JP2016199189A - キャンピングシェル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外部シェル2と内部シェル3から成り、外部シェル2は、天面部と側面部と底面部とに壁を持ち、前面部には開口部を有する略直方体形状であり、内部シェル3は、天面部と側面部と底面部と前面部とに壁面を持ち、後面部分に開口部を有し、外部シェル2と内部シェル3は、両側面部で第一の回動部201,301によって、回動可能に固定され、収納時には、外部シェル2は、内部シェル3を覆うように、開口部を下に向けて配置され、使用時には、外部シェル2は、前記第一の回動部201,301を軸に後ろ方向に回動し、起立すること。
【選択図】図1
Description
このようなキャンピングカーには、シャワーやトイレまで完備するものも多く、野宿やテントでの寝泊まりとは異なり、天候に左右されることもなく、安心で快適なアウトドアライフを楽しむことを可能とするものである。欧米では定年後にこのようなキャンピングカーを購入し、気ままに旅をするというライフスタイルが近年のシニア世代のブームになってきたことから、その生産数が増加している現状にあり、その利便性は今後益々向上していくものと考えられる。
乗用車やトラックなどを改造すると、その改造には費用が大きくかかり、構造変更や特種用途自動車の区分への届け出など、煩雑な手間を必要とするなど問題が多い。従って、我が国では、キャンピングカーは身近なものとは言えず、もっと、手軽にキャンピングカーを利用したアウトドアライフを楽しめるような提案が待たれるところである。なお、一般にフルコンと称される専用のシャシー(エンジンと駆動系がついただけのもの)に運転席や居住部分全てを架装したキャンピングカーについては販売価格が1千万円を超えるものが多く、我が国での需要が少ないことからか国産のものは極めて少ない。
しかしながら、専用のオートキャンプ場は数が限られ、極めて遠方にある場合が多く、キャンピングカーを用いて、極めて広い居住空間を占有する機会は限られている。そのため、オートキャンプ場ではない通常の駐車場のような領域であっても十分な居住空間が確保できることが求められる。
また、収納状態から使用状態に容易に変更可能であり、使用者は、手軽にキャンピング環境を手に入れることができる。使用時にも幅方向にキャンピングシェルが拡張されることが無いので、駐車場のような比較的狭い環境でもキャンプ環境を構築することができる。さらには、トラックに新たなリクリエーションツールを提供することにより、従来、トラックの需要者層が拡張され、販売促進が図られるという効果が発揮し得る。
また、特に記載の無い限り、前後、左右は、軽トラに載置された状態で、運転者から見た方向である。
(実施例1)
図1は、本発明に係るキャンピングシェルの実施例の収納例、使用例の図である。図1(a)は、本発明の収納時の全体斜視図を示し、図1(b)はトラックに載置された状態を示す斜視図である。図1(c)は、本発明の使用時の全体斜視図を示す。
図2は、本発明に係るキャンピングシェルの実施例の各部材の構造図である。図2(a)は、本発明の収納時における、各部材の構成を示す斜視図である。図2(b)は、外部シェル2を示す図である。図2(c)は、内部シェル3を示す図である。図2(d)は、補助屋根部4を示す図である。
上記の大きさとすることで、車のナンバーの変更を含む特別な手続き無しに、トラックの荷台に載置可能なキャンピングシェル1とすることができる。
収納時の位置から後ろ方向に回動し起立したキャンピングシェル1と、内部シェル3と、キャンピングシェル1と内部シェル3の屋根の間を埋める補助屋根部4によって、居住空間を形作っている。外部シェル2は、トラック11の後方から突出した形状となるので、支持脚5を用いて支え棒としている。キャンピングシェル1として、突出するのは、トラック11の後方のみで、トラック11の幅方向には居住空間が張り出すことは無い。
キャンピングシェル1を使用する場所に到着した際、あおりを下げる、又は外す。後あおりは、外部シェル2を回動するためには、不要なためである(図3(a))。
本例では、長さ240cm、高さ185cm、幅140cmの居住空間が確保できる。なお、図面に示した一点鎖線で交差する点は、内部シェル3の略中心であり、係る交点と、第2の回動部を結ぶ軌跡は、内部シェル3の側壁を4等分する略中心部にある。この関係において、広い空間を確保することが出来る。
(実施例2)
使用時の形態である。図4(b)において、紙面上右側が外部シェル2であり、天面部202の端部である。中央が補助屋根部4であり、左が内部シェル3の天面部303の断面である。
