JP3135781U - 改良的な密閉構造を持つ電気ケトル - Google Patents

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ツァン クエン(チャイナ) エンタープライズ カンパニー,リミティッド
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Abstract

【課題】簡単に組立でき、その密閉性がもっとよく、更に安定性と信頼性を持ち、各部品が簡略化され、金型の製造を複雑でなく、生産的コストが低下する改良的な密閉構造を持つ電気ケトルを提供する。
【解決手段】環状壷壁1とヒーター3を持ち、ヒーターは壷壁の内部にある底部に配置し、そのヘッドと壷壁と共に水を入れる空間になり、壷壁は内側の底部に近い位置で一つの下を向ける位置決め面12を設け、位置決め面とヒーターのヘッド縁部の間で上下方向に挟まれる一つのオーリング2を設け、ヒーターはその底面の縁部に上を向けて当てる一つの遮熱リング4を配置し、壷壁はその底部に掛け式によって壷壁の底部にある外周を下から上へ吊り込んで位置を決める環状部5を設け、環状部はその内側壁に遮熱リングを上に当てる突起部51を設けるようにした密閉構造を持つ電気ケトル。
【選択図】図2

Description

本考案は電気ケトルに関し、詳しくは、一種の改良的な密閉構造を持つ電気ケトルである。
電気ケトルは人々の生活中に必要な用具の一つであり、湯を沸かす時に使うと同時に、水を入れる容器にもできて、使い易い特長がある。電気ケトルの壷底部にヒーターを配置し、従来、当ヒーターが一つの電気加熱管からなり、容器の底部から上に向いて容器の中に伸び入り、容器中の湯を沸かし、熱を起こす部品とする電気加熱管を完全に水の中で剥き出したので、腐蝕し易くて錆びが付き、最終的に損害して使えないうえ、衛生に影響する。
それゆえ、同業のある設計者は加熱面を平面状にする電気ヒーターを設計して、この電熱壷には二種の基本的な構造がある。一種には、水を入れる容器は一体成型にする金属容器であり、ヒーターをその底部の下方に配置し、加熱時、金属容器の全体が加熱され、金属容器の外部に一つのプラスチックケースを被覆しなければならず、安全に使うのを保証して、それに、プラスチックケースと金属容器との間に遮熱層があるはずなので、生産のプロセスが面倒で、コストが高い。他の一種は、ヒーターをプラスチック容器の底部に吊るし、その平面状の加熱面から加熱容器の底部になって、直接に水を接触して加熱する。
ヒーターと壷体の内側壁との間に密閉する構造は電気ケトルの性能に関する主な要素である。現有の密閉構造には、壷体の内側壁にある適当な位置で一つの突起リングを配置し、ヒーター縁部のヘッドと当突起リングの底面との間に一つのオーリングを設け、それに軸の方向で一つの圧縮できるスプリング部を設置し、当スプリング部で軸の方向に沿って下から上に向いて力を加えてオーリングに圧縮させて密閉にする。湯を沸かす過程中、スプリングを水の重さで圧縮させるため、密閉せず水が漏れた状況が出て、且つ組み立が難しく、コストが高い。
他種の密閉構造には、オーリングを壷内側壁とヒーターの外周面との間に配置し、オーリングの外周面に二層の突起リング形の筋があり、組立の時、この筋と壷内側壁に互いに突き合うことを利用して縁部を同じ方向で曲げて密閉の効果を得て、当壷体の内側壁に多数の縦方向の筋を設け、当オーリングをヒーターと各筋の底面との間に配置して、且一つの支えリングによってヒーターの下側から上に向いて締め付けて、それを軸方向で固定して、また当支えリングを壷内側壁の上に付けてから、支えや固定の役目を果たす。しかし、この種類の密閉構造は、組立の過程中、オーリングにある密閉の役目を果たす筋について縁部を曲げる方向と不一致することをし易く、円周に海波形になり、水が漏れ、それにその組立も難しい。
前記二種の密閉構造の不足について、同業者はまた他種の密閉構造も設けている。オーリングはヒーターと壷内側壁にある一つの階段面との間に挟まれて配置し、軸方向でひとつの壷体の内部に保持した締リングによって支えて固定し、壷体下側のスカート部の内に突起の締金を設置し、下から上に沿って各締金の上側に締リングを付けて上を向けてヒーターを付ける。組立を考えるので、締金について弾性があるのを設計し、この様な構造では締金はその上方にあるヒーターと水との重さを加えさせて周辺に開いて離脱するに致り、この問題を防ぐために、壷体のスカート部を底カバーの周りに出る突起リングに包ませて、締金が外に開くのを防ぎ、この目的にするために、当突起リングとそれに包ませるスカート部との間にある間隔を小さくすると、組立の過程中でやり難くなって、壷体のスカート部を底カバーの突起リングの内に入り難いと同時に、壷体にあるこの部分の構造を成型するのについて、金型に深い溝を加工し、また金型に狭い交角を形成して、これで、成型する時に材料を充填するに際して、及び金型の寿命に対して、不良な影響がある。
本考案は、現有の電気ケトルの密閉構造について設計が不合理なので、組立が不便で、水漏れが起こりやすい短所を補うことを目的とする改良的な密閉構造を持つ電気ケトルを提供する。
