JP3134469U - 木材チップ用異物分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 確実かつ短時間に、廃材から木材チップを取り出すことのできる装置を提供する。
【解決手段】 支持台70の上に設けられ、揺動機構20によって揺動する揺動基枠10と、揺動基枠10に、下流側に向けて下降傾斜する姿勢で固定され、上流側の上面を、左右方向に傾斜する傾斜ガイド33で仕切り、傾斜ガイド33より上流側に吹出口散設板32を設け、下流側を篩本体31とした篩板30と、篩板30の下位に、篩板30と平行に設けた傾斜樋40と、吹出口散設板32の直下から、吹出口散設板32の孔部32aを通して上方に空気を送る第一送風機構50と、吹出口散設板32の上面で、傾斜ガイド33の下流寄り端部Dから上流寄り端部Uに向けて空気を送る第二送風機構60と、で構成する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、廃材から異物を分離して木材チップ(バーク(樹皮)を含む)を取り出すための木材チップ用異物分離装置に関するものである。
木材のリサイクルが求められている昨今、廃材から異物を分離して木材チップを取り出す装置の重要性が増している。これまで、廃材から異物を分離して木材チップを取り出す装置として、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特開2006−051666号公報
この装置は、傾斜させて配置した篩の上に堰を設け、その堰で滞留した廃材の中から比重差によって上層に位置し、堰を乗り越えた木材チップを取り出すものである。
しかし、この従来の装置は、堰を乗り越えた木材チップを取り出すものであるため、例えば、廃材中に多くの異物が含まれていると、その異物が堰を乗り越えてしまうので、木材チップのみを確実に選別することが困難である。また、木材チップが堰を乗り越えるのを待つ必要があるので、取り出しに多くの時間を要する。
本考案はこうした問題に鑑み創案されたもので、確実かつ短時間に、廃材から木材チップを取り出すことのできる装置を提供することを課題とする。
図1乃至図7を参照して説明する。請求項1に記載の木材チップ用異物分離装置1は、廃材Sから木材チップCを取り出すための装置であって、支持台70の上に設けられ、揺動機構20によって揺動する揺動基枠10と、前記揺動基枠10に、下流側に向けて下降傾斜する姿勢で固定され、上流側の上面を、左右方向に傾斜する傾斜ガイド33で仕切り、当該傾斜ガイド33より上流側に吹出口散設板32を設け、下流側を篩本体31とした篩板30と、前記篩板30の下位に、当該篩板30と平行に設けた傾斜樋40と、前記吹出口散設板32の直下から、当該吹出口散設板32の孔部32aを通して上方に空気Aを送る第一送風機構50と、前記吹出口散設板32の上面で、前記傾斜ガイド33の下流寄り端部Dから上流寄り端部Uに向けて空気Aを送る第二送風機構60と、を備えてなるものである。
請求項2に記載の木材チップ用異物分離装置1は、請求項1に記載の考案に加えて、揺動機構20を、支持台70の中心部から立設され、モーター22によって回転する回転主軸23から水平方向に腕片24を横設し、当該腕片24から偏心ピン25を立設したクランク部材21と、前記支持台70の少なくとも四方端部に設けた複数の受皿26と、前記受皿26に上載した球体27と、揺動基枠10の下端部中心部分に設けられ、前記偏心ピン25を嵌装する受孔部材28と、前記揺動基枠10の少なくとも四方端部に設けられ、前記球体27に上から嵌合する半球殻状の半球殻体29と、で構成してなるものである。
請求項3に記載の木材チップ用異物分離装置1は、請求項2に記載の考案に加えて、篩板30と傾斜樋40との間に、前記篩板30より細かい目を有する二次篩板80を設けてなるものである。
