JP3135959U - インパクトレンチのアンビル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】インパクトレンチで使用するソケットには何らの変更を加えることなく、従来から提供されている多種に渡るソケットを使用でき、アンビルの露出軸部本体に簡易な改造を加えることでソケットからのナット類の脱却が簡単であるインパクトレンチのアンビル構造を提供する。
【解決手段】アンビルの露出軸部本体1に、軸心方向に沿って進退自在に押圧手段を配設する。そして押圧手段が、露出軸部本体1の先端より延出されるスプリング(コイルスプリング3)、又はスプリングの先端に係着される押圧体5から成るもの、露出軸部本体1の先端から掘削された収納孔に収納されるスプリング(コイルスプリング)、又は押圧体から成るものであり、不使用時には収納孔がキャップで閉塞される。
【選択図】図1

Description

本考案は、自動車のタイヤホイールをハブに取り付けた状態でのナット類の着脱に用いるインパクトレンチの細部(アンビル)に関する。
従来から自動車のタイヤホイールをハブに取り付けるナット類の着脱には省力化のためにインパクトレンチが用いられているが、その際に各車種によってナット類が多岐に渡るため各種のソケットが用いられる。
ところが、ソケットによって外されたアウターナットや単輪ナット、インナーナットが泥の付着による摩擦抵抗でソケット内に止まり簡単に脱却しない問題があった。
そこで、外されたナットがソケットから簡単に脱脚されるように、ソケット内にスプリングを仕組みその弾発力でソケット内のナット類を脱却させるようにしたインパクトレンチが実開平5−366号公報(特許文献1)に提案されている。
しかし、インパクトレンチで着脱されるナット類は多岐に渡るため、用意されるソケットも多種に渡りこれらのソケットに全てスプリングを組み入れることは不経済であった。
実開平5−366号公報
本考案は上記実情に鑑みて、インパクトレンチで使用するソケットには何らの変更を加えることなく、従来から提供されている多種に渡るソケットを使用でき、アンビルの露出軸部本体に簡易な改造を加えることで、ソケットからのナット類の脱却が簡単であるインパクトレンチのアンビル構造を提供しようとする。
本考案の請求項1に記載したインパクトレンチのアンビル構造は、インパクトレンチのアンビルの露出軸部本体に、軸心方向に沿って進退自在な押圧手段を配設して成る。
請求項2に記載したインパクトレンチのアンビル構造は、請求項1に記載したインパクトレンチのアンビル構造において、
押圧手段が、前記露出軸部本体の先端より延出されるスプリング又は/及びスプリングの先端に係着される押圧体から成る。
請求項3に記載したインパクトレンチのアンビル構造は、請求項1に記載したインパクトレンチのアンビル構造において、
押圧手段が、前記露出軸部本体の先端から掘削された収納孔に収納されるスプリング又は/及び押圧体から成り、前記収納孔の先端部に螺設された雌ネジに螺合するキャップで不使用時に圧縮収納される。
本考案のインパクトレンチのアンビル構造によれば、アンビルの露出軸部本体に、軸心方向に沿って進退自在な押圧手段を設けたから、手っ取り早い構造では市販の要素により既存のアンビルを簡易に改造できる上、全てのソケットに対応してソケット内のナット類の脱却に使用できる効果がある。また、大型のインパクトレンチにおいてその不使用時には押圧手段をインパクトレンチのアンビル内に収納できるタイプでは、従来のインパクトレンチと同等の収納スペースで安全に保管される。
アンビルの露出軸部本体に押圧手段を配設して成るとは、アンビルの角軸の先端に一体に設けた取付け部に、スプリングから成る押圧手段を嵌着するものやスプリングの外端に押圧体を設けた押圧手段をスプリングの内端を嵌着するもの、スプリングの一端に溶着されたネジ軸を有する取付け具をアンビルの角軸の先端に螺設した雌ネジに螺着するもの、或いは、スプリングの一端に溶着したネジ軸をアンビルの角軸の先端から掘削した収納孔の底部に螺設した雌ネジに螺着するもの、収納孔に収められるスプリングの弾発力で抜け止めされて角軸の先端から棒状の押圧体が延出されるなどである。
