JP3134653B2 - 中間点教示データ作成方法 - Google Patents

中間点教示データ作成方法

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JP3134653B2
JP3134653B2 JP06042630A JP4263094A JP3134653B2 JP 3134653 B2 JP3134653 B2 JP 3134653B2 JP 06042630 A JP06042630 A JP 06042630A JP 4263094 A JP4263094 A JP 4263094A JP 3134653 B2 JP3134653 B2 JP 3134653B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工業用ロボットのティー
チング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】工業用ロボットで所望の動作を行なわせ
る手法の一つに教示データを用いてティーチングする方
法がよく知られている。この場合始点PSの座標データ
等を含む教示データと、終点PEの座標データ等を含む
教示データを指定する。教示データには、位置のデータ
の他に、姿勢のデータが含まれることもある。工業用ロ
ボットないしそのコントローラには補間計算を行なう装
置が組込まれており、始点PSと終点PE間の移動軌跡
を補間して算出する。この際直線補間であれば2個の教
示データからその間を直線的に移動する軌跡を算出す
る。各軸補間方式では始点と終点の間にいくつかの教示
データを与え、各点間を滑らかに結ぶ軌跡を算出する。
これは、複数の軸を持つロボットの場合、直線的に移動
するよりも曲線的に動く方が動き易い場合があるからで
ある。このように補間計算では2以上の教示データを利
用する。
【0003】工業用ロボットの場合、例えば図1に示す
ように、点PSで一旦処理を終了し、次に点PEに移動
して新たに作業を再開するといった使い方がされる。こ
の場合に点PSと点PEの教示データが予め指定されて
おり、始点PSと終点PE間のティーチングが求められ
ることがある。始点PSと終点PE間に物体が存在しな
けれぱ始点PSと終点PE間を直線的に動かせばよい。
しかるに、図1に例示するように、干渉物Qが存在して
いることがある。この場合、干渉物Qと干渉しない移動
軌跡が算出されるように中間点教示データをティーチン
グすることが求められる。
【0004】従来始点PSと終点PE間を干渉物Qと干
渉しないで移動する軌跡が補間計算されるようにするた
めに、始点PSと終点PE間に中間点PMを想定し、そ
の中間点PMの教示データを与える方式が採用されてい
る。この場合中間点PMをどこにとるかはティーチング
オペレータの経験に委ねられており、干渉防止を重視し
て大きく迂回させる教示データが与えられ易い。この結
果ロボットの移動に時間がかかり、サイクルタイムオー
バが起り易い。従来はこのために、中間教示データの修
正を度々行なうことが必要とされている。また設備計画
に際しても、合理的な教示データを与えればサイクルタ
イム内に終了できる作業を、非合理的な教示データを想
定したためにサイクルタイム内に作業完了できないと誤
解し、そのためにロボット台数を不必要に増加させると
いった現象も生じている。
【0005】特に、教示データが位置データのみならず
姿勢データをも含む場合は、中間点PMでいかなる姿勢
をとらせればよいかを決定することは容易でなく、合理
的な教示データを決定することが難しい。すなわち、始
点から中間点を経て終点に至るまでに要する時間は、単
に位置がどこであるかだけでなく、どのような姿勢で移
動するかによっても影響されるからである。また図1の
ような単純なケースならともかく、実際には干渉物の形
状が複雑でしかも何個も存在していることがあり、こう
なってくると中間点PMの位置自体を合理的に決定する
ことが難しくなってくる。
【0006】本発明は、始点PSと終点PE間を干渉物
Qとの干渉を避けつつ最短時間で移動する移動軌跡を与
