JP3133822U - Discharge tube - Google Patents
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Abstract
【課題】溶接強度が高く、リード端子接続時に蓋部材の変形・破損を生じることのない放電管を実現する。
【解決手段】ケース部材12の両端開口部を、放電電極を兼ねた一対の蓋部材14,14で封止して気密外囲器16を形成すると共に、上記蓋部材14,14の放電電極部18,18間に放電間隙22を形成し、また、気密外囲器16内に放電ガスを封入して成る放電管10であって、上記蓋部材14の外面に凹部19を形成し、該凹部19を形成する底面15から立設する凸状のリード接続部21を形成すると共に、上記底面15の周縁に膨出リブ23を形成した。
【選択図】図7Disclosed is a discharge tube that has high welding strength and does not cause deformation or breakage of a lid member when a lead terminal is connected.
Both ends of the case member 12 are sealed with a pair of lid members 14 and 14 that also serve as discharge electrodes to form an airtight envelope 16, and the discharge electrode portions of the lid members 14 and 14 are also formed. 18 is a discharge tube 10 in which a discharge gap 22 is formed between 18 and 18, and discharge gas is sealed in an airtight envelope 16, and a recess 19 is formed on the outer surface of the lid member 14, and the recess A convex lead connecting portion 21 erected from the bottom surface 15 forming 19 was formed, and a bulging rib 23 was formed on the periphery of the bottom surface 15.
[Selection] Figure 7
Description
この考案は、絶縁材よりなるケース部材の両端開口部を、放電電極を兼ねた一対の蓋部材で封止して形成した気密外囲器内に放電ガスを封入して成る放電管に係り、特に、上記蓋部材の外面側にリード端子が接続される放電管に関する。 This invention relates to a discharge tube in which a discharge gas is sealed in an airtight envelope formed by sealing both end openings of a case member made of an insulating material with a pair of lid members that also serve as discharge electrodes, In particular, the present invention relates to a discharge tube in which a lead terminal is connected to the outer surface side of the lid member.
図8乃至図10に示すように、この種の放電管60は、両端が開口した絶縁材よりなる円筒状のケース部材62の両端開口部を、放電電極を兼ねた一対の蓋部材64,64で気密に封止することによって気密外囲器66を形成し、該気密外囲器66内に、所定の放電ガスを封入してなる。
As shown in FIG. 8 to FIG. 10, this type of
上記蓋部材64の内面には、気密外囲器66の中心に向けて大きく突き出た平面状の放電電極部68と、ケース部材62の端面に接する接合部70が設けられており、両蓋部材64,64の放電電極部68,68間には、所定の放電間隙72が形成されている。
また、図8及び図11に示すように、上記蓋部材64の外面には、底面65と、該底面65の周縁から立設する傾斜面67によって形成された略漏斗形状の凹部69と、上記底面65の略中央から立設する凸状のリード接続部71が設けられている。
On the inner surface of the
Further, as shown in FIGS. 8 and 11, on the outer surface of the
また、上記ケース部材62の内壁面74には、その両端が、放電電極を兼ねた上記蓋部材64,64と微小放電間隙76を隔てて配置されたトリガ放電膜78が複数形成されている。
A plurality of
上記放電電極部68の表面には、実用新案登録第3125263号等に開示されているように、有底の穴部79が多数形成されており、穴部79内面及び放電電極部68の表面に、臭化セシウム(CsBr)等の電子放出特性が良好な物質を含有した被膜80が形成されている。
尚、放電電極部68の表面の周縁に沿って、上記被膜80が形成されないマージン部81が設けられている。
As disclosed in Utility Model Registration No. 3125263, etc., a large number of bottomed
A
上記気密外囲器66内に封入する放電ガスとしては、例えば、ネオン(Ne)とアルゴン(Ar)の混合ガス中に、水素(H2)を混合して構成した放電ガスが該当する。
The discharge gas sealed in the
従来の上記放電管60にあっては、放電電極を兼ねた上記一対の蓋部材64,64間に、当該放電管60の放電開始電圧以上の電圧が印加されると、トリガ放電膜78の両端と蓋部材64,64間の微小放電間隙76に電界が集中し、これにより微小放電間隙76に電子が放出されてトリガ放電としての沿面コロナ放電が発生する。次いで、この沿面コロナ放電は、電子のプライミング効果によってグロー放電へと移行する。そして、このグロー放電が放電電極部68,68間の放電間隙72へと転移し、主放電としてのアーク放電に移行するのである。
従来の上記放電管60は、図12に示すように、蓋部材64の外面に設けられたリード接続部71に、リード端子73を溶接により接続して使用されるものである。
しかしながら、溶接時の熱衝撃や圧力により、上記蓋部材64が変形し破損することがあった。
As shown in FIG. 12, the
However, the
この考案は、従来の上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、溶接強度が高く、リード端子接続時に蓋部材の変形・破損を生じることのない放電管を実現することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object thereof is to realize a discharge tube that has high welding strength and does not cause deformation or breakage of a lid member when a lead terminal is connected. It is in.