本考案を実施例により説明すると、図1に示したインパクトレンチのアンビル構造(以下、本アンビル構造とする。)Aは、アンビルの露出軸部本体1の角軸2の先端から軸心方向に沿って雌ネジ2aが螺設され、雌ネジ2aには所要自由長、所要バネ定数のコイルスプリング3の一端を溶着した取付け具4が螺着されている。取付け具4はボルトの頭部に螺着用の溝4aを凹設しているもののほか、仮想線で示すようにコイルスプリング3の他端に所要径の押圧盤5aの軸部5bを内嵌固着した押圧体5を設けたものがある。
このようにして成る本アンビル構造Aでは、図4に示すように、タイヤホイールをハブに締結する単輪ナットとしての袋ナット8が角軸2に嵌着されるソケット9で外されるが、このとき、外された袋ナット8は泥などの付着による摩擦抵抗があってもコイルスプリング3の弾発力によってソケット9の係合部9aから弾き出される。
したがって、重いインパクトレンチを揺すったり、ソケット9を叩きつけることなく、簡単に多くのナット類を脱却できるから、脱却作業が極めて省力化されるとともに作業能率が向上する。
図2に示した本アンビル構造Bについて説明すると、露出軸部本体1の角軸2の先端から軸心方向に沿って所要径、所要長の収納孔10が掘削され、収納孔10の底面に螺設された雌ネジ10aには所要自由長、所要バネ定数のコイルスプリング6の一端が溶着され頭部に溝11aを凹設したネジ軸11を螺着し、収納孔10の開口端部に雌ネジ10bが螺設され、仮想線で示すようにコイルスプリング6の他端が角軸2の先端から所要長延出された状態で使用され、前記と同様に角軸2に嵌着されるソケット(図外)で外されたナット類(図外)は、このコイルスプリング6の弾発力でソケットから脱却される。
そして使用後は、キャップ12のネジ軸12aの先端部に突出した案内部12bをコイルスプリング6の他端内周に係合し、コイルスプリング6を圧縮し、ネジ軸12aを収納孔10の開口端部に螺設した雌ネジ10bに螺着してキャップ12でコイルスプリング6を収納孔10に収納する。
したがって、不使用時に角軸2の先端からコイルスプリング6をぶらぶら突出させることもなく、従来と同様にコンパクトに保管できる。
図3に示した本アンビル構造Cについて説明すると、露出軸部本体1の角軸2の先端から軸心方向に沿って所要径、所要長の収納孔10が掘削され、収納孔10の開口端部には収納孔10の内径より大径の雌ネジ10bが螺設され、雌ネジ10bには収納孔10より小径の雌ネジ13aがその軸心に貫通して螺設された抜け止め用のネジ軸13が螺着されるとともに、角軸2の外面から螺着されたセットスクリュー13bで回り止めされてなり、収納孔10には収納孔10の内径より小径の外径で所要自由長、所要バネ定数のコイルスプリング7と、コイルスプリング7の外端に係着し収納孔10に沿って滑動できる外径の頭部14aと、ネジ軸13の雌ネジ13aに進退自在に挿通される軸部14bから成る棒状の押圧体14とから成る押圧手段が収納され、不使用時にはネジ軸13の後端部に押圧体14の軸部14bの先端を案内した状態でネジ軸13にボルトからなるキャップ15を螺着して成る。
このようにして成る本アンビル構造Cは図5に示すように、キャップ15が外されてタイヤホイール(図外)をハブのネジ軸(図外)に締結する袋ナット8の脱却に使用され、角軸2に嵌着されたソケット9の係合部9aで外された袋ナット8は、コイルスプリング7の弾発力で押し出される押圧体14の軸部14bの先端から押し出されてソケット9の係合部9aから弾き出される。
したがって、本アンビル構造Cによっても袋ナット8などのナット類の脱却作業が同様に達成される。