える合理的な中間点の教示データを決定する方法を提案
するものであり、これによってティーチングのトライア
ンドエラーの繰返し等を不要とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、請求項1の
発明では、2以上の教示データを補間することによって
教示点間の移動軌跡を算出する工業用ロボットのため
に、既知の始点教示データと既知の終点教示データに基
づいて、始点と終点間に存在する干渉物との干渉を避け
ることが可能でしかも始点と終点間を最短時間で移動す
る軌跡を与える中間点教示データを作成する方法であ
り、始点と終点間にあって干渉物を含む特定領域を指定
する工程と、その特定領域内を所定間隔で分割する複数
の分割点を算出する工程と、算出された分割点が干渉物
内外のいずれにあるかを判定する工程と、前記判定工程
で干渉物外にあるとされた分割点を中間点候補とする工
程と、始点から中間点候補を経て終点に移動する間に干
渉物と干渉するか否かを判定する工程と、前記干渉判定
工程で干渉がないと判定された中間点候補について、始
点から終点に至るまでの移動時間を算出する工程と、前
記移動時間算出工程で算出された時間が最短である中間
点候補を中間点と決定する工程と、決定された中間点に
基づいて、中間点教示データを決定する工程とを実行す
る。
【0008】また請求項2の発明では、教示点の座標デ
ータとアプローチベクトルで1つの教示データが構成さ
れ、2以上の教示データを補間することによって教示点
間の移動軌跡と姿勢を算出する工業用ロボットのため
に、既知の始点教示データと既知の終点教示データに基
づいて、始点と終点間に存在する干渉物との干渉を避け
ることが可能でしかも始点と終点間を最短時間で移動す
る軌跡と姿勢を与える中間点教示データを作成する方法
であり、始点と終点間にあって干渉物を含む特定領域を
指定する工程と、その特定領域内を所定間隔で分割する
複数の分割点を算出する工程と、算出された分割点が干
渉物内外のいずれにあるかを判定する工程と、前記判定
工程で干渉物外にあるとされた分割点を中間点候補とす
る工程と、その中間点候補におけるアプローチベクトル
候補を算出する工程と、始点でのアプローチベクトルか
ら中間点候補でのアプローチベクトル候補を経て終点で
のアプローチベクトルに姿勢を代えながら始点から中間
点候補を経て終点に移動するときに、干渉物と干渉する
か否かを判定する工程と、前記干渉判定工程で干渉がな
いと判定された中間点候補とアプローチベクトル候補に
ついて始点から終点に至るまでの移動時間を算出する工
程と、前記移動時間算出工程で算出された時間が最短で
ある中間点候補を中間点とし、アプローチベクトル候補
をアプローチベクトルと決定する工程と、決定された中
間点とアプローチベクトルに基づいて中間点教示データ
を決定する工程とを実行する。
【0009】さらに請求項3の発明では、教示点の座標
データとアプローチベクトルで1つの教示データが構成
され、2以上の教示データを補間することによって教示
点間の移動軌跡と姿勢を算出する工業用ロボットのため
に、既知の始点教示データと既知の終点教示データに基
づいて、始点と終点間に存在する干渉物との干渉を避け
ることが可能でしかも始点と終点間を最短時間で移動す
る軌跡と姿勢を与える中間点教示データを作成する方法
であり、始点を原点とし終点をx軸上に含むx−y−z
直交座標系を決定する工程と、始点と終点間にあって干
渉物を含む特定領域を指定する工程と、その特定領域内
を所定間隔で分割する複数の分割点を算出する工程と、
算出された分割点が干渉物内外のいずれにあるかを判定
する工程と、前記判定工程で干渉物外にあるとされた分
割点を順々に変えるとともに、アプローチベクトルを
x,y,zの各軸のまわりに回転させながら、 a 始点教示データと、分割点とその分割点における回
転されたアプローチベクトルと、終点教示データを補間
して移動軌跡と姿勢を算出し、 b 算出された移動軌跡と姿勢が干渉物と干渉するか否
かを判定し、 c 干渉がないとされた分割点と回転されたアプローチ
