JP3135988U - インクジェットヘッドのキャップ装置 - Google Patents

インクジェットヘッドのキャップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3135988U
JP3135988U JP2007005703U JP2007005703U JP3135988U JP 3135988 U JP3135988 U JP 3135988U JP 2007005703 U JP2007005703 U JP 2007005703U JP 2007005703 U JP2007005703 U JP 2007005703U JP 3135988 U JP3135988 U JP 3135988U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
clogging
suction
ink jet
shielding means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007005703U
Other languages
English (en)
Inventor
寛 杉谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2007005703U priority Critical patent/JP3135988U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3135988U publication Critical patent/JP3135988U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】キャップの詰まりを回復し、常に安定したパージ処理が行える。
【解決手段】キャップ詰まり回復処理において複数のキャップ22を遮蔽するキャップ遮蔽手段30と、キャップ22又はキャップ遮蔽手段30の少なくとも一方を伸縮可能に保持する伸縮手段とを備え、キャップ吸引手段20をキャップ遮蔽手段30で遮蔽したまま負圧生成手段25の負圧によって吸引し、この状態でキャップ吸引手段20とキャップ遮蔽手段30とが相対的な移動により離間する際に、複数のキャップ22のうち詰まりの無いキャップ22のみキャップ遮蔽手段30に吸着したまま遮蔽された状態で伸縮手段が離間方向に伸長し、詰まりの生じたキャップ22のみキャップ遮蔽手段30から離間することで詰まりの生じたキャップ22からのみ吸引してキャップ詰まり回復処理を行う。
【選択図】図1

Description

本考案は、単ヘッドが複数配列されたインクジェットヘッドのパージ処理を行うインクジェットヘッドのキャップ装置に係り、特にヘッドから吸引したインクによって生じたキャップの詰まりを解消することのできるインクジェットヘッドのキャップ装置に関するものである。
従来より、ラインヘッド型インクジェット記録装置では、ヘッド表面の乾燥インクや紙分等の不要物を除去してノズルの目詰まり防止や解消する目的として、ヘッドから強制的にインクの排出又は吸引する処理(以下、パージ処理と記す)が定期的に行われている。このパージ処理としては、例えばインク流路やインクタンクに加圧して強制的にインクを排出する加圧方式やインクの乾燥やゴミの付着防止のためにヘッド表面を覆うキャップに吸引ポンプを接続してヘッドから強制的にインクを吸引する減圧式等の様々な処理方法がある。
そして、このパージ処理における減圧方式としては、例えば下記特許文献1に記載されるような記録ヘッドの機能維持装置が知られている。
図9(a)に示すように、特許文献1に示す記録ヘッドの機能維持装置101は、ヘッド機能維持装置101の保護吸引部102が設けられている。ヘッド機能維持装置101は記録ヘッド121a〜121dと連結する保護吸引部102と吸引ポンプ103及びアクチュエータ104を有する。保護吸引部102は各記録ヘッド121a〜121dのノズルをそれぞれ覆うキャップ105a〜105dと、キャップ105a〜105dを保持するキャップホルダ106を有する。キャップ105a〜105dは上面の開口端部にゴム等のシール部材が設けられ、下部には、図9(b)の断面図に示すように、吸引ポンプ103の吸引口に接続された吸引チューブ107の先端部と大気開放弁108に接続された大気開放チューブ109の先端部が連結されている。キャップホルダ106の各吸引チューブ107の取出部には、吸引チューブ107を導通させたり封止する開放レバー110と押圧部材111例えばU字字状バネ又は圧縮バネを有する。開放レバー110はほぼL字状の形成され、一方の先端部に吸引チューブ107を押圧する押圧部112を有し、他方の先端部はキャップホルダ106から一定距離だけ突出して作動桿113を形成している。
