JP3135462U - 野外作業支援車 - Google Patents
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Abstract
【目的】 作業現場の移動を伴う道路工事などの野外作業では、作業員や警備員が用便及び休憩のために工事現場を離れて移動することになるので、それによって生ずる現場の不在時間を短縮し、事故の発生する危険を回避することが本考案の目的である。
【構成】 道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車の荷台に工事内容を表示する標識の看板を掲示した工事規制車であって、その荷台にトイレ施設を設置し、複数の便槽を内蔵し交換可能なものとし、また、その脇に収納棚の枠組をつくり、その横枠に折りたたみテントを装備して休憩施設とする、という構成からなっている。
【選択図】図1
【構成】 道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車の荷台に工事内容を表示する標識の看板を掲示した工事規制車であって、その荷台にトイレ施設を設置し、複数の便槽を内蔵し交換可能なものとし、また、その脇に収納棚の枠組をつくり、その横枠に折りたたみテントを装備して休憩施設とする、という構成からなっている。
【選択図】図1
Description
この考案は、野外作業を遂行するために、貨物自動車の荷台にトイレ施設を設置しかつ休憩施設を装備した野外作業支援車に関するものである。
野外作業では、作業員や警備員による用便及び休憩の要請があり、特に、用便の問題は切実となる。それは、休憩がその場でも適宜可能であるのに対し、用便はその場で解決できないからである。
(イ)そのために、従来、作業現場に仮設のトイレを設置したり、または、その近隣の民家のトイレあるいは公衆トイレを借用して解決して来た。
ところが、これらは、工事現場の移動を伴う道路工事などの野外作業では困難となる。それは、工事の進行に伴う仮設トイレの移動が困難であったり、あるいは、それを設置する場所がなかったりするし、また、近隣の民家に用便の依頼をするのも難儀となるからである。
(ロ)一般的にみると、トイレカーやポータブルトイレを利用することも考えられる。しかし、実際、これらの利用も困難となる。それは、トイレカーを購入する資金及び運転手の賃金などの経費がかさむことになるし、また、ポータブルトイレには周囲の覆いなどの処置を必要とするからである。
(イ)そのために、従来、作業現場に仮設のトイレを設置したり、または、その近隣の民家のトイレあるいは公衆トイレを借用して解決して来た。
ところが、これらは、工事現場の移動を伴う道路工事などの野外作業では困難となる。それは、工事の進行に伴う仮設トイレの移動が困難であったり、あるいは、それを設置する場所がなかったりするし、また、近隣の民家に用便の依頼をするのも難儀となるからである。
(ロ)一般的にみると、トイレカーやポータブルトイレを利用することも考えられる。しかし、実際、これらの利用も困難となる。それは、トイレカーを購入する資金及び運転手の賃金などの経費がかさむことになるし、また、ポータブルトイレには周囲の覆いなどの処置を必要とするからである。
現状では、公衆トイレの利用に頼るほかない。しかし、公衆トイレは、工事現場の所在からみて、必ずしも、至近の距離にあるとは限らない。工事現場からかなりの距離と時間をかけて公衆トイレに移動することになると、工事現場における不在時間が長くなり、それに伴って、事故の発生する危険度も高まる。
この考案が解決しようする問題点は、次の通りである。
(イ)先ず、道路工事などの野外作業の作業員や警備員が用便のために工事現場を離れて公衆トイレに移動するとき、それによって生ずる工事現場の不在時間を短縮し、従って、それに伴って発生する事故の危険を回避することである。そのためには、道路工事などの野外作業の現場に近接してトイレ施設を用意する必要がある。
(ロ)次に、道路工事などの野外作業の作業員や警備員が休息のために工事現場を離れて休憩所に移動するとき、それによって生ずる工事現場の不在時間を短縮し、従って、それに伴って発生する事故の危険を回避することである。そのためには、道路工事などの野外作業の現場でも、陽射しや雨露を凌ぐテントなどの屋根のある休憩施設を設ける必要がある。
(ハ)最後に、道路工事などの野外作業にも規模の大小があり、それに応じて、作業員や警備員の人数にも変動が生ずるので、トイレを多人数の用便にも対処できるものとすることである。そのためには、トイレ施設の便槽の容量を調節できるものとする必要がある。