本考案は以下の技術方案を採用する。改良的な密閉構造を持つ電気ケトルには、環状壷壁とヒーターを持ち、当ヒーターを壷壁の内部にある底部に配置し、そのヘッドと壷壁と共に水を入れる空間になり、当壷壁の内側の底部に近い位置で一つの下を向ける位置決め面を設け、当位置決め面とヒーターのヘッド縁部との間で上下方向に挟まれる一つのオーリングを設け、ヒーターの底面の縁部に上を向けて当てる一つの遮熱リングを配置し、壷壁の底部に掛け式によって下から上へ壷壁の底部の外周を吊り込んで位置を決める環状部を設け、当環状部の内側壁に前記遮熱リングを上に当てる突起部を設ける。
前記改良的な密閉構造を持つ電気ケトルには、その遮熱リングの底面は壷壁の底面より低い。この特徴は組立に関して容易になってくる。
前記改良的な密閉構造を持つ電気ケトルには、その環状部の底部に一つの底蓋を設け、当底蓋をねじで当環状部の内側壁にある突起部の下側に締て固定する。
前記改良的な密閉構造を持つ電気ケトルには、その壷壁の外周面には多数の締り穴を配置し、前記環状部の内側には各締り穴に対応して上を向けて滑り入って固定される多数の逆鈎形スナップを配置する。
前記改良的な密閉構造を持つ電気ケトルには、そのヒーターのヘッドにある縁部に近い所で一つの環状突起を設け、前記オーリングの断面がL形であり、その横方向部が前記位置決め面とヒーターのヘッドにある縁部との間に挟まれ、その縦方向部が当環状突起の外周壁と壷壁の内側面との間に配置する。
本考案は、簡単に組立でき、実現し易く、その密閉性がもっとよく、更に安定性と信頼性を持ち、各部品が簡略化され、それから、金型の製造を複雑でなく、生産的コストが低下する改良的な密閉構造を持つ電気ケトルを提供する。
以下、図1から図3まで見ながら、本考案の具体的な実施の形態を説明する。
図1を見て、当電気ケトルには一つの壷壁1があり、当壷壁1の上縁部の一側に一つの壷口81を設け、壷壁1の上部に一つの壷カバー83を設け、壷壁1は壷口81に向合う他側に一つの取っ手82を設け、壷壁1の底部にある外周に一つの環状部5を吊り込んで、当環状部5の底部に一つのベース7を設ける。
図2を見ると同時に、図3を見て、当環状の壷壁1の底部に近い位置に一つのヒーター3を設け、当ヒーター3を壷壁1の内部にある底部に配置し、そのヘッドと壷壁1と共に水を入れる空間になる。当壷壁1の内側にある底部に一つの下を向ける位置決め面12を設け、当位置決め面12は壷壁1の内側にある底部を下から上まで小さくなるような段階に形成され、当位置決め面12とヒーター3のヘッドにある縁部との間で上下方向に挟まれる一つのオーリング2を設ける。ヒーター3の底面の縁部に上を向けて当てる一つの遮熱リング4を設け、壷壁1の底部で掛け式によって下から上へ壷壁1の底部の外周を吊り込んで位置を決める環状部5を設け、当環状部5の内側壁に前記遮熱リング4を上に当てる四つの突起部51を設け、それに応じて、当遮熱リング4の内側にも四つの突起部41を設け、各突起部41は各突起部51の上方に一つ一つ対応する。
図3を見て、遮熱リング4の底面は壷壁1の底面より低い。この特徴は組立に関して容易になってくる。環状部5の底部に一つの底蓋6を設け、当底蓋6をねじで当環状部5の内側壁にある突起部51の下側に絞めて固定する。壷壁1の外周にある底部に内縮部11を形成し、当内縮部11に円周の方向に沿って同じ距離で四つの締め穴110を配置し、環状部5の内側に締め穴110に対応して上から下へ滑り入って各締め穴110の中に固定される四つの逆鈎形スナップ52を配置して、このために、環状部5を当内縮部11の外部に付けて保持する。ヒーター3のヘッドにある縁部に近い所で一つの環状突起31を設け、前記オーリング2の断面がL形であり、その横方向部が前記位置決め面12とヒーター3のヘッドにある縁部との間に挟まれ、その縦方向部が当環状突起31の外周壁と壷壁1の内側面との間に配置する。
組立の場合、先に、オーリング2をヒーター3の環状突起31に付けて、そして、順序に従ってヒーター3、遮熱リング4を下から上へ壷壁1の底部に入って、再び環状部5を下から上に向いて壷壁1の外周の下部にある内縮部11に付けて固定が可能である。最後に、底蓋6とベース7を組み立てる。
以上で述べたのは本考案の一つの実施の形態である。しかし、本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく,すなわち、本考案の範囲や内容に基づいて根本的に直さなくても、それらは本考案の範囲から排除するものではない。
以上の述べたように、本考案は現有の技術と比べて、以下の特長がある。其の一、簡単に組立でき、実現し易く、組立の場合、先にオーリングをヒーターの環状突起に付けて、そして、順序に従ってヒーター、遮熱リングを下から上へ壷壁の底部に入って、再び、環状部を下から上を向けて壷壁の外周の下部に付けて固定が可能であり、組立の過程は非常に簡単である。其の二、オーリングは円周の上で前記位置締め面とヒーターとの間に完全に挟まれ、その密閉性がもっとよく、更に安定性と信頼性を持つ。其の三、各部品が簡略化され、それから、金型の製造が複雑でなく、生産的コストが低下する。
本考案の外部構造を示す図。 本考案の立体分解を示す図。 本考案の局部断面を示す図。
符号の説明
1 壷壁
2 オーリング
3 ヒーター
4 遮熱リング
5 環状部
6 底蓋
7 ベース
12 位置決め面
31 環状突起
51 突起部