この開放レバー110は、キャリッジガイドロッド122と平行な軸114によりキャップホルダ106に回動自在に取り付けられている。押圧部材の圧縮バネ111はキャップホルダ106と開放レバー110の間に設けられ、開放レバー110の押圧部112を吸引チューブ107に押圧して吸引チューブ107の導通を封止している。アクチュエータ104は、キャリッジ120のホームポジションに対して各記録ヘッド121a〜121dで印字する領域とは反対側の領域に設けられ、保護吸引部102がキャリッジ120により移動したときに開放レバー110の作動桿113に係合して開放レバー110を回動して開放レバー110の押圧部112による吸引チューブ107の押圧を解除して吸引チューブ107を導通させ、キャップ105と吸引ポンプ103を連通させる。この保護吸引部102は、ソレノイド等の昇降機構により上下に移動できるようになっている。
特開2001−232803号公報
ところで、このようなキャップ吸引方式によるパージ処理をラインヘッド型インクジェット記録装置に採用する場合、クリーニング時間や作業効率等の観点からすると、複数の単ヘッドに対し同等数のキャップを備え、これら複数のキャップを1つの負圧生成手段に対して接続する構成が好適である。しかしながら、パージ処理によって吸引したインクの堆積や乾燥等によってキャップに詰まりが生じた場合に、詰ったキャップから全く吸引されなくなり正常なパージ処理が行えず、印刷物の品質低下を引き起こす虞があった。
また、上記特許文献1の記録ヘッドの機能維持装置では、キャップに詰まりが生じた際に、詰まりの無いキャップを選択して負圧生成手段への連通を開状態として吸引動作を行うことで選択したキャップでのみ詰まり回復動作を行うことが可能であるが、この構成とした場合に、流路1つ1つに複雑な機構や部材が必要であるためコストが嵩むとともに、詰まり回復動作の制御も複雑化するという問題があった。
本考案は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、簡易的な構成でパージ処理によって吸引したインクによるキャップの詰まりを解消し、常に安定したパージ処理を実現することのできるインクジェットヘッドのキャップ装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載されたインクジェットヘッドのキャップ装置は、インクを吐出する単ヘッドが複数配列されたインクジェットヘッドを有するラインヘッド型インクジェット記録装置に具備され、
大気圧よりも低い負圧を生成する1つの負圧生成手段の負圧によって前記インクジェットヘッドからインクを強制的に吸引するパージ処理を行うためのキャップを複数個有するキャップ吸引手段を備えたインクジェットヘッドのキャップ装置であって、
前記複数のキャップのうち詰まりの無い前記キャップを遮蔽して、詰まりの生じた前記キャップからのみ前記負圧生成手段の負圧によって吸引して前記キャップの詰まりを回復するキャップ詰まり回復処理を行うことを特徴としている。
請求項2に記載されたインクジェットヘッドのキャップ装置は、請求項1記載のインクジェットヘッドのキャップ装置において、前記キャップ詰まり回復処理において前記複数のキャップを遮蔽するキャップ遮蔽手段と、
前記キャップ又は前記キャップ遮蔽手段の少なくとも一方を伸縮可能に保持する伸縮手段とを備え、
前記キャップ吸引手段を前記キャップ遮蔽手段で遮蔽したまま前記負圧生成手段の負圧によって吸引し、この状態で前記キャップ吸引手段と前記キャップ遮蔽手段とが相対的な移動により離間する際に、前記複数のキャップのうち前記詰まりの無いキャップのみ前記キャップ遮蔽手段に吸着したまま遮蔽された状態で前記伸縮手段が離間方向に伸長し、前記詰まりの生じたキャップのみ前記キャップ遮蔽手段から離間することで前記詰まりの生じたキャップからのみ吸引して前記キャップ詰まり回復処理を行うことを特徴としている。
請求項3に記載されたインクジェットヘッドのキャップ装置は、請求項2記載のインクジェットヘッドのキャップ装置において、前記キャップ遮蔽手段は、前記キャップ詰まり回復処理時に前記キャップを遮蔽するため、該キャップと略同等の大きさで該キャップと同等数若しくは前記各キャップを全て遮蔽できるような1枚の板状部材で構成されていることを特徴としている。
請求項4に記載されたインクジェットヘッドのキャップ装置は、請求項2又は3記載のインクジェットヘッドのキャップ装置において、前記キャップ遮蔽手段は、インクジェット記録装置内における当該装置の駆動に支障のないキャップ吸引手段待機位置に設けられていることを特徴としている。
請求項5記載に記載されたインクジェットヘッドのキャップ装置は、請求項4記載のインクジェットヘッドのキャップ装置において、前記キャップ吸引手段待機位置は、前記インクジェットヘッドの少なくとも片側であることを特徴としている。