(イ)先ず、道路工事などの野外作業の作業員や警備員が用便のために工事現場を離れて公衆トイレに移動するとき、それによって生ずる工事現場の不在時間を短縮し、従って、それに伴って発生する事故の危険を回避することである。そのためには、道路工事などの野外作業の現場に近接してトイレ施設を用意する必要がある。
(ロ)次に、道路工事などの野外作業の作業員や警備員が休息のために工事現場を離れて休憩所に移動するとき、それによって生ずる工事現場の不在時間を短縮し、従って、それに伴って発生する事故の危険を回避することである。そのためには、道路工事などの野外作業の現場でも、陽射しや雨露を凌ぐテントなどの屋根のある休憩施設を設ける必要がある。
(ハ)最後に、道路工事などの野外作業にも規模の大小があり、それに応じて、作業員や警備員の人数にも変動が生ずるので、トイレを多人数の用便にも対処できるものとすることである。そのためには、トイレ施設の便槽の容量を調節できるものとする必要がある。
この考案が解決する手段は、次の通りである。
(イ)先ず、道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車(1)の荷台(2)の後方に工事内容を表示する標識の看板(14)を掲示し、工事規制車(1)とし、また、この車の荷台にトイレ施設(6)を積載し固定する。
(ロ)次に、道路工事などの野外作業を遂行するために、工事規制車(1)の荷台(2)のトイレ施設(6)を設置していない場所に収納棚の枠組(11)をつくり、その横枠(12)に折りたたみテント(16)を装置し、陽射しや雨露を凌ぐテント(16)を屋根とした休憩施設とする。
(ハ)最後に、道路工事などの野外作業を遂行するために、工事規制車(1)の荷台(2)のトイレ施設(6)に複数の便槽(8)(9)を内蔵し、コック(10)により切り替えをなすことができるようにした、トイレ施設付の工事規制車とする。
(イ)先ず、道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車(1)の荷台(2)の後方に工事内容を表示する標識の看板(14)を掲示し、工事規制車(1)とし、また、この車の荷台にトイレ施設(6)を積載し固定する。
(ロ)次に、道路工事などの野外作業を遂行するために、工事規制車(1)の荷台(2)のトイレ施設(6)を設置していない場所に収納棚の枠組(11)をつくり、その横枠(12)に折りたたみテント(16)を装置し、陽射しや雨露を凌ぐテント(16)を屋根とした休憩施設とする。
(ハ)最後に、道路工事などの野外作業を遂行するために、工事規制車(1)の荷台(2)のトイレ施設(6)に複数の便槽(8)(9)を内蔵し、コック(10)により切り替えをなすことができるようにした、トイレ施設付の工事規制車とする。
この考案の効果は、次の通りである。
(イ)先ず、工事規制車(1)は、通常、工事現場の移動に伴ってその現場の側に停車するので、必然的に、工事現場に近接してトイレ施設(6)が設置されたことになる。したがって、作業員や警備員が用便のために持ち場を離れる時間が短縮され、それに伴って、事故の危険を回避することができる。
(ロ)また、通常の仮設トイレと比べてみても、外観からトイレ施設とは判別できないために、近接する民家の持つ心理的な不快感を解消することになる。しかも、汲み取り式ではなく、大鋸屑を使ったバイオ方式を採るために、ほとんど臭気が漏れることはない。
(ハ)次に、工事規制車(1)は、通常、工事現場の移動に伴ってその現場の側に停車するので、必然的に、工事現場に近接して休憩施設が設置されることになる。したがって、作業員や警備員が休憩のために持ち場を離れる時間が短縮され、それに伴って、事故の危険を回避することができる。
(ニ)また、工事規制車(1)の左側面の土地をスペースとし、折りたたみテント(16)を延ばして屋根をつくるので、陽射しや雨露を凌ぐことができるし、また、テーブルを置き、発電機(7)によりお湯を沸かし飲食することもできる。
(ニ)最後に、工事現場の規模が小さいときは、作業員や警備員が少人数なので、通常の大小便に共通の便槽(8)を用いればよいし、また、工事の規模が大きいときは、作業員や警備員も多人数となるので、小便は小便用の別の便槽(9)に切り替えて対処すればよい。
(イ)先ず、工事規制車(1)は、通常、工事現場の移動に伴ってその現場の側に停車するので、必然的に、工事現場に近接してトイレ施設(6)が設置されたことになる。したがって、作業員や警備員が用便のために持ち場を離れる時間が短縮され、それに伴って、事故の危険を回避することができる。