上記目的を達成するため、本考案に係る放電管は、両端が開口した絶縁材よりなるケース部材の両端開口部を、放電電極を兼ねた 一対の蓋部材で気密に閉塞することによって気密外囲器を形成し、該気密外囲器内に放電ガスを封入すると共に、上記蓋部材の内面に放電電極部を形成して成る放電管であって、上記蓋部材の外面に凹部を形成し、該凹部を形成する底面から立設する凸状のリード接続部を形成すると共に、上記底面の周縁に膨出リブを形成したことを特徴とする。 In order to achieve the above object, a discharge tube according to the present invention has an airtight enclosure by airtightly closing both end openings of a case member made of an insulating material opened at both ends with a pair of lid members that also serve as discharge electrodes. Forming a discharge vessel, enclosing a discharge gas in the hermetic envelope, and forming a discharge electrode portion on the inner surface of the lid member, forming a recess on the outer surface of the lid member, A convex lead connecting portion standing from the bottom surface forming the concave portion is formed, and a bulging rib is formed on the periphery of the bottom surface.
本考案に係る放電管にあっては、蓋部材外面の凹部を形成する底面の周縁に膨出リブを形成したので、蓋部材の機械的強度が向上し、溶接強度も高くなる。このため、蓋部材外面のリード接続部にリード端子を溶接接続した場合でも、蓋部材の変形・破損を生じることがない。 In the discharge tube according to the present invention, since the bulging rib is formed on the peripheral edge of the bottom surface forming the recess on the outer surface of the lid member, the mechanical strength of the lid member is improved and the welding strength is also increased. For this reason, even when the lead terminal is welded to the lead connecting portion on the outer surface of the lid member, the lid member is not deformed or damaged.
本考案に係る放電管10は、図1乃至図4に示すように、両端が開口した絶縁材としてのセラミックよりなる円筒状のケース部材12の両端開口部を、放電電極を兼ねた一対の蓋部材14,14で気密に封止することによって気密外囲器16を形成してなる。
As shown in FIGS. 1 to 4, a
上記蓋部材14は、その内面に、気密外囲器16の中心に向けて大きく突き出た表面が平面状の放電電極部18と、ケース部材12の端面に接する接合部20を備えており、両蓋部材14,14の放電電極部18,18の表面間には、所定の放電間隙22が形成されている。上記放電電極部18は、断面円柱状と成されている(図2)。
また、図5及び図6に示すように、上記蓋部材14の外面には、底面15と、該底面15の周縁から立設する傾斜面17によって形成された略漏斗形状の凹部19と、上記底面15の略中央から立設する凸状のリード接続部21が設けられている。さらに、上記底面15の周縁には、リング状の膨出リブ23が形成されている。
上記蓋部材14は、無酸素銅や、無酸素銅にジルコニウム(Zr)を含有させたジルコニウム銅で構成されている。尚、ケース部材12の端面と蓋部材14の接合部20とは、銀ろう等のシール材(図示せず)を介して気密封止されている。
The
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the outer surface of the
The
また、気密外囲器16を構成する上記ケース部材12の内壁面24には、その両端が、放電電極を兼ねた上記蓋部材14,14と微小放電間隙26を隔てて配置された線状のトリガ放電膜28が複数形成されている。図1及び図2においては、トリガ放電膜28を、ケース部材12の内壁面24の円周方向に、45度間隔で8本形成した場合が例示されている。
上記トリガ放電膜28は、カーボン系材料等の導電性材料で構成されている。このトリガ放電膜28は、例えば、カーボン系材料より成る芯材を擦り付けることにより形成することができる。
Further, the
The
図3及び図4に示すように、上記放電電極部18の表面には、略半球状の穴部29が多数形成されており、各穴部29内面に、電子放出特性が良好な物質を含有した被膜30が形成されている。本実施の形態においては、略半球状の穴部29は、4×4の合計16個が、マトリクス状に配置形成されているが、これに限定されるものではない。
As shown in FIGS. 3 and 4, a large number of substantially
電子放出特性が良好な物質を含有した上記被膜30は、例えば、臭化セシウム(CsBr)が含有された被膜30で形成することができる。この被膜30は、臭化セシウムの粉末を、珪酸ナトリウム溶液と純水よりなるバインダーに添加したものを、放電電極部18表面に塗布することによって形成することができる。
この場合、臭化セシウムが0.01〜70重量%、バインダーが99.99〜30重量%の配合割合で混合される。
また、バインダー中の珪酸ナトリウム溶液と純水との配合割合は、珪酸ナトリウム溶液が0.01〜70重量%、純水が99.99〜30重量%の配合割合で混合される。
The
In this case, cesium bromide is mixed at a blending ratio of 0.01 to 70% by weight and binder is 99.99 to 30% by weight.