ベクトルについて、始点から終点に至るまでの移動時間
を算出して記憶する工程 を繰返す工程と、前記cの工程で記憶された移動時間か
ら、最短移動時間に対応する分割点と回転されたアプロ
ーチベクトルを決定する工程と、決定された中間点とア
プローチベクトルに基づいて中間点教示データを決定す
る工程とを実行する。
【0010】
【作用】第1の方法によると、干渉物の内外に多数の分
割点が想定され、このうち干渉物外にある分割点が抽出
される。そして抽出された分割点の一つ一つについて、
その分割点を中間点としたときの移動軌跡が算出され、
その移動軌跡に基づいて干渉物との干渉の有無が判定さ
れる。ここで干渉を生じない分割点が中間点としてよい
点であり、この中間点としてよい分割点の一つ一つにつ
いて移動時間が算出される。そしてこのようにして算出
される移動時間が最短となる分割点が検索され、これが
中間点として決定される。
【0011】第2の方法は、教示データが座標データと
姿勢に関するデータを含んでいる場合に適用される。こ
こで姿勢に関するデータは、ハンドの向きを示すアプロ
ーチベクトルで定められる。この場合も干渉物の内外に
多数の分割点が想定され、これから干渉物外にある分割
点が抽出される。そして抽出された分割点(中間点候
補)の一つ一つについて、アプローチベクトルの候補が
算出される。ここでアプローチベクトルの候補は直交座
標系の各軸のまわりに回転させたものであり、ハンドが
取り得る全方向がアプローチベクトルの候補とされる。
そして全てのアプローチベクトルと全ての中間点候補に
ついて、それを中間点教示データとしたときの移動軌跡
と姿勢が算出され、その移動軌跡と姿勢に基づいて干渉
物との干渉の有無が判定される。ここで干渉を生じない
中間点候補とアプローチベクトルが採用してもよいもの
であり、この採用可能な中間点候補とアプローチベクト
ルの一つ一つについて移動時間が算出される。そして算
出された移動時間のなかから最短移動時間となる中間点
候補とアプローチベクトル候補が検索され、これが中間
点とアプローチベクトルとして決定される。
【0012】第3の方法では、始点が原点であり、終点
がx軸上にあるx−y−z直交座標系が採用されること
から、ロボットシュミレータで扱うデータが理解し易い
ものとなり、かつ演算も簡略化される。この場合も干渉
物の周囲に多数の中間点候補とアプローチベクトル候補
が置かれ、その一つ一つについて干渉の有無が判定さ
れ、干渉を生じないもののなかから最短移動時間となる
中間点候補とアプローチベクトルが検索され、これが中
間点とアプローチベクトルとされる。以上の方法で決定
された中間点やアプローチベクトルが教示されると、ロ
ボットは始点から終点まで干渉を避けつつ最短時間で移
動することになる。
【0013】
【実施例】次に本発明を、ハンド先端に溶接トーチを有
する溶接ロボットに適用した実施例について説明する。
またこの実施例は、ロボットシュミレータを用いて教示
データを決定する際に本発明を用いている。図1中、X
−Y−Z軸はロボットの座標系を示しており、始点PS
のX−Y−Z座標系での位置座標(SX,SY,SZ)
及び終点PEの位置座標(EX,EY,EZ)は既知で
あり、これらのデータがロボットシュミレータに入力さ
れる(図2のステップS1,S2)。
【0014】次にX−Y−Z座標系で、基準面作成用補
助点POのX−Y−Z座標系での位置座標(OX,O
Y,OZ)を入力する(ステップS3)。補助点POは
任意の点とすることができるが、干渉物Qの位置原点に
定めると、干渉物Qの形状データの算出が容易となる。
【0015】次に始点PSを原点とし、軸上に終点PE
を含む軸をx軸として決定する(ステップS4)。この
x軸はロボットシュミレータにおけるx軸となる。次に
x軸と補助点POを含む面、換言すると、始点PSと終
点PEと補助点POを含む平面を基準面とし(ステップ
S5)、その基準面の原点PSにおける法線ベクトルn
1,n2を確定する(ステップS6)。始点PS、終点
PE、補助点PO、x軸、法線ベクトルn1,n2等は
ロボットシュミレータの表示装置に図1のように図示さ