(ロ)また、通常の仮設トイレと比べてみても、外観からトイレ施設とは判別できないために、近接する民家の持つ心理的な不快感を解消することになる。しかも、汲み取り式ではなく、大鋸屑を使ったバイオ方式を採るために、ほとんど臭気が漏れることはない。
(ハ)次に、工事規制車(1)は、通常、工事現場の移動に伴ってその現場の側に停車するので、必然的に、工事現場に近接して休憩施設が設置されることになる。したがって、作業員や警備員が休憩のために持ち場を離れる時間が短縮され、それに伴って、事故の危険を回避することができる。
(ニ)また、工事規制車(1)の左側面の土地をスペースとし、折りたたみテント(16)を延ばして屋根をつくるので、陽射しや雨露を凌ぐことができるし、また、テーブルを置き、発電機(7)によりお湯を沸かし飲食することもできる。
(ニ)最後に、工事現場の規模が小さいときは、作業員や警備員が少人数なので、通常の大小便に共通の便槽(8)を用いればよいし、また、工事の規模が大きいときは、作業員や警備員も多人数となるので、小便は小便用の別の便槽(9)に切り替えて対処すればよい。
この考案の最良の実施例は、次の通りである。
(イ)道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車(1)の荷台(2)の後方に工事標識の看板(14)を掲示し、工事規制車とする。
(ロ)工事規制車(1)の荷台(2)にトイレ施設(6)を積載し固定し、また、その荷台(2)の左側のサイドゲート(4)の内側に踏み板(15)を設置する。
(ハ)工事規制車(1)の荷台(2)に設置したトイレ施設(6)に大小便用の便槽(8)と小便用の便槽(9)を内蔵し、また、コック(10)をつけて切り替え可能とする。
(ニ)工事規制車(1)の荷台(2)の左側に収納棚の枠組(11)をつくり、この横枠(12)に折りたたみテント(16)を装置し、テント(16)を延ばし休憩施設の屋根とする。
(イ)道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車(1)の荷台(2)の後方に工事標識の看板(14)を掲示し、工事規制車とする。
(ロ)工事規制車(1)の荷台(2)にトイレ施設(6)を積載し固定し、また、その荷台(2)の左側のサイドゲート(4)の内側に踏み板(15)を設置する。
(ハ)工事規制車(1)の荷台(2)に設置したトイレ施設(6)に大小便用の便槽(8)と小便用の便槽(9)を内蔵し、また、コック(10)をつけて切り替え可能とする。
(ニ)工事規制車(1)の荷台(2)の左側に収納棚の枠組(11)をつくり、この横枠(12)に折りたたみテント(16)を装置し、テント(16)を延ばし休憩施設の屋根とする。
この考案の実施例は、次の通りである。
(イ)道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車(1)の荷台(2)の後方部に支持版(12)を組み立て工事標識の看板(11)を設置し、工事規制車(1)として、工事内容を通行人や通行車両に周知させる。
(ロ)貨物自動車(1)の荷台(2)を両側から囲むサイドゲートのうち、左側のサイドゲート(4)の内側に踏み板(15)を設置し、そのサイドゲート(4)を開いたとき、人が足を掛けて荷台(2)に昇れるようにする。
(ハ)貨物自動車(1)の荷台(2)の右側に、しかも、その後方部からドアを開閉できるように前方に、トイレ施設(6)を積載し固定する。また、大小便をバイオ処理するための動力を確保するために、発電機(7)を荷台(2)の左側に設置する。
(ニ)このトイレ施設の内部には大便器と小便器を配置し、また、その下部には大小便を大鋸屑でバイオ処理する便槽(8)を収納する。
(ホ)大小便を収納する便器(8)とは別に、小便用の便槽(9)を別に内蔵し、作業員や警備員が多人数などのときなど、必要に応じて、コック(10)により、切り替えて利用できるようにする。
(ヘ)貨物自動車(1)の荷台(2)の左側の位置に、発電機(7)を内包して、カラーコンなどの荷物を収納するための収納棚の枠組(11)をつくり、この横枠(12)の部分に、折りたたみテント(16)を装置して、このテント(16)を延ばして屋根とし、この場所を休憩施設とする。
(イ)道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車(1)の荷台(2)の後方部に支持版(12)を組み立て工事標識の看板(11)を設置し、工事規制車(1)として、工事内容を通行人や通行車両に周知させる。
(ロ)貨物自動車(1)の荷台(2)を両側から囲むサイドゲートのうち、左側のサイドゲート(4)の内側に踏み板(15)を設置し、そのサイドゲート(4)を開いたとき、人が足を掛けて荷台(2)に昇れるようにする。
