JP3133786B2 - 顕微鏡観察する方法 - Google Patents

顕微鏡観察する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メニスカス制御用平板
に関するものである。更に詳しくは、本発明は、生物体
組織や細胞などの検体を培養した後、これら検体を顕微
鏡観察する際に用いられるメニスカス制御用平板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】細胞培養は、医学や生物の分野で幅広く
行われている。また、培養用の容器も数々のサイズの容
器が販売され、目的に合った容器を用い細胞培養を行う
ことができるようになった。
【0003】しかし、容器の内径φ16.5mm以下、
つまり、24穴以上の細胞培養容器(例えばベクソン・
テキンソン社製、マイクロテストプレート3070・9
6穴、マルチウェルプレート3047・24穴コスター
社製、クラスターディシュ3548・48穴など)で培
養した細胞を光学顕微鏡で観察しようとすると容器中の
培養液の液面が表面張力で湾曲し、それによるレンズ効
果で、像が劣化してしまう。特に、位相差顕微鏡で観察
しようとすると図1のように照明光中にあるリング開口
81が対物レンズ83中の位相差変調板84のリングコ
ート上に投影されなければならないが、液面のレンズ効
果によってリングコート上と異なる位置、倍率で結像す
る為、適正な位相差変調を行うこうができず、かなり像
が劣化し、視野中心部しか像を見ることが出来ない。ま
た、細胞を測光しようとすると液面の湾曲によって測定
精度が低下してしまう。
【0004】
【発明の目的】そこで、このような問題を解決する方法
として特公平2−30469号に示された光学部材を溶
液に浸漬させる方法が知られている。しかし、この場
合、光学部材はレンズなどは高価な部材でできている
為、繰り返し使用しなければならない。その結果、光学
部材を溶液の入った多数の穴に挿入すると培養液中に異
物が混入(コンタミネーション)する危険性がある。
又、光学部材の洗浄も容易ではない。
【0005】これとは別に、細胞培養プレートのウエル
中に疎水性円筒を挿入する方法が知られている(特開昭
62−69979)。しかし、この方法では円筒によっ
て観察できる視野を狭めてしまい、又、液量が少ないと
きには取扱いが難しい。さらに、前記円筒を培養液中に
挿入する場合、培養液液面の上昇が生じ、液全体が相当
激しく流動攪拌される。その結果、培養容器底面などに
培養されている生体組織または細胞などの検体が過大の
刺激を受け培養が阻害されたり、容器底面から離れ、培
養液中に混ざってしまったりする恐れもある。それゆ
え、前記円筒を使用して正常な培養状態の検体を正確に
観察することは困難である。
【0006】そこで本発明の目的は、培養容器中の培養
液を広い視野で、精度良く、培養液への異物の混入を容
易に防止でき、かつ培養液内を攪乱することなしに、顕
微鏡観察することを可能にする培養液等の液面のメニス
カスを制御する器具を提供することである。
【0007】
【発明の構成】本発明は、容器中の溶液上に浮かせる透
明な平板であって、上記溶液のメニスカスの少なくとも
一部を平坦化するに十分な平面積を有することを特徴と
するメニスカス制御用平板に関する。以下、本発明につ
いて説明する。
【0008】本発明において容器とは、例えば細胞培養
容器である。具体的には24、48又は96孔の円筒形
ウェルを有するマルチウェルを挙げることができる。但
し、容器内をそのまま顕微鏡観察するものであればとく
に限定はない。本発明の容器は、より具体的には、内径
約5〜25mmの生体組織や細胞培養用のプレートのウ
ェルである。容器内径の小さいものほど、メニスカスの
顕微鏡観察に与える悪影響が大きく、本発明の平板の使
用が有効である。
【0009】本発明の平板は、例えばプラスチック、ガ
ラス又はセラミックス製であることができる。但し、透
明な平板であれば特に材質についての制限はない。尚、
透明性が高く、比重が小さくて溶液に浮かせる操作が簡
単なプラスチックが好ましい。プラスチックの例として
は、ポリメチルメタクリレート(PMMA)(比重:
1.08〜1.20)、ポリスチレン(比重:1.04
〜1.11)、ポリエチレン(比重:0.910〜0.