れる。そしてオペレータが2つの法線ベクトルn1,n
2のうちのいずれか一方をz軸とする(ステップS
8)。x,z軸の確定後、それらに直交する軸がy軸と
される(ステップS9)。y軸は基準面内にあることに
なり、補助点POはxy平面内に存在する。
【0016】次に始点教示データを入力する(ステップ
S10)。教示データは教示点のx座標、y座標,z座
標とアプローチベクトルのx成分、y成分、z成分の計
6個で構成される。アプローチベクトルは、溶接トーチ
の方向を示すものであり、図1ではPSTとして示され
ている。始点PSはx−y−z座標系の原点であるた
め、座標は0,0,0となる。またアプローチベクトル
PSTの各成分はsx,sy,szと図示されている。
同様に終点教示データを入力する(ステップS11)。
終点PEはx軸上にあるため、y座標とz座標はゼロと
なる。そこで(xe,0,0,ex,ey,ez)が入
力される。ここでxeは始点PSと終点PEの距離であ
り、ex,ey,ezは終点PEにおけるアプローチベ
クトルPETの各成分である。
【0017】次に、始点PSと終点PE間にあって、干
渉物Qを含む領域Aを特定領域とする。このために、x
軸方向について0〜xe、すなわち始点PSと終点PE
間を指定する。この処理はロボットシュミレータ内で自
動的に実施されるため図2の処理図では表われない。プ
ラスy軸方向にはm1、マイナスy軸方向にm2(ステ
ップS13)、プラスz方向にはm3、マイナスz軸方
向にm4(ステップS15)を指定する。この際、m1
〜m4は干渉物Qを含むように指定される。
【0018】次にその特定領域A内を所定間隔で分割し
て複数の分割点PMi,j,kを算出する工程を実行す
る。このために、x方向ピッチ(lx)、y方向ピッチ
(ly)、z方向ピッチ(lz)を入力する(ステップ
S12,S14,S16)。この結果特定領域A中に格
子状に分割点PMi,j,kが形成される。図1にはそ
の一部が示されている。ここでiはx軸方向の分割点の
順、jはy軸方向の分割点の順、kはz軸方向の分割点
の順を示しており、i=1〜[xe/lx]、j=1〜
[(m1+m2)/ly]、k=1〜[(m3+m4)
/lz]となる。ここで[ ]は未満の整数を示して
いる。次にx−y−z座標系によって干渉物Qの形状デ
ータを入力する(ステップS17)。補助点POを干渉
物Qの基準点にとっておくと、干渉物Qの形状データが
容易に入力できる。
【0019】以上の処理の終了後、サーチサブルーチン
S18が実行される。サーチサブルーチンの詳細は図3
に示されている。図3中のステップS19はi,j,k
(分割点の順序)を1づつずらす処理と、アプローチベ
クトルのx軸となす角θx,y軸となす角θy、及びz
軸となす角θzを−180゜〜180゜の範囲で10度
づつずらす処理を実行する。具体的には図4のシフト処
理を手配する。
【0020】ステップS20は、ステップS19で指定
された1つの分割点と1つのアプローチベクトルを中間
点候補とアプローチベクトル候補とし、それに基づいて
中間点教示データを算出する。ステップS21は、中間
点候補(x,y,z)が干渉物Q内に属するか外部に属
するかを判定する工程であり、内部であれば、この点を
中間点とする可能性はないために以後の処理を実行しな
いでステップS19に復帰する。
【0021】ステップS21で干渉物の外部にあると判
定されると、始点(0,0,0)でアプローチベクトル
(sx,sy,sz)に向いているトーチを、中間点
(x,y,z)でアプローチベクトル(mx,my,m
z)を向かせ、終点(xe,0,0)でアプローチベク
トル(ex,ey,ez)に向かせる移動軌跡と姿勢を
求め、その軌跡と姿勢変化を実行したときに干渉物Qと
干渉するか否かを判定する。このとき、直線補間形式の
ロボットであれば直線補間し、各軸補間方式のロボット
であれば各軸補間する。
【0022】ステップS22でYESなら、中間点とし
て採用できないために以後の処理を実行せず、ステップ
S19に復帰する。一方干渉しなければ、中間点として