(ハ)貨物自動車(1)の荷台(2)の右側に、しかも、その後方部からドアを開閉できるように前方に、トイレ施設(6)を積載し固定する。また、大小便をバイオ処理するための動力を確保するために、発電機(7)を荷台(2)の左側に設置する。
(ニ)このトイレ施設の内部には大便器と小便器を配置し、また、その下部には大小便を大鋸屑でバイオ処理する便槽(8)を収納する。
(ホ)大小便を収納する便器(8)とは別に、小便用の便槽(9)を別に内蔵し、作業員や警備員が多人数などのときなど、必要に応じて、コック(10)により、切り替えて利用できるようにする。
(ヘ)貨物自動車(1)の荷台(2)の左側の位置に、発電機(7)を内包して、カラーコンなどの荷物を収納するための収納棚の枠組(11)をつくり、この横枠(12)の部分に、折りたたみテント(16)を装置して、このテント(16)を延ばして屋根とし、この場所を休憩施設とする。
1 貨物自動車
2 貨物自動車の荷台
3 サイドゲ−ト右
4 サイドゲ−ト左
5 リアゲ−ト
6 トイレ施設
7 発電機
8 大小便槽
9 小便槽
10 コック
11 収納棚の枠組
12 収納棚の横枠
13 工事標識の支持板
14 工事標識の看板
15 踏み板
16 テント
2 貨物自動車の荷台
3 サイドゲ−ト右
4 サイドゲ−ト左
5 リアゲ−ト
6 トイレ施設
7 発電機
8 大小便槽
9 小便槽
10 コック
11 収納棚の枠組
12 収納棚の横枠
13 工事標識の支持板
14 工事標識の看板
15 踏み板
16 テント
Claims (3)
- 道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車の荷台に工事内容を表示する標識の看板を掲示し、また、トイレ施設を荷台に設置した、トイレ施設付の工事規制車。
- 道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車の荷台に収納棚の枠組をつくり、その横枠に折りたたみテントを装置した、休憩施設付の工事規制車。
- 道路工事などの野外作業を遂行するために、貨物自動車の荷台に設置したトイレ施設に複数の便槽を内蔵し、これらをコックで交換できるように装置した、トイレ施設付の工事規制車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001916U JP3135462U (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 野外作業支援車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001916U JP3135462U (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 野外作業支援車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3135462U true JP3135462U (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=43285965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007001916U Expired - Fee Related JP3135462U (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 野外作業支援車 |
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JP (1) | JP3135462U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018159192A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 中日本高速オートサービス株式会社 | 飛散防止収納付き標識車両 |
-
2007
- 2007-02-23 JP JP2007001916U patent/JP3135462U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018159192A (ja) * | 2017-03-22 | 2018-10-11 | 中日本高速オートサービス株式会社 | 飛散防止収納付き標識車両 |
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