JP3133523U - ミスト浴装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴槽の上部を広く覆う蓋の着脱が不要で浴槽への出入りが面倒でなく、従来のミスト浴装置にない効果を得ることができるミスト浴装置を提供する。
【解決手段】ミスト浴装置5は、浴槽部10と、温水供給管32、34とを有し、温水供給管34には、温水を霧状に噴射する噴射ノズルが設けられている。浴槽部10は、表面に釉薬が施釉された陶器により形成され、底壁部12と、底壁部12の周縁から立設した側壁部14と、側壁部14の上端に形成された開口部22とを有し、開口部22の大きさが底壁部12の内底面の大きさよりも小さく形成されており、側壁部14の背面側には、開口部22とつながった切欠部が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、ミスト浴装置に関するものである。
従来より、浴室内にミストを噴霧するとともに、浴室内を暖房してミストサウナ浴を行なうことができるミスト装置が存在する(特許文献1)。
また、浴槽内にミストを発生させるものとして、浴槽の上端面に載置するスローイング装置及び蓋と、浴槽内に微細な水滴を吹き込む霧吹装置とを有する浴槽用健康器具が存在する(特許文献2)。
特開2002−336327号公報 特開2006−136349号公報
しかし、上記特許文献1のミスト装置においては、浴室内全体にミストを飛散させることから多くの量のミストを飛散させなければならないため、効率が悪いという問題があり、また、浴室内にミストを飛散させると、入浴者の眼、鼻、口内にミストが入るため入浴者が不快に感じるという問題があった。
特許文献2の浴槽用健康器具は、浴槽に蓋をして入浴者の頭部を出した状態でミスト浴を行なうので、特許文献1のように多くのミストを飛散させなければならないという問題はなく、また、入浴者の眼、鼻、口内にミストが入ることにより入浴者が不快に感じるおそれはないが、浴槽の上部全体が開口しているために広い面積を蓋で覆う必要があり、特に、入浴者が出入りする際に、浴槽の上部を広く覆う蓋を着脱しなければならないために浴槽への出入りが面倒であるという問題がある。
また、ミスト浴装置において、従来にない効果を得ることができるものが期待されていた。
そこで、本考案は、浴槽の上部を広く覆う蓋の着脱が不要で浴槽への出入りが面倒でなく、従来のミスト浴装置にない効果を得ることができるミスト浴装置を提供することを目的とするものである。
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、ミスト浴を行うためのミスト浴装置であって、表面に釉薬が施釉された陶器により形成された浴槽部で、浴槽部の底部を構成する底壁部と、底壁部の周縁から立設した側壁部と、側壁部の上端に形成された開口部とを有し、開口部の大きさが底壁部の内底面の大きさよりも小さく形成された浴槽部と、浴槽部を貫通するとともに浴槽部の内部に設けられた温水供給管と、浴槽部の内部に設けられた温水供給管に取り付けられた噴射ノズルで、温水供給管により供給された温水を霧状に噴射する噴射ノズルと、を有することを特徴とする。
この第1の構成のミスト浴装置においては、浴槽部内に座った状態で、温水供給管から温水を供給して、噴射ノズルから温水を霧状に噴射することによりミスト浴を行う。本考案のミスト浴装置によれば、開口部の大きさが底壁部の内底面の大きさよりも小さく形成されているので、浴槽部の底壁部の上側の領域の一部が覆われた状態になっており、わざわざ浴槽の上部を蓋部により覆う必要がなく、浴槽の上部を広く覆う蓋の着脱が不要で浴槽への出入りを容易とすることができる。また、浴槽部が陶器により構成されているので、温水のミストにより浴槽部が温められることにより、浴槽部から遠赤外線が発生し、身体を十分温めることができる。また、浴槽部が陶器により形成されていて、表面には釉薬が施釉されているので、洗浄が容易であり、また、浴槽部自体の劣化を防止することができる。このように、浴槽部が陶器で形成されていることにより、従来のミスト浴装置にない効果を得ることができる。なお、浴槽部における底壁部は略長方形状の平板状であるのが好ましい。
