JP3134137U - 縦型回転野菜栽培棚 - Google Patents

Abstract

【課題】野菜を栽培する際の、栽培パレットの入れ替え作業を軽減する縦回転式の栽培棚を提供する。また、日照の向きに合わせた栽培棚の向きの調整が容易にできる栽培棚を提供する。
【解決手段】突起の付いたチェーンを両側に配置し、この突起に棚を懸架することで、棚を常に水平な状態で縦方向に移動することができる。また、栽培棚を回転台に載せることで、日照の向きに合わせて３６０度自在に栽培棚の向きを変えることができる。
【選択図】図１

Description

本案は、野菜の栽培に用いられる、限られた空間を最大限に活用し、かつ作業効率を向上させる栽培棚の構造に関する。

ビニルハウスなど屋内で栽培する場合、多段の栽培棚やフレームに棚板を固定した栽培棚が用いられるが、日照が各々の野菜に均等になるよう栽培パレットを入れ替える必要があり、最上段から最下段までの高低差が作業性を悪くする。

このような、栽培棚は棚板の数を多くすると栽培棚が大きくなり、一度設置すると移動することが困難になる。

本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、栽培棚の棚板の位置を任意の高さに容易に変えることができ、栽培パレットの入れ替え作業にかかる手間を大幅に削減することができる栽培棚を提供するものである。

本考案は、さらに作業内容や日照の向きにあわせて栽培棚の向きを容易かつ自在にかえることができる、極めて作業効率を向上させる栽培棚を提供するものである。

前述の課題を解決するために、本考案の栽培棚は、立方型に成形したフレームの両側に歯車を復数個取付け、棚の大きさに準じた間隔で突起を付けたチェーンを歯車に掛ける。両側にフックが付いた棚を両側のチェーンの突起に掛け懸架する。両側の歯車を同時に回転させると、棚が常に水平な状態で正面に現われることを特徴とする構造である。

また、上記の栽培棚を縦軸回転の回転台を付けた架台に載せることで、棚を懸架したまま栽培棚の向きを３６０度自在に変えることができることを特徴とする構造である。

本考案により、花き栽培における栽培パレットの入れ替え作業が、歯車を回転させるだけで容易にできるようになる。

本考案により、花き栽培において、日照の向きに合わせた栽培棚の回転が容易にできるようになる。

図１のフレーム １ の上下に歯車 ２ を左右同時に回転するよう図２の軸 １１ の両側に取り付ける、この歯車に突起がついたチェーン ３ を突起の位置が左右水平になるように張る。このチェーン ３ の突起に図３のフック １３ で棚を懸架し、配置する。図１の減速機 ７ のハンドル ８ を廻すとチェーン ９ により歯車 ２ 及びチェーン ３ が回転し、棚 ４ が常に水平を保ったままチェーン ３ の軌道上を移動する。歯車のサイズ及び数、条件によって増減する。また、歯車の駆動は、手動のほかにモーターによる自動も可能である。

図１のフレーム １ は回転台 ５ によって自在に向きを変えることができる。

本考案は、野菜の栽培の際に限られた空間でより多くの野菜を栽培し、日照時間を均等に調整するためのパレットの入れ替え作業を画期的に軽減する、栽培棚に関するものである。

本考案の右側面図 本考案の正面図 棚の簡単な斜視図

符号の説明

１ フレーム
２ 歯車
３ 突起付きチェーン
４ 棚
５ 縦軸回転台
６ 架台フレーム
７ 減速機
８ ハンドル
９ チェーン
１０ 軸受け
１１ 軸
１２ 突起
１３ フック

Claims (2)

1. 立方型に成形したフレームの両側面に復数個の歯車を取付け、突起の付いたチェーンをかける、このチェーンの突起に両側にフックが付いた棚板を懸架することで、棚が常に水平な状態を保ったまま任意の高さに現われる構造を持つ収納棚。
2. 上記請求項１の収納棚を、縦軸回転する回転台が付いた架台に載せることで、収納棚の向きを３６０度自在に変えることができる構造を持つ収納棚。

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