請求項4に記載の木材チップ用異物分離装置1は、廃材Sから木材チップCを取り出すための装置であって、支持台70の上に設けられ、揺動機構20によって揺動する揺動基枠10と、前記揺動基枠10に、下流側に向けて下降傾斜する姿勢で固定され、上流側の上面を、左右方向に傾斜する傾斜ガイド33で仕切り、当該傾斜ガイド33より上流側に吹出口散設板32を設け、下流側を篩本体31とした篩板30と、前記篩板30の下位に、当該篩板30と平行に設けた傾斜樋40と、前記吹出口散設板32の直下から、当該吹出口散設板32の孔部32aを通して上方に空気Aを送る第一送風機構50と、前記吹出口散設板32の上面で、前記傾斜ガイド33の下流寄り端部Dから上流寄り端部Uに向けて空気Aを送る第二送風機構60と、を備えるものである。
また、前記揺動機構20を、前記支持台70の中心部から立設され、モーター22によって回転する回転主軸23から水平方向に腕片24を横設し、当該腕片24から偏心ピン25を立設したクランク部材21と、前記支持台70の少なくとも四方端部に設けた複数の受皿26と、前記受皿26に上載した球体27と、前記揺動基枠10の下端部中心部分に設けられ、前記偏心ピン25を嵌装する受孔部材28と、前記揺動基枠10の少なくとも四方端部に設けられ、前記球体27に上から嵌合する半球殻状の半球殻体29と、で構成している。
また、前記篩板30と傾斜樋40との間に、前記篩板30より細かい目を有する二次篩板80を設け、前記第一送風機構50および第二送風機構60は、前記篩板30の揺動に対応するためのフレキシブルホース51を備えるものとし、前記吹出口散設板32の、前記傾斜ガイド33の下流寄り端部Dに異物排出口34を設けている。
請求項1に記載の木材チップ用異物分離装置1は、篩板30を揺動機構20によって揺動させながら、第一送風機構50によって、吹出口散設板32の直下から、その孔部32aを通して上方に空気Aを送るので、吹出口散設板32の上に位置する廃材Sのうち、比重の軽い木材チップCのみを上方に飛ばし、傾斜ガイド33を超えて、下流側の篩本体31に送ることができる。この際、篩板30に設けられた吹出口散設板32は前方に傾斜しているので、その孔部32aを通過する空気Aは前方斜め上方に流れる。従って、吹出口散設板32上の木材チップCは、前方斜め上方に送られ、篩本体31の上面に落下する。
ここで、吹出口散設板32の上面においては、第二送風機構60によって、傾斜ガイド33の下流寄り端部Dから上流寄り端部Uに向けて空気Aを送るので、揺動作用によって傾斜ガイド33の下流寄り端部Dに集まってくる廃材Sを、上流寄りに押し戻し、吹出口散設板32の上に散在させることができる。これによって、より効果的に木材チップCを前方斜め上方に飛ばし、篩本体31に送ることができる。
また、篩本体31の上面に落下した木材チップCは、篩本体31の目より大きいものがそこに残存して流下し、集められる。また、篩本体31の目より小さいものは、そこから落下し、傾斜樋40に達した後、搬出される。また、吹出口散設板32の上に残存した異物Fは、揺動作用によって傾斜ガイド33の下流寄り端部Dに移動し、そこから排出される。このようにして、廃材Sから木材チップCのみを確実に、かつ短時間に取り出すことができる。
請求項2に記載の木材チップ用異物分離装置1は、請求項1に記載の考案と同様の効果を発揮する。また、揺動機構20を、クランク部材21を回転させて、それを受孔部材28で受けて揺動基枠10を揺動させるようにし、また、揺動基枠10を、それに設けた半球殻体29および球体27を介して受皿26で受ける構成としたので、当該揺動基枠10を安定姿勢で揺動させることができる。これによって、篩板30を安定して揺動させることができる。
請求項3に記載の木材チップ用異物分離装置1は、請求項1および2に記載の考案と同様の効果を発揮する。また、篩板30と傾斜樋40との間に、篩板30より細かい目を有する二次篩板80を設けたので、木材チップCをその大きさによって選別することができる。従って、必要とする大きさの木材チップCを確保することができる。
