する一対の横リンクと、両端が薄肉状ヒンジ
部を介して前記各横リンクと可動体とに一体連結された
互いに所定間隔をおいて平行する4本の縦リンクを有
し、その各リンク及び基台が合成樹脂材により一体形成
され、前記各縦リンクにバランスウエートが取り付けら
れていることを特徴としている。
【0013】上記構成において、シーク動作時には、移
動体をディスクの径方向に沿って高速移動させることに
より、可動体をディスク上の所望位置まで移動させ、ま
た、トラッキングコイルに通電することにより、可動体
をトラッキング方向に揺動させて、ディスク上の所定の
トラックを追従し、更に、フォーカスコイルに通電する
ことにより、可動体をフォーカス方向に揺動させて、デ
ィスクに焦点を合わせるようになっている。
動体をディスクの径方向に沿って高速移動させることに
より、可動体をディスク上の所望位置まで移動させ、ま
た、トラッキングコイルに通電することにより、可動体
をトラッキング方向に揺動させて、ディスク上の所定の
トラックを追従し、更に、フォーカスコイルに通電する
ことにより、可動体をフォーカス方向に揺動させて、デ
ィスクに焦点を合わせるようになっている。
【0014】この場合、可動体の重量とリンク機構の縦
リンクに取り付けたバランスウエートの重量とが互いに
相殺されて、その両重量のバランス中心が基台側に接近
されているため、シーク動作時の可動体の揺れを小さく
することができると共に、シーク動作終了とほぼ同時に
可動体の揺れを無くすことができる。従って、ディスク
情報の読み取りに要する時間を短縮して、高速シークを
可能とするものであって、特に、移動体をランダムに高
速移動させることが要求されるコンピューター関係のC
D−ROMドライブに適する。
リンクに取り付けたバランスウエートの重量とが互いに
相殺されて、その両重量のバランス中心が基台側に接近
されているため、シーク動作時の可動体の揺れを小さく
することができると共に、シーク動作終了とほぼ同時に
可動体の揺れを無くすことができる。従って、ディスク
情報の読み取りに要する時間を短縮して、高速シークを
可能とするものであって、特に、移動体をランダムに高
速移動させることが要求されるコンピューター関係のC
D−ROMドライブに適する。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記各縦リンクの中央部に凹部が形成され
ると共に、該凹部の底面にピンが突設され、前記バラン
スウエートの基端部を前記凹部に嵌入させると共に、そ
の基端部に貫設した貫通孔を前記ピンに嵌合させること
により、各縦リンクにバランスウエートが取り付けられ
ていることを特徴としている。
明において、前記各縦リンクの中央部に凹部が形成され
ると共に、該凹部の底面にピンが突設され、前記バラン
スウエートの基端部を前記凹部に嵌入させると共に、そ
の基端部に貫設した貫通孔を前記ピンに嵌合させること
により、各縦リンクにバランスウエートが取り付けられ
ていることを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、各バランスウエートの
基端部を各縦リンクの凹部に嵌入させると共に、その基
端部に貫設した貫通孔を前記凹部の底面に突設したピン
に嵌合させるだけで、その各バランスウエートを各縦リ
ンクに簡単に取り付けることができる。
基端部を各縦リンクの凹部に嵌入させると共に、その基
端部に貫設した貫通孔を前記凹部の底面に突設したピン
に嵌合させるだけで、その各バランスウエートを各縦リ
ンクに簡単に取り付けることができる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記バランスウエートが前記各縦リンクに
一体形成されていることを特徴としている。
明において、前記バランスウエートが前記各縦リンクに
一体形成されていることを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、バランスウエートが各
縦リンクに一体形成されているので、部品点数を一層少
なくして製作費を安くすることができる。
縦リンクに一体形成されているので、部品点数を一層少
なくして製作費を安くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の実施の一
形態である対物レンズ駆動装置を示すものであって、移
動体2上に基板14を介して固定した基台13とリンク