また、第2には、上記第1の構成において、浴槽部の側壁部には、開口部につながった切欠部で、浴槽部内に出入りするための切欠部が設けられていることを特徴とする。よって、この切欠部により、入浴者が出入りするための空間が広く形成されるので、浴槽への出入りをより容易とすることができる。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、上記浴槽部における側壁部が、その正面側において、上方にいくに従い背面側に傾斜した傾斜部を有し、その背面側において、浴槽部内に出入りするための切欠部で、上記開口部とつながった切欠部を有することを特徴とする。よって、傾斜部により、浴槽部の底壁部の上側の領域の一部が覆われた状態になり、わざわざ浴槽の上部を蓋部により覆う必要がなく、また、側壁部には、開口部につながった切欠部が設けられているので、浴槽への出入りを容易とすることができる。なお、浴槽部の底壁部は略長方形状の平板状とするのが好ましい。
また、第4には、上記第1又は第2の構成において、上記浴槽部が、該側壁部の上端に連設された上面壁部で、底壁部の正面側の上側の領域を覆う上面壁部を有し、側壁部の上端に形成された開口部が側壁部の上端の背面側に設けられていることを特徴とする。よって、上面壁部が設けられていることにより、浴槽部の底壁部の上側の領域の一部が上面壁部により覆われているので、わざわざ蓋部により覆う必要がなく、浴槽の上部を広く覆う蓋の着脱が不要で浴槽への出入りを容易とすることができる。なお、浴槽部の底壁部は略長方形状の平板状とするのが好ましい。
また、第5には、上記第1又は第2の構成において、上記浴槽部における底壁部が、略円形の平板状を呈し、側壁部が、その正面側において浴槽部内に出入りするための切欠部で、上記開口部とつながった切欠部を有することを特徴とする。よって、この切欠部により、入浴者が出入りするための空間が広く形成されるので、浴槽への出入りをより容易とすることができる。
また、第6には、上記第1から第5までのいずれかの構成において、上記浴槽部の内側の表面には、ラジウム鉱石の粉末を含有した釉薬が塗布されていることを特徴とする。これにより、マイナスイオンが発生し、身体に好適となる。
本考案に基づくミスト浴装置によれば、開口部の大きさが底壁部の内底面の大きさよりも小さく形成されているので、浴槽部の底壁部の上側の領域の一部が覆われた状態になっており、わざわざ浴槽の上部を蓋部により覆う必要がなく、浴槽の上部を広く覆う蓋の着脱が不要で浴槽への出入りを容易とすることができる。また、浴槽部が陶器により構成されているので、温水のミストにより浴槽部が温められることにより、浴槽部から遠赤外線が発生し、身体を十分温めることができる。また、浴槽部が陶器により形成されていて、表面には釉薬が施釉されているので、洗浄が容易であり、また、浴槽部自体の劣化を防止することができる。このように、浴槽部が陶器で形成されていることにより、従来のミスト浴装置にない効果を得ることができる。
本考案においては、浴槽の上部を広く覆う蓋の着脱が不要で浴槽への出入りが面倒でなく、従来のミスト浴装置にない効果を得ることができるミスト浴装置を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本考案の実施例1に基づくミスト浴装置5は、図1〜図5に示すように構成され、浴槽部10と、ミスト発生部30とを有している。なお、図面において、Y1−Y2方向は、X1−X2方向に直角な方向であり、Z1−Z2方向は、X1−X2方向及びY1−Y2方向に直角な方向である(他の実施例においても同じ)。
ここで、浴槽部10は、下側領域を除き、上部にいくに従い縮径した形状を呈し、特に、上部にいくに従い正面側(Y1側)が背面側(Y2側)に縮径して前後方向の幅が小さくなる構成となっている。この浴槽部10は、陶器により形成されている。つまり、浴槽部10は、陶製である。
すなわち、浴槽部10は、底壁部12と、側壁部14とを有していて、底壁部12は、平板状(具体的には、略長方形状の平板状)を呈し、方形状の平板部の正面側に略半円状の平板部をつなげた形状を呈している。この底壁部12には、浴槽部10の内部の水を排水するための貫通穴12aが形成されている。
また、側壁部14は、底壁部12の周縁から上方に立設して設けられ、その正面側の部分は、下端位置から所定の高さ(浴槽部10の高さの1/5〜1/3の高さ)までは正面側に傾斜するが、それよりも上方の領域では、上方に行くに従い背面側に傾斜した傾斜部14aを有している。つまり、側壁部14の正面側の部分は、下側が正面側に尖った形状となっている。なお、側壁部14の正面側の部分(具体的には、下側の尖った部分)には、温水供給管32を通すための貫通穴が設けられている。また、側壁部14の右側面側の部分は、図4に示すように、背面側は略平板状を呈するが、正面側の先端領域においては、左側面側に湾曲する形状を呈している。なお、側壁部14の右側面側の部分の右側面視においては、図1に示すように、背面側の辺部は略垂直となっているが、正面側の辺部は、正面側の部分の形状に応じて、下側が尖っていて上方にいくに従い背面側に傾斜した形状となっている。また、側壁部14の左側面側の部分は、側壁部14の右側面側の部分と線対称に形成されている。
