JP3135248U - 介護用足踏み健康具 - Google Patents
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Abstract
【課題】足腰を動かし筋肉、関節を柔軟に保つ事ができる運動器具を提供する。
【解決手段】この介護用足踏み健康具100は、基台、踏み台2、外袋、内袋で一組の足踏み101,102を構成し、これを左右2つ連結して構成される。外袋及び内袋からなる袋体は、その一部に流体吸入コック10と、流体調節コック11を有する。右側の足踏み101のみが、当該流体吸入コック10及び流体調節コック11を有する。袋体の上面には、踏み台2が設けられる。また、足踏み101,102の流体調節コック11と管12を連結ホース13で接続することで袋体同士を連通し、一方の袋体に入っている流体がこの連結ホース13を通って片方の袋体に移動できるようにする。ユーザは、足で踏み台2を左右交互に踏み、運動する。
【選択図】図1
【解決手段】この介護用足踏み健康具100は、基台、踏み台2、外袋、内袋で一組の足踏み101,102を構成し、これを左右2つ連結して構成される。外袋及び内袋からなる袋体は、その一部に流体吸入コック10と、流体調節コック11を有する。右側の足踏み101のみが、当該流体吸入コック10及び流体調節コック11を有する。袋体の上面には、踏み台2が設けられる。また、足踏み101,102の流体調節コック11と管12を連結ホース13で接続することで袋体同士を連通し、一方の袋体に入っている流体がこの連結ホース13を通って片方の袋体に移動できるようにする。ユーザは、足で踏み台2を左右交互に踏み、運動する。
【選択図】図1
Description
本考案は健康運動器具に関するものである。
足踏み運動を主とした従来の健康器具としては、長時間飛行機の座席に座っていた人に表れるエコノミー症候群と言われる血栓症を予防するために発明された運道具で、長方形の板の上部に筒体2個をやや離して立設し、筒体上面を足踏み面、側面を蛇腹状にし筒体間に通気路を設け筒体に適宜の空気を入れ左右の足で交互に踏む足踏み運道具があるが、この運動器具は足の上下運動だけで足首関節の強化にはなりにくい(特許文献1)。
足踏み運動を主とした従来の健康器具としては、シリンダにより支持され負荷抵抗が変えられる踏み板を有し、途中に腰掛を設けたハンドルを前後に傾倒させて踵に体重を掛けた踏み込む運動とつま先に力を掛けて踏み込む運動ができる健康器具がある。しかし、この器具はハンドルの傾斜角度を規制するストッパが付いてはいるがその前後の角度内では自由に動いて運動中に不安定である。また、腰掛は使う人の身長によっては用を足さない。健常者の筋肉強化には向いているが、室内用としては大型で使用しない時は邪魔であり、機構も複雑である。(特許文献2)
上記のように従来の足踏み健康器具は軽量ではあるが運動効果をあまり期待できない運動器具であった。また、健常者の筋肉強化用の大型で複雑な機構で簡単に出し入れして使用するには不向きな運動器具しかなく、高齢者やリハビリ用の運動器具としては不向きな物しかなかった。
特開2002−253697号公報
特開2000−093552号公報
今、日本は平均寿命が延び、高齢化社会に向かっている。しかし、世の中はバス、車やエスカレーターなど便利な移動手段が普及し慢性的な歩行不足に陥っている。歩行不足は足腰を弱め、体に悪影響を与え老化を早める。また、加齢と共に体を動かす事が少なくなると筋肉、関節等が動かし難くなり、歩行姿勢は前かがみになり、つま先が上がらなくなってすり足歩行となる。これは転倒の原因になり骨折、寝たきりの原因にもなる。毎日少しずつでも足腰を動かし筋肉、関節の柔軟性を保つ事が大切である。
そのためには、足が交互に動き上下に上がり、足首の関節が曲がってつま先が上がり、足首の関節が伸びて踵が上がるような運動が大事である。また、姿勢が前かがみになるのを防ぎ、アキレス腱や腰背部を伸ばすことで筋肉の萎縮を予防する事ができる運動器具が望まれる。また、体力には個人差があるため、その人の体力に応じた運動量が得られれば最良である。
上記課題を解決するため、本考案の足踏み健康具は、基台の上に内部に流体を封入する袋体を設けると共に当該袋体の上に踏み台を設けてなる足踏みを2つ備え、この足踏みの袋体同士を連結ホースで連通したことを特徴とする。
また、この足踏み健康具は、上記足踏み健康具において、前記連結ホースの流量を調整する流量調整手段を備えたことを特徴とする。流量調整手段は、例えばコック或いは弁であり、当該調整は自動手動を問わない。
また、この足踏み健康具は、上記足踏み健康具において、前記踏み台にユーザの足を係止する係止ベルトを設けたことを特徴とする。