機構15とが合成樹脂材により一体形成され、該リンク
機構15にバランスウエート12が取り付けられてい
る。上記以外の構成は図6に示す従来例とほぼ同じであ
るから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の実施の一
形態である対物レンズ駆動装置を示すものであって、移
動体2上に基板14を介して固定した基台13とリンク
機構15とが合成樹脂材により一体形成され、該リンク
機構15にバランスウエート12が取り付けられてい
る。上記以外の構成は図6に示す従来例とほぼ同じであ
るから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0020】前記基台13は、図3及び図4に示すよう
に、矩形板状の基台本体13aと、該基台本体13aの
後面から下向きに突設した一対の略L字状支持枠13b
とを有し、該各支持枠13bの基端部に貫設した貫通孔
16を基板14に突設した一対の支柱17に嵌合させる
ことにより、前記基台本体13aが基板14から所定の
間隔をおいた上方位置に固定されている。
に、矩形板状の基台本体13aと、該基台本体13aの
後面から下向きに突設した一対の略L字状支持枠13b
とを有し、該各支持枠13bの基端部に貫設した貫通孔
16を基板14に突設した一対の支柱17に嵌合させる
ことにより、前記基台本体13aが基板14から所定の
間隔をおいた上方位置に固定されている。
【0021】前記リンク機構15は、図3及び図4に示
すように、薄肉状ヒンジ部18を介して前記基台本体1
3aの上下端縁に一体連結された互いに所定間隔をおい
て平行する一対の横リンク15A,15Bと、該各横リ
ンク15A,15Bの前面両端に薄肉状ヒンジ部19を
介して一体連結された互いに所定間隔をおいて平行する
4本の縦リンク15C〜15Fとを有し、その各縦リン
ク15C〜15Fのうち、フォーカス方向e,f方向に
沿って対向する縦リンク15C,15E、15D,15
Fの前端間に薄肉状ヒンジ部20を介して一体形成した
一対の突片21が可動体4の後面に形成したT字状溝2
2に嵌入されている。
すように、薄肉状ヒンジ部18を介して前記基台本体1
3aの上下端縁に一体連結された互いに所定間隔をおい
て平行する一対の横リンク15A,15Bと、該各横リ
ンク15A,15Bの前面両端に薄肉状ヒンジ部19を
介して一体連結された互いに所定間隔をおいて平行する
4本の縦リンク15C〜15Fとを有し、その各縦リン
ク15C〜15Fのうち、フォーカス方向e,f方向に
沿って対向する縦リンク15C,15E、15D,15
Fの前端間に薄肉状ヒンジ部20を介して一体形成した
一対の突片21が可動体4の後面に形成したT字状溝2
2に嵌入されている。
【0022】上記構成において、トラッキングコイル7
に通電することにより、薄肉状ヒンジ部19,20が撓
んで各縦リンク15C〜15Fが平行移動され、これに
より、可動体4をトラッキング方向c,dに揺動させ
て、ディスクDの所定のトラックを追従し、また、フォ
ーカスコイル6に通電することにより、薄肉状ヒンジ部
18,20が撓んで各横リンク15A,15B及び各縦
リンク15C〜15Fが平行移動され、これにより、可
動体4をフォーカス方向e,fに揺動させて、ディスク
Dに焦点を合わせるようになっている。
に通電することにより、薄肉状ヒンジ部19,20が撓
んで各縦リンク15C〜15Fが平行移動され、これに
より、可動体4をトラッキング方向c,dに揺動させ
て、ディスクDの所定のトラックを追従し、また、フォ
ーカスコイル6に通電することにより、薄肉状ヒンジ部
18,20が撓んで各横リンク15A,15B及び各縦
リンク15C〜15Fが平行移動され、これにより、可
動体4をフォーカス方向e,fに揺動させて、ディスク
Dに焦点を合わせるようになっている。
【0023】上記構成によれば、リンク機構15を構成
する各リンク15A〜15Fと基台13とが合成樹脂材
により一体形成されているから、部品点数が増加せず、
製作費を安くすることができる。
する各リンク15A〜15Fと基台13とが合成樹脂材
により一体形成されているから、部品点数が増加せず、
製作費を安くすることができる。
【0024】図4に示すように、前記各縦リンク15C
〜15Fの中央部に凹部24が形成されると共に、該凹
部24の両内側面に凹溝24aが形成され、且つ、凹部
24の底面中央部にピン25が突設されている。
〜15Fの中央部に凹部24が形成されると共に、該凹
部24の両内側面に凹溝24aが形成され、且つ、凹部
24の底面中央部にピン25が突設されている。
【0025】前記バランスウエート12は、黄銅板など
からなり、その基端部12aを前記凹部24に嵌入させ
ると共に、該基端部12aに突設した回り止め突起12
bを前記凹溝24aに嵌入させ、且つ、基端部12aに
貫設した貫通孔26を前記ピン25に嵌合させることに
より、各縦リンク15C〜15Fに簡単に取り付けられ
るようになっている。
からなり、その基端部12aを前記凹部24に嵌入させ
ると共に、該基端部12aに突設した回り止め突起12
bを前記凹溝24aに嵌入させ、且つ、基端部12aに
貫設した貫通孔26を前記ピン25に嵌合させることに
より、各縦リンク15C〜15Fに簡単に取り付けられ
るようになっている。
【0026】図1に示すように、各バランスウエート1
2の先端部12cが可動体4から離間する方向に延びて
おり、これによって、可動体4の重量W1と各縦リンク
15C〜15Fに取り付けたバランスウエート12の重
量W2とが互いに相殺されて、その両重量W1,W2の
バランス中心Oが基台13に接近する薄肉状ヒンジ部1
9とほぼ一致するように設定している。
2の先端部12cが可動体4から離間する方向に延びて
おり、これによって、可動体4の重量W1と各縦リンク
15C〜15Fに取り付けたバランスウエート12の重
量W2とが互いに相殺されて、その両重量W1,W2の
バランス中心Oが基台13に接近する薄肉状ヒンジ部1
9とほぼ一致するように設定している。
【0027】上記構成に基づいて、シーク動作時の可動
体4の揺れは、図5に示すように、シーク開始直後の領
域A、加速領域B及び減速領域Cにおける可動体4の揺
れを小さくすることができると共に、安定領域D及びト
ラックオン領域Eにおける可動体4の揺れをほとんど無
くすることができる。従って、ディスク情報の読み取り
に要する時間を短縮して、高速シークを可能とするもの
であって、特に、移動体2をランダムに高速移動させる
ことが要求されるコンピューター関係のCD−ROMド
ライブに適する。
体4の揺れは、図5に示すように、シーク開始直後の領
域A、加速領域B及び減速領域Cにおける可動体4の揺
れを小さくすることができると共に、安定領域D及びト
ラックオン領域Eにおける可動体4の揺れをほとんど無
くすることができる。従って、ディスク情報の読み取り
に要する時間を短縮して、高速シークを可能とするもの
であって、特に、移動体2をランダムに高速移動させる
ことが要求されるコンピューター関係のCD−ROMド
ライブに適する。
【0028】上記実施の形態では、バランスウエート1
2を縦リンク15C〜15Fと別体にしたが、そのバラ
ンスウエート12を縦リンク15C〜15Fと一体に形
成してもよく、これによって、部品点数を一層少なくし
て製作費を安くすることができる。
2を縦リンク15C〜15Fと別体にしたが、そのバラ
ンスウエート12を縦リンク15C〜15Fと一体に形
成してもよく、これによって、部品点数を一層少なくし
て製作費を安くすることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、可動体の
重量とリンク機構の縦リンクに取り付けたバランスウエ
ートの重量とが互いに相殺されて、その両重量のバラン
ス中心が基台側に接近されているため、シーク動作時の
可動体の揺れを小さくすることができると共に、シーク
動作終了とほぼ同時に可動体の揺れを無くすことができ
る。従って、ディスク情報の読み取りに要する時間を短
縮して、高速シークを可能とするものであって、特に、
移動体をランダムに高速移動させることが要求されるコ
ンピューター関係のCD−ROMドライブに適する。
重量とリンク機構の縦リンクに取り付けたバランスウエ
ートの重量とが互いに相殺されて、その両重量のバラン
ス中心が基台側に接近されているため、シーク動作時の
可動体の揺れを小さくすることができると共に、シーク
動作終了とほぼ同時に可動体の揺れを無くすことができ
る。従って、ディスク情報の読み取りに要する時間を短
縮して、高速シークを可能とするものであって、特に、
移動体をランダムに高速移動させることが要求されるコ
ンピューター関係のCD−ROMドライブに適する。
【0030】請求項2記載の発明によれば、各バランス
ウエートの基端部を各縦リンクの凹部に嵌入させると共
に、その基端部に貫設した貫通孔を前記凹部の底面に突
設したピンに嵌合させるだけで、その各バランスウエー
トを各縦リンクに簡単に取り付けることができる。
ウエートの基端部を各縦リンクの凹部に嵌入させると共
に、その基端部に貫設した貫通孔を前記凹部の底面に突
設したピンに嵌合させるだけで、その各バランスウエー
トを各縦リンクに簡単に取り付けることができる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、バランスウ
エートが各縦リンクに一体形成されているので、部品点
数を一層少なくして製作費を安くすることができる。
エートが各縦リンクに一体形成されているので、部品点
数を一層少なくして製作費を安くすることができる。
【図1】本発明の実施の一形態である対物レンズ駆動装
置の平面図である
置の平面図である
【図2】同要部の一部切り欠き側面図である。
【図3】同要部の斜視図である。
【図4】同要部の分解斜視図である。
【図5】シーク動作時の可動体の揺れを示すグラフであ
る。
る。
【図6】従来例を示す概略平面図である。
【図7】同要部の斜視図である。
【図8】シーク動作時の可動体の揺れを示すグラフであ
る。
る。
2 移動体 4 可動体 6 フォーカスコイル 7 トラッキングコイル 8 マグネット 9 磁性体 12 バランスウエート 12a バランスウエートの基端部 13 基台 15 リンク機構 15A,15B 横リンク 15C〜15F 縦リンク 24 凹部 25 ピン 26 貫通孔 D ディスク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−259795(JP,A) 特開 平1−290132(JP,A) 特開 平5−62227(JP,A) 実開 平3−121515(JP,U) 特表 平4−507028(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/095
Claims (3)
- 【請求項1】 ディスクの径方向に沿って往復移動する
移動体上に固定した基台に対物レンズを備えた可動体が
リンク機構を介して揺動可能に支持され、該可動体に取
り付けたフォーカスコイル及びトラッキングコイルを間
に挟んで前記移動体にマグネットと磁性体とが所定間隔
をおいて配設されており、前記フォーカスコイル及びト
ラッキングコイルに通電することにより、前記可動体を
上下左右に揺動させるようにした対物レンズ駆動装置に
おいて、前記リンク機構が、薄肉状ヒンジ部を介して前
記基台に一体連結された互いに所定間隔をおいて平行す
る一対の横リンクと、両端が薄肉状ヒンジ部を介して前
記各横リンクと可動体とに一体連結された互いに所定間
隔をおいて平行する4本の縦リンクを有し、その各リン
ク及び基台が合成樹脂材により一体形成され、前記各縦
リンクにバランスウエートが取り付けられていることを
特徴とする対物レンズ駆動装置。 - 【請求項2】 前記各縦リンクの中央部に凹部が形成さ
れると共に、該凹部の底面にピンが突設され、前記バラ
ンスウエートの基端部を前記凹部に嵌入させると共に、
その基端部に貫設した貫通孔を前記ピンに嵌合させるこ
とにより、各縦リンクにバランスウエートが取り付けら
れていることを特徴とする請求項1記載の対物レンズ駆
動装置。 - 【請求項3】 前記バランスウエートは前記各縦リンク
に一体形成されていることを特徴とする請求項1記載の
対物レンズ駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08219528A JP3136587B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 対物レンズ駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08219528A JP3136587B2 (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 対物レンズ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1064093A JPH1064093A (ja) | 1998-03-06 |
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