また、側壁部14の背面側の部分は、略平板状を呈するが、図2に示すように、その上端から下側にかけて略方形状の切欠部20が形成されている。これにより、側壁部14の背面側の部分は、背面視においては、上方が開口した略コ字状を呈している。なお、側壁部14の背面側の部分の両側の上端部分の外側には、背面側に突出した突状部16が計一対形成されている。この突状部16は、図1に示すように、正面側の略円板状の小径部16aと、該小径部16aの背面側に形成された略円板状の大径部16bとから構成され、大径部16bの径が小径部16aの径よりも大きく形成されている。また、側壁部14の背面側の部分の両側の上端部分の内側には、正面側に突出した突状部17が計一対形成されている。この突状部17は、根本側の小径部と先端側の大径部とを有し、根本側よりも先端側が大径に形成されている。また、浴槽部10の上端、すなわち、側壁部14の上端に囲まれた部分は、開口していて、開口部22が形成されている。この開口部22の平面視における形状は、図4に示すように、方形状の正面側に半円をつなげた形状となっている。この開口部22の背面側は、切欠部20の上端とつながっている。
上記のように、側壁部14の正面側の部分が背面側に傾斜した構成となっているので、底壁部12の上側の領域の一部(具体的には、20〜50%)が覆われた構成となっている。これにより、開口部22の大きさが底壁部12の内底面の大きさよりも小さく形成された構成となっている。
浴槽部10の高さは、図1、図2、図4に示すように内部に椅子40を置いて座った状態で、入浴者の頭部が開口部22から上方に露出するように設定されている。
浴槽部10は、上記のように構成されていて、背面側の切欠部20を除けば、全体に靴の形状に近似した形状をしており、略靴形状をしているといえる。
また、この浴槽部10は、全体に陶器により一体に形成されていて、外側の表面及び内側の表面に釉薬が施釉されている。
次に、ミスト発生部30は、温水供給管32と、温水供給管34とを有し、温水供給管32は、直線状の管部で、側壁部14における正面側の部分に設けられた穴部に挿通されている。この温水供給管32の外側の端部には、温水供給装置が接続される。
また、温水供給管34は、浴槽部10内の下側の正面側領域に設けられ、温水供給管32の端部に接続されている。この温水供給管34は、図5に示すように、略コ字状を呈し、その端部や側面には、噴射ノズル36が設けられている。よって、温水供給管32に接続された温水供給装置から温水が所定の圧力(噴射ノズル36からミストが噴射される程度の圧力)により供給されると、温水は、温水供給管32から温水供給管34に至り、噴射ノズル36から温水のミスト(霧)が噴射されることになる。
なお、ミスト発生部30における温水供給管34は、略コ字状を呈し、浴槽部10内の下側の正面側に設けられているものとして説明したが、浴槽部10内の下側領域の側壁部14の内側に沿って設けるようにしてもよい。
また、ミスト発生部30には、噴射ノズル36からの噴射量を制御するためのバルブを設けて、ミスト浴装置5を使用しない場合には、バルブを閉じ、一方、ミスト浴装置5を使用する場合には、ミストの量を調整できるようにするのが好ましい。なお、そのようなバルブは、ミスト発生部30に設けなくとも、温水供給管32の外側の端部に接続される部材(例えば、温水供給装置に接続された温水供給管)に設けるようにしてもよい。
上記構成のミスト浴装置5を製造するに際しては、まず、浴槽部10を製造する。すなわち、素地用材料を浴槽部10の形状に形成し、その外側の表面と内側の表面とに釉薬を塗布した後に焼成する。その際、浴槽部10の内側に塗布する釉薬は、ラジウム鉱石の粉末が含有された釉薬を塗布する。以上のように浴槽部10が製造されたら、ミスト発生部30を浴槽部10に取り付ける。