採用できる可能性があるので、中間点教示データとその
データに従ったときの移動時間を対にして記憶する(ス
テップS23)。以上の処理後ステップS24を経てス
テップS19に復帰する。
【0023】ステップS19は、図4に示すように、ア
プローチベクトルを10゜ずつ回転させるとともに、分
割点を順々にシフトしてゆく処理を実行するものであ
り、これによって全ての分割点で全ての姿勢についてス
テップS20以後の処理が実行されるようにしている。
なお図1でPMTxはアプローチベクトルPMTをx軸
回りに回転させる様子を示し、PMTyはy軸回りに回
転させる様子を示し、PMTzはy軸回りに回転させる
ことを例示している。
【0024】全ての分割点での処理が終了すると、ステ
ップS24がYESとなる。このときには干渉を起すこ
となく始点PSから終点PEに動く軌跡と姿勢を与える
中間点教示データとそのときの移動時間が全部求められ
ている。そしてステップS25は移動時間の短い方から
中間点教示データと移動時間を表示するものであり、こ
れによってオペレータは合理的な中間点教示データを得
ることができる。
【0025】なお以上の処理は、溶接トーチの角度が可
変のロボットについて説明したが、角度が不変のロボッ
トであれば教示データにアプローチベクトルが不要とな
る。この場合、各分割点ごとに干渉の有無等を判定して
ゆけばよく、アプローチベクトルを変えながら可能性を
判定して動く処理が不要となる。なお始点から中間点を
経て終点に至るまでの移動軌跡と姿勢を補間して求める
技術は公知であり、またこのとき干渉物と干渉するか否
かを判定する技術も公知である。
【0026】
【発明の効果】本発明によると、干渉物のまわりに中間
点が仮定され、その中間点を用いたときに干渉を起すか
否かが判定され、そして干渉を起さない場合には移動に
要する時間が求められる。この処理が全ての中間点につ
いて実行されるために、最も合理的な中間点が決定され
ることになる。
【0027】また教示データにアプローチベクトルが含
まれる場合には、あり得るアプローチベクトルの全部に
ついて可能性の検討が行なわれ、そして可能なもののな
かから最短移動時間をもたらすアプローチベクトルが抽
出される。この結果、どこをどの姿勢で通せばよいかが
客観的に決定されることになり、ティーチングのトライ
アンドエラーが不要となる。また最短移動時間でロボッ
トが移動するので、ロボット台数の不必要な増加を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体を説明する図
【図2】実施例の処理手順図
【図3】実施例の処理手順図で、図2の続きを示す図
【図4】サーチのためのシフトの様子を示す図
【符号の説明】
S13,S15 特定領域指定工程 S12,S14,S16 分割ピッチ入力工程 S21 干渉物内外判定工程 S22 干渉有無判定工程 S25 最短移動時間サーチ工程
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 B25J 3/00 - 3/10 B25J 9/10 - 9/22 B25J 13/00 - 13/08 B25J 19/02 - 19/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上の教示データを補間することによ
    って教示点間の移動軌跡を算出する工業用ロボットのた
    めに、既知の始点教示データと既知の終点教示データに
    基づいて、始点と終点間に存在する干渉物との干渉を避
    けることが可能でしかも始点と終点間を最短時間で移動
    する軌跡を与える中間点教示データを作成する方法であ
    り、 始点と終点間にあって干渉物を含む特定領域を指定する
    工程と、 その特定領域内を所定間隔で分割する複数の分割点を算
    出する工程と、 算出された分割点が干渉物内外のいずれにあるかを判定
    する工程と、 前記判定工程で干渉物外にあるとされた分割点を中間点
    候補とする工程と、 始点から中間点候補を経て終点に移動する間に干渉物と