Claims (5)

  1. 環状壷壁とヒーターを持ち、当ヒーターを壷壁の内部にある底部に配置し、そのヘッドと壷壁と共に水を入れる空間になる改良的な密閉構造を持つ電気ケットルにおいて、当壷壁の内側の底部に近い位置で一つの下を向ける位置決め面を設け、当位置決め面とヒーターのヘッド縁部の間で上下方向に挟まれる一つのオーリングを設け、ヒーターの底面の縁部に上を向けて当てる一つの遮熱リングを配置し、壷壁の底部に掛け式によって下から上へ壷壁の底部の外周を吊り込んで位置を決める環状部を設け、当環状部の内側壁に前記遮熱リングを上に当てる突起部を設けるようにしたことを特徴とする改良的な密閉構造を持つ電気ケトル。
  2. 前記遮熱リングの底面は壷壁の底面より低いようにしたことを特徴とする請求項1に記載の改良的な密閉構造を持つ電気ケトル。
  3. 前記環状部の底部は一つの底蓋を設け、当底蓋をねじで当環状部の内側壁にある突起部の下側に絞めて固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の改良的な密閉構造を持つ電気ケトル。
  4. 前記壷壁の外周面には多数の締り穴を配置し、前記環状部の内側には各締り穴に対応して上を向けて滑り入って固定される多数の逆鈎形スナップを配置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の改良的な密閉構造を持つ電気ケトル。
  5. 前記ヒーターのヘッドにある縁部に近い所で一つの環状突起を設け、前記オーリングの断面がL形であり、その横方向部が前記位置決め面とヒーターのヘッドにある縁部との間に挟まれ、その縦方向部が当環状突起の外周壁と壷壁の内側面との間に配置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の改良的な密閉構造を持つ電気ケトル。
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