JP3135294U - ベッドサイド用洗髪たらい - Google Patents

Abstract

【課題】寝たきり患者専用のベッドサイドに於ける、素材としてポリプロピレン系のものを使い安価で軽量、しかも持ち運びが簡単で、誰でも洗髪する事ができるポータブル洗髪用たらいを提供する。
【解決手段】ベッドサイド用たらい１であり、たらいの中にそのまま仰向けに頭を入れ，予めたらいの中の容器２に溜めてある湯を使い、頭を洗い、シャンプー、リンス、ブラッシングを可能とする。お湯は都度補充し、手でやさしくお湯をかける動作を繰り返す。排水はたらいの横に付いた排水口１０からホースで、ベッドの横のポリタンクへ流す。低コストでしかも取り扱い簡単、持ち運びも便利で、自宅に於ける快適な療養環境を狙うものである。
【選択図】図１

Description

本考案は寝たきり患者のベッドサイドでの洗髪を可能にし、病院もしくは自宅に於ける快適な療養環境を実現するものである。

病院等施設では人手が多く、浴室まで運び介護職員がシャワー等で入浴時に洗髪を行っている。

医療は施設から在宅に向かっており本件は主に、在宅での介護を助けるための考案である。 寝たきり全介助の患者は、家では浴室に誘導することは難しく、長期間入浴することができない為、寝たままの状態で特に髪が不潔となる。また介護用品は高価なものが多く取り扱いも複雑で、しかも貧困家庭では経済的な問題も抱えているため、簡単で安くが基本的な条件となる。

課題を解決する為の手段

ベッドサイドに本考案の洗髪用たらいを持ち込み、洗髪を行う事ができる。低コストで実現する。

考案の効果

寝たきりの状態での洗髪を可能とし、低コストでしかも快適な在宅療養を実現する。誰でも簡単に取り扱えるため家族全員で協力することができる。

たらいの中に設置された容器の中に、お湯をいれ、たらいの中に予めセットされたシャンプーで洗髪を行い、またお湯を注ぎ補充し、最後にリンス、ブラシ，くしを使い仕上げる。

図１は鳥瞰図である。図２は頭を入れた状態を示す。

以下、図１、図２に従って実施例を説明する。

１は、たらいである。 たらいの大きさは，おおむね縦４５ｃｍ，横６０ｃｍ，高さ２５ｃｍ程のもので素材としてはポリプロピレン系のものを使う。

２はお湯を溜める容器である。この容器の下に排水口がありゴム栓で止めるようになっている。

３はシャンプー入れ、４はリンス入れ、５はブラシ、クシ入れである。
３，４，５の下には水を通す穴１１がついている。

７は、たらいの排水管で、たらいの横に付いており排水管は蛇口のように曲っており左右に動く。これにホースを通しベッドの横のポリタンクへ排水を流すようにする。

６は人の首を乗せる枕である。素材としては柔らかく、防水のきくポリウレタン系のものを使用する。

図２は、たらいの中に頭を入れた状態で、お湯を溜める容器と頭が並ぶようになる。この容器にお湯を入れ、そばにあるシャンプーで洗髪する。
仕上げはリンスとブラシ、クシを使用し一連の流れが完了する。

医療の流れは在宅に向かっており、自宅で長期療養する患者の清潔保持は家族全員の願い。患者自身にとっても望むところ。
又家族に負担をかけてはいけないとの患者の思いもあり、低コストで実現させる簡単な洗髪用たらいは、時代の要請と思われる。

鳥瞰図である。 たらいに頭を入れた状態である。

符号の説明

１ たらい（素材ポリプロピレン系）
２ 湯を溜める容器
３ シャンプー入れ
４ リンス入れ
５ ブラシ，くし入れ
６ 首を支える枕（ナイロン、塩化ビニール樹脂）でｕ字形。Ｕ字の底はたらいの下から５ｃｍ位の位置。柔らかい。
７ 排水管（塩ビ）、
８ ホース
９ ポリタンク
１０ 排水口（ゴム栓つき）
１１ 排水口（ゴム栓なし）

Claims (1)

1. 寝たきり患者専用のベッドサイドにおける洗髪用たらい。
   お湯を入れる容器，さらにシャンプー入れ、リンスいれ、ブラシ、クシ入れ等、一連の流れがスムーズにいくようにたらいの中にセットされており、しかも素材としてポリプロピレンを予定しているため、軽量で持ち運びが簡単で低コスト。
   最終的に排水はホースで、ベッドの横のポリタンクへ流すように設計した寝たきり患者専用のポータブル洗髪用たらい。

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