また、この足踏み健康具は、上記足踏み健康具において、前記踏み台の一端と前記基台の一端とを可動連結する連結部を設けたことを特徴とする。連結部は、踏み台を基台とが可動すればよく、例えば踏み台に設けたフックと、基台に設けたフック止めでもよい。可動状態で連結すれば、踏み台は傾斜状態となる
この考案の健康具によれば、筋肉の萎縮を予防する事が出来る。また、体力には個人差があるため、その人の体力に応じた運動量が得られる。
本考案を実施するための形態について図面を参照にしながら説明する。図1は、本考案の介護用足踏み健康具の平面図である。図2は、その側面図である。図4は、図1の右側の足踏みを示す正面図、図5は、その背面図である。この介護用足踏み健康具100は、基台1、踏み台2、外袋7、内袋8で一組の足踏み101、102を構成し、これを左右2つ連結して構成される。基台1は、図6に示すように、楕円形であり、底部と、周縁部に立設した壁とからなる。外袋7と内袋8とは、図7に示すように、互いに密着した層構造であり、当該外袋7が内袋8を保護する役割を果たす。外袋7及び内袋8(以下、袋体という)は、その一部に流体吸入コック10と、流体調節コック11を有する。なお、袋体に入れる流体は、空気、水等である。また、前記袋体は、同図に示すように、内部が空洞になった楕円形状であり、その下面が基台1に載せられ、接着剤などで固定される。このとき、基台1の一部に設けた穴を流体吸入コック10及び流体調節コック11が貫通して、外部に突出する。なお、当該袋体は、側面部が細かい蛇腹構造となる。図1において左側に図示する足踏み102には、流体吸入コック10及び流体調節コック11を備えず、管12が設けられる。
袋体8の上面には、図1及び図2に示すように、踏み台2が設けられる。踏み台2は、同じく楕円形状した板状部材からなり、その先端及び後端に滑り止めのための足滑り止め3が設けられ、その中央部には、ユーザの足の甲を固定する係止ベルト4が設けられる。基台1及び踏み台2はプラスチック製でも金属製でもよい。外袋7は、高品質に見える素材を用いればよいが、内袋8には、弾性および防水性に優れ且つ安価なゴム、塩化ビニル等がよい。
また、踏み台2の後端には、図2に示すように、フック5が設けられている。このフック5の作用については後述する。このようにして構成した足踏み101の長手方向の断面図を図8に示す。この足踏み101は、袋体を基台1及び踏み台2で挟み込んだ構造となる。また、この足踏み101,102は、図1に示すように、左右略同じものを2つ制作するが、互いの足踏み101,102から突出する流体調整コック11及び管12については、対向するように配置する。そして、この足踏み101,102の流体調整コック11と管12を連結ホース13で接続することで袋体同士を連通し、一方の袋体に入っている流体がこの連結ホース13を通って片方の袋体に移動できるようにする。足踏み101,102同士の間を移動する流体の流量は、流体調整コック11により調整する。なお、図2及び図8は、一方の足踏み101に空気を飽和状態まで充填した状態(最大に膨らませた状態)を示す。
次に、本考案の介護用足踏み健康具100の使用方法を説明する。本考案の介護用足踏み健康具の使用方法は大きく分けて2つの使用方法からなる。第一の使用方法は、図3に示すように、踏み台2に取り付けられたフック5を基台1に設けた穴状のフック止めに係止し、前後の高低を変えて使用する方法であり、第二の使用方法は、図2に示すように前後の高低をつけないで使用する方法である。
第一の使用方法では、まず、足踏み101の袋体の流体調整コック11を閉じ、流体吸入コック10を開け、ポンプなどで空気又は液体を飽和状態まで充填する。充填後、流体吸入コック10を閉じ、流体調節コック11を開け、りょうほうのあしふみ101,102の間で空気が行き来できるようにする。続いて、図3に示すように、双方の踏み台2に取り付けられたフック5を基台1のフック止め6に係止する。これにより、踏み台2が傾斜した状態(前後で高低差が生じた状態)になるので、係る状態でユーザが足を当該踏み台2に載せ、係止ベルト4で緩く固定する。実際は、係止ベルト4の間に足を入れるようにして、踏み台2に足を載せることになる。一方の足で踏み台2を踏むと、足踏み101の袋体の空気が連結ホース13を介して足踏み102の袋体に移動する。足踏み102の袋体は空気の流入により膨らみ、踏み台2を押し上げる。そして、ユーザが当該足踏み102を踏むことで、再び空気が足踏み101の袋体に移動し、踏み台2を押し上げる。
第二の使用方法では、踏み台2に高低差をつけない。この場合でも、介護用足踏み健康具100の作用は同じであるが、ユーザの運動姿勢に違いが出る。即ち、ユーザは壁や手すりを使ってこの介護用足踏み健康具100の上に乗って、踏み台2を左右交互に踏み込む。第一及び第二の使用方法においても、ユーザが踏み台2を踏む力は、流量調節コック11を絞ることで大きくでき、緩めることで小さくできる。