大型トラックなどの複輪タイプにおけるナット類の脱却に関して説明すると、図6に示すように、ハブ16に緊締されたネジ軸17を介して内側タイヤホイール18はインナーナット19で締結され、それに外接する外側タイヤホイール20はインナーナット19を介してネジ軸19aに螺合されるアウターナット21で締結されるが、両内側タイヤホイール18と外側タイヤホール20とをハブ16から脱却する場合で、本アンビル構造Aによる脱却では、先ず露出軸部本体1の角軸2に嵌着されるソケット9の係合部9aをアウターナット21に外嵌し、しっかり係合するように押し付けると、コイルスプリング3の外端に内嵌固着した押圧体5の押圧盤5aはインナーナット19の先端の角軸19bの突端によって押圧され、コイルスプリング3は圧縮された姿勢となる。この状態でインパクトレンチを作動させアウターナット21の脱却方向にソケット9を回転すると、アウターナット21はソケット9の係合部9aの内部で後退し、インナーナット19のネジ軸19aから脱却すると、図7に示すように、圧縮されていたコイルスプリング3が伸張しインナーナット19のネジ軸19aの外径より大径の押圧盤5aがアウターナット21を押し出してソケット9よりアウターナット21を簡単に脱却できる。
外側タイヤホイール20を取り外した後で、内側タイヤホイール18をハブ16から脱却する場合には、押圧体5のない本アンビル構造Aが使用され(図外)、ソケット9の角孔9bにインナーナット19の角軸19bを内嵌すると、コイルスプリング3は角孔9bの内部で圧縮されて圧縮反力が蓄積され、インパクトレンチを作動させてインナーナット19の緩み方向にソケット9を回転すると、インナーナット19はハブ16に緊締されたネジ軸17から脱却され、内側タイヤホイール18はハブ16から取り外され、脱却されたインナーナット19はコイルスプリング3の圧縮反力によってソケット9から簡単に弾き出される。
以上のように、本考案の本アンビル構造A乃至Cは全てのインパクトレンチに対応して、大小種々のナット類の脱却に活用できるのである。
本考案はその実施態様によって小型乃至大型の全てのインパクトレンチのアンビル構造に適用され、現場作業での省力化を達成する工具として、空気動力工具業界やポータブルツール業界、その他自動車機械器具業界などに広く貢献できる。また、請求項3に記載した本アンビル構造は、大型のインパクトレンチに適用できる。
本考案に係わる本アンビル構造Aの説明図。 本考案の本アンビル構造Bの説明図。 本考案の本アンビル構造Cの説明図。 本アンビル構造Aの使用状態の説明図。 本アンビル構造Cの使用状態の説明図。 複輪タイプのタイヤホイールの脱却における本アンビル構造Aの使用説明図。 本アンビル構造Aによるソケット9からのアウターナット21の脱却状態の説明図。
符号の説明
1:露出軸部本体
2:角軸
2a:雌ネジ
3:コイルスプリング
4:取付け具
4a:溝
5:押圧体
5a:押圧盤
5b:軸部
6、7:コイルスプリング
8:袋ナット
9:ソケット
9a:係合部
9b:角孔
10:収納孔
10a、10b:雌ネジ
11:ネジ軸
11a:溝
12:キャップ
12a:溝
12b:案内部
13:ネジ軸
13a:雌ネジ
13b:セットスクリュー
14:押圧体
14a:頭部
14b:軸部
15:キャップ
16:ハブ
17:ネジ軸
18:内側タイヤホイール
19:インナーナット
19a:ネジ軸
19b:角軸
20:外側タイヤホイール
21:アウターナット
A乃至C:本アンビル構造

Claims (3)

  1. インパクトレンチのアンビルの露出軸部本体に、軸心方向に沿って進退自在な押圧手段を配設して成るインパクトレンチのアンビル構造。
  2. 押圧手段が、前記露出軸部本体の先端より延出されるスプリング又は/及びスプリングの先端に係着される押圧体から成る請求項1記載のインパクトレンチのアンビル構造。
  3. 押圧手段が、前記露出軸部本体の先端から掘削された収納孔に収納されるスプリング又は/及び押圧体から成り、前記収納孔の先端部に螺設された雌ネジに螺合するキャップで圧縮収納される態様を呈することを特徴とする請求項1記載のインパクトレンチのアンビル構造。
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