請求項6に記載されたインクジェットヘッドのキャップ装置は、請求項2〜5の何れかに記載のインクジェットヘッドのキャップ装置において、前記キャップ遮蔽手段は、前記キャップ詰まり回復処理を実施しないときに前記キャップを遮蔽するキャップ用蓋として機能することを特徴としている。
請求項7記載に記載されたインクジェットヘッドのキャップ装置は、請求項1〜6の何れかに記載のインクジェットヘッドのキャップ装置において、前記吸引孔の詰まりを検出する詰まり検出手段を備え、
前記吸引孔の詰まりを検出した際にキャップ詰まり回復処理を行うことを特徴としている。
本考案によれば、キャップ詰まり回復処理時に、キャップ遮蔽手段によって詰まりの無いキャップが遮蔽された状態で詰まりの生じているキャップからのみ吸引することができる。従って、複雑な構成や動作を必要とせずに通常よりも強力に吸引によってキャップの詰まりを確実に解消することでき、常に安定したパージ処理を行えるインクジェット記録装置を提供することができる。
また、キャップ遮蔽手段の配設箇所であるキャップ吸引手段待機位置をインクジェットヘッドの片側とすることで、装置の省スペース化が図れるとともに、パージ処理やキャップ詰まり回復処理の効率を阻害することなくスムーズに作業を行うことができる。
また、吸引孔の詰まりを検出する詰まり検出手段を設け、詰まりが発生したと判別した場合のみキャップ詰まり回復処理を行う構成とすることにより、必要な場合のみキャップ詰まり回復処理を行えばよく、作業の簡素化が図れるという効果を奏する。
以下、本考案を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1(a)、(b)は本考案に係るインクジェットヘッドのキャップ装置の第1形態の構成を説明するための概略説明図であり、図2は同装置のキャップ吸引手段の構成を説明するための概略斜視図であり、図3(a)、(b)は同装置のキャップ吸引手段に配設されるキャップの構成を説明するための概略説明図であり、図4(a)〜(c)は同装置におけるパージ処理時におけるキャップ吸引手段の動作を説明するための概略説明図であり、図5は同装置におけるパージ処理の処理動作を説明するための概略説明図であり、図6(a)〜(c)は同装置におけるキャップ詰まり回復処理の処理動作を説明するための概略説明図であり、図7(a)、(b)は本考案に係るインクジェットヘッドのキャップ装置の第2形態の構成を説明するための概略説明図であり、図8は本考案に係るインクジェットヘッドのキャップ装置に詰まり検出手段を備えた構成を説明するための概略説明図である。
本考案のインクジェットヘッドのキャップ装置は、吐出ノズルが複数形成される単ヘッドが紙面搬送方向と直交して複数配列されるラインヘッド型インクジェット装置に採用され、各単ヘッドに対応するキャップで強制的にインクを吸引して不要物(紙粉、ゴミ、変質インク等)を除去するパージ処理を行い、この吸引したインクによってキャップに詰まりが生じた場合でもキャップの詰まりを回復して安定したパージ処理が行えるインクジェットのキャップ装置を提供している。
なお、本考案のインクジェットヘッドのキャップ装置が採用されるインクジェット記録装置は、従来より知られているラインヘッド型インクジェット記録装置とその装置構成や駆動処理(例えば給紙部、用紙搬送部の構成や印刷時のインクジェットヘッドの駆動処理等)が同様であるため、それらの説明を省略する。
また、以下の説明では、インクジェットヘッドとして6個の単ヘッドが千鳥状に複数配列された例で説明するが、単ヘッドが複数配列されたライン型のインクジェットヘッドであれば、単ヘッドの数や配列位置等は特に限定されない。また、使用するインクの種類として、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色を用いた例であるが、インクの種類や数、設置する順番等は特に限定されない。
まず、本考案に係る第1形態のインクジェットヘッドのキャップ装置の構成について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本例のインクジェットヘッドのキャップ装置1は、インクジェットヘッド10のヘッド面を覆ってインクジェットヘッド10のパージ処理を行う際にインクを吸引するためのキャップ吸引手段20と、キャップ吸引手段20の詰まりを回復するためのキャップ詰まり回復処理時に用いられるキャップ遮蔽手段30とを備えて概略構成される。
図2に示すように、キャップ吸引手段20は、パージ処理時にインクジェットヘッド10における各単ヘッド11のヘッド面から個別にインクを吸引するためのキャップ22が、キャップ吸引手段20のインクパン21上における各単ヘッド11を個別に吸引可能な位置(すなわち、キャップ吸引手段20がインクジェットヘッド10のパージ処理を行うパージ処理位置へ移動した際に、対応する単ヘッド11と対向する位置)に、単ヘッド11と同等数(本例では6個)配設されている。キャップ吸引手段20は、印刷処理やその他インクジェット記録装置の駆動に支障が無いインクジェット記録装置内のキャップ吸引手段待機位置(例えば、図示のように各インクジェットヘッド10の少なくとも片側の位置等)に、不図示の移動手段によって移動可能にインクジェットヘッド10と同等数(本例では4つ)設けられている。