以上、この介護用足踏み健康具100によれば、第一の使用方法により、図11に示すように、つま先が高く且つ踵が低くなるように踏み台2に乗り、つま先に力を入れて交互に踏み込む、或いは、図示しないが、つま先が低く且つ踵が高くなるように踏み台2に乗り、踵に力を入れて交互に踏み込む運動を行うことで、足関節の柔軟性が保たれる。また、アキレス腱やふくらはぎ、すねの前の筋肉が鍛えられる。第二の使用方法により、踏み台2に乗って交互に踏み込む運動では、大腿部の上下運動がおき、股関節が柔軟になり、腹筋が強化される。
また、流量調節コック11により流量を調節して連結ホース13内を移動する空気又は液体の流通量を増減することで踏み込む運動負荷を減少又は増加させることができる。このため、各自の体力に応じた運動を行うことができる。
また、両方の足踏み101,102の踏み台2に取り付けられたフック5を基台1のフック止め6に係止した状態で両方の袋体に空気又は液体を飽和状態まで充填して液体吸入コック10を閉じる。係る状態で踵が高くなるように踏み台2に乗る、また、つま先が高くなるように踏み台2に乗ることで、腰背部、大腿部、アキレス腱等のストレッチや姿勢の矯正ができる。
この介護用足踏み健康具100は、図11に示すように、椅子に腰をかけて使用するが、手すりや机に手を添えて、立っても使用できる。また、介護用足踏み健康具100をベッドの柵や壁に立てかけて寝た状態でも使用できる。係止ベルト4の使用により、一方の踏み台2を踏み込み引き上げる事でもう一方の踏み台2も連動して上下するので、半身不随の人にも使用可能である。
100 介護用足踏み健康具
101,102 足踏み
1 基台
2 踏み台
3 足滑り止め
4 係止ベルト
5 フック
6 フック止め
7 外袋
8 内袋
10 流体吸入コック
11 流体調節コック
12 管
13 連結ホース
101,102 足踏み
1 基台
2 踏み台
3 足滑り止め
4 係止ベルト
5 フック
6 フック止め
7 外袋
8 内袋
10 流体吸入コック
11 流体調節コック
12 管
13 連結ホース
Claims (4)
- 基台の上に内部に流体を封入する袋体を設けると共に当該袋体の上に踏み台を設けて
なる足踏みを2つ備え、この足踏みの袋体同士を連結ホースで連通したことを特徴とする足踏み健康具。 - 前記連結ホースの流量を調節する流量調整手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の足踏み健康具。
- 前記踏み台にユーザの足を係止する係止ベルトを設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の足踏み健康具。
- 前記踏み台の一端と前記基台の一端とを可動連結する連結部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の足踏み健康具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004894U JP3135248U (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 介護用足踏み健康具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004894U JP3135248U (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 介護用足踏み健康具 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006240946 Continuation | 2006-09-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3135248U true JP3135248U (ja) | 2007-09-06 |
Family
ID=43285771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3135248U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013034755A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Univ Of Tsukuba | 運動装置 |
-
2007
- 2007-06-27 JP JP2007004894U patent/JP3135248U/ja not_active Expired - Fee Related
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