請求項4に記載の木材チップ用異物分離装置1は、請求項1、2および3に記載の考案と同様の効果を発揮する。また、第一送風機構50および第二送風機構60は、篩板30の揺動に対応するためのフレキシブルホース51を備えるものとしているので、篩板30の揺動をフレキシブルホース51が吸収する。従って、篩板30の揺動を阻害しない。また、第一送風機構50および第二送風機構60は、篩板30の揺動に影響を受けず、円滑に作動する。
また、吹出口散設板32の、傾斜ガイド33の下流寄り端部Dに異物排出口34を設けているので、吹出口散設板32に残存した異物Fを、その自重によって自動的に排出することができる。
本考案に係る木材チップ用異物分離装置1の実施形態を、図1乃至図7に示す。これは、建築現場等から産出した廃材Sから、リサイクル用の木材チップCを取り出すための装置であり、揺動基枠10、篩板30、傾斜樋40、第一送風機構50、第二送風機構60および第二送風機構60を備える。
揺動基枠10は、基台90に固定された支持台70の上に設けられ、揺動機構20によって揺動する。篩板30は、揺動基枠10に、下流側に向けて下降傾斜する姿勢で固定され、上流側の上面を、左右方向に傾斜する傾斜ガイド33で仕切り、その傾斜ガイド33より上流側に多数の孔部32aを有する吹出口散設板(パンチングメタル)32を設け、下流側を無数の目を有する篩本体31としている。
傾斜樋40は、篩板30の下位に、当該篩板30と平行に配置している。第一送風機構50は、吹出口散設板32の直下から、吹出口散設板32の孔部32aを通して上方に空気Aを送るもので、送風機52、フレキシブルホース51、第一供給管53、および第一送風管54を備える。第二送風機構60は、吹出口散設板32の上面で、傾斜ガイド33の下流寄り端部Dから上流寄り端部Uに向けて空気Aを送るもので、送風機52、フレキシブルホース51、第二供給管61、および第二送風管62を備える。なお、送風機52とフレキシブルホース51は、第一送風機構50と第二送風機構60とで共有している。フレキシブルホース51には、柔軟性を高めるために蛇腹部51aを形成している。
なお、本実施形態では、揺動機構20を、図6および図7に示すように、クランク部材21、受孔部材28、受皿26、球体27、および半球殻体29で構成している。クランク部材21は、支持台70の中心部から立設され、モーター22によって回転する回転主軸23から水平方向に腕片24を横設し、その腕片24から偏心ピン25を立設したものである。受孔部材28は、揺動基枠(10)の下端部中心部分に設けられ、偏心ピン25を嵌装する。
受皿26は断面が円弧面を有する皿状であり、支持台70の上端部の四方端部に設けている。球体27は球状であり、受皿26に上載している。半球殻体29は半球殻状であり、揺動基枠10の上端部の四方端部に設けられ、球体27に上から嵌合するものである。
さらに、本実施形態では、篩板30と傾斜樋40との間に、篩板30より細かい目を有する二次篩板80を設けている。また、吹出口散設板32の一方端部側(傾斜ガイド33の下流寄り端部D)には、異物Fを排出するための異物排出口34を設けている。また、吹出口散設板32より上流側部分を、廃材Sを投入する廃材投入部35としている。
本実施形態に係る木材チップ用異物分離装置1は、次のように作動する。まず、揺動機構20を駆動し、篩板30を水平および上下方向に揺動させた状態で、廃材Sを、廃材投入部35に投入する。投入された廃材Sは、篩板30の傾斜に沿って前進して吹出口散設板32に達し、第一送風機構50によって下から空気を受ける。そして、廃材Sに含まれ、比重の軽い木材チップCのみがその空気によって舞い上がり、傾斜ガイド33を超えて篩本体31に達する。
この空気は、吹出口散設板32(篩板30)が前方に下降傾斜しているため、その孔部32aを通過することによって前方斜め上方に流れる。従って、木材チップCは前方斜め上方に送られ、篩本体31の上に落下する。一方、吹出口散設板32に残存した異物Fは、異物排出口34を通過して排出される。
なお、孔部32aを、例えば、前方斜め上方向に傾斜させて形成することによって、空気の流れをさらに前方斜め上方向に向けることができる。また、孔部32aに代えて、筒状の導通管を設け、その導通管の向きを前方斜め上方に向けることによって同様の効果を得ることができる。