キャップ吸引手段20は、通常時、キャップ吸引手段待機位置に待機しており、印刷中若しくは印刷処理の前後においてヘッドクリーニング処理が行われる際に、移動手段(不図示)によってインクジェットヘッド10をパージ処理するためのパージ処理位置まで移動する。そして、キャップ吸引手段20は、パージ処理が終了すると、キャップ詰まり回復処理を行うため、キャップ22が後述するキャップ遮蔽手段30と接触する位置(キャップ詰まり回復位置)まで移動する。
図3(a)、(b)に示すように、キャップ22は、インクパン21上にバネ等の所定方向に対して伸縮自在な伸縮手段23を介して上下方向へ伸縮可能に保持された状態で配設されている。キャップ22は、各単ヘッド11から確実にインクを吸引するため、各単ヘッド11のヘッド面と接する開口端部22aがゴムなどの弾性部材で形成されている。キャップ22は、図3(b)に示すように単ヘッド11からインクを吸引するための吸引孔H1 を有し、吸引孔H1 と連通する吸引管24を介して1つの負圧生成手段25と配管接続されている。そして、キャップ22は、パージ処理時に負圧生成手段25で大気圧よりも低い負圧が生成されると、この負圧の作用により吸引孔H1 を介して各単ヘッド11からインクを吸引している。
また、キャップ22は、キャップ詰まり回復処理時に、キャップ吸引手段20がキャップ詰まり回復位置まで移動すると、キャップ遮蔽手段30で遮蔽される。そして、キャップ22は、この遮蔽された状態で負圧生成手段25から吸引が開始され、その状態のままキャップ吸引手段20がキャップ遮蔽手段30から離間したとき、詰まりの無いキャップ22は伸縮手段23の伸長によってキャップ遮蔽手段30に吸着したまま遮蔽され、詰まりの生じたキャップ22のみ遮蔽されることなくキャップ遮蔽手段30から離間する。これにより、キャップ遮蔽手段30から離間したキャップ22からのみ吸引できるので、通常よりもより強力な吸引が行え、キャップ22の詰まりを解消することができる。
なお、キャップ22に形成された吸引孔H1 の形状は、負圧生成手段25で生成された負圧によって単ヘッド11からパージ処理時にインクを吸引できればよいので、図示のような円形の他、楕円形、多角形の何れでもよく、またキャップ22の大きさ、吸引孔H1 の径の大きさや形成する個数は使用するインクジェットヘッド10を構成する各単ヘッド11のノズル径に基づいて適宜変更可能である。
キャップ遮蔽手段30は、キャップ詰まり回復処理時に、各キャップ22を遮蔽するため、キャップ22と略同等の大きさの部材がキャップ22と同等数若しくは各キャップ22を全て遮蔽できるような1枚の板状部材で構成されている。キャップ遮蔽手段30は、各キャップ吸引手段20のキャップ吸引手段待機位置におけるインクジェットヘッド10を支持する支持部材12にそれぞれ設けられている。キャップ遮蔽手段30は、キャップ詰まり回復処理時に、キャップ吸引手段20がキャップ詰まり回復位置まで移動したときにキャップ22を遮蔽している。そして、キャップ遮蔽手段30は、キャップ22を遮蔽した状態で負圧生成手段25から吸引が開始され、その状態のままキャップ吸引手段20がキャップ遮蔽手段30から離間したとき、詰まりの無いキャップ22のみ吸着したまま遮蔽している。
次に、上述した第1形態のインクジェットヘッドのキャップ装置1における処理動作について、図4〜図6を参照しながら説明する。ここでは、各インクジェットヘッド10に対応するキャップ吸引手段20がインクジェットヘッド10の片側であるキャップ吸引手段待機位置に配設され、キャップ遮蔽手段30がキャップ吸引手段待機位置におけるインクジェットヘッド10を支持する支持部材12に1枚の板状部材で形成された構成とし、インクジェットヘッド10から不要物の除去を目的としてインクを吸引するパージ処理、パージ処理後にキャップ22の詰まりを回復するためのキャップ詰まり回復処理についてそれぞれ説明する。
なお、以下の説明では、図中に示すようにインクジェットヘッド10とキャップ吸引手段20の1対についてのみ説明するが、インクジェット記録装置に具備されるこれ以外のインクジェットヘッド10、キャップ吸引手段20についても同様の処理動作が行われる。また、キャップ吸引手段20の処理動作は、以下で説明する各処理が実行可能であればよいので、例えば具備されるキャップ吸引手段10を全て同時に駆動させて各処理を行ったり、各キャップ吸引手段20を個別で駆動させたり等、インクジェット記録装置の構成や使用に基づいて適宜設定可能である。
(パージ処理)