上記構成のミスト浴装置5の使用状態について説明する。使用に際しては、予め温水供給管32の外側の端部に温水供給装置を接続して、ミスト発生部30に温水を供給するようにする。また、ミスト浴装置5を使用する際には、図1、図2、図4に示すように、浴槽部10内に椅子40を設置し、図6に示すように、この椅子40に座った状態で、ミスト発生部30の噴射ノズル36からミスト(霧)状の温水を発生させてミスト浴を行なう。ミスト浴装置5内に出入りするには、背面側の切欠部20を通ればよい。なお、噴射されたミストを浴槽部10内に充満するようにするため、図6に示すように、開口部22の上部にタオル50を掛けるとともに、一対の突状部16にもタオル52をかけて切欠部20を覆うようにするのが好ましい。なお、側壁部14の背面側の部分の内側にも突状部17が設けられているので、この突状部17にタオルを掛けることもできる。
以上のように、ミスト浴装置5によりミスト浴を行なうことにより、発汗を促すとともに、肌に水分を補給することができる。特に、ミスト浴は、身体への負担が少ないため、ドライサウナや通常の風呂に比べて長時間入浴することができ、身体を芯から温めることができる。
上記構成のミスト浴装置5においては、浴槽部10の底壁部12の上側の領域の一部が側壁部14により覆われているので、わざわざ蓋部により覆う必要がなく、また、背面側に設けられた切欠部20が設けられていることにより出入りが容易となるので、浴槽の上部を広く覆う蓋の着脱が不要で浴槽への出入りを容易とすることができる。
また、ミスト浴装置5の浴槽部10が陶器により構成されているので、温水のミストにより浴槽部10が温められることにより、浴槽部10から遠赤外線が発生し、身体を十分温めることができる。また、浴槽部10の内側の表面には、ラジウム鉱石の粉末を含有した釉薬が施釉されているので、ラジウムの微量放射線による電離作用によりマイナスイオンが発生し、身体に好適となる。また、浴槽部10が陶器により形成されていて、表面には釉薬が塗布されているので、洗浄が容易であり、また、浴槽部10自体の劣化を防止することができる。このように、浴槽部10が陶器で形成されていることにより、従来のミスト浴装置にない効果を得ることができる。
次に、本考案の実施例2に基づくミスト浴装置について説明する。実施例2のミスト浴装置は、上記実施例1のミスト浴装置と略同様の構成であるが、実施例1のように椅子を用いることなく、浴槽内に直接座るタイプであるため、上面側の開口部の正面側の部分が実施例1の場合よりも低く構成されている。
すなわち、実施例2のミスト浴装置105は、図7、図8に示すように構成され、浴槽部110と、ミスト発生部30とを有し、浴槽部110は、下側領域を除き、上部にいくに従い縮径した形状を呈し、特に、上部にいくに従い正面側が背面側に縮径して前後方向の幅が小さくなる構成となっている。この浴槽部110は、陶器により形成されている。
すなわち、浴槽部110は、底壁部112と、側壁部114と、上面壁部116とを有していて、底壁部112は、平板状(具体的には、略長方形状の平板状)を呈し、方形状の平板部の正面側に略半円状の平板部をつなげた形状を呈しており、この底壁部112には、浴槽部110内の水を排水するための貫通穴が形成されている。
また、側壁部114は、底壁部112の周縁から上方に立設して設けられていて、その背面側(Y2側)と左側面側(X1側)と右側面側(X2側)は底壁部112に対して略直角に立設しているが、正面側(Y1側)は、背面側に若干傾斜して立設している。なお、側壁部114の正面側の部分には、温水供給管32を通すための貫通穴が設けられている。
また、上面壁部116は、浴槽部110の正面側において、側壁部114により囲まれた空間をカバーするように形成されている。すなわち、上面壁部116は、側壁部114の右側面側の一部と、左側面側の一部と、正面側の上端をカバーするように形成されている。このように、側壁部114の正面側と右側面側と左側面側とで底壁部112の上部の領域の50〜60%が覆われている。これにより、開口部122の大きさが底壁部112の内底面の大きさよりも小さく形成された構成となっている。
また、浴槽部110の上端、すなわち、側壁部114の上端と上面壁部116の端部により囲まれた部分は、開口していて、開口部122が形成されている。この開口部122の平面視における形状は、図7に示すように、略半円状となっている。
なお、この浴槽部110の高さは、図8に示すように、底壁部112の上面に直接座った状態で、頭部が開口部122から上方に露出するように設定されている。
浴槽部110は、上記のように構成されていて、全体に靴の形状に近似した形状をしており、略靴形状をしているといえる。
また、この浴槽部110は、全体に陶器により一体に形成されていて、外側の表面及び内側の表面に釉薬が塗布されている。
また、ミスト発生部30の構成は、実施例1の場合と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