The blending ratio of the sodium silicate solution and pure water in the binder is such that the sodium silicate solution is 0.01 to 70% by weight and the pure water is 99.99 to 30% by weight.
上記気密外囲器16内には、所定の放電ガスが封入されている。この放電ガスとしては、例えば、ネオン(Ne)とアルゴン(Ar)の混合ガス中に、水素(H2)を混合して構成した放電ガスが該当する。
A predetermined discharge gas is sealed in the
本考案の上記放電管10にあっては、放電電極を兼ねた上記一対の蓋部材14,14間に、当該放電管10の放電開始電圧以上の電圧が印加されると、トリガ放電膜28の両端と蓋部材14,14間の微小放電間隙26に電界が集中し、これにより微小放電間隙26に電子が放出されてトリガ放電としての沿面コロナ放電が発生する。次いで、この沿面コロナ放電は、電子のプライミング効果によってグロー放電へと移行する。そして、このグロー放電が放電電極部18,18間の放電間隙22へと転移し、主放電としてのアーク放電に移行するのである。
In the
本考案の上記放電管10は、図7に示すように、蓋部材14の外面に設けられたリード接続部21に、リード端子33を溶接接続して使用されるものである。
而して、本考案の放電管10にあっては、蓋部材14外面の凹部19を形成する底面15の周縁にリング状の膨出リブ23を形成したので、蓋部材14の機械的強度が向上し、溶接強度も高くなる。このため、蓋部材14外面のリード接続部21にリード端子33を溶接接続した場合でも、蓋部材14の変形・破損を生じることがない。
As shown in FIG. 7, the
Thus, in the
また、本考案の放電管10は、上記膨出リブ23を形成したことにより、蓋部材14の機械的強度・溶接強度が向上する結果、従来の放電管60より、凹部19の深さを深くすることができる。例えば、従来の放電管60の凹部69の深さが0.5mmの場合に、本考案の放電管10であれば、凹部19の深さを0.95mmとしても、従来の放電管60と同等以上の強度を発揮することができる。
尚、放電電極部18の表面に形成した穴部29の加工状態が不良の場合、規定電圧より低い電圧で放電してしまう早期点弧を生じ易くなるが、蓋部材14の凹部19の深さを深くすることにより、早期点弧の発生を抑制できる効果がある。
Further, in the
In addition, when the processing state of the
尚、本考案の上記放電管10にあっては、放電電極部18の表面に多数の穴部29を形成し、穴部29内面に、電子放出特性が良好な物質を含有した被膜30を形成したことにより、被膜30と放電電極部18との密着力が向上し、放電時の衝撃による被膜30のスパッタを抑制することができ、その結果、放電開始電圧の変動を生じることのない長寿命な放電管を実現するができる。
In the
また、本考案の放電管10においては、放電電極部18の表面に形成した穴部29を「略半球状」と成したことにより、被膜30の状態が安定化し、放電特性のバラツキを低減することができる。
すなわち、本考案の放電管10の如く、穴部29を「略半球状」と成した場合には、穴部29の全方向から表面張力が均等に掛かり、その結果、被膜30が全方向に均等に形成されるため、被膜30の状態が安定化し、放電特性のバラツキを低減することができるのである。
Further, in the
That is, as in the
10 放電管
12 ケース部材
14 蓋部材
15 蓋部材の外面に形成された底面
16 気密外囲器
17 蓋部材の外面に形成された傾斜面
18 放電電極部
19 蓋部材の外面に形成された凹部
21 蓋部材の外面に形成されたリード接続部
22 放電間隙
23 膨出リブ
26 微小放電間隙
28 トリガ放電膜
29 穴部
30 被膜
33 リード端子
10 discharge tube
12 Case material
14 Lid member
15 Bottom surface formed on the outer surface of the lid member
16 Airtight envelope
17 Inclined surface formed on the outer surface of the lid member
18 Discharge electrode
19 Concave part formed on the outer surface of the lid member
21 Lead connection formed on the outer surface of the lid member
22 Discharge gap
23 bulging ribs
26 Micro discharge gap
28 Trigger discharge membrane
29 holes
30 coating
33 Lead terminal
Claims (1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003400U JP3133822U (en) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | Discharge tube |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007003400U JP3133822U (en) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | Discharge tube |
Publications (1)
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JP3133822U true JP3133822U (en) | 2007-07-26 |
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ID=43284454
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3133822U (en) |
-
2007
- 2007-05-11 JP JP2007003400U patent/JP3133822U/en not_active Expired - Lifetime
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