図4(a)に示すように、キャップ吸引手段20は、通常時、キャップ吸引手段待機位置に待機している。そして、インクジェットヘッド10における各単ヘッド11から不要物を除去するためのパージ処理時になると、図4(b)に示すようにまず移動手段(不図示)によってキャップ吸引手段20を下降させ、さらに図4(c)に示すようにインクジェットヘッド10のヘッド面と対向する位置まで移動させる。
そして、キャップ吸引手段20がヘッド面と対向する位置まで移動すると、図5に示すようにインクジェットヘッド10の単ヘッド11と各単ヘッド11と対応するキャップ22とが接触するパージ処理位置までキャップ吸引手段20を移動(図中では上方向)させ、負圧生成手段25の駆動により生成した負圧によって各単ヘッド11からインクを吸引してパージ処理を行う。
(キャップ詰まり回復処理)
上記パージ処理が終了すると、次にキャップ22のキャップ詰まり回復処理を行うため、キャップ吸引手段20をパージ処理位置からキャップ吸引手段待機位置まで戻す。このとき、図6(a)に示すようにキャップ吸引手段20がキャップ詰まり回復位置まで移動するため、キャップ22がキャップ遮蔽手段30によって遮蔽される。
そして、キャップ22がキャップ遮蔽手段30によって遮蔽された状態で負圧生成手段25から吸引を開始し、その状態のままキャップ吸引手段20をキャップ遮蔽手段30から図中矢印方向へ離間する。このとき、詰まりの無いキャップ22は伸縮手段23によって伸長してキャップ遮蔽手段30に吸着したまま遮蔽され、詰まりの生じたキャップ22は遮蔽されることなくキャップ遮蔽手段30から離間する。そして、この離間したキャップ22からのみ吸引を行うことで、キャップ22の詰まりを回復している。
なお、キャップ詰まり回復処理を行う際に、1回でキャップ22の詰まりが回復しない場合や詰まりの生じたキャップ22が複数個存在した場合は、キャップ22が全てキャップ遮蔽手段30に遮蔽される状態になるまで繰り返し行うことでキャップ22の詰まりを確実に解消することができる。
次に、本考案に係る第2形態のインクジェットヘッドのキャップ装置1について、図7を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1形態と同一の構成要素には同一番号を付してその説明を省略し、第1形態と異なる構成部分及び処理動作についてのみを説明する。
図7(a)、(b)に示すように、第2形態のインクジェットヘッドのキャップ装置1は、キャップ22がキャップ吸引手段20に固定配設され、代わりにキャップ遮蔽手段30が伸縮手段23を介して上下方向へ伸縮可能に保持された状態で支持部材12に配設された構成である。この第2形態のインクジェットヘッドのキャップ装置1では、キャップ詰まり回復処理時に、キャップ遮蔽手段30がキャップ22を遮蔽した状態で負圧生成手段25から吸引を開始し、その状態のままキャップ吸引手段20をキャップ遮蔽手段30から離間する。
このとき、図7(b)に示すように、詰まりが無いキャップ22を遮蔽したキャップ遮蔽手段30は伸縮手段23によって当該キャップ22を遮蔽した状態で伸長し、詰まりの生じたキャップ22を遮蔽したキャップ遮蔽手段30は詰まりによって遮蔽できずに離間する。これにより、第1形態と同様、キャップ遮蔽手段30で遮蔽されていないキャップ22、すなわち詰まりの生じたキャップ22からのみ吸引することが可能となる。
次に、上記第2形態のインクジェットヘッドのキャップ装置1処理動作について説明する。ここでは、パージ処理が上記第1形態のインクジェットヘッドのキャップ装置1と同様であるためその説明を省略し、キャップ詰まり回復処理についてのみ説明する。
パージ処理が終了すると、次にキャップ22のキャップ詰まり回復処理を行うため、キャップ吸引手段20をパージ処理位置からキャップ吸引手段待機位置まで戻す。このとき、第1形態のキャップ吸引手段20と同様、各キャップ22がキャップ遮蔽手段30に密着する位置(キャップ詰まり回復位置)まで移動するため、図7(a)に示すように各キャップ22がキャップ遮蔽手段30によって遮蔽される。
そして、キャップ22がキャップ遮蔽手段30によって遮蔽された状態で負圧生成手段25から吸引を開始し、その状態のままキャップ吸引手段20をキャップ遮蔽手段30から図中矢印方向へ離間する。このとき、詰まりの無いキャップ22は伸縮手段23によって伸長してキャップ遮蔽手段30に吸着したまま遮蔽され、詰まりの生じたキャップ22は遮蔽されることなくキャップ遮蔽手段30から離間する。そして、この離間したキャップ22からのみ吸引を行うことで、キャップ22の詰まりを回復している。
このように、上述した第1形態のインクジェットヘッドのキャップ装置1は、キャップ詰まり回復処理を行う際に、キャップ吸引手段20をパージ処理位置から各キャップ22がキャップ遮蔽手段30によって遮蔽される位置(キャップ詰まり回復位置)まで移動する。そして、負圧生成手段25を駆動させて負圧を生成し、キャップ22を遮蔽した状態でキャップ吸引手段20をキャップ遮蔽手段30から離間させると、キャップ22が伸縮手段23を介して配設されているため、詰まりの無いキャップ22は伸縮手段23の伸長によりキャップ遮蔽手段30に吸着したまま遮蔽され、詰まりの生じたキャップ22のみが離間する。