    干渉するか否かを判定する工程と、 前記干渉判定工程で干渉がないと判定された中間点候補
    について、始点から終点に至るまでの移動時間を算出す
    る工程と、 前記移動時間算出工程で算出された時間が最短である中
    間点候補を中間点と決定する工程と、 決定された中間点に基づいて、中間点教示データを決定
    する工程とを有する中間点教示データ作成方法。
  2. 【請求項2】 教示点の座標データとアプローチベクト
    ルで1つの教示データが構成され、2以上の教示データ
    を補間することによって教示点間の移動軌跡と姿勢を算
    出する工業用ロボットのために、既知の始点教示データ
    と既知の終点教示データに基づいて、始点と終点間に存
    在する干渉物との干渉を避けることが可能でしかも始点
    と終点間を最短時間で移動する軌跡と姿勢を与える中間
    点教示データを作成する方法であり、 始点と終点間にあって干渉物を含む特定領域を指定する
    工程と、 その特定領域内を所定間隔で分割する複数の分割点を算
    出する工程と、 算出された分割点が干渉物内外のいずれにあるかを判定
    する工程と、 前記判定工程で干渉物外にあるとされた分割点を中間点
    候補とする工程と、 その中間点候補におけるアプローチベクトル候補を算出
    する工程と、 始点でのアプローチベクトルから中間点候補でのアプロ
    ーチベクトル候補を経て終点でのアプローチベクトルに
    姿勢を代えながら、始点から中間点候補を経て終点に移
    動するときに、干渉物と干渉するか否かを判定する工程
    と、 前記干渉判定工程で干渉がないと判定された中間点候補
    とアプローチベクトル候補について、始点から終点に至
    るまでの移動時間を算出する工程と、 前記移動時間算出工程で算出された時間が最短である中
    間点候補を中間点とし、アプローチベクトル候補をアプ
    ローチベクトルと決定する工程と、 決定された中間点とアプローチベクトルに基づいて、中
    間点教示データを決定する工程とを有する中間点教示デ
    ータ作成方法。
  3. 【請求項3】 教示点の座標データとアプローチベクト
    ルで1つの教示データが構成され、2以上の教示データ
    を補間することによって教示点間の移動軌跡と姿勢を算
    出する工業用ロボットのために、既知の始点教示データ
    と既知の終点教示データに基づいて、始点と終点間に存
    在する干渉物との干渉を避けることが可能でしかも始点
    と終点間を最短時間で移動する軌跡と姿勢を与える中間
    点教示データを作成する方法であり、 始点を原点とし、終点をx軸上に含むx−y−z直交座
    標系を決定する工程と、 始点と終点間にあって干渉物を含む特定領域を指定する
    工程と、 その特定領域内を所定間隔で分割する複数の分割点を算
    出する工程と、 算出された分割点が干渉物内外のいずれにあるかを判定
    する工程と、 前記判定工程で干渉物外にあるとされた分割点を順々に
    変えるとともに、アプローチベクトルをx,y,zの各
    軸のまわりに回転させながら、 a 始点教示データと、分割点とその分割点における回
    転されたアプローチベクトルと、終点教示データを補間
    して移動軌跡と姿勢を算出し、 b 算出された移動軌跡と姿勢が干渉物と干渉するか否
    かを判定し、 c 干渉がないとされた分割点と回転されたアプローチ
    ベクトルについて、始点から終点に至るまでの移動時間
    を算出して記憶する工程 を繰返す工程と、 前記cの工程で記憶された移動時間から、最短移動時間
    に対応する分割点と回転されたアプローチベクトルを決
    定する工程と、 決定された中間点とアプローチベクトルに基づいて、中
    間点教示データを決定する工程とを有する中間点教示デ
    ータ作成方法。
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