なお、廃材Sは、篩板30が前方に下降傾斜し、かつ、揺動するので、吹出口散設板32の一方端部(傾斜ガイド33の下流寄り端部D)に集まるが、それを第二送風機構60が押し戻すので、吹出口散設板32の上に散在する。従って、木材チップCを、第一送風機構50の空気によって、確実に、かつ短時間で篩本体31に送ることができる。
篩本体31に送られた木材チップCは、篩本体31の目より小さいものがそこから二次篩板80に落下し、それより大きいものが、そのまま下流側に移動し、搬出される。また、二次篩板80に落下した木材チップCのうち、二次篩板80の目より小さいものがそこから落下して傾斜樋40に送られ搬出され、それより大きいものが二次篩板80を下流側に移動して、そこから搬出される。従って、木材チップCを、大きさ毎に選別することができる。
なお、本実施形態では、揺動機構20を、クランク部材21を回転させて、それを受孔部材28で受けて揺動基枠10を揺動させるようにし、また、揺動基枠10を、それに設けた半球殻体29および球体27を介して受皿26で受ける構成としているので、揺動基枠10を安定して揺動させることができる。また、これに伴い、篩板30を安定して揺動させることができるので、廃材Sから異物Fを確実に分離し、木材チップCを容易に取り出すことができる。
なお、本実施形態における木材チップ用異物分離装置1は、第一送風機構50および第二送風機構60のそれぞれに共通するフレキシブルホース51を備えているので、篩板30が揺動して、第一供給管53、第一送風管54、第二供給管61、および第二送風管62が共に揺動しても、その揺動をフレキシブルホース51が吸収する。従って、篩板30の揺動を阻害しない。また、第一送風機構50および第二送風機構60は、篩板30の揺動に影響を受けず駆動する。
また、本実施形態の異物分離装置1においては、傾斜ガイド33、第一送風機構50および第二送風機構60を、篩板30のみに設けているが、本考案はこれに限定されるものではなく、二次篩板80にも同様に設けることができる。
なお、本実施形態に係る異物分離装置1には、図8のフローチャートに示すように、定量供給装置から、鉄を磁選機に送る振動コンベアを経由した異物と、集塵装置からの異物が投入されるものである。
本考案に係る木材チップ用異物分離装置の実施形態を示す側面図である。 図1に示す装置の平面図である。 図1に示す装置の右正面図である。 図2のX−X線端面図である。 図1に示す装置の送風機構の働きを示す部分斜視図である。 図1に示す装置の揺動機構を示す一部断面拡大側面図である(クランク部材部分を示す)。 図1に示す装置の揺動機構を示す一部断面拡大側面図である(受皿部分を示す)。 本発明に係る木材チップ用異物分離装置を含めた廃材の処理フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 異物分離装置
10 揺動基枠
20 揺動機構
21 クランク部材
22 モーター
23 回転主軸
24 腕片
25 偏心ピン
26 受皿
27 球体
28 受孔部材
29 半球殻体
30 篩板
31 篩本体
32 吹出口散設板
32a 孔部
33 傾斜ガイド
34 異物排出口
35 廃材投入部
40 傾斜樋
50 第一送風機構
51 フレキシブルホース
51a 蛇腹部
52 送風機
53 第一供給管
54 第一送風管
60 第二送風機構
61 第二供給管
62 第二送風管
70 支持台
80 二次篩板
90 基台
A 空気
C 木材チップ
D 下流寄り端部
F 異物
S 廃材
U 上流寄り端部

Claims (4)

  1. 廃材Sから木材チップCを取り出すための装置であって、支持台の上に設けられ,揺動機構によって揺動する揺動基枠と、前記揺動基枠に,下流側に向けて下降傾斜する姿勢で固定され,上流側の上面を,左右方向に傾斜する傾斜ガイドで仕切り,該傾斜ガイドより上流側に吹出口散設板を設け,下流側を篩本体とした篩板と、前記篩板の下位に,該篩板と平行に設けた傾斜樋と、前記吹出口散設板の直下から,該吹出口散設板の孔部を通して上方に空気を送る第一送風機構と、前記吹出口散設板の上面で,前記傾斜ガイドの下流寄り端部から上流寄り端部に向けて空気を送る第二送風機構と,を備えてなる木材チップ用異物分離装置。