従って、詰まりの無いキャップ22が遮蔽された状態で詰まりの生じているキャップ22からのみ吸引することによって通常よりも強力に吸引可能となるので、キャップ22の詰まりを確実に回復することができ、常に安定したパージ処理を行うことができる。
また、第2形態のインクジェットヘッドのキャップ装置1では、第1形態と同様、キャップ詰まり回復処理を行う際に、キャップ吸引手段20をパージ処理位置から各キャップ22がキャップ遮蔽手段30によって遮蔽される位置(キャップ詰まり回復位置)まで移動する。そして、負圧生成手段25を駆動させて負圧を生成し、キャップ22を遮蔽した状態でキャップ吸引手段20をキャップ遮蔽手段30から離間させると、キャップ遮蔽手段30が伸縮手段23を介して配設されているため、詰まりの無いキャップ22は伸縮手段23の伸長によりキャップ遮蔽手段30に吸着したまま遮蔽され、詰まりの生じたキャップ22のみが離間する。
従って、第1形態と同様に、詰まりの無いキャップ22が遮蔽された状態で詰まりの生じているキャップ22からのみ吸引することによって通常よりも強力に吸引可能となるので、キャップ22の詰まりを確実に回復することができ、常に安定したパージ処理を行うことができる。
ところで、上述した各形態におけるインクジェットヘッドのキャップ装置1は、パージ処理の作業効率という観点からすれば、上述したように単ヘッド11の形状に応じた大きさで単ヘッド11の設置数と同等数のキャップ22を設置することが好適であるが、これに限定されることはなく、例えば千鳥状に配列される単ヘッド11の各列ごとに1個の構成(上記各形態では、インクジェットヘッド10を構成する単ヘッドの列が2列であるため2個)、各インクジェットヘッド10に対してキャップ22が1個の構成など、インクジェット記録装置の装置構成やインクジェットヘッド10の形状等に基づいてキャップ22の形状や大きさ、設置数を適宜変更することが可能である。
また、上記各形態において、図8に示すように例えばキャップ22と負圧生成手段25と間の吸引管24に圧力センサや流量センサ等の詰まり検出手段40を設ける構成とすることもできる。このような構成とした場合、詰まりの無い正常な状態のキャップ22の吸引量や吸引圧力を基準値として予め測定しておき、この基準値を基にキャップ22に詰まりが発生しているか否かの判別を行い、詰まりが発生したと判別した場合のみキャップ詰まり回復処理を行う構成とすることで、作業を簡素化が図れるという効果を奏する。
さらに、キャップ遮蔽手段30は、キャップ22のキャップ詰まり回復処理を行っていない場合に、キャップ22をキャッピングするキャップ用蓋とする構成とすれば、キャップ22に付着したインクの乾燥を防止し、乾燥したインクによるキャップの詰まりを未然に防止することができる。
また、上記各形態において、キャップ遮蔽手段30が固定された支持部材12に設けされ、キャップ吸引手段20が不図示の移動手段によって移動することで上述したパージ処理やキャップ詰まり回復処理を行う構成で説明したが、これに限定されることはなく、例えばキャップ遮蔽手段30が配設された支持部材12が移動可能に設けられ、キャップ吸引手段20が固設された構成等、キャップ吸引手段20とキャップ遮蔽手段30とが相対的な移動により離間する構成であればよい。
さらに、第1形態ではキャップ22が、第2形態ではキャップ遮蔽手段30がそれぞれ伸縮手段23を介して伸縮可能に設けられる構成で説明したが、キャップ詰まり回復処理時に詰まりの無いキャップ22はキャップ遮蔽手段30に吸着したまま遮蔽され、詰まりの生じたキャップ22のみがキャップ遮蔽手段30から離間すればよいので、上記形態の他に例えばキャップ22とキャップ遮蔽手段30の両方が伸縮手段23を介して伸縮可能に設けられる構成等、キャップ22又はキャップ遮蔽手段30の少なくとも一方を伸縮手段23を介して伸縮可能に保持された構成であればよい。
以上、本考案における最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本考案が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術等はすべて本考案の範疇に含まれることは勿論である。