外部シェル2と補助屋根部4の関係について説明する。補助屋根部4を回動し、天面部403を上方に移動させることで、補助屋根部4の回動作業は完了するが、回動させすぎると、天面部403の端部が、天面部202の端を越えてしまい、正確な位置決めができない。
なお、図指はしていないが、なお、防水性や気密性については、係る構成以外にも、一般的な摺動接触部におけるゴム製リップを用いることが考え得る。但し、この場合は、主リップと副リップの複合シール構造を有する防水性のより高いものを利用することが望ましく、更にはシール部材の片側また両側に排水溝を設ける等、素材の厚みと剛性等を考慮しながら工夫をすることが望ましい。
そのため、使用者は、容易に補助屋根部4の位置を固定することができる。
(実施例3)
この構造を取る事で、L字型内部シェル6と切り欠け型補助屋根7の構造をより単純化することができる。
このような形状とすることで、円弧型内部シェル8の容積を大きくでき、キャンピングシェル1の使用時の居住空間を広くすることができる。
ところが、軽トラックの荷台は、これよりも短いものが多いため、軽自動車の荷台に備えることは極めて困難である。
係る上記各構成において、折り畳みベッド12などの収納を例示する。
図3、図4、図5(a)で示した展開方法での構成と同様の構成であるが、補助屋根部4と内部シェル3が、外部シェル2を回動する際の軌跡に沿った内側に係る軌跡に沿って内装される曲面や斜面を有することで、より広い居住空間を得ることができる態様を例示したものである。
2 外部シェル
3 内部シェル
4 補助屋根部
5 支持脚
6 L字型内部シェル
7 切り欠け型補助屋根
8 円弧型内部シェル
9 大型外部シェル
10 四分の一円型内部シェル
11 トラック
12 折り畳みベッド
201 第一の回動部
202 天面部
203 側面部
204 底面部
205 後面部
206 ドア
207 第一の凸部
208 第二の凸部
301 第一の回動部
302 第二の回動部
303 天面部
304 前面部
305 側面部
306 底面部
307 凸部
401 第二の回動部
402 前面部
403 天面部
404 側面部
405 凸部
501 水タンク
502 発電機
P1 軌跡
階段ユニット
Claims (6)
- トラックに載置するキャンピングシェルであって、
外部シェルと内部シェルから成り、
該外部シェルは、天面部と側面部と底面部と背面部とに壁を持ち、前面部には開口部を有する略直方体形状であり、
該内部シェルは、天面部と側面部と底面部と前面部とに壁面を持ち、背面部に開口部を有し、
該外部シェルの側面部と該内部シェルの側面部とは、第一の回動部によって、回動可能に固定され
収納時には、該外部シェルは、該内部シェルを覆うように、開口部を下に向けて配置され、
使用時には、該外部シェルは、該第一の回動部を軸に後ろ方向に回動し、起立することを特徴とするキャンピングシェル。 - 前記内側シェルと第二の回動部によって回動可能に固定された補助屋根部を持ち、
該補助屋根部は、天面部と前面部とに壁面を持ち、
収納時には、該補助屋根部は、前面部が、前記内部シェルの天面部が略同一面を構成し、
収納時には、該補助屋根部は、前方向に回動し、前記内部シェルの天面部に対して該補助屋根部の前面部が起立することを特徴とする請求項1に記載のキャンピングシェル。 - 前記内部シェルの側面部はL字形状であり、収納時、前記補助屋根部の側面部と合わせて、略直方体形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャンピングシェル。
- 使用時には、前記外部シェルの底面部に支柱を配置することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のキャンピングシェル。
- 前記外部シェルの天面端部には、2つの凸部があり、前記補助屋根部の端部には、の凸部があり、該2つの凸部の間に前記補助屋根部の端部の凸部が挟持されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のキャンピングシェル。
- 前記内部シェルの前面部は、前記第一の回動部の軸と、前記外部シェルの天面端部との距離に沿った面を持つことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のキャンピングシェル。
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2015
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