JP3134999U - 湿り空気による処理構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置を小型化して簡便に使用することができ、密閉空間内でも燃焼のための空気が不足することなく十分な湿り空気を発生させることができ、さらには迅速な処理を可能とする湿り空気による処理構造を提供する。
【解決手段】 処理対象物4の表面を密閉して覆うカバー材1と、当該カバー材1で覆われた密閉空間5内に配設されたガスバーナー2とを備え、当該ガスバーナー2から噴出される燃焼ガスにより、前記密閉空間5内の水分を加熱して前記湿り空気を発生させる湿り空気による処理構造であって、前記密閉空間5内に、空気を吹出すポンプ3の吹出口が備わる。
【選択図】 図1

Description

この考案は、湿り空気によって処理対象物、特に土壌を消毒、殺菌等するための湿り空気による処理構造に関するものである。
湿り空気を用いて土壌を処理(殺菌、消毒等)する場合、予め土壌に散水し、湿った土壌表面をカバー材で覆い、その内側の密閉空間でガスバーナーを用いて水分を加熱して湿り空気を発生させ、土壌に浸透させることにより行う。
しかしながら、カバー材で覆われた密閉空間の大きさには限度があるため、湿り空気を発生させるためのガスバーナーによる燃焼のための空気が限られることになる。そうすると、ガスバーナーの燃焼が不全となり、土壌を処理できるだけの十分な湿り空気が得られなくなる。
また、湿り空気は移動エネルギーを持たないため、密閉空間が湿り空気の雰囲気となり、これが土壌に対して処理を行うまでには多大な時間を要する。
一方、土壌の消毒装置としてオゾンを用いたものが特許文献1に記載されている。この装置は、オゾン溶解水製造装置を搭載し、給水ホースにて自動的に、土壌に対しオゾン溶解水を散布するものである。
実開平3-126486
しかしながら、特許文献1の消毒装置は、オゾンを発生させるための装置が必要となり、また発生したオゾンを溶解するための装置が必要であり、装置が大型で、適用箇所が限られるものである。また、湿り空気による土壌の処理については記載も示唆もない。
この考案は上記従来技術を考慮したものであって、装置を小型化して簡便に使用することができ、密閉空間内でも燃焼のための空気が不足することなく十分な湿り空気を発生させることができ、さらには迅速な処理を可能とする湿り空気による処理構造の提供を目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1の考案では、処理対象物の表面を密閉して覆うカバー材と、当該カバー材で覆われた密閉空間内に配設されたガスバーナーとを備え、当該ガスバーナーから噴出される燃焼ガスにより発生する水分を加熱して前記湿り空気を発生させる湿り空気による処理構造であって、前記密閉空間内に、空気を吹出すポンプの吹出口が備わることを特徴とする湿り空気による処理構造を提供する。
また、請求項2の考案では、請求項1の考案において、前記ガスバーナーは、前記ポンプと一体に形成されることを特徴としている。
また、請求項3の考案では、請求項1又は2の考案において、前記ガスバーナーから噴出される燃焼ガスの噴出し方向と、前記ポンプの吹出口から吹出される空気の吹出し方向が同一方向であることを特徴としている。
また、請求項4の考案では、請求項1〜3のいずれかの考案において、前記ポンプは、電池式であることを特徴としている。
請求項1の考案によれば、密閉空間内に、空気を吹出すポンプの吹出口が備わるため、密閉空間内におけるガスバーナーの燃焼のための空気をポンプの吹出口から供給することができ、燃焼空気が不足することはない。したがって、ガスバーナーの燃焼が不全となることを防止でき、土壌を処理できるだけの十分な湿り空気を確実に得ることができる。
請求項2の考案によれば、ガスバーナーとポンプが一体に形成されるため、取り扱い性が向上する。また一体とすることにより、部材をまとめることができ、装置全体としての構造が小型化する。
請求項3の考案によれば、ポンプの空気の吹出し方向とガスバーナーの燃焼ガス噴出方向を同じ方向とすることにより、燃焼ガスが燃焼して炎を放出する際に誘引する周囲の空気をポンプからの空気とともに吹出すことができる。したがって、誘引空気に移動エネルギーを与えることになり、燃焼ガスをより遠方まで届かせることができる。このため、湿り空気の生成を迅速かつ効率よく行うことができる。
請求項4の考案によれば、ポンプが電池式であるため、ポンプが小型化、軽量化される。したがって、取り扱い性が向上し、装置全体としての構造がさらに小型化する。
この考案は、処理対象物の表面を密閉して覆うカバー材と、当該カバー材で覆われた密閉空間内に配設されたガスバーナーとを備え、当該ガスバーナーから噴出される燃焼ガスにより、前記密閉空間内の水分を加熱して前記湿り空気を発生させる湿り空気による処理構造であって、前記密閉空間内に、空気を吹出すポンプの吹出口が備わり、ガスバーナーの燃焼が不全となることを防止でき、土壌を処理できるだけの十分な湿り空気を確実に得ることができる湿り空気による処理構造である。
図1はこの考案に係る湿り空気による処理構造の概略図である。
この考案に係る湿り空気による処理構造は、カバー材1と、ガスバーナー2と、ポンプ3で構成される。カバー材1は、処理対象物たる土壌4の表面(地表面)を密閉して覆う。これにより、土壌4の表面とカバー材で密閉空間5が形成される。
ガスバーナー2には、可燃性ガスが封入され、先端の噴出口に引火することにより炎6となって可燃性ガスを噴出する。ガスバーナー2は、その位置を固定するため、支持台7に載置されて固定される。なお、支持台7を持ってガスバーナー2を移動させることも可能である。
ポンプ3は、例えばダイヤフラムポンプであり、小型のものを用いる。図では、ポンプ3の本体に空気の吹出口が一体となって形成されたものを示す。この吹出口にベンチュリチューブを用いて、流速を増加させて圧力を低くし、供給する空気を拡散させてもよい。これにより、湿り空気を効率よく充満させることができる。ポンプ3の本体は、ガスバーナー2と一体化される。この一体化は、ガスバーナー2とポンプ3を適当な連結手段(図示省略)により結束、固定して行われる。例えば、ベルトや、面ファスナーを利用した結束バンドや、ゴムバンド等で結束、固定される。10は、外部の空気をポンプ3に供給するための配管である。
このような湿り空気による処理構造を用いて土壌を処理(殺菌、消毒等)する場合、一体化されたガスバーナー2及びポンプ3を土壌4の上に設置し、ガスバーナー2に引火して炎6となる燃焼ガスを噴出すとともに、ポンプ3から空気を吹出す。この後、カバー材1にて処理対象物たる土壌4を覆い、密閉空間5を形成する。
この状態で、密閉空間5内においては、燃焼ガスにより発生した水分が加熱され、湿り空気となる。このとき、密閉空間5内には、上述したように、空気を吹出すポンプ3が備わるため、密閉空間5内におけるガスバーナー2の燃焼のための空気をポンプ3の吹出口から供給することができ、燃焼空気が不足することはない。したがって、ガスバーナー2の燃焼が不全となることを防止でき、土壌4を処理できるだけの十分な湿り空気を確実に得ることができる。また、ポンプ3から吹出す空気により、密閉空間5内に空気の流れが生じる。これにより、移動エネルギーを持たない湿り空気に対して流れを形成でき、効率よく密閉空間5内に湿り空気を充満させることができる。
なお、この考案における湿り空気の発生は、密閉空間5内で直接ガスバーナー2内の燃料を燃焼し、これにより多量に発生する水分を利用して行われる。これは、燃料内の水素成分が、燃焼の際に空気中の酸素と反応して水を生成することに着目してなされたものである。したがって、予め湿り空気を発生させるための散水作業や、また、散水のための装置を要しないため、作業が簡便となり、装置としても小型化する。
また、上述したように、ガスバーナー2とポンプ3が適当な連結手段により一体に形成されるため、取り扱い性が向上する。また一体とすることにより、部材をまとめることができ、装置全体としての構造が小型化する。さらに、ポンプ3を電池式とすれば、ポンプ3が小型化、軽量化される。したがって、取り扱い性が向上し、装置全体としての構造がさらに小型化する。
このようにして密閉空間5に充満した湿り空気は、土壌4に浸透し、又は熱として伝わり、土壌4の処理に用いられる。これにより、土壌4の確実な処理(殺菌、消毒等)を行うことができる。
また、ガスバーナー2とポンプ3を一体化し、ポンプ3の空気の吹出し方向とガスバーナー2の燃焼ガス噴出方向を同じ方向とすることにより、燃焼ガスが燃焼して炎6を放出する際に誘引する周囲の空気をポンプ3からの空気とともに吹出すことができる。したがって、誘引空気に移動エネルギーを与えることになり、燃焼ガスをより遠方まで届かせることができる。このため、湿り空気の生成を迅速かつ効率よく行うことができる。
図2はこの考案に係る別の湿り空気による処理構造の概略図である。
図示したように、ポンプ3がカバー材1の外側に配設される。ポンプ3には配管8が取り付けられ、その先端が空気の吹出口9となる。配管8は、密閉空間5内の昇温による温度に耐えうる材質で形成される。このように構成しても、密閉空間5内に燃焼のための空気を供給することができ、ガスバーナー2の燃焼が不全となることを防止できる。その他の構成、作用、効果は実施例1と同様である。
この考案に係る湿り空気による処理構造の概略図である。 この考案に係る別の湿り空気による処理構造の概略図である。
符号の説明
1:カバー材、2:ガスバーナー、3:ポンプ、4:土壌、5:密閉空間、6:炎、7:支持台、8:配管、9:吹出口

Claims (4)

  1. 処理対象物の表面を密閉して覆うカバー材と、
    当該カバー材で覆われた密閉空間内に配設されたガスバーナーとを備え、
    当該ガスバーナーから噴出される燃焼ガスにより発生する水分を加熱して湿り空気を発生させる湿り空気による処理構造であって、
    前記密閉空間内に、空気を吹出すポンプの吹出口が備わることを特徴とする湿り空気による処理構造。
  2. 前記ガスバーナーは、前記ポンプと一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載の湿り空気による処理構造。
  3. 前記ガスバーナーから噴出される燃焼ガスの噴出し方向と、前記ポンプの吹出口から吹出される空気の吹出し方向が同一方向であることを特徴とする請求項1又は2に記載の湿り空気による処理構造。
  4. 前記ポンプは、電池式であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の湿り空気による処理構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022273A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Marubun Seisakusho:Kk 土壌の蒸気消毒装置
JP2011115053A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Hosiden Corp 加熱式噴霧器

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