  2. 廃材Sから木材チップCを取り出すための装置であって、支持台の上に設けられ,揺動機構によって揺動する揺動基枠と、前記揺動基枠に,下流側に向けて下降傾斜する姿勢で固定され,上流側の上面を,左右方向に傾斜する傾斜ガイドで仕切り,該傾斜ガイドより上流側に吹出口散設板を設け,下流側を篩本体とした篩板と、前記篩板の下位に,該篩板と平行に設けた傾斜樋と、前記吹出口散設板の直下から,該吹出口散設板の孔部を通して上方に空気を送る第一送風機構と、前記吹出口散設板の上面で,前記傾斜ガイドの下流寄り端部から上流寄り端部に向けて空気を送る第二送風機構と,を備え、前記揺動機構を,前記支持台の中心部から立設され,モーターによって回転する回転主軸から水平方向に腕片を横設し,該腕片から偏心ピンを立設したクランク部材と、前記支持台の少なくとも四方端部に設けた複数の受皿と、受皿に上載した球体と、揺動基枠の下端部中心部分に設けられ,前記偏心ピンを嵌装する受孔部材と、前記揺動基枠の少なくとも四方端部に設けられ,前記球体に上から嵌合する半球殻状の半球殻体と,で構成してなる木材チップ用異物分離装置。
  3. 廃材Sから木材チップCを取り出すための装置であって、支持台の上に設けられ,揺動機構によって揺動する揺動基枠と、前記揺動基枠に,下流側に向けて下降傾斜する姿勢で固定され,上流側の上面を,左右方向に傾斜する傾斜ガイドで仕切り,該傾斜ガイドより上流側に吹出口散設板を設け,下流側を篩本体とした篩板と、前記篩板の下位に,該篩板と平行に設けた傾斜樋と、前記吹出口散設板の直下から,該吹出口散設板の孔部を通して上方に空気を送る第一送風機構と、前記吹出口散設板の上面で,前記傾斜ガイドの下流寄り端部から上流寄り端部に向けて空気を送る第二送風機構と,を備え、前記揺動機構を,前記支持台の中心部から立設され,モーターによって回転する回転主軸から水平方向に腕片を横設し、該腕片から偏心ピンを立設したクランク部材と、前記支持台の少なくとも四方端部に設けた複数の受皿と、受皿に上載した球体と、揺動基枠の下端部中心部分に設けられ,前記偏心ピンを嵌装する受孔部材と、前記揺動基枠の少なくとも四方端部に設けられ,前記球体に上から嵌合する半球殻状の半球殻体と,で構成し、前記篩板と傾斜樋との間に,前記篩板より細かい目を有する二次篩板を設けてなる請求項1または2に記載の木材チップ用異物分離装置。
  4. 廃材Sから木材チップCを取り出すための装置であって、支持台の上に設けられ,揺動機構によって揺動する揺動基枠と、前記揺動基枠に,下流側に向けて下降傾斜する姿勢で固定され,上流側の上面を,左右方向に傾斜する傾斜ガイドで仕切り,該傾斜ガイドより上流側に吹出口散設板を設け,下流側を篩本体とした篩板と、前記篩板の下位に,該篩板と平行に設けた傾斜樋と、前記吹出口散設板の直下から,該吹出口散設板の孔部を通して上方に空気を送る第一送風機構と、前記吹出口散設板の上面で,前記傾斜ガイドの下流寄り端部から上流寄り端部に向けて空気を送る第二送風機構と,を備え、前記揺動機構を,前記支持台の中心部から立設され,モーターによって回転する回転主軸から水平方向に腕片を横設し,該腕片から偏心ピンを立設したクランク部材と,前記支持台の少なくとも四方端部に設けた複数の受皿と,前記受皿に上載した球体と,前記揺動基枠の下端部中心部分に設けられ,前記偏心ピンを嵌装する受孔部材と,前記揺動基枠の少なくとも四方端部に設けられ,前記球体に上から嵌合する半球殻状の半球殻体と,で構成し、前記篩板と傾斜樋との間に,前記篩板より細かい目を有する二次篩板を設け、前記第一送風機構および第二送風機構は,前記篩板の揺動に対応するためのフレキシブルホースを備えるものとし、前記吹出口散設板の,前記傾斜ガイドの下流寄り端部に異物排出口を設けてなる木材チップ用異物分離装置。
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