JP3135043B2 - 連続鋳造機のロールアライメント調整装置 - Google Patents

連続鋳造機のロールアライメント調整装置

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JP3135043B2
JP3135043B2 JP08055584A JP5558496A JP3135043B2 JP 3135043 B2 JP3135043 B2 JP 3135043B2 JP 08055584 A JP08055584 A JP 08055584A JP 5558496 A JP5558496 A JP 5558496A JP 3135043 B2 JP3135043 B2 JP 3135043B2
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準一 尾崎
敏夫 金森
喜八 池部
茂法 梅林
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Nippon Steel Corp
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、連続鋳造設備に
おける鋳片案内ロール組を保持したローラエプロンの芯
出装置、特に、鋳片のパスラインに沿って並ぶロールの
アライメントをローラエプロンの外側で測定して調整す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造設備においては、鋳片の引抜ガ
イドとなる鋳片案内ロールを複数個づつ組としてローラ
エプロンの上下フレームに軸支し、このローラエプロン
フレームを鋳片(鋳造ブルーム)の引抜通路(パスライ
ン)に沿って複数個配列している。前記ロールの交換あ
るいはロールアライメントの調整は、通常、このローラ
エプロン単位で行われる。このローラエプロンのロール
アライメントは良質な鋳片を生産するために非常に重要
であり、ローラエプロンの交換時以外にも定期的にパス
ラインに狂いがないか点検する必要がある。
【0003】従来、ロールアライメントの測定は複数の
ロールに橋渡しする如くロールの上面(下側ロール)あ
るいは下面(上側ロール)に直接ゲージを当てて、該ゲ
ージとローラ間の隙間を測定することで行っている。ロ
ールアライメントの測定に人力の関与をできるだけ少な
くして自動化を図る方法も試みられており、例えばダミ
ーバーにロール間角度を計測する傾斜計および信号処理
装置を取り付けたり、あるいはダミーバーにレーザ発信
機を設け、地上固定側でレーザ光を受信してその受信位
置からロールアライメントを算出するもの(例えば特開
平6−307937号公報)も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】鋳片案内ロールのロー
ル面に直接ゲージを当ててパスラインの芯出、調整を行
う方法は、ローラエプロン内に作業者が入る必要があ
り、狭いスペース内での作業を強いられるため、芯出し
に多大な時間および労力がかかる。しかも、作業性が悪
く、上フレームが下降する危険があり、作業中は長時間
設備を休止しなければならない。さらに、作業性が悪い
ため人為的な測定結果のバラツキや誤差が生じ、アライ
メント精度が悪い。また、ダミーバーを利用して傾斜計
あるいはレーザ発信機の信号処理によりロールアライメ
ントを算出する方法は、装置が大がかりで、かつ、複雑
になる。しかも、傾斜計やレーザ発信機に狂いが生じて
いてもわかりにくいので、アライメント精度の信頼性が
低い。
【0005】本発明は、人がローラエプロン内に入る必
要がなく、また鋳片の製造工程の途中およびその前後い
ずれの段階でもごく簡単にロールアライメントの測定を
行うことができ、これによって迅速にロールアライメン
トを調整できる連続鋳造機のロールアライメント調整装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ローラ
エプロンの下側フレームの外側部に複数個の鋳片案内ロ
ールの芯出基準座を設け、該基準座上にゲージを載せて
前記ロールのアライメント測定を行うようにした連続鋳
造機のロールアライメント調整装置が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明を好適な実施形態に
つき、図面を参照して説明する。図1は本発明の1実施
形態に基づくロールアライメント調整装置を備えた連続
鋳造機の鋳片引抜通路の一部分の側面図であり、図2は
図1のA−A線断面図である。また図3は図1のC部拡
大図であり、図4は図3のD−D線断面図である。ロー
ラエプロン2は上フレーム(鋳片通路のわん曲帯の中心
側)3と、下フレーム(ローラエプロン支持フレーム8
側)4と、これらの上下フレーム3,4に保持された複
数個の鋳片案内ロール5と、下フレーム4に対して上フ
レーム3を昇降させるようにこれら上下フレーム3,4
を連結している油圧シリンダ6とを有している。なお、
上下フレーム間隔の調整手段として、上述の上下フレー
ム3,4を連結している油圧シリンダ6に代えて油圧ジ
ャッキあるいはウォームジャッキを用いることも可能で
ある。
【0008】基礎12上にはローラエプロン支持フレー
ム8が設置され、この支持フレーム8上にシム11を介
してローラエプロン2の下フレーム4が載置、固定され
ている。ローラエプロン支持フレーム8と下フレーム4
との固定は、通常、コッターピンとコッターの手段が用
いられる。具体的には前記支持フレーム8の上フランジ
部8aからシム11およびローラエプロン2の下フレー
ム4の下フランジ部4aを通してコッターピン7が下側
から挿入され、下フレーム4の下フランジ部4aの上面
に接してコッターピン7のコッター孔にコッター13が
挿入される。
【0009】図5は図1のB部を拡大して示したもので
あり、本発明の実施例に係る芯出基準座9およびその上
面に載せられるゲージ10の側面図である。ローラエプ
ロン2の下フレーム4の両外側部に上面が凸曲面となっ
た芯出基準座9が固着されている。図1に示すように、
芯出基準座9は鋳片1のパスラインLと平行に並ぶよう
に複数個配列されている。実施例では、各下フレーム4