(a)、(b) 本考案に係るインクジェットヘッドのキャップ装置の第1形態の構成を説明するための概略説明図である。 同装置のキャップ吸引手段の構成を説明するための概略斜視図である。 (a)、(b)同装置のキャップ吸引手段に配設されるキャップの構成を説明するための概略説明図である。 (a)〜(c) 同装置におけるパージ処理時におけるキャップ吸引手段の動作を説明するための概略説明図である。 同装置におけるパージ処理の処理動作を説明するための概略説明図である。 (a)〜(c) 同装置におけるキャップ詰まり回復処理の処理動作を説明するための概略説明図である。 (a)、(b) 本考案に係るインクジェットヘッドのキャップ装置の第2形態の構成を説明するための概略説明図である。 本考案に係るインクジェットヘッドのキャップ装置に詰まり検出手段を備えた構成を説明するための概略説明図である。 (a)、(b) 従来の記録ヘッドの機能維持装置の構成を説明するための説明図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッドのキャップ装置
10 インクジェットヘッド
11 単ヘッド
12 支持部材
20 キャップ吸引手段
21 インクパン
22 キャップ
22a 開口端部
23 伸縮手段(バネ)
24 吸引管
25 負圧生成手段
30 キャップ遮蔽手段
40 詰まり検出手段
1 吸引孔

Claims (7)

  1. インクを吐出する単ヘッドが複数配列されたインクジェットヘッドを有するラインヘッド型インクジェット記録装置に具備され、
    大気圧よりも低い負圧を生成する1つの負圧生成手段の負圧によって前記インクジェットヘッドからインクを強制的に吸引するパージ処理を行うためのキャップを複数個有するキャップ吸引手段を備えたインクジェットヘッドのキャップ装置であって、
    前記複数のキャップのうち詰まりの無い前記キャップを遮蔽して、詰まりの生じた前記キャップからのみ前記負圧生成手段の負圧によって吸引して前記キャップの詰まりを回復するキャップ詰まり回復処理を行うことを特徴とするインクジェットヘッドのキャップ装置。
  2. 前記キャップ詰まり回復処理において前記複数のキャップを遮蔽するキャップ遮蔽手段と、
    前記キャップ又は前記キャップ遮蔽手段の少なくとも一方を伸縮可能に保持する伸縮手段とを備え、
    前記キャップ吸引手段を前記キャップ遮蔽手段で遮蔽したまま前記負圧生成手段の負圧によって吸引し、この状態で前記キャップ吸引手段と前記キャップ遮蔽手段とが相対的な移動により離間する際に、前記複数のキャップのうち前記詰まりの無いキャップのみ前記キャップ遮蔽手段に吸着したまま遮蔽された状態で前記伸縮手段が離間方向に伸長し、前記詰まりの生じたキャップのみ前記キャップ遮蔽手段から離間することで前記詰まりの生じたキャップからのみ吸引して前記キャップ詰まり回復処理を行うことを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッドのキャップ装置。
  3. 前記キャップ遮蔽手段は、前記キャップ詰まり回復処理時に前記キャップを遮蔽するため、該キャップと略同等の大きさで該キャップと同等数若しくは前記各キャップを全て遮蔽できるような1枚の板状部材で構成されていることを特徴とする請求項2記載のインクジェットヘッドのキャップ装置。
  4. 前記キャップ遮蔽手段は、インクジェット記録装置内における当該装置の駆動に支障のないキャップ吸引手段待機位置に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載のインクジェットヘッドのキャップ装置。
  5. 前記キャップ吸引手段待機位置は、前記インクジェットヘッドの少なくとも片側であることを特徴とする請求項4記載のインクジェットヘッドのキャップ装置。
  6. 前記キャップ遮蔽手段は、前記キャップ詰まり回復処理を実施しないときに前記キャップを遮蔽するキャップ用蓋として機能することを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載のインクジェットヘッドのキャップ装置。
  7. 前記吸引孔の詰まりを検出する詰まり検出手段を備え、
    前記吸引孔の詰まりを検出した際に吸引孔詰まり回復処理を行うことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のインクジェットヘッドのキャップ装置。
JP2007005703U 2007-07-25 2007-07-25 インクジェットヘッドのキャップ装置 Expired - Fee Related JP3135988U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007005703U JP3135988U (ja) 2007-07-25 2007-07-25 インクジェットヘッドのキャップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007005703U JP3135988U (ja) 2007-07-25 2007-07-25 インクジェットヘッドのキャップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3135988U true JP3135988U (ja) 2007-10-04