上記構成のミスト浴装置105を製造するに際しては、まず、浴槽部110を製造する。すなわち、素地用材料を浴槽部110の形状に形成し、その外側の表面と内側の表面とに釉薬を塗布した後に焼成する。その際、浴槽部110の内側に塗布する釉薬は、ラジウム鉱石の粉末が含有された釉薬を塗布する。以上のように浴槽部110が製造されたら、ミスト発生部30を浴槽部110に取り付ける。
上記構成のミスト浴装置105の使用状態について説明する。使用に際しては、予め温水供給管32の外側の端部に温水供給装置を接続して、ミスト発生部30に温水を供給するようにする。そして、開口部122から浴槽部110内に入って座った状態で、ミスト発生部30の噴射ノズル36からミストを発生させてミスト浴を行なう。
以上のように、ミスト浴装置105によりミスト浴を行なうことにより、発汗を促すとともに、肌に水分を補給することができる。特に、ミスト浴は、身体への負担が少ないため、ドライサウナや通常の風呂に比べて長時間入浴することができ、身体を芯から温めることができる。
上記構成のミスト浴装置105においては、浴槽部110の底壁部112の上側の領域の一部が上面壁部116により覆われているので、わざわざ蓋部により覆う必要がなく、浴槽の上部を広く覆う蓋の着脱が不要で浴槽への出入りを容易とすることができる。
また、ミスト浴装置105の浴槽部110が陶器により構成されているので、温水のミストにより浴槽部110が温められることにより、浴槽部110から遠赤外線が発生し、身体を十分温めることができる。また、浴槽部110の内側の表面には、ラジウム鉱石の粉末を含有した釉薬が塗布されているので、マイナスイオンが発生し、身体に好適となる。また、浴槽部110が陶器により形成されていて、表面には釉薬が塗布されているので、洗浄が容易であり、また、浴槽部110自体の劣化を防止することができる。このように、浴槽部110が陶器で形成されていることにより、従来のミスト浴装置にない効果を得ることができる。
次に、本考案の実施例3に基づくミスト浴装置について説明する。この実施例3のミスト浴装置は、実施例2のミスト浴装置と同様に、浴槽内に直接座るタイプであるが、入浴者の胸の位置よりも上方が露出するタイプのものである。
すなわち、実施例3のミスト浴装置205は、図9、図10に示すように構成され、浴槽部210と、ミスト発生部30とを有している。
ここで、浴槽部210は、底壁部212と、側壁部214とを有し、底壁部212は、略平板状を呈し、略円形の平板状を呈している。この底壁部212には、浴槽部210内の水を排水するための貫通穴が形成されている。
また、側壁部214は、底壁部212の周縁から外側の丸みを帯びた曲面状に立設していて、開口部222の大きさが底壁部212の内底面の大きさよりも小さく形成された構成となっている。なお、側壁部214の正面側(Y1側)の部分には、温水供給管32を通すための貫通穴が設けられている。
また、浴槽部110の上端には、略円形の開口部222が設けられているとともに、側壁部214の正面側には、略半円状の切欠部220が設けられていて、開口部222と切欠部220とはつながった状態となっている。
なお、この浴槽部210の高さは、図10に示すように、底壁部212の上面に直接座った状態で、入浴者の胸から上方が開口部222から上方に露出するように設定されている。
また、この浴槽部210は、全体に陶器により一体に形成されていて、外側の表面及び内側の表面に釉薬が塗布されている。
また、ミスト発生部30の構成は、実施例1の場合と同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
上記構成のミスト浴装置205を製造するに際しては、まず、浴槽部210を製造する。すなわち、素地用材料を浴槽部210の形状に形成し、その外側の表面と内側の表面とに釉薬を塗布した後に焼成する。その際、浴槽部210の内側に塗布する釉薬は、ラジウム鉱石の粉末が含有された釉薬を塗布する。以上のように浴槽部210が製造されたら、ミスト発生部30を浴槽部210に取り付ける。
上記構成のミスト浴装置205の使用状態について説明する。使用に際しては、予め温水供給管32の外側の端部に温水供給装置を接続して、ミスト発生部30に温水を供給するようにする。そして、開口部222と切欠部220により構成された開口から浴槽部210内に入って座った状態で、ミスト発生部30の噴射ノズル36からミストを発生させてミスト浴を行なう。