の端部にそれぞれ2つづつ並設されている。ロールアラ
イメントの調整時には、並設されたこれらの芯出基準座
9上に長尺の、少なくとも隣接するローラエプロン2,
2にまたがる程度の長さのゲージ10が載置され、この
ゲージ10と芯出基準座9との隙間を測定することによ
り、ロールアライメント調整の要否を判断し、調整が必
要な場合はシム11の差し替えによりロールアライメン
トの芯出しを行う。
【0010】さらに詳しく説明すれば、隣接する下フレ
ーム4,4の端部より内側にある芯出基準座9bに、一
定の厚み例えば1mmのスペーサ14を介してゲージ1
0を載置する。このとき、下フレーム4の端部側に設け
られた芯出基準座9aとゲージ10との間に隙間が生ず
る。この隙間に隙間ゲージを差し込んで、その隙間を測
定する。そして、夫々の隙間を0.8mm〜1.2mm
程度になるようにシム11を差し替えて調整する。シム
11の差し替えにあたっては、コッターピン7からコッ
ター13を抜き取り、ジャッキでローラエプロン2,2
をジャッキアップし、シム11を別の厚みのシムと差し
替え、ジャッキを下げる。その後、コッタ13をコッタ
ーピン7に打ち込む。次に、再度、上記した如く、ゲー
ジ10をスペーサ14を介して内側の芯出基準座9b、
9b上に載置し、ゲージ10と端部側芯出基準座9aと
の間の隙間を測定して、ロールアライメント調整の要否
を判断する。適正に芯出しができていれば下流側の芯出
基準座9を利用して、隣接するローラエプロン2を上記
の如くロールアライメントの芯出しを行う。
【0011】ゲージ10は直線状あるいは曲線状の任意
形状のゲージでよく、例えば曲線状でかつ正円形でない
ものは、図6に示す如く、ゲージ10と芯出基準座9と
に位置合せ用の目印aなどを施しておく必要がある。
【0012】また、ゲージは、図7に示す如く該ゲージ
の両端部10aに対して中間部に隙間ゲージが入る程度
の段部(1mm程度)10bを設けた中央段部付ゲージ
としてもよい。この中央段部付ゲージ10Aでは上記し
た如く該ゲージ10Aと芯出基準座9との間にスペーサ
14を設ける必要はなく、直接、芯出基準座9に載置す
ることができる。そして、ロールアライメントの芯出し
を行う場合は、前記段部10bに隙間ゲージを差し込ん
で、その隙間が0.8mm〜1.2mm程度になるよう
に支持フレーム8と下フレーム4との間のシム11を差
し替えて調整を行う。また、ゲージは、図8に示す如く
3つ以上の下フレーム4,4にまたがって芯出基準座上
に載置できる長さを有する長尺ゲージ10Bであっても
よい。この場合は、前記ゲージ10Bが長いため、芯出
しの精度がよい
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、夫
々のローラエプロンの下フレームの外側部に芯出用の基
準座を設け、この基準座上にゲージを載せてロールアラ
イメントの芯出、調整を行うので、従来のように鋳片案
内通路内に作業者が入って芯出作業を行う必要がなく、
機外から容易に、かつ、必要な時にいつでもパスライン
の点検、調整ができ、作業の安全化、迅速化が図れる。
装置自体も簡単であり、低コストで精度のよいロールア
ライメントの調整が可能となる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態によるロールアライメント
調整装置を備えた連続鋳造機の鋳片通路の部分的な側面
図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のC部拡大図である。
【図4】図3のD−D線断面図である。
【図5】本発明の実施例に係る芯出基準座およびその上
面に載せられるゲージの部分的な側面図である。
【図6】位置合せ用目印を施した非直線形ゲージを芯出
基準座上に位置合せして載置した状態の部分的な斜視図
である。
【図7】凹状の中央段部を形成したゲージを芯出基準座
上に載置した状態の側面図である。
【図8】長尺のゲージを3体の下フレームにまたがって
芯出基準座上に載置した場合の側面図である。
【符号の説明】
1 鋳片 2 ローラエプロン 3 上フレーム 4 下フレーム 5 鋳片案内ロール 6 油圧シリンダ 8 ローラエプロン支持フレーム 9 芯出基準座 10 ゲージ 11 シム 14 スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池部 喜八 福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地 住友金属工業株式会社 小倉製鉄所内 (72)発明者 梅林 茂法 福岡県北九州市小倉北区許斐町1番地 住友金属工業株式会社 小倉製鉄所内 (56)参考文献 特開 平4−81252(JP,A) 特開 昭52−135831(JP,A) 特開 平6−307937(JP,A) 実開 昭52−133211(JP,U) 実開 昭57−65756(JP,U) 実開 昭52−125018(JP,U) 実開 昭59−166103(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/128 310 B22D 11/16 104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラエプロンの下側フレームの外側部に
    複数個の鋳片案内ロールの芯出基準座を設け、該基準座
    上にゲージを載せて前記ロールのアライメント測定を行
    うことを特徴とする連続鋳造機のロールアライメント調
    整装置。
JP08055584A 1996-02-19 1996-02-19 連続鋳造機のロールアライメント調整装置 Expired - Fee Related JP3135043B2 (ja)

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CN109261922B (zh) * 2018-10-26 2020-11-06 中国重型机械研究院股份公司 一种凝固末端大压下连铸机的生产铸坯工艺

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