Family

ID=43286453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007005703U Expired - Fee Related JP3135988U (ja) 2007-07-25 2007-07-25 インクジェットヘッドのキャップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3135988U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132014A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Kyocera Mita Corp 記録ヘッド保護機構、インクジェット記録装置
JP2011093278A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び記録液固着回復方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132014A (ja) * 2007-11-29 2009-06-18 Kyocera Mita Corp 記録ヘッド保護機構、インクジェット記録装置
JP2011093278A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び記録液固着回復方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2693224B2 (ja) インクジェット記録装置
US7740335B2 (en) Liquid ejection apparatus and maintenance method of liquid ejection head
JP5259458B2 (ja) インクジェット記録装置及び記録ヘッドのメンテナンス方法
US7673956B2 (en) Print head inspection method, print head inspection apparatus, and printer
US20120176446A1 (en) Multicolor printhead maintenance station
JP6597650B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5347687B2 (ja) 画像形成装置
JP2001260392A (ja) インクジェットヘッド、およびこのインクジェットヘッドのクリーニング装置
US20160152033A1 (en) Liquid Ejecting Apparatus, Ultrasonic Cleaning Device, and Ultrasonic Cleaning Method
JP3135988U (ja) インクジェットヘッドのキャップ装置
JP6332020B2 (ja) 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6299330B2 (ja) 液体吐出装置
EP2734372B1 (en) Suction device for cleaning a nozzle surface of a print head
EP3381694B1 (en) Inkjet printer with ink receptor for receiving ink as waste liquid
US9315027B1 (en) Scalable printhead maintenance cart having maintenance modules
JP5222759B2 (ja) 流体噴射装置及び流体噴射装置のクリーニング方法
JP2018099829A (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP7002267B2 (ja) インクジェットヘッドのメンテナンス機構
JP3135987U (ja) インクジェットヘッドのクリーニング装置
JP6112727B2 (ja) 記録ヘッドの回復機構及びそれを備えたインクジェット記録装置、並びに記録ヘッドの回復方法
JP6112726B2 (ja) 記録ヘッドの回復機構及びそれを備えたインクジェット記録装置、並びに記録ヘッドの回復方法
JP4487951B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4872750B2 (ja) 流体噴射装置および該装置の制御方法
JP6221855B2 (ja) 液体吐出装置
JP2019018355A (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees