JP3134836B2 - ウエハプローバ - Google Patents

ウエハプローバ

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JP3134836B2 JP10038839A JP3883998A JP3134836B2 JP 3134836 B2 JP3134836 B2 JP 3134836B2 JP 10038839 A JP10038839 A JP 10038839A JP 3883998 A JP3883998 A JP 3883998A JP 3134836 B2 JP3134836 B2 JP 3134836B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温或いは低温の
雰囲気環境下でウエハ検査を行うウエハプローバに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ウエハの検査は、高温の雰囲気環境下ば
かりでなく、低温の雰囲気環境下でも行われる。ウエハ
の検査を低温の雰囲気環境下で行なう場合、ウエハプロ
ーバの本体は無論のこと、ウエハを支持するウエハカセ
ット、及びプローブカード近傍での結露が問題となる。
この部分に結露が生じると、ウエハの検査時に異常な電
流パスが発生して検査に悪影響を与えたり、電気的特性
を劣化させたり、或いはウエハ表面の汚れなどを生じさ
せることとなる。
【0003】このため、ウエハプローバの測定部を乾燥
気体(臨界温度の低い気体)で充満させた環境にする、
或いはウエハプローバの測定部を外気雰囲気から遮断し
て真空状態にする必要がある。ここで、乾燥気体の臨界
温度は、例えばヘリウムの場合、約−270℃、空気の
場合、約−140℃、二酸化炭素の場合、約31℃であ
る。
【0004】図10は、ウエハプローバの測定部を外気
雰囲気から遮断して真空状態にしウエハの検査を行うウ
エハプローバを示す構成図である。
【0005】図10に示すウエハプローバは、プローバ
本体の測定部1aを略密封空間に形成し、例えばヘリウ
ム等の臨界温度の低い気体を略密封空間の測定部1a内
に真空ポンプ20aとコンプレッサー20bにより循環
させ、その臨界温度の低い気体の作用により測定部1a
内のウエハカセット2及びプローブカード3付近での結
露を防止している。
【0006】しかしながら、図10に示す構成のウエハ
プローバは、その操作がマニュアル式ウエハプローバの
ものであれば、その測定部1aの構造が比較的容易であ
るため、実現可能であると考えられるが、その操作がフ
ルオート式ウエハプローバのものでは複雑な構造、例え
ば、ウエハWの出し入れ(オートローダー部との連
繋)、プローブカード3の出し入れなどの開閉部、テス
トヘッドとの連繋部、プローブカードとの連繋部等が存
在するため、これらを全て完全に密閉することは、非常
に困難で、かつ高コストになるという問題がある。
【0007】また、真空中は熱伝導が悪く、ウエハを効
率良く冷却することができないものであり、図10に示
すウエハプローバは、現実的な構成のものとは言えな
い。
【0008】一方、ウエハプローバの測定部を乾燥気体
(臨界温度の低い気体)で充満させた雰囲気環境にして
ウエハ検査を行うウエハプローバは、乾燥気体を取扱う
ものであり、その乾燥気体としては、人体に無害である
気体が多数存在するため、現実的な構成のものとなり得
る。
【0009】半導体生産ラインでは、乾燥空気が常時使
用されており、−70℃程度の露点までの乾燥空気を供
給することが可能であり、この乾燥空気を使用すると、
原理的には−70℃程度までは結露することがなく、低
温でのウエハ検査を行うことが可能となる。
【0010】図11は、測定部を乾燥気体(臨界温度の
低い気体)で充満させた雰囲気環境にしてウエハ検査を
行うウエハプローバを示す構成図である。
【0011】図11に示すウエハプローバは、測定部1
aの機枠外周を包囲手段4で包囲し、測定部1aと包囲
手段4との間に略密閉の空間部5を形成し、空間部5内
を排気することにより、乾燥空気を測定部1a内に循環
させている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハプロ
ーバは、品種或いはロット単位毎に、ウエハカセット2
やプローブカード3を変更する必要があるが、これらを
変更する際には、測定部1aの開口部を閉塞しているカ
バー類を開閉する必要がある。
【0013】以上のようにウエハプローバでは、カバー
類を開閉する際に測定部1aの内部が大気に開放される
ため、測定部1a内には湿った空気が侵入する。ここ
で、極低温でのウエハ検査に対して特に問題となるの
は、湿った空気の局部的な澱み、特に図9に示すウエハ
プローバのプローブカード2と接続リング5とに形成さ
れる空間Sでの澱みである。
【0014】図9を用いて具体的に説明する。図9は、
従来例で最も基本的なプローバ構造を示す断面図であ
る。図9に示すように、プローバは、プローブカード3
の外周縁をプローブカードホルダ6aに支えてプローブ
カードホルダクランパ6bによりヘッドプレート7に固
定しており、またヘッドフレート7には接続リング5が
取付けられている。そして接続リング5の電極とプロー
ブカード3の電極とが電気的に接続され、接続リング5
の電極にはコンタクトボード8の電極が電気的に接続さ
れている。
【0015】またプローブカード3の中央には開口部3
aが穿設され、その周縁に触針3bが複数本下向きに設
けられ、その触針3bがウエハカセット2上のウエハW
の電極に圧着し、相互間で信号の授受が行なわれてウエ
ハの検査が行なわれる。
【0016】また接続リング5の中央部には、凹陥部5
aが設けられ、その凹陥部5aの上部に開口部5bが設
けられている。また接続リング5の開口部5bは、測定
部1aにセットされた状態でプレート10で閉塞され、
接続リング5の凹陥部5aとプローブカード3とにより
形成される空間Sを外気雰囲気から遮断している。また
接続リング5の開口部5bの開口縁とプレート10との
間は、シールされている。
【0017】したがって、プローブカード3を変更する
場合には、まず測定部1aのカバー類を開いて、プロー
ブカードホルダ6aにプローブカード3がセットされた
状態で取外す、或いはプローバに装着するときも同様の
状態で取付けられる。この場合、接続リング5の凹陥部
5aとプローブカード3との間に形成される空間Sも外
気雰囲気に晒されるため、この空間Sにも湿った空気が
侵入する。
【0018】ウエハプローバの測定部1aに取付けられ
た状態で、プローブカード3及びプローブカードホルダ
6aの下面は、測定部1a内に供給された乾燥空気に接
触し低露点状態になる。
【0019】図11に示すウエハプローバでは、測定部
1aを包囲する包囲手段4により空間部5を形成し、空
間部5内を強制排気して測定部1a内に乾燥空気を循環
させるものであるから、測定部1a内の空気は、流路抵
抗の小さい箇所から排気されていることとなり、流路抵
抗が大きな箇所、例えばプローブカード3と接続リング
5とにより形成される空間S内の空気は、排気され難し
くなり、その箇所に滞留することとなり、湿った空気が
測定部1aの一部(空間S)に澱んでしまい、この空間
S内の湿った空気が排気されるのに一日以上も要する場
合がある。
【0020】プローブカード3と接続リング5とにより
形成される空間S内に湿った空気が澱んだままウエハW
の検査を行った場合には、プローブカード3の開口部3
a、その触針3b、ウエハWを含む箇所Pで結露するこ
ととなる。プローブカード3の開口部3a及び接続リン
グ5の開口部5bは、低温/高温測定時の変形抑制等の
理由から安易に閉塞することができないものであり、上
述した結露を完全に回避することはできないという問題
がある。
【0021】本発明の目的は、特にプローブカードの開
口部、その触針、ウェハの部分での結露を完全に回避す
るウェハ検査方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るウェハ検査方法は、測定部内にプロー
ブカードが一部を構成してなる凹形状の空間を有するウ
ェハプローバーにおいて、前記凹形状の空間を構成する
面のうち、プローブカードが構成する面とは異なる面
に、大気中に開口する空気口を設け、前記測定部内を陽
圧にする前に前記測定部内を陰圧にして前記空間内の澱
んだ湿り空気を前記空間から排気するものである。
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により詳細に説明する。
【0027】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るウエハプローバを示す構成図である。
【0028】図1に示す本発明の実施形態1に係るウエ
ハプローバは基本的構成として、測定部1aと、ローダ
部1bと、テストヘッド開閉機構部1cとを有してい
る。
【0029】測定部1aは、下部にウエハカセット2
を、上部にプローブカード3を配置している。
【0030】ウエハカセット2は、図示しない加熱及び
冷却機構を備え、その加熱及び冷却機構により高温或い
は低温に冷却され、検査の際にウエハWを高温或いは低
温に保持するようになっている。
【0031】また、図4に示すようにプローブカード3
は、その外周縁がプローブカードホルダ6aに支えられ
プローブカードホルダクランパ6bによりヘッドプレー
ト7に固定されている。また、ヘッドフレート7には接
続リング5が取付けられている。そして、接続リング5
の電極とプローブカード3の電極とが電気的に接続さ
れ、接続リング5の電極にはコンタクトボード8の電極
が電気的に接続されている。コンタクトボード8は、テ
ストボード11に装着されている。
【0032】また、プローブカード3の中央には開口部
3aが穿設され、その周縁に触針3bが複数本下向きに
設けられ、その触針3bがウエハカセット2上のウエハ
Wの電極に圧着し、相互間で信号の授受が行なわれウエ
ハの検査が行なわれるようになっている。
【0033】また、接続リング5の中央部には凹陥部5
aが設けられ、その凹陥部5aの上部に開口部5bが設
けられている。また接続リング5の開口部5bは、測定
部1aにセットされた状態でプレート10で閉塞され、
接続リング5の凹陥部5aとプローブカード3とにより
形成される空間Sを外気雰囲気から遮断している。
【0034】また、図1に示すテストヘッド開閉機構部
1cは、図4に示すコンタクトボート8が取り付けられ
たテストボード11を保持している。テストヘッド開閉
機構部1cは、プローブカード3を変更する場合に、測
定部1aの開口部を開き、プローブカードホルダ6aに
プローブカード3がセットされた状態にて着脱するよう
な状態にしている。ここに、テストボード11,プレー
ト10,コンタクトボート8等により、測定部1aの開
口を開閉するカバー類が構成される。
【0035】また図1に示すように、ウエハカセット2
は真空源12に接続されており、真空源12による真空
引きによりウエハWを吸着固定するようになっている。
【0036】また図1に示すように、ローダ部1bは、
検査対象のウエハを測定部1aのウエハカセット2上に
供給するようになっている。また、ローダ部1bは真空
源12に接続されており、真空源12による真空引きに
よりウエハWを吸着固定して測定部1aのウエハカセッ
ト2上まで供給する。なお、測定部1aでの検査が終了
したウエハWは、図示しないアンローダ部により測定部
1aのウエハカセット2上から搬出され、検査結果に基
づいて選別されるようになっている。
【0037】また、ウエハプローバを含む半導体生産ラ
インでは、乾燥空気源13から乾燥空気が供給されてお
り、本発明の実施形態1に係るウエハプローバは、乾燥
空気源13から供給される乾燥空気の一部を利用して、
低温環境下でのウエハ検査における結露を防止するよう
にしたものである。
【0038】具体的に説明すると、乾燥空気源13から
供給される乾燥空気は図2に示すように測定部1aに供
給されるが、供給される乾燥空気は図2に矢印で示すよ
うに、測定部1aのウエハカセット2を中心として、測
定部1aの底部側から上方に向けて吹き出し、測定部
1aの側部側から内方に向けて吹き出し、さらに測定
部1aの上部側からウエハカセット2に向けて斜め下
方に向けて吹き出すようにしている。測定部1a内に乾
燥空気が供給されると、測定部1a内の気圧は、大気圧
より高圧の陽圧状態となる。
【0039】また、測定部1aに乾燥空気を供給する吹
出管14は図5(a)に示すように、その吹出側が拡径
された漏斗状をなし、その吹出面が、測定部1a内での
温度均一性を保つため流速減速/流量絞りを行なうよう
に、多数の孔が設けられたシャワノズル(図5
(a))、網状フィン(図5(b))、繊維状フィルタ
(図5(c))のようになっている。
【0040】また、測定部1aに乾燥空気を供給する吹
出管14は図6(a)及び(b)に示すように、その吹
出側を拡径した筒状をなし、その周面から放射状に乾燥
空気を噴射するようにしてもよい。また、吹出管14は
図6(c)に示すように、その吹出側にスポンジ15を
取り付け、スポンジ15に通して乾燥空気を吹き出すよ
うにしてもよい。
【0041】さらに、本発明の実施形態1では図3に示
すように、測定部1a内に供給された乾燥空気は、測定
部1aの下部側,測定部1aの側面側,測定部1a
の上部側から排気される。測定部1aは、完全な密封
空間ではなく、測定部1a内が陽圧状態となった場合
に、微視的に見れば、測定部1aの組立公差等により測
定部1aの下部側,側面側,上部側に空気を通す
空隙が存在し、これらの空隙を通して測定部1a内の乾
燥空気が排気されることとなる。
【0042】測定部1a内に乾燥空気が供給されると、
測定部1a内の気圧は、大気圧より高圧の陽圧状態とな
り、測定部1a内に供給された乾燥空気は、測定部1a
内の比較的流路抵抗の小さな下部側,側面側,上部
側から押し出されて排気されるが、図4に示すよう
に、湿った空気が澱む箇所、特に接続リング5とプロー
ブカード3とで形成される空間Sは、接続リング5の開
口部5bがプレート10にて閉塞されているため、測定
部1a内の陽圧によって空間Sを通して排気する場合に
は、その流路抵抗が大きく、この空間Sを通して測定部
1a内の空気を排気することは困難を伴う。
【0043】そこで、本発明では、乾燥空気が供給され
大気圧より陽圧状態に維持される測定部1aにカバー類
を有し、該カバー類に、測定部1a内の湿った空気が澱
む空間Sを大気中に開口する空気口16を装備したもの
である。
【0044】具体的に説明すると、本発明の実施形態1
では、一体に組み込まれたプローブカード3及び接続リ
ング5を着脱するための測定部1aの開口を開閉するカ
バー類のうち、特に接続リング5の開口部5bを閉塞す
る蓋部に空気口16を設け、プローブカード3と接続リ
ング5とにより形成される測定部1a内の空間Sを大気
中に開口するようにしたものである。
【0045】図7(a)に示す例では、接続リング5の
開口縁とプート10との間にスペーサ9とを介装し、ス
ペーサ9によって接続リング5の開口縁とプート10と
の間にスリット16を設け、スリット16を、測定部1
a内の湿った空気が澱む空間Sを大気中に開口する空気
口16として用いたものである。
【0046】次に、本発明の実施形態1の動作を説明す
る。測定部1a内には、XYZθステージに連繋された
ウエハカセット2と、ヘッドプレート7に取り付けられ
たプローブカード3(及びプローブカードホルダ6a、
プローブカードホルダクランパ6b)、接続リング5
(及びプレート10,スペーサ9)が上下に配置されて
いる。
【0047】接続リング5とプレート10との間にスペ
ーサ9を挾み込んでスリット16を設け、接続リング5
の上部にはコンタクトボード8を介してテストヘッドが
配置されている。
【0048】まず、乾燥空気供給前あるいはプローブカ
ード交換直後は、湿り空気が接続リング5とプローブカ
ード3に囲まれた空間Sを含む測定部1a内に入り込
む。
【0049】次に、カバー類にて測定部1a内の開口部
を閉塞した後、測定部1a内に乾燥空気を供給し、測定
部1a内の圧力(測定部=P1、接続リング5とプロー
ブカード3に囲まれた空間S内=P2)を大気圧(P0)
より高くする。この状態でウエハチャック2を低温に冷
却し、ウエハWを低温にする。
【0050】本発明の実施形態1では、接続リング5の
開口縁とプレート10との間にスペーサ9を介装してス
ペーサ9によりスリット16を設け、スリット16を、
測定部1a内の湿った空気が澱む空間Sを大気中に開口
する空気口16として用いたため、接続リング5とプロ
ーブカード3に囲まれた空間S内の湿った空気は、測定
部1aと大気圧との圧力差(P1=P2>P0)によって
排出される。このため、接続リング5とプローブカード
3に囲まれた空間S内の湿った空気が澱まず、プローブ
カード3と接続リング5とから形成される空間Sの湿っ
た空気を排出できる。また、この圧力差の利用は、測定
部1aにおいても同様で、各隙間から湿り空気を除去
し、乾燥空気で満たされる。
【0051】(実施形態2)本発明の実施形態1では、
図7(a)に示すようにスペーサ9を用いたスリット1
6により空気孔16を構成しているが、図7(b),
(c)に示すように、接続リング5の開口部5bを閉塞
するプレート10に貫通孔16或いはスリット16を設
け、この貫通孔16或いはスリット16を、測定部1a
内の湿った空気が澱む空間Sを大気中に開口する空気口
16として用いてもよい。
【0052】また、実施形態1では、測定部1a内を陽
圧にして空気口16から排気するようにしたが、図7
(d)及び図8(a)に示すように、測定部1a内を陽
圧にする前に測定部1a内を陰圧にして空間S内の澱ん
だ湿り空気を空間Sから測定部、1a内に追い出し、そ
の後に測定部1a内を陽圧にして空間S内を空気口16
に通して排気するようにしてもよい。
【0053】また、図8(b),(c)に示すように、
接続リング5に貫通孔16を設け、貫通孔16を空気口
16として用いてもよい。この場合も、図8(b)に示
すように、図7(d)及び図8(a)と同様に、測定部
1a内を陽圧にする前に測定部1a内を陰圧にして空間
S内の澱んだ湿り空気を空間Sから測定部、1a内に追
い出し、その後に測定部1a内を陽圧にして空間S内を
空気口16に通して排気するようにしてもよい。
【0054】前記貫通孔16,或いはスリット16は、
直径1mm以下程度の穴や幅1mm以下程度のスリット
などを複数ケ所設けてもよい(図8参照)。これらも同
様にシミュレーション及び実験によって、その寸法、配
置、数などを決定する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ウ
エハおよびプローブカードの交換時に測定部に流入した
湿った空気を排気するために、湿った空気が澱む空間を
大気に開放し、乾燥空気を測定部に供給して測定部内の
圧力を高め、測定部の内圧と大気圧との圧力差を利用
し、湿った空気を測定部から排出し、かつ外部から測定
部への湿った空気の流入を防止したため、結露を防止で
きる。
【0056】また、本発明によれば、測定部全体だけで
なく、接続リングとプローブカードで囲まれた空間など
の局所的な空間に対応でき、しかも、測定部の密閉度を
高くする必要がなく、コンプレッサー、真空ポンプ、パ
ッキンなどの機器や部材を用いる必要がなく、低コスト
なウエハプローバ(フルオート)を構築することができ
る。
【0057】また、コンプレッサー、真空ポンプを使用
しないため、電気的ノイズ、振動などウエハ測定中に悪
影響となる因子を発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るウエハプローバを示す
構成図である。
【図2】本発明の実施形態における乾燥空気の吹出し状
態を示す図である。
【図3】本発明の実施形態における測定部を示す断面図
である。
【図4】本発明の実施形態に用いたプローブカードの取
付構造を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態に用いた吹出し管の構造を示
す図である。
【図6】本発明の実施形態に用いた吹出し管の構造を示
す図である。
【図7】本発明の実施形態における空気口の構造を示す
図である。
【図8】本発明の実施形態における空気口の構造を示す
図である。
【図9】一般的なプローバの構造を示す断面図である。
【図10】従来例に係るウエハプローバを示す断面図で
ある。
【図11】従来例に係るウエハプローバを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1a 測定部 2 ウエハカセット 3 プローブカード 5 接続リング 6a プローブカードホルダ 6b プローブカードホルダクランパ 7 ヘッドプレート 8 コンタクトボード 9 スペーサ 10 プレート 16 空気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定部内にプローブカードが一部を構成
    してなる凹形状の空間を有するウェハプローバーにおい
    て、 前記凹形状の空間を構成する面のうち、プローブカード
    が構成する面とは異なる面に、大気中に開口する空気口
    を設け、前記測定部内を陽圧にする前に前記測定部内を陰圧にし
    て前記空間内の澱んだ湿り空気を前記空間から排気する
    ことを特徴とするウェハ検査方法。
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