以上のように、ミスト浴装置205によりミスト浴を行なうことにより、発汗を促すとともに、肌に水分を補給することができる。特に、ミスト浴は、身体への負担が少ないため、ドライサウナや通常の風呂に比べて長時間入浴することができ、身体を芯から温めることができる。
上記構成のミスト浴装置205においては、開口部222が設けられているとともに、切欠部220が設けられているので、浴槽への出入りを容易とすることができる。
また、ミスト浴装置205の浴槽部210が陶器により構成されているので、温水のミストにより浴槽部210が温められることにより、浴槽部210から遠赤外線が発生し、身体を十分温めることができる。また、浴槽部210の内側の表面には、ラジウム鉱石の粉末を含有した釉薬が塗布されているので、マイナスイオンが発生し、身体に好適となる。また、浴槽部210が陶器により形成されていて、表面には釉薬が塗布されているので、洗浄が容易であり、また、浴槽部210自体の劣化を防止することができる。このように、浴槽部210が陶器で形成されていることにより、従来のミスト浴装置にない効果を得ることができる。
本考案の実施例1に基づくミスト浴装置の構成を示す側方斜視図である。 本考案の実施例1に基づくミスト浴装置の構成を示す後方斜視図である。 本考案の実施例1に基づくミスト浴装置の構成を示す前方斜視図である。 本考案の実施例1に基づくミスト浴装置の構成を示す平面図である。 ミスト発生部の構成を示す要部斜視図である。 本考案の実施例1に基づくミスト浴装置の使用状態を示す後方斜視図である。 本考案の実施例2に基づくミスト浴装置の構成を示す前方斜視図である。 本考案の実施例2に基づくミスト浴装置の構成と使用状態を示す側面図である。 本考案の実施例3に基づくミスト浴装置の構成を示す前方斜視図である。 本考案の実施例3に基づくミスト浴装置の構成と使用状態を示す側面図である。
符号の説明
5、105、205 ミスト浴装置
10、110、210 浴槽部
12、112、212 底壁部
14、114、214 側壁部
16、17 突状部
20、220 切欠部
22、122、222 開口部
30 ミスト発生部
32、34 温水供給管
36 噴射ノズル
116 上面壁部

Claims (6)

  1. ミスト浴を行うためのミスト浴装置であって、
    表面に釉薬が施釉された陶器により形成された浴槽部で、浴槽部の底部を構成する底壁部と、底壁部の周縁から立設した側壁部と、側壁部の上端に形成された開口部とを有し、開口部の大きさが底壁部の内底面の大きさよりも小さく形成された浴槽部と、
    浴槽部を貫通するとともに浴槽部の内部に設けられた温水供給管と、
    浴槽部の内部に設けられた温水供給管に取り付けられた噴射ノズルで、温水供給管により供給された温水を霧状に噴射する噴射ノズルと、
    を有することを特徴とするミスト浴装置。
  2. 浴槽部の側壁部には、開口部につながった切欠部で、浴槽部内に出入りするための切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のミスト浴装置。
  3. 上記浴槽部における側壁部が、その正面側において、上方にいくに従い背面側に傾斜した傾斜部を有し、その背面側において、浴槽部内に出入りするための切欠部で、上記開口部とつながった切欠部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のミスト浴装置。
  4. 上記浴槽部が、該側壁部の上端に連設された上面壁部で、底壁部の正面側の上側の領域を覆う上面壁部を有し、側壁部の上端に形成された開口部が側壁部の上端の背面側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のミスト浴装置。
  5. 上記浴槽部における底壁部が、略円形の平板状を呈し、側壁部が、その正面側において浴槽部内に出入りするための切欠部で、上記開口部とつながった切欠部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のミスト浴装置。
  6. 上記浴槽部の内側の表面には、ラジウム鉱石の粉末を含有した釉薬が塗布されていることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5に記載のミスト浴装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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