965)、ポリカーボネート(比重:1.20)、ポリ
エステル(比重:1.01〜1.46)、塩化ビニル
(比重:1.35〜1.45)等を挙げることができ
る。
【0010】上記平板の表面の一部又は全部は疎水性で
あることが、平板を溶液に浮かせることが容易になると
いう観点から好ましい。又、表面が疎水性であることに
より、平面の上面に溶液が回り込み、上面を濡らすこと
を防止できる。平板を疎水化する方法としては、例えば
平板に疎水性物質(高分子)を塗布して被膜を形成する
方法、疎水性化合物を化学反応、プラズマ反応、電子
線、放射線又は紫外線を用いた反応で平板上に結合させ
る方法、CVD(化学蒸着)法等を挙げることができ
る。
【0011】平板表面を疎水化処理する以外に、表面エ
ネルギーが低く、水や溶液に濡れにくい物質(例えばテ
フロン)で平板を作成することもできる。疎水性の程度
は、平板上に水滴をたらして接触角を読み取る液滴法、
水中で空気の泡を付着させる気泡法、平板を吊り下げる
吊板法等を用いることができる。接触角としては、例え
ば液滴法の場合30°以上が好ましく、60°以上がよ
り好ましい。例えば、PMMAの場合では64°であ
る。
【0012】平板表面は滅菌されていることが、培養液
中へのコンタミネーションを防止する観点から好まし
い。滅菌法は、平板の材質にもよるが、オートクレーブ
中で熱処理する方法、エチレンオキサイド(EO)ガス
で滅菌する方法、紫外線等の放射線を照射する方法を例
示することができる。
【0013】本発明の平板1は、図2に示すように容器
72中の培養液等の溶液71の表面に形成されるメニス
カス70の少なくとも一部を図3に示すように平坦化す
るものである。尚、メニスカス70は溶液71の表面エ
ネルギーと容器72の内壁73の表面エネルギーによっ
て図2に示すように凹状になる以外に、凸状にもなるこ
ともある。本発明の平板は凹状凸状どちらのメニスカス
に対しても有効である。平板によって平坦化される溶液
の液面の面積(即ち平板の平面積にほぼ相当する)は、
広ければ広いほど、顕微鏡観察の視野が広がることから
好ましい。容器(培養プレートのウェル)の内径が小さ
いものであれば、平板の平面積は容器内の水平断面積に
ほぼ等しく溶液の表面をほとんど覆うものであることが
好ましい。一方、比較的内径の大きい容器にあっては、
溶液表面の全面を覆う必要がない場合もある。一般に
は、平板の表面積は、容器内の水平断面積の50%以上
であることが広い視野を確保するという観点から適当で
ある。
【0014】平板の平面形状及び寸法(厚み)について
は、特に限定はない。平面形状としては、円形(真円
形、楕円形)が一般的であるが、多角形であることもで
きる。又、厚みについては、平板の機械的強度、加工
性、さらには、溶液に浮くものであること等を考慮する
と、例えば0.3〜2mm、好ましくは0.5〜1mm
とすることが適当である。
【0015】本発明の平板を図5〜図10に基づいて説
明する。本発明のメニスカス制御用平板1の斜視図を図
5に示す。メニスカス制御用平板1は、ポリメチルメタ
クリレート(以下、PPMという。比重:1.188
〔25℃〕)からなる円板であり、その上面11と下面
12とは平行平面である。この平板1の厚さは、0.5
mmで上面11及び下面12の直径は、10.5mmで
あって、内径11mmの培養容器に対して用いて好適で
ある。
【0016】図6に示すメニスカス制御用平板2は、図
5の円板の側周縁21に平板を把持具により把持するた
めの把持部を形成したものであり、本例2の把持部2
2、22' は、平板2の側周縁21より平板中心23方
向に向かう平面視半円状の直径1.5mm切込みとして
形成されている。この半円状の切り込みは、平板中心2
3に対して対称的に形成され、22及び22' の1対の
切り込みを把持具を用いて把持した場合、それらが連働
して使用者の意のままに取り扱えるようになる。この半
円状の切り込みの直径は、把持が可能であれば、検鏡視
野を広くするためにできる限り小さい方が好ましい。
【0017】なお、本例の平面視半円状の切り込みは、
半円のみならず、平面視円弧の長い方の円弧(長円弧)
状であっても、短い方の円弧(短円弧)状であってもよ
い。
【0018】図7に示すメニスカス制御用平板3は、平
板3の側周縁31に平面視四角形の3辺によって切り取
られた形状に把持部32、32' を形成したものであ
り、図6の切り込みの形状を変えたものである。切り込
み部分の四角形の1辺の長さは1mmとして形成されて
いる。
【0019】図8に示すメニスカス制御用平板4は、平
板4の側周縁41に、平面視三角形の2辺によって切り
取られた形状に把持部42、42' を形成したものであ
り、図7の切り込みの形状を変えたものである。切り込
み部分の三角形の1辺の長さは1mmとして形成されて
いる。
【0020】図9に示すメニスカス制御用平板5は、円
板側周縁51における円板の中心53に関して対称な位
置を、平行な2平面により、円板の上面及び下面と垂直
な方向へ平面視弦状に切り取られた形状の把持部52、
52' を形成したものである。前記の側周縁を切り取る
平面は、平面視円板側周縁から1mm円板中心方向の位
置とされている。
【0021】図10にはメニスカス制御用平板6の側面
図を示す。平板6は、一方の面に、平板6の移動の際に
把持するための突起62を有する。突起62は、平板6
の平面の中心部よりは周辺に近い所に設けることが、視
野を妨げることがないという観点から好ましい。
【0022】本発明の平板は、予め製造した丸棒を所定
の厚みに切断する方法、原料(溶液)を型に入れて成型
する方法あるいはさらにこれらの方法で得られた平板の
表面を研磨する方法等により得ることができる。
【0023】平板は、吸引スポイトを用いるか、又はピ
ンセットを用いて溶液面に浮かせる。尚、ピンセットを
用いて操作する場合には切り欠きを入れた平板が(例え
ば図6〜9参照)好ましい。
【0024】また、培養用のウェルで用いる観点から、
使用前に予めオートクレーブやエチレンオキサイドガス
による処理あるいは放射線照射による処理で滅菌をして
おくことが好ましい。その場合、これらいずれかの処理
に耐える材質を用いて平板を作成する。
【0025】以下本発明のメニスカス制御用平板の作用
について説明する。通常、図2に示すように容器72に
入れた溶液71の表面は、平坦にならずメニスカス70
を形成する。倒立位相差顕微鏡で溶液中を観察する場
合、図1に示すようにメニスカス70が存在すると、コ
ンデンサー側の位相差リング開口81からコンデンサー
レンズ82を介して溶液71中を透過した光90は、対
物レンズ83を介しても適正な位相差変調を行うことが
できず、位相差変調板84上に結像せず、変調板84か
らずれた位置にコンデンサー開口像91が結像してしま
う。その結果、像がかなり劣化して観察が困難になる。
【0026】一方、本発明の平板を用いると、図3に示
すように容器72中の溶液71のメニスカス70は平板
1によって、平板1と容器内壁73間の限られた部分を
除いて平坦化される。その結果、図4に示すように、コ
ンデンサー開口像92は、位相差変調板84上に結像す
る。
【0027】通常例えば、内径15mmの円筒状ウェル
中では、本発明の平板を使用しないと円筒断面積の約3
0%しか視野が得られないのに対して、例えば直径13
mm(円筒断面積に対する平板平面積は95%)の平板
を用いた場合は、約85%以上の視野を得ることができ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明のメニスカス制御用平板によれ
ば、培養プレートのウェル内で培養されている生体組織
や細胞を顕微鏡観察する際にウェル中の培養液表面に形
成されるメニスカスに起因する検鏡視野の狭窄を改善す
ることの出来るとともに、正常な培養状態の生体組織や
細胞を正確に視察することが出来るため、きわめて有用
である。
【0029】さらに、従来技術の特開昭62−6997
9号公報の器具の場合、水溶液中に出し入れする際、液
面の上昇下降が生じ、それにともなって水溶液全体が相
当厳しく流動攪拌される。これに対し、本発明のメニス
カス制御用平板は、ほとんど液面の変化はなく、液全体
は静置状態とほとんど変わりない状態に保たれるため、
培養細胞に何ら悪影響を与えないという利点もある。
【0030】また、本発明のメニスカス制御用平板は安
価であり、特にウェル孔全てを使わずたとえ1孔しか用
いない観察においても1枚で対応することが出来、きわ
めて経済的である。さらに、ディスポーザブル平板とし
て使用することが出来るため、使用者にとってきわめて
有用である。
【0031】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。 実施例1 ポリメチルメタクリレート製の平板を切削及び研磨し
て、厚さ0.5mm、平面の直径が10.5mmの本発
明のメニスカス制御用平板を得、これをEO滅菌した。
【0032】これとは別に細胞培養用48孔マルチウェ
ルを用い白内障手術時に得られた前嚢片付きヒト水晶体
上皮細胞を、10%牛胎児血清添加MEM溶液0.5m
lをウェルに加えて37度C、5%炭酸ガスと95%空
気の雰囲気で3週間静置培養した。常法に従って倒立位
相差顕微鏡(オリンパスIMT−2)で観察を行った。
その結果を図12の写真に示す。中心部のみ(全視野の
約25%)が写り、視野全体を観察することができな
い。その培養液にウェルの内径11mmより僅かに小さ
い前述のPMMA製平板を浮かせ同一部分の観察を行っ
た。その結果を図13の写真に示す。両方の写真におけ
る特徴的細胞に注目すれば図13の写真は全視野(ほぼ
100%)で明瞭な映像を撮らえられた。
【0033】実施例2 実施例1と同様の操作を直径10.5mmの代わりに7
mmの平板を作成し、これを用いたときの結果を図14
の写真に示す。平板の下では明瞭に細胞が観察されるが
平板外ではほとんど観察することができず、平板を用い
ることにより明瞭な観察ができることがわかる。
【0034】実施例3 実施例1と同様の10.5mmの平板を用い、同様の操
作を行って、20倍対物レンズによる観察を行った。そ
の結果を図15の写真に示す。きわめて明瞭な映像が得
られ、細胞の詳細な形態観察が可能となった。この写真
から細胞は前嚢片上、前嚢下及びウェル底上に存在しそ
れぞれ特徴的形態を示すことが見いだされた。
【0035】実施例4 実施例1と同様の操作により15.5mm、厚さ1mm
の平板を作成し、これを24孔マルチウェル(内径1
6.5mm)に浮かせた。これにより実施例1と同様に
明瞭な視野を得ることができた。
【0036】実施例5 倒立位相差顕微鏡の代りに正立型顕微鏡を用いた他は実
施例1と同様にして観察を行った。
【0037】従来、培養容器を下部から照明し、容器上
部から観察できる正立型顕微鏡で観察する場合、培養液
面の湾曲によって観察が不可能であった。しかし、本発
明の平板を用いて、培養容器中の溶液のメニスカスを平
板化することで、正立型顕微鏡による明視野、位相差、
ノマルスキー等についても観察が可能になった。図11
に示すように、本発明の平板1を溶液71に浮かべるこ
とで、コンデンサー開口像92は、位相差変調板84上
に結像させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】倒立位相差顕微鏡で容器中の溶液を観察する場
合の説明図である。
【図2】容器中の溶液のメニスカスを示す断面図であ
る。
【図3】容器中の溶液に本発明の平板1を浮かべて平坦
化したところを示す断面図である。
【図4】倒立位相差顕微鏡で本発明の平板1を浮かべた
溶液を観察する場合の説明図である。
【図5】本発明の平板1の斜視図である。
【図6】本発明の平板2の平面図である。
【図7】本発明の平板3の平面図である。
【図8】本発明の平板4の平面図である。
【図9】本発明の平板5の平面図である。
【図10】本発明の平板6の側面図である。
【図11】正立型顕微鏡で、本発明の平板1を浮かべた
溶液を観察する場合の説明図である。
【図12】生物の形態を示す図面に代る写真である。
【図13】生物の形態を示す図面に代る写真である。
【図14】生物の形態を示す図面に代る写真である。
【図15】生物の形態を示す図面に代る写真である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6:本発明のメニスカス制御用平
板 70:メニスカス
フロントページの続き (72)発明者 河野 芳弘 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−69979(JP,A) 田中克巳著 顕微鏡の使い方 第9版 昭和43年5月15日裳華房発行 第219 頁及び第221頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 21/00 - 21/36 G01N 1/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器中の細胞培養溶液に含まれる生物体組
    織又は細胞を顕微鏡観察する方法であって、前記溶液表
    面に、透明で、かつ把持部を有する平板を、前記把持部
    を把持しながら置き、浮かせた平板により前記溶液表面
    のメニスカスの少なくとも一部を平坦化し、視野を確保
    することを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】生物体組織又は細胞が容器の底面で培養さ
    れたものであり、溶液内の生物体組織又は細胞を攪乱す
    ることなしに顕微鏡観察する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】観察用の光を、前記平板を介して前記溶液
    に照射し、前記溶液を透過した光を位相差顕微鏡で観察
    する請求項1又は2に記載の方法。
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田中克巳著 顕微鏡の使い方 第9版 昭和43年5月15日裳華房発行 第